まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年8月31日(火)のフジノ
● 僕が茶髪をやめない理由(続報)

 昨日このタイトルで書いたのですが
 4人の方から「そのとおりだ」と言われました。

 それぞれの方々から、

 「市職員がサービス業らしかぬ
  おざなりの対応や言葉づかいをする」

 という、という怒りの言葉を受けました。

 公務員はサービス業だという自覚を深めてもらえるように
 人事制度改革をはじめとする意識改革を
 進めていきたいと改めて思いました。


● 長井海の手公園問題、監査結果について

 かなりの量にのぼる
 監査の結果をどうやってみなさんにお伝えしようかと悩んでいたら
 監査委員事務局の方から
 「HPに載せましたよ」と教えてもらいました。

 市のHP表紙の「更新記録」には出ていませんが
 確かに『監査のとびら』コーナーに
 結果がアップされていました!

 みなさん、ぜひご覧下さい。

 長くて読み切れなかったり
 分からないところもあるかもしれません。

 今日、監査請求者代表者である
 木村さん、一柳さん、原島さん、
 雄人、そしてフジノの5名で集まって
 今後の展開について話し合いました。

 その話しあいの中で、
 『監査結果』を署名をお手伝いしてくれた受任者の方々に
 要約したものを作成してお送りしようということになりました。

 この要約バージョンも完成しだい
 HPに載せたいと思いますので待っていて下さいね。


● 美術館問題の報告のために、一斉チラシ配布を行いました

 2日間にわたって行なった
 美術館問題の中間報告のための一斉チラシ配布に
 ご協力をいただき、本当にありがとうございました。

 『民意が市政に活かされることを願う会』のみなさんと共に
 一生懸命にチラシを配りました。

 昨日だけで当初の予定枚数をオーバーして
 たくさんの方々に受け取っていただけたので
 急いで増刷をしました。

 2日間の成果はとても大きかったと思います。

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 『願う会』としてではなく、
 フジノの個人的な想いを書かせていただきます。

 肺の調子が悪い中で4日間続けて
 メガフォンで演説をするのは本当に苦しかったです。

 ここ数日はめまいもひどかったし
 できれば演説は避けたかったのですね。

 でも、道路の向こう側から手をふってくださる方々がいたりして
 すごく励まされました。この方々に本当に力をもらいました。

 手をふられてうれしかったのは初めてです。

 僕は1年半前の選挙の時には
 手をふられることに対して、ムカついたりしてました。

 例えば、野比駅前でバスを待っている女子高生3人組が
 どの候補者が選挙カーで現れても
 手を振っていました。

 ウグイス嬢が

 「ありがとうございます!」

 とか言ってるのを聞いて
 女子高生はふざけながら大喜びしていました。

 やがて選挙カーが去るのを待ってフジノが演説を始めたら
 今度は僕に対して手を振ってきました。

 僕はすさまじく頭にきて

 「候補者の政策を聞こうともせずに
  選挙カーが通れば
  誰に対しても手を振っている
  あなたなんかに僕は手を振られたくない!やめてください!」

 と言いました(泣かしました)。

 僕にとって、

 (1)政策を理解してほしい
 (2)政策を理解してもらった上で考え方が同じなら支持してほしい
 (3)政策を理解してもらった上で考え方が違うなら支持しなくていい

 これは『絶対の原則』なんです。

 ただ若いからとかどうでもいい理由で応援されるくらいなら
 応援してほしくないという信念で活動をしています。

 僕が何を伝えたいかもどんな想いなのかも知らずに
 手なんかふられたくないんです。

 だからこそ、僕は
 この美術館問題のことを理解してくれた方々がたくさんいて
 受け取ったチラシを片手にもちながら
 もう片方の手を僕に向けてふってくれているのを見た時
 本当にうれしさを感じました。

