まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年9月6日(土)のフジノ
● マネしたい素晴らしい取り組み(平塚市立図書館)

 自殺予防は総合的に行なわなければいけません。

 「総合的って一体どういう意味?」

 と思う方も多いと思うのですが、

 ある1つの部署(例えば、精神保健福祉担当)だけではなくて
 あらゆる全ての部署が
 できることを全て取り組むことが必要だ!

 という意味です。

 例えば、他の部署にどんなことができるかを考えてみると

 ・消防局の救急部門
  (未遂の方やご遺族に最も最初に出会う機会がある)

 ・市民部の市民相談や消費生活センター
  (自死に追い込まれる大きな理由の1つである多重債務対策を担当)

 ・教育委員会の学校教育部門
  (こどもたちへの自殺予防教育やこころの健康づくりを担当)

 なんて、すぐにパッと浮かぶと思うんです。

 でも、それだけでは総合的とは言えないんですね。

 それこそ、自殺予防対策とはかけはなれているような部署だって

 例えば、上下水道局や
 ごみの収集を担当している部署や
 道路整備や公園管理をしている部署にも関わってほしい、と
 フジノはいつも取り組みの在り方を考えています。

 そんな時に、全国初の自殺防止条例を施行した
 平塚市から素晴らしい取り組みのニュースが入ってきました。

 図書館です!

 (2008年9月3日・東京新聞・朝刊より)
2008年9月3日・東京新聞より

 こちらもご覧下さい。

 ・平塚市のプレスリリース

 ・本のリスト


 これは、アイディアがバツグンですね。

 平塚市にヒアリングをしていないのですが、
 たぶんこの為の特別な『予算』はついていないと思うのです。

 つまり新たな出費が無いゼロ予算で
 図書館メンバーの想いとやる気で実行できる取り組みですよね。

 横須賀市もぜひ取り入れさせていただきたいと思いました。


● 今こそ『総合的な対策』を徹底したい

 自殺対策基本法が成立した年
 『自殺予防元年』とマスコミが連日のように報じました。

 でも、「これはいずれ終わるブームだ」
 ハッキリと感じていました。

 いじめ自殺が連鎖して起こると毎日メディアがとりあげて
 硫化水素自殺が連鎖して起こるとワイドショーが騒ぎたてて

 そんなだからこそ、
 自殺対策基本法が成立した時のメディアの大きな報道も
 僕はとにかくクールに受け流そうと決めていました。

 そして、今、やっぱりメディアは自殺予防対策を
 あまりとりあげてくれなくなりました。

 イベントがある時には載りますが

 そうではない時には
 「山手線が何十分止まった」「中央線で何万人足止め」などの
 自殺予防対策とは対極のニュース(べた記事)でしかとりあげられません。

 だからこそ、僕たちはどんな時でもめげずに
 パワーを決して落とすことなく

 どれほど地道で地味で目立たなくても
 それでも声を大にして、
 自分たちが成すべきことを全てやっていくのです。

 さて、こんな状況ですから、放っておけば
 すぐに自殺予防対策は総合的なものではなくなってしまって

 精神保健福祉部門による
 『うつ病対策』だけになってしまいます。

 今、改めて『総合的な対策』の必要性を叫んでいきましょう。

 自殺を減らす/無くす為には
 精神保健医療福祉だけでは足りません。

 自殺は、社会的な原因による追い込まれた末の死です。
 1つだけの理由ではなく
 いくつもの複合的な原因の末に起こるのです。

 だからこそ、行政で言うならば
 あらゆる全ての部署に対策に取り組んでもらう必要があります。

 フジノが先ほど書いた、
 上下水道局にも環境部にも土木みどり部にも都市部にも
 自殺対策でやれることは何かを毎日考えているというのは本気なのです。

 平塚市のように、図書館が取り組むというのも
 本当に素晴らしいアイディアだと思います。

 改めて、横須賀市としては
 総合的な対策としてさらにどんなことが必要かを
 しっかりと考えて、打ち出していきたいです。



2008年9月4日(木)のフジノその2
● 出産した時にもらえる一時金が増えることは増えるのですが...

