「うつ病の当事者会」を横須賀でも開きたい!長年続いている「東京うつ病友の会」の素晴らしい実践を学びに行ってきました/会場の「四谷ひろば」もぜひ体験して下さい

廃校をリノベーションして活用されている「四谷ひろば」へ行ってきました

今日は、東京の四谷三丁目駅から徒歩10分程のところにある『四谷ひろば』に向かいました。

「四谷ひろば」にて

「四谷ひろば」にて


もともとは『新宿区立四谷第四小学校』という小学校でした。1907年開校、2007年閉校、という100年の歴史を持つ小学校でした。

建物の外観

建物の外観


統合を受けて2007年3月に閉校、翌2008年4月から『地域コミュニティ拠点』として活用されています。

下駄箱

下駄箱


建物をそのまま使って小学校の空気感を残しながら、様々な地域活動がここで行なわれています。

玄関

玄関


玄関、教室、放送室、グラウンドなどなど、学校そのものです。

館内案内

館内案内


校内を歩いて見学して回りながら「これは全国的に真似してほしい取り組みだなあ」と感じさせられました。

グラウンド

グラウンド


以前フジノは、千葉県の保田小学校跡地が『道の駅』として活用されている事例も体験したのですが、『小学校区』というエリアは地域の拠点としてばつぐんの規模だと思います。

本来、学校はできる限り、無くすべきでは無いと思います。

学校を無くせば、その地域の少子化はさらに進行しますし、地域の『絆』とも言うべきコミュニティの力はがくんと下がってしまうからです。

踊り場

踊り場


けれども財政的な理由などでどうしても統廃合せざるをえない場合には、こうした『四谷ひろば』のように『地域コミュニティ拠点』として大切にしていくべきだと思います。

地域福祉の観点からも防災の観点からも、横須賀のような『統廃合=即、売却』は一番ダメなパターンだと感じます。



「東京うつ病友の会」に参加しました!

さて、『四谷ひろば』を訪れたのは全く別の目的からです。

こちらを会場に開催されている『東京うつ病友の会』に参加する為です。

「東京うつ病友の会」ホームページより

「東京うつ病友の会」ホームページより


主催者のひとりである『ナオさん』とは数年前からの知り合いです。

『リカバリー全国フォーラム』や『リリー賞』の機会などでお会いするだけでなく、昨年は『カフェトーク』にも来て下さいました。

2人は『うつ病』の当事者仲間です。

今年1月、ナオさんとフジノの2人で『うつ病当事者のピアトーク』をツイキャスで放送しました。

東京うつ病友の会ナオさんとフジノのツイキャス

東京うつ病友の会ナオさんとフジノのツイキャス


これがとても好評でした。

会場入口

会場入口


「なおさんはすごいなぁ」とずっと尊敬してきた理由が、この『東京うつ病友の会』の活動を続けていることです。

というのも、様々な病気や障がいの数だけ当事者会(ピアの集い)が存在しているのですが、こと『うつ病』の当事者会はなかなか運営がうまくいかないことでも知られています。

『当事者会』というのは、参加するのも当事者ですが、主催するのも当事者です。

同じ病を持つ者同士が語り合うことは、お互いに力を与えあうエンパワーメントの効果もとても高いので、すごく有効です。

けれどもその一方で、『うつ病』という疾患を持ちながら、同じ立場の方々の声に耳を傾けていくことはとても苦しいことでもあります。

そこがネックになって、主催者がバーンアウトしてしまうことがしばしばあるのです。こうしていくつもの団体が立ち上がっては潰れてきました。

全国的に見ても、うつ病の当事者会の数は多くありません。

その一方で、これだけ『うつ病』にかかる人がすさまじい数で増加している中で、今、『うつ病の当事者会』ほど切実に求められているものはありません。

階段

階段


『ナオさん』たちは、まさに社会的に求められている活動を、自らがバーンアウトしない形で、見事に2002年から4年間も継続させてきました。これは本当にすごいことです。

しかも、行政の補助なしです。ピアオンリーで4年間!

