本当に長井海の手公園には
お客さんが来るの?
 新しい発想から生まれる新しい公園、と
 市のHPで宣伝されている『長井海の手公園』ですが、
 木村議員によると違います。

 「今回、長井海の手公園を作ることになったファームという会社が、
  以前につくった『ポティロンの森』とそっくり」

 とのことでした。

 新しい発想というけれど、
 木村さんが視察で訪れたポティロンの森の写真を見せてもらうと、
 確かに長井海の手公園の設計図にそっくり!

 市が宣伝している新しいタイプの総合公園というのは、
 何をもって新しいと言っているのでしょうか?

 長井海の手公園のオープンに先立ち、
 フジノが外部監査を求めている理由の1つとして、
 実際に木村さんが見てきたポティロンの森の写真を見て
 ショックだったことも大きな理由の1つです。

 木村さんが訪れたのは、昨年8月6日。
 夏休みのまっただなかだというのに、
 そこにはお客さんがほとんどおらず、ガラガラでした。

 長井海の手公園も、この
 二の舞になるのではないか、とても心配です。
 長井海の手公園の愛称を考える前に、
 ちょっとこのポティロンの森の写真を実際に見てください。
a駐車場と入り口


 ここは駐車場です。車は3000台、大型バスは10台も止まれます。
 8月6日という夏休みの絶好の行楽日和なのに、車の姿がほとんど見えません。



 ここが入り口です。
bつながれた鳥たちが出迎えてくれます


 歩いていくと鳥たちの姿が見えてきます。
 けれども何故か、飛んだりはしません。
 よく見てください。足がひもでくくりつけられています。


 
b長井海の手公園にも作られるボート池
 長井海の手公園にも作られる『ボート池』。
 しかし、この日は
 『本日のボートは中止』。何故?



上から見るとこんな感じ。



 とにかくまわりにも人がいません。
b同じく、長井海の手公園にもつくられる「じゃぶじゃぶ池」
 長井海の手公園では、
 子どもが遊べる『じゃぶじゃぶ池』というのを作る予定です。



 もちろん『ポティロンの森』にも、同じ池があります。
 手前の池は、水が抜かれてしまっています。
 人がいないのだから、まあ、水が無くても困りませんけれども。

 長井海の手公園は「子どもが遊べるじゃぶじゃぶ池」としてますが、
 そもそも子どもが遊びに来なかったならば
 どうするのでしょうか?

 最初の1年目は物珍しさで
 ワッと人が訪れたとしても、
 2年目以降はガラガラになってしまったとしたら、
 その責任は一体誰が取るのでしょうか?
bさらに、長井海の手公園でも作られる『チューチュートレイン』

 長井海の手公園では、『チューチュートレイン』というものを作ります。
 もちろんポティロンの森にも同じ名前のヤツ、ありますよ。



 横須賀市の広報によると
 「公園内を走るチューチュートレインは、林間くつろぎゾーンなどを巡り、
  時のたつのを忘れるほどです」
 とのことです。すごいですね。時の経つのを忘れるほど。



 でも、この日のチューチュートレインにはお客さんがいませんでした。
 時の経つのを忘れてもいいけど
 お客さんを忘れてはいけませんよね?

 他にも、載せたい写真がたくさんあるのですが、今日はここまで。
 そもそも長井海の手公園の基本計画では
 『ポティロンの森』のような施設ではなかったはずなのです。

 けれども、設計図を見てみると
 『ポティロンの森』とそっくり。

 さらには、中にある池や汽車やその他もろもろが
 『ポティロンの森』とそっくり。

 これでは何のために基本計画がつくられたのか
 ハッキリ言って意味がありません。

 広報よこすかを見た市民の方々は
 「何となく面白そう」という気持ちにさせられるでしょう。

 けれども、その気持ちは数年たっても
 同じでしょうか?

 76億円をかけてつくって
 最初の数年だけ物珍しさで人が来ても
 やがてガラガラになる。

 木村さんが視察してきた『ポティロンの森』が
 その実例ではないのでしょうか。

 すでにそんな実例を作っている会社が
 また横須賀に似たものを作ります。

 本当に、横須賀にそれが必要なのですか?

 僕にはとても理解できません。

 市民のみなさんはどうですか?

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