 今日は、国民健康保険運営協議会を傍聴しました。

 これは、国民健康保険法にもとづいて
 横須賀市が設置しているものです。

 メンバーは、こうした方々です。

 (1)保険料を支払っている方々(被保険者)を代表する方(5人)
 (2)保険医または保険薬剤師を代表する方(5人)
 (3)公益を代表する方(5人)
 (4)被用者保険等保険者を代表する方(1人)

 ひとことで言うならば
 国民健康保険の運営について意見交換をする場ですね。

国民健康保険運営協議会

 今日の議題は5つで、

 ・平成19年度決算について
 ・平成20年度の現状
 ・特定健診、特定保健指導について
 ・出産育児一時金の支給額の決定について
 ・その他

 でした。

 赤ちゃんを出産した時に国民健康保険から
 現在は35万円の出産育児一時金が支給されています。

 これが平成21年1月1日から3万円、増額されて、
 38万円がもらえるようになります。

 でも、これは決して出産時にかかる費用の負担を
 サポートしようという意図ではありません。

 今後、新たに設置される医療事故に対応する保険のせいで
 産科での『分娩費用』が約3万円、値上がりする見込みです。

 つまり、出産する時に市民の方が病院で支払う費用が
 3万円値上がりする見込みなのですね。

 その3万円分を国と市の補助で上乗せする、というものです。

 フジノとしては、現在の出産育児一時金を増額して
 出産費用の市民負担をゼロ円にすれば良いと考えています。

 ただでさえ、全国的な産科医の不足で
 横須賀市民の方でも他のまちで出産をしている方々がいる現状で
 出産には多額の費用がかかります。

 だから、せめて出産費用は全額を税金から出す、というように
 思い切った予算配分をすることも必要だと考えています。


● 『無保険』のこどもを守らなければならない!

 さて、この数日間にわたってメディアでとりあげられている
 『無保険』のこどもたちの存在、という問題があります。

 以下、共同通信社の記事を引用させていただきます。

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 「無保険」児童の調査開始 厚労省、受診控え懸念も

 親など保護者が
 国民健康保険の保険料を滞納したため

 医療費がいったん全額自己負担となるなど
 「無保険」の状態になった子どもについて、

 厚生労働省は2日、
 全国の地方自治体を通じて実態調査を始めたことを明らかにした。

 保険料を1年以上滞納すると、
 保険証を返還して代わりに資格証明書を交付され、

 医療機関で受診すると
 窓口で医療費をいったん全額支払うことになる。

 経済的に苦しく滞納している世帯では、
 子どもが病気になっても医療費が払えず
 受診を控える恐れがあり

 「責任がない子どもに犠牲を強いるのはおかしい」

 と見直しを求める声が上がっている。

 2007年6月現在で
 資格証明書を交付されたのは約34万世帯。

 厚労省は今回、この中に乳幼児と小学生、中学生が
 どれだけいるか9月末までに報告させ、
 10月中旬にも調査結果をまとめる予定。

 (引用終わり)

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 今日の運営協議会が終わった後で
 健康保険課長にヒアリングをしたのですが

 残念ながら横須賀市にも
 『無保険』のこどもが約30世帯で存在することが分かりました。

 約30世帯のうち、何名のこどもがいるかまでは
 詳細には分かっていません。

 横須賀市としては
 親たちにしっかりと国民健康保険料を支払うように
 指導をする以外に方法は無いとのことでした。

 ほとんどの場合、幼いこどもがいる世帯では
 こどもは小さい時ほどいろいろな病気にかかりやすいので
 病院にかかることが多いことから

 国民健康保険料を支払っている割合が高く、

 この約30世帯というのは
 家計があまりにも厳しくて支払えないという理由では無い、
 という分析を横須賀市では行なっています。

 (経済的に厳しいご家庭には分納をおすすめしたり
  様々な形での相談・指導をしているとのことです)

 フジノは、こういう親が意図的に支払わないが為に
 こどもが『無保険』になってしまうような状況は

 児童虐待のひとつである
 ネグレクト(育児放棄)にあたるのではないか

 と、個人的には考えてしまいます。

 まだ、児童相談所にはヒアリングをしていないのですが

 こうした親たちに対しては
 国民健康保険の担当部署ではなくて
 児童相談所のケースとして対応すべきではないのだろうかと
 フジノは考えます。

 いずれにせよ、こどもたちを守ることが最も大切です。

 横須賀市としてやるべき対応をしっかり行ない、
 必要な医療が受けられないような
 『無保険』のこどもをゼロにするようにしていきたいです。



2008年9月4日(木)のフジノ
● さあ、みんなでWRAP(元気回復行動プラン)を広めよう!

