「解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に反対」の請願、本会議で否決/それでも絶対にあきらめない

「解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に反対」の請願は否決されました

この6月議会に『解釈改憲による集団的自衛権の行使容認』に反対する請願が、市民団体27団体から出されました。

神奈川県内ではいくつもの市や町の議会で、同じ趣旨の請願が可決されてきました。

三浦半島でも、三浦市議会・葉山町議会などが請願を可決しました。

2014年6月20日・神奈川新聞より

2014年6月20日・神奈川新聞より


そうした動きの中で、横須賀市議会がどのような判断をするのか、大変注目されていました。

請願は、まず総務常任委員会で議論されました。6月18日に採決が行なわれ、否決されました。

ついで昨日の本会議で、採決が行なわれました。

出席した39名の市議会議員中、

請願への賛成10人
請願への反対29人

で、否決されました。

新聞各紙が「横須賀市議会の否決」を報じました

昨日は、茅ヶ崎市議会・鎌倉市議会でも請願は可決されました。

一方で、『否決』という判断をとった横須賀市議会。

一晩明けたけさの新聞各紙は、横須賀市議会の様子を報じました。

2014年6月28日・神奈川新聞より

2014年6月28日・神奈川新聞より

以下に神奈川新聞の記事を全文引用します。

集団的自衛権と秘密保護法
横須賀市議会が反対請願書を否決

集団的自衛権の行使容認反対と特定秘密保護法の廃止を求め、横須賀市議会が国会と政府に意見書を出すよう要請する請願書の採決が27日、本会議で行われた。

集団的自衛権は賛成10票、反対29票で、秘密保護法は賛成9票、反対30票でそれぞれ否決された。

投票に先立つ討論では、集団的自衛権について、木下憲司氏(自民)が

「行使は戦争を抑止し、わが国が戦争に巻き込まれることもなくなる。必要最小限度の集団的自衛権の行使は、憲法上、許容されるべきとの認識を持っている」

と、請願の趣旨に反対した。

一方、井坂新哉氏(共産)は

「与党協議で行使容認を限定的に認めると話し合われているようだが、国の最高法規である憲法を解釈で変えようとする政権が持ち出した限定では、すぐに限定の解釈も変えてしまうのは目に見えている」

と述べ、賛成した。

請願書は、市内の27市民団体が連携して市民の会を立ち上げ、先月下旬に提出。

署名運動も展開し、集団的自衛権と秘密保護法に反対する4千筆超をそれぞれ集め、提出していた。

この日、議場の傍聴席には関係者約70人が詰めかけた。

『横須賀市民9条の会』の岸牧子共同代表は

「横須賀は米軍基地と自衛隊基地があって危険だが、その分、横須賀市がかじを切れば大きな影響を与えられる」

と運動を続けてきた。

しかし、署名を含む市民の声は届かなかった。

県内の地方議会では、同じく米軍基地を抱える座間、大和の両市議会が反対や慎重な対応を求める意見書を可決している。

岸共同代表は

「今、100以上の全国の議会が集団的自衛権について意見書を出している。中には自民党が提案し、公明党が賛成したという議会もあると聞く。それだけにとても残念」と声を絞った。

下の画像は、朝日新聞の記事です。

2014年6月28日・朝日新聞より

2014年6月28日・朝日新聞より


その他にも東京新聞などでも報じられています。

個人としても公人としても、フジノは『解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に反対』の立場です。

公人としては、この請願の紹介議員となりました。

個人としては、『横須賀市民9条の会』の呼びかけ人の1人として、市民の方々と一緒に街頭にも立って、署名を呼びかけました。

ですから、今回の否決はとても残念です。

しかし、横須賀市議会での請願の結果は出ましたが、まだ終わりではありません。

最大の目標は、集団的自衛権の行使を許さないことです。

その為には、政府による解釈改憲の閣議決定をさせないことです。

全国の同じ想いを持つ市民のみなさまと一緒に、一生懸命できることを実行していきたいです。

一部の権力者を除けば、国民は誰もが『平和』を望んでいるはずです。

全国の市民のみなさまが、その想いを1つずつしっかりと言葉にして、行動に移していかれるように、これからも活動を続けていきます。

みんなで頑張っていきましょうね。

あきらめたら、思う壺です。

絶対にあきらめないで、みんなで頑張っていきましょうね!

