米海軍が「基地の外での飲酒は深夜0時まで許可」「個人宅での飲酒は全て許可」しました/米海軍の新たな対応が報告されました

米海軍がさらに措置を緩める、と報告がありました

本日、防衛省南関東防衛局から横須賀市に対して情報提供がありました。

6月29日のさらなる措置解除から10日が経ち、さらに措置を解除することが発表されました。

13時58分頃に、政策推進部渉外担当部長名義で全市議へその報告がなされましたので、市民のみなさまにお伝えいたします。

米海軍からのプレスリリース

米海軍からのプレスリリース




下に、仮訳を掲載します。

在日米海軍司令部
米海軍日本管区司令部
広報・報道部

2016年7月11日

第7艦隊司令官と在日米海軍司令官
勤務時間外活動の指針を改定

第7艦隊司令官ならびに在日米海軍司令官は、日本に駐留する全ての海軍将兵に対する勤務時間外活動の指針を改定しました。

即時有効で、勤務時間外の海軍将兵は基地外の飲食施設での飲酒が深夜0時まで許可され、深夜0時から午前5時まで飲酒禁止となります。

この変更により在日米軍司令部による勤務時間外活動の指針に従うこととなります。

個人宅における飲酒に時間制限はありません。

沖縄に駐留する海軍将兵は、沖縄四軍調整官によって定められた、勤務時間外活動ならびに飲酒に関する指針に従うこととなります。

飲酒を希望する2等兵曹以下の海軍兵は、引き続き基地の内外を問わず同伴者を伴うことが義務付けられています。

第7艦隊司令官ならびに在日米海軍司令官は、共同メッセージでこの変更を海軍将兵に通知しました。

そのメッセージにおいて、第7艦隊司令官と在日米海軍司令官は、各部隊司令官がその権限において必要に応じ各自の裁量で、勤務時間外活動の制限をかけることを許可しています。

「司令官たちは任務の即応体制維持に必要なあらゆる対策を講じることが可能です」

と在日米海軍司令官マシュー・カーター少将。

「司令官たちがそれぞれ積極的かつ先を見越して、勤務時間外活動を行なう上で、未成熟さが見られる海軍将兵を識別し、問題が起きる前に対処するよう求めています」

第7艦隊司令官ジョセフ・アーコイン中将は、過去1ヵ月の間米海軍が一体となって、それぞれの認識と一人一人が友好大使であるとの意識を高めたことに満足しているとし、

「私達が太平洋での任務を日本の皆様と共に遂行しつつ、海軍将兵や軍属、契約従業員や家族たちがこれまで努力してくれたこと、そして今後も努力を続けてくれることを誇りに思います」

と語りました。

(上記の日本語文書は参考のための仮訳で、正文は英語です)

*赤文字化はフジノが行ないました。

以上です。

在日米海軍における『勤務時間外活動の指針』が改定されました。

プレスリリースをまとめると、

  • 『勤務時間外』の海軍将兵は、『基地外』の飲食施設での飲酒を『深夜0時まで許可』
  • 『勤務時間外』の海軍将兵は、『基地外』の飲食施設での飲酒は『深夜0時から午前5時まで飲酒禁止』
  • 『勤務時間外』の海軍将兵は、個人宅での飲酒は『24時間いつでもOK』

