委員会では、こんな発言しています



 政治家の、最大の義務。
 それは『会議に出席する義務』です。

 本会議と委員会。


 議員として最も大切な義務である会議の場で、
 フジノがどんな発言をしているかを
 ご紹介します。
あなたが選んだ政治家は、議会で発言をしていますか?


*委員会での発言が多すぎて、どのように掲載するのが良いのか
2011年4月現在、悩んでいます。
ここに掲載したのは本当にごく一部です。ごめんなさい!

平成20年第2回定例会・教育経済常任委員会協議会(6月12日)

○藤野英明委員
 それではまず、経済部に質問します。
 今回、総務部から配付された資料に、平成21年度行
政組織改正案があります。その中で、経済部の雇用労
働・YRP担当課長を廃止する。その理由は、業務の
平準化に伴いとあります。
 先ほどから議論が続いていますが、現在の厳しい経
済社会状況の中では、特に雇用労働に関する本市に期
待される取り組みというのはむしろ高まっていると考
えるのですね。しかも雇用労働担当は平成18年4月に
新たに設置されたばかりでまだ3年間となります。
 そこで伺いたいのですが、雇用労働への取り組みの
重要性を考えると、担当課長を廃止するよりむしろ通
常の課として雇用労働課を設置してさらに取り組みを
深めるべきではないかと僕は考えているのですが、そ
こを逆に、今回、担当課長を廃止するという合理的な
理由というのはどこにあるのでしょうか。
ロ経済部長
 現状、雇用が非常に重要だということは全く同じ気
持ちでございまして、雇用の専門の課をつくったらど
うかという声はありがたい限りでございます。
 今回、変えましたのは、雇用労働業務の平準化とい
う表現がありますが、要するに今まで行ってきた雇用
労働の特に就職支援について行ってきたもの全部、こ
の3年間で新しい課長が努力して仕組みを変えてきた
と、そういうことによって平準化できたと。どう変え
たかというと、今までは全部手打ちで雇用説明会をや
ったり、手打ちで就職あっせん会をやったり、そうい
うことを行ってきたのですが、なかなかお客様も企業
も集まらない、余り盛り上がらない。当たり前で、そ
ういうソフトを我々は持っていないのですね。という
ことの中で、実際そういった運営ソフトを持っている
神奈川新聞社ですとかリクルートですとかアイデムと
協定を結んで、彼らが行うのを我々が市内の企業や市
内の求職者にPRする、はるかにそのほうが成果も上
がりますし、そういった仕組みができ上がりましたと
いうことでございまして、それが平準化という意味で
ございます。
 次は置き場所の問題なのですが、実際、雇用の話を
進めていくためには、商業、工業の状況、また業界と
のリンケージが非常に大事でございます。単独でぽん
と雇用があるよりはやはり商工という、商業界にも工
業界にも非常にネットワークがあっていろいろな情報
も入ってくる、いろいろなネットワークがある、そち
らのほうがはるかにポジションとしては大きな効果が
生まれるだろうと。そういったことであえて担当課長
を外しまして、雇用労働につきましては商工振興課に
配属し、商工振興課長の配下で動いてもらうと。その
ほうがはるかにいい効果が生まれると。後退したので
はなくてむしろ前進したと理解いただければと思いま
す。
○藤野英明委員
 ただやはり1点、確認というかぜひお約束していた
だきたいというのがございまして、そもそも担当課長
というのは特命を帯びて一定期間その業務を行うのが
使命ですから、それが成果を終えてなくなるというこ
とですから、それ自体は全く問題がないと思うのです
が、ただしやはり雇用労働という看板を市が背負って
きたというのは本当に全国的にも大きな意味があった
のではないかと考えております。
 そこでやはりお願いしたいことというのは、雇用労
働に対する経済部の取り組みは絶対後退しませんよと。
むしろ進んでいきますよというのを改めてお伝えいた
だきたいのですが、いかがでしょうか。
ロ経済部長
 最初の答弁でも申し上げたとおり、決して後退では
なく前進であり、特に今の状況下においては、雇用労
働の重要性はますます増していると、そう理解してお
ります。
○藤野英明委員
 続いて、上下水道局に1点お伺いいたします。
 9月決算議会での上下水道局のバランスシートを拝
見いたしましたが、退職給与引当金の計上はされてお
