まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年4月17日(木)のフジノその2
● 盛岡に上陸しました

 明日の朝からあさっての夕方まで
 『第32回日本自殺予防学会総会』に参加するので
 今日の夕方から、岩手県盛岡市に向けて出発しました。

新幹線からの景色  アメリカ兵の裁判
 傍聴を終えて、すぐに東京駅へ。

 東京は雨が降っていました。

 新幹線に乗って
 盛岡駅へ出発です。

 風邪ぎみだから
 ちょっと体調が心配...。

 東京から約2時間半で、盛岡駅に到着です。

盛岡駅前に立つフジノ  おとといは徹夜、
 昨日はあまり寝てないので、
 新幹線での移動は
 ちょっと疲れてました。

 この数年間、
 観光で旅行に全く行ってないので
 いつかプライベートで
 旅行に行きたいなあと
 思いました。


● 政治家が視察する時のホテルはこんなです

 宿泊先はホテルから徒歩3分くらいのビジネスホテルです。

 「政治家の視察って豪華なホテルに泊まるんでしょう?」

 と言う方に出会ったことがあるのですが、
 今回フジノが泊まったところは5355円(朝食つき)
 自分でインターネットで探して予約したホテルです。

ホテルの廊下  1階と2階は飲み屋、

 3階がホテルロビー、
 4階と5階がホテル。

 フジノは転職前の
 会社員時代には
 出張体験ゼロですが

 民間企業の出張も
 こんな感じの
 宿泊先ですよね? 

 数軒のホテルと見積もりあわせをして、
 1番安くて、インターネットが全室で無線LANを使えるとのことで
 ここを宿泊先に選びました。

ビジネスホテルの様子  広さは13uくらい。

 ドアを開けたら
 左にユニットバス。

 ベットと
 つくりつけの机。

 唯一の難点は、外でしている工事の音が丸聞こえで
 これを書いている23時58分すぎでもすごい騒音なことです。
 寝られないなあ。

ビジネスホテルで仕事をするフジノ  あともう1つ、

 部屋の光量が
 少なすぎるかなぁ。

 目が悪くなりそう。

 市民のみなさまの税金からいただいている
 政務調査費を使わせてもらっていますので、

 政治家だからって視察でゼイタクはしません。

 フジノもフツーにカプセルホテルで泊まったりとか
 帰るタクシー代がもったいないからインターネット喫茶に泊まったり、
 市民のみなさまと同じ感じで暮らしていると思います。

 さあ、明日もがんばろう!