 今年のフジノの目標の1つは
 『WRAP(元気回復行動プラン)』を徹底的に広めていくことです。

 昨夜のカフェトークに参加して下さった方々に

 「リカバリーとWRAPを横須賀で広めたいんです!」

 というフジノの想いをお話したところ、
 複数の方々に賛同していただきました。

 こうした賛同してくれる方々のおかげで
 フジノの『WRAPよこすか研究会(仮)』構想に
 実現のめどがたってきました!

 みんなでリカバリーしていきましょう!

 かねてからWRAPを横須賀で広める為には
 まず第1弾として、

 「DVDの上映会を行なうぞ!」

 と考えていました。

 そこでさっそく今日、DVDの制作元である
 NPO法人地域精神保健福祉機構(略称、コンボ)に
 相談してみました。

 「精神障がいのある当事者の方々5人くらいで
  みんなで一緒にDVDを観る小さな上映会をやりたいのですが...」

 「それはいいですね!ぜひ挑戦してみてください」

 とのお返事をいただきました。うれしい!

WRAPなどのDVDを持つフジノ  まずはこの2本を観ましょうね。

 『リカバリー
  障害者自立を支える世界的潮流』

 『WRAP
  その魂にふれる』

 近日中に、上映会の日時と場所を決めて
 みなさんで観れたらいいなあと思います。

 「WRAPに興味があるよ」

 「WRAPを作ってみたい」

 「一緒にWRAPを広めていきたい」

 そんな方がいらっしゃいましたら、
 ぜひ一緒にリカバリーをめざしていきましょうね。

 WRAPのDVD上映会の日時と場所が決まったら
 このHPでもご連絡いたしますので、ぜひ応募してくださいね!


● 来週もKBS京都ラジオに出演します!

 今日、ディレクターさんからご連絡をいただきまして

 9月2日(火)に出演させていただいた
 KBS京都ラジオ『里見まさとのSCAN KYOTO』

 来週9日(火)も生出演させていただくことになりました。

 関西のみなさま、
 また15分ほどフジノのヘタクソ早口のしゃべりにおつきあいください。

 よろしくお願いします!



2008年9月3日(水)のフジノ
● 変われるか、博物館

 今日は、横須賀市自然・人文博物館へ行ってきました。

 6月議会で行なった博物館に対するフジノの提案が
 その後どうなったのかを自分の目で確認する為です。

博物館全景

 フジノはこの博物館が幼い頃から大好きで
 現在もしばしば独りでふらりと訪れます。

 無料で入館できて、展示物には夢があふれています。

 思い返せば、小学校の頃に
 クラスの班のみんなで見学に行ったのが
 最初のきっかけだったのだと思います。

 お金が無くても時間だけはたくさんあった高校時代には
 夏休みになると暑くて行き場が無い僕は
 恋人とよく博物館をぶらぶら見て過ごしました。

 昨年まで16年間にわたって飼い続けてきた大切な猫
 拾ったのもこの自然・人文博物館の前でした。

 そんな想い入れの深い場所である市の博物館は

 個人としては
 このまま時間が止まったように
 変わらずに存在してくれるだけで、
 ありがたく感じる失いたくない場所です。

 団体が来ている時を除けば見学している人はあまりいなくて
 いつもとても静かで、冷暖房がきいていて、
 穏やかな時間を過ごすことができるからです。

 けれども、政治家としての考えは全く違います。

 もっともっと良く変わって
 可能な限り入場者をたくさん増やしていかねばダメです。

 こどもたちの学校教育の場として大切なだけではなくて
 大人たちの為の社会教育の場としても
 すごく有効な場所ですし

 さらにフジノは
 『観光資源』としても
 『米兵犯罪を防止する教育の場』としても

 この博物館を徹底的に利用したいのです。

 個人としての想い入れと
 政治家としての考えは全く別なのが
 本当につらいところなのですが、

 政治家としては使えるものは全て使う、
 徹底的に使い倒す、そう考えています。

 さて、フジノが6月議会で行なった提案とは
 下のとおりです。

 (2008年6月議会・教育経済常任委員会でのフジノの質疑より)






