長井海の手公園ソレイユの丘・これまでの入場者数(2005〜2012)

ソレイユの丘の入場者数

ソレイユの丘の、オープンから現在までの入場者数の実績は下の通りです。

利用者数の実績
年度人数前年度比
200573万6,084人オープン
200665万8,355人前年度▲7万7,729人
200758万8,506人前年度▲6万9,849人
200865万9,981人前年度+7万1,475人
200965万8,418人前年度▲1,563人
201055万2,833人前年度▲10万5,585人
201152万4,503人前年度▲2万8,330人
201254万8,854人前年度+2万4,351人

なお、この入園者数をどのように数えたかというと、推計値と実数を合計したものです。

(1)駐車場の利用台数(普通車)×3.3人
(2)団体来園者数(実数)

この(1)と(2)を足したものです。

長井海の手公園ソレイユの丘・これまでの入場者数(2005〜2011)

ソレイユの丘の入場者数

ソレイユの丘の、オープンから現在までの入場者数の実績は下の通りです。

 

公園利用者数の実績
年度人数
2011 52万4,503人(前年度▲2万8,330人
2010 55万2,833人(前年度▲10万5,585人
2009 65万8,418人(前年度▲1,563人
2008 65万9,981人(前年度+7万1,475人
2007 58万8,506人(前年度▲6万9,849人
2006 65万8,355人(前年度▲7万7,729人
2005 73万6,084人 *オープン

『長井海の手公園ソレイユの丘』の1年間の赤字は4億9,030万円(2011年度)

「長井海の手公園」が出した2011年度の赤字

フジノがこのまちの『ハコモノ3兄弟』と名付けている3施設が、横須賀市の財政へ与えているダメージを報告しています。

今日は、三男坊にあたる長井海の手公園『ソレイユの丘』について、1年間の税金投入額(=赤字)を見てみましょう。

収入はありません。

『ソレイユの丘』で、市民の方々がアトラクションなどに支払う料金は全て運営管理をしている(株)ファームの収入になり、横須賀市には1円も入りません

支出を説明します。

1.総合公園整備事業費:1億230万7,000円

内訳:公有財産購入(BTO施設買取一式)

10年間かけて施設を買い取る為のローンの分割払いみたいな支払いを続けているのですが、2011年度の支払い金額が1億230万円です。

神奈川県から1200万円の補助金が出されましたので、1200万円を除いた横須賀市の支払いは9030万7,000円となります。

環境政策部・決算説明資料より

環境政策部・決算説明資料より


続いて、運営管理ににかかった費用です。

2.長井海の手公園運営事業:4億円

運営を委託している『株式会社ファーム』に対して毎年4億円の指定管理料を支払っています。

環境政策部・決算説明資料より

環境政策部・決算説明資料より


ということで、1+2=2011年度のソレイユの丘にかかった費用は、4億9030万7,000円でした。

先ほど述べたとおりで横須賀市への収入はゼロですから、

つまり、

4億9030万7,000円の赤字

です!

「長井海の手公園」のこれまでの利用者数

続いて、2005年のオープンから2011年度末までの利用者数の動きをみてみましょう。

ソレイユの丘・利用者数の実績

年度利用者数
2011年度 52万4,503人
2010年度 55万2,833人
2009年度 65万8,418人
2008年度 65万9,981人
2007年度 58万8,506人
2006年度 65万8,355人
2005年度 73万6,084人

2011年度の『ソレイユの丘』の利用者数は、前年度比マイナス2万8,330人の52万4,503人となりました。

東日本大震災があった2011年度の決算なので芸術劇場と同じく、集客施設にとって厳しい1年間だったのは事実です。

けれども、こと『ソレイユの丘』については大きな災害が無くても、猛暑日が続いたり台風が来たりという当たり前の天候の変化だけですぐに数万人もガタ落ちになってしまうという、集客施設としては致命的な欠陥を抱えている施設です。

2010年9月を例に挙げます。

猛暑日と雨が数日間続いた結果、9月だけで前年度比較マイナス4万8,600人となったのです。このように、天候が変わるだけであっという間に利用者数が減ってしまうのです。

農業型テーマパークなので基本的には日光の下で過ごす性格であるとはいえ、直射日光を避けられるような施設も雨が降ったら降ったで建物内で楽しめるような施設もほとんどありません。集客施設としての工夫が無いので天候が変わるだけで利用者が激減してしまうのです。

オープンした2005年がピークで、約74万人でした。

それから2年続けて減少して約59万人へと落ち込みました。翌年、芝ぞりゲレンデとミニSLを新たに導入するなどテコ入れをして、ようやく2009年には約66万人と盛り返しました。

けれども2010年には一気に55万人へ転落し、2011年には52万人へとさらに減少しました。

このままでは、利用者はいずれもっと減少していくのではないでしょうか。

「長井海の手公園」改革は遅々として進んでいません

かねてから『長井海の手公園ソレイユの丘』に対して、市議会議員時代の吉田市長とともにフジノは厳しく追及をしてきました。

2009年に吉田市長が新たに市長に就任した後も、フジノは抜本的な改革を求め続けてきました。吉田市長の改革のスピードはあまりにもゆっくりで、時にはフジノから見て、改革を放棄しているようにも映りました。

そうした姿勢を厳しくフジノが追及すると

「財政面から見て、これらの3施設(ハコモノ3兄弟)の建設により、市債償還費や維持管理費が増大し、本市の財政状況を悪化させた一因になっているとの認識に変わりはありません」

といった答弁を吉田市長はするものの、とにかく動きが遅くて、赤字による市税の出血は今も続いています。

ようやく今年2012年度予算案で示されたのが『長井海の手公園ソレイユの丘あり方検討委員会』です。

現在の指定管理者との契約期間が終了する2015年度からの運営形態の見直しをする為の検討委員会です。

環境政策部・2012年度予算説明資料より

環境政策部・2012年度予算説明資料より


外部の有識者も加わるこの『あり方検討委員会』は来年2013年3月までに1回開かれる予定です。

2015年度からの運営形態の見直しを検討する、という目的そのものもあまりにもスローですが検討委員会の初回の開催が2013年になるなんて...遅すぎますよね、動きが。

それで今は何をしているかというと、この『あり方検討委員会』で議論する為の『たたき台』を作る為に、市役所内部の関係部課長によるプロジェクトチームを開いています。

プロジェクトチームのメンバーは、環境政策部からは緑地管理課、公園建設課。経済部からは商工観光課、農林水産課、集客担当課長。政策推進部からは政策推進課、行政管理課。

6月から合計3回、開催したのですが、1回目は顔合わせ、2回目は『ソレイユの丘』への現地視察、3回目は議論スタートという内容でした。

4回目の開催は、日程調整中です。

『あり方検討委員会』のメンバーの候補は議論しているものの、まだ決定していないとのこと。とにかく、もっと早く動いてほしいです。

2009年に吉田市長が市民のみなさまに選ばれたのは、若さとか悪しき官僚主義の打破とかいろいろな要因はありますが、何よりも改革のシンボルとして市民のみなさまが求めたのは『ハコモノ3兄弟』が垂れ流す巨額の赤字への『スピード感ある徹底的な改革』だった、とフジノは信じています。

それからもう3年が経ちました。

フジノは改革をあきらめずに対策を訴え続けてきました。

けれども、吉田市長の任期はもう1年を切りました。

任期が切れる前に、しっかりとけじめを付けてほしいです。