2008年4月17日(木)のフジノその1
● 馬堀海岸駅前で2女性をナイフでめった刺ししたアメリカ兵の事件

 今もこの事件を忘れた横須賀市民はいないはず。

 去年7月5日、横須賀の閑静な住宅街である馬堀海岸駅前で
 アメリカ兵による残酷な殺人未遂事件が起こりました。

 加害者はジョシュア・デイビッド・ウイリアムス2等水兵(当時19才)。
 被害者は、2人の日本人女性Aさん(17才)とBさん(26才)です。

 ウイリアムス被告は、ステーキナイフで2人をめった刺しにしました。

 Aさんは腹部を、Bさんは全身17ヶ所を刺され、重態。

 2人はなんとか一命をとりとめましたが、
 9ヶ月が過ぎた今も、生活に大きな支障があります。


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 事件のあらましは、こんな感じです。

 馬堀海岸駅そばにアパートを借りていたアメリカ兵がいました。
 Aさんは彼のアパートに
 しばしば出入りしていました。

 Bさんは、ヘアメークアーティストをめざしていて
 働きながらヘアメーク専門学校に通っていました。

 Bさんは専門学校の卒業をまもなくにひかえて、
 卒業制作を行なう為にAさんにモデルになってもらう予定でした。

 そして、7月5日は、その準備でAさんに会う為に
 たまたまそのアパートを訪れたのでした。

 そこに、アパートの借主であるアメリカ兵とは別の、
 ウイリアムス2等水兵がやってきました。

 ウイリアムス2等水兵とAさんは
 顔見知りではありましたが、
 事前の約束も無く、突然Aさんをたずねてきました。。

 先に来ていたアメリカ兵たちは帰宅していった後も
 特にすることも無いまま、ウイリアムス被告は居残りました。

 ステーキナイフを使って、自分の指の爪をいじったりしながら
 基地へ戻るべき時間が過ぎても居残っていたのでした。

 やがて「帰ってほしい」とAさんに言われ、
 帰りたくなかったウイリアムス被告はAさんと口論になり、

 Aさんからアパートから出ていくように強く言われた
 ウイリアムス被告は

 持っていたステーキナイフで
 Aさんの腹部を刺しました。

 倒れたAさんの悲鳴を止める為に
 ウイリアムス被告はAさんの口に指をおしいれて
 口をふさぎました。

 下の階にいて悲鳴を聞いたSさんは、
 Aさんがレイプされていると思い、急いでAさんの元に向かいました。

 Aさんの名前を呼びながら様子を見に来たBさんは
 その惨状を目の当たりにして
 逃げようとしたところ

 立ち上がったウイリアムス被告は
 Bさんもステーキナイフで襲いました。

 階段からころげ落ちて床に倒れこんで動けないBさんを
 さらにウイリアムス被告は刺し続けました。

 何とか立ち上がったBさんは、洗面所に逃げ込みました。

 洗面所のドアをあけようとするウイリアムス被告に
 Bさんは必死でドアをあけまいとしました。

 あきらめたウイリアムス被告は、再びAさんのもとに向かいました。

 Aさんは何とかベランダから外へ逃げ出したのですが、
 ウイリアムス被告はナイフを捨てると
 アパートから逃走しました。

 Bさんは全身から出血しながらも
 なんとかアパートを出ると、外を歩く人々に助けを求めました。

 そして、周囲の方々が警察に通報してくれて
 この事件が明らかになったのです。

 ウイリアムス被告が逃走してから逮捕に至るまで
 横須賀中が不安と恐怖に追い込まれたことは
 今もみなさまも憶えているはずです。

 こどもたちは学校に集団登下校をさせられました。

 なんとウイリアムス被告が逮捕されたのは
 横須賀中央駅前のモアーズでした。
 最も人出の多い、繁華街のど真ん中での逮捕でした。


● 対応が遅れた理由は、被害者が横須賀市民じゃなかったから?

 フジノはこのアメリカ兵による犯罪についても
 市議会での市長への一般質問(07年9月議会)でとりあげて
 アメリカ軍と横須賀市の対応を
 厳しく追及しました。

 何故なら市は、これだけ大きな犯罪が起こったにも関わらず
 アメリカ兵の犯罪への対策を話し合う場である
 『基地周辺地区安全対策協議会』を開こうとしなかったのです。

 この問題は毎日新聞も追及してくれたこともあり、
 ようやく協議会が開催されました。

 しかし、本当に横須賀市の対応は遅かったです。
 馬堀海岸での事件から5ヶ月も経って、ようやく開催したのです。

 (この件は9月3日12月3日の活動日記に詳しく書きました)

