まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2005年7月22日(金)のフジノ
● 障害者自立支援法案、参議院の闘いスタート

 今日は、参議院で本会議が開かれました。

 障害者自立支援法案について
 提案理由の説明と
 2人の国会議員から質問がありました。

 小泉首相をはじめ、
 尾辻・厚生労働大臣や財務大臣が答弁に立ちました。

 小泉首相はかつて厚生労働大臣であったこともあるので、
 質問に対してもう少し
 『ふつうの言葉』で答弁できるかと思いました。

 しかし、郵政民営化のことで手一杯なのか
 はっきり言って、

 「ただ役人につくってもらった答弁書を読んでるだけかよ!」

 というレベルの答弁でした。

 フジノが政治家として
 横須賀市議会の本会議場で質問をする時には
 「答弁をするのが市長だから、あえて市長に聞きたい」ということを
 質問をしています。

 委員会の場ではかなり細かいことも質問できるのですが、
 出席しているのはあくまでも部長・課長クラスなのです。

 だから、委員会で質問するのではなく
 あえて本会議で質問をするということは
 市の最高経営責任者の責任において答弁を受けられる、
 という意味を持つのです。

 かつて沢田前市長との市議会でのやりとりは、
 その答弁内容がはぐらかしであっても
 沢田前市長が
 自分自身の筆を入れて
 自分自身の言葉で答弁をしているという感じが
 いつもありました。

 しかし、今日の国会での
 参議院本会議での小泉首相による答弁は、
 厚生労働省の部長が答えているのと何が違うのかと言えば
 『音読している人が違う』だけでしかありませんでした。

 さらに、わずか1時間で質疑は終わりました。
 ものすごくたくさんの方々の命がかかっている法案が、
 こんなわずかな論議で終わるのかと
 ショックでした。

 国会は、横須賀市議会の本会議よりも
 レベルが下なのではないか?


 そんな怒りを感じさせられた
 参議院の首相答弁でした。
 この国の国会は、こんなものなのか。


 (報道関係の報告:
  ・フジテレビの映像はこちらです。高速回線用低速回線用
   文章もあります。記事
  ・日本テレビ系列の映像はこちら
   作り方が丁寧で質が高く、問題点が良く分かります)


● 吉田雄人が「そこにいる」ということの意味

 夕方のYデッキに雄人の演説を聞きに行ったことは
 ナイショにしとくつもりだったのに(笑)
 雄人が自分のHPで書いてしまったので、フジノも書きますね。

 雄人が街頭演説を復活したと聞いて、
 市民のみなさんにどう語りかけていくのかを
 フジノは自分の耳で聞きたかったです。

 雄人の姿そのものも
 ちゃんとフジノ自身の目で見たかったです。

 高校時代から知っている後輩だとか
 市議会で若手として互いに切磋琢磨している同期だとか
 市長選挙で共に闘った仲だとか
 そういうことはもはやカンケーありません。

 フジノは吉田雄人という存在を
 このまちに必要な存在だと感じているのです。

 彼の完全復活をちゃんと見届けたいと強く思いました。

 だから、Yデッキでの演説を聞きに行きました。

 ●

 カフェトークに先日来て下さった方が
 フジノにあることを教えてくれました。

 「アメリカでは特に上院議員の場合、
  その人が政治家として選ばれていることそのものが
  そのまちの良心を体現していることもあるんだよ」

 僕は、雄人にそれを感じます。
 かつては木村正孝さんにそれを感じました。

 だから、彼はいつものように
 街頭演説をし続けて欲しいと強く感じます。

 雄人が「そこにいる」ということそのものだけで、
 市民の方々の多くが安心をしていると思います。

 このまちは変わるという希望を
 目の前で体現している存在が「そこにいる」ということは
 とても意味があります。必然性があります。

 だから、そうあってほしい、と雄人に伝えました。

 ●

 フジノ自身は、肺にあいている穴がふさがってないので
 街頭演説はまだまだしばらくお休みいたします。

 けれども500日をまもなく迎える
 雄人の街頭演説がありますから、
 その日にはみなさんで彼の演説を聞いて下さいね。

 しかし、市長選挙でいつも一緒に応援演説をしていた
 あの吉田雄人が完全復活、という感じで
 本当にホッとしました。これからもガンガンいこう!



