抽選ハズレ、フジノ傍聴できず(涙)/長井海の手公園等指定管理者選考委員会(公開プレゼンテーション)

長井海の手公園ソレイユの丘の新しい指定管理者を選ぶプレゼンテーションが行なわれました

フジノが『ハコモノ3兄弟』の三男として厳しく追及してきた『長井海の手公園ソレイユの丘』

吉田市長は、1期目の終わりになってようやく『長井海の手公園あり方検討委員会』を設置して、議論をスタートさせました。フジノは毎回傍聴をして、議論の様子を見守り続けてきました。

ここでの議論が終わり、その結果は市議会にも報告されました。

来年から、『長井海の手公園ソレイユの丘』は指定管理者制度へと変更されます。

昨年、突然打ち出された方針

2015年から2023年の8年間にわたって『長井海の手公園ソレイユの丘』を新たに運営していく事業者(指定管理者)を8月末まで募集しました。

そして今、まさに選考作業のまっただなかです。

横須賀市ホームページより

横須賀市ホームページより


特に、今日は応募した事業者による『公開プレゼンテーション』が行なわれる予定です。

第2回長井海の手公園等指定管理者選考委員会

  • 日時:
    2014年10月9日(木)10時10分~16時20分
  • 場所:
    横須賀市役所本庁舎1号館3階 会議室B
  • 審議等事項:
    指定管理者の応募者について、都市公園条例に基づく審査を行う為、応募者のプレゼンテーション及び、応募者へのヒアリングを行います。
  • 傍聴方法:
    会議開始15分前までに本館1号館4階401会議室(傍聴者控室)へお越し下さい。
  • 傍聴者定員:
    21人(定員を超えた場合は、抽選を行います。)
  • 担当課:
    環境政策部公園管理課

そこで今日、フジノが傍聴者控室に向かうと…

傍聴者控室はすでにいっぱいで室内に入りきれず

傍聴者控室はすでにいっぱいで室内に入りきれず


(例によって)傍聴室はあふれていました。

プレゼンを行なう事業者たちの関係者が大挙して訪れていました。

控室をみまわしても、ふつうの市民の方らしき姿は見えません。市議会議員もフジノだけでした。

フジノは抽選番号28番でした

フジノは抽選番号28番でした


最終的に、希望人数が多いので抽選(くじ引き)となりました。

  • 傍聴できる人数 21名
  • 傍聴を希望する人数 32名

抽選の様子(白紙を引くと、傍聴はできません)

抽選の様子(白紙を引くと、傍聴はできません)


結局、くじ運が悪いフジノは、公開プレゼンテーションを観ることができませんでした。

フジノは「白紙」=傍聴はできませんでした

フジノは「白紙」=傍聴はできませんでした


いつもいつも思うのですが

  • 誰が『長井海の手公園ソレイユの丘』を利用するの?
  • こどもたちと親御さんたちでしょう?
  • 遊びに来てくれるみなさんたちは、事業者選びに全く参加することができない。
  • それどころかプレゼンテーションが行なわれていることすら、知らない。
  • こんなことで、愛される『長井海の手公園ソレイユの丘』に変えることはできるの?

吉田市長は、こういう方法で実施していることを「正しい手続き通りに実施した」というのでしょうけれど、フジノはそうは考えません。

こういう公開プレゼンテーションをこどもたちみんなの前で実施してみたらどうなのですか?

そして、傍聴も21名しか認めないようなやり方も、バカげてる。インターネットで生中継すればいいじゃないですか。できるノウハウはとっくにあるのですから。

芸術劇場の指定管理者を選ぶ時にも公開プレゼンテーションがありましたが、市議会議員のみなさんは、フジノの他には傍聴にいらっしゃいませんでした。

市議会議員のみなさまは、全てが終わってしまった後に出された報告のペーパーを読むだけで、その事業者が選ばれて本当に良かったのか、分かりますか?