「解釈改憲による集団的自衛権の行使に反対」の請願、委員会で否決。でもまだ本会議がある/諦めずに活動を続けます

「集団的自衛権の行使」に反対する請願

5月から、横須賀市民9条の会をはじめ、27の市民団体が『解釈改憲による集団的自衛権の行使』に反対する署名活動を行なってきました。

4,449名の方々に署名をしていただきました。

そして5月28日、横須賀市議会に請願が出されました。

請願第4号

憲法解釈変更による集団的自衛権行使反対の意見書提出についての請願

【請願要旨】

安倍政権は発足後、『国家安全保障会議の設置関連法』成立、『特定秘密保護法』の強行採決、憲法解釈を変更し日本が武力攻撃を受けなくても海外での武力行使を可能にする集団的自衛権の行使容認を表明しました。

憲法は、国家権力に歯止めをかけ、個人の人権を保障するものですが、立憲主義を否定し、政治の権力者が自らに都合よく憲法を解釈できるようにしようとしています。

さらに、武器輸出を行うことを前提とした、新しい三原則案の閣議決定を目指し、安倍首相の歴史観を押し付ける『教育改革』をも行おうとしています。

この動きのどれもが、『戦争する国づくり』へ向かうもので、憲法9条と本質的に相いれません。憲法を政権党みずから踏みにじるものです。

これに対し、自民党内でも総務懇談会を開き、集団的自衛権の行使容認について慎重論があいつぎました。今、国と国との紛争を戦争にしない話し合いでの解決が大きな流れになっている国際社会からも紛争を助長する動きとみられ、懸念と批判が集中しています。

私たちが住む横須賀は、自衛隊基地があり、たくさんの自衛官とその家族が暮らしています。米軍基地があり世界で唯一の原子力空母の海外母港になっています。

集団的自衛権が行使されれば、日本に対する武力攻撃も発生していない時に、横須賀は米軍と共に自衛隊員を武力攻撃に参加させ、その生命を危険にさらし、自衛隊員が外国人の命を奪う出撃拠点の街になります。

この重要な問題を、憲法解釈の変更で進めることは許されません。

【請願項目】

憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認に反対する意見書を、政府へ提出して下さい。

【請願者】
憲法解釈変更による集団的自衛権行使に反対する市民の会

請願は、総務常任委員会で「不採択」

昨日6月17日に開かれた『総務常任委員会』で、この請願が審議されました。

その結果、残念ながら賛成少数で『不採択』(=否決)となりました。

2014年6月18日・神奈川新聞より

2014年6月18日・神奈川新聞より


7会派中2会派(共産党・ニューウイング横須賀地域主権会議)が賛成でした。

総務常任委員会

【反対】
山本文夫(委員長)、関沢敏行(副委員長)、伊東雅之、加藤眞道、岩沢章夫、木下憲司、永井真人、長谷川昇

【賛成】
井坂新哉、一柳洋

2014年6月18日・朝日新聞より

2014年6月18日・朝日新聞より

諦めません!27日に「本会議」での採決があります

委員会ではこのような結果になりましたが、まだ終わりではありません。

27日に開かれる本会議で、『最終的な採決』が行なわれます。

そこで、請願を出した市民団体27団体は、今日からワイデッキにて市民のみなさまに改めてアピール活動を行なうことになりました。

ワイデッキで活動しました

ワイデッキで活動しました


本会議をひとりでも多くの方々にぜひ傍聴していただきたい、と訴えました。

チラシを配る岸牧子さん

チラシを配る岸牧子さん


市民団体27団体の1つである『横須賀市民9条の会』の呼びかけ人であるフジノも、一緒にワイデッキを通るみなさまにお願いしました。

フジノも2度マイクを握りました

フジノも2度マイクを握りました


1時間の呼びかけに、たくさんの方々がチラシを受け取って下さいました。

毎日新聞T記者(中央)の取材を受ける岸牧子さん(右)

毎日新聞T記者(中央)の取材を受ける岸牧子さん(右)


毎日新聞も取材に来て下さいました。

配布した枚数がとても多くて、みんなの意気が揚がりました

配布した枚数がとても多くて、みんなの意気が揚がりました


明日もあさっても活動を続けたいと思います。

ワイデッキで見かけたら、ぜひチラシをお手に取っていただけるとうれしいです。

閣議決定をストップさせる為に、全国でたくさんの国民の方々がデモや集会を行なっています。

みんなで力をあわせていきましょうね!