らず、欄外の注記にとどまりました。こちらは退職給
与引当金は、水道は22億6,846万円、下水道は16億
7,599万円もあります。民間企業出身で財務部出身の
僕としては、やはりこれが企業会計である以上、計上
されなければ、正確な一会計年度の損益はわからない
ですし、正確な負債が幾らあるのかというのもはっき
りしないと考えます。
 一方、同じ企業会計である市民病院、病院事業会計
が退職給与引当金を全額計上したことを考えると、今
回、どうして上下水道局ができなかったのかという残
念な思いがいたしました。
 そこでぜひ、今後の方向性についてお答えいただき
たいと思いますが、いかがでしょうか。
口上下水道局長
 退職給与引当金の考え方につきましては、これも今
までるる御説明させていただいてきております。地方
公営企業法の考え方ではございますが、基本的には地
方公務員全員がある期末に退職するということは現行
の公務員法上ではほぼあり得ない。そういう中で、た
だ民間の企業会計部分の中では、期間計算をきちんと
するということがございますので、我々は退職金が現
実に出てきますから、その退職金の退職者が多い、少
ないによって経営成績が左右されるということもおか
しいだろうという理解もしておりますので、基本的に
は退職引当金の持つ性格の一つでございます平準化、
これに今、取り組んできております。
 今、御指摘のように、総務省は地方公営企業の実務
にかかわる研究会というのを設けておりまして、会議
自体はほぼ終わったのですが、まだ最後の結論が出て
おりません。会議の中で、当然引き当てについても議
論がされてきておりますが、その議論が途中でして、
我々も中身はちょっと確認していません。やはり財政
健全化法とか病院改革が先に行きまして、その他の水
道以下の企業会計についてはちょっと先送りされてい
るのかと思います。今、藤野委員おっしゃったように、
企業会計すべてどの事業体も全額退職金を積んでいる
ところはほぼありません。水道についてもそうです。
特に下水につきましては、今は雨水と汚水と両方一緒
でございますので、汚水につきましては使用料の中で
その退職金を見込まなければいけない。しかしながら、
雨水につきましては一般会計の負担でございますので、
一般会計自体が退職金についてはルールがなく、ある
いは基金というものがない。その都度、ですから将来
にわたって引き当てを企業会計側はすることが今のと
ころできないと、こういう状況でございます。今後の
見込みあるいは方向性でございますが、企業会計もあ
るいは総務省の考え方も全額積むような方向で近い時
期にはなるだろうと思っております。
 そこで我々は、少なくとも10年間の間に大体退職者
の半分ぐらいを目安に毎年引き当てといいますか退職
金を計上して執行残を引き当てに積んでいきたいと考
えています。
 下水につきましては、これは汚水だけしか今のとこ
ろできませんので、汚水のほうの今の下水の使用料収
入がどんどん厳しい中で、なかなか引き当てを積むと
いう話は難しいのですが、できる限りの形で、ちょう
どことしが下水は退職者数のピークでございますので、
その退職金の額を積んでいくと、水道と同じように大
体10年ぐらいで半分近くにはなるだろうという見込み
がございますので、その辺を全体のバランスを見なが
ら考えていきたいと、このように考えております。
○藤野英明委且
 ほぼ局長とお考えは同じなのですが、1点だけ確認
したいのですが、退職給与を引き当てるというのは、
現実的にキャッシュを留保するということとはまた別
だということは御理解いただけていますよね。
口上下水道局長
 私のほうは、むしろ退職給与引当金と現金はできる
だけ一緒のほうがいいと考えております。それはなぜ
かといいますと、今回、病院側は指定管理者という形
で、これ中身はまだこれから先わかりませんが引き当
てをしてある。しかしながら、現金がなければ退職金
はどうなるのだと、そういう話になりますので、実際
はバランスシート上で数字だけは引き当てが全額あっ
ても、実際の退職金はどうやって払うのだろうと、そ
のときに現金がなければまたそれもどこか借金をする
とか、そういう形になりかねない。総務省の通達も、
退職金の引き当てについては別立てで預金をしておく
のが望ましいと、こういう指示もあります。まだ我々
は引き当てを、別に今、残額残っていれば多少譲渡性
