まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年6月12日(木)のフジノその3
● 性同一性障害について『教職員向けの研修』がおこなわれます

 6月12日の教育経済常任委員会で行なった
 フジノの様々な質疑を数日間にわけて、報告しています。

 今回は6月12日の活動日記その2の続きです。

 フジノの質疑のテーマは5つあったのですが
 そのうちの1つは

 『性的な多様性を保障する具体策の提案』

 でした。

 6月12日の活動日記その2に続いて
 性的な多様性を保障する為の取り組みを質問しました。

 テーマは、『教職員に対する研修』です。

 こどもたちと接する時間が最も長いのは
 今では家族では無く、学校の教職員の方々です。

 先生方に、こどもたちが置かれている現実を
 理解していただくことは、自殺予防対策と同じように
 とても重要なことです。


● フジノが行なった質問と学校教育長からの答弁

 この視点から、フジノが委員会で行なった質問を掲載します。

 (実際の委員会の場では、フジノは原稿をもとに
  アドリブも加えて発言していますので
  正式な発言は議事録が発行されたらご覧下さいね)


 <フジノの発言>

 性的マイノリティとされる方々への、合理的な配慮について。

 3月の予算議会で質問いたしました、
 いわゆる性的なマイノリティとされる方々への
 合理的な配慮の必要性、周知・啓発などの研修などについて
 数点質問します。

 そもそも40名に1人は、
 自らの肉体の性と精神の性が違うという違和感、
 いわゆる性自認を小学校5〜6年生頃にはしており、

 性的な多様性に対して理解と寛容さが無い現実の中で、
 思春期の多感な時期に自らを変態や異常者と感じて、
 リストカットや自傷行為、
 さらには自殺へと追い込まれているこどもたちが存在しています。

 このような現状を改善する為にも、
 前回の議会において教育長に

 性的マイノリティとされるこどもたちの置かれている状況について
 人権課題として捉えているかをうかがったところ、
 人権課題として捉えている旨の答弁を頂きました。

 そこで今回は、具体的な対応策について質問をしていきます。

 まず第1点目として、
 すでに前回の議会で対応に前向きなご答弁をいただきました。

 現在までに検討や対応をすすめていることがあれば、
 ご報告をお願いします。

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 これに対して、学校教育課長から答弁がありました。


 次のとおり、教職員向けの研修を行なうことが決まった。

 研修のテーマ
  「『違い』を『個性』に〜性同一性障害への理解を〜」

 日時 10月29日15:30〜

 講師 臨床心理士

 参加者 幼稚園、小・中・ろう・養護学校、総合高校(全日・定時制とも)の
      人権教育担当者78名の教職員




 フジノはこの答弁を受けて、
 「まず具体的に動き出したことを高く評価したい」と述べました。

 と同時に、

 「テーマは性同一性障害だけですか?」

 と、再び質問をしました。

 何故ならば、性的な多様性を保障する為には
 少なくともLGBT(レズ・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)全てへの
 理解が欠かせないからです。

 そこでフジノは、

 「同性愛、両性愛、といったことも研修テーマに含めてほしい。
  再度、検討してほしい」

 と提案しました。


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 むー、まずは1歩前進です!

 ...でも。

 いわゆる性的マイノリティとされる方々への理解は
 イコール『性同一性障害への理解』と誤解されているのではないかと
 とても不安になりました。

 教育委員会への事前のヒアリングでは
 性同一性障害だけに限定するような感じは無かったのになぁ...。

 周囲の正確な理解の欠如、誤解からくる
 その苦しみやつらさは
 異性愛も同性愛も性同一性障害もなんら変わりません。

 知的障がい、身体障がい、精神障がいの3障がいの中で
 精神障がいに対する福祉サービスや理解があまりにも立ち遅れたように

 まさか、いわゆる性的マイノリティとされる方々の中でも
 性同一性障害だけへの
 研修や講演会などがすすめられる形になって
 同性愛や両性愛への支援や理解は立ち遅れていくのでしょうか。

 教育委員会には性的指向性の違いによって
 切り捨てる・見捨てるような
 そんなひどいことはしないように改めて提案していきます。


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 ゲイであること、レズビアンであること、
 あるいはバイセクシャルであること、というのは選べません。

 好きでなる訳じゃないし、変えたくて変えられるものではありません。
 (これを専門用語で『性的指向』といいます)

 逆に言うならば、たまたま40人に39人は
 異性を愛するように生まれただけのことなのです。

 異性を愛するように生まれた方々が
 たまたまそう生まれただけなのに

 「気持ち悪い!」と周りに言われたり
 自分自身のことを受容できなかったりなんて

 ちょっと想像すれば、いかにおかしなことかわかるはずです。

 性的指向性は変えることはできませんが、
 無理解からくるその苦しみやつらさは
 学校教育の力で大きく変えられるものなのです。
 いや、無くすことだってできるはずです。

 だからこそ、これからも決してあきらめずに
 継続してこの政策課題をとりあげていきます!



2008年6月12日(木)のフジノその2
● 性的マイノリティとされるこどもたちの、親御さんへのサポート

 6月12日の活動日記その1の続きです。

 今日の教育経済常任委員会
 フジノがとりあげたことを少しずつ報告していきます。

 今回のフジノの質疑の大きなテーマは5つあったのですが
 そのうちの1つは

 『性的な多様性を保障する具体策の提案』

 でした。

 ここに至る経緯をちょっと
 おさらいしてみましょう!


