「社会福祉審議会委員」に就任しました。委員会の視察先を提案しました/教育福祉常任委員会協議会

4つの常任委員会で「協議会」が開かれました

本日は、市議会の4つの常任委員会全てにおいて『協議会』が開かれました。

フジノは『教育福祉常任委員会・協議会』に出席しました。

横須賀市議会のスケジュールボードの下にて

横須賀市議会のスケジュールボードの下にて


『協議会』というのは、具体的な議案を議論する正式な委員会の場ではなくて、いろいろな細かな打ち合わせなどを行なう時に開催します。

教育福祉常任委員会協議会のプログラム

教育福祉常任委員会協議会のプログラム


今日のプログラムは、主に2つの事柄でした。

第1に『役職決め』です。

委員会によっては、委員が何らかの役職に就かねばならないこともあります。

『教育福祉常任委員会』の場合には、

の2つに、委員の誰かが抽選で選ばれて就任しなければなりません。

第2に、毎年行なっている『市内視察』の行き先の検討についてです。



なんと「社会福祉審議会」委員に就任することになってしまいました

抽選の結果、なんとフジノが『横須賀市社会福祉審議会』の委員に選ばれてしまいました。

とても落ち込みました...。

何故かというと、これに選ばれてしまうとフジノがとても大切にしている『分科会』の傍聴が不可能になってしまうからです。

『社会福祉審議会』には合計3つの分科会があります。

そして、市議会から選ばれた委員は必ず自動的に『民生委員審査専門分科会』に配属されます。

民生委員審査専門分科会

  1. 審議事項
    民生委員の適否の審査に関する事項を調査審議すること。
  2. 委員の構成
    市議会議員、社会福祉事業従事者、学識経験者等です。委員の任期は3年です。
  3. 委員の公募
    実施していません。
  4. 傍聴
    公開していません。(審議事項が個人情報に関わる事項のため)
  5. 会議概要、会議資料
    公開していません。(審議事項が個人情報に関わる事項のため)

他に3つある『分科会』のうち2つは、これです。

  • 『障害者福祉専門分科会』
    →『障害福祉計画』の策定にあたって議論を担当する等、障がい福祉に関する分科会

  • 『福祉専門分科会』
    →『介護保険事業計画』の策定にあたって議論を担当する等、高齢者福祉に関する分科会

この2つの『分科会』はフジノが政策的に常に最重視しているテーマを扱っており、この10年間、傍聴を欠かしたことはほぼありません。

けれども、これら3つの『分科会』は全て同じ時間帯に同時に開催されてしまうのです。

つまり、フジノが『社会福祉審議会民生委員審査専門分科会』に就任したということは、障がい福祉と高齢者福祉の重要テーマを議論する2つの『分科会』の傍聴が1年間不可能だということなのです。

『民生委員審査専門分科会』もその重要性はもちろん承知しています。

けれども、障がい福祉と高齢者福祉の議論の最前線を傍聴してしっかりと受け止めることができないのは、痛恨の極みです。

何故、市は分科会を同時刻に開催するのか全く理解に苦しみます。

議事録ができあがるのは数カ月近くかかりますから、まず今までのようにフジノは議論の中身を知ることができなくなります。

議論の中身を知らなければ、当然ながら、市議会での質疑にもスピーディーに反映することが全くできなくなります。

これは福祉政策を良くしていく上で、本当に大きなダメージです。

今後どうやって2つの分科会の議論を追いかけていくか、大きな課題になりました。うーむ。



「市内視察」の行き先を提案しました

続いて、常任委員会のメンバーが新しくなった直後に行なっている『市内視察』について議題になりました。

まず、事務局から以下の3か所が提案されました。

健康部

横須賀市立うわまち病院

平成14年の開設時から、指定管理者制度(旧管理委託制度を含む)による管理運営を行なっている。平成27年2月からは、横須賀市立病院運営委員会において、将来的な建替えを見据え、市域の拠点病院としてのあり方の検討を行なってい
る。

こども育成部

横須賀市療育相談センター

平成20年のはぐくみかん開設と同時に運営を開始。地域生活支援部門、診療部門、通園部門の機能があり、通園施設(愛
称「ひまわり園」) の定員は福祉型50名、医療型40名である。平成28年から第2期目の指定管理が開始となり、社会福祉法人青い鳥が引き続き指定管理者となった。

教育委員会事務局

大矢部小学校

本年度から「学校司書Jを全小学校に配置している。大矢部小学校学校図書館は、平成27年度第51回「私の教育記録」(小学館「総合教育技術」)において「特選」を受賞している。

事務局案を受けての意見交換では、伊藤順一議員とフジノが他の施設をいくつか提案しました。

伊藤議員は

  • 動物愛護センター
    →殺処分ゼロに向けた取り組みを委員会で共有していく為

  • 児童相談所
    →増加し続ける児童虐待に現在の体制で対応しきれているか委員会として実態把握する為

  • 大楠幼稚園・諏訪幼稚園
    →市と教育委員会が廃園を打ち出したものの市民運動や土地取得の問題があって廃園は延期と方針転換されたが、そもそも廃園の方針自体の妥当性を再検討する為にも、再度みんなで現場に行って生の声をお聞きしていく必要がある為

を提案されました。

まさにどれもが「その通り!」という提案理由でした。

フジノからは

  • 『うわまち病院』を視察するにあたっては、一般の患者さまが通行できる建物部分ではなくて、本当に深刻な老朽化が進んでいるダクトなどをはじめ患者さまの目に触れない部分こそ視察させてほしい

という要望と

  • 市民病院の院内助産または市内の民間助産院(オハナハウス、かもめ助産院)
    →妊産婦の自殺が多いという調査結果が先日も発表されたが、横須賀市では妊娠前から出産までを一貫して支援していく『ハッピーマイプラン』を2016年度からスタートした。助産師の重要性が市民のみなさまに再認識されてきつつあるものの、その役割と活動を広く市民のみなさまに知っていただく為にも委員会みんなで現場を訪れて意識共有をする必要がある為

という提案をしました。

伊藤議員のご提案もフジノの提案も、もちろんひとりきりでも視察は可能です。

けれども、あくまでも教育福祉常任委員会の委員メンバー全員で訪れて、同じものを見て同じ生の声を聴いて、危機感や問題意識を共有したい、という想いからの提案です。

視察はわずか1日で数か所を回りますので、1か所の滞在時間は2時間程度しかありません。

だからこそ、大切にしたい。全員が行くからこそ意味がある場所に視察に行きたい訳です。

事務局案も伊藤議員案も、どれもいいなぁ。

特に、大楠幼稚園・諏訪幼稚園については、そもそもフジノは廃園に反対を続けてきましたので、委員のみなさんにぜひご覧いただきたいという想いがあります。

また、学校司書の配置の重要性は本当に高いので行きたいです。かつて夏島小学校の図書室も訪れる機会がありましたがボランティアの方々も活発で素晴らしかったです。今回提案があった大矢部小学校もぜひ視察させて頂きたいです。