2005年7月21日(木)のフジノ
● 熱中症にご注意を!

 消防局・救急担当から
 熱中症にかかる方が増加しているとの報告を受けました。

 どうかみなさんご注意下さい!


● 空を見あげてますか

 今夜はとても月がきれいでしたね。

 Yデッキで演説する時に
 しばしばこんな話をフジノはします。

 「2年前までは僕も有楽町で働くサラリーマンでしたから、
  終電ギリギリまで残業をして
  品川を24時過ぎに出発する特急に乗るんです。

  すさまじく混んでいて、疲れがこれで増えるんですよね。
  酔っ払いも多いし、みんなくたびれきっている。
  きっと他人から見れば、同じように僕もくたびれているはず。

  だけど、品川を出て、川崎を過ぎて、横浜を越えて
  金沢文庫あたりからホッとするんです。

  ああ、帰ってきた。帰ってきたなあ、って。

  空の色が違う。東京は夜空に星が見えない。
  だけど横須賀に帰ってくると、ハッキリと星空が見える。

  疲れてても、
  ああ、やっぱりここに帰ってこられて良かったなあ、
  そう思えるのがこのまちの美しさ、自然の素晴らしさだと思うんです」

月夜

 携帯電話のカメラでは、十分には写せないのですが
 そんな日頃の演説でフジノが伝えたい
 夜空の美しさが見えた、月夜でした。


● 教科書問題よりも問題なことがたくさんある

 どうせ批判されるのを承知の上で、
 あえて書きたいと思います。

 何故なら、リアルな意味での
 子どもたちへの教育がおろそかにされているくせに
 思想的なことばかり騒がれる現状に強い怒りを感じているからです。

 目を向けるべきは、目の前の子どもそのものです。
 子どもにどんな教科書を与えるかどうかよりも
 目の前の子どもそのものを見て欲しい、
 その想いから、あえて書いてみたいと思います。批判どうぞ。

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 すでに新聞報道で知っている方も多い(?)と思いますが、
 今年は4年に1度の
 中学校の『教科書』採択がえです。

 どんな教科書を使うか、どんな先生から授業を学ぶか、によって
 子どもたちが受ける情報や育まれる認識が異なる可能性がある、
 と世間では考えられています。
 (フジノはそのようには考えていません)

 そこで、いわゆる『つくる会』の教科書問題が出てきます。

 『つくる会』の教科書を使うと
 極端な愛国主義者になる
 という不安を持っている人々がいるのですね。

 さて、このまちの教育委員会でも
 7月19日に定例委員会を開いて
 来年度から使用する教科書が選ばれました。

 結果は、歴史も公民も
 教科書は『つくる会』(扶桑社)にはならず、
 帝国書院になりました。

 この日の委員会は、
 傍聴席10席に対して
 30人も訪れて、抽選になったそうです。

 桜台中学の統合問題の採決時には
 3人しか傍聴者がいませんでした。
 子どもの将来がリアルにかかわっている問題には傍聴者ゼロ。

 それなのに思想問題の時ばかり傍聴者が集まって
 「本当に子どものことを考えているのかよ」
 フジノ的には
 かなり不愉快な気持ちです。

 さて、そんな教科書問題ですが
 「扶桑社版の歴史教科書を読んでみたい」と
 改めてフジノは思いました。

 何故ならば、この問題について
 どれだけの人々が本当に読んだ上で批判しているのか、と
 強い疑問を抱いたからです。

 さきに述べたとおり、フジノは
 「教科書や先生くらいで人の認識は変わらない」
 という考えです。

 例えば、中学時代を思い返してみても
 自分の中学で使っている教科書がどこの会社であろうと、
 高校受験にもっと有利な教科書があれば
 それを買って、受験対策に使っていました。

 教科書なんて、その程度の存在だと考えています。

 むしろ、僕自身の歴史観は
 海軍にいて目の前で同僚が死ぬのを見てきた祖父や
 木の根っこまで食べざるをえなかった少年時代を送った父から
 直接に聞かせてもらったたくさんの話から、
 ヒロシマやナガサキや沖縄を自分自身で訪れて見てきたこと、
 京都や奈良を和辻哲郎の本と共に歩いたり
 遠野を柳田國男の本と共に散策したり
 日本の古典や神話を読む中から
 形成されてきた、と考えています。