の預金ですとか運用しておりますが、ある程度の金額
がたまればきちんと引き当ての額と預金と、できれば
一緒にしておくのが望ましいと、このように考えてお
ります。
○藤野英明委且
 公営企業法の考え方と民間企業の考え方と会計基準
をちょっと調べてみたのですが、そんなに差はないは
ずなのです。それでもし退職給与引当金と同額のキャ
ッシュを積み上げてしまったら、民間企業だったら危
険というか、キャッシュがじやぶじやぶにあるような
状態になってしまうおそれがあります。
 そんな中で、ある一会計年度にこれだけ費用がかか
ってこれだけ売り上げが出ましたと対応させることが
大切なのであって、実際の現金を用意するというのは
必要ないと僕は考えているのです。それは総務省がど
ういうふうなお考えを出すかわかりませんが、一定の
10年間を目安にして水道も下水道も引き当てていきた
いということは理解しましたが、実際に資金を用意す
るという部分については承服しかねるというか、それ
は発生主義の観点に立つとどうなのかと思いますが、
再度御答弁いただけますか。
口上下水道局長
 委員おっしゃったように、民間の企業会計と地方公
営企業の会計の原則論は同じでございます。
 ただ違うのは、やはり民間のほうは税会計とリンク
をしております。毎年度の損金として計上する引き当
ての部分、これはそういう意味では、税法上ではかな
り制限がされております。
 一方で、公営企業については、当然税の納付がない
ものですから、今、一委員おっしやりたようにこ一方で
我々が、あるいは各公営企業がなぜ退職金引き当てを
全額していないのかというのは、ある面では、それだ
け今言ったように、資金が別なところに隠れていると、
こういう可能性が、積めばそういう話になるわけです。
また、全額を引き当てればその分が全部料金に上乗せ
になりますから、料金の高騰といったことを恐れなが
らということで。
 しかしながら、期間計算あるいは平準化、こういっ
た引き当ての機能がございますので、そういうことを
考えますと、やはり半分ぐらいがというのが私どもの
今の考え方でございます。
○藤野英明委員
 この点については、また議論していきたいなと思う
のですが、民間企業でも実務としては退職金相当額を
信託銀行などに別立てで預金をしていくという形をと
っているので、そこは局長のお考えのとおりなのです
が、バランスシートに計上していくという行為と信託
銀行に定期的にお金を預けていくというのは、スピー
ドは同じではなくてもいいと思うのです。その点だけ
御指摘をして、この質問については終わりたいと思い
ます。
 続いて、教育委員会に3点質問したいと思います。
 まず、いわゆる性的マイノリティーとされる方々に
対する世間一般の方々の理解を深めるために1点御提
案をいたしたいと思います。
 その前に、教育長、生涯学習部長、生涯学習課長に
おかれましては、11月27日に実際に性的マイノリティ
ーの当事者である若者たちと生の声を聞く率直に意見
交換を行うための懇談の機会を設けてくださったこと
に心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとう
ございます。
 それでは、質問に移りたいと思います。
 現在、市内の図書館では、子ども読書活動推進事業
として赤ちやんから中学生まで6種類のブックリスト
を配布しております。今回、例として中学生のブック
リストを挙げたいのですが、30冊のブックリストには
さまざまな本がございます。例えば太陽の戦士という
本では、「障がい」のある人物が主人公という内容に
なっており、読書の推進という最大の目的と同時に
「障がい」に対する子どもたちの理解を深めるよいき
っかけとなっていると僕は考えています。
 一方で、いわゆる性的マイノリティーを取り上げた
児童文学の良書が最近ではふえてきているのですが、
残念ながらこのリストには1冊もありません。
 そこで提案なのですが、例えば11月4日に教育委員
会が生涯学習センターで開催した人権セミナーで講師
を務めてくださった虎井まさ衛さんが監修をした児童
文学書、これはトライフル・トライアングルというフ
ィクションなのですが、物語としてもおもしろく、自
然に性的マイノリティーについての理解につながる、
こういった本も出てきております。そこでぜひこうし