とのことです。

プレスリリースによると、第7艦隊司令官ジョセフ・アーコイン中将は、以下のように述べて満足感を持っておられるそうです。

過去1ヵ月間、米海軍が一体となって、それぞれの『認識』と、「一人一人が友好大使である」との『意識』を高めた

と記されています。



本質的な解決に向けた対策は全く行なわれていない、というのがフジノのいつもの結論です

しかしながら、あえてフジノはこのブログで繰り返し繰り返し書いてきたことを、再び書きます。

日本人であろうと米海軍人であろうと一切関係なく、『アルコールによる他害行動や反社会行動を防止する訓練』は、ある1度の講習を受けるようなことでは不可能です。

定期的かつ継続的に行なっていかなければ、人の行動を変容させることは絶対にできません。

飲酒中の米兵による犯罪が起こるたびに、米海軍が全軍人・軍属を対象にした短期間の禁酒をさせる措置は全く無意味だとフジノは考えています。

もし効果があるとすれば、日本人に対して反省しているというポーズを示す効果だけはあるかもしれません。

しかし、それだけのことです。

1ヶ月間程度の短期間では、実質的な変化は何も起こりません。起こせるはずがありません。

そもそもアルコールを飲んでも他害行動や反社会的な行動を取らない人が圧倒的多数なのが現実です。

それはアメリカ人も日本人も全く変わりません。

そうではなくて、貧困やグリーンカードを得る為に『米軍に入隊する以外に選択肢が無かった多くの若い兵士たち』が、厳しい訓練を受けて、戦場へ送られているという現実を率直に認識することからスタートすべきです。

貧しくて行き場の無かった若者たちが人生で初めて海外に出たのが、沖縄・横須賀であった。そこで飲酒をきっかけに『他害行為』や『反社会的な行動』を取ったのです。

望んで志願して入隊している人でさえ、戦場に送られて帰還した後に、多数の人々が『自殺』へと追い込まれています。

根本的な米軍の在り方そのものが一定数の人々を自殺や他害へと常に追い込んでいる

これが、フジノの考えです。

だから、きっとまた被害者は生まれるでしょう。

『日本人』が殺されればそれは米軍犯罪と呼ばれ、『米軍人』が自殺すれば犯罪とは呼ばれないだけのことなのです。

どちらもフジノは『被害者』だと考えています。

米軍の姿勢はいつも問題の本質的な解決に向き合いません。

軍事力に頼ったアメリカ政府の外交政策が変わらない限り、この問題は永遠に続くだろう、それがフジノの結論です。

日本は絶対に同じ道をたどってはならない、絶対にそうさせない。

参議院選挙の結果が出た翌日に出された米海軍のプレスリリースを読んで、改めてその確信を強めました。



米海軍が「午後10時まで基地の外での飲酒を許可」しました/米海軍の新たな対応が報告されました

米海軍がさらに措置を緩める、と報告がありました

本日、防衛省南関東防衛局から横須賀市に対して情報提供がありました。

6月17日のさらなる措置解除に続いて、さらに全面的に措置を解除すると発表されました。

11時58分頃に、政策推進部渉外担当部長名義で全市議に対してその報告を受けましたので、市民のみなさまにお伝えいたします。

米海軍からのプレスリリース

米海軍からのプレスリリース




下に、仮訳を掲載します。

在日米海軍司令部
米海軍日本管区司令部
広報・報道部

2016年6月28日

在日米海軍、基地外での飲酒を許可

横須賀 第7艦隊司令官ならびに在日米海軍司令官は、6月6日に発令した日本に駐留するすべての米海軍将兵に対する暫定的な飲酒制限を解除しました。

「日本に駐留する海軍将兵の過去数週間にわたる行動は目を見張るものでした」

と在日米海軍司令官マシュー・カーター少将。

「特に日本では勤務時間外も任務の一環であると彼らは認識しています。彼らはこの地域における自分たちの行動が、日本の皆様との重要な戦略的関係の維持、西太平洋の平和と安定維持に直接影響を与えるものであると理解しています」

即時有効で、海軍将兵は午後10時まで、基地外飲食施設での飲酒が許可されます。

飲酒を希望する2等兵曹以下の海軍兵は、基地内外を問わず同伴者を伴うことが義務付けられています。

米海軍の軍属、契約業者および家族たちもまた海軍将兵と連携し、午後10時以降の飲酒を制限するよう推奨されています。

6月6日以来、日本に駐留するすべての海軍将兵は各部隊の司令官、副司令官、部隊最先任上等兵曹から、対面による勤務時間外活動改善の訓練を受けたほか、各部隊は責任ある飲酒についての訓練を行い、海軍将兵から確かな手ごたえを得ました。

「すべての海軍将兵が改善訓練を受け入れ、日米同盟の中で担う自らの役割を理解していると確信しました」

と第7艦隊司令官のジョセフ・アーコイン中将。

「順調で良好な傾向が示されており、今後も継続を望みます」

(上記の日本語文書は参考のための仮訳で、正文は英語です)