 教科書問題よりも優先的に語られるべきことがあると思います。

 様々な情報の渦の中から
 情報を処理していく上での自分自身の基準となるものを持つこと、
 世の中の出来事を自分自身で考えていく力を育むこと、
 それを可能にする教育を確立することにこそある、
 これらこそ先に論じられるべき問題だと
 フジノは確信しています。

 ちなみに『ぷちナショナリスト』だと思われるので書きますが
 政治家フジノは、
 市議会での日の丸掲揚に反対しました。
 どんな式典に出席しても『君が代』は歌っていません。

 右翼とか左翼とか、単純なレッテル貼りよりも
 もっと「今、子どもたちにとって本当に切実なことは何か」
 ということが
 語られるべきだと思います。

 児童虐待の問題、増加する一方のリストカットの問題、
 学校に行きたくても行かれない不登校の問題。

 これらに対しても、教育委員会が取りあげたら
 大人たちはみんな傍聴に来てくれますか?

 教科書問題の方がそんなに大切なのですか。

 屈折した怒りですが
 物事の優先順位が間違っていると思います。

 教科書問題も大切でしょうが
 もっとリアルに子どもたちの為に考えて欲しいことが
 大人にはもっとたくさんあります。

 ●

 なかなかインターネット書店でも手に入らなくて
 しかたがないので、『つくる会』の
 とりあえず入手しやすい
 『国民の歴史』から読むことにしました。

 このブ厚い本を読んでみて
 納得ができなかったら
 今度はフジノ自身が扶桑社版歴史教科書を批判します。

 でも、いずれにしても
 80人もの児童養護施設を
 5人程度のグループホームへと移行していくことの方が
 絶対に優先順位が高い問題だという意識は変わらない気がします。

 あなたはどう思いますか?



2005年7月20日(水)のフジノ
● 相談者の方の涙に、こころの中で涙。

 今日は午前中いっぱいをかけて
 原島議員と一緒に
 共通の問題意識で追いかけている問題について
 複数の市民の方々のお話をうかがいました。

 守秘義務のカンケーで
 その内容は書きません。

 ただ、フジノが暮らしの現状について質問させていただいた時、
 お1人の市民の方が暮らしの中での想いを
 涙を流されながらお話しされました。

 原島議員もその市民の方のお気持ちに
 痛いほどに共感されて、涙を浮かべておられました。

 フジノは、例え現状を政治が変えることができたとしても
 これからも同じ状況の方々によって
 その涙が流されるであろうことを感じています。

 それでも、可能な限りの努力を政治ができることを分かっています。

 だからこそ、政治家になってすぐに
 この問題に取り組んできたのですし
 今も変わらずに自分にとっての重点課題として
 活動しています。

 政治ができることはたくさんあるのです。

 あとは、同じように問題意識を持てる政治家が
 どれだけ存在するか、これが勝負だと思います。

 相談される方の涙は、実はフジノにとっては
 かなり日常的な光景です。多くの方々が涙を流されます。

 けれども、1度としてそれを見慣れた風景と感じることなく、
 活動の決意を改める機会にしてきました。

 今日の涙も、決してムダにはしません。
 全力を尽くしていきます。


● 改正介護保険法をみなさん知って下さい!

 介護保険法が改正されましたが、
 今年から来年にかけて
 かなり大きな変化がドーンとやってきます

 そこで、高齢の方々の福祉に関する担当部署である
 長寿社会課(意欲のある方々が多い部署です)は
 改正に合わせて、今、かなり厳しいスケジュールで活動しています。

 というのも(あえてこういう表現をフジノは取ります)
 国は勝手に激しく法と制度を改正(改悪?)しておいて
 あとは市町村に放りっぱなし。

 みなさんが支払うお金が増える、だとか
 みなさんが受けられるサービスが変わる、だとか
 大きな影響が出始めるのは
 早くも今年の10月からなのですね。
 (大半は来年4月からです)

 もう3ヶ月しかないのに、
 全然、国はきちんとした細かい部分を詰めていないのです。

 だからこそ、長寿社会課では
 少しでも市民のみなさんに

 「どのように介護保険制度が変わるのか」

 を知っていただくために
 現在、市内をまわりながら広報活動をしています。

 とっても分かりやすく役に立つ場なので
 どうかみなさん、このチャンスに足を運んで下さい!