最終的に実際にどこを視察するかは、6月議会に決定します。

ということで、『教育福祉常任委員会協議会』が終わりました。



「やはりフジノの居場所は教育福祉常任委員会だ」と改めて充実感を覚えました/2015年6月議会・教育福祉常任委員会(2日目)

教育福祉常任委員会(2日目)が開かれました

今日は『教育福祉常任委員会(2日目)』が開かれました。

本日の委員会の閉会をお知らせする看板の前にて

本日の委員会の閉会をお知らせする看板の前にて


他の委員会の場合、議案や報告などの審査は1日で終わることが多いです。

けれども教育福祉常任委員会はほぼ毎回『予備日』を利用して、長時間にわたる議論になります。

しかも、本会議での一般質問の翌日に教育福祉常任委員会はいつも開催されるので、質問づくりの為に、徹夜が続きます。

本当に毎回毎回、体がとてもつらいです。

けれどもガンガン質疑をして、気持ちはものすごく充実感を覚えました。

委員長に

「フジノ議員、持ち時間を過ぎておりますので質問をそろそろ止めて下さい」

と制止されるその瞬間まで、1秒もムダにせずにフジノは全力を尽くしました。



政治家フジノを市民のみなさまが「こきつかう」のに最適なのがこの委員会なのです

やはり1年ぶりに帰ってきて、今日もハッキリと感じました。

社会保障・社会福祉政策、教育、児童家庭福祉にずっと取り組んできた政治家フジノの居場所は、ここ『教育福祉常任委員会』なのだ

と。

政治家として市民のみなさまの税金を頂いているフジノが、最も高い専門性をもって行政と向き合うことができるのは、ここなのです。

もちろん、1年間在籍した生活環境常任委員会でもいくつもの提案を実現してきました。

けれども、41年間の人生のうちの大半を精神保健医療福祉をはじめとする社会保障・社会福祉政策に関わってきたフジノです。

市民のみなさまが、政治家フジノを最も「こきつかう」ことができるのは、この委員会に所属させることです。

政治家フジノに支払われているお給料の原資である税金のムダ使いにもならないと思います。



全ての部局に対して合計14問の質問をしました

フジノが今日行なった質疑は、下の通りです。

教育福祉常任委員会でのフジノの質問

  1. 健康部と福祉部への質疑


    【健康部地域医療推進課と福祉部介護保険課への質問】
    (1)『病床機能報告制度』に関して、市立2病院を持つ本市と、指定管理者である地域医療振興協会との関係について

    (2)今回の『診療報酬改定』の目玉として新設された『地域包括ケア病棟』を、市立2病院が選ばなかった理由について

    フジノは市立病院に『地域包括ケア病棟』を新たに開設すべきだと考えています。特に、休床している市民病院の病棟を『地域包括ケア病棟』に転換すべきです。

    (3)『うわまち病院の建てかえ』の議論が進められているが、これは単なる建て替えではなく地域包括ケアシステム実現に向けて大きな意味を持つものであり、現在のように健康部だけで議論を進めるのではなく福祉部も今すぐ議論に積極的に関与する必要性について

    (4)『うわまち病院の建てかえ』とともに議論される『市民病院との機能分担』については、横須賀三浦2次保健医療圏のリーダーである横須賀市が積極的に市内外の病院とその『機能分担』を議論し調整を行っていく必要性について


    【保健所健康づくり課への質問】
    (1)参議院厚生労働委員会が6月2日に『自殺総合対策の更なる推進を求める決議』を全会一致で行ない、今後、自殺対策基本法は改正される。

    かねてフジノが市長に提案してきた横須賀市の『自殺対策行動計画』の策定についても、法改正では市区町村に義務付けされる見込みにある。したがって、今からさらに研究を進めて、PDCAサイクルによって自殺対策の取り組みと成果が明確にできる体制を作っていく必要性について

    (2)『横須賀こころの電話』が今年4月から毎月1日だけ新たに深夜から早朝まで相談を受ける時間帯を延長したが、現在までの状況はどうか。さらにこれまで提案してきた通り、相談員のメンタルヘルスを守り、NPOからの報告を丁寧に聴き必要な支援を積極的に行なっていく必要性について

    (3)かねてから指摘してきた自殺未遂者支援に取り組む本市の『生きる支援相談員』は非常勤で1名のみの雇用で立場が不安定であったが、残念ながらその指摘が的中してしまい、3月で『生きる支援相談員』が退職してしまった。その後、新たな人材を雇用できたか。また、こうした不安定な立場を継続することは今後も自殺未遂者支援の大切な経験と未遂者との信頼関係が退職とともに失われてしまうことにつながるので、常勤化すべき必要性について


    【動物愛護センター(生活衛生課)への質問】
    (1)『動物愛護センター』と地域のNPOやボランティアのみなさんのおかげで殺処分は減っているが、地域猫の存在を好ましく感じない住民の方々とNPO・ボランティアとの餌やりにまつわるトラブルも多発している現状がある。現在は、個々のNPO・ボランティアの方々が地域住民と話し合いをしたり、動物愛護センターが本来業務を超えて仲介に乗り出している。しかし、地域のことに最も精通している市民部コミュニティ支援課など他部署の協力も求めて、住民とのトラブルを積極的な解決を目指す必要性について




  2. こども育成部に対しての質疑

    (1)療育相談センター、特に『医療型児童発達支援センター』の定員は40名だが過去の実績では定員いっぱいまでこどもたちを受け入れていない。直近の在籍数・定員充足率の実績はどのようなものか

    療育相談センターのホームページより

    療育相談センターのホームページより

    (2)昨年来、複数の保護者の方々から、「療育相談センター、特に『医療型児童発達支援センター』に我が子をお願いしたいと頼んでも、断れられた」という苦情が来ている。こども育成部は、指定管理者である社会福祉法人からそうした苦情の報告を受けているか。また、じかに保護者からそうした苦情を受けているか

    (3)療育相談センターの支援体制が手厚く評判が良いのは承知しているが、質の高さだけでなく、保護者が望んでいるのに断るようなことなく定員まできちんと受けるように市は指定管理者を指導すべきではないか




  3. 教育委員会に対しての質疑

    (1)文部科学省から4月30日付けで出された『性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施などについて』との新たな通知では、これまで性同一性障害に偏っていた対応を、同性愛・両性愛・アセクシャルなども含んだ全般的ないわゆる『性的マイノリティ』とされる児童生徒への対応に広げるように求められている。本市教育委員会は、市内学校に対してこの通知を受けてどのような対応をとったか。

    (2)今年も6月に、市内全学校に対して『NPO法人SHIP』からポスター(人はみなそもそも多様な性があること、性的マイノリティに関するあらゆる相談を受け付けている相談窓口の紹介、の2種類)が送られたが、今年も市内学校がそれらをきちんと児童生徒が見る場所に掲示するよう依頼する必要性について。