*赤文字化はフジノが行ないました。

今回の措置解除は、感情的には理解できません。

つい3日前の6月26日、米空軍嘉手納基地内で働く軍属の20代男性が酒気帯び運転容疑の現行犯で沖縄県警に逮捕されたばかりです。

さらに、そもそも最初に措置を開始した6月6日から、わずか3週間しか経っていません。

プレスリリースの文中の表現を借りれば

たった3週間で成果が出たという米軍の取り組み

  • 日本に駐留する全ての海軍将兵は、各部隊の司令官、副司令官、部隊最先任上等兵曹から、『対面による勤務時間外活動改善の訓練』を受けた
  • 各部隊は『責任ある飲酒についての訓練』を行ない、海軍将兵から確かな手ごたえを得た

とのことです。

何度も繰り返し書いてきましたが、『アルコールの危険性の訓練』とは、ある1度の講習を受けるようなことでは不可能です。

定期的かつ継続的に行なっていかなければ、人の行動を変容させることは絶対にできません。

このような中途半端な対応ならば全く意味が無い措置だった、とフジノは強く批判します。

きっとこの分では、まもなく『24時間いつでも基地の内外での禁酒の全面解除』もまもなく行なわれていくのではないでしょうか。

そして、また被害者が生まれるのです。

米海軍の問題の本質的な解決に臨まない姿勢に、毎回本当に呆れますし、残念でなりません。

被害に遭った方々はまさに「報われない」のではないでしょうか。

米海軍の対応も許しがたいのですが、さらに許しがたいのは日本政府です。

こうしたアメリカの対応に、強く対応を求める声を何もあげない日本政府は自国民を見捨てているとしか言えません。

やがて再び起こるであろう事件の被害者が生まれないよう徹底して予防・防止策を取ることこそが日本政府の今やらねばならないことです。



神奈川新聞が報じました

2016年6月29日・神奈川新聞より

2016年6月29日・神奈川新聞より



米海軍が「基地の中での飲酒、自宅での飲酒を解禁」しました。「基地の外での飲酒禁止」だけ継続です/米海軍の新たな対応が報告されました

こんなに早くも喉元を過ぎたのか?さらに米海軍が措置解除へ

本日、防衛省南関東防衛局から横須賀市に対して情報提供がありました。

6月10日の措置一部解除に続いて、さらに措置を解除する対応が発表されました。

10時半頃に、政策推進部渉外担当部長名義で全市議に対してその報告を受けましたので、市民のみなさまにお伝えいたします。

米海軍からのプレスリリース

米海軍からのプレスリリース




下に、仮訳を掲載します。

在日米海軍司令部
米海軍日本管区司令部
広報・報道部

2016年6月17日

日本に駐留する米海軍将兵、飲酒制限緩和へ

横須賀-アメリカ第7艦隊司令官と在日米海軍司令官は、6月6日に日本に駐留するすべての米海軍将兵に対して発令した、暫定的な飲酒制限を緩和した旨発表しました。

即時有効で、海軍将兵は基地内での飲酒と、基地外にある自宅での飲酒が許可されます。

しかしながら基地外での暫定的な飲酒制限は引き続き継続されます。

沖縄に駐留している海軍将兵は、引き続き現在沖縄で施行されている『寄り添い、哀悼する期間』の指針に従います。

米海軍軍属、契約業者、家族もまた海軍将兵と連携し基地外での飲酒を制限するよう推奨されています。

「暫定的な飲酒制限は、罰則としてではなく、またそもそも恒久的な措置として課されたものではありませんでした」

と在日米海軍司令官マシュー・カーター少将。

「私たちは、アルコール乱用の危険性について教育訓練を行い、熟考するためにこのような期間を設けました。飲酒関連の不祥事が日本との関係を損ねる前に、私たち全員が注意し介入しなければなりません」

基地内のレストランやクラブ等、基地内施設での飲酒を希望する2等兵曹以下のすべての海軍兵は、必ず同伴者を伴わなければいけません。

また2等兵曹以下のすべての海軍兵には引き続き、基地外での勤務時間外行動計画の提出が義務付けられます。

「勤務時間外の各自の行動がもたらす戦略的影響を、海軍将兵たちが理解したことを示したため、今回の緩和措置を取りました」

と第7艦隊司令官ジョセフ・アーコイン中将。

「海軍将兵たちが節度を持った飲酒ができることが実証された後、更なる段階的な措置を取ることができます。日本に駐留する海軍将兵による責任ある行動は、インド・アジア太平洋地域に安全と安定を提供する米海軍の能力にとって絶対不可欠なのです」