た本をブックリストの改定の際には入れていただけな
いかと考えるのですが、図書館長または教育長のお考
えはいかがでしょうか。
□中央図書館長
 中学生のブックリストに関しましては、今年度から
配布を始めました。当然来年度また改定をいたします
ので、その中で性同一性障害のものも取り上げられれ
ば取り上げていきたい。これは私どもの司書とそれか
ら学校の図書担当、それから指導主事等と相談しなが
ら行っていますので、その中でそういうことを検討し
ていきたいと思います。
○藤野英明委員
 司書の方々の自主性や独立性を奪うつもりはござい
ませんので、ぜひ検討の中に入れていただくという形
で検討していただければと思います。
 続いて、市立ろう学校について質問をいたします。
 まず現在、市立ろう学校には、教職員として校長、
教頭、総括教諭を初め事務員の方々など合計で何名の
方々がおられますか。
□教職員課長
 今年度、校長1名、教頭1名、教諭が25名、この教
諭の中には総括教諭と教諭含めて25名、あと養護教諭
が1名、そして栄養士が1名と事務職員が4名という
ことでございます。
○藤野英明委員
 その中で、御自身も生まれつきの聾である、あるい
は人生の途中で聴覚に「障がい」があるという「聴覚
障がい」のある教職員の方は何名いらっしやいますか。
口数職員課長
 自分自身が聴覚障害という者は1名ということです。
○藤野英明委員
 1名おるということなのですが、それ以外の教職員
の方々はいつから手話を学んで習得されるのでしょう
か。異動や配属先が市立ろう学校だと決まってからな
のでしょうか。
ロ生涯学習部長
 いつからというのはそれぞれその方々のいろいろあ
うかと思いますが、少なくともろう学校に配属が決ま
った段階で、ろう学校独自の手話の研修は行っており
ますし、それから先生方がまた集まってより専門的な
手話の研修というのも結構遅くまで行っていらっしや
るとは聞いております。
○藤野英明委員
 この教職員の方々は、皆さん県費負担の教職員の
方々かと思いますが、みずからも聾であるという教職
員の方々を積極的に市立ろう学校に配属していただけ
るように県のほうに要望していただくというのは難し
いのでしょうか。
ロ生涯学習部長
 やはりろう学校の教育課程、小学校、中学校、高等
学校、それぞれ持っておりますので、そこの教科とい
うものがあろうかと思います。そういった中で必要で
あればそういうことになろうかと思いますが、そこを
全く無視してということにはなかなか難しいかと思い
ます。
○藤野英明委員
 そうすると、子どもたちにとっての大人のロールモ
デルという観点で質問したいのですが、大人の年の方
や「聴覚障がい」のある方々と触れ合う機会というの
は学生時代にどれぐらいあるのかと考えました。まず、
聾の子どもたちの親御さんが必ずしも聾であるとは限
りません。子どもたちが、自分たちが成人したらこう
なるのだ、働き方にしても生き方にしても。そういう
成人した方々のお手本、ロールモデルとなるような成
人、大人と学生時代に出会える機会というのはどれぐ
らいあるのでしょうか。
□生涯学習部長
 その御質問については、なかなかこれぐらいという
お答えができかねます。ということで、数量的にはこ
のくらいだということは言えないと思っています。
○藤野英明委員
 特別支援学校全般に言えることかと思うのですが、
そうではない学校においては、先生方にまず大人のロ
ールモデルとして出会って、それから地域の方々がい
らしたりして、自分も大きくなったらこうなるのだと
いうのがだんだん見えてくると思うのです。今回はろ
う学校を例に挙げて質問をさせていただいたのですが、
やはりロールモデルとしての同じ立場で成人した方々、
そして活躍している方々の姿を見せてあげられること
が大きいのかと思います。その意味で、みずから聾で
あり、教職員であるという方の存在は本当に大きいな
と考えたのです。その意味で、ぜひ積極的に本市に教
職員として弊の方が来ていただけたらというような思
いで配属の希望をお願いできないでしょうかという質
問をしたのですが、改めて今、いかがでしょうか。
ロ生涯学習部長
 今年度、ろう学校に時期は別々でございますが、聴
覚障害がある方が2名教育実習においでになっていま
す。大変すぐれた方々で、そういう意味ではそういう
方々と子どもたちが出会うということは、今、委員お
