「政治にはカネがかかる」ってほんとかな?
  おカネのこと、報告します


2005/1/1更新
2004年10月分の政務調査費について

 2004年10月1日〜10月31日までの期間に使った
 政務調査費について報告します。


 ●合計額はこちらです

収入 金額 支出 金額
 政務調査費10月分 139,000  研究研修費 9,500
                         調査旅費 51,190
    資料作成費 0
    資料購入費 30,260
    広報費 0
    広聴費 38,272
    人件費 0
    事務所費 64,840
    その他の経費 0
     議員報酬からの
 立替分で充当(*)
▲55,062
合計 139,000 合計 139,000

(*)フジノはみなさんに報告する為に毎月数字をしめていますが、制度としての政務調査費は
  1年間の通しで計算して報告します。そこで、その月に余った分や足りなかった分の費用は
  繰り越しています。これまではマイナスで議員報酬から立て替えてきましたが、
  累計は、9,804円です(4月分は整理中のため含まず)。
  これに今月分で足りなかった5万5,062円を足して
  議員報酬からの立替額累計は、6万4,866円となります。



 ●「支出」の項目ごとの内訳はこちらです


<研究研修費>

日付 金額 相手先 内容 目的
10/26 7,000 精神保健福祉ボランティア全国のつどいinあきた実行委員会実行委員長・佐々木安弘 年1回恒例の全国で精神保健福祉ボランティアに励んでいる仲間たちの報告会  毎年開催されている精神保健福祉ボランティアによる全国大会である『精神保健ボランティア全国のつどいinあきた』に参加した。この集いにあえて政治家である僕が参加する意味は2つある。まず第1に、、福祉の中でも特に遅れがちな精神保健福祉分野であるがそこを支えてくださるボランティアの方々に対して、政治家として「いつもみなさんにきちんと関心を持って応援しています」というメッセージを伝えることが責務だと考える。第2に、情報交換の場で全国の様々な事例を学び、新しい情報を知り、全国の現場でがんばる仲間たちと交流を深めることは本市の施策展開に必ず有益となる為
10/31 2,500 日本障害フォーラム(JDF)代表・兒玉明 「障害者権利条約と私たちのこれからの活動」参加費  政策「障がい福祉の向上」の実現をはかる上で欠かせないのは、当事者である障がいのある方々の団体との協力である。しかし、これまでのこの国の歴史をふりかえると、障がいのある当事者の団体は、うまく分裂させられてきた。つまり、障がいの種類別にバラバラに全国団体が存在(乱立)していたのである。
 それがこのJDFという大きな1つの団体のもとにゆるやかな連携をはかっていくという歴史的な快挙がなされた。
 福祉向上を公約とする政治家としてこの団体の設立は心から喜ぶべきことであり、その第1回設立総会に参加するのは当然のことであるとも言える。また同時に、国連で作成作業中の障がい者権利条約についての超党派国会議員とNGOによる発表もあり、非常に勉強としても今回参加することが有益だと考えた為
合計 9,500