(上記の日本語文書は参考のための仮訳で、正文は英語です)

*赤文字化はフジノが行ないました。

6月6日に措置を発表してから、わずか11日しか経っていません。

プレスリリースの文中の表現を借りれば

たった11日間

  • 『アルコール乱用の危険性についての教育訓練』
  • 『勤務時間外の各自の行動がもたらす戦略的影響を海軍将兵たちが理解した』

で、完了できた。

ということだそうです。

すごい、信じられない。なんて米海軍は優秀なんだ。さすが世界一の軍隊・・・なんて、絶対にありえません。

全く意味が無い措置だった、とフジノは強く批判します。

『アルコールの危険性の訓練』とは、ある1度の講習を受けるようなことでは不可能です。

定期的かつ継続的に行なっていかなければ、人の行動を変容させることは絶対にできません。

けれども、米海軍の措置はどんどんゆるくなっていきます。

この様子では、もう『禁酒の全面解除』もまもなく行なわれていくのではないでしょうか。

そして再び、被害者が生まれるのでしょう・・・。

米海軍の問題の本質的な解決に臨まない姿勢に、毎回本当に呆れますし、残念でなりません。

被害に遭った方々はまさに「報われない」のではないでしょうか。

米海軍の対応も許しがたいのですが、さらに許しがたいのは日本政府です。

こうしたアメリカの対応に、強く対応を求める声を何もあげない日本政府は自国民を見捨てているとしか言えません。



米海軍が「勤務時間外の基地外での全ての行動を制限」を早くも解除しました。「基地内外を問わず飲酒の即時禁止」は継続です/米海軍の新たな対応が報告されました

驚きました、米海軍が早くも措置を一部解除

本日、防衛省南関東防衛局から横須賀市に対して情報提供がありました。

6月6日に対応を発表したばかりなのですが、わずか5日しか経っていないのに早くも措置を一部解除するというのです。

14時半頃に、政策推進部渉外担当部長名義で全市議に対してその報告を受けましたので、市民のみなさまにお伝えいたします。

米海軍によるプレスリリース米海軍からのプレスリリース


下に、仮訳を掲載します。

在日米海軍司令部
米海軍日本管区司令部
広報・報道部

2016年6月10日

米海軍、勤務時間外行動制限を解除
禁酒措置は継続

横須賀第7艦隊司令官と在日米海軍司令官は、6月6日に日本に駐留するすべての米海軍将兵に対して発令した勤務時間外行動制限を解除しました。

禁酒措置については継続されます。

勤務を終了した海軍将兵は、在日米軍の勤務時間外行動の指針の範囲内で、即時、基地外への外出が許可されます。

しかしながら、基地内外にかかわらず飲酒は禁止されています。

飲酒制限は各部隊が飲酒の負の側面に関する教育訓練を実施し、すべての海軍将兵がアメリカを代表する大使としての責任について十分理解できた事を、第7艦隊ならびに在日米海軍司令官が確信できるまで継続されます。

米海軍軍属、契約業者、家族もまたこの命令の精神を順守し、海軍将兵と連携し飲酒を制限するよう推奨されています。

勤務時間外行動制限は、日本に駐留するすべての海軍将兵が、各々の所属部隊の司令官、副司令官、部隊最先任上等兵曹との対面による訓練を終了した旨、各部隊より報告を受け解除されました。

これに加え、米海軍横須賀基地、米海軍厚木航空施設、在沖艦隊活動司令部において、在日米海軍司令官マシュー・カーター少将および第7艦隊司令官ジョセフ・アーコイン中将による海軍将兵集会が実施され、在日米海軍全体での一歩踏み込んだリーダーシップの重要性が説かれました。

