まちの政治家は、こんなことしてます


2009年7月11日(土)のフジノその1
● 意見広告に対する「事実」の説明です

 昨日の活動日記では、

 タウンニュース紙に掲載された
 最大会派『新政会』が有料で作成・掲載した『意見広告』について

 事実関係をしっかりと調査した後で
 反論すべき点は反論します、とフジノは書きました。

 フジノは昨日丸1日かけて、

 勝手連メンバー、チーム雄人のみなさんをはじめ、
 総務省選挙課、市選挙管理委員会、横須賀警察署捜査2課などに
 (もちろん雄人本人にも)

 あらゆる角度から
 事実関係について調査&ヒアリングした結果、

 (1)広告の内容には多くの事実誤認があること

 (2)僕たちの選挙活動に法的な問題点は全く無かったこと


 という2つの結論に達しました。

 当初は客観性を高める為にも全ての関係機関から
 『正式な文書』で詳しい説明を頂こうと考えていました。

 でも、けさの東京新聞の記事に
 フジノが調査したことと同じことがほぼ全て書かれています。

 そこで東京新聞の記事をそのまま引用して
 『意見広告』に対する、『事実の説明』とさせていただきます。


 (2009年7月11日(土)東京新聞より)


 33歳市政初日から批判広告
 最大会派掲載「選挙で影武者」/選管警告と事実誤認も


 先月の横須賀市長選で
 自民、民主など主要政党の相乗り候補を破り
 初当選し、10日に初登庁した吉田雄人新市長。

 「オール野党」の市議会最大会派は
 同日、地元タウン紙に市長の選挙運動を批判する
 意見広告を掲載した。

 肝心の広告内容には誤りがあったものの、
 33歳の新市長の船出は、初日から厳しいものとなった。


 最大会派「新政会」(9人)が掲載した意見広告は、
 吉田氏以外のスタッフがたすきを掛けて選挙活動を行い、
 本人の「影武者」を演じた、という内容。

 「影武者に気付いた市民が市選挙管理委員会に抗議し、
  (市選管が)吉田陣営に警告したそうだ」

 と書かれている。

 しかし、市選管は
 「この件で警告はしていない」と否定。


 新政会の丸山明彦代表も
 「選管に確認しなかった。訂正が必要だ」
 と、すぐさま釈明した。


 公職選挙法は、選挙運動に使用できるたすきは
 候補者のものに限定。

 ただ、吉田陣営のスタッフが使ったたすきは
 「新しい横須賀へ」などのキャッチフレーズを書いたもの。

 市選管では
 「本人の名前が書いてあれば違反だが、
  キャッチフレーズなら、駄目とも言えない」としている。


 横須賀署も
 「公選法の想定外。捜査していない」という。


 一方の吉田氏は、意見広告について
 「記事ではないので、抗議するつもりはない」
 と、静観の構えだ。

 (新開浩)

 (引用おわり:本文中の文字を太く強調したのはフジノです)
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 今回の『意見広告』に対して、
 この東京新聞の記事以上に特にフジノは
 付け足す内容はありません。