 それからも次々とアメリカ兵による
 市民が被害者となった凶悪な事件が起こりました。

 けれども、フジノにとって馬堀海岸の殺人未遂事件が
 強く印象に残っているのは、
 被害者の方々が横須賀市民ではなかったことが理由です。

 市民の方が被害者であれば、
 横須賀は小さなまちですから情報が伝わってきます。

 けれども、馬堀海岸の事件の被害者の方々が
 その後どうされているかは、全く分かりませんでした。

 つい3月27日の東京新聞(夕刊)が
 被害者Bさんにインタビューした素晴らしい記事によって
 初めてその後のことが詳しく分かりました。

 そして今日、ウイリアムス被告の
 2回目の公判が行なわれました。

 フジノも傍聴に行ってきました。


● 2女性殺人未遂事件を起こした米兵の裁判へ

 場所は、横浜地方裁判所横須賀支部です。

 1ヶ月前に問い合わせると

 「傍聴希望者で混雑した場合には、抽選券を配りますので
  配るかどうかをお知らせしますので、改めて前日にお電話ください」

 とのことでした。昨日、再び問い合わせると
 抽選券の配布はナシで、
 傍聴はたぶんみな可能だろうとのことでした。

裁判所全景  

 税務署のわきの
 聖徳寺坂の
 途中にあります。

 裁判所の第1法廷の傍聴席は、半分ほど埋まっていました。

 新聞社の方、横須賀市の基地対策課の方など
 何人か顔見知りの方もいました。

 もっと注目されるべき事件なのに、と
 メディアの関心の低さに驚きました。

ジョシュア・デイビッド・ウイリアムス被告の法廷

 10時10分から13時すぎまで
 弁護側、検察側、裁判官3名、再び弁護側、と
 ウイリアムス被告への質問が続けられました。

 かなり細かくメモをしたのですが、
 法廷でも、その証言のあまりのちぐはぐさに
 ウイリアムス被告に対して激しい嫌悪感と怒りを覚えました。

 弁護側とのやりとりではスムーズに答えるものの、
 検察側や裁判官からの質問には
 矛盾した答えを繰り返すばかりでした。

 あるいは、翻訳者にも問題はあったかもしれませんが、

 そもそもウイリアムス被告は
 質問されている内容を理解しているのか
 ちぐはぐな答えばかりでした。

 例えば、裁判官がこう尋ねました。

 「今も被害者の方々にあなたは1円も医療費を払ってませんね。
  償いの気持ちがあるならば、このことをどう思いますか?」

 それに対してウイリアムス被告は

 「それは私が医療費を支払えという意味ですか?」

 と問い返しています。

 裁判官の方はちょっとムッとして

 「さっきあなたは自分がケガをさせたのは事実だと認めたしょう?
  自分がケガをさせて反省していると言うのに
  おかしくありませんか」

 と述べました。

 ウイリアムス被告は、

 「私は今、プリズンに入っていて、支払うことはできません。
  それはアメリカにいる父が対応しているはずです。

  また、どれだけ医療費がかかっているのか、
  プリズンに入っている私の耳には全く入ってきていません」

 と答えました。

 傍聴していて、ヘドが出そうな怒りを覚えました。

 被告はもしかしたらそもそも言語的な理解能力という部分で
 あまりにも未熟なのかもしれません。

 もしそうだとしても、こうしたちぐはぐなやりとりが
 あまりにも多すぎて、とても不快になりました。

 人を殺める寸前だったということを
 本当に理解しているのか、という怒りです。

 かつて、殺人をおかしたアメリカ兵である
 ウイリアム・リース被告の裁判を傍聴したことがあります。

 彼は裁判を通じて
 殺人者である自分について私はモンスターなのではない、
 ということをくりかえし法廷で述べていました。

 少しだけリース被告には同情も感じました。

 けれども、ウイリアムス被告には
 同情を感じる要素がありませんでした。

 弁護側は、幼少期の父親からの虐待が
 今回の事件につながっているとして
 少しでも減刑させようという方針のようですが

 全くそういったことに同情できませんでした。


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 今日は13時すぎに終わったのですが
 次回も引き続き、傍聴しようと思います。

 いろいろ感じたことや考えたことはたくさんあるのですが
 そろそろ新幹線が盛岡駅に到着するので
 今日はこの辺で終わります。

 実は今、新幹線の中でこれを書いています。

 明日から丸2日間、日本自殺予防学会に参加します。
 朝いちから始まるので前の日から宿泊することにしました。

 また書きますね。
 ではでは。



2008年4月13日(土)のフジノその1
● アルコール依存症を無くしたい!