「いかなる不祥事においても、その場に居合わせた誰もが介入し、悪しき事態の発生を未然に食い止める責任と権限を有するのです」

と、カーター少将。

日本で発生した昨今の不祥事についても、その多くは海軍将兵が積極的な介入を図ることで防げた可能性があることに言及し、

「互いに助け合うために行動することは正しいことであり、積極的な行動がすべての諸君に委ねられています」

と、述べました。

日本に駐留する海軍将兵へのメッセージの中で、第7艦隊・在日米海軍両司令官は暫定的な勤務時間外行動システムに関する概要を述べています。

すべての海軍将兵は、各自、基地外で過ごす勤務時間外時間をすべて含めた、詳細な勤務時間外行動計画を、各所属部隊に提出する必要があります。

「日本との重要な関係を守り続けるために我々はここにいるのです。我々は、不祥事が起こる前に危険な状態にある海軍将兵の存在を積極的に把握し、互いに助け合う必要があります。我々は、米海軍の地位を落としめ、日本を守りインド・アジア太平洋に安全を提供する米海軍の能力に悪影響を及ぼす飲酒関連の事件を断じて許しません」

と、アーコイン中将は述べています。

(上記の日本語文書は参考のための仮訳で、正文は英語です)

*赤文字化はフジノが行ないました。

前回のブログにも書いたとおりですが、フジノとしては、米軍による重大犯罪が起こるたびに繰り返されるこうした『一時的な行動制限』には現実的な犯罪抑止効果が無い以上全く意味が無い、と批判してきました。

ですから、今回の『行動制限の解除』は、『実質的な目標(日本における米兵犯罪を無くす)の実現』の為には、プラスでもマイナスでもありません。

ただ、『発令からわずか5日で解除に踏み切った』ということは、正直なところ「早過ぎた」と感じています。

『誰』に対して早かったか、というと、米軍人・軍属などのアメリカ人だけでなくて、日本全国の全ての人々に対してです。

『解除』によって誤ったメッセージを送ることになったな、と思います。

残念です。



米海軍は「勤務時間外の基地外での全ての行動を制限」「基地内外を問わず飲酒の即時禁止」を発表しました/沖縄における飲酒運転事故を受けた米海軍の対応が報告されました

米海軍のプレスリリースが防衛省経由で横須賀市に情報提供されました

本日、防衛省南関東防衛局から横須賀市に対して情報提供がありました。

お昼11時過ぎに、政策推進部渉外担当部長名義で全市議に対して報告がありましたので、市民のみなさまにお伝えいたします。

米海軍によるプレスリリース

米海軍によるプレスリリース


下に、仮訳を掲載します。

在日米海軍司令部
米海軍日本管区司令部
広報・報道部

2016年6月6日

米海軍、勤務時間外行動と飲酒を制限

第7艦隊司令官ならびに在日米海軍司令官は、日米同盟に悪影響をもたらす昨今の飲酒に関わる事件、事故を受け、日本に駐留するすべての海軍将兵に対し、勤務時間外行動と飲酒を暫定的に制限する旨を発表しました。

基地内外での海軍将兵による飲酒は即時禁止となり、基地外におけるすべての勤務時間外行動が制限されることとなります。

基地外に居住する海軍将兵の行動は、自宅と勤務先との往復のほか、保育施設への送迎、食料品店、ガソリンスタンド、スポーツジムの往復など、生活に必要な行動のみに制限されます。

各部隊の司令官、副司令官、部隊最先任上等兵曹が各海軍将兵に対面による訓練を実施するまで、勤務時間外行動の制限は継続されます。

各自の責任ある振る舞いが日米同盟や、インド・アジア太平洋地域へ安全と安定を提供するアメリカの能力に与える影響について、すべての海軍将兵が確実に理解できたことを、第7艦隊ならびに在日米海軍司令官が確信できるまで、飲酒制限は継続されます。

「これらの対策は軽々しく扱うことはできません」

と、在日米海軍司令官マシュー・カーター少将。

「何十年にもわたり、私たちは日本の皆様との強い絆を享受して参りました。海軍将兵各々が、いかに私たちの行動がその関係を、ひいては日米同盟全体に影響を与えるかについて理解することは必要不可欠なのです」

この指針は、日本に駐留もしくは前方配備されているすべての海軍将兵、および暫定任務で日本に派遣されているすべての海軍将兵と部隊に適用されます。

「大多数の海軍将兵は毎日、優秀に任務をこなしています」

と、第7艦隊司令官ジョセフ・アーコイン中将。

「しかしながら、彼らには、階級に関わらず、組織全体に対して統率力を発揮する責任もあるのです。私たちは、私たちの任務遂行能力に悪影響を与えたり、日本との重要な同盟を危機にさらす不正行為を断じて容赦しません」