 昨日は丸1日、特に追浜・田浦方面を中心に
 市民のみなさまの生の声をうかがってまわりました。

 お会いしたほとんどの市民のみなさまが
 タウンニュース紙の意見広告とそれを報じた読売新聞の記事を
 ご存知でした。

 「反論をしても泥仕合になるだけで
  そんなムダな時間を使うよりも、
  市政を変えることに一刻も早く全力を尽くしてほしい」

 というのが、追浜・田浦のみなさまのご意見でした。

 フジノはこうした想いをしっかりと受け止めて
 反論(というよりも今回ここでは『事実を説明をしただけ』ですが)は
 この1回のみといたします。

 すでにみなさまがご存じのとおり
 フジノの想いは、

 「選挙が終わればもはやノーサイド」

 「選挙という『小さな闘い』よりも
  新しい横須賀を創るという『大きな闘い』の方が大切」

 「希望を感じられるまちへと変える為には
  お互いの立場をこえて
  お互いにゆるしあって
  1つの横須賀で無ければいけない」

 というものです。

 昨日、タウンニュース社にはたくさんの市民の方々から
 抗議の電話が朝からずっと鳴りやまなかったそうです。

 どうか市民のみなさま、お願いです。
 もうこんな虚しいことは終わりにしましょう。

 お互いにゆるしあってください。お願いです。

 政治・行政に対する信頼をとりもどす闘いへと
 大切な市民のみなさまの力を1つへと合わせていきましょう。

 このまちは今、大きな危機のまっただなかにいます。

 激しい財政危機だけでなく、
 人々のこころは、絶望・孤独・不安に捕らわれています。

 その危機をのりこえて、このまちの未来を希望あるものへと変えていく為に
 こどもたちに誇りを感じてもらえるまちへと生まれ変わる為に

 みんなで新しい横須賀を創りだしていきましょう。

 必ず、やればできるのです。
 一緒に、力を合わせていきましょう。

 お互いの違いも、お互いの過ちも、
 全てをお互いにゆるしあって、お互いの良さを認めあって、

 そして決して立ち止まることなく

 希望を取り戻すために
 みんなで一緒に前へと歩いていきましょう!

 大丈夫、必ずやればできるから。



2009年7月10日(金)のフジノその2
● タウンニュースに掲載された『意見広告』です

 前回の活動日記でとりあげた
 本日の新聞に折り込まれていた『タウンニュース』紙に掲載された

 有料での『意見広告』をここに掲載します。

 これは、記者が調査して書いた『記事』ではありません。

 あくまでも会派『新政会』
 みずから広告料を支払ってスペースを買った『広告』です。


 (2009年7月10日(金)タウンニュース紙に掲載された『意見広告』より)


 影武者!? そんなのあり?
 横須賀市議会 新政会の意見広告



 「心理作戦を応用した選挙戦略」

 横須賀には若い新市長が誕生しました。

 新しい市長のもとで、新たな4年間が始まろうとしています。
 私たちは、この新しい市長のもとでも
 本来の仕事である議会において、
 粛々と誠実に政策中心のチェック機関としての機能を
 十分に果たしていくことを、お約束いたします。

 そこでまず私たちは、今回の選挙戦自体も
 新市長の政策戦略が垣間見られる要素と考え、総括をしてみました。

 そして、その中で浮上してきた疑問を、
 「あえて、ここに意見広告として出すことにしました」。

 市民は横須賀のかじ取り役を託した市長の考え方を聞く権利があり、
 また私たち議員には知らせる義務があると判断したからです。


 不思議だった、横須賀市長選挙

 今選挙期間中、「本人」タスキや「チェンジ」タスキをかけながら、
 市内を一生懸命自転車を乗り回したり、駅頭でうったえたり、
 選挙カーの中から支援をもとめていた人を、ひんばんに見かけました。

 しかし、よ−く見てみると、
 みんな同じような雰囲気の別な人が
 「本人」や「チェンジ」タスキをかけ、活動していたのです。

 いったい何人の影武者(あえてこう呼ばせていただきます)がいたのでしょうか、
 そして、その中のどの人が本当の吉田さんだったのでしょうか。

 ここでわれわれが危惧するのは

 市民の皆さんは、候補者自身がどの人であるか、きちんと理解していたのか。
 はたまた一生懸命本人自身が訴えていると、共感し、
 勘違いしたまま投票した方はいなかったのか

 ということです。

 これもひとつの選挙戦略なのでしょうか?

 だとしても市民目線からみれば、非常に紛らわしい策ではないでしょうか?

 影武者の存在に気がついた市民から 
 横須賀市選挙管理委員会に抗議の電話があり、
 吉田陣営にあらためるよう警告したそうですが、最後まで戦略は変わりませんでした。

 私たちは、新市長が市議時代から
 「媚びず」「伝えていく」政治をスローガンにしてきたからこそ、

 なぜこのような紛らわしい疑いをもたれるような
 選挙手法を採用したのか不思議です。

 それがひいては、

 「市長になったとたんに言っていたことが変わってしまうのではないだろうか?」

 という不安につながるのです。

 ぜひ私たちのこの質問を市民からの率直な不安と捉え、

 「どういう考えで実行し、指摘に対しどのように応えるのか」を、
 何らかの形もしくは所信表明の中で市民に向けて語っていただきたい。

 その一心で意見広告を出しました。
 吉田新市長の対応に注目します。


 「市政に対するチェックに変化なし」

 私たち「新政会」は、
 政治に最も大切なのは誠実さであることを理念として活動してまいりました。

 であるからこそ、蒲谷前市長のその姿勢を評価し、支持してまいりました。 
 今後も、市民目線で、しっかりとしたチェック機能を果たしていきます。

 最後に、今回のような影武者行為は、
 選挙制度そのものに大きな影を落とすのではないかと
 危惧するものであります。

 (引用おわり)



2009年7月10日(金)のフジノその3
● 市HPの「市長のページ」がさっそく変わりました!