 その「手をふってくれた」という行為は
 選挙の時の「訳の分からんまま誰にでも手をふっている行為」とは
 100%、その中身が違います。

 「問題を理解していて、想いが同じだよ、一緒に闘っているよ」
 という同志としての行為だと僕は感じます。

 「たかが手をふること1つでアホか」と思われてもいい。
 僕はこだわりたいのです。

 ものすごくガンコで融通がきかないフジノですが
 ここを曲げて誰にでもへらへらするようになった時は
 堕落した政治家に
 僕がなりさがった時なのだと思います。

 その時には、僕は存在する必要がありません。

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 帰りがけの市職員さんが
 小声で「応援してるからね」と言ってくれたり、
 1度通り過ぎた方々が戻って受け取りに来てくれたりすると、
 本当にありがたい気持ちでいっぱいになります。

 また、僕のスタッフのみんなが
 市内各地でチラシをポスティングしてくれています。

 スタッフたちによると
 チラシを見た方々から応援の声をもらうことが何度もあった、
 ということでした。

 あるスタッフの場合は、

 「おまえ、何のチラシを配っているんだ」

 と男性に強い口調で言われて、
 怒られるのかと思って、おそるおそる

 「美術館問題のチラシです」

 と答えると

 「そうか!おれも美術館には反対だ!」

 と一転して笑顔になって
 チラシを受け取ってくれたそうです。

 こういう報告を受けると、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 スタッフのみんなにも
 こころから感謝しています。

 道路使用許可を受けているとはいえ、
 汐入駅周辺・横須賀中央駅周辺にお住まいの方々、
 商店街のみなさんには大変ご迷惑をおかけしました。
 ご協力に感謝しています。ありがとうございました。

 願う会のみなさんも本当におつかれさまでした。

 そして、市民のみなさんに
 こころの底から感謝しています。ありがとうございました。

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 それにしても昨日に続いて
 マイクを奪おうとしてくる人がいたのには
 心底からうんざりさせられました...。

 美術館賛成派は何故すぐこういうことをするのだろうか...。
 本当に情けない。

 神奈川新聞に最近もまた
 だいぶ美術館問題に関する読者からの投稿があったりして
 賛成派はあせっているのだろうか。

 でも、あせっているなら
 新聞に反論の投稿をすればいいじゃないか。
 つくりたいという街頭演説をやればいいじゃないか。

 やれやれだ。



2004年8月30日(月)のフジノ
● 僕が茶髪をやめない理由

 いろいろな人から批判されながらも
 僕がこの髪の毛の色を変えない大きな理由があります。

茶髪で呼び込みの兄ちゃんみたいで居続けるフジノ  それは、市職員の
 市民の方々への対応を知るため
です。

 ふだん、どんな接客をしているのか、
 すごくよく分かるからです。

 市役所の職員の中には
 フジノという政治家が存在することは知っていても
 その『顔』や『外見』までは知らない人がたくさん存在しています。

 僕が市議だと名乗らずに市の関係機関を訪れて
 市民のみなさんと同じように
 質問をしたり説明を求めると
 すごく最悪な対応をする職員がいます。

 もっと最悪なことは
 僕が市議だと名乗るとコロッと対応が変わることです。


 茶髪の20代みたいなヤツが質問したりすると
 すっごくおざなりな、あるいはすごく最悪な対応をする。

 けれども市議だと分かると謝る、というのは
 その市職員は、自分でも
 「その対応がまずいことを知っているくせにやっている」
 ということです。

 こういう対応は、サービス業として
 最悪な対応です。

 まだまだ市職員にサービス業としての自覚が足りない、
 それをこのフジノの外見は教えてくれます。

 僕はふだん着でぷらっと市の関係機関に出かければ
 そんな対応をする市職員がいることを知ることができます。

 だからこのまま
 茶髪の呼び込み兄ちゃんみたいな格好で
 まだまだ居る必要があると思います。

 お客さまの外見で対応を変えたり
 お客さまの肩書きで対応を変えたりする人間は
 サービス業としては失格です。

 市職員はサービス業です。

 本当は今年の秋あたりは
 気分転換に黒い髪にして違う髪形にしたかったのになあ...。

 でも、まだまだそれはムリそうです。


● 美術館問題の報告のために、一斉チラシ配布はじめました

 今日と明日の2日間、汐入駅と横須賀中央駅で
 夕方17から19時の2時間
 『民意が市政に活かされることを願う会』の活動として
 一斉にチラシを配りました。

 横須賀中央駅方面は雄人らが担当して
 僕は一柳さんと一緒に汐入駅方面を担当しました。

 『願う会』の5人と一柳さんと僕の7人で
 今日の予定配布枚数を2時間かからずに配り終えてしまい、
 明日の分もだいぶ配りました。

 受け取って下さったみなさん、ありがとうございます!