(上記の日本語文書は参考のための仮訳で、正文は英語です)

*赤文字化はフジノが行ないました。

フジノとしては、米軍による重大犯罪が起こるたびに繰り返されるこうした『一時的な行動制限』はほとんど意味が無い、と厳しく受け止めています。

過去にも何度も何度も犯罪が繰り返されては綱紀粛正の為の一時的な措置が繰り返されてきました。

事件がマスメディアから報道されなくなった頃に、一時的な措置は解除されます。

そして、再び重大事件が起こされるのです。

この繰り返しを何度も見てきました。

だから、今回の米海軍の決定をみても、そらぞらしいというか虚しい気持ちにしかなりませんでした。



単なる「行動制限」は長期的に何の効果ももたらさない

フジノはこの米海軍の対応に対して、長期的な効果は期待できないと感じています。

『抑圧的な命令』を一時的に実施するだけでは何の意味も無いと批判してきたフジノは、根本的な対応として具体策をかねてから提案してきたとおりです。

日米両政府による『根本的な対策』が成されない限り、永遠に事件は起こり続けていくでしょう。

また、こうした米海軍の対応によって、基地の周辺の飲食店の方々が経済的な苦境に陥ることも予想できます。

市の中心部に米海軍の基地が位置している横須賀市の市長には、日米両政府に対して実効性のある現実的な対策を取るように、強く訴えてほしいです。



後日追記:翌日の新聞各紙が報じました

この発表を受けて、翌日の新聞各紙が一斉に報じました。

下は毎日新聞です。

2016年6月7日・毎日新聞より

2016年6月7日・毎日新聞より


下は神奈川新聞です。

2016年6月7日・神奈川新聞より

2016年6月7日・神奈川新聞より

このみっともない市長記者会見は何なのだ?/在日米海軍司令官の戒告処分に対する市長コメント

横須賀の在日米海軍司令部の司令官ら3名が軍の倫理規則に抵触し、戒告処分となりました

すでに報道でみなさまがご存知のことと思いますが、米海軍の司令官ら3人が業者から贈り物を受け取っていた為に軍の倫理規則に抵触し、戒告処分になりました。

横須賀市にとっては、あらゆる意味でパートナー関係にある米海軍横須賀基地の関係者(特に司令官ら)が、大規模な汚職事件に関わっていたことはショッキングな事件でした。事実ならば、許されるべきではありません。

フジノとしては「贈収賄は許されるべきことではない」と思いますし、「軍を退役して臭いものに蓋をするのではなくて、贈収賄で起訴すべきだ」と感じています。

例えば、時事通信では以下のように報じました。

2015年2月11日(水) 15時16分掲載

在日米海軍司令官ら戒告=業者から贈り物、退役へ

【ワシントン時事】米海軍は10日、艦船への補給サービスなどを請け負う業者から贈り物を受け取ったなどとして、在日米海軍のクラフト司令官ら少将3人を戒告処分にしたと発表した。

3人とも訴追されていないが、メイバス海軍長官は、軍の倫理規則に抵触したと判断した。

3人とも退役願を提出している。
(時事通信)

朝日新聞ではこのように報じています。

在日米海軍司令官を戒告 不正に金品受け取り、交代へ

2015年2月13日05時00分

艦船への補給業務などを請け負う業者から不正に金品を受け取ったなどとして、米海軍は在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)のテリー・クラフト司令官ら少将3人を戒告処分とした。

10日付で発表した。3少将は既に退職願を出している。

司令官は在日米海軍のトップ。

クラフト司令官の後任は米海軍哨戒偵察群司令官のマシュー・カーター少将が就く予定という。

発表によると、3少将は原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗務していた2006~07年、軍の倫理規定に違反し、シンガポールに本社がある業者から不正に金品を受け取ったり、要求したりした。クラフト司令官は当時、同空母の艦長だった。