 介護保険は、誰もがやがて使うことになる制度ですからね。

 

  <介護保険制度改正の説明会にいらしてね!>


  来年4月から、介護保険制度の内容が変わります。
  そこで、長寿社会課では説明会を開催しております。

  すでに数回終了していますので
  明日以降でまだ参加できる日程を載せておきますね。

  7月22日(金)14〜16時 浦賀行政センター第3学習室

  7月25日(月)14〜16時 久里浜行政センター集会室

  7月27日(水)14〜16時 北下浦行政センター集会室

  7月29日(金)14〜16時 西行政センター集会室

  8月3日(水)14〜16時 ヴェルクよこすか第1会議室

  8月3日(水)19〜21時 ヴェルクよこすか第1会議室

 *参加ご希望の方は、直接、会場へお越しください。



 さてさて、去る4月28日に原島議員と共にフジノは
 改正介護保険法について長寿社会課にヒアリングをしました。

 非常に分かりやすく説明していただいたのですが
 非常に分かりづらい制度改正なので
 1度説明していただいたのですが(日常的に勉強もしてますが)
 改めて、市民のみなさん向けの説明会に参加しました。

7月20日衣笠行政センターでの改正介護保険法の説明会  今日は
 衣笠です。

 会場は
 60人以上、
 ほぼ満員。

 関心の高さを
 感じました。

 約2時間の内、1時間ちょっとが説明でしたが
 説明を聞きながら、感想をくちぐちに述べながら
 みなさんかなり真剣に聞いていらっしゃいました。

 それくらいにリアルで切実な問題なのですね。

 説明会にはぜひ参加して下さい!
 説明会がムリでも、いくらでも出前トークに来て下さいます。

 みなさん、変わっていく介護保険について
 どうぞ知って下さいね!

 ●

 後日、フジノなりに分かりやすく説明した
 介護保険の特集コーナーが作れたらなあと考えています。
 (果たしてこのスケジュールでできるかは不安ですが...)


● 救急車の有料化問題について

 昨日19日の神奈川新聞社説に
 今度は川崎市のケースを挙げて論じられていました。

 神奈川新聞社の論調は

 (1)すさまじく増加している救急出動の現状
 (2)市民に現状を知ってもらう努力が必要
 (3)市民も傷病度に応じて、呼ぶべきか否かを考えて

 という感じです。有料化推進ではありません。

 ただ、この問題が社説に現れてくるということ自体が
 やっぱり関心を持たねばならないという
 フジノの嗅覚の正しさを感じさせられました。
 (でも、それはうれしいことではありません)

 今日は横浜市消防局にヒアリングさせてもらいました。

 少しずつ調べて材料がそろってきたので
 そろそろ横須賀市の消防局に
 お話をうかがいに行こうと考えています。

 どうか市民のみなさまも、
 この問題に関心を持っていて下さいね。



2005年7月19日(火)のフジノ
● よし!自殺予防総合対策を国会が決議した!

 今日、参議院の厚生労働委員会で
 『自殺予防総合対策』を積極的に行なうための決議がなされました!
 全会一致です!

 超党派の国会議員によって

 『自殺に関する総合対策の
  緊急かつ効果的な推進を求める決議案』


 が提案されたのですね。



 自殺に関する総合対策の緊急かつ効果的な推進を求める決議案



 警察庁が公表した「平成十六年中における自殺の概要」によると、
 我が国では昨年一年間に
 三万二千三百二十五人が自ら命を絶っており、
 七年連続で三万人を上回っている。

 また、人口十万人当たりの自殺死亡率は、
 我が国では約二十五・三人となっている。

 欧米の先進諸国と比較すると、
 我が国の自殺死亡率は突出して高い。

 さらに、自殺未遂は既遂の十倍以上あると言われており、
 年間自殺者が三万人を上回るということは、
 未遂者が三十万人以上いると推計される。

 また、自殺や自殺未遂により、
 遺族や友人など周囲の少なくとも数人が
 深刻な心理的影響を受けるとされており、
 全国で毎年、百数十万人の人々が
 自殺問題に苦しんでいることになる。