フジノは能力が足りないので、せめてプレゼンみないと判断できません。

あらゆる意味で、いろいろなことに、フジノは全く納得ができていません。

傍聴できなかったこと(くじ引きにはずれたこと)が頭にくるとか以前に、こんなやり方をいつまで続けていくのだろうと情けなくなる気持ちがとても大きいです。



後日追記:2014年12月議会で出された議案にフジノは反対しました

この公開プレゼンテーションの後、最終的に選考委員会がある事業者を選びました。

そしてその事業者を指定管理者にしたいという市長提出議案が12月議会に出されてきましたが、フジノは反対しました。

その理由などはこちらです。



募集要項の配布スタート/「長井海の手公園・ソレイユの丘」と「荒崎公園」を「近い」というだけの理由でセットにして指定管理に出す

「長井海の手公園・ソレイユの丘」と「荒崎公園」をセットにして指定管理に出します

フジノが『ハコモノ3兄弟の三男』と呼んできた『長井海の手公園・ソレイユの丘』

毎年4億円以上の赤字を出し続けており、その改革は絶対に不可欠です。

しかし、吉田市長のハコモノ改革は「1度作ったものは壊せない」ので「収入を増やす方策を取る」という改革に値しないものでした。

さらに、2013年6月議会でのフジノの一般質問で明らかになったのですが

『ソレイユの丘』『荒崎公園』の2つをセットにして指定管理に出す

という方針が、突然打ち出されました。

昨年、突然打ち出された方針

昨年、突然打ち出された方針


テーマパークである『長井海の手公園・ソレイユの丘』と全く性質の異なる『荒崎公園』を、ただ単に距離が近いという理由でセットにするのです。

しかし、2つをセットにして指定管理させることに、フジノは反対です。

荒崎公園

荒崎公園


これまで『長井海の手公園・ソレイユの丘』を運営してきた民間企業は、テーマパーク経営を全国各地で行なってきたものの、いくつものトラブルを起こしてきました。

横須賀においても、食品の消費期限のラベルを剥がすなど信じられない事件も起こしました。

こうした『テーマパーク経営をメインにしてきたという事業者』でさえ満足な経営ができてこなかったのに、それに加えて、荒崎海岸を擁する『荒崎公園』をきちんと守ることができるのか、強い疑問を感じます。

その後、一体化を進める吉田市長から提出された、『長井海の手公園・ソレイユの丘』と『荒崎公園』をまとめて指定管理に出せるようにする条例改正にも、反対しました(2014年3月26日・本会議)。

しかし、反対はフジノだけでした。



今日から指定管理者の募集要項の配布が始まりました

そして、ついに『長井海の手公園・ソレイユの丘』の運営管理を行なう『指定管理者』の募集がスタートします。

本日6月30日付で、環境政策部長から全議員宛に以下の報告がありました。

2014年6月30日

環境政策部長

長井海の手公園ほか1箇所の指定管理者募集について

標記のことについて、都市公園条例に基づき、指定管理者の募集を下記のとおり実施いたしますので、資料を送付いたします。

  1. 案件名称
    長井海の手公園ほか1箇所の指定管理者募集について
  2. 募集要項の配布期間及び申請受付期間
    募集要項配布期間 平成26年6月30日(月)~8月29日(金)
    申請受付期間 平成26年8月25日(月)~8月29日(金)
  3. 募集要項の配布方法
    (1) 事務担当課での配布
    (2) 市のホームページへの掲載
    ※平成26年6月30日(月)午前8時から本市ホームページにて公開

(事務担当は、環境政策部公園管理課管理係 担当:根本、小野 直通 046-822-9561)

次は、別紙です。

○長井海の手公園(ソレイユの丘)ほか1箇所の指定管理者募集について

長井海の手公園ほか1箇所の指定管理者の募集を開始したため、その概要を報告します。

  1. これまでの経過
    長井海の手公園(ソレイユの丘)は、わが国最初のPFI方式による都市公園として平成17年に整備され、開園以来9年間、毎年50万人を超える集客施設として定着しています。

    平成27年3月のPFI終了後の当公園のあり方については、平成25年度に外部委員を加えた「長井海の手公園あり方検討委員会」を発足し、今後の管理運営手法等に関して検討報告を受けました。

    今年度は、指定管理者選考委員会等条例に基づき「長井海の手公園等指定管理者選考委員会(以下委員会」という)」を設置し、5月30日(金)に開催された第1回委員会において、募集要項等の内容をご検討いただきました。

  2. 応募の流れ
    (1)募集要項配布期間
    平成26年6月30日(月)~8月29日(金)

    ※窓口配布時間:午前8時30分~正午、午後1時~午後5時15分
    ※配布方法:事務担当課での配布及び市のホームページへの掲載

    (2)応募者説明会
    平成26年7月9日(水)午後2時開始

    (3)申請受付期間
    平成26年8月25日(月)~8月29日(金)
    ※受付時間は、午前9時~正午、午後1時~午後5時

  3. 管理手法等
    (1)対象施設
    「長井海の手公園」及び「荒崎公園」

    (2)指定期間
    8年間(平成27年4月1日~平成35年3月31日)

