放射能に汚染された除染土が学校敷地内に埋め立てられたままの問題を小室たかえ議員が質問してくれました!/神奈川新聞も大きく報じました

放射能に汚染された除染土が学校敷地内に今も埋設されている問題を小室議員がとりあげてくれました

昨日開かれた本会議で、小室たかえ議員が行なった一般質問。

なんと、学校敷地内に埋設された放射性物質に汚染された除染土について取り上げてくれました!

ねぎしかずこ議員やフジノたちがこれまで必死に取り上げてきた問題です。初めて『援軍』が現れたような気持ちになりました。

そして、小室議員と市長・教育長・教育委員長とのやりとりが、けさの神奈川新聞で報じられました。

2016年9月3日・神奈川新聞より

2016年9月3日・神奈川新聞より


下に全文を引用します。

市立学校、汚染土埋設場所23校で具体表示なし

放射性物質の汚染土を暫定的に保管している横須賀市立学校のうち、少なくとも23校で埋設場所を具体的に表示していないことが2日、明らかになった。

除染措置から4年半以上が経過し、敷地内のどこに埋設されているかを把握していない保護者らも多いという。

同日の市議会本会議で、青木克明教育長は、安全性に問題はないとしながら

「安全と安心は違う。各校長の判断になるが、表示することをあらためて相談したい」

と述べた。

小室卓重氏(無会派)の一般質問に答えた。

市教育委員会によると、汚染土を地中に保管しているのは43校(小学校27、中学校13、高校1、ろう・養護2)で総量はおよそ7トンに上る。埋設場所をフェンスで仕切ったり、「立入禁止」の表示をしたりしているのは20校にとどまった。

市は公式サイトで、全校の埋設場所の写真や放射線量の調査結果などを公表しているが、現場に表示がないことから来校者らには伝わりにくい実態があった。

吉田雄人市長は

「いたずらに不安をあおるべきではないという考え方もあるが、正確な情報にアクセスできるようにすることは大事」

との見解を示した。

市教委は2011年11月、全73校で放射線量を測定。

市の基準値(地表高1センチで毎時0.59マイクロシーベルトなど)を上回った学校では汚染土を土のう用の袋と二重のポリ袋で密閉し、仮処分として敷地内の地中に埋める除染措置を取っていた。

