まちの政治家は、こんなことしてます


2009年4月23日(木)のフジノその2
● 『市議の補欠選挙』は無い見込みです

 議会対応マニフェスト(案)の発表と共に
 雄人(吉田雄人市議)は、ぎりぎりまで辞職をしないことを発表しました。

 これは、4年前に立候補した木村正孝さんと同じ方法を取った訳ですが、

 「現実的に意味がある判断だ」

 とフジノは2つの点で評価しています。


 第1に、議員定数を減らすべきだという観点からです。

 現在の議会改革の流れの中で
 横須賀市議会に43人の議員定数は多いのではないか、
 という議論があります。

 雄人が市長選挙に挑戦することになれば
 43人の市議会議員が1名欠員となります。

 仮に欠員となっても、市議会は問題なく回っていくでしょう。

 そうなれば、この1名は減らしても問題が無いことが
 現実的に証明されます。定数削減は1名以上で行われるはずです。


 第2に、財政再建の観点からです。

 仮に補欠選挙が行わることになれば、
 補正予算が組まれて、
 追加で4000万円も税金が必要になります。

 現在でも厳しすぎる横須賀の財政に
 あえて補欠選挙の為だけに4000万円をかける必要はありません。

 欠員1名のままでいけば、

 その1名分の市議会議員の
 給与・ボーナス・政務調査費・委員会視察旅費など
 本来在籍していたら支出される予定のものが
 残りの2年間分、支出されなくなります。

 これだけでも大きな節約になります。

 このように2点の意味で、補欠選挙をやるべきではない、と
 フジノも考えています。雄人の判断は正しいと評価します。

 神奈川新聞がこの点について
 報道してくれました。

 (2009年4月23日・神奈川新聞より)

 以下に引用します。
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 ’09横須賀市長選

 吉田雄人市議 市長選直前、辞職の意向
 市議補選ない見込み


 6月28日投開票の横須賀市長選への立候補を表明している
 横須賀市議の吉田雄人氏(33)は22日、

 市議の補欠選挙を避けるため
 6月11日以降に市議を辞職することを明らかにした。

 同市選挙管理委員会によると、
 公職選挙法に基づき市長選告示日(6月21日)の10日前にあたる
 6月11日より前に欠員が生じた場合、
 市長選と同時に市議補選が実施される。

 市長選単独に比べて4000万円ほど費用がかさむという。

 (佐藤 浩幸)
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 (引用おわり)



2009年4月23日(木)のフジノその1
● 吉田雄人市議、議会対応マニフェスト(案)を発表!

 昨日、雄人(吉田雄人市議会議員)
 全市議会議員に向けて
 『議会対応マニフェスト(案)』を発表しました。

 内容は下の通りです。



                              2009年4月22日
                                    吉田雄人


             議会対応マニフェスト(案)について


 前略
 日頃より、ひとかたならぬご厚情を賜りまして、
 まことにありがとうございます。

 さて、私、吉田雄人は、きたる6月の市長選挙にむけ
 政策本位の選挙にすべく
 マニフエストの作成を進めておりますが、

 このたび『議会対応マニフェスト』の素案が整いましたので、
 先輩、同僚議員の皆さまのご指導をいただきたく
 ここにご報告させていただきます。

 記述にあたっては、
 私の意思を簡明にお伝えすることを旨としたいため、

 現状の執行部側のあり方をただすべく、
 その改善点のみに的を絞っておりますことをお許しください。

 議員として、日ごろから感じてきた想いを
 結晶させたつもりでございますが、

 皆様のご意見を頂戴しながら
 より良いものを完成させてまいりたいと思っておりますので、
 よろしくお願い申しあげます。 

 なお、まことに恐縮ですが、本紙を借りて、
 次のことがらについても報告させていただきますので、
 ご理解いただきますよう、併せてお願い申し上げます。


 ・自らの市議会議員としての進退について思い悩んだ結果、
  補欠選挙を行わないためにも、
  6月11日以降に辞職いたします。

 ・二元代表制民主主義を尊重するために
  市議会議員の皆様へ支援要請・推薦依頼等は控えさえていただきます。
  (勝手連としての応援については歓迎いたします)。

                                      草々


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              議会対応マニフェスト(案)