<調査旅費>

日付 金額 相手先 内容 備考
10/25 19,300 東日本旅客鉄道(株)横須賀駅 新幹線代(こまち3号、東京駅〜大曲駅片道)  毎年恒例の精神保健福祉ボランティアの全国大会である『精神保健ボランティア全国のつどいinあきた』に参加する為(目的については「研究研修費の目的欄で記している)(注2)
10/26 780 京浜急行電鉄(株) 電車代(横須賀中央駅から品川駅経由で東京駅へ)
320 東日本旅客鉄道(株)大曲駅 電車代(大曲駅から横手駅へ)
19,300 東日本旅客鉄道(株)横手駅 新幹線代(こまち20号、大曲駅〜東京駅片道)  『精神保健ボランティア全国のつどいinあきた』からの帰路分
1,090 つばめ自動車(株) タクシー代(JR横手駅から宿泊先経由で会場へ)  日常生活の中でタクシーを使用しない為(公共交通を使用することが環境への負荷を少しでも減らすと信じている為)、タクシー利用には強い抵抗感があったが、初めて訪れた土地で土地勘が無く、また到着したのが『つどい』開始時間の30分ほど前というさし迫っていた為、会場までの移動にタクシーを使用した
910 (有)末広自動車 タクシー代(会場から宿泊先まで)  タクシーを使うことに強い抵抗感があったが、大会1日目終了後、夜間であり初めての土地で不慣れな為、会場から宿泊先までタクシーで移動した為。
6,090 よこてグランドホテル 宿泊費(シングルルーム1泊)  『精神保健ボランティア全国のつどいinあきた』は2日連続の会合の為、宿泊した。
10/27 640 横手観光タクシー(株) タクシー代(宿泊先から2日目会場まで)  2日目会場・横手市かまくら館まで宿泊先から移動する為。
730 横手観光タクシー(株) タクシー代(2日目会場からJR横手駅まで)  2日目会場から、横須賀への復路費用。
320 東日本旅客鉄道(株)横手駅 電車代(横手駅から大曲駅へ)
160 東日本旅客鉄道(株) 電車代(山手線東京駅から品川駅へ)
620 京浜急行電鉄(株) 電車代(品川駅から横須賀中央駅へ)
10/31 930 京浜急行電鉄(株)、JR東日本、東京メトロ銀座線 電車代(横須賀中央駅から品川駅・新橋駅経由で虎ノ門駅へ)  『JDF設立記念フォーラム』に参加する為の往路費用(参加目的については研究研修費欄に記してある)。
(復路はプライベートの用事を終えてからの帰宅の為に計上せず)
合計 51,190

(注1)仕事の交通手段は主にバイクなので当然ガソリン代もかかっているのですが、政務調査費についての各地のオンブズマンの指摘を見ていると、ガソリン代を費用として計上することをものすごく批判しています。「ガソリン代は私用と公用の区別が難しい」という理由からです。僕自身は移動距離から計算すると月額ガソリン代の9割が仕事の為だと判断できるのですが、スタッフと相談してガソリン代は計上しないことにしました。

(注2)
<釈明します:何故、グリーン席を購入してしまったのか>

 ふつうの市民感覚ならば「新幹線のグリーン席」は高価だし
 使わない方々の方が多いのではないかと思います。

 しかし今回の個人視察で秋田へ移動した際に新幹線を利用しましたが、
 「グリーン席」チケットを利用しているのには、実は理由があります。
 本当に情けない話ですが、僕は人生を通して
 「新幹線」そのものに乗ったことがほとんどありません。
 (最後に乗ったのは、1年前、チケットの手配は友人がしてくれました)

 新幹線の席種が3種類(自由・指定・グリーン)も存在することを知りませんでした。
 グリーン席がこんなにも高価だということも知りませんでした。

 秋田県のイベント参加の為に新幹線チケットの購入をしたのは、
 僕のスケジュールが流動的で参加の可否が不明だった為、
 やっとイベント前日の20時45分頃(21時で駅での販売は終わりますj)に
 JR横須賀駅で行ないました。

 その際に「明日、どうしても秋田に行かなければならないのですが、
 新幹線の座れる席はありますか?」と問い合わせたところ
 「1席だけあいている」との返事で、
 そこで無条件に買ったのがそのチケット(グリーン席)でした。

 自由席をそもそも選ばなかった理由は、
 疲労が溜まっていたこともあり、
 座席に座って、(1)疲れを取ること
 (2)仕事をノートパソコンで行なおうという合理的な理由からでした。

 復路もグリーン席を購入した理由は、
 新幹線には「自由席」と「グリーン席」しか無い、という認識だったためです。
 会場のある横手駅に到着した時点で緑の窓口に寄って
 復路のチケットを急いで購入して会場へと向かいました。

 「グリーン席は非常に高価である」
 「新幹線に乗る人はグリーン席をほとんど普通の人は使わない」
 という事実を初めて知ったのは、
 たまたま議会事務局の方々と政務調査費の相談をしている中でした。

 ホテル代を6000円台に抑えられたことを報告したのに
 「え、新幹線はグリーン席なんですね」と
 あるスタッフの方が言ったひとことが気になり
 なんか気になって周りの人々に尋ねてみたところこの事実を初めて知り、
 あわてて僕のまわりのスタッフにも確認をしたところ、
 やはり出張でも新幹線でグリーン席を使ったことがある人はほぼ皆無でした。

