緊急事態宣言解除を受けて横須賀市長から市民のみなさまにメッセージです/横須賀市の新型コロナウイルス対策

上地市長から市民のみなさまにメッセージです

緊急事態宣言を全国で解除するとの政府発表を受けて、上地市長から市民のみなさまに向けてメッセージが発信されました。

文字起こしをした全文を記します。



感謝の言葉をお伝えします

私が2月中旬に、当面6月末までの市主催のイベントの中止を発表してから3か月、緊急事態宣言が発出された4月7日から1か月半、ようやくこれからのことをお話しできるようになったことを素直にうれしく思っています。

これは、市民の皆さま一人一人が、徹底して外出を自粛し、手洗いや咳エチケットの励行など感染防止の為の取り組みに適切に取り組んでいただいたことと、保健・医療・福祉の最前線で日夜、私たちの暮らしと命を必死に支えていただいた、現場のみなさんのおかげです。

心から感謝しています。



お伝えしたい3つのこと

しかし、新型コロナウイルス感染症は、完全に終息した訳ではありません。

秋から冬にかけては第2波が襲来するともいわれています。

これまでどおりの生活に戻るには、もうしばらくの時間が必要で、それまでの間は、私たちは『新しい生活様式』に暮らし方を変える必要があります。

こういった状況を踏まえ、本日は、市の施設や事業そして学校の再開について、また、今後の経済対策の考え方について、お知らせいたします。



施設の再開

まず、休止している施設の再開ですが、施設は3つのステップに分けて再開していきます。

ステップ1では、手軽に余暇や軽度な運動を個人や少人数で楽しんでいただく、図書館や博物館、公園で、市民のみの利用を念頭にして、6月1日から再開とします。

屋外の運動公園施設の一部を本市の中学生以上を対象に無料開放し、長井海の手公園(ソレイユ)と久里浜花の国については、市民限定で5月30日から開放します。

ステップ2は、主に事前予約が必要でグループでの利用が多い、コミュニティセンターや一部を除いた運動施設などです。

これらの施設は7月1日から再開とします。

再開までに1か月ほどの期間を設けるのは、施設を提供する市の側も利用される市民の皆さんも『新しい生活様式』に基づいた施設の新たな利用ルールに備える為です。

施設の利用にあたっては、人と人との間隔を2m程度保ったり、スポーツでは試合形式での利用は、当面は控えていただくなどが求められます。

このようなことを、市もみなさんも理解していくことが、これからは必要となってきます。

なお、ステップ1・2ともに、先ほどの久里浜花の国などの開放のように、準備が整う施設は、6月1日や7月1日を待たずに開放していきます。

具体的に、各施設がいつから再開するかは、ホームページ等で確認いただければと思います。

ステップ3は、集客的な要素がある猿島や美術館、これまでに国内でクラスターが発生した施設であるトレーニングルーム、感染防護策の実施が難しい市営プールなどです。

これらの施設の再開の時期は、感染者の発生状況や近隣他都市の類似施設の動向などを総合的に勘案して検討することとします。

市主催の事業は、これまで感染予防の観点から休止していた、乳幼児健診など健康や福祉に関する事業を、順次、再開していきます。

一方で、市が主催する大規模イベントのうち、しっかりとした感染防止策を講じることが難しかったり、感染防止策を講じての実施では開催の意味が薄れてしまうようなものについては、今年の年末実施分までのものは中止といたします。

もちろん、それまでにワクチンや有効な治療薬の開発などがあった場合には、柔軟に対応していきます。



地域活動の際のお願い

地域活動については、町内会など地域の皆様が、会議や会合、お祭りなどを行なう場合には、『新しい生活様式』に基づいて、感染防止策を講じていただきたいと考えています。



学校の再開

次に市立学校の再開方針についてです。

5月22日付で神奈川県教育委員会から示された『市町村立学校の再開に向けたガイドライン』を踏まえ、横須賀市教育委員会が定めたものです。

まず、学校再開日は、6月1日(月)とします。

学校の再開にあたっては、子どもたちの安全・安心の確保を最優先に、授業を段階的に実施していくこととしました。

第1段階を6月1日から19日までとし、分散登校、半日授業、給食なしとします。

第2段階を6月22日から30日までとし、全員が登校し、短縮授業ではありますが、午後まで授業を行ない給食も開始します。

そして第3段階を7月1日以降として、これまでと同じ通常の学校生活とします。

登校にあたっては、各家庭にお子さんの検温を毎朝していただくようお願いします。

また、学校においては健康把握に努めるとともに、3密の防止、マスクの着用や手洗い、手指消毒をするように子どもたちに指導します。

中学校・高等学校の部活動については中止とし、7月1日以降に、状況を見て再開の判断をします。

夏休みについては、授業日数を確保するため、本年度に限り、8月6日から17日までの12日間とします。

給食については、6月22日から開始し、夏休み前は7月31日まで、夏休み後は8月31日から開始します。

市立養護学校では子どもの状況に合わせて設定します。

運動会や修学旅行などの学校行事ですが、春季に予定していたものは秋以降に延期し、規模を縮小しての実施や中止を検討することとします。

これらのことについても、ホームページ等でご確認いただければと思います。



今後の経済対策

まもなく、神奈川県からの自粛要請が大幅に縮小され、すべての業種で経済活動が再開可能となります。皆さんにとりましても、待ちに待ったことと思います。

緊急事態制限が解除されたからといって、経済状況が一気に好転する訳ではなく、思い切ったさらなる対応策を、速やかに実行に移していかなくてはならない経済状況にあると、強い危機感を持っています。

横須賀市議会のご理解をいただき、6月1日に開催する臨時議会へ経済対策を念頭にした補正予算案を提出いたします。

主な内容ですが、8月にプレミアム商品券を発売します。

販売額は20億円、プレミアム率は最大30%とし、過去最大級の規模とする予定です。

また、すでに行なっている事業者への家賃補助については、対象を拡大するほか、新たに5月分の家賃も対象とします。

このほか、雇い止めや内定を取り消されてしまった方を、横須賀市役所で一時的に雇用するなど、現時点で考えうる限りの対応策を盛り込んでいます。

これからの時期は、感染防止策を図りつつ、いかに横須賀の経済を回していくか、アイディア、タイミング、スケールが重要になってきます。

ぜひ、皆さまとともに知恵を出し合いながら、取り組んでまいります。



結び

最後に繰り返しになりますが、新型コロナウイルス感染症は完全に終息した訳ではありません。

『新しい生活様式』に沿って行く必要があるのです。

ここで気を許してしまうと、今までの努力が水の泡となってしまいます。

そのようなことにならないよう、皆で力と心を合わせて前向きに『新しい生活様式』で暮らしていきましょう。

私はこれまで、徹底した外出の自粛をお願いしてきました。

これからは、『新しい生活様式』で暮らしていきましょうとお願いしていくことになります。

『新しい生活様式』の下で、横須賀の経済を復活させましょう。

ご理解とご協力をお願いします。




市長からのメッセージは以上となります。