 1.議会でのご提言やご叱正に対する感謝の気持ちを忘れません

 →代表質問・一般質問などに答弁した内容について、
  可能な限り経過報告や実績報告を行います。

 →「ご質問ありがとうございます」の当たり前の一言を、
   答弁に必ず盛り込みます。


 2.重要案件については、議会へのご報告を最優先といたします。

 →パブリックコメントは、実施の前に、
   議会へ素案を示すことを原則として定めます。

 →予算の概要等、全員協議会への発表の後に、
   マスコミ発表を行います。


 3.議会での審議を最重要視いたします。

 →議案等の説明資料の提供を、できるかぎり早めます。

 →議長との定期的な会談をお願いしたいと思います。




 これを読んだ市民のみなさまの感想は

 「うーん、『議会対応マニフェスト』って何だ?」

 という感じなのではないでしょうか?

 でも、市議会議員であるフジノの立場からすると
 同じく議員から市長へ挑戦する雄人のこのマニフェストは
 正しい方向を示していると感じました。


● 政治家フジノから見た「議会対応マニフェスト(案)」について

 今回の『議会対応マニフェスト』は、

 (1)財源の裏付け、
 (2)実現への工程、
 (3)いつまでに実現するという期限、

 を示す必要が無い政策ばかりが載っています。
 全て「今すぐやれる」ものばかりです。

 いや、正確に言うならば、

 「今すぐやれる」にも関わらず、
 「今までの市長がやろうとしてこなかったもの」ばかり
 です。

 歴代の市長がやればできたのにやろうとしなかったことを
 新しい市長は「逃げずにやる」のです。

 ではマニフェストから
 政策を1つずつを見ていきましょう。


 1(1)代表質問・一般質問などに答弁した内容について、
    可能な限り経過報告や実績報告を行います。


 これは6年間の任期全ての本会議で
 市長とバトルをしてきたフジノにはとても良い政策だと感じます。

 現在の本会議では、市長に質問して
 「研究していきます」「検討します」と答弁がなされても

 それから本当に「研究」や「検討」が行われたのか全く分かりません。
 経過報告などは一切ありません。

 民間企業では考えられないことです。

 すでに東京のある区議会では、議会質問の後に
 一定の期間が経つと必ずこうした報告が行われています。

 横須賀市議会ではそれがありませんから
 フジノ自身がヒアリングにいこうと決心していかなければ
 単に「言いっぱなし」「提案しただけ」で終わります。

 フジノは自分が行なった提案・質疑の回数よりも
 その質疑を行なった『成果』こそが必要なので

 質問前、答弁を受けた後、その3ヶ月後、
 6ヶ月後、1年後、と繰り返し経過を聴きに行きます。

 仮に提案が実現したとしても、
 フジノは市長側から報告を受けたことはありません。
 フジノが自分で調べて、ようやく分かった、ということばかりです。

 だから、いつも感じてきたことは
 もしも市議会からの提案を市長が取り入れて新たに行なうとしても

 それが良い政策の実施ならば、
 市長が自分の手柄として
 どんどん発表してしまえば良いのに、ということです。

 それすらやってこなかった。

 現在の横須賀市は、残念ながらまだ広報戦略が弱いのです。
 またそれはコミュニケーション戦略が弱いことも意味しています。

 ですからこれは、議会側にとっても市長側にとっても