処分を受け、米海軍のメイバス長官は

「3人の行動は判断能力、リーダーシップの欠如を実証するものだと判断した」

との談話を発表した。

業者については、米海軍犯罪捜査局が詐欺、贈収賄容疑で捜査している。

(前田基行)

神奈川新聞では以下のように報じました。

在日米海軍司令官ら戒告 企業から贈り物、退役へ

2015年2月12日(木)5時0分配信

米海軍は10日、在日米海軍司令部(横須賀市)のテリー・クラフト司令官ら少将3人を、米海軍に関連する企業から贈り物を受け取ったとして、戒告処分にしたと発表した。

クラフト司令官は退役願を提出しており、来月にも後任の司令官に交代する。

クラフト司令官は2013年8月に着任していた。

メイバス海軍長官は

「信用と責任を必要とするリーダーは、高い価値基準の振る舞いを求められる」

と非難した。

米海軍の発表によると、クラフト少将ら3人は06年から07年の間、原子力空母ロナルド・レーガンの乗員として第7艦隊管轄地域の西太平洋で任務に就いていた。

この間、米海軍から艦船への補給サービスなどを請け負う企業と問題のある関係を築き、米軍の倫理規則に抵触して贈り物を受け取った、とされる。

2人は営業宣伝を目的とした贈り物を受け取り、1人は贈り物を要求したという。

現時点で3人は訴追されていないが、それぞれ退役願を出した。

シンガポールに本拠地を置くこの企業と米海軍の関係をめぐってはこれまで、別の軍幹部らが売春のあっせんなどの見返りとして同企業に機密情報を漏えいするなどの便宜を図ったことが明るみに出ており、大規模な贈収賄スキャンダルに発展している。

この企業は贈収賄罪で既に起訴されている。軍当局は複数の米海軍人が関わったとみて、全容解明に向けた捜査を続けていた。

新聞・テレビ・ネットを問わず、メディアでは厳しい論調で報じられました。



米軍に媚びるあまり感想・コメントを発すれば米軍に嫌われるとでも市長は思っているのか?

繰り返しになりますが、この贈収賄事件に対するフジノの感想・コメントは

「一般論としても贈収賄は許されるべきことではない」と思いますし、「横須賀市とも深い関係のある司令官らの汚職には強いショックを感じました」し、「軍を退役して『臭いものに蓋をして終わり』ではなくて、捜査をきちんとすすめた上で、必要があれば贈収賄で起訴すべきだ」と感じています。

です。極めて当たり前のコメントですが、誰もがそう感じることだと思います。

けれども、横須賀市長の反応は全くふつうでは考えられないものでした。

2月25日に情報公開された、『横須賀市長記者会見(2月13日開催)』を読んだフジノは、吐き気がしました。

市長定例記者会見

市長定例記者会見

【在日米海軍司令官の戒告処分について】

記者の質問

先ほどクラフト司令官の件で、コメントは用意していないということでしたが、米海軍が発表している事案がありまして、この件に関して市長の感想をお聞きしたいのですが。

市長の答弁

感想も含めて特にコメントはございません。

記者の質問

その理由は何でしょうか。

市長の答弁

米海軍の中の人事の話だからです。

記者の質問

感想は無い、ということですか。

市長の答弁

はい。

記者の質問

無いのですか?

市長の答弁

「感想はない」というコメント、コメントすら無い、ということです。

記者の質問

コメントする、しないは別として、感想も無いのですか?

市長の答弁

無いです。

記者の質問

存在しない?

市長の答弁

はい。

…絶句しました。

この異常なやりとりに、ショックを受けました。

市民感覚で当たり前のことを質問している記者に対して、平然と「無い」「存在しない」と応え続ける吉田市長。

あなたはどうお感じになりましたか?

フジノからすると、吉田市長のこのような態度は「ふつう」ではありません。

あまりにも市民感覚からかけ離れすぎています。

横須賀市はアメリカ軍と観光で手を組んでいきたい、という姿勢を吉田市長はずっと打ち出しています。

だから、フジノが傍から見て気持ちが悪くなるくらい、吉田市長はアメリカ軍に対してふだんから媚びています。

「市民」には「媚びない政治」だが「米軍」には?

「市民」には「媚びない政治」だが「米軍」には?