っしゃったような形の中では大変有効、有意義であっ
たと思っています。
 そういうことで、よき大人のモデルというもの、こ
れはだれであってもやはりそういったモデルというの
は必要なわけであります。しかしながら、先ほど私が
答弁させていただいたとおり、そこを無視してという
ことにはなかなかならない。ただし、そういったこと
もとても大事だなということは認識をしておりますの
で、機会があればそのようなことも考えていきたいと
考えております。
○藤野英明委員
 若干話題は変わるのですが、次の質問に移ります。
 手話には大きく分けて2種類が存在していると僕は
考えています。1つは、世間全体で手話という言葉で
イメージされるニュースなどの手話でも使われている
日本語対応型手話、もう一つが、聾の方々が生得的に
第一言語として使っておられる日本手話、この2つが
あるというのを最近学びました。その中で、市立ろう
学校の先生方が使っでおられる手話は、日本語対応型
手話なのでしょうか、それとも日本手話なのでしょう
か。
ロ学校教育課長
 現在、ろう学校で個々の実態に合わせた指導法を行
っておりますが、基本的にろう学校でふだん行ってい
る手話につきましては、日本語の、今、我々がしやべ
っている言葉を語順を手話単語に当てはめた日本語対
応手話という形のものを多く扱っております。
○藤野英明委員
 先日、NHKの番組の中でも取り上げられておりま
したが、県立平塚ろう学校では、日本手話を試行的に
導入しながら子どもたちへの教育に乗り出していると
いう姿が描かれていました。そうした方向性もぜひひ
とつの流れとして検討していただけたらなと思うので
すがいかがでしょうか。
ロ学校教育課長
 現在の市立ろう学校の状況といたしましては、やは
り口語と手話を併用している部分が多くありますので、
そういった意味で日本語対応手話を行うことが、今後、
現段階としては社会へ出ていったときに必要な力にな
るのではないかというとらえ方をしております。
 また、日本語の文章指導等を行う場合については、
助詞等の問題があって日本語対応手話が比較的やりや
すいという部分がありますので、そういった部分につ
いて、現段階で先ほどお話ししたとおり対応しておる
ところでございますが、日本手話については弊の方の
間の言語だという形でもってそれの方向性に.ついては、
やはり少し考えていかなければいけない問題かという
考えをしております。
○藤野英明委員
 お答えをいただきましたので最後の質問をしたいと
思います。
 「発達障がい」への理解のためにということで1点
御提案なのですが、近年、非常に増加している「発達
障がい」のうち、「注意欠脆多動性障がい」いわゆる
ADHDについて、僕らも含めたみんなの理解を深め
るための一つの手段としてバーチャルAD/HDとい
う機械での疑似体験というのを提案したいと思います。
かつて健康福祉部に対して、「精神障がい」の最たる
疾患である統合失調症を疑似体験できる、形としては
パソコンにめがねとイヤホンがつながったものをかけ
るだけで約5分間の幻覚、幻聴体験が擬似的にできる
というバーチャルハルシネーションという機械を啓発
の一手段として市の職員、御家族、福祉関係者に体験
してほしいという提案をいたしました。開発したのは
民間企業だったのですが、無料で本市にレンタルをし
てくださって、今では毎年行われているすこやかんま
つりですとかウェルシティまつりで採用されるに至っ
ています。
 この会社が、つい先日、ADHDを疑似体験できる
バーチャルAD/HDという機械を開発しました。様
式はほとんど同じです。めがねとイヤホンをかけて約
5分間、ADHDの疑似体験ができるというものなの
ですが、これまでの本市とその会社との協力関係から、
ぜひ本市の教育関係者、それから特別支援教育関係者
に、まだ一般公開はしていないのですが試行してほし
いという御意見をいただきました。僕自身もそれはす
ばらしいことだと思うのですが、もしこういった機会
がございましたら、教育委員会の皆様に体験していた
だけるというのは啓発のために有効かと思うのですが
いかがでしょうか。
□生涯学習部長
 急な提案でしたので、自分の中でどういうものかと
いうのが余りイメージが沸いていないというのが実態
でございます。ぜひお話を伺うことから始めていきた
いなとは思っております。