 お互いにメリットがある『win−win』のマニフェストと言えるでしょう。


 1(2)「ご質問ありがとうございます」の当たり前の一言を、
    答弁に必ず盛り込みます。


 「こんなことをマニフェストに入れるなんて!」と
 市民のみなさまはバカらしく感じたことでしょう。

 だって、人として当り前のことですから...。

 でも、その当たり前が
 これまでの市長には無かったのです。

 ちょっとでも過去の議事録を読んでいただければ
 こんな当たり前のことを市長が全くしていないことが分かります。

 一方、フジノはどんなに市長の答弁がひどくても

 「市長、ご答弁ありがとうございました」

 と毎回、常に述べてきました。

 これは

 ・意見の対立を超えたディベートの基本

 ですし、それ以前に

 ・人としての最低限のモラル

 だと信じているからです。

 そもそも市長や政治家たちが教育政策を語って
 例えばこどもたちに

 「他人への感謝の気持ちを忘れないようにしよう」

 なんて言っても、自分自身が日常の中で
 それを行動していなければ
 こどもたちは絶対についてきませんよね。

 だからこのマニフェストの意味というのは
 当り前のことがなされていない現状を
 正しい在るべきまともな姿に戻すということで、大切です。


 2(1)パブリックコメントは、実施の前に、
   議会へ素案を示すことを原則として定めます。

 2(2)予算の概要等、全員協議会への発表の後に、
    マスコミ発表を行います。


 この2つの政策は、どちらも「深い」ものです。

 『発表の順番』をどうするかについて
 ただ述べただけのものではありません。

 本来、憲法で定められている『地方自治』の姿は
 『二元代表制』です。

 『市議会』と『市長』という2つの機関によって
 このまちは運営されていくのです。

 また、そもそもこの2つの機関を超えた
 最高権力者として『市民』のみなさまが存在しています。

 さらに、憲法や法律に記されてはいないものの
 実質的に大きな影響力がある為に
 『第三の権力』と呼ばれている『マスメディア』の存在があります。

 つまり、トップに市民のみなさまがいてその下に、
 議会・市長・マスコミという権力機関が存在している訳ですが
 現在ではこのカンケーが
 バラバラになってしまっています。

 このバラバラになってしまったものを
 改めてどう定義しなおすのか、というマニフェストです。

 現在はどうなっているかというと...
 (矢印は『時間的な流れ』です)

 ・パブリックコメントの発表の時
  市長→市民・マスコミ→市議会

 ・来年度予算案の発表の時
  市長→マスコミ→市民・市議会

 こうした現状を、
 マニフェスト2(1)(2)では新たに定義し直しています。
 情報の流れはこんな風になります。

 市長→市議会→マスコミ
  ↓   ↓     ↓
 市民  市民   市民



 憲法と地方自治法が規定している『二元代表制』が
 現在では「議会が機能していない」と批判されて久しい訳ですが

 改めて『二元代表制』における
 『市長』と対等な機関としての『議会』という位置づけをして
 市民の代表である議会の活性化をも
 このマニフェストは促しているのだと言えるでしょう。

 (本当は語れば語りつくせないほど「深い」テーマです。
  いずれにしてもこの政策はとても重要です)