 そこで「グリーン席分の差額を返却しよう」と考えて
 議会事務局に相談したのですが、
 相談の結果、以下の3つの理由でそのまま計上することにしました。

 (1)そのグリーン席に乗った事は事実なのだから、
    返却するのはむしろおかしくないか

 (2)知らなかったという事実をきちんと説明するのも政治家の責任ではないか

 (3)例え僕がグリーン席を『ふつうの市民感覚』から高価だと感じても、
    制度的な側面(横須賀市旅費規程では今回のケースは問題なし)からは
    「そもそも問題では無い」ことだから

 (旅費規程で問題なしと僕が判断した根拠は6条(1)です。
  新幹線のぞみ号には「自由席」がそもそも存在しておらず全席が指定席です。
  つまり、「指定席」か「グリーン席」の2等級しか区分が無いのです。
  したがって、6条(1)にあてはまると判断しました)

 そこで、今回の「そのまま公開する」という判断に至りました。
 スタッフからも「ありのままのフジノを出して批判を受ければ良い」
 と言われています。

 事実を知った今、今後のフジノ個人の視察で新幹線を利用する際は
 グリーン席を購入することは無いと思います。

 しかし、今回の件は事実は事実です。
 市民感覚からかけはなれた行動だったと自分の無知を恥じています。
 みなさまからの批判は甘んじて受けたいと思います。
 批判のメールはどうぞこちらまで送ってください。


<資料作成費>

日付 金額 相手先 内容 備考
0     特にありませんでした。
合計 0


<資料購入費>

日付 金額 購入先 資料のタイトル 目的
10/17 1,680 オンライン書店ビーケーワン 「施設解体宣言から、福祉改革へ〜障害を持つ人も介護保険で〜」
田沼著、ぶどう社、2004年
 政策「障がいのある方の福祉向上」の実現において不可欠な「地域での当たり前の暮らし」を実践してこられた著者(僕の尊敬するアサノ知事の盟友でもある方です)の先進的な活動とその思想を深く知り、本市の施策に強く反映させていく為。
500 オンライン書店ビーケーワン 「自殺死体の叫び」
上野正彦著、角川書店、2003年
 政策「自殺予防」を進める上で、警察という立場からの検視活動を勤めてきた方の自死遺体に関する考察を知りたいと考えた為。
1,575 オンライン書店ビーケーワン 「自殺未遂〜死にたいと生きたいの心理学〜」
高橋祥友著、講談社、2004年
 政策「自殺予防」を進める上で、日本の自殺予防研究の若きトップである高橋教授(防衛医科大学)による啓蒙文献の最新版が出版されたので、最新の知見を得て政策に反映させていく為。
10/23 800 オンライン書店ビーケーワン 「地方交付税のあらまし・平成16年度」
地方交付税制度研究会編、地方財務協会、2004年
 政策「財政の健全化」を進めていく上で、そもそも地方自治体と国の関係を従属関係に貶めている地方交付税の仕組みを学び、三位一体改革における財源移譲の議論をより深く理解する為。
10/25 1,890 オンライン書店ビーケーワン 「大学で学ぶ知的障害者〜大学公開講座の試み〜」
松矢勝宏監修、大揚社、2004年
 政策「障がいのある方の福祉向上」の実現において不可欠な「教育の機会均等」を独自に東京学芸大学が進めていることを知り、知的障がいのある方々が大学で学ぶというその実践報告を読むことで本市の政策に反映させていく為。特に、中学後の進路を養護学校だけに限定させないことが僕のめざす政策であり、市立総合高校が調査研究校としての扱われることを望んでいる市民活動にも強く賛同しているので、高校よりもさらに上の教育機関である大学が受け入れ態勢を作っていることは大きな驚きであった。本書は、12月議会の一般質問「学校教育の現場における障がいのある人々との定期的な交流」において用いた。
10/29 2,400 オンライン書店ビーケーワン 「防災白書・平成16年版」
内閣府編、国立印刷局、2004年
 新潟中越地震による災害発生によって、防災担当の消防局を所管する民生常任委員に所属する市議会議員として、改めて防災の重要性を認識し、ゼロから防災の仕組みと国のこれまでの政策を学ぶ必要性にかられた為。
2,000 オンライン書店ビーケーワン 「高めよ!防災力〜「いざ」に備えて「いま」やるべきこと」
務台俊介他著、ぎょうせい、2004年
 災害対策を進めていく上で、日米の防災専門官トップが共同執筆した本書を読むことで、現在求められている地域での防災力強化を具体的に学び、本市の施策に反映させていく為。
2,415 オンライン書店ビーケーワン 「図解よくわかる自治体の防災・危機管理のしくみ」
鍵屋一著、学陽書房、2003年
 新潟中越地震による災害発生によって、改めて防災の重要性を認識し、ゼロから防災の仕組みと自治体ができることを特に基本から勉強する必要性に強くかられた為。
2,600 オンライン書店ビーケーワン 「地方分権時代の自治体防災・危機管理」
石井隆一著、近代消防社、2004年
 災害対策を進めていく上で、前消防庁長官であった著者による「地方分権と自治体の防災・危機管理の関係」について論じられた本書を読むことで、地方分権が防災行政にもたらす影響を学び、かつ昨今の消防・防災と今後の在り方を学び、本市の施策に反映させていく為。
14,400 日下部新聞店 毎日新聞朝刊
9・10・11・12月分
 市政の情報をより多く得る為。また、多紙を比較して読んでいくことで複数の視点を取り入れる為。
合計 30,260