    (3)管理手法

    • 長井海の手公園及び荒崎公園の駐車場は、利用料金制(承認料金制)を採用し、収入は指定管理者の収入として、施設管理経費に充当します。
    • 施設管理経費は、市が支払う指定管理料と上記利用料金収入によって賄うものとします。
    • 長井海の手公園の施設のうち、レストランや温浴施設などの収益が見込まれる施設は、指定管理者が独立採算で運営し、公園使用料を市に納めるものとします。
  4. 今後のスケジュール(予定)
    平成26年10月上旬 応募者からのヒアリング及びプレゼンテーション
    10月 指定管理者候補団体の選考
    12月 指定管理者指定議案の提出
    平成27年1~3月 基本協定の締結、引継ぎ等
    4月1日 年度協定締結、施設の管理開始

2013年6月議会で吉田市長は

毎年4億円も支払ってきた指定管理料を半分にする

とフジノに答弁しました。

市長の言葉どおりに「半額」にできたとしても、税金を毎年2億円も投じるのはおかしいとフジノは考えています。

そして、『荒崎公園』の管理のレベルが低下するようなことは絶対にあってはなりません。

フジノは、この指定管理者の選考も厳しくチェックしていきます。

どうか市民のみなさまも、注目し続けて下さいね。

よろしくお願いします!



後日追記:10月9日に事業者のプレゼンが行われました

この募集要項に基いて手をあげてくれた事業者のプレゼンが行われました。

しかしフジノは痛恨の傍聴の抽選にハズレ

立ち会うことができませんでした。



「長井海の手公園あり方検討委員会」検討結果が市議会へ報告されました/赤字をいくら減らせるか?

あり方検討委員会の結果が常任委員会で報告されました

これまでもお伝えしてきましたが、『長井海の手公園ソレイユの丘』の2015年度以降の在り方を検討する『あり方検討委員会』の議論が終わりました。

その結果が、先日の都市整備常任委員会で環境政策部から報告されました。

内容は下の通りです。

  1. 委員会における検討結果
    (1)運営見直しに係る基本方針について

    • 「南フランス、プロヴァンス風」にこだわることなく、三浦半島の魅力を前面に出して行くことが望ましい。
    • 自然とのふれあいや動物とのふれあいなど子どもたちが遊びながら学べる場を提供すること。
    • 地域の生産者等と協力し地産食材などを活かしたレストラン、地場のおみやげにこだわった売店とすること。
    • 観光情報など地域の魅力を発信する情報基地とすること。
    • 地域の様々な資源と連携し、体験の場の提供や周遊の拠点とすること。
    • 日帰り施設から宿泊利用が可能な施設とすること。
    • 平日や閑散期の利用を促進するため、立ち寄り機能やイベントの充実を図ること。
    • 災害時の避難場所など地域の安全に貢献する施設であること。



    (2)管理運営手法について
    検討委員会では、『指定管理者制度』『PFI事業』(コンセッション方式)の2通りについて、

    1. 市の政策との整合性
    2. 住民サービスの向上
    3. 利用サービスの向上
    4. 地域との連携推進
    5. 市の財政面でのメリット
    6. 評価と改善等

    の6つの基本的視点から比較検討し、市が基本的視点を十分尊重し、より魅力ある公園として管理運営できる手法を選択するよう報告された。

    なお、現在、市は現事業者からPFI法に基づくコンセッション方式による事業提案を受けており、採用の結果を通知する必要がある。


  2. 次期管理運営について
    『長井海の手公園あり方検討委員会』における検討結果を踏まえ、上記の6つの視点から検討し、次期管理運営については『指定管理者制度』によることと判断した。

  3. 今後の予定
    (1)現事業者(株式会社ファーム)からの事業提案に対して「採用しない」旨、回答する。

    (2)2013年第1回市議会定例会において都市公園条例改正。(指定管理者の公募及び指名の改正)

    (3)2013年度に『指定管理者』の選考を行なう。



この報告に対して、都市整備常任委員会では目立った質疑はありませんでした。



要するに何が「変わる」のか?

いろいろなことが羅列されていますが、決して特別なことは書いてありません。

ひとことにまとめて言えば、下の2つです。

  1. 今までのコンセプトにこだわらずに集客が増やせることはしっかりやる
  2. 来年度からは『指定管理者制度』で管理運営を行なう



1番目については、フジノがこのブログにかつて掲載した『第2回長井海の手公園あり方検討委員会』の事務局資料のイメージ図のままです。

第2回検討委員会配布資料より

第2回検討委員会配布資料より


4年前に吉田市長が就任してから、フジノはずっと『ハコモノ3兄弟』について議論を交わしてきました。

率直なフジノの感想は、ハコモノ改革のスピードはとても遅く、4年間もの時間を費やした結果がこの程度のものなのか、というものです。

これでは契約期間が終わるのを待っていただけに過ぎないのではないか、と落胆しています。



毎年4億円の赤字を半額以下に減らすべき

来年度から起こる最大の変化は、10年間の契約が切れて新しい契約になるということです。

2回の市長選挙で『ハコモノ』批判を続けてきた吉田市長ですが、1期目の4年間では何も改革できませんでした。毎年4億円もの税金を10年間にわたって支払い続けてきただけです。

この赤字を徹底的に減らさなければなりません。

それではいくら減らせる見込みなのか?