 横須賀市のHPの中に
 『市長のページ』というコーナーがあるのですが

 けさ、新市長の就任とともに
 新しく吉田雄人市長の内容へと変わりました。



 まだまだコンテンツが何も載っていない状態なのですが
 本人のあいさつはすでに更新されていますので、ぜひご覧下さい!



2009年7月10日(金)朝10時のフジノ
● けさのタウンニュースに掲載された「意見広告」について

 けさの新聞各紙に折り込まれた『タウンニュース』紙に
 市議会の最大会派である『新政会』から

 雄人(吉田・新市長)の選挙手法に対して
 批判をする内容の意見広告が大きく1面に掲載されました。

 これはあくまでも記者が取材した『記事』ではなく
 『新政会』が有料で広告スペースを買って載せた『広告』です。

 (広告はこちらです

 また、その広告掲載を事前に知っていたのか
 けさの読売新聞の横須賀欄ではすでに記事として報道されていました。

 『新政会』による意見広告をくりかえし詳しく読んでみましたが、
 すぐに事実とは異なると分かる記述が数ヶ所ありました。

 これまでもネガティブキャンペーンには
 一切、対応しないという方針を取ってきた僕たちですが

 明らかに事実とは異なる部分については
 市民のみなさまの誤解をまねかない為にも

 確認の為の調査をしっかりと行なった上で、
 事実関係を明らかにして、きちんと反論を行ないたいと考えています。


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 ...ただ、こういった内容の広告を
 あえて『新政会』が広告費を支払ってまで出したという事実には
 フジノは、とても残念な気持ちになりました。

 もちろん、民主主義のわが国ですから当然のこととして、
 市民のみなさまには意見や批判を
 ぜひどんどんしていただきたいと考えています。

 けれども、全国が注目する中で
 政策と政策をぶつけあうマニフェスト選挙をおこなった後に

 しかも新市長の初登庁日にあえてぶつける形で

 政策論争とは全く関係が無い内容の意見広告を出す、

 という行動を市議会の最大会派がわざわざ行なった、
 そのことが残念でたまりません。

 「選挙が終わればノーサイドです」

 「1つの横須賀をみんなでつくっていきましょう」

 と選挙前から終始一貫して訴え続けてきたフジノとしては
 あまりにも残念でたまりません。本当に残念です。


● それでも、憎しみや怒りはもたないで下さい

 残念でたまらない出来事ではありましたが、
 それでも、市民のみなさまにお願いがあります。

 雄人を応援した方々も、雄人以外を応援した方々も
 どうか市民のみなさまはお互いに憎しみや怒りは持たないで下さい。

 むしろ、お互いに笑顔で手をとりあっていただきたいのです。

 僕たちがこれから市民のみなさまと一緒に創ろうとしている
 新しい横須賀に怒りや憎しみとかそんな感情は一切必要ありません。

 誰もが希望を感じるまちへと生まれ変わるのです。

 新しい変化が起こる時には、
 いくつもの出来事が起こるでしょう。

 けれどもこうした出来事に対して
 僕たちは残念だという悲しみの気持ちを持つことはあっても
 憎しみや怒りを持つ必要は全くありません。

 希望ある横須賀を生み出す為の
 生みの苦しみは、共に笑顔でのりこえていきましょう。

 市民のみなさまが分裂してしまうことや、
 いくつかのグループに分かれて互いにいがみあってしまうようなことは、
 このまちの持つ、本当の『市民力』を弱めてしまいます。

 市民のみなさま、どうかそのことを深くご理解ください。

 新しい横須賀に、憎しみや怒りの感情は不必要です。
 僕たちは笑顔でこどもたちに希望を示すのですから。

 それが僕のこころからのお願いです。

 お互いにゆるしあって、違いを認めあって下さい。

 そして、このまちを取り巻く様々な危機をのりこえていく為に
 みんなで力を1つに合わせていきましょうね!



2009年7月9日(木)のフジノ
● 市民のみなさま、新市長を応援する勝手連はどんどん作って下さい!