    (3)そのポスターが掲示された学校とその学校内での掲示場所を教育委員会として把握する必要性について

以上、14問です。

これをわずか30分しかない持ち時間で質疑したので、だいぶ早口になりました。

けれども、用意していた質問は他にも多数ありました。

『持ち時間30分』には行政側の答弁の時間も含まれるので、とても短くあっという間に終わってしまいます。

それでもこの委員会での質疑こそ、実は市長への一般質問以上に大きく政策を動かす大切な機会なのです。フジノは最も重視しています。

今回もたくさんの市民の方々からの声をもとに、また、国・県の審議会や法改正の動きなどをもとに、質問を全力で作りました。

どのような答弁だったのかは明日以降、市議会インターネット録画中継からご覧いただけます。

明日は委員会での市内視察です。

さらに、25日には予備日を使用してなんと教育福祉常任委員会(3日目)が開かれることになりました。

『市立諏訪幼稚園の廃止』に関する集中審議です。

これでこそ、教育福祉福祉委員会です。

委員メンバーとしてはハードですが、深く市民生活に直結することがらがたくさんあるのでとてもやりがいがあります。

自分が在籍していなかった1年間の空白は、今ではさらに燃えあがるモチベーションになっています。

全力でその責務を果たしていきます!



猫と人は必ず共存できる。殺処分ゼロを横須賀でも実現しよう!/映画「みんな生きている〜飼い主のいない猫と暮らして〜」上映と講演「地域猫のすすめ」へ

同じいのちを持ち生きている猫と人との共存に取り組む「にゃんずネット横須賀」の活動は素晴らしい

午後から、『にゃんずネット横須賀』主催の映画上映&講演会に参加しました。

上映会&講演会のちらしより

上映会&講演会のちらしより

『にゃんずネット横須賀』は 公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)が主催する『さくらねこ不妊手術事業』の協働ボランティアだそうです。

『人と猫との共存』をテーマに、不幸な猫を減らすために個人個人のボランティアがグループを組んで活動していらっしゃいます。

活動内容

  • 猫の適正飼育の普及
  • 避妊、去勢手術の推進
  • 地域猫化及び動物愛護の啓蒙活動
  • 行政への働きかけ

今日の映画上映&講演会は、『地域猫化および動物愛護の啓発活動』の一環ですね。

映画「みんな生きている」講演「地域猫のすすめ」開場にて

映画「みんな生きている」講演「地域猫のすすめ」開場にて


とても良い取り組みだと思います。



会場は超満員でした!

フジノは午前中の『ひとりおやサポーターズひまわり』のこどもたちとの遊びが楽しくて、つい遅刻してしまいました。

すでに会場は超満員。

昨年、近いテーマの映画上映会が開かれた時も満員だったことから、きっと今日も満員になってくれるだろうと信じていました。

でも、実際こうして関心を持つたくさんの方々が集まって下さると、とても頼もしいです。

場内は超満員でした

場内は超満員でした


映画の内容は、チラシの紹介文を引用しますね。

猫の多い町に住む監督。

9年前に娘さんが拾ってきた仔猫を「エビ」と名付けて育て始めます。

その後、次々と3匹の野良猫を保護。

回虫や瓜実条虫を排出した「シマ」や、エイズのキャリアだった「クロ」らに出会います。

この野良猫たちは、どれだけ厳しい環境で生きてきたのか…。

その生き抜く力に感心するとともに、猫たちの境遇に衝撃を受けた監督は、「野良猫の基礎知識を皆に知らせなくては」とビデオカメラを回し始めます。

猫を助けようと活動しているボランティア、獣医師、行政の人々を取材。

また、行政で犬猫殺処分をする国・アメリカ、殺処分を禁止している国・ドイツまで取材に行きます。

猫が好きな人、嫌いな人、猫が増えて困っている地域の人、地域猫を知りたい人、猫のボランティアが何をしているのか知りたい人など、様々な方々に観ていただきたい映画です。

「人にも猫にも住みよい町」にする為の手がかりがきっと見つかるはずです。

映画は、期待通りの内容でした。



絶対に共存できる猫と人。その為に猫嫌いの人も猫好きの人も一緒に活動しています

フジノのそばにも実際に地域猫を守る為の活動をしている方々がいます。そうした活動を日頃お聴きしていて、本当に頭が下がる想いです。

耳カットをされている地域猫は「不妊手術を施している印」です

耳カットをされている地域猫は「不妊手術を施している印」です


現在、全国で「殺処分をゼロにしよう」という機運が高まっています。

そして、それは必ず実現できるとフジノは信じています。

かわいい仔猫たち。でも実は日本において殺処分される猫のうち多くが仔猫なのです

かわいい仔猫たち。でも実は日本において殺処分される猫のうち多くが仔猫なのです


横須賀でも動物愛護センターとNPOのみなさんが協力して、一生懸命に『殺処分ゼロ』に向けてがんばってきて、かなり数は減りました。

例えば、犬はほとんど殺処分されていません。

けれども、上の写真で説明されている通り、殺処分されているのはほぼ仔猫です。



仔猫の殺処分をゼロにする為の、そもそも仔猫が生まれ過ぎないようにする活動が続けられています

過去のフジノの委員会質疑でわかったのですが、横須賀も状況は全く同じです。

下の図が横須賀の殺処分の現状です。

平成20~24年度の殺処分の内訳

平成20~24年度の殺処分の内訳


だから、そもそも『仔猫を殺処分せざるをえない状況』を作り出さない為の活動が必要なのです。

そこで、生まれてすぐ『殺処分』されてしまう、そんな悲しい生涯を送らせないように、そもそも野良猫たちから生まれ過ぎてしまう仔猫を減らそうという活動(不妊・去勢手術)が実践されています。

(出生数の調整は人間社会では倫理的に絶対に許されないことですが、それでもフジノはこの活動は『猫との共存の為に許されるべき行為』だと信じています)

それが、映画の中で紹介された取り組みの数々であり、実際に横須賀で『にゃんずネット横須賀』や『ねこじゃらし工房』らが行なっている活動です。

耳にマークのある猫を知っていますか?

耳にマークのある猫を知っていますか?