社団法人全日本断酒連盟 第44回関東ブロック(神奈川)大会  今日は、藤沢市へ。

 藤沢市民会館で行なわれた
 (社)全日本断酒連盟
 第40回関東ブロック大会に
 参加してきました。

 2期目のフジノにとって
 『依存症』は重要なテーマです。

 そして、依存症の中で
 アルコール依存症は
 大きな割合を占めています。

 しかもアルコール依存症は
 とても身近な存在なのに
 その問題の深刻さが
 ほとんど知られていません。 

 一般参加者むけに行なわれた
 午後の講演から参加したのですがとても勉強になりました。

 独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センター院長の
 丸山勝也先生による講演です。

 タイトルは、『わが国におけるアルコール関連問題の現状』です。

 丸山先生のお話はとても分かりやすくて勉強になりました。
 政治家として取り組むべきことが
 いくつも見えてきました。


● すでに大問題なのに、全く知られていません

 今日の講演をうかがって、
 フジノの印象に強く残ったことを記しますね。

 <アルコール依存症はすでに大問題なのに知られていない!>

 アルコール依存症について、もしかすると最大の問題点は
 『あまりにも知られていないこと』かもしれません。

 例えば、この統計をみてください。

 大量飲酒者 227万人
 アルコール依存症者 80万人

 どちらも実数ではなくて推計なのですが、

 わが国では、これだけ多くの方々が
 アルコール依存症であると言われています。

 にも関わらず、実際にアルコール依存症によって
 入院・通院している方は、たった2万人(実数)なのです!

 80万人もアルコール依存症で入院や通院が必要なのに
 実際に治療を受けている人が2万人しかいない。

 つまり、78万人もの方々が
 適切な医療・ケアにつながってすらいない
のです!

 これは本当に大きな問題です。

 アルコール関連の問題は、自殺にも深くつながっています。

 フジノたち政治家はアルコール依存症について

 もっともっと市民のみなさまに
 正確な情報をお伝えしていかねばなりません。

 同時に、身近な一般のお医者さんたちも
 アルコール関連の問題を理解していないと指摘がありました。

 アルコール依存によって起こっている体の病気で
 一般診療科にかかっている患者さんが
 本当に多いそうです。

 けれども、まちの診療所のお医者さんたちは
 アルコール依存症についてほとんど理解していないので
 体の部分の治療しかできないそうです。

 医師会の協力を得ながら、
 まちの診療所のお医者さんたちにも
 アルコール依存症について研修していただく必要がありますね。

久里浜アルコール症センター所長のお話


● 酒税で入る税収よりも、医療費で出て行く方が大きい

 さらに、知って驚いたことがありました。


 <酒税で入る税収よりも、酒問題で出ていく医療費の方が大きい!>

 お酒やタバコをのむ人は

 「おれたちは税金をたくさん取られている!」

 「酒にかかってる税金は高すぎる!」

 と、しばしば言いますよね。フジノも何度も聞かされました。

 でも、これらに税金がかかっていようが
 お酒やタバコをのむことは全く正当化できません!

 この恐るべきデータを見てください。

 酒税収入 約1兆974億円(1987年)

 飲酒に起因する医療費の支出 1兆1000億円(1987年)

 なんと、酒税による税収をうわまわる医療費支出なのです。

 しかも、これは1987年のデータをあえて出しましたが
 現在では酒税収入は医療費支出よりも
 かなり低くなっているのが実態です。

 お酒を飲んでいる人が

 「おれはこのビールで税金を取られているんだ!」

 と、いくらいばったとしても、
 その分、アルコール関連の医療費支出がすさまじいのです。

 わが国の財政にとって、酒税は貢献していません。

 アルコール関連の医療費は、
 全ての医療費の7%もしめています。

 もしもお酒を飲むのを適切に減らすことができて、
 アルコール依存症を減らすことができたら、医療費も減らせます。

 日本の医療費がどんどん増えてしまっていて
 国民健康保険などが破綻寸前なのはみなさんご存知だと思います。

 総医療費の7%にものぼる、
 アルコール関連の医療費をもしもカットすることができたら、
 医療財政を大きく立て直すことができますね...。

 冗談ではなくて、あなたがお酒を飲む量を減らしてくださることが
 実は財政再建につながる大きな一歩なのですね...

