救急車は有料化されてしまうのか!?


05/07/18更新
〜はじめに〜
 『救急車が有料化されてしまうかも』問題をみなさんに知ってほしくて

 <現状1:全国で、救急車の利用が増加しています>

 救急車の利用が、5年前の1.3倍に増えている一方で
 救急隊員の数は、5年前の1.04倍と横ばい、という現状があります。
 
平成15年のデータ
救急出動件数 483万2900件
搬送人員数 457万5325人

 つまり、全国で救急車と人員が足りない事態が起きています。


 <現状2:重症の人は22%でした>

 さらに、症状別で利用された方々を分けてみると
 重症の方は22%、
 中・低度の方は88%でした。


 <こんな議論が始まっています>

 この現状に対して、こういう意見があります。

 「重症の人が本当に救急車が必要な時に、
  軽症・中等症の人のために救急車が出払ってしまっている!」


 「救急車をタクシー代わりに使っている人々がいる!」

 「それならば、救急車を有料化して
  本当に必要な人々がもっと使いやすくなるようにしよう」


 「有料化すれば軽症の人々はタクシーや自家用車で病院へ行くだろう」

 確かに救急車がかつてよりも
 あまりにも手軽に利用されてしまっている現状は
 数年前から報道されてきています。

 例えば、2003年にABCが放送したニュース番組でも
 この件について特集されています(こちら)。

 けれども、本当に有料化すれば収まる問題なのでしょうか?

 救急車が有料化されてしまうことで、
 本当は病院に行かねばならない方々までもが
 救急を使わなくなることは無いのでしょうか?

 この問題をぜひともみなさんに知っていただきたくて
 フジノはこのコーナーを作りました。

 どうかみなさん、このまちの今後の動向を見ていて下さい!


 <総務省の対策:トリアージの導入と有料化へ向けて検討開始>

 総務省は、

 (1)救急車の出動を有料化に向けて検討を開始

 (2)症状別=緊急度によって有料・無料に分ける

 →「救急車は無料だから」と安易に呼ぶケースを減らせる

 総務省は、このような考え方で
 すでに検討会をスタートさせています。

 このような国の動きに同調するように
 東京都が民間事業者による救急搬送をスタートさせたり、
 横浜市が市民向けに救急の有料化についてアンケートを行っています。

 けれども、それで本当に良いのでしょうか?

 国の動きに合わせて
 横須賀市もやがて救急車が有料化されるのでしょうか?

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 このコーナーでは、国の動きや他市町村の動きを注視していくことで
 また横須賀市議会でこの問題について
 いち早く質問していくことで
 救急車有料化を食い止めたいと考えています。

 ぜひ市民のみなさまも
 この問題に注意していてくださいね。

 よろしくお願いします!


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