 3(1)議案等の説明資料の提供を、できるかぎり早めます。

 現在では、市議会が始まる3日前になって
 ようやく議案などの説明資料が
 議会に配られています。

 毎回、フジノが議会のたびに徹夜になるのは
 こうした説明資料は重ねると10cmを超えるほどの量なのに

 本会議・委員会での審議の前の
 準備期間がわずか3日〜5日ほどしか無いからです。

 これでは議論なんてできません。

 アメリカの議会では予算の使い道を
 1セントから厳しくチェックしているのに

 現在の市議会では、限られた短い日数の中で
 それぞれの政治家が独自の視点で切り取ったわずかな部分しか
 本気で議論することはできません。

 物理的な量の多さと、圧倒的に少ない時間の前に
 そういう議論しか不可能になっているのです。

 これは、議員であれば誰もが感じている『不満』です。

 実際、歴代の先輩議員のみなさまが
 資料提供の日程を早めるように強く提案してきたからこそ
 なんとか現状の『3日前』へと改善されたのです。

 でも、まちの全てのことを決めるのに
 『3日前』ではムリです。

 そうした改善要求に対して市長側は
 「作業量が増えるからムリだ」と拒否し続けてきました。

 でも、他の市町村では
 もっと早く資料を出しているところがたくさんあります。

 やればできる、のです。

 そして、もしも資料の提供が早くなったならば
 議会側はこれまでのような

 「資料の提供が遅すぎるから、有意義な議論ができない」

 といった言い訳はできなくなります。

 この政策は、議会の活性化をも目指している
 とても意義あるマニフェストと言えるでしょう。


 最後に、

 3(2)議長との定期的な会談をお願いしたいと思います。

 先日もフジノは書きましたけれども
 市民のみなさまから選ばれた市議会議員たちの
 そのさらに代表であるリーダーであるのが『議長』です。

 名実ともに『市長』に匹敵する大きな存在なのです。

 ですから、議会改革が進んでいる議会
 (例えば神奈川県議会です)では
 『議長』も定期的に記者会見をしていますが
 これは当然のことですよね。

 したがって、本来の『議長』の姿に立ち戻れば

 『市長』と『議長』が定期的に会談を行ない、
 さらには共同で記者会見を行なう、

 こうしたことは『在るべき本来の姿』です。

 同時に、現在の横須賀市には存在していない
 『新しい議会と行政の姿』でもあります。

 市長がこうしたコミュニケーション戦略を取ることは
 本当に重要です。


● 新しい横須賀の姿が少しずつ見えてきましたね

 ここまで長文を読んで下さって、
 本当にありがとうございます。

 現在、早稲田大学マニフェスト研究所
 確認をお願いしているのですが

 こうした『議会対応マニフェスト』を発表したのは
 雄人が全国で初めてです。

 マニフェストの新しい姿を示した、とも言えるでしょう。

 これまでばくぜんとした理想であった『希望』が
 少しずつハッキリと実体を持った形になって
 示されてきたのを感じます。



2009年4月22日(水)のフジノその1
● 引っ越し作業19日目

 新しい事務所への『引っ越し作業』の第19日目です。

 今日は、旧・事務所の仕事スペースの机を
 新・事務所へと運びました。

 キャスター(プラスチック製の小さなタイヤ)が付いているのですが、
 アスファルトの歩道の舗装がガタガタだった為に

 すさまじい音が出てしまい、ご近所の方々には
 ご迷惑をおかけしてしまいました。



 すっかり手作業での引っ越しも
 旧事務所のある上町1丁目周辺では有名になってしまい

 「フジノさん、今日は机運び、おつかれさまでした」

 「階段おろすの大変そうだったですね」

 なんて話しかけられるようになってしまいました(苦笑)

 こんな風に親しくなった方々のもとを離れて
 今度は『深田台』へと事務所は移ります。

 この6年間をとおしてずっとフジノは

 「事務所は事務作業をする場所だから放っておいてほしい」

 と考えて、引っ越しの際にもご近所にあいさつには一切いかず
 徹底的してとにかくご近所づきあいを避けてきたのですが

 それでも6年間もいるうちに、
 自然とあいさつを交わしてくれる方々も増えました。
 お別れがさみしくなるなあ...。

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 新・事務所の2部屋のうち、
 本棚がたくさんあるテーブルのある方の部屋は
 とりあえず、ひと段落しました。

 でも、もう1部屋(こっちでフジノは質問原稿を書いたりします)は
 まだ全く手付かずの状態でいます。

 引っ越し作業の
 モチベーションを上げる為に

 東宝(株)を辞める時に
 会社のみんなが
 プレゼントしてくれた
 寄せ書きと

 かつて通っていた
 英会話スクールNOVAの
 先生が帰国する時に

 わざわざフジノ宛てに
 残してくれた
 応援メッセージを
 まず最初に持って来ました。

 転職してから6年も
 経っていますけれど

 みんなの想いを
 いつまでも裏切らずに
 誠実でありたいです。

 26日付けで旧・事務所の電気や電話やネットは止まってしまい、
 27日付けで新・事務所の電気や電話やネットが開通するのですが、

 パソコンやFAXなど事務機器の搬入が
 とても間に合わなさそうです。

 とにかく30日までに旧・事務所をピカピカに清掃して
 完全撤退しなければいけないのに、果たしてどうなるのやら。



2009年4月21日(火)のフジノその2
● ひとり親セルフヘルプグループがついにスタート!