 そして今日もまた、
 「ポスティングするから」と別の方が受け取りに来てくれました。

 本当にありがとうございます。


● 美術館賛成派は何故すぐに暴力に出るのか

 一柳さんと僕とで順番にメガフォンを握ったのですが
 僕が話している時にいきなりおっさんが
 文句を言いながら三脚で立ててあるメガフォンを
 突き飛ばしてきました。

 「おまえらのやってることなんか信用できねえんだよ!」

 僕はそれでもメガフォンを抱きかかえて放さずに
 汐入駅の方々に語りかけつづけました。

 通行人がたくさん僕たちを見つめていました。

 そうしたら、全然知らない人たちが
 助けてくれました。

 もちろん『願う会』の方々もそばに居たとはいえ、
 みんなチラシを配るためにバラバラに散っている訳ですから
 いきなり僕がそんなヤツに襲われても
 なかなか戻ってこれるわけではありません。

 でも、本当に
 このまちには善い人たちがいるよなあ。

 知らない男性が数名で
 そのおっさんを僕から引き離してくれて
 助けてくれました。

 それにしても、賛成派は何故すぐに暴力をふるうのだろう。

 数ヶ月前にも『願う会』の事務局をしてくれている方の家に
 3人組の男たちが2回も怒鳴りこんできたことがある。

 今日もまた、こうやって腕力で潰そうとする。

 美術館をつくることがそんなに正しいと自信があるのなら
 ちゃんと説明すればいいだけじゃないか。

 情けない。何故、美術館を作りたいヤツらは
 すぐに暴力をふるうのだろうか。

 それにしても、悪いけど
 おれもこういう人の対応に慣れてきてるんだよね。

 Yデッキでも汐入でも1年半以上、演説してきているのだから
 暴力ふるってきたりタバコ投げられたりひどいこと言われても
 おれは逃げないし、負けないぞ。くそったれ。

 そんなもんが怖くて政治家やれるか。


● よこすかパーキンソン友の会

 先日書いたとおり
 今日は、パーキンソン病を持つ方々の
 当事者会に参加させていただきました。

 『よこすかパーキンソン友の会』です。

 当事者会とは、実際に病や障がいを持つ方々の会を言います。
 本人としてしか分からない想いを語ったり、
 情報を交換しあう、とても大切な場です。

 この会は、今回が第2回目ということで
 まだ新しくできたばかりです。

 当事者による活動は本当に大切で必要なので
 横須賀にこの会ができたことは本当に素晴らしいと思います。

 会長・会員のみなさまの行動力と
 市保健所健康づくり課・難病担当班の方々のサポートを
 こころから称えたいと思います。

 今日は県立保健福祉大学の
 武田先生をお招きしての講演が行なわれました。

 講演といってもただ話をするというのではなく、
 武田先生のリハビリテーション法を
 実際に会長さんが体験した様子を報告するというものでした。

 トレッドミル(どこのスポーツジムにもある、ランニングマシンです)を
 用いた、武田先生の考案したリハビリテーション法で
 パーキンソン病による体の動きが鈍くなることを防ごうという
 そういう報告です。

 僕は副会長さんの隣の席に座っていたのですが
 副会長さんも実際にこのリハビリ法を
 体験されたということで、直接にお話をうかがいました。

 当然ながらクスリを服用している効果もありますが
 ステージ2(5段階で5が最も症状が重い)であったのが
 ステージ1に今はなった、とおっしゃっていました。

 素晴らしいと思います。

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 木村市議ともお話したのですが
 パーキンソン病にかかっている方々は
 このまちにもたくさんいらっしゃいます。

 ぜひみなさんに
 この会の活動を知っていただけたら、と願っています。

 (横須賀パーキンソン友の会についての問い合わせは
  市保健所健康づくり課難病担当、822−4385までお願いします)

 難病と呼ばれる病気の数々について
 フジノはまだまだ無知で勉強不足ではありますが
 パーキンソン病に関して聞いたままを
 そのままお伝えするならば
 高齢の方々の介護と全く同じで
 早い段階でのリハビリテーションがとても有効だと思います。

 ぜひ、使える限りのあらゆる社会資源を使ってください!