平成20年第2回定例会・教育経済常任委員会協議会(6月12日)





NEW平成21年第1回定例会・教育経済常任委員会(3月17日)
● 反対討論

 本日の教育経済常任委員会では、
 2週間にわたって審議してきた
 来年度予算案と関連の議案についての採決を行いました。

 賛成か反対かを決定する前に
 それぞれの立場から『討論』という演説をすることができます。

 フジノは、議案47号に反対する討論を行ないました。


 反対討論は下の通りです。

-----------------------------------------

 <反対討論>

 議案第47号

 「市立学校および市立幼稚園の教育職員ならびに
  市立中学校の任期つき教育職員の給与などに関する
  条例中改正について」

 に、反対の立場から討論を行ないます。

 反対の理由は、この議案は表面的には
 部活動指導に熱心な教職員の方々の努力に対して
 手当を厚くするようにうたっていながらも、
 実際は、教職員全体の給与の総額を抑制する目的だからです。

 議案第47号中の改正点は2つあり、

 第1に、これまで日額2100円だった部活動手当を
 6400円に増額することと、

 第2に、月額2万200円だった義務教育等教員特別手当を
 1万5900円に減らすこと、です。

 昨年6月議会に、本市全体の職員給与をカットする
 という議案が提出された時、

 僕はこの教育経済常任委員会にて質疑を行なうと共に
 それに先立ち、現場の先生方にその想いをうかがいました。

 多くの現場の先生方は、毎日の業務が複雑多様化し、
 毎日すさまじい量の仕事に追われながらも
 こどもたちや保護者の方々に寄り添う為に
 自らのプライベートをも犠牲にしながら働いていました。

 そして、ほとんどの先生方が

 「自分たちが働くモチベーションはお給料の金額とは関係がなく、
  それが高かろうが安かろうが
  こどもたちの健やかな成長こそが最大の報酬だ」

 と、お答えになりました。

 激務の中でもこうした先生方の熱意をうかがうにつけても
 政治家としてむしろ僕が考えた結論は逆であって、

 毎日の激務に追われる教職員の方々の熱意を
 せめて給与や待遇面において
 政治・行政がしっかりとサポートしなければ
 熱心な先生方が燃え尽きていくことを加速してしまう、
 ということでした。

 熱心な教職員の方々を積極的に支えるには、
 むしろ当然の対価を政治・行政が保障していくべきです。

 したがって、こうした立場に立つ僕としては
 今回の議案では、こどもたちの部活動指導に熱心な方への
 手当がじゃっかん上乗せになるとは言えども、

 全体で見れば、教職員の方々の待遇が
 現在よりも総額では下がることになる今回の議案には反対です。

 以上をもちまして、反対討論とします。

---------------------------------------
 (引用おわり)

 反対したのは、フジノの他に共産党のみで、
 教育経済常任委員会では最終的に「可決」となりました。

 非常に残念です。


● 議案の賛否

 最後に、議案の採決(賛成か反対かを多数決すること)を行ないました。
 下の一覧の通りです。

 フジノは2つの議案に反対しました。

 4億円もの赤字を出し続ける美術館の予算が計上されている
 一般会計の来年度予算(議案21号)と

 反対討論を行なった議案47号です。

番号 議案 フジノ 委員会全体
21 一般会計の来年度予算(教育委員会・経済部) 反対 可決
29 水道事業の来年度予算 賛成 可決
30  下水道事業の来年度予算 賛成 可決
47 「市立高等学校および市立幼稚園の教育職員ならびに市立中学校の任期付き教育職員の給与などに関する条例」の改正 反対 可決
48 「勤労者福祉会館(ヴェルクよこすか)条例」の改正 賛成 可決
49 「生涯学習センター条例」の改正 賛成 可決
50 「体育会館条例」の改正 賛成 可決

 最終的に、全ての議案が多数決で
 可決されました。


 (2009年3月18日・神奈川新聞より)




08/05/15更新
平成20年第1回臨時会・教育経済常任委員会協議会(5月14日)

 すでにお知らせしたとおりで
 今年度のフジノは『教育経済常任委員会』になりました。

 常任委員会も、年度はじめには正式な委員会ではなくて
 もろもろのことを決める為の『協議会』を開催しています。

 今日がその協議会でした。

 毎年いつも10時スタート、1時間ちょっとで
 あっけなく終わってしまいます。

 委員会での議論が大好きなフジノとしては
 早く本格的な議論がしたいよ〜!

------------------------------------------

 決まったことは以下のとおりです。

 (1)外部の役職を抽選で決めました。

 1.横須賀市社会教育委員:佐久間のりお議員

 2.横須賀市スポーツ振興審議会委員:若山豊議員


 (2)毎年最初に行なっている『市内の視察先』を決める

 こちらは、委員長から視察先の案が出されました。

 6月13日(月)10:00〜16:30

 ●教育委員会カンケー

 ・鴨居小学校(英語教育)
 ・小原台小学校(情報教育)
 ・横須賀総合高等学校
 ・養護学校


 ●上下水道局カンケー

 ・有馬浄水場
 ・下町浄化センター
 ・よこすか水道 水の広場(湘南国際村排水地)