猫たちは、1年に3~4回はこどもを産みます。1回の出産で4~6匹も新しい命が生まれます。

でも、地域の野良猫たちが増えすぎれば、猫嫌いの人でなくてもフンやおしっこをはじめ、いろいろなトラブルが起こってしまいます。

不妊手術が終わった印

不妊手術が終わった印

だから、活動をしてくださっているみなさんは、何度も何度も足を運んで餌付けをしたり警戒心を解いて野良猫たちとの距離を少しずつ縮めながら、不妊・去勢手術を野良猫たちに受けさせます。

しかも、ほとんどの活動が善意によって自費で行なわれています。

横須賀市は不妊・去勢手術に対して補助金を出していますが、それでも無料では受けられません。

横須賀市による犬・猫の不妊手術料金の補助

横須賀市による犬・猫の不妊手術料金の補助


理解ある獣医師の方々がさらに安く手術や診察をして下さるなどの協力があって、何とか活動が成り立っています。

そうして仔猫を増やさない活動をしている人たちがいる一方で、ペットショップで飼った猫を安易に捨ててしまう人々が多い現実があります。

猫を捨てることは法律違反です(動物愛護法)。

飼い主が飼えなくなったという猫も犬も横須賀市では保健所が引きとりをしてきましたが、フジノは安易に飼い主たちが犬・猫を行政に引き取りをさせない為に『動物の引き取り料』の値上げを提案してきました。

どうか、犬や猫をはじめ動物たちを買うということは、お金を出して成立する商業行為では無いことを知って下さい。

いのちを買う、それは一生ずっと暮らし続けて看取りのその瞬間までともに生きるということなのです。

最期の日までともに生きていくという決意と覚悟をもって、ペットを家族として一緒に生きて欲しいのです。

どうかお願いします!



講演の資料もぜひご覧下さい

最後に、本日の講演で使用されたパワーポイントが資料として配布されました。

『地域猫』という言葉を生み出し、全国でこうした活動を広めているカリスマ職員・横浜市の黒澤泰さんが講師でした。

ぜひこちらをご覧になって下さいね。




本日は、『にゃんずネット横須賀』のみなさま、本当におつかれさまでした!



横須賀市動物愛護センターで「保護をした動物」の「殺処分」の方法について/炭酸ガスと薬物による処分

2015年予算議会での質疑です。

教育福祉常任委員会(2015年3月4日)の質疑

フジノの質問

動物愛護センター運営管理費の中の『ガス処分機等保守管理委託料』に関連して伺います。
 
本市の『保護をした動物の処分』というのは、年々減少をしていっていて非常に良いことだと思います。

特に犬については、十数頭まで下げることができています。

この件について、動物の『処分方法』を確認したいのですが、本市の場合は『炭酸ガスと薬物による処分』と承知しているのですが、これでよろしいでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
その形で御理解いただいて結構です。



フジノの質問

財政危機の状況も承知しているのですが、あえて伺いたいのですが、その「動物の処分方法を可能な限り苦しみがない形にしてほしい」という運動が全国的に起こっています。
 
実際に動物愛護センターに勤めていらっしゃる方の中からも、『炭酸ガスでの処分方法』の映像を動画サイトに掲載して、「やはりこれは苦しいものなのだ、できれば薬物による、つまり『麻酔による注射で安楽死的な処分』へと切りかえていってほしい」と。

ただ、これにはやはりコストがかかるというのを、それから人手もかかるというのも聞いてはいます。
 
これを、その『炭酸ガス』ではなくて『麻酔注射による処分』へと方向を切りかえていけるものなのか。

その認識を伺いたいと思います。



保健所生活衛生課長の答弁

 
すみません、私の理解が悪かったのかもしれませんが、大型動物に関しましては、まずは『麻酔』で寝かせて、それから『炭酸ガスの処分機』に入れております。



フジノの質問

大型動物についてのお話は承知しました。
 
本市で処分として多いのは、やはり猫かと思うのです。

犬が十数頭で猫が二百数頭という認識しているのですが、例えば動画サイトなどで掲載されている映像というのは、猫をやはり小さいところに押し込めて炭酸ガスで苦しんでいる映像が流れている。

やはり『処分』というとそういうイメージが強いと思うのですが、小型の動物について、犬や猫についての『処分方法』というのはどうされていらっしゃるのですか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
すみません、私の言い方が違っていまして、猫でも生まれたばかりの子猫とかは申しわけないのですが『炭酸ガスの処分機』に入れています。

大型のというか、普通の成猫は麻酔を打ってから処分させていただいています。



フジノの質問

そうすると、ほかのまちで今大きく取り上げられているような『炭酸ガス』での、つまり『二酸化炭素での窒息死』というよりは、基本的には痛みを感じない状況で、仮に『炭酸ガス』をそのまま使うにしても、それは子猫に限定されたものなのだということでよろしいでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
私の言い方が悪くて申しわけございません。

『麻酔』を打って寝かせた状態で『炭酸ガス処分機』に入れているという形です。

ですから、寝ている状態から死に移っているというふうに理解しています。



フジノの質問

あと1点だけ伺わせてください。
 
その子猫については直接『炭酸ガス』という理由は何故なのでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
麻酔を打つまでもないという言い方おかしいのですが、小さい猫ですと、生まれたばかりの猫ですと、そのまま死んでしまうのが現状なのですね。

それですので「少し早めてあげる」という言い方は非常に残酷なのですが、そういう形なので麻酔は打っておりません。



フジノの質問

現状を伺うと、横須賀市の動物愛護センターでやはり里親の取り組みにしても熱心だし、『処分』の仕方も配慮がかなり行き届いている。

その中では、生きる力もほとんどない子猫なので『炭酸ガス』でも影響はないということだとは思うのですが、逆に言うと本当にその数匹であれば、『薬物による死』ではならないのかと思うのですが、その違いというのはどんなところにあるのでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
『致死麻酔』というお話だと思うのです。

『麻酔』を多く打って、死に至らしめるということを委員は言われているのかと思うのですが、なかなかそこまでは全ての小さい生まれたばかりの動物もできないのが現状ですので、現時点では『炭酸ガス』でやらせていただいています。



フジノの質問

それはやはり財政的な理由なのでしょうか。

人手の理由なのでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
財政的な理由もございます。



フジノの質問

現状かなり御配慮いただいていると思いますので、できればもう少しの御配慮をお願いできればなと思います。
 
これは財政的な問題もあると思いますので、しかも本当に他都市と比べて、この人口規模で殺処分が、犬十数頭、猫200頭という少ない数でとどまっているのは努力のたまものだと思うのです。

あとはその『処分』のあり方を一歩進んでもらえないのかなというのが、これも要望として伝えさせておいてください。




横須賀市動物愛護センター勤務の獣医師が避妊手術ができる体制整備へ/殺処分ゼロに向けて

2014年9月議会での質疑です。

教育福祉常任委員会(2014年9月26日)の質疑


フジノの質問

動物愛護センターの運営管理について、1点伺います。
 
先ほどはまの委員の御質問に対して、生活衛生課長は「動物愛護センターの運営管理について今後考えていきたい」というふうにお答えいただいていたのですが、どのような課題を考えておられるのか。

お答えいただければと思います。



保健所生活衛生課長の答弁

 
動物愛護センターができまして数年が経ちました。

その中で、獣医師が実際に動物を例えば避妊の手術とか、そういうものがなかなかできない状況だったのですが、少しずつそういうものを実質やっていって、その数を増やしていけたらいいなと1つは思っております。