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 財政の話も大切ですが、何よりも、
 人はみな心身ともに健康で長生きできることが最も大切です。

 その為には、アルコールは百害あって一利なしです。

 あまり知られていませんが
 メタボリック対策にもアルコールカットがとても有効です。

 仕事の後の一杯のビールが最高、とか
 ストレス解消にはお酒が一番、とか
 いろいろなメリットをあげることができるのも分かります。

 仕事のつきあいで飲まねばならないことも分かります。

 けれども、アルコール依存症がこれだけ日本に多く存在していて
 それは決して他人事ではなくて身近な問題である以上、
 ぜひあなたにも知ってほしいと願います。

 毎日お酒を飲んでいるみなさま、ぜひ減らしてください!

 フジノのまわりにも、
 毎日お酒を飲まずにいられない人がたくさんいます。

 「飲むのを減らして」

 と言えば、ウザがられるでしょう。

 でも、相手のことを大切に思えばこそ、
 ウザがられてもいいから、フジノは伝えていきたいと思います。

 これからもアルコール関係の正しい情報を
 どんどんお伝えしていきますので、よろしくお願いします!



2008年4月12日(土)のフジノその2
● 国会中継で徹夜してしまった...

 国会議員の中でフジノがただ1人尊敬している
 山井和則さんという方がいます。

 福祉政策のプロでこころから尊敬しています。
 政治家としての仕事だけでなく
 生き様もとても素晴らしい、信じられる方です。

 そんな山井さんが議員立法して提案をした

 『介護人材確保法案』

 の審議が国会で昨日6時間行なわれました。
 (詳しくはこちらをご覧下さい)

 これは、かねてから介護の現場で働く方々が
 どんどん辞めてしまっている事態を改善する為の法律です。

 介護の現場では、他の全産業の労働者の水準と比べて
 なんと月収が10万円も下回っているのです。

 これでは生活できません。
 辞めていくのも当然です。

 それを、山井さんたちが議員立法した法案では、
 介護現場で働く約40万人の月収が
 約2万円アップできるように介護報酬を上乗せするというものです。

 しかも、財源は全額を一般財源から捻出するとして、
 介護保険料アップは無しなので
 高齢者の方々の負担は増えません。

 政府・与党は、採決しない見込みとのことです。
 否決も採決しないのも、サイテーだと思います。

 ともかく...今日はその審議が6時間行なわれました。

 2時間ずつ3日間にわけてこの週末で見ようと思ってたら
 ついつい徹夜して全て観てしまった!

 夜0時から観始めて、
 けさ6時すぎまで観てしまいました。


● 介護現場の待遇を改善したい

 かつてフジノも

 『市単独で介護報酬を上乗せして、現場で働く人の給与アップ』

 を市議会(昨年9月27日・民生常任委員会)で
 提案しましたが

 本来、いち市町村が実行するのには
 財政的な限界があります。本来は国が行なうべき対応です。
 (もちろん、市町村が単独で介護報酬をアップできます

 だからこそ、山井さんを筆頭に
 国会議員の方々が法改正をすることによって

 介護報酬をアップして
 現場で働く人々を守ってほしい。

 その方が筋が通っていますし、
 市町村ごとの財政力に左右されないので
 確実に効果が出ます。

 そんな訳で、徹夜してしまいました!

 国会の委員会審議はなかなか地味で知られていないのですが
 サイコーに良い仕事している熱い方もいるんです。

 どうか、山井和則さんを憶えていてくださいね。


● もっと大きな問題は障がい福祉分野の人材確保だ!

 けれども、もっと深刻な問題は
 障がい福祉の分野で働いている人々の状況です。

 もちろん介護分野の人材確保も不可欠ですが
 障がい福祉分野で働いている方々の置かれている状況も
 とても厳しいのです。

 例えば、障がいのある方々の作業所で働く
 職員さんたちと意見交換をした時にうかがったのですが

 所長クラスでも毎月6万円ほどの手取りで働いている! 