けれども、このような在日米海軍司令官らによる大規模な汚職事件に対してまでも一切のコメントを拒否する、そこまで媚びなければならない市長の心情とは一体なんなのでしょうか?

市民のみなさまはどうお感じになりましたか?



原子力空母の横須賀母港化5年目の今日、要望書を出しました

事故が起これば大きな被害を広範囲にもたらす原子力空母

4年前の今日、アメリカの原子力空母ジョージ・ワシントンが、横須賀を母港とする為に入港しました。

原子力空母の動力源には、原子炉2基(推定120万kw)を積んでいます。何らかの事故が起これば、すさまじい被害が起こると予測されています。

認定NPO法人・原子力資料情報室による予測

認定NPO法人・原子力資料情報室による予測

カリフォルニア大学のジャクソン・デイビス教授による予測

カリフォルニア大学のジャクソン・デイビス教授による予測


政治家の仕事は、いのちを守ることです。だからフジノは、原子力発電所の存在に反対しているのと全く同じ理由で、原子力空母が存在していることに反対してきました。

そしてこれからも、できうる限りのことをしていきたいと決意しています。



市議有志で「要望書」を出しました

母港化5年目がスタートする今日という節目に、原子力空母の横須賀母港化に反対する市議会議員の有志で、在日アメリカ海軍司令官と日本政府の外務大臣に対して「原子力空母の安全性と安全対策に関する要望書」を提出しました。

そしてフジノの合計5名の市議有志です。

下がその全文です。

外務大臣 玄葉 光一郎 殿
在日米海軍司令官 ダン・クロイド少将 殿

原子力空母の安全性と安全対策に関する要望書

本日9月25日は、原子力空母ジョージ・ワシントンが米海軍横須賀基地に入港し、母港とした2008年9月25日から4年が経過した。

2010年11月には、液体を含む油漏れ事故を起こしている。幸いにも放射性物質を放出するような事故には至らなかったものの液体の特定や漏れた量、漏れだした原因などが全く究明されていない。

今後、原因究明を行い公表するとともに事故防止のための対策を強化する必要がある。

また、この4年の間に、半年にわたるメンテナンス作業を4回行い、2011年のメンテナンス作業の途中で東日本大震災に見舞われた。

この時は、放射性物質が漏れ出すなどの事故は報告されなかったが、艦船が大きく揺れ、あわや大惨事になる可能性も指摘された。

一方、昨年2011年3月11日に発生した東日本大震災によって福島第一原子力発電所が事故を起こし、日本及び国際社会は甚大な被害を被った。

とりわけ、原子力事故に対する日本政府の対応によって多くの日本人が被ばくしたことは、世界中からも批判された。

これまでの歴代政府が振りまいた安全神話の下、原子力事故に対する対応が不十分だったことや地震の多い日本列島に原子力発電所を設置するという世界の常識からも外れた原子力行政の転換を求める「原発ゼロ」の世論が、圧倒的多数となっている。

そのような中、我が横須賀市においても原子力に対する市民の不安が大きくなっており、とりわけ市民が不安に感じているのは、「仮に東日本大震災と同規模の震災が横須賀市を見舞った場合、原子力空母ジョージ・ワシントンの原子力機関の安全性は確保されるのかどうか?」という点である。

この問題については、横須賀市長が昨年4月に米大使館から書簡をもらっているが、ほぼ、ファクトシートと同じ内容であり、安全性を証明したものとは言えない。

特に巨大地震や津波に対する防災対策については説明が不十分である。

先日、新たに南海トラフ地震での被害予想も出されたことや原発事故の調査報告書なども出ていることなど新たな状況を踏まえた上で、改めてその安全性と安全対策を講じ、そのことを市民に説明することが急務である。

よって、以下の項目について日本政府、並びに米海軍においては早急に対応するよう求めるものである。

  • 震災に対する最新の知見を集め、原子力推進機関の安全性確保の為に必要な対策を全て講じること。また、横須賀市民の安全を確保する為の施策を検討し直すこと。
  • 横須賀市民が原子力空母の安全性について確証を持てるだけの十分な情報を公開すること。
  • 東日本大震災後に起きている新たな状況を踏まえ、原子力空母の安全性について改めて市民に説明すること

上記の対応及び本要望書への回答を求めるものである。

以上