フジノの質問

今御答弁いただいたところが正直率直に申し上げて、イメージがまだわかなかったのですが、今のセンターよりも、今まで獣医科医院に頼まないとできなかったことも、センターで受けられるということでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
申しわけございません。

今までは設備があったのですが、実際にそこの『行政の獣医師』がそこで避妊の手術とか、なかなかできてなかったものですから、それを練習と言ったら少し語弊がありますが、徐々にテクニック・技術をおさめていって、今少しずつできてくる状態になっています。それをもう少し広げていきたいという意味でございます。



フジノの質問

動物好きとしては、野良猫がいたりしたときに、飼い主を見つけるには自分のお金で手術をして、それで飼い主を探してというようなことをしたりしているのですけれども、そういうことができないような方であっても、地域で野良猫を確保してセンターにお願いして、でも誰も手術費用の負担なんかができない時に、センターで手術をしてくれて、そして去勢手術が済んだ後なので、より飼い主が見つかりやすい、里親が見つかりやすいというような、そういうようなよい変化も起こるというような感じでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
いわゆる野良猫までは、まだまだ先になると思いますが、譲渡できるような猫、負傷してきたり、預かった猫で譲渡できるようなときに、お渡しする前に不妊手術を施してからお渡ししていくという方向です。



フジノの質問

わかりました。
 
今後もその取り組みはぜひ進めていただきたいというふうに思います。またぜひ伺わせてください。

横須賀市動物愛護センターが殺処分せざるをえないのは生後間もない子猫のみ/NPO等と連携して何とか殺処分を減らせないか

2012年9月議会での質疑です。

教育福祉常任委員会(2012年9月24日)の質疑


フジノの質問

続いて、『動物愛護管理』について伺います。
 
犬・猫等の安楽死195件ということです。

「横須賀市の安楽死の数はとても少ない」ということで評価を受けてきたと思うのですが、平成23年度については子猫は144匹を安楽死するということに至っています。

ほとんどの場合、子猫は譲渡に落ち着くことが多いというのが例年のことだと思うのですが、今回これだけの数が譲渡に至らなかった理由はどうしてなのでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
子猫なのですが、生後間もない猫が多いのです。

生後間もない猫は「生きていけない」という言い方はおかしいですけれども、親がきちんと育てないと生きていけないのです。

それで、前年も178件、子猫は安楽死させております。

残念なことなのですが、自分で生きられないという部分がありますので、逆に安楽死させてあげないと死ぬのを待つみたいな形になってしまいますので、逆にということもあるかと思いますので。



フジノの質問

本当に生まれてすぐということだと伺いました。

そういった状況の子猫については、NPOのほうでもやはり面倒は見ていただけないということなのでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
親猫でないと飼育できないというのですか、そういう状況ですので、難しいかと思います。



フジノの質問

譲渡会をNPOと協力して、そしてかなり成功している横須賀ですが、できれば生後間もない部分の子猫についてもNPOと協力しながら、何らかの取り組みができないかなと。

そうすると、より一層安楽死が減るのではないかと思いますが、検討の余地はありませんか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
可能である子猫があれば、そういう形も考える1つだとは思っております。



フジノの質問

ぜひその部分を関係団体と協力して、可能なところから取り組んで、1匹でも減らしていただければと思います。

質疑は以上です。



横須賀市動物愛護センター開放DAYへ/横須賀の動物愛護の取り組みにぜひご協力くださいね!

動物愛護センター開放DAYでした

今日は、追浜の浦郷にある『動物愛護センター』へ。

『動物愛護センター開放DAY』でした。



場所は、追浜の日産工場よりもう少し先の貝山緑地とリサイクルプラザ『アイクル』の間にあります。



昨年、移転・新築して「動物愛護センター」となりました

公郷にあった『動物管理所』の老朽化が激しかったので、浦郷へ移転して、名前も変わり、昨年2009年5月からオープンしました。

下の写真が公郷にあった旧『動物管理所』です。



建設費用として約1億6000万円かかりましたが、敷地は旧・動物管理所の6倍の広さ(約1900㎡)となり、駐車場も10台分確保できました。

また、獣医さんが常駐して対応できるようにもなりました。

2年前、政治家としてフジノは、この1億6000万円の予算を通過させた立場です。

動物愛護の拠点として活動していく上で、「移転して本当に良かった」と今もフジノは判断しています。

旧・動物管理所をフジノはかつて2004年に視察しました。

職員さんは一生懸命活動してくれていたのですが、本当に狭くて老朽化もしていて、限界でした。

(2004年当時のブログ記事はこちらです)
当時の管理所の写真をたくさん載せてあります。

その様子をご覧いただければ、移転の必要性も共感していただけるはず。





犬・猫についてもっともっと知ってほしい

さて、『開放DAY』は毎年開かれているイベントですが

猫や犬について知っていてほしい基本的な情報をお伝えするパネルの展示や、しつけビデオの上映が行なわれました。

(強烈な絵ですね!)


また、動物のペーパークラフトや、風船で動物の姿をつくるバルーンアートなども行なわれて、こどもたちに好評でした。

「愛護について考えよう」と題したお話や「猫との暮らしの相談コーナー」もありました。



フジノにとって最も楽しみだったのが、『センター内のガイドツアー』です。午前2回、午後2回、行なわれました。



動物を保護した後にきれいに洗ってあげる為の部屋や、手術や治療を行なうの為の部屋を見学しました。



『動物愛護センター』では、犬・猫だけでなく、ウサギやニワトリなどの保護にも対応しています。



名古屋コーチンも保護されていました。


横須賀では動物愛護に力を入れています

こういうセンターというと、『殺処分の場所』だと考えられていたと思います。

もしかしたら今もそういうイメージがあるかもしれません。

けれども、むしろ横須賀市の動物愛護センターでは、ペットの飼い方の指導をはじめとする啓発活動に力を入れています。

今日の『開放DAY』だけでなく、ふだんから施設は市民の方々に開かれています。

動物の譲渡会も毎月開催されていますが、さらに、しつけ教室や動物とのふれあい教室を開いています。



今日も、保護された子猫たちの里親さんを募集していました。

毎年、猫は300~500匹も保護されています。そのうち90%が子猫ちゃんという悲しい現実があります。

2年前にフジノが保護してもらってきた猫も、生まれてすぐの子猫でした(今では成長して立派に巨大化しています)。



寝ている子猫の背中にのっている子猫。この可愛い子猫たちが無事に新しい家族が見つかりますように!