<広報費>

日付 金額 相手先 備考
- 0  -  今月は9月議会が開かれていた為、議会活動報告を作ってまちかどで配布したりポスティングをする広報活動の時間が取れなかった。ただ、日常的にHPの更新をすることで、最低限度の広報は行なうことができたと考えています。
合計 0


<広聴費>

日付 金額 内容 備考
- 0  -  無しの理由は、市民の方々に意見をいただく広聴活動は、インターネットのメールを通じておこなったり、街角で直接にお話をうかがったりするなどで行なっているために、特に会場を借りる費用などを必要としなかったためです。
合計 0


<人件費>

日付 金額 相手先 備考
- - - ボランティアによるサポート体制の為、無し。
合計 0


<事務所費>

日付 金額 相手先 内容 目的
10/1 1,330 ホームズ横須賀店 スクラップブック3冊、蛍光ペン5本、トイレ消臭剤 消耗品
10/8 4,819 DDIポケット(株) モバイルパソコン用電話代8月分 外出先でも滞りなく仕事を行う為
10/10 1,722 ホームズ横須賀店 紙ファイル10セット3組 消耗品
10/22 35,000 関根 慶一 事務所家賃10月分 事務所家賃
210 横浜銀行 振込み手数料 家賃を振り込む際の手数料
10/23 3,485 東日本電信電話(株) 事務所電話代10月分 事務所電話代
1,010 東京電力(株) 事務所電気代10月分 事務所電気代
10/24 12,445 ヤフー(株) インターネットプロバイダー料金8月・9月分 事務所インターネット代・IP電話代
10/31 4,819 DDIポケット(株) モバイルパソコン用電話代9月分 外出先でも滞りなく仕事を行う為
合計 64,840


 以上です。

----------------------------------------------------

 『政務調査費使途基準』を読みながら、
 フジノが手探りで作っています。

 10月分の公開が2ヶ月も遅れたことに対して
 お詫び申し上げます。遅くなってごめんなさい。

 11月以降の分については新年早々をめどに公開できるように
 一生懸命作業をしているところです。もう少しお待ち下さい。

------------------------------------------------------

 領収書の原本は、横須賀市議会では報告書に添付する義務はありません。
 そこでフジノ事務所では透明性を高めるために
 自主的にいつでも閲覧できるようにしてあります。

 閲覧したい方はご連絡ください。

 また、ご意見のある方はメールをくださいね。


(←2004年9月分はこちら 2004年11月分はこちら→)

→お金のこと報告します、のページへもどる
→はじめのページに戻る