しかも、ここ最近は毎回50名もの参加者があります。

毎月1回、四谷での開催なのですが、参加者は都内全域から、さらには遠く新潟や富山や名古屋などからも参加する方がおられます。

20代から60代まで年齢層も様々です。

会費は300円で、フリードリンク付き。

ファシリテーターであるナオさんたちは完全ボランテイアなので、『四谷ひろば』への会場費やフリードリンクの費用を払うと、収支はとんとんだそうです。

こういう活動こそ行政が支援すべき(もちろん口は出さない)です。



「東京うつ病友の会」の運営

以前ナオさんとツイキャスした時に

「はじめはみなさんガチガチに緊張しながら参加される」

「でも、帰る時にはみんなスッキリした表情でお帰りになる」

とおっしゃっていました。

フジノが参加した今日も、まさに全くそのとおりでした。

フジノ自身が緊張しながらの参加だった訳ですが、1度目の休憩時間を迎える頃には笑顔になっていました。

『東京うつ病友の会』のホームページに書いてあるとおりで、当日はこのように会が進んでいきます。

定例会の流れ

当会では、以下の要領で定例会を進めております。

  1. テーブル
    東京うつ病友の会では、2014年2月より完全グループ別で進行しています。

    テーブルはフリー(原則うつ病の方)・双極性障害専用テーブルと別れています。お好きなテーブルにお座り下さい。


  2. ドリンク
    東京うつ病友の会は、フリードリンク制を採用しています。

    ドリンクコーナーに様々なドリンクを用意していますので、お好きなだけお取り下さい。


  3. ミーティングルールの読み合わせ~自己紹介
    まず、会の流れを説明したあとにミーティングルールの読み合わせをします。

    次に、スタッフ・参加者の自己紹介をテーブルごとに行います。時間は一人2分程度で、簡単な病歴などを行って頂ければ結構です。


  4. グループトーク
    テーブルごとに大まかなテーマ(仕事・治療・フリー)をベースに、スタッフが聞きたいことを集めます。

    集めた聞きたいことについてミーティングを進めて行きます。

    また、東京うつ病友の会では15時、16時のタイミングで10分間の休憩を入れております。


  5. アンケート~
    最後にアンケートを記入して会は終了いたします。

    会の終了後に有志でファミレスに行ったりするのも自由です。

今回も約50名の参加でした。

ナオさんとしては30名くらいが適正規模だとお考えのようです。

現在3つのテーブルに1人ずつファシリテーターがおられるのですが、1つのテーブルに10名ぐらいまでが適正規模とのイメージですね。

「じゃあ、ファシリテーターを増やしてテーブルを増やせば良いのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

でも、『グループワーク』ってそんな簡単ではないのですよね〜。

別の教室を借りて2部屋で開催するというのも、違うかなあと思います。

フジノの望みとしては、関東全域にもっともっと『うつ病当事者会』が広がっていくことです。

そして、もちろん横須賀でも開催したいです。

休憩時間に廊下にて

休憩時間に廊下にて


フジノが開催しているカフェトークには、あらゆる立場の方々がいらっしゃいます。

どんな病気であってもみなさん気軽にカミングアウトできる空気の中で、ご自身の病気などをお話しして下さいます。

でも、やっぱり同じ病気であるピア(当事者)同士で語り合えることはとても大きな意味があります。

だからフジノは「横須賀でもうつ病当事者会を開きたい」と長年考えてきました。

けれどもいつもぶつかる壁は、ファシリテーターの存在でした。ファシリテーターが大切なのです。

そこで今考えているのは、1年くらい、ナオさんたち『東京うつ病友の会』にお願いして、ファシリテーターとして横須賀に来ていただけないかということです。

そうして1年のあいだに横須賀の参加者の方に力をつけていただいて、ファシリテーターになってもらえたら、と思うのです。

いかがでしょうか、横須賀のうつ病当事者のみなさま?

一緒に『横須賀うつ病友の会』を立ち上げてみませんか?