 現在の市議会42人のうち、
 雄人を応援した市議が3人しかいなかったことを
 とても心配した市民の方々からたくさんのメールをこれまで頂きました。

 「何でもかんでも市議会に反対されるようなことが無い為にも
  『市長を応援する勝手連』をつくりたいのですが
  フジノさんの許可をお願いします」

 「吉田新市長には
  いつも市民がついているというエールを送りたいのですが
  事務所が閉所してしまった今、どのように活動すれば良いでしょうか?」

 などの

 雄人(吉田・新市長)を応援し続ける勝手連をつくりたい!

 という内容がものすごくありました。


 そこで、雄人とフジノからお答えします!


 市民のみなさま、ぜひ自由に活動を行なってください!


 マニフェストにも書いてあるとおり、
 吉田・新市長の基本方針は『市民が主役のまちづくり』です。

 市民のみなさまが自主的・自発的に行なう活動は
 どんどん積極的に応援していきたい、

 ということを
 『マニフェスト完成版』15ページにも記しました。

 今回はきっかけが市長選挙だった訳ですが
 どんなきっかけであろうとも

 市民のみなさまがこのまちの在り方や
 このまちの未来に深く関心を持って下さって
 自ら動いていこうとされるのは本当に素晴らしいことだと考えています。

 ですから、吉田新市長を応援する勝手連をやりたい、という方は
 ぜひどんどん活動していってください!

 また、新しく応援団をつくりたい、という市民のみなさまも、
 吉田新市長の応援団をどうぞ自由に立ち上げてください!

 もともと勝手連としての活動はルールはありません。

 たまたま選挙中はフジノがリーダーだっただけの話で、
 勝手連活動を行なうのに許可はいりません。

 あなたがスタートしたいと思ったら、
 もうスタートしているのですよ。

 新市長を応援する勝手連の活動を
 ぜひ市民のみなさま、どんどん自由にスタートしてください!

 すでに、素敵な活動を始めている方々もいらっしゃいます。

 今日、電話でお話した方々は
 吉田新市長にとっての『市民シンクタンク』になりたいと考えて
 いろいろな市民団体の方々のネットワークで応援していくとのことでした。

 市民シンクタンク、カッコいいですね。

 さらに、例えば、インターネットを使っての活動もありだと思います。
 こちらはmixiで頂いたメッセージの実物なのですが


 新たにコミュニティーを立ち上げようとなさっているとのことで、
 本当に素晴らしい活動だと思います。

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 それから、よく質問されることなのでお答えしておきますが

 フジノは吉田新市長を支えるチームには入りません。
 どんな役職にも就きません。


 何故ならば、フジノ自身は、市長選挙を勝手連で応援したとはいえ、
 もともと市議会議員という立場です。

 選挙が終わればもはやノーサイドです。
 吉田新市長を『全面的に応援する』ことはありえません。

 あくまでもフジノが正しいと考えることには賛成しますが、
 おかしいと考えることには反対します。つまり『是々非々』の関係なのです。

 (市議会と市長とは、二元代表制という対峙しあう存在なのです。
  わかりやすい説明はこちらをご覧くださいませ


● さあ、明日から新しい横須賀の歴史がはじまります!

 実は今日、呉東候補を応援していた方々と
 かなり長い時間にわたって意見交換をすることができました。

 選挙が終わったらノーサイド、
 このまちを変える仲間としてみんなでちからを合わせていこう


 という約束を選挙の前にしました。

 フジノは今回たまたま選挙で勝った側にいましたが
 負けた側の方々にとったら本当に複雑な気持ちであることは
 とてもよく理解できます。

 何故なら、4年前の市長選挙ではフジノたちが負けたのですから。
 負けた側の気持ちは痛いほどよく理解できます。

 それにも関わらず、選挙前の約束を守ってくださって
 1つの横須賀の想いのもとに再びみんなで活動していかれることを
 本当にうれしく感じています。こころから感謝しています。

 このまちを希望あるまちへ変えていく為に
 市民のみなさま全員で1つになって、力を合わせていきましょうね。

 もうしがらみはいりません。
 憎みあったり、いがみあう必要もありません。

 僕たちがめざす希望ある横須賀は、
 誰もが誇りを持てるまちへ生まれ変わることなのですから。

 ついに明日、吉田新市長が初登庁します!

 みんなで一緒に新しい横須賀の歴史を刻んでいきましょう!


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