 SMILEちゃん、お誕生日おめでとう!

 このお祝いの日にふさわしい、素敵なご報告があります。

 かねてからシングルファーザー/シングルマザーの
 セルフヘルプグループの創立をめざして

 一生懸命活動してくださっていた方々が
 ついに6月6日に第1回の集まりを開催することになりました。

 正式名称は『よこすかひとり親サポーターズ・ひまわり』です。

 名前の由来は、

 「ひ」とり親の「まわり」のサポートや
 「ひ」とり親たちが「まわり」回る助け合いで
 おやこ明るく生きていこう

 ということだそうです。

 フジノにとって『ひまわり(向日葵)』って
 真夏の太陽に向かって大きな笑顔で立っている
 日焼けした元気いっぱいなこどもをイメージさせてくれます。

 とても素敵なネーミングだと感じました。

 こちらが『よこすかひとり親サポーターズひまわり』のHPです。
 ケータイからも観れます。


 さてさて、記念すべき第1回目のイベントは、

 日時:6月6日(土)10:00〜14:00(軽食つき)

 場所:ウェルシティ(逸見にあります)5階・第3会議室

 参加費:無料

 です!


 ひとり親のご家庭の方に
 ぜひ参加していただきたいと願っています。


● 『ひとり親』は『ひとりきり』なのではありませんからね。

 フジノはシンママ・シンパパにお会いすることが多いのですが
 こないだお会いしたシンママの方に

 「フジノさんが話してた『ひとり親交流会』は
  存在は知ってたけれど、敷居が高くて行く気にならなかったです」

 と言われました。

 これは、横須賀市が主催して行なってきた
 『ひとり親交流会』のことですね...。

 ...そんな、残念。

 でも、行政が主催するものにはアレルギーを感じてしまう方々が
 存在することはフジノにもとても理解できます。

 実際に、自死遺族のわかちあいの場にも
 行政主催ということで行きづらいという方もいらっしゃいますし。

 そんな中、こうして同じ立場の方々が
 セルフヘルプグループをたちあげたことは本当に素晴らしいと思います。

 でも、民間団体が立ち上がったからといって
 決して行政(公)の責任が減ることはありません。

 あくまでも「選択肢が増えた」のだ、と、お考え下さい。

 行政による開催の交流会に参加しづらい方は
 ぜひ『ひまわり』の交流会に参加してくださいね〜。

 世間では他にちょうど良い呼び方が無い為に
 『ひとり親』と呼ばせていただいています。

 でも、決して『世の中でひとりきり』なのではありません。

 現代社会において、離婚はもはや誰にでもありうる
 避けられないライフイベントの1つになりました。

 ただでさえ、離婚の原因も多様化して
 DVによる緊急避難であったり
 精神疾患によるやむをえない離別であったりするのに
 なかなか世間の理解が追いついていません。

 これまでの価値観や倫理観で物事を判断してしまう
 周囲の人々の為に

 いわゆる『ひとり親』家庭の親御さんとおこさんが
 本来は受ける必要の無い苦労まで背負わされてしまうことがあります。

 それでもどうか知っていて下さい。

 決して『世の中でひとりきり』なのではありません。

 『ひまわり』の活動も本格化していきますし、
 フジノも市議会を通じて
 さらに行政の取り組みの強化を求め続けていきますからね。

 りらっくすで、そして、ふぁいとです。
 ひまわりのように笑顔で一緒にのりこえていきましょうね。



2009年4月21日(火)のフジノその1
● 市職員に流されているデマ/新しい市長は、市職員の敵?