今年6月議会でのフジノの一般質問に対して、吉田市長は新たな契約では半額以下に抑えたいとの趣旨を答弁しました。

さらに、神奈川新聞の取材(2013年8月16日記事より)に対して、市関係者はこんなコメントもしています。

「50万人のベースがあることで、他の民間企業からも注目されている。運営費は半分に抑えられるはず」と指摘する。

まずは、これを絶対に実現しなければなりません。

来年2014年、ついに新たな『指定管理者』の選考を行ないます。

かくなる上は、とにかく吉田市長には税金の投入を1円でも少なくすることに全力を尽くして頂きたいです。



2015年以降の「長井海の手公園ソレイユの丘」の在り方が議論されています/ぜひ注目を!

神奈川新聞が「長井海の手公園在り方検討委員会」を報じてくれた

けさの神奈川新聞が『長井海の手公園ソレイユの丘』の今後の在り方の議論について報じてくれました。

『ハコモノ3兄弟』の三男坊。

フジノは諦めずにしつこく歴代市長を追及してきました。

しかし、吉田市長が就任してからも変わらずに、10年間にわたって毎年4億円もの市税をひたすら支払い続けてきました。

マスメディアも『ハコモノ』を追いかける記事をすっかり書かなくなってしまいました。

2014年度いっぱいで現在の指定管理者(株式会社ファーム)との契約が切れることを受けて、ようやく吉田市長は『長井海の手公園在り方検討会』を立ちあげました。

ただ、これもわずか4回(うち1回は現地視察)だけしか開催しません。

その検討委員会も毎回傍聴を続けていますが、抜本的な改革ができるとは考えらず、これでは「『検討委員会』で市民の声を聴いた」というアリバイ作りになるだけではないかとフジノは批判を強めています。

吉田市長の1期目最後の6月議会における一般質問でも、フジノはこの問題を取り上げました。

フジノは孤軍奮闘で『ハコモノ改革』を訴え続けているのですが、けさ、神奈川新聞が『ソレイユの丘』の今後についての議論を報じてくれました。

2013年8月16日・神奈川新聞より

2013年8月16日・神奈川新聞より

横須賀市ソレイユの丘
運営手法など議論
年間4億円コスト圧縮も検討

旧米軍住宅跡地を活用した横須賀市長井の公園「長井海の手公園ソレイユの丘」の運営のあり方をめぐり、同市で議論が続いている。指定管理者制度に基づく運営が2015年に更新期を迎える同公園。吉田雄人市長は今後、同公園を「子どもが主役の施設」と位置づけた上で、運営コストの大幅な圧縮についても検討していく考えを示している。

同公園は旧「長井住宅地区」が返還された後に、民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式で整備した施設。現在、10年間の契約で民間企業が運営している。市は設備を10年かけて割賦で資産にしていく一方、年間4億円の指定管理料(運営費)を支払っている。

ソレイユの丘の年間来園者数は、開設初年度の約70万人をピークに緩やかに減少し、直近は約50万人。来園者による園内での1人当たり消費額は1,000円となっている。市は将来的に年間来園者数を60万人、1人当たりの消費額を1,500円に引き上げることを目標に掲げている。

更新期を迎えるに当たり、市は1年前にプロジェクトチームを発足。外部の有識者で構成する検討委員会と意見交換しながら、運営手法を含めた同園の今後の方向性について協議を重ねている。

吉田市長は7月23日の定例会見で「(指定管理を続けるかどうか)今後の結論は出ていない。可能性として直営の選択肢も残る」と発言。一方で、「4億円(の運営費)は高い。これまでの契約をそのまま延長することはあり得ない」と述べ、運営費を圧縮する方針をあらためて示した。

市緑地管理課は「来園者50万人を維持している事業者の努力も評価しなければならない」とした上で、「50万人のベースがあることで、他の民間企業からも注目されている。運営費は半分に抑えられるはず」と指摘する。

市は今後、ファミリー層を対象に滞在型の利用を促すため、公園内でキャンプ体験ができる施設を整備する案も検討していく。

(引用終わり)

全国紙の横須賀支局に奮起してほしい

地元紙である神奈川新聞がこうして報じてくれたことは、フジノにとって援軍を得たような想いです。

さすが神奈川新聞です。ありがとうございます!