 自然・人文博物館の入場者数増のために提案を、
 自然・人文博物館と
 教育委員会と
 経済部に
 質問させていただきます。

 事前にヒアリングさせていただいたところ、
 博物館の入場者に占める外国人というか、
 外国籍の方の入場者数は極めて少ない
とお聞きしました。

 僕は博物館が好きでよく行くのですが、
 場内の展示物の全てではないのですが
 かなり多くの英文表示がされています。

 (下の写真は入場口です)
博物館の入口

 (休館日に関する英文表記はありませんでした)
入口のご案内

 入り口に入ってすぐに
 左ページは日本語、右ページは英語の
 『冊子』が置かれていて館内に持ち込むことができますし、

 (下の画像がその『冊子』です)
館内ガイド

 (下の画像は『冊子』の中身です。日英2ヶ国語になっています)
2ヶ国語対応のガイド冊子

 新たに作っていただいたのですが、
 『常設展示解説シート』という、
 壁に誰でも取れるようになっていて、
 やはり日英で表記がしてある解説が置かれています。

常設展示シート

 にもかかわらず、
 先ほどの報告事項の中でも申し上げましたが、

 基地周辺地区安全対策協議会の中で、
 米軍の方に、

 「博物館にも全然(英語での)表記がない」

 と言われてしまって、
 非常に悔しい思いをしました。

 実際にはあるわけですが、
 「(英語での表記が)無いから行かない」と言われて、
 「本当はあるんです」という思いをすごく強く持ちました。

 そこで、御提案なのですが、
 アメリカ軍も含めて外国籍の方々に対して、
 実はまだ周知が弱いのではないか
と思います。

 実際には英文表記もあるんだ
 ということの周知が弱いのではないかと思うのですが、

 まず、自然・人文博物館としてはいかがでしょうか。












 

 御指摘のとおりですが、
 日本語と英語で表記した『要覧』というのがありますので、
 それを、いろいろ指摘があったので、
 3月に玄関に置きました。

 それから、『常設展示ガイド』が必要ではないかということで、
 それができたのが5月上旬ということもありまして、
 PRが不足しているかなということで、

 今後さらに庁内の米軍等と接触の多い部署にも
 協力をお願いして、

 さらなるPRに努めていきたいと考えております。








 経済部に同趣旨で質問したいのですが、

 博物館も含めてパックのツアーにできるような、あるいは
 博物館に直接来ていただけるような
 観光紹介に取り組むこと

 というのは
 経済部観光課としてできないのでしょうか。









 

 自然・人文博物館については
 英語表記などが充実してきているということでありますので、

 特に米軍関係については
 観光課イベント等で連携がありますので、

 米軍基地内の、
 例えば、シーホークという新聞など広報手段を通じて、

 他のイベントや観光地とともに掲載を依頼して
 PRに努めていきたいと思っております。








 先日も、『燈明堂』(についての話題)が
 アメリカ軍の『シーホーク』(という新聞)に
 かなり大きく掲載されていたということなど、

 なかなか知られていないが、
 アメリカ軍や外国籍の人に観光をアピールしていると思うのです。

 (博物館は)無料で入れるということや
 100インチの大型スクリーン等映像装置で非常に楽しめる、
 横須賀市の歴史を知ることができるような設備が
 今、自然・人文博物館に入っているのです。

 (下の画像が100インチの大型スクリーンです。すごく楽しいですよ)
100インチのスクリーン

 この辺もぜひ紹介していっていただきたいと思います。



 (この質疑では、外国籍の方々へのPRを増やすべき、と述べていますが
  それが実現した時にはさらに次の目標に向けて
  提案をしていきたいと考えています)


● 海外に詳しい市民の方は、同じ想いだった!