 国の制度などをはじめ
 どんどん保健所に相談をして下さい。

 病気を持っても、障がいを持っても、
 決して内側にこもってしまうのではない
 限りなくふつうの暮らしを誰もが送れるような社会へ向かって
 いろいろな制度やリハビリテーション方法が少しずつ増えています。

 どんどん情報をみなさまに伝えていきますから
 どうかそれらを使い倒してください。お願いします。

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 それにしてもこうやって
 当事者会活動や家族会活動に接してみて思うのは
 もっともっと市はこれらの活動にこそ
 サポートをすべきなのだということなのです。

 数日前に訪れた点字図書館にしても、
 よこすかパーキンソン友の会にしても、
 もっともっと重視されるべきだとこころの底から僕は感じます。

 何故、美術館のようなハード事業に税金をたくさん使うのか。
 長井海の手公園やらペリー記念館建てかえなどに力を入れるのか。

 もっと人のこころのケアや
 ソフト事業にこそ
 市は全力を尽くすべきだと思います。

 もしもハード事業をするならば
 全ての小中学校を一刻も早く耐震化工事をすることだとか
 全ての駅をバリアフリーにするようにすることだとか
 やるべき優先順位が別にあるはずです。

 いつもいつもやりきれない気持ちになります。
 全然、納得がいかない。


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 明日も美術館建設の見直しを
 このまちに暮らすみなさんに伝えていくために
 『願う会』の方々と汐入駅にたちます。

 僕がこの活動に全力をそそぐのは
 こういう『やりきれなさ』を変えていくためです。

 もっと当たり前のことを当たり前にしていきたい。

 必ずこのまちは変わります。

 どうかみなさん、力を貸してください。
 一緒にこのまちを変えていって下さい。




2004年8月29日(日)のフジノ
● 美術館問題はまだ何も終わっていない

 今日も、Yデッキにてチラシ配りをしました。

 『願う会』全体によるチラシ配り(明日とあさって)に先駆けて
 週末にも多くの人出が見込まれるので
 やれるだけやっておきたかったのですね。

 昨日は1人きりでの活動でしたが
 今日は仲間が2人も手伝いに来てくれました。

 2人は東京と横浜からわざわざ手伝いに来てくれたのです。
 もともと横須賀に生まれ育った2人は、
 このまちを離れてはいても
 やっぱりこのまちが大好きなのです。

 このまちのために
 2人は休日を潰してYデッキに来てくれました。

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2004年8月29日Yデッキ下にて  僕がメインでメガフォンで語りつつも
 肺が悪くて大声で話すのは苦しいので、
 チラシ配りにまわることにして
 僕の演説は時々休ませてもらいました。

 そして「生まれて初めてだよ!」と言う2人に
 メガフォンを持って想いのたけを
 マイクを通じて話してもらいました。

 でも、2人ともとても初めてとは思えない、
 とても上手な語りかけだったのでした!

 1人は外資系企業でバリバリ働いているから
 日頃からプレゼンテーションなんて当たり前なのですね。

 もう1人は大学生ですけれど
 ナミねぇが横須賀に来てくれた時のイベントの司会もこなしたり
 大学では自分でサークルを立ち上げたりしているからな〜。

 やっぱりすごいヤツらは
 何をやらせてもすごいんだなあ、と改めて思いました。

 小雨が降ったり止んだりだったけど
 用意しておいたチラシもほとんど配り終わってしまいました。
 わずか3名で2時間半だったのですが、予想以上の成果でした。

 手伝ってくれた2人、本当にありがとう!

 受け取ってくださったみなさん、ありがとうございました。

 それから、僕のスケジュールを見て
 わざわざYデッキに会いに来てくれた方もいました。
 「ポスティングします!」と言って
 チラシをたくさん持っていってくれました。

 ありがとうございます!

 明日もがんばろう。


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