いくつもある全国紙の今の横須賀支局所属の記者の方々は、市長選挙はセンセーショナルにとりあげても(吉田雄人VS小泉進次郎代議士とか)、ふだんの地方欄で地元に暮らす人々にとって本当に大きな影響がある大切な問題を全く報じてくれません。

記者クラブに入れてもらえていない『タウンニュース紙』の方が、よっぽど市民のみなさまに役立つ報道を届けていると感じるここ数年間になっています。

支局に配属されている記者の方々は、もっと細やかなネタも記事化してもらえるようにデスクに粘ってほしいです。

市民のみなさまの関心は下がっていない!

こうして報道してくれないマスメディアとは対照的に、市民のみなさまの『ハコモノ』に対する関心は全く下がっていません。

フジノが前回の『長井海の手公園在り方検討会』を傍聴したことをブログ記事で掲載したところ、複数の市民の方々からメールや電話をいただきました。

フジノが6月議会で市長に一般質問を行なった時。

現在は毎年4億円も垂れ流している指定管理料を、2015年度からはいくら減らせるのかを尋ねました。

吉田市長は、あくまでも意気込みだけれどもと前置きはしたものの、半分以下にしてみせると答弁しました。

つまり、毎年2億円以下の指定管理料にしたい、と答弁したのです。

フジノは絶対に市長の答弁の実現を厳しく求めていきます。

いや、そもそも毎年2億円の指定管理料でも10年間で20億円も支払う訳で、高すぎます。

市民のみなさまの税金は、社会保障を守る為にこそ使うべきです。

あれほど市長選挙で争点となり、3人の候補者全てが実施を約束した『中学校給食』は20億円もあれば簡単に実現できます。

市民のみなさま。

2期目の吉田市長が今度こそ有言実行するように、厳しく見守っていて下さい。

フジノは市議会の立場で、今後も今までどおり、毎回必ず対案を提示してその実現を要求していきます。

市長は税金のムダをいくら減らせるのか/長井海の手公園あり方検討委員会(第3回)へ

長井海の手公園あり方検討委員会へ

前回(5月20日)に続いて、『長井海の手公園あり方検討委員会』を傍聴しました。

長井海の手公園あり方検討委員会の会場にて

長井海の手公園あり方検討委員会の会場にて


ハコモノ3兄弟の三男坊、長井海の手公園

現在の指定管理者であるファームとの契約が切れた後、2015年度からどのような体制で『長井海の手公園』を運営していくのか。

これがこの『検討会』のテーマです。

長井海の手公園あり方検討委員会の議事次第

長井海の手公園あり方検討委員会の議事次第


現地視察(1回)+会議(3回)の計4回にわたって開催されるのですが、今日はその3回目です。

事務局からの配布資料をもとに、検討会メンバーによる意見が出されました。

その資料を全てここに掲載します。

配布された資料の全文

【資料1】

長井海の手公園の運営見直しに係る基本方針

1.運営見直しの前提

(1)長井海の手公園のこれまでの運営の中で培ってきた良いものを伸ばし、さらに利用者ニーズにこたえるものを追加し、「子どもたちが、わくわくドキドキしながら元気いっぱいに遊ぶことができる」施設とする。

(2)運営手法についても検討し、費用対効果の一層の向上を目指す。

2. コンセプト

(1)三浦半島に位置する横須賀の西海岸の魅力である「みどり・海・夕日・富士山・食」を積極的に提供し、来園者に三浦半島を感じてもらう。

(2)今の良さを残しつつ、「横須賀ならでは」を加え、市外の人には「いつもと違う体験」を、市内の人には気軽な利用を提供する。

(3)日帰り利用型の集客施設から宿泊利用が可能な集客施設へ。

3. 公園の運営目標

(1)現状
年間来園者 50万人
園内消費額 1,000円(1人あたり)

(2)設定目標
年間来園者 60万人
園内消費額 1,500円(1人あたり)