 実はつい先日、ある市民の方から
 全く同じ想いのご意見をいただきました。

 そして今日、直接にお会いして
 その想いを聞かせていただきました。

 この方は海外赴任が長くて
 諸外国における博物館の重要性を教えて下さいました。

 海外出張や海外での赴任の時には
 現地にある博物館を訪れて
 その国の文化や歴史を学ぶことが非常に重要である、と。

 そうした体験からも
 横須賀市の博物館での英語表記の少なさは
 とても問題を感じている、とご意見をいただきました。

 フジノが6月議会で行なった質疑についても
 知っていて下さったのでした。

 とても驚きました。

 何か大きな損失につながるとか
 新たに負担が大きくなるとか

 生活・暮らしに直接な影響が無い限りは

 こうした委員会での質疑が
 市民の方々に注目していただけることは
 ほとんどありません。

 誰にも注目されなくても正しいことは正しいと信じて
 毎日活動している訳ですが

 こうして同じ想いを抱いて下さっている 
 市民の方が存在していることに
 とても感激しました。

 いち個人の利害とは全くカンケーのない

 横須賀市の自然・人文博物館の英文表記を徹底することが
 外国籍の方々が多く暮らすこの横須賀市としては
 不可欠であるという

 市民の方のご意見に
 フジノはとても強く励まされました。

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 これから博物館がどう変わっていくのかについては
 今日、博物館運営課長とも大いに意見交換をしました。

 その結果は今の時点では発表できませんが

 必ずや、横須賀市にふさわしい博物館の姿へと
 変わっていくものとフジノは信じています。

 何故なら、もともと横須賀市の博物館は
 優秀な学芸員さんたちと素晴らしい活動の歴史を持っている
 ポテンシャルが高い存在だからです。

 これまでは、博物館業界にはその名をとどろかせていたものを
 これからは、業界の外へ広く一般社会に向けて
 もっとPRしていく活動が必要です。

 その際には、英文表記を充実するのは当然ですし
 多言語にも対応できなければいけないでしょう。

 そうしたことなどが実現できなければ
 展示の在り方も含めてこのままで良いのか、
 あるいは、現在は『市の直営』で行なっている運営形態についても
 いずれ議論が出てくることになるでしょう。

 財政の厳しい折、どこまでやれるのかは
 知恵をしぼって市民のみなさんと一緒に
 考えていきたいと思います。

 博物館を所管する教育委員会だけではなく
 国際交流課や観光課と共に

 この可能性を秘めた博物館を
 もっと強く世間にアピールしていきたいと考えています。

 ぜひ市民のみなさまにも
 どんどん来ていただけるようにフジノ自身も
 アピールしていきたいと思います。



2008年9月2日(火)のフジノその2
● ラジオに生出演しましたが、突然のテーマ変更でした!

 昨日のおしらせどおり、ラジオに生出演しました。

  KBS京都ラジオ
  『里見まさとのSCAN KYOTO』(14:00〜16:45)


 初のラジオ出演でしたので、めちゃくちゃ緊張するかと思いましたが
 パーソナリティーの里見まさとさんをはじめ、
 スタッフのみなさんがとても親切で
 りらっくすしてお話しさせていただくことができました。

 しかし!

 もともとフジノがお話しするはずだったテーマ
 『国会議員の給料は妥当か』ではなくて

 突然にテーマ変更がありました

 『福田首相の辞任は当然か』

 になってしまったのでした!


 (KBS京都ラジオ『里見まさとのSCAN KYOTO』公式サイトより)
里見まさとのSCAN KYOTO


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 朝、ディレクターさんからフジノの携帯に着信があったのですが
 その瞬間にフジノは