 政府は、平成十三年度から自殺防止対策費を予算化し、
 相談体制の整備、自殺防止のための啓発、
 調査研究の推進等の対策に取り組んできた。

 平成十四年には、自殺防止対策有識者懇談会が
 「自殺予防に向けての提言」を取りまとめ、
 包括的な自殺防止活動の必要性を訴えている。

 しかしながら、その施策が
 個人を対象とした対症療法的なものに偏っていたこともあり、
 その後も自殺者数は、なお高い水準にある。


 多くの自殺の背景には、
 過労や倒産、リストラ、社会的孤立やいじめといった
 社会的な要因があると言われている。

 我々は、世界保健機関が
 「自殺は、その多くが防ぐことのできる社会的な問題」であると
 明言していることを踏まえ、
 自殺を「自殺する個人」の問題だけに帰すことなく、
 「自殺する個人を取り巻く社会」に関わる問題として、
 自殺の予防その他総合的な対策に取り組む必要があると考える。


 政府においても、このような認識の下に、
 これまでの自殺防止関連施策が
 十分に効果を発揮していない現状を検証し、
 自殺による死亡者数の減少と自殺死亡率の引下げを図るとともに、
 自殺した人の遺族や自殺未遂者に対するケアの充実を図るため、
 次の事項について、
 緊急かつ積極的に施策を推進することによって、
 自殺問題に関する総合的な対策を講ずるべきである。

 一、政府は、自殺問題に関し、総合的な対策を推進するため、
 関係府省が一体となってこの問題に取り組む意志を明確にするとともに、
 対策の実施に当たって総合調整を進める上で
 必要な体制の確保を図ること。

 二、効果的な自殺予防対策を確立するため、
 自殺問題に関する調査研究や
 情報収集・発信等を行う拠点機能の強化を図るとともに、
 自殺の原因について、精神医学的観点のみならず、
 公衆衛生学的観点、社会的・文化的・経済的観点等からの
 多角的な検討を行い、自殺の実態の解明に努めること。

 三、自殺問題全般にわたる取組の戦略を明らかにし、
 個人を対象とした対策とともに
 社会全体を対象とした対策を重点的かつ計画的に策定し、
 その実施に必要な予算の確保を図ること。

 四、情報の収集・発信等を通じ、
 関係府省が行う対策を支援、促進し、
 地方公共団体や日夜相談業務等に携わっている民間団体等とも
 密接に連携を取りながら、
 総合的な対策を実施していく
 「自殺予防総合対策センター(仮称)」を設置すること。

 五、自殺した人の遺族や自殺リスクの高い自殺未遂者に対する
 支援については、プライバシーへの配慮を含め、
 万全を期すこと。
 その際、全国で百万人を超えると言われる
 遺族や自殺未遂者に対する心のケアが
 自殺の社会的・構造的要因の解明や
 今後の自殺予防に資することの意義についても、十分認識すること。


 右決議する。



 この決議は、フジノが所属している
 NPO自殺対策支援センターライフリンク
 尾辻・厚生労働大臣をお招きして
 5月30日に参議院会館で行なったシンポジウムで提案したものが
 ほぼそのまま受け入れられています!

 やっと進み始める!

 (この模様を報じたNHKのニュースはこちら


● カフェトークでした

 今日は、第20回目のカフェトークでした。

 いつも参加者は女性が多いのですが
 今回は男性の参加者が上回りました。

 合計7名中、男性5名、女性2名。

 そして、木村正孝さん(前市議)がいらしてくださいました。

カフェトーク、木村さんたちが参加してくれました  フジノのカフェトークは
 基本的に
 事前の連絡は必要無しなので
 当日のその瞬間までは
 誰が来るかは全く分かりません。

 だから、木村さんが
 いらした時には
 正直、びっくりしてしまいました。

 参加した他の方々も
 みんなしてびっくりしてました(笑)