今後の対応について、荒川由美子教育委員長は

「現状では処分業者が見つからず、早い段階での搬出は難しいと認識している」

と説明した。

引用は以上です。



2011年10月に発覚したこの問題は、5年が経った今も未解決のままです

全ての問題は、2011年10月に始まりました。

ねぎしかずこ議員が市内の放射線量を測定するキャラバンを行なった際、鶴久保小学校から高い放射線量が検出されたのです。

ねぎしかずこ議員の2011年10月25日ブログ記事より

ねぎしかずこ議員の2011年10月25日ブログ記事より


これを受けて横須賀市は市内全校の放射線量の測定を再度行ないました。

ねぎし議員と協力してフジノたちも市長・教育長に緊急要望書を出しましたが、学校の敷地内に埋め立てられたままの除染汚泥は今もそのままになっています。

フジノは現在まで5年間にわたって繰り返し質疑を行なってきました。

改めて、横浜市内の小学校に高濃度の放射性物質(指定廃棄物)が放置されていた問題をきっかけに、横須賀でも小室議員がこの問題にもう1度光をあててくれました。

小室議員、ありがとうございます。

そして、5年前からご心配ご不安をおかけしている児童生徒の保護者のみなさま・市民の方々には、本当に申し訳ございません。

問題を一歩でも前に進める為に、フジノもこの9月議会での一般質問で必ずこの問題をとりあげます。



放射能に汚染された除染土を「学校敷地内」に埋め立てたのはあくまでも「仮置き」です/教育委員会へ要請した事項がさっそく動き出しました

鶴久保小学校で除染した汚泥を「学校の敷地内」に埋め立てたのは、あくまでも「仮置き」です

毎時0.75マイクロシーベルトが検出された土を、昨日、鶴久保小学校の敷地内へ『仮置き』として埋めもどしました。

今日この件について、教育委員会から全議員宛てに報告がありました。

そして、市政記者クラブへのプレスリリースと、市民のみなさまに対して横須賀市HPでの報告がなされました。

本日17時に更新された横須賀市HPより

本日17時に更新された横須賀市HPより


特に、市民のみなさまに確認していただきたいのは、下の1文がしっかりと記されていることです。

上の文章を拡大したものです

上の文章を拡大したものです


赤の太文字で強調した部分です。

「除染の方法は、土砂の処分先が決まるまでの処置として、土砂を土のう袋に入れ、さらに二重のビニール袋に入れて、ブルーシートで包んだものを学校敷地内に埋め、その上に50センチメートル以上の覆土を行ないました」

つまり、

『今回の対応はあくまでも『仮』の対応であって、ずっと校庭の敷地内に埋めておくのではなく、最終的な処分先が決まれば、掘り返して移す』

という意味です。



「仮置き」という「約束」をあえて「明文化」してもらいました

このことはすでに昨日の時点で、複数の議員が教育委員会と確認を取りました。

けれどもフジノとしては、

「市民のみなさまに見ていただく文章には『仮置き』であることを示す文章をしっかりと記すべきだ」

と、しつこく教育委員会に求めました。

『そこに書いてある』という事実は『約束』であり『信頼』を生むけれど、『そこに書いていない』ということは『不信感』を招くからです。

その結果として、報道発表の資料と市民のみなさまに観ていただく市HPには

「土地の処分先が決まるまでの処置として」

という文章が正式に盛り込まれました。

こうして正式な文章に載った訳ですから、『守られるべき約束』であることを市民のみなさまにお示ししたことになります。

高い放射線量が測定された土が敷地内に埋まっていることは、保護者のみなさまにとって全く納得できない対応だと思います。

しかし、可能な限り早い時期に、この土は必ず別の場所へと移されることになります。



市議会議員宛の報告文章にはその一文が載っていません

ただ、1点残念なことは、市議会議員宛ての文章にはその文章は載っていないことです。

教育長から市議会議員宛てに出された報告書があるのですが、それが下の画像です。

全議員宛に出された教育長からの報告

全議員宛に出された教育長からの報告


該当する場所を拡大したものですが、「土地の処分先が決まるまでの処置として」という一文がすっぽり抜けています。

市議宛の文章には一文が抜け落ちています

市議宛の文章には一文が抜け落ちています


報道発表と横須賀市HPは全く同じ内容ですが、市議会議員宛ての報告書には肝心な部分だけが書かれていません。

これでは、誤解を生んでしまいます。

フジノが教育委員会に要請したのは「市民の方々向けの文章だけに載せろ」ということでは無くて

もちろん市議会議員宛ての報告であれ、どんな文章であれ、誰が読んでも誤解が無いようにしっかりと明記することを求めたのです。

この点だけ、とても残念でした。



教育長に昨日要請した3点が早くも動きがありました

昨日の朝、フジノが教育長に対して要請した3点ですが、今日夕方の段階でかなり動きが進んできました。

  1. 可能な限り早く、埋めた土を学校から別の場所へ移すように方針を検討しなおしてほしい

  2. 他の学校についても、夏休みの終わりにおこなった除染作業後の土などがどのような状態で保管されているのかもすぐ確認すべき

  3. 他の学校も野ざらしにされている所があれば優先的にすぐ対応すべき

1については上に記したとおりで、最終的な処分場所を検討することになっています。

2については、すでに14時の段階で全学校の半数以上の確認を終えているとの報告を受けました。来週月曜日には、全学校の結果を報告できる予定です。

3については、野ざらしにしていた学校が確認された場合はすぐに測定に向かう、という対応を取ることが決定しています。



動きがあればどんな細かいことも市民のみなさまに報告します

また、この3点以外にも

4.そもそも『土壌調査』が必要である

5.地上1mの高さで毎時0.59マイクロシーベルトという『基準』を少なくとも0.2マイクロシーベルトへ引き下げるべき

と、フジノは考えていますので、これらも引き続き、要請していきます。

いずれにしても動きがあればどんな細かいことであっても市民のみなさまに報告していきます。