岸牧子さんという大切な存在/神奈川新聞「2013横須賀市長選」特集で岸さんが取り上げられました

神奈川新聞の市長選挙特集記事、最終回は岸牧子さんです

神奈川新聞が3回連続で『横須賀市長選挙』の特集記事を掲載しました。

第1回目は吉田市長でした。

23kanagawa


その最終回は、岸牧子さんでした。

とても良い感じの記事ですので、ご紹介します。

フジノは、市長選挙では岸牧子さんを支援はしません。

けれどもフジノにとって大切な存在であることにかわりはありません。

何故なら3.11以前から原子力軍艦への問題意識は全く同じだからです。

きっと市長選挙が終われば、『横須賀市民9条の会』や様々な活動をまた一緒にやっていかれるとフジノは信じています。

2013年5月23日・神奈川新聞より

2013年5月23日・神奈川新聞より


以下、引用です。

岸牧子氏、空母の是非を争点化

「『横須賀も攻撃の対象だ』と北朝鮮に名指しされて、実家からは『大丈夫なのか』と電話がかかってきた」。

横須賀市長選への出馬を決めた岸牧子が市内で開いたミニ集会。

出席した女性が、米軍基地に対する考えを

「無い方がいいのかもしれないが、今は仕方がないのかも」

と明かした。

別の集会では、参加者が

「基地で働いている人も多いし、国から交付金も出ている」。

岸たちが

「沖縄やフィリピンでは米軍基地が閉鎖された跡地が開発されて発展している」

と説明すると、相手はこう答えた。

「なんで、私、諦めちゃってたんだろう」

3月の出馬表明後、岸が40回以上にわたって重ねたミニ集会は「市民と議論して課題を考える形式」を取ってきた。

「これまでは政治に無関心だった人が考えを変えている」

と実感している。

日米両政府は2005年、横須賀基地に原子力空母を配備する計画を発表した。

地元では、配備の是非を住民投票で問うことを目指す運動が始まった。

「横須賀市民九条の会」の中心にいた岸は、住民投票の直接請求を目指した集会開催の担当者として奔走する。

だが、住民投票は2度にわたって市議会で否決され、実現には至らなかった。

08年には、横須賀に原子力空母ジョージ・ワシントンが配備された。

09年の前回市長選では、空母母港化の見直しを訴える候補者も名乗りを上げたが、現職市長の吉田雄人に敗れている。

吉田は現在「空母を現実のものとして受け止める」との姿勢。

出馬を表明している前副市長の広川さとみも「日米安全保障体制は東アジアの公共財」として、横須賀の空母部隊の存在を評価する立場だ。

「福島第一原発事故後、原子力災害の深刻さに気づいたのに、横須賀市長選では米空母が争点になっていない」。

年明けに岸の擁立が決まった。

5月18日夜。

市内で聞かれた政策発表会で、岸が聴衆に訴えた。

「横須賀を国の直轄地にするわけにはいかない。市民は寝た子にされてきたが、市民生活を最優先にする街にしよう」

原発ゼロを目指し、再生可能エネルギーの地産地消の普及を通じて地域経済の振興を目指すことなどが、岸の掲げる主要な政策。

ただ市政の実務を経験している吉田・広川に挑む立場として

「『基地や原発をなくそう』と言うだけでは、市民運動の域を出ない」

との意識も、岸にはある。

「街の将来像を示さなければいけないと思っている」




【略歴】
1956年生まれ。武蔵野美大卒。

美術教師などを経て、現在は園芸業。




【市畏選で掲げる主な政策】

  • 原子力空母の母港化撤回を国に要望
  • 再生可能エネルギーの普及
  • 放射能から子どもを守る
  • 住民投票制度の制定と市民の市政参画

(高橋融生)

(引用終わり)




今回、市内で様々な市民活動をしている方々は『市長選挙に候補者を擁立しない方針』でおられたようです。

みんな、うまく吉田市長に取り込まれてしまったようでした。

フジノは広川候補を応援する立場ですが、多くの市民活動を共にしてきたひとりとして『候補者を立てないという方針』をふがいなく感じましたし、とても悔しかったです。

だから、周囲の反対を押し切ってまでも、岸牧子さんが立候補を決断した時、「とても素晴らしいことだ」とこころから拍手を送りました。

市長選挙では他の候補を支援するフジノですが、岸牧子さんの生き方はとても立派で深く尊敬しています。



全国紙が「市長選挙」を全く報じない中、地元紙はがんばってます!

もう1か月後に横須賀市長選挙が近づいていますが、全国紙では報じてくれません。

そんな中、神奈川新聞はたびたび特集記事を組んで下さり、市民のみなさまに市政の課題や争点を報じてくれています。

誰が市長になろうとも、市民のみなさまが自分自身の想いを反映する為に考えた末に投票をして、市民のみなさまの代表として選ばれることが必要です。

フジノたちも情報発信に努めてはいますが、やはりマスメディアの威力にはかないません。

ぜひ神奈川新聞をみなさまご覧になって下さいね。