 今日は本当にショッキングなデマを聴かされました。

 かれこれ35年間このまちに暮らしているフジノですから
 市役所に勤めている市職員の方々(正規・非正規・臨時を問わず)には
 『直接』の友達・先輩・後輩・知りあいなどが
 たくさんいます。

 あるいは友達の親御さんや親戚などなどの
 『間接』的な知りあいもたくさんいます。

 横須賀は、小さなまちですからね。

 そんな訳で、市職員をしている方々から
 お話をうかがうことは日常的にあります。

 これから書くことは、市職員の家族を持つ友達が
 ふと話してくれたことです...。

 「フジノさん。

  家族が話していたことなんですけれど
  今の市長ならば、何をやっても放っておいてくれるそうです。

  前の沢田市長は厳しかったけど引退してから、
  今の市長になってから
  市民への督促状の誤送付とかやたら増えていますよね。

  それが決して減らない理由は、
  人減らしで1人あたりの仕事が増えすぎて職員は苦しい一方だから
  市長は職員のミスが多発しても厳しく注意しないそうです。

  けれども、新しい市長に交代してしまったら
  今以上にめちゃくちゃ働かせられることになる、って
  けっこう言いふらしてる上司がいるそうです。


  集中改革プランのせいで人が減らされて
  みんな自分の仕事量の多さでまいってるから

  私の家族もその話を真に受けて、
  『今の市長のままの方が忙しくなくて助かる』と思いこんでいます。

  そういう職員はかなりたくさんいるそうです」

 えー!

 そんなデマを言いふらしている職員がいるなんて、
 さらにはそれを信じてしまっている職員がいるなんて...。

 でも確かに幹部職員の中には
 政権交代を恐れてデマを流している人もいるかもしれませんね。

 36年間いつも市長は
 副市長(助役=自治省からの天下り)だった人が選ばれて

 たとえ市長の名前は変わっても
 同じ自治省の文化・風土を持ったコピーロボットみたいなものですから

 今までと同じ仕事をしていれば良かったような
 それがまるで『古きよき時代』のような『錯覚』をしている職員さんが
 幹部の職員のごく一部にはいるかもしれませんね。

 でも、それは市民のみなさまへの
 行政サービスという観点からは100%まちがっています。

 僕が知っている市職員さんたちは
 そんなデマにだまされるような人々では無いことも知っています。

 新しい市長のもとで、今よりも風通しの良い職場になることを
 市職員の多くのみなさんは感じているはず。


● フジノが知っている雄人の素顔は全く違います

 雄人(吉田雄人議員)は
 『自らが先頭になって汗をかくタイプ』でこそあれど

 市の職員さんたちをアゴでつかって
 不幸にするようなことは絶対に無いと断言します。

 例えば、過去6年間の彼との日々をふりかえると
 いくつもの会話が思い出されます。

 これはこのHPでは初めて書くことで
 メディアでも全く報道されていないお話なのですが
 でも、市の職員であれば
 みんな知っている事実です。

 本当に残念なことですが、これまで
 何名かの市職員の方が自殺へと追い込まれています。

 そうした事実を知るたびに雄人は
 フジノに電話をかけてきてひどく悔しそうな声で

 「何故、亡くなった職員さんは
  フジノさんや私に相談してくれなかったんでしょうか。
  ご家族もいらしたでしょうに、本当に残念です」

 と語ったのでした。

 「いや、おれこそ責任を感じてるよ。
  こんなにおれは自殺対策を訴えているのに
  自分のまちの職員さんの過労やメンタルヘルス面で力になれないのは
  おれのやるべき仕事なのに届いていないなんて、本当に悔しいよ」