 これを変えなければいけない。

 今日のお昼はカフェトークだったのですが
 そこでもくりかえし話題になったのですが

 「日本では福祉の現場で働く人々の地位が
  何故ここまで低いのか」

 ここが本当に問題だと感じます。

 介護分野も障がい福祉分野も
 働く方々の大半が
 若いからなんとか働けている、という状況です。

 30代になったらこの収入では結婚もできない、と
 多くの方々が辞めていかざるをえない現実があります。

 これを絶対に変えていかねばいけない。

 ぜひ、市民のみなさまには
 福祉の現場の厳しさを知っていただけたらと思います。


 (後日談:この問題について、2008年6月議会にて
  市長に対する一般質問を行ないました)



2008年4月12日(土)のフジノその1
● 外務省から『脱走米兵の通報体制』について発表がありました

 昨日13時すぎに、企画調整部長から
 市議会議員あてにFAXが流されました。

 外務省が発表した『脱走米兵の通報体制』についての、
 蒲谷市長のコメントです。

 こちらをご覧下さい。

 「これからは兵士が脱走したら
  アメリカ軍はきちんと日本側に通報しますよ」

 ということを外務省が発表したのですが
 蒲谷市長がそれについてコメントをしています。

 今回の事件を受けて蒲谷市長・山口議長が
 通報体制の改善を要請したことがこの改善につながりました。
 大きな成果だと思います。


● 脱走米兵に特別措置を認めるな!

 アメリカ兵によるタクシー運転手殺人事件を受けて
 『脱走米兵』の問題が世間に大きく知られるようになりました。

 2月末現在でも2名の脱走米兵がつかまっておらず、
 逃走したままになっていることが分かりました。

 今回の殺人事件はアメリカ軍が脱走兵を
 きちんと日本側に報告・逮捕要請していれば
 防ぐことができたはずです。

 実際に、これまで脱走した当日または数日後にすぐ日本側に
 逮捕要請をした脱走米兵は警察がすばやく逮捕しています。

 一方、報告・逮捕要請をしなかった脱走米兵の場合は、
 身柄確保までに最長で1年9ヶ月もかかっています。

 身柄の確保には警察の動きが不可欠です。
 今回のウグボグ容疑者の脱走も
 すぐに日本側に逮捕要請すべきだったのです。

 毎日新聞の記事によると
 ウグボグ容疑者は今回の殺人事件を起こす直前にも
 2度も脱走をしていたことが分かりました。

 (2008年4月12日・毎日新聞・朝刊より)
「ウグボグ容疑者、事件前にも2度脱走」の記事

 経済的な生活の苦しさなどから心底では望まずに
 生活の為に軍隊に入ったアメリカ人が
 『脱走してしまうことそのもの』は人道的に理解できます。

 しかし、脱走米兵が横須賀をはじめとする
 日本国内で逃走しているのは絶対に認めることができません。

 何故なら、アメリカ兵は日米地位協定で特別措置を与えられており
 パスポートも無ければ入国審査も無く、
 アメリカ軍基地の外(=日本)に出入りしているのです。

 そんなめちゃくちゃなことが許されているのは
 『あくまでも軍務についているから』であって、

 脱走兵にはそんな特別措置は認められない、とフジノは考えます。

 しかし、脱走して軍隊の任務を離れた
 脱走米兵に対してもこの特別措置が適用される
 日本政府は答弁しています。

 政府は完全にまちがっています!

 脱走米兵には特別措置を認めるべきではありません。

 そして、脱走をくりかえしてきた人物は明らかに軍隊に不適格であり、
 そうした人物にきちんと対応できていないアメリカ軍も
 明らかにまちがっています。

 アメリカ軍が本気でアメリカ兵による犯罪を無くす決心であれば
 脱走米兵に対する対応策もしっかりと定めて、

 その対策がどのようなものか
 日本側(=横須賀市側)に公表すべきです。

 また、日本政府がアメリカ兵による犯罪を無くす決意が本物ならば
 脱走米兵に対して特別措置を認めない、とすべきです。

 アメリカ軍と日本政府は、これ以上、犠牲者を増やさない為にも
 こうした当たり前の対策を今すぐ取るべきです。


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