4.各施設の運営方針

各施設の運営方針

各施設の運営方針

各施設の運営方針

各施設の運営方針

5.新たに展開する事業

(1)公圏内でのキャンプ体験
・ファミリ一層を対象
・滞在型利用により三浦半島をまるごと体験

(2)地産地消のレストラン
・地場産の食材や圏内の農園で生産された食材を積極的に提供

6. 拡充する事業

(1)平日来園者向けイベントの実施
・未就学児が楽しめるイベント
・大人も楽しめる音楽イベント

(2) 地域の活動につながるイベントの実施
・中学生や高校生による吹奏楽の演奏会
・小学生や中学生による発表会
・地域住民による発表会

7. 集客力向上に向けた施設のリニューアル

(1)日よけや風よけの設置
・日よけ等が少ない園内にパーゴラの設置や植樹を実施
・キッズガーデンやじゃぶじゃぶ池周辺にパーゴラを増設

(2)老朽化した施設(遊具、外周柵)の交換
・利用者の安全確保の為、老朽化した施設の交換は市が行なう。
・遊具交換時には人気のある新たな遊具を設置する。

(3)大型遊具の新設
・ファミリ一層の集客力向上

(4)キャンプ場の整備
・ウッドデッキ型キャンプサイトを25基〜30基程度整備する。
・各サイトにバーベキュー施設を整備する。
・利用料は宿泊8,000円、日帰り3,000円程度を想定。

8.入園料と駐車場利用料

(1)入園料は無料
・入園料を徴収するためには外周柵を容易に乗り越えられない高さにする必要がある。現在は高さ1.2m。
・散策などに訪れる人を考えると無料が妥当。

(2)駐車場料金
・上限額を市が設定する。
・立寄り型利用を促進するため入庫から2時間は無料とする。

(3)有料遊具等の利用料に共通一日パスの設定を検討

9.防災計画

(1)帰宅困難者の対応策
・繁忙期には1日に約1万5,000人が来園
・食料等の確保
・トイレ、休息施設の確保
・通信手段の確保

(2)地域住民の一時避難地としての役割
・事業者と地域、市による協定の締結

別紙2

別紙2

別紙2のうち、現状と変更がある部分のみを拡大した図

別紙2のうち、現状と変更がある部分のみを拡大した図

別紙2の色分けの説明

別紙2の色分けの説明

【資料2】

長井海の手公園の管理運営について

1.管理運営手法検討の考え方

(1)管理運営手法の検討方針
・公設民営により民間の力を極力活用できる方策を検討
・指定管理者制度と業務委託の併用も視野に入れる

(2)エリアごとの収益性
・収益性のあるエリア
  レストラン、温浴施設、体験教室、おもしろ自転車、ゴーカート等

・収益性のないエリア
  ホタル館、ビオトーフ、じゃぶじゃぶ池、多目的広場等

(3)一括管理と分割管理
・一括管理
  一体感のある運営
  収益性のあるエリアの収益により公園エリアの維持管理経費を削減

・分割管理
  エリアごとの競争と協調
  収益性のある集客エリアは独立採算制
  公園エリアは業務委託や指定管理者制度

2.管理運営の考え方

(1)現状

・収入
指定管理料 4億円
園内売上げ 5億円
合計 9億円

・支出
管理運営費 7億円
その他経費 2億円
合計 9億円

・収支のバランスがとれており、来園者数も目標の50万人に達しているので、PFI事業として成立している。

(2)次期管理運営の考え方
・市としては次期運営では市の負担を極力少なくしたい。
・運営の見直しに係る基本方針で示した設定目標が達成されれば、計算上の指定管理料はO円になる。
  60万人×1,500円=9億円

3. 管理運営手法の比較

(1)指定管理者制度
・施設の管理権限を包括的に委任する。
・市は施設設置者として業務について指示を行う。
・指定管理期間は市が設定する。
・施設の整備、大規模修繕は市が行う。

(2)PFI事業方式
・運営権設定による独立採算型施設の運営。

・運営権者となった事業者の自主性と創意工夫が尊重されるので従来に比べ運営における事業者の自由度が向上。

・運営権は抵当権設定や譲渡が可能。
(事業者は運営権の譲渡による資金回収が可能)

・事業者が初期投資を無理なく回収するために長期契約になる。

・市による初期投資がなく、施設整備は事業者が行う。

(3)指定管理者制度とPFI事業方式の違い
・競争性の確保
 指定管理では運営権を設定する PFI方式に比べ事業者の初期投資が 少ないため参入しやすく、 応募事業者数が多くなるので競争性が確保される。

・事業者にとってのリスク
 事業者にとってのリスクは運営権の対価 の支払い等の初期投資が多いPFI方式の方が高い。

・事業者の資金回収
 どちらの方法も初期投資等の資金は管理運営期間内に回収するが、PFI方式では運営権の譲渡により事業者は資金の回収が可能となる。

・運営の自由度
 PFI方式では運営権者である事業者の自主性と創意工夫が尊重されるので事業者主導の運営になる。

・施設整備
 市が施設整備や大規模修繕等を行う場合は複数年度に分けて整備する場合があるが、PFI方式では事業者が資金を調達して整備するので短期間で整備が可能。

(資料の掲載は以上です)