 「ああ、福田総理の辞任があったから
  フジノの出演はナシになったんだなぁ」

 と推測しました。そこで開口一番、

 「総理がお辞めになったので、僕の出演はナシですね?」

 とお聞きしたら

 「いえ、フジノさんにそのまま出ていただきたいんです」

 とのこと(エーッ!)。

 地方議員の目から見て今回の総理の辞任をどう感じるかを
 フジノの政策にからめて自由に話してください

 という依頼でした。

 実は、ふだん国政のことは
 このHPに書かないのですが

 珍しく3日前の活動日記に『消費者庁の設立』と『福田総理』について
 フジノは全く期待していない、と書いてたんですね。

 フジノのメインの政策である自殺対策を進める上で
 深く関わりのある消費者庁の設立について

 あれだけ「実現させる」と訴えていた総理が突然辞任することで
 全く白紙になりかねないこともありうる、ということに
 大きな怒りをフジノは昨夜の会見を見ながら感じていました。

 そうした地方議員の想いや政策の観点から
 総理の辞任についての見解を語ってほしいのです、

 とディレクターさんがおっしゃいました。

 本当に僕で良いのですか?役不足ではないですか?
 と確認をした上で、ぜひお願いします、ということだったので
 そのまま出演することになりました。


● 自殺予防対策/介護人材の確保の重要性をアピールしました

 本番はフジノ事務所とKBS京都ラジオとの
 電話でのやりとりだったのですが

 事務所の様子はこんなでした。

事務所の様子

 自殺対策の街頭キャンペーンの説明会から戻った後、
 激しく散らかった事務所のテーブルを
 必死に15分で片付けて

 なんとか電話とPCと飲み物がおけるスペースを作りました。

 そして、激しく緊張する性格なので

「おちついて!」のメモ

 電話に「おちついてゆっくりハキハキ!大声で」とカンペをつけて
 本番に臨みました。

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 本番で、自分の回答の中に絶対にもりこみたかったのが
 自殺予防対策の重要性についてです。

 毎日約90人もの方々が
 追い込まれた末に自死で亡くなっているのです。

 バカバカしい政党同士の争いなんかで
 辞任がどうした、とかやってる暇なんて1秒だって無いんです。

 政治家にはやるべきことがあるのだから
 こんな辞任劇にかまってるよりも
 自殺予防対策をすすめなければならない、ということを

 お話させていただきました。

 それから、介護人材の確保も
 今すぐ実効性のある行動を政府が起こさなければダメだ、ということも
 回答にからめてお話させていただきました。

 (たまたま今日のお昼、僕の父の転院先として
  すごく期待していた病院から『断り』の連絡がありました。

  介護難民、リハビリ難民である僕のおやじは
  これから先、一体どうしていけばいいのでしょうか...)

 もちろんTPOは大切ですが
 フジノは政治家ですから
 どんなに短い時間であっても訴えなければならない政策は
 きちんと市民の方々に伝えなければいけないと考えています。

 そんな意味で、
 自殺予防対策の推進と介護人材の確保については
 あえてお話させていただきました。

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 自分の出番が終わってから
 1時間後にこれを書いているのですが

 まだなんか少し緊張感が残っていますね...。

 ラジオ局の方々って本当にすごいなあと思います。
 パーソナリティーやアシスタントの方々は
 毎日この緊張感と勝負している訳ですから。

 里見まさとさん、岩見知香さん、矢野宏さん、
 番組スタッフのみなさん、お声がけしてくださった番組ディレクターさん。

 貴重な機会を本当にありがとうございました。

 そして、京都をはじめとする関西の市民のみなさま、
 早口で持論をまくしたてるフジノのしゃべりにおつきあい下さって
 本当にありがとうございました!



2008年9月2日(火)のフジノその1
● 自殺対策の『街頭キャンペーン』の2つの目玉!

 今日は、横須賀市が初めて行なう
 自殺予防週間の自殺対策『街頭キャンペーン』の説明会に
 参加してきました。

街頭キャンペーン説明会場

 横須賀市の街頭キャンペーンには、
 素晴らしい『2つの大きな目玉』があります。


 (1)相談先ブックレット入りのクリアファイルを配布します!