 2人でお話して、これからも横須賀をおもしろくするために
 いろいろ仕掛けていこう、ということになりました。

 いずれ発表できると思うのですが
 具体的に動き出していることも実はあります。

 ●

 他の参加者の中には
 これまではある市議を応援していたけれども
 市長選挙をきっかけにして考えが変わった、という方も。

 いろいろなキャリアを持った方々が
 新しく変わり始めたこのまちのために
 どんどんつながっていくのは本当に良いことだと思いました。

 そもそもこのお昼のカフェトークは、
 夜の部に参加できない
 結婚している女性の方からの要望で始まったのですね。

 だから、参加者としては
 女性・定年された方・学生を想定していました。

 でも、自営業の方々なども参加していただけるようになって
 とても広がりを見せています。

 今後は、別の曜日で夜の時間帯にも
 行なっていきたいと考えています。


● 障害者自立支援法案との闘い(参議院)

 障害者自立支援法案は
 衆議院では可決されましたけれども
 参議院ではこれから議論が始まります。

 何度も書いていますが
 フジノは法案に反対の立場なので
 このまま郵政民営化のゴタゴタが続いてしまえばいい、
 いっそのこと衆議院が解散になってしまえばいい、と考えています。

 参議院のスケジュールは次の通りです。

 7月22日(金)12時〜 本会議:趣旨説明
 7月26日(火)     厚生労働委員会:質疑
 日程不明        地方公聴会

 強い可能性としては...
 8月9日(火)?     採決

 ギリギリのスケジュールで採決するならば...
 8月11日(木)      委員会:採決
 8月12日(金)      本会議:採決

 この予定を見ていただくと
 何が分かるかというと、
 11日(木)に委員会採決ができなければ、
 法案は継続審議にならざるを得ない、ということなのです。

 つまり、今国会は終わります。

 フジノ的には
 衆議院の解散をかけてでも
 この法案は潰す必要があると考えています。

 解散総選挙にかかる費用を試算しても
 今後この国で、障がいのある方々が苦しんでいくことと比べれば
 まだ総選挙をやった方がマシだと言えます。

 衆議院を見た結果、国会がどれほどレベルが低いか分かりました。
 ならば、参議院の審議がいっそ流れてしまうことを
 フジノは強く願います。

 人の命がかかっている。
 そんな時にきれいごとはいらない。


● みんなが楽しんでいる花火大会の裏側で

 書くのが遅くなってしまったのですが
 16日(土)は久里浜花火大会でした。

 フジノは夏が大好きで
 お祭も花火も海も山も盆踊りも大好きなのですね。

 だから、花火大会というと
 31才の人生を通じて
 行けなかった回数を数える方が早いくらいに
 行かれる限り必ず花火大会には行きまくっています。

 久里浜花火大会にもここ5〜6年は皆勤賞です。

甚平姿のフジノと浴衣姿の友人  そして、この花火大会の後は
 毎年必ず友達のみんなと深夜まで
 BBQ大会なのですね。

 年1回、この日にしか会えない
 そんな友達のみんなの
 1年間を話してもらったりして
 また1年間がんばろうという気持ちに
 改めてなるのですね。

 ちなみに左の写真は
 海洋生物学を学ぶために
 受験勉強中の友達です。
 浴衣が似合っています。
 (フジノは甚平です)