 ●経済部カンケー

 ・富士電機跡地
 ・日造精密研磨株式会社(日立造船グループ)
 ・YRPセンター1番館


 最終的には上の複数の案から、
 正副委員長によって決定されることになりました。

 視察が終わった後には、懇親会が行なわれます。


 (3)県外視察の日程を決めました

 11月11日から11月13日の3日間。

 議会事務局から
 行き先の候補リストの配布がありました。

 この候補リストは、
 総務省自治行政局が監修している
 『市町村の活性化新規施策事例』から抽出したものだそうです。
 210ヶ所の候補がありました。

 また、候補リスト以外にも提案先があれば
 「提案は6月2日までに委員長へお願いします」とのことでした。

 市民のみなさんからも、
 「どうせ県外視察に行くならばココを見てこい!」という
 提案があれば、ぜひメールをください。お願いします。

 ちなみに210ヶ所のリストの中から
 フジノが関心を持ったのは、そのうち6ヶ所でした。

 ・『障害者就労支援センター事業』(埼玉県上尾市)

 ・スクールカウンセラー設置事業(千葉県市原市)

 ・チャレンジザドリーム:中学生の職場体験(東京都江戸川区)

 ・親学の推進(栃木県宇都宮市)

 ・エイズ・性感染症予防事業(長野県松本市)

 ・いじめ対策総合推進事業(愛媛県松山市)

 特に、親学とエイズ・性感染症予防には
 強い関心があります。

 もらったリストにはタイトルしか書いてなかったので
 議会事務局に詳しい資料をお願いしました。

 もし、視察先に決まらなくても
 インターネットで調べたり、自分で視察してきますね。


 (4)例月協議会の日程を決めました

 議会の閉会中でも。審議することが起こった場合には
 『例月協議会』というのを開くことができます。

 (本当ならば毎月集まればいいと
  フジノは考えているんですけれど...)

 例月協議会を行なう場合は、15日に行なうことになりました。

 以上です。
 毎年、協議会の内容はおんなじです。




07/05/15更新
平成19年第2回臨時会・民生常任委員会協議会(5月15日)

 常任委員会も、新しい年度のはじめには
 ふだんの議論を行なう委員会とは別に
 もろもろのことを決める為の『協議会』を開催しています。

 今日がその『常任委員会協議会』でした。

 フジノは今年から『民生常任委員会』になりました。

委員会でのフジノ

 決まったことは以下のとおりです。


 (1)外部の委員会メンバーを抽選で決めました。

 1.横須賀市社会福祉審議会委員:若山 豊 議員

 2.横須賀市民生委員推薦会委員:青木 哲正 議員

 3.(財)横須賀市健康福祉協会理事:矢島 真知子 議員


 (2)毎年最初に行なっている『市内の視察先』を決める

 6月5日(火)10:00〜16:30

 ●健康福祉部・こども育成部(約60分)

  ウェルシティ

 ●環境部(約60分)

  南処理工場

 ●病院管理部(約20分)

  うわまち病院駐車場

 ●消防局(約20分)

   消防団湘南鷹取第9分団詰所

 フジノとしては、うわまち病院に行くのであれば
 駐車場を見るだけではなくて
 病診連携をさらに進めていく必要性から地域医療連携室を
 視察させてもらう(話を聞かせてもらう)べきだと提案をしましたが、
 却下されました。


 (3)県外視察の日程を決めました

 10月22日から01月24日の3日間。
 行き先は、候補リストの配布がありました。

 また「提案は5月30日までに委員長へお願いします」とのことでした。

 市民のみなさんからも、
 「どうせ県外視察に行くならばココを見てこい!」という
 提案があれば、ぜひメールをください。お願いします。


 (4)例月協議会の日程を決めました

 議会の閉会中でも審議することが起こった場合には
 例月協議会というのを開くことができるのですが
 日付としては、15日に行なうことになりました。




平成18年第2回定例会・6月5日

 教育経済常任委員会は、今日が本格スタートでした。

 (1)関係役付き職員の紹介

 まず、教育委員会事務局・上下水道局・経済部の3つの部局から
 部長・課長らの紹介がありました。

 このみなさんと1年間、議論をしていくことになります。


 (2)議案について話し合い

 まず、市長から提案された議案について
 質疑を行ないました。

 フジノは新しく作られる美術館条例に反対しました。


議案 フジノ 委員会全体
・第76号 美術館条例の制定 反対 可決
・第81号 市立横須賀総合高校のグラウンド整備工事の請負契約の締結について 賛成 可決

 (3)報告事項の説明を受けて、質問を行なった

報告された事柄
・プレ横須賀市政100周年記念「2006年よこすか開国祭開催概要」
・平成17年度のYYポート横須賀の運営状況
・水質検査報告書「水質カルテ」のお客様への送付
・美術館内に設置するレストランの運営事業者の決定
・横須賀市こども読書活動推進計画の策定状況
・住民監査請求にかかる監査結果