 街頭キャンペーンでは
 下の写真のような冊子とチラシをはさみこんだクリアファイルを
 街頭のみなさんにお配りします。

当日に配布するリーフレット
                            
 このクリアファイルには、下のような
 横須賀市の自殺対策シンボルマークのシールが貼ってあります。

自殺対策シンボルマークのカタバミ

 フジノのこのHPのトップページに
 7月からこのマークが貼ってあるので
 気づいた市民の方からお問い合わせもいただきましたが

 横須賀市自殺対策連絡協議会がつくった
 自殺対策のシンボルマークなんです。

 クローバーに似ていますが、実は『カタバミ』といいます。

 ハート型の3枚の葉が特徴のカタバミは雑草です。
 いたるところにたくさん生えています。

 でも、この雑草はとても力強くて
 地面の下には球根を持っていて、さらにその下に
 大根のような根っこをおろしています。

 カタバミは、とっても繁殖力が強くて
 1度、根づくと、絶やすことは困難だといわれています。

 そんなたくましいカタバミは
 春から秋にかけて、黄色の花を咲かせることもあります。

 そして、花言葉は
 『輝くこころ・こころの輝き』です。

 雑草であるカタバミのたくましさとこころの輝きは
 まさに横須賀市の自殺対策にふさわしいシンボルマークだと
 フジノは考えています。

 (保健所のデイケアの講師・月永勉さんがデザインしてくれました)

 このシンボルマークが貼られたクリアファイルに
 冊子『よこすか心のホットライン』と『こころの健康スケール』を
 挟みこんで、お配りします。

 冊子『よこすか心のホットライン』は、
 困った時、つらい時、あらゆる悩みに対応できるように
 横須賀市をはじめとする相談先の一覧を分かりやすく載せたものです。

 ピンク色の表紙のこの小冊子は
 フジノが誇りをもって他のまちに自慢できる
 横須賀市の自殺予防対策に役立つ素晴らしい冊子だと思っています。

 また、『こころの健康スケール(横須賀スケール)』
 一緒にお配りします。

こころの健康スケール

 今のあなたの気持ちと、
 取るべき行動・対処方法が記されたもので
 これも横須賀市自殺対策連絡協議会が新たに作りました。

 裏面は横須賀市と近隣の精神科病院やクリニックをはじめ
 相談先の電話番号などが記してある一覧表になっています。

 実用的なものに仕上がっていると思います。

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 実は、このクリアファイルには深い思い入れがあります。

 相談先の一覧が入ったクリアファイルを
 自殺未遂や自殺によって現場を訪れた救急隊や警察が
 ご本人やご遺族に配布してほしい


 という提案をフジノは市議会で提案しつづけてきました
 (すでに岩手県では実施しています)

 いまだ実現はしていないのですが、
 まさに今回の『相談先ブックレット入りクリアファイル』こそ

 フジノが提案してきた、

 自殺未遂をしてしまった方々やご遺族の方々に対して
 現場に急行した救急隊や警察に配布してほしいもの、

 に仕上がっています。

 これがすでに完成しているということは
 もはや後はフジノは徹底的に
 救急や警察にくりかえし要請を行ない続けるのみです。

 がんばらねば!


● 市長みずから、街頭キャンペーンに参加します!

 そして、2つ目の目玉とはこれです。

 (2)横須賀市長みずから、街頭キャンペーンに参加します!

 これは、なかなか他のまちにはできないことです。

 市長みずからが先頭に立って
 街頭でクリアファイルの配布を一緒に行なってくれます。

 自殺予防対策を最大の政策とする政治家としてフジノは
 蒲谷市長のこの行動をこころの底から賞賛したいと思います。

 自殺対策基本法が成立したものの、
 全国の地方自治体は自殺対策に取り組む義務があるのに
 自治体ごとに熱意に差があるのが現実です。

 そんな中、わが横須賀市は
 トップである市長みずからが行動にあらわすのです。

 それは、横須賀市は全力で自殺を無くす、
 という力強いメッセージを
 市民のみなさまに届けたいという想いからです。

 自殺予防対策をすすめていく上で
 最も大切なことは、
 自治体のトップがその重要性を理解していることです。

 横須賀市で自殺対策がすすんできた理由は
 蒲谷市長がその重要性を理解しているからです。

 すでに蒲谷市長は、2007年の予算議会において
 その年度の市の進むべき方向性を示す施政方針演説の中で
 自殺予防対策に取り組むことを打ち出しています。

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 さらに、昨日発行された
 『広報よこすか9月号』では大きくスペースをさいて
 自殺予防週間の取り組みがとりあげられています。