横須賀市では、犬よりも猫の方が圧倒的に保護されています。

毎年、犬の3倍の数の猫が保護されています。

かつて猫の保護は、2000年度に約900匹でしたが、2007年度には約400匹まで減少しました。

けれどもそこからはなかなか減らず、横ばいの状態が続いています。



ツアーの最後に、9月に米が浜で保護された6才のバセットハウンドのわんこを有沢所長が紹介してくれました。



9月に保護してからセンターでは一生懸命に飼い主を探してきましたが、残念ながら見つからない為、新たな受け入れ先を見つけることにしました。

『殺処分』ではありません。里親探し、『譲渡会』です。

横須賀市では、犬や猫をほしいという市民の方々を、どんな犬種・猫種で何才くらいを希望するのかという情報をあらかじめ、登録しています。

そして、その希望に沿ってマッチングした犬・猫たちと市民の方とのお見合いを行なうのですね。

バセットわんこも来週ついにお見合いだそうです。

良かった、どうかうまくいきますように!



バセットわんこは、ものすごくおりこうで、人なつこくてめちゃくちゃ可愛かったです。



また、そのバセットのことを愛情いっぱいに語る有沢所長をはじめ、センターの職員のみなさんの深い愛情を感じました。



わが横須賀市の担当職員の方々の熱意と愛情は、引き取り先がいなかったわんこ・にゃんこを何匹も自ら引き取ったりととても強いものがあります。

何とかして1匹でも多くの動物たちを守りたい。

そういう強い想いのもとで、毎日がんばってくれています。



それでも残念ながら、横須賀市でも毎年、犬は30~40匹、猫は300~500匹が処分されています(猫の場合はそのほとんどが子猫です)。

横須賀市では避妊・去勢手術に対して補助金も出していますので、どうかこうした制度を利用して

育てられないのに赤ちゃんを産ませてしまうようなことが無いように、どうか市民のみなさまにお願いしたいのです。

(わが家の猫も犬もこの制度を利用して避妊手術をしました)

2004年に視察した旧・動物管理所では、実際に処分する為の場所も含めて全てを見せていただきました。

処分の方法もまた苦しみが少ないように横須賀市では改善を行なっています。

けれども、本来であれば、いのちを奪うようなことはしたくないのです。

いのちを守る為に税金は使われるべきであって、いのちを守る為に職員さんも働きたいのです。

動物たちのいのちを守る為には市民のみなさまの協力が必要です。

どうか、犬・猫たちをはじめとする動物たちを飼う時は、人間と同じ家族として、生涯を通じて愛して守ってあげて下さい。

どうか、お願いします。



今日出会った動物たちが幸せになれますように。



外来種のアライグマの殺処分の方法はいかにあるべきか/倫理としての「苦痛を伴わない処分」と財政確保の為の「コスト論」の間で

2007年3月議会での質疑をご紹介します

2007年予算議会での質疑をご紹介します。

この頃のフジノは、人間の社会保障・社会福祉の為の財源を確保することばかりに気持ちが囚われていました。

外来種であるアライグマなどは人間が持ち込んだものであるのに、『殺処分』にかかるコストを削減できないかという道を探していました。

2015年現在、フジノはこう考えています。

  • 外来種であろうがどんな動物であろうが、いのちは守られるべきだということ。

  • 特に、『家族としての動物』に限らず、殺処分ゼロを目指していくべきこと。

  • どうにもならない理由で殺処分をせざるをえない場合は、可能な限り苦しみを伴わない方法をとるべきこと。

この質疑をふりかえるとフジノは過去の自分自身を恥ずかしくてたまりません。事実は事実でフジノがこうした質疑を行なったことは変わりません。

けれども実はこの質疑の後、質疑を見た市民の方々からたくさんのアドバイスを頂いて、たくさんの現場を見て回った中で、質疑の方向が大きく変わっていくことになるきっかけとなった質疑でした。

教育経済常任委員会(2007年03月08日)での質疑

フジノの質問

 
農林水産課に質問いたします。
 
農業振興推進事業費の有害鳥獣対策事業の中の、特に『アライグマの殺処分』について何点か伺います。
 
今回の『アライグマの殺処分の方法』を決定した経緯をもう1度確認したいのです。

本市では『炭酸ガスによる窒息死』ではなくて、『獣医師による麻酔薬を用いた処分』をこれまでも行なってきて、それから処分場をつくるに際しても、同じように『麻酔薬による処分』を行う方針に決定されていると思うのですが、これまでのその方針に決定した経緯を簡単に教えていただけますか。



農林水産課長の答弁

平成11年までは県が行なっておりまして、平成12年から横須賀市が県から許可権限を受けて行なっております。

そのときから、すでに『外来生物法』にありますように、とにかく苦痛を伴わない処分の仕方ということで、当初から他の殺処分は考えていなかったようです。

獣医師を恐らく平成11年度あたりに、平成12年から来るから探したのではなかろうかと思います。

そこで今の獣医師の方が受けていただけるという話があって、愛護団体からも要請があったのかもしれませんが、炭酸ガス処分は考えていなかった。そのまま継続しております。



フジノの質問

 
命にかかわる話にコストのことを持ち込むのは、本来は許されないとは思うのですが、あえて質問したいと思います。

実は、僕自身炭酸ガスによる処分を実際に見たことがあって、本来的にはものすごく苦しむものだというのはよく理解しているのです。

ただ、『外来生物法』を改めて読んでみたときに、基本方針では、できる限り苦痛を与えない適切な方法で行うものと記されているだけで、具体的な方法は特に示されてはいないのです。

研究者の中でも意見が分かれていて、炭酸ガスを利用することに積極的な研究者もいて、こういう意見も言っているのです。

炭酸ガスには麻酔、鎮痛の役割があり、1~2分間で意識を失って、約10分で死に至る。適切なガスの使用をすれば苦しみも少なく、決してむごい殺処分法とは言い切れない。

自分が見た炭酸ガスによる殺処分は、もだえ苦しんでとてもこの言葉のとおりとは思えないのですが、もしこの見解が本当で、適切に使えば苦しみがなく倫理的に悪と言い切れないのであれば、コスト面を見て『麻酔による殺処分』と『炭酸ガスによる殺処分』を比較検討してもいいかと思うのです。

そこで伺いたいのですが、経済部では、『麻酔による処分』と『炭酸ガスによる処分』のそれぞれのコストを計算したことはございますか。



農林水産課長の答弁

先ほどから申しましたように、『炭酸ガス処分』は考えておりませんが、実は、今の獣医師がお体が少し悪い時期があって、御高齢なのでいろいろな検討もしました。

急遽、もしもその先生が倒れられたら今どうにもならないので、処分はいっときも休めませんから、そういうときは当然議会なり愛護団体に御説明をさせていただいてということは前提にありますが、そこで、実は葉山に業者がいましたので、昨年の夏から秋ごろにかけて聞きましたところ、5,000円でよろしいという話がありました。

今、本市は、先生には1頭につきまして8,000円で委託しております。そういう単純な比較は、処分だけはそのとおりになりますが、例えば近隣他都市で『炭酸ガス』で行っているところはあります。そこのところは、頭数が本市は多いからかもしれませんが、運搬回収が全体とすると1頭の単価が、処分までいくと、今年で1万7,000円ぐらいです。
 