 (4)所管事項について、質問を行なった

フジノが行なった質問のタイトル
・「学校教育」の中での自殺予防について
・教師に対する研修として、自殺予防を行なっているか
・「社会教育」の中での自殺予防について
・虐待の通告義務について市内の学校教員の意識はどうか?
・市立養護学校の給食室について
 (1)実際に現場を見た教育長はどのような問題を感じたか?
 (2)どのような改修・対応が必要だと考えているか?
・特別支援教育について
 (1)「原則は通常学級」というインクルージブ教育に反すると思うが、教育長  は特別支援教育についてどのような認識を持っているか?
 (2)特別支援学校のスタートに向けて本市の取り組みはいかがか?






平成18年第2回定例会・5月15日

 フジノは今年から『教育経済常任委員会』になりました。

 (1)外部の委員会メンバーを抽選で決めました。

 1.横須賀市社会教育委員:西田和江議員

 2.横須賀市スポーツ振興審議会委員:青木秀介議員


 (2)毎年最初に行なっている『市内の視察先』を決める

 6月6日(月)10:00〜17:00

 ●教育委員会(午前中)

 大塚台小学校
  児童数急増対策事業としてプレハブ校舎と校庭整備を実施

 諏訪幼稚園と諏訪小学校の幼小連携
  幼稚園と小学校の教育の連携、交流

 ●上下水道局(午後)

 有馬浄水場
  太陽光発電設備を整備

 フジノ的には、個人で有馬浄水場を視察しようと考えていたので
 視察で行かれるのはラッキーだなと感じました。


 (3)県外視察の日程を決めました

 10月31日から11月2日の3日間。
 行き先は、候補リストの配布がありました。

 また「提案は委員長へお願いします」とのことでした。

 市民のみなさんからも、
 「どうせ県外視察に行くならばココを見てこい!」という
 提案があれば、ぜひメールをください。お願いします。


 (4)例月協議会の日程を決めました

 議会の閉会中でも審議することが起こった場合には
 例月協議会というのを開くことができるのですが
 日付としては、15日に行なうことになりました。





06/02/02更新
平成18年第1回・民生常任委員会(2月22日)

 今回の民生常任委員会では、7つの議案と4つの報告について
 質疑応答と採決が行なわれました。

議案とその内訳 フジノ 委員会全体
・第2号 損害賠償専決処分の承認 賛成 可決
・第3号 一般会計補正予算(第7号)の内、民生常任委員会の分  賛成 可決
・第4号 特別会計「国民健康保険費」補正予算(第1号) 賛成 可決
・第6号 特別会計「老人保健医療費」補正予算(第1号) 賛成 可決
・第7号 特別会計「介護保険費」補正予算(第1号) 賛成 可決
・第8号 特別会計「母子寡婦福祉資金貸付事業費」補正予算(第1号) 賛成 可決
・第12号 「病院事業会計」補正予算 賛成 可決


報告
・第1号 損害賠償専決処分について(こども育成部)
・第2号 損害賠償専決処分について(こども育成部)
・第3号 損害賠償専決処分について(環境部)
ごみ処理広域化について(環境部)





平成15年第2〜4回・民生常任委員会でのフジノの質問はこちら
(質問合計は55回でした!)
平成16年第1〜4回・民生常任委員会でのフジノの質問はこちら

平成17年第1〜4回・民生常任委員会でのフジノの質問はこちら


ぜひナマの政治家を見にきてください!傍聴、大歓迎!
 議会が終わると『議事録』というものが発行されるので
 「どの議員がどんな発言をしたのか?」を読むことができます。

 でも、議事録には、うるさいヤジはのりません。
 うたたねしている議員が誰かなんてことも書いてません。

 そういう政治家のナマの姿をぜひ見てください。
 あなたが選んだ政治家はちゃんと仕事をしていますか?

 委員会をおこなう部屋は
市役所の10階にあります。
 傍聴の方法はこちらを見てくださいね。誰でもOKですよ!
本会議場。手前が市長たちの席。真ん中が議員の席。上が傍聴席。


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