絶対に税金の持ち出しを「半額以下」を実現すべき

6月議会での市長への質疑において、フジノはこう尋ねました。

「今まで見直すこともなく毎年4億円も支払ってきた指定管理料を、次の契約からはいくら減らせるのか?」

これに対して吉田市長は、

「必ず半分に減らしてみせる」

と答えました。

4億円の半分、つまり、2億円は指定管理料をカットする、という意味です。

フジノは、この市長の言葉を信じたい。

もしも、それが実現できるならば、中学校での給食導入を実現する為の『財源』に回したいからです。

『長井海の手公園』を運営する為に毎年4億円も税金を使うよりも、『中学校給食の導入』の方がフジノにとって政策の優先順位は上です。

1期目、吉田市長は全くハコモノ改革をやらなかった。

2期目、吉田市長は絶対に有言実行してほしい。

そして、こどもたちの健康と暮らしを守る為の『財源』を生み出してほしい。

しかし、実際のところは配布資料を読んで、フジノには疑問ばかりが残りました。

何よりも、こうした文章に強い疑問を感じました。

現在の入園者数50万人(1人あたり消費額1,000円)が60万人(1人あたり消費額1,500)になれば、計算上の指定管理料は0円になる。

現在の指定管理者であるファームには毎年4億円も支払ってきた税金が、理屈上はゼロにできる、という意味です。

フジノはこれを読んで「おいおい、本気かよ」と感じました。

まず最初に感じた怒りは

「そんなに突然に集客力がアップできるのならば、今まで何故やらなかったのか」

というものでした。

そして次に感じた怒りは

「そんなに突然に来場者の消費金額がアップする訳ないだろう!」

というものでした。

介護保険料の値上げ、国民健康保険料の値上げ、下水道使用料の値上げ、消費税の値上げ、とこれからも値上げは続いていきます。

それとも、アベノミクスでみなさん突然に大金持ちになったのでしょうか?

東日本大震災の後、どうしたらこんなに楽観的な経営感覚を持てるのか...フジノには全く理解できませんでした。

資料1より

資料1より

資料2より

資料2より


一方で、市長に対して

「やれるものなら今すぐやってほしい」

と怒りを通り越した気持ちも感じました。

事務局の配布資料のように『長井海の手公園』がそんなにも優良なコンテンツならば、ぜひ『毎年4億円の税金の持ち出し』を『ゼロ』にして頂きたい。

ゼロがムリでも、吉田市長には6月議会で答弁したように、とにかく指定管理料を半分以下に絶対に減らして頂きたい。

そして、1期目の4年間ずっと垂れ流してきた税金のムダを、2期目の4年間こそ、こどもたちの為の『財源』に充てて頂きたい。

ぜひ市民のみなさま、注目し続けて下さい。

『長井海の手公園ソレイユの丘』の1年間の赤字は4億9,030万円(2011年度)

「長井海の手公園」が出した2011年度の赤字

フジノがこのまちの『ハコモノ3兄弟』と名付けている3施設が、横須賀市の財政へ与えているダメージを報告しています。

今日は、三男坊にあたる長井海の手公園『ソレイユの丘』について、1年間の税金投入額(=赤字)を見てみましょう。

収入はありません。

『ソレイユの丘』で、市民の方々がアトラクションなどに支払う料金は全て運営管理をしている(株)ファームの収入になり、横須賀市には1円も入りません

支出を説明します。

1.総合公園整備事業費:1億230万7,000円

内訳:公有財産購入(BTO施設買取一式)

10年間かけて施設を買い取る為のローンの分割払いみたいな支払いを続けているのですが、2011年度の支払い金額が1億230万円です。

神奈川県から1200万円の補助金が出されましたので、1200万円を除いた横須賀市の支払いは9030万7,000円となります。

環境政策部・決算説明資料より

環境政策部・決算説明資料より


続いて、運営管理ににかかった費用です。

2.長井海の手公園運営事業:4億円

運営を委託している『株式会社ファーム』に対して毎年4億円の指定管理料を支払っています。

環境政策部・決算説明資料より

環境政策部・決算説明資料より


ということで、1+2=2011年度のソレイユの丘にかかった費用は、4億9030万7,000円でした。

先ほど述べたとおりで横須賀市への収入はゼロですから、

つまり、

4億9030万7,000円の赤字

です!