 さて、そんな花火大会の裏側で
 地道に僕たちの楽しみを支えてくれている人々に出会いました。

 久里浜の消防団のみなさん、
 41分団の方々と偶然にお会いしました。

 20分ほどお話をうかがうと、
 自主的に花火大会のパトロール活動をして下さっているとのこと。

 おそろいのブルーのTシャツで
 みなさんで海沿いの花火大会場をまわっては
 問題が無いように巡回をして下さっているのですね。

 こういう地道なボランティア活動に支えられて
 僕たちは楽しく花火大会ができているのですね。
 本当にありがとうございます。

 ●

 それに加えて、毎年思うことなのですが
 すさまじい量のゴミが出るのですね。

 トラック1台どころじゃすまないような
 すさまじい量のゴミなのですね。

 これらが誰の負担でどのように処理されねばならないのか、
 勉強してみたいと思います。

 楽しい花火大会の裏側は
 本当にたくさんの方々に支えられているのだということを
 改めて実感しました。

 ありがとうございました。


● たくさんの人が吉田雄人を待っていたと思う

 本日から雄人のHPが再開しました。

 正直言ってこの3週間のフジノの活動は、
 彼が背負うべき責任や期待も
 代わりに背負わなければならない状況でした。

 何故なら、市長選挙のあいだ
 徹底的に2人でがんばってきたのですから。

 それなのに、雄人が不在なのですから
 フジノが市民の方々に対応せざるをえなかったのは当然です。

 この3週間のあいだも
 フジノ自身は
 市議会などで雄人に直接会ってますから、
 彼がどんな状況なのかはもちろん知っています。

 しかし、インターネットを通じたり街頭演説を通してしか
 彼と接することができない方々からは
 代わりにフジノが

 「吉田くんはどうしてるの?」
 「吉田くんは大丈夫?」

 と尋ねられては

 「大丈夫ですよ」
 「少し時間をくださいね」

 と応えて来ました。

 必ず復活すると信じていましたし、
 強くなって戻ってくる彼を安心して待っていました。

 HPを再開したことぐらいでは
 別にそうなったとは確信できませんけれども
 少しフジノは待ちくたびれました。

 早く一緒に働いてくれ!

 僕たちの『一緒』とは会派を組むことなんかでは無いし、
 仲良くやることでもないし、
 行動を一緒にすることでも無い。

 僕たちは無所属でお互いに一匹オオカミだから、
 この先も交わることはなかなか無いだろう。

 お互いのそれぞれの問題意識にそって
 お互いがそれぞれに全力で活動すること、
 市民のみなさまの信頼に応えるべく必死で活動すること、
 これが僕の意味する『一緒に働こう』だ。

 みんな、待っていたと思うし、
 僕自身も待っていた。

 落ち込んだり挫折するのは
 誰でもありだと思うけれど、
 市民のみなさまと僕たち政治家が決定的に違うのは、
 どんなことがあっても前に進まなければいけないことだと思うんだ。

 「おかえり」とかそんな生易しい言葉は
 彼には一切必要ないと思います。

 みんなして待っていたのだから、
 このまちのために、
 このまちの希望ある未来のために、
 これからもひたすら思い切り働いてもらいましょう。

 がんばれ!



2005年7月17日(日)のフジノ
● 横須賀市の救急車が有料化されないために

 かねてこのHPで
 総務省のイヤな動きについてお知らせしてきました。

 それは『救急車の有料化』問題です。

 話せば長くなるのでちゃんと特集コーナーにして
 みなさんに知っていただこうと思って
 現在、作成しています。

 とりあえずの見切り発車ですが
 1日でも早くこの問題をお知らせしたいので、公開しますね。

 フジノは救急車の使用を
 有料化すべきではない、という考えです。

 その根拠なども載せていけたらと思っています。

 こちらのコーナーです。ご覧下さい。


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 最近こんな風によく言われるのですが

 「市長選挙の後、落ち込まないで活動してるね」

 「ムリしてない?大丈夫?」

 フジノは落ち込んでいるヒマはありません。

 この救急車の有料化問題もそうだし、
 自殺予防総合対策(先日朝日新聞の1面に載りましたね!)も
 国会でやっと本格的に取り上げていきそうだし、
 フジノ自身が政治家である目的の
 実現に向けてやらなければならないことは多いのです。

 市長選挙は終わりました。

 けれども、市民のみなさまの暮らしは毎日続いています。
 だから、市民のみなさまの暮らしのために
 働くのが仕事である市議会議員が
 へこんでる時間なんて、ありえません。

 やらなければいけないことはたくさんあります。

 そして、その多くは今この瞬間も待ったなしなのだから
 僕は前にひたすら進んでいくだけです。



2005年7月16日(土)のフジノ
● 福祉のまちづくりを進める市民集会(第11回)へ

 今日もとても良いお天気でしたね。
 夏が近づいているのを感じます。

 本日は、『福祉のまちづくりを進める市民集会』に参加しました。

 第1部・記念講演として
 DPI(障がい者インターナショナル)日本会議の事務局長である
 尾上浩二さんによる講演が行われました。

 タイトルは
 『障がい者自立支援法案と今後の障がい者の地域生活について』
 です。

第1部記念講演、尾上浩二さん

 第2部・シンポジウムとして
 精神障がいのある方々の立場から地域作業所の伊藤さん、
 身体障がいのある方々の立場からNPOたけのこ会の川名さん、
 高齢の方の介護をサポートする立場からサポート横須賀の後藤さん、
 をシンポジストに迎えてお話をしました。