 と、お互いに真剣に話し合ったものでした。

 また、3月にフジノがこの活動日記でとりあげた
 『市職員の方々のメンタルヘルスがぼろぼろだという問題』
 についても

 「やはり集中改革プランのデメリットが
  データでもハッキリと出ましたね。

  いのちを守る対策は、全市民向けにもまず必要ですが
  ケアをしてくれている職員の方々のケアも重要課題ですね」

 と雄人は話していました。

 さらに、横須賀市が『人事制度改革』を始める前後にも
 お互いに民間企業出身である雄人とフジノはかなり議論を重ねました。

 ・集中改革プランであまりにも市職員を減らしすぎているのは
  『公(行政)の責任』の放棄にもつながるので問題だ

 ・民間企業でも行き過ぎた人員削減で
  残った社員に業務が集中して過労死がかなり起きているが
  市役所で過労死を起こしては絶対にいけない

 ・市職員の方々がどうすれば最も能力を発揮できるか

 ・本人の『やりたい仕事』の希望を最大限に活かしながらも
  本人の気づいていない『才能』を活かす為の
  適材適所を実現していくには人事政策はどうあるべきか

 ・非正規職員や臨時職員をとても増やしてしまったが
  本来は同一価値労働は同一賃金が在るべき姿なのにもかかわらず
  官製ワーキングプアを生むような状況は絶対に改善すべき

 などなど、たくさん話し合いました。

 市職員のみなさまは共に働いていく仲間ですし、
 『いのちを守る政治』を行なう為に今回の決意をした雄人が

 市職員のみなさまに対して激しすぎる酷使をするなんて、
 フジノには考えられません。

 ですから、今、市職員さんの間に流されている話はデマです。

 むしろ、市役所の環境をより働きやすく
 いかに風通しの良い職場へと変えていくかこそ、

 彼の6年間の市議会での議事録の
 発言を読むと伝わってきます。

 彼は、市の職員さんがもともと持っている
 高い能力が活かされる職場づくりをしたいのだと思います。

 それが、僕の知っている『彼』の素顔です。


● 『若い市長』と『ベテラン幹部』は全国でうまくいっています

 フジノは全国の地方議員で構成されている
 『ローカルマニフェスト推進地方議員連盟』のメンバーなのですが

 他のメンバーの方ともお話しする中で出てくる
 全国的に職員さんたちが持っている誤解として

 幹部職員の方々はマニフェスト選挙の結果として
 『新しい市長』が生まれることを恐れる傾向があります。

 例えば、部局長もいったん辞表を提出して
 市長のマニフェストに納得できなければ辞めてもらう、だとか

 部局長マニフェストを絶対に作成しなければならない、とか
 前任の市長が行なった人事を全て刷新してしまう、とか。

 でも、そうしたほとんどが誤解です。

 新しい市長が生まれた多くの市町村の様子をうかがうと
 スピード感あふれる若い市長を
 経験豊富なベテラン職員さんが積極的にバックアップするという
 『理想的な体制』が生まれているところがほとんどです。

 そんな1つの例として、フジノは
 33才で市長になった倉田哲郎さん(現在34才)の働く
 大阪府箕面市を挙げてみたいです。

 定額給付金に対して、いちはやく寄附プログラムを作るなど
 スピード感あふれる取り組みをすすめている倉田市長ですが

 こうした施策が実現できるのは
 やはりベテラン職員さんの知恵と経験があるからこそ。

 さらに4月からは、市長をサポートする幹部職員さんたちが
 『部長ブログ@箕面市役所』をスタートしました。


 これ、読み物としてもとてもおもしろいだけでなく
 市民のみなさまに市役所の各部署の仕事内容が伝わってくる
 とてもかわいらしいブログです。

 こうした動きこそ、新しい横須賀の姿の1つではないでしょうか。

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 何よりも、市職員のみなさまも
 『一市民』であることに変わりはありません。

 デマやウワサにふりまわされてドキドキするくらいなら
 直接に彼と会って話してみてください。

 そうしたウワサから作られたイメージと
 実物の彼は、全く違うはずですから。

 高校時代から彼をずっと知っているフジノが言うのですから
 間違いありません。


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