委託がいくつかあるのですが、その中の1つには、市の小動物の焼却場が無料で使えることもありますが、他都市においては、例えば三浦市は横須賀市に有料で持ってきますし、葉山町は横須賀市の民間施設で焼却処分しておりますから、1頭の焼却が5,000円かかっております。

それも含めますと、横須賀市では近隣の都市より総委託料は安くなっております。
 
ただ、委員が言われた炭酸ガス処分施設は、実は、動物管理所にある『炭酸ガス処分施設』、私は平成4年に担当部局の基地対策課にいたときに防衛補助で入れた当事者でございます。

その時に、動物愛護団体は「安楽死処分施設として炭酸ガス施設を入れなさい」という要望でした。今の薬殺処分が無かったのかもしれません。

それで、「本当の小動物は少しずつ炭酸ガスを入れていくと、酸欠状態になって眠るように全く苦痛を伴わない」といううたい文句ですし、愛護団体はそのようにずっと要求してきました。

横須賀市は、その前は、平成1年、平成2年頃は毒まんじゅうとか毒薬を注射したという話も聞いておりましたので、そこでそういう施設を入れました。
 
ところが、成犬やアライグマはもっと強いので、これは明らかに『窒息死』だということです。
 
それから、1つ気にかかっていることは、施設をつくることは間違いないのですが、将来構想として横須賀市は、動物管理所とアライグマの施設は一緒にしようという構想があります。

というのは、動物管理所がずっとそこにいられない状況がある。

たしか上下水道の土地だと聞いております。それを借りているということがありまして、実はそちらも一緒に探っております。それは企画調整課が間に立っていただいてやはり未利用地を。

ですから、今度の施設につきましては、土木みどり部には仮処分施設ということで、ただ何年になるかわかりません。それなりの施設は建てます。

そのことが話に出ておりませんでしたので、つけ加えさせていただきました。



フジノの質問

 
今回、つくられる施設そのものは『炭酸ガスによる処分』はできない構造になっているのですが、今後仮に動物管理所とアライグマの殺処分場が一緒になる可能性がある場合は、今主流となっている言葉にとらわれず、僕も動物愛護団体から「麻酔薬にしてくれと、そもそも殺さないでくれ」という陳情のようなものをいただいたこともあるのです。

今、課長のお話を伺うと、それ以前は「炭酸ガスを使ってくれ」と愛護団体もおっしゃっていたと。
 
命の問題にコストの話を持ち出すのは不謹慎と言われるのは承知の上ですが、聖域なく財政削減を今横須賀市がやっている中で、仮により安い方法が見つかって、しかもそれが倫理的に問題がないやり方も考えられるのであれば、麻酔による処分にこだわらない選択肢もあるかと思うのです。

ぜひ検討の中に入れておいていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



農林水産課長の答弁

 
『特定外来生物法』に基づきましてアライグマについては行っておりますので、そこにできる限り苦痛を伴わないということがあります。

「今はそれ以上の方法が無い」と思っておりますから、横須賀市はその方法を変える考えはありませんが、今は金銭的な面だけでないことは事実です。

その面では県内でも進んでいる都市だと言われておりますので、もちろん先ほど言った8,000円と5,000円の差が500頭もやっていれば、3,000円の差があります。

しかし、我々は「今の処分は正しい」と思っておりますので、今のところは、変える気はありませんが、将来、今よりも苦痛を伴わないのがもしあるのだとすれば、もちろん検討することはあり得ると思います。



フジノの質問

 
そもそも外来種を日本に持ち込んだのも人間で、処分しなくてはいけないのも人間でということで、それに行政が対応しなければいけない状況に追い込まれて、非常に難しい問題だという中で、一番苦痛がなく、かつできればコストも安くという方法を検討していっていただけたらと思います。

以上です。



横須賀市動物愛護センターの「飼い犬・飼い猫の引き取り料金」を今よりも値上げして高く設定することで「安易な捨て犬・捨て猫」を減らせないか

2006年予算議会での質疑です。

フジノの質問

次に、議案第41号の手数料条例中改正についてです。

『犬または猫の引き取り手数料の規定』についてお聞きしたいのですけれども、2,000円と400円という設定があるのですが、個人的にはこれは低いのではないかと思っているのです。

「この価格は適正なのか」という意味で、どういった基準で算定されたのか教えてください。



生活衛生課長の答弁

『引き取り手数料』の設定につきましては、今回神奈川県と県下の自治体で一応協議をした中で、『統一の料金』という形の算定をしております。



フジノの質問

「他の自治体も同じ料金」ということだと思うのですけれども、引き取りを依頼してくる事情の中にはいくつもやむを得ない事情もあるのかもしれませんが、「安易に引き取りを起こさせない」という意味で料金を高めに設定する方法もあるかと思うのですが、それはいかがでしょうか。



生活衛生課長の答弁

私どもは「引き取ってください」という御依頼を受けたときは、やはり動物の終生飼養を申し出者によく説得しまして、「どうしても」という場合について引き取ります。

1度親御さんが先に「どうしても引き取ってくれ」と、後で子どもさんが「返してくれ」という話もありまして、その辺は「最期まで飼ってください」とよくお願いはしてきております。



フジノの質問

今後もぜひそういった説得は続けていただきたいと思います。

質疑は以上です。



新たにスタートする「猫対策連絡会」の取り組みを積極的に広報していくべきだが、どのような手段で啓発していくのか

2004年予算議会での質疑です。

民生常任委員会(2004年3月5日)の質疑


フジノの質問

環境衛生費の中の動物愛護管理事業費について質問します。

先日、動物管理所を見学させていただきました。

そこで行なわれていたのは、動物ではありますけれども、命の大切さを考えさせられるような、とてもすばらしい事業が行われていたと思います。

そこで、来年度から新しく始まる『(仮称)猫対策連絡会』、これは本当に大事な業務であると思います。

ぜひこれをもっと宣伝していただきたいと思いますが、広報の方策としてはどんなことを考えていらっしゃいますか。



健康福祉部長の答弁

 
私ども、新規事業をスタートするときには、市長が毎月やっております定例記者会見の中で発表いたしまして、新聞記者の方がそこにお集まりいただいているわけですが、そういった中で事業を説明しておりまして、そういう中で書いていただくことが一つの方法であると思っております。

そして、あとは『広報よこすか』に1度掲載をするということもいたしますので、そういったことで、単なる新規事業で定例会見ではなく、情報提供ということもございますけれども、そういう形ではなく、新規事業は会見という形で、そこへ関係部長、あるいは課長が出て説明をしていくという形での広報活動をやっておりますので、これはそういうことを視野に入れていきたいと思っております。