 (広報よこすか9月号)
広報よこすか9月号

 横須賀市の本気度が伝わってきます。

 今年初めて横須賀市が行なう
 自殺予防週間の街頭キャンペーンを
 フジノは誇りに感じています。

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 つい先日も、ご遺族の方のお話として

 「自殺は予防できる」と言われると
 自分は大切な人の自殺を防ぐことができなかった、という
 罪の意識に責められて、とてもつらいんです

 と、うかがいました。

 その想いは、僕自身も毎日のように感じています。

 自殺は防げる、自殺を予防するのだ

 という決意を
 政治家として強く訴えれば訴えるほど
 個人としては激しい後悔と自責の気持ちがわきおこります。

 それでも、あえて政治家として訴えたいのです。

 自殺は予防できるのです。

 もうこれ以上、同じように悲しい想いをする人を
 1人たりとも新たにうみださないために
 できることがたくさんあるのです。

 今も毎日約90人もの方々が
 追い込まれた末に自死によって亡くなっている現実を
 必ず変えることができるのです。

 だから、どうか市民のみなさま、
 一緒に闘って下さい。

 毎年3万人も亡くなるような国は、異常な社会です。

 自殺が起こらない社会とは
 誰にとっても生きやすい社会を創ることなのです。

 この社会を変えるために
 誰にとっても生きやすい社会に変えていくために

 どうか一緒に闘って下さい。
 お願いします。



2008年9月1日(月)のフジノその2
● 明日、ラジオに生出演します

 明日のお昼、関西のAMラジオ局の生放送に出演します。

 『国会議員の給料は妥当なのか』についてがテーマなのですが
 地方議員の立場から自らの体験を通じて語ることが
 フジノに求められているテーマです。

 関西のラジオ局のディレクターさんが
 関東のフジノに声をかけて下さった理由は

 政治家として自らの『政治とカネ』について
 このHPで徹底的にオープンにしているから、だそうです。

 わざわざ関西の方が
 横須賀の政治家に目を向けて下さったことに
 とても感謝しています。

 日頃、フジノは

 「政策にカンケーない内容ではマスメディアに出ない」

 と決めているのですが、

 政治家とカネのカンケーを
 徹底的にクリアにオープンにするのは
 まさにフジノが初めて立候補した時からの選挙公約です。

 福田総理が突然辞めたりして
 政治に対する

 「もともと信頼してないけど、ますますどうでもいい」

 という期待ゼロの市民感情がどんどん激しくなっている今、

 関西の市民のみなさまに
 少しでも政治に対する信頼をとりもどしていただく為の
 1つのきっかけになれたらと思い、出演することを決めました。

 政治への信頼をとりもどすことは、
 横須賀だろうが関西だろうがカンケーありません。

 全ての政治家の義務ですからね。

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 もともと慢性鼻炎で鼻声な上に
 ボソボソしゃべりでカツゼツも悪いフジノは

 市民の方とお話をしていてもいつも
 何度も聞き返されることがたくさんありますので

 ラジオには徹底的に不向きな存在だと自覚しているのですが

 15分くらい、じっくりお話させていただけるそうなので
 リスナーの方々に聞こえやすくお話できるようにがんばります。

 という訳で、関西の方々、明日はよろしくお願いします。


  KBS京都ラジオ
  『里見まさとのSCAN KYOTO』(14:00〜16:45)


 この番組にかつて出演した政治家の方々というのは

 福祉政策がメインのフジノにとってこころからリスペクトしている
 山井和則さん(衆議院議員・民主党)をはじめ、

 ミスター年金こと、長妻昭さん(衆議院議員・民主党)、

 テレビによく出演しているのでおなじみの
 穀田恵二さん(衆議院議員・共産党)、

 閣僚経験の多い谷垣禎一さん(衆議院議員・自民党)など

 すごい顔ぶれですね...。
 ちょっと緊張しますね。

 明日はラジオの直前まで、
 自殺予防週間の街頭キャンペーンについての打ち合わせ会に
 参加しているのですが何とかアタマを切り替えて

 いつもどおり、りらっくすでお話できたらと思います。


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