 タイトルは
 『これでどうやって暮らしていくんだ。年金・介護・医療』
 です。

第2部シンポジウム、地域作業所の伊藤さん、NPOたけのこ会の川名さん、サポート横須賀の後藤さん


 「障がい者自立支援法案について
  やっとこのまちの方々と語り合えることができてうれしかった」

 というのがフジノの本音です。

 これまでは(いや、これからも参議院審議があるので)
 相手は国会と政府と厚生労働省だったのですが、
 フジノの認識としては
 最後はそれぞれの市町村であって
 この土俵で闘っていくしかないという認識でいます。

 だからこそ、もっと市議会に
 当事者の方々が働きかけてほしいと強く願っています。

 6月議会に自立支援法案に反対の意見書を出してほしいという
 陳情が出されましたけれども、横須賀市民からではありませんでした。

 市議会に対する信頼が低いのは理解していますが
 もっともっと市議会に働きかけて下さい!



2005年7月15日(金)のフジノ
● 1人で考えごとをして過ごす時間の必要性

 昨日は日本うつ病学会へ参加する為に、
 3日前は自分自身の勉強を進めるべく缶詰の意味で
 都内のホテルに宿泊しました。

 おかげで
 久しぶりに横須賀を離れて
 近所の家々からのテレビの音も聞こえない
 防音された窓からは外部の救急車の音も聞こえない
 そんな隔離された環境に
 1人きりで身を置くことができました。

 こういう時間は滅多に無いので
 じっくりと1人きりで考え事ができるので
 本当にうれしく感じますし、
 自分の為になる時間だと感じます。

 勉強の為の読書もしないで、
 国会中継のインターネット録画も観ないで、
 ただ部屋のカーテンをあけて、考え事をして座っていました。

 考えていたことは、
 ここ数日間に市民の方々から頂いた
 自死について書かれた複数の方々からのメールについてです。

夜景

 頂いたメールはどれも横須賀のものです。

 このHPを読んでいるあなたは
 きっと自死(自殺)はあなたにとって遠い存在かもしれません。

 けれども、僕にとっては違います。

 自らの命を絶つ、という行為は
 今この瞬間も確実に
 このまちでも起こっています。

 それは誰の身にとっても
 実はすさまじくリアルで身近なことなのです。

 もしもあなたが何も感じないとしたら
 それはただあなたがラッキーなだけなのです。

 あなたがいくつか知りません。
 14才かもしれないし、31才かもしれないし、56才かもしれません。

 たとえ何才であっても、
 あなたが生きている日々の間に自死に出会わなかったことは
 たまたまの偶然でしかないのです。

 僕が見ているこの窓の外の景色には
 たくさんの灯りが点いていて
 その灯りのどの1つをとってもその奥に
 働いている人々や暮らしている人々が存在しています。

 僕やあなたが今まさにこの瞬間に暮らしているように
 灯りの奥にも暮らしがあって、
 人々が暮らしているのです。

 何千もの人々の想い、
 それが灯りの持つ意味です。

 それを想像すると、恐ろしくさえなってきます。
 自分1人の人生でさえ大変な毎日で、
 何とか日々をのりこえて生きているのに
 何千もの人々がそれぞれの暮らしを送っているのです。

 個人としての僕は
 灯りを見つめながら畏怖の念を持てば良いのですが
 政治家としてのフジノは
 灯りを見つめながら
 その奥にある暮らしを守るために生きることが仕事です。

 自分の仕事の持つ意味を考えない日はありません。

 命を救うことができる立場にいるならば、
 全力を尽くさなければ、人としてウソだと思います。

 だから働くだけです。

 どこまでも働くだけです。


● 第2回日本うつ病学会(2日目)へ

 今日はとても良いお天気でしたね。
 さて、本日は日本うつ病学会の2日目(最終日)です。

日本うつ病学会の様子

同じく日本うつ病学会の様子


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