フジノの質問

広報や定例の記者会見だけでなく、こういう活動をしているNPOともうまく連携して、宣伝をしていただけたらと思います。

質疑応答は以上です。



動物管理所で犬や猫が殺処分されるガス室など現実の姿を見せていただきました/同行した市民の方のレポートです

動物管理所を市民の方と見学しました

今日は、保健所の動物管理所に視察に行ってきました。

動物管理所とは、狂犬病予防法に基づいて
 
「犬を抑留する施設を作らなくてはいけない」

ということで建てられた施設です。

昭和40年代にできた動物愛護法に基づき、負傷動物の保護・収容なども行なわれていました。

他には、迷い犬・野良犬・持ち込まれた犬猫などを抑留し、必要ならばガス室にて犬猫をと殺処分する、という仕事もあります。

また、持ち込まれた犬猫の里親を探す、ということもしています。

ここから先は、一緒に視察に行ってくれた市民のSさんのレポートをご紹介します。



動物管理所を実際に訪れて感じたこと

私(Sさん)は保健所に連れて行かれた犬猫の行く末をこの目で見てみたいと思い、今回視察に同行させていただきました。

前日まで、

「動物管理所では地獄絵図のような光景を見て、きっとその日から食事をおいしく感じることはもうなくなるだろう」

と、覚悟して行きました。

現に、当日いろいろなお話を聞かせていただいた保健所の生活衛生課長のSさんに

「動物管理所は楽しい場所ではありませんよ。きっとショックを受けられますよ」

と、前もって釘を刺されていましたので、アポイントをとった日から約1週間、視察日のことを考えると食事ものどを通らないことがありました。

しかし「真実を見れば問題点なり解決策なりが見えてくる」と思い、行ってきました。



殺処分されるガス室も実際に見ました

入るとすぐに事務所になっていて、机が4つ並んでいました。

藤野議員と生活衛生課長さん

藤野議員と生活衛生課長さん


なんだか職員室のような雰囲気の清潔感のある事務所でした。
 
ガラスのドア(上の写真の左端)の向こうは犬がいる部屋です。

鉄格子の犬小屋が両側に並んでおり、全部で4つありました。

4つの檻と、鳴き声のうるさい犬専用の防音の檻

4つの檻と、鳴き声のうるさい犬専用の防音の檻


泣き声のうるさい犬専用にガラス張りでできた防音の犬小屋もありました。

部屋の1番奥にあるステンレス製の四角い箱が、最後の日に入るガス室です。

殺処分されるガス室

殺処分されるガス室


ここに入ってガスが噴出されると1~2分で絶命します。
 
藤野議員はガス室の中の檻も開けて見せてもらっていました

藤野議員はガス室の中の檻も開けて見せてもらっていました


その間、犬は苦しむそうです。



殺処分させない為の職員さんの活躍

ただし、ここに来たすべての犬が命を落とす訳ではなく、飼い主が現れたり、ボランティア団体が引き取ってくれたり、里親がもらってくれたりと、助かる命もまた多いようです。

少しでも多くの命を助ける為に、職員さんたちも必死で里親を探したりしています。

子犬の場合はほぼ100%里親が見つかり、成犬でも里親やボランティア団体が引き取ってくれたりして、ここで命を落とす犬は年間で50頭ほどだそうです(猫の場合はもっと多い)。

しかし、地方ではこんな数ではなく、もっとたくさんの命が強制的に消されています。

それは、感情移入をする暇がないほどだそうです。
 
本当に毎日1つずつ部屋を移動していき、最後の日(4日目)にはガス室送りになるそうです。

都会(横須賀を含む)では犬よりも深刻なのは猫のほうで、現在横須賀市の保健所の方たちがうちうちで外猫対策の話し合いを月に1度行なっているそうです。

そして来年度からその外猫対策の話し合いが正式に発足するそうです。

(フジノ後日追記:『(仮称)猫対策連絡会』が立ち上がりました!)

地道ながら着実に進めている仕事ぶりに感心させられました。
 
私も見習わなくてはならないと、痛感しました。

この日、1頭の犬がいたのですが、きっとこの子もボランティア団体なり里親さんが引き取ってくれると思います。

迷い犬が1匹保護されていました

迷い犬が1匹保護されていました


(飼い主さん、早く見つけてあげてください!震えながら待っていましたよ!)



動物管理所の視察を終えて

今日ここで見たものとは、それは職員さんたちの熱心な気持ちでした。

『迷惑施設』と言われ、下水処理施設内に仮住まいをせざるを得ない仕事に誇りと先輩方に尊敬の念を持ち、動物たちを愛し、どうにか命を助けることは出来ないかと真剣に取り組む姿でした。

(フジノ後日追記:この動物管理所は追浜に移転・新築されて動物愛護センターとなりました)

こんなに懸命に命を救おうとしているのに、一方でガス室に送らなくてはいけない時もある。それはとてもやりきれないと思います。

こんなに頑張って里親を探したり、対策を練ったりしているのに。

次に頑張らなくてはいけないのは、私たち一般市民だと痛感しました。

1度家族としてペットを迎え入れたら、生涯その動物の命が尽きるまで飼い主としての責任を果たす。

子犬や子猫が生まれて困るなら避妊手術をする。

もっと他に私たちが出来ることは一体何だろう?

と考えさせられました。

新しい家族として犬や猫を欲しいと思った時、ペットショップに行く前に、ブリーダーさんを探す前に、保健所で新しい飼い主が現れるのを待っている犬猫がいることも、頭の片隅に入れておいてください。

彼らは純粋に人を信じていて愛しています。
 
裏切られてもまた人を愛すことをやめることができない彼らを私たちが助けなくてはいけないのではないでしょうか?

Sさんのレポートは以上です。ありがとうございました。



フジノの想い

実はこの動物管理所の隣には、小動物火葬施設が設置されています。

動物管理所で殺処分された犬・猫たちの亡骸は、そのまま隣の小動物火葬施設へと運ばれて火葬されます。

2つの施設だけでなく、養鶏場や豚小屋があって、さらに屠殺場があって精肉されていたそうです。そんなこともあって小動物火葬施設が作られたようです。

高度経済成長時代に養鶏場も豚小屋も屠殺場も無くなって、どんどん住宅が増えていきました。

そして今では上下水道局の土地に間借りしている動物管理所と、小動物火葬施設だけになりました。

地域の方々からの苦情もあって、動物管理所は将来的にはこの地域ではないどこかへ移転しなければならないそうです。

どうかその時にはもっともっと動物たちの待遇が改善されて、もっともっと譲渡される動物が増えて、殺処分される動物が減ることを祈っています。

今、職員のみなさんはとてもがんばっているのですが、Sさんも記しておられたように『迷惑施設』扱いされているのがとても切ない気持ちになりました。

こういう知られていない施設を市民のみなさまと見学にぜひどんどん行きたいと思っています。

フジノにお声がけ下さいね。

ぜひもっとこのまちのことを知ってほしいのです。

よろしくお願いいたします。