「長井海の手公園」のこれまでの利用者数

続いて、2005年のオープンから2011年度末までの利用者数の動きをみてみましょう。

ソレイユの丘・利用者数の実績

年度利用者数
2011年度 52万4,503人
2010年度 55万2,833人
2009年度 65万8,418人
2008年度 65万9,981人
2007年度 58万8,506人
2006年度 65万8,355人
2005年度 73万6,084人

2011年度の『ソレイユの丘』の利用者数は、前年度比マイナス2万8,330人の52万4,503人となりました。

東日本大震災があった2011年度の決算なので芸術劇場と同じく、集客施設にとって厳しい1年間だったのは事実です。

けれども、こと『ソレイユの丘』については大きな災害が無くても、猛暑日が続いたり台風が来たりという当たり前の天候の変化だけですぐに数万人もガタ落ちになってしまうという、集客施設としては致命的な欠陥を抱えている施設です。

2010年9月を例に挙げます。

猛暑日と雨が数日間続いた結果、9月だけで前年度比較マイナス4万8,600人となったのです。このように、天候が変わるだけであっという間に利用者数が減ってしまうのです。

農業型テーマパークなので基本的には日光の下で過ごす性格であるとはいえ、直射日光を避けられるような施設も雨が降ったら降ったで建物内で楽しめるような施設もほとんどありません。集客施設としての工夫が無いので天候が変わるだけで利用者が激減してしまうのです。

オープンした2005年がピークで、約74万人でした。

それから2年続けて減少して約59万人へと落ち込みました。翌年、芝ぞりゲレンデとミニSLを新たに導入するなどテコ入れをして、ようやく2009年には約66万人と盛り返しました。

けれども2010年には一気に55万人へ転落し、2011年には52万人へとさらに減少しました。

このままでは、利用者はいずれもっと減少していくのではないでしょうか。

「長井海の手公園」改革は遅々として進んでいません

かねてから『長井海の手公園ソレイユの丘』に対して、市議会議員時代の吉田市長とともにフジノは厳しく追及をしてきました。

2009年に吉田市長が新たに市長に就任した後も、フジノは抜本的な改革を求め続けてきました。吉田市長の改革のスピードはあまりにもゆっくりで、時にはフジノから見て、改革を放棄しているようにも映りました。

そうした姿勢を厳しくフジノが追及すると

「財政面から見て、これらの3施設(ハコモノ3兄弟)の建設により、市債償還費や維持管理費が増大し、本市の財政状況を悪化させた一因になっているとの認識に変わりはありません」

といった答弁を吉田市長はするものの、とにかく動きが遅くて、赤字による市税の出血は今も続いています。

ようやく今年2012年度予算案で示されたのが『長井海の手公園ソレイユの丘あり方検討委員会』です。

現在の指定管理者との契約期間が終了する2015年度からの運営形態の見直しをする為の検討委員会です。

環境政策部・2012年度予算説明資料より

環境政策部・2012年度予算説明資料より


外部の有識者も加わるこの『あり方検討委員会』は来年2013年3月までに1回開かれる予定です。

2015年度からの運営形態の見直しを検討する、という目的そのものもあまりにもスローですが検討委員会の初回の開催が2013年になるなんて...遅すぎますよね、動きが。

それで今は何をしているかというと、この『あり方検討委員会』で議論する為の『たたき台』を作る為に、市役所内部の関係部課長によるプロジェクトチームを開いています。

プロジェクトチームのメンバーは、環境政策部からは緑地管理課、公園建設課。経済部からは商工観光課、農林水産課、集客担当課長。政策推進部からは政策推進課、行政管理課。

6月から合計3回、開催したのですが、1回目は顔合わせ、2回目は『ソレイユの丘』への現地視察、3回目は議論スタートという内容でした。

4回目の開催は、日程調整中です。

『あり方検討委員会』のメンバーの候補は議論しているものの、まだ決定していないとのこと。とにかく、もっと早く動いてほしいです。

2009年に吉田市長が市民のみなさまに選ばれたのは、若さとか悪しき官僚主義の打破とかいろいろな要因はありますが、何よりも改革のシンボルとして市民のみなさまが求めたのは『ハコモノ3兄弟』が垂れ流す巨額の赤字への『スピード感ある徹底的な改革』だった、とフジノは信じています。

それからもう3年が経ちました。

フジノは改革をあきらめずに対策を訴え続けてきました。

けれども、吉田市長の任期はもう1年を切りました。

任期が切れる前に、しっかりとけじめを付けてほしいです。