● 3月の予算議会のおさらい(市長・教育長の答弁)

 フジノは3月の予算議会
 いわゆる『性的マイノリティ』とされる方々について

 市長・教育長の現状認識を質問したり、
 いくつもの提案を行なうなど、問題提起を行ないました。

 その際、市長からは

 「いわゆる性的マイノリティーと呼ばれる人々が
  これまで深い悩みを抱えてこられたことや、
  普通でないとして社会的に偏見や差別、蔑視を受けてきたことは
  承知をしております。

  しかし、差別を正当化する理由は見出すことができません。

  性的少数者であることをもって
  これらの人々を差別することは、
  憲法14条に定められている法のもとの平等に反する行為であり、
  あってはならないことであると考えております。」

 との力強い答弁を受け、また教育長からは

 「教育委員会といたしましては、
  性的マイノリティに関する指導は重要なことと認識しております
ので、

  今後、教員の研修会等を実施し、
  教育現場において子どもたちが不適切な扱いを受けることのないよう
  努めてまいります。」

 との積極的な理解を示す答弁を得ました。

 これは非常に画期的な答弁だったこともあり、
 日本の新聞インターネットメディアにとりあげられたことをはじめ、
 台湾のメディアにまでとりあげられたのでした。

 素晴らしい!


● カミングアウト・レターズ

 さて、予算議会でのフジノの一般質問はあくまでも
 『性的な多様性を保障する為の活動』のはじめの一歩でしかありません。

 これまでほとんど地方議会でとりあげられてこなかった
 この問題について、風穴をあけるのが予算議会の目的でした。

 しかし、これからはもう風穴をあけることなんかではなく、

 不当な差別・偏見・スティグマに苦しんでいる方々が
 人として当たり前の暮らしを送ることができるように
 実際に変化を起こすことこそが政治家としての使命となります。

 そこで、6月議会以降のフジノは、
 様々な具体的な対応策を提案していくことに決めていました。

 今年度のフジノは教育委員会を担当する
 教育経済常任委員会に所属することになったので

 徹底的に『学校教育』『社会教育』の場で
 性的な多様性が保障される為の提案をしていこう

 と決心しました。

 そんな6月議会では、
 いわゆる性的マイノリティとされる方々に対する市の対応として
 3つの提案をすることに決めました。

 その1つが、

 『性的マイノリティとされるこどもたちの、親御さんへのサポート』

 という視点からの提案です。


● フジノが行なった質問と教育委員会からの答弁

 この視点から、フジノが委員会で行なった質問を掲載します。

 (2008年6月議会・教育経済常任委員会でのフジノの質疑より)






 続いてですが、

 性的マイノリティーとされる方々の
 親御さんへの支援について、

 これは生涯学習の観点から質問です。

 40人に1人の割合で
 性的マイノリティーとされるお子さんが存在するわけですから、

 確実にその倍、親御さんがいるわけです。

 そう考えると、親御さんも
 非常に困難な状況に追い込まれていて、

 例えば、僕が話した方というのは

 「親として、育て方が悪かったから、
  自分の子どもがゲイになってしまったのか」

 「レズビアンになってしまったのか」

 など、非常に悩んでいて、
 誤った情報によって
 子どもにカミングアウトされても受容できない
 という状況があります。

 また、カミングアウトされた後も、
 やはり普通の家庭のように

 「子どもが異性と結婚して、子どもを産んで、孫を見たい」

 という気持ちがある。

 それ自体は自然な気持ちとしても、
 そもそも性的な多様性というのは存在しているんだ
 というのを、

 親の世代にも啓発する必要がある
 と僕は考えています。

 すでに教育委員会は、
 いろいろなすばらしい取り組みを行っていて、

 例えば、年3回の子ども人権講座、
 あるいは年2回の暮らしの中の人権を考える講座や
 人権セミナー、

 社会教育の場において
 いろいろな人権課題について
 取り上げていただいていると思うのですが、

 親御さんの世代をサポートするために、
 社会教育の中で
 性的マイノリティーについても
 取り上げていただきたい


 と思うのですが、いかがでしょうか。








 ただいまのお話の件ですが、

 私どもで出している
 『育てよう やさしい心を』というパンフレットの中でも

 『その他の人権』の中で
 性的マイノリティーの話など、

 そういう人権問題について
 高めていかなければいけないんだ

 という認識は持っています。

 解決すべき人権問題としてとらえていますので、
 今後そういう検討をしていきたい

 と考えています。




 生涯学習課長は
 1枚のリーフレットをフジノに示しながら答弁してくれました。
 『育てよう やさしい心を』です。

 下の画像が実物なのですが
 解決すべき人権問題として『性的マイノリティ』も触れられています。


 このリーフレットは、生涯学習センターをはじめとする
 各行政センターなどで配布しています。

 けれどもこれだけでは十分とは言えないので、
 社会教育の中で何ができるかということを
 今後、検討していきたい、という答弁でした。

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 市民のみなさまにとっては
 「もっと具体的な答弁がほしい」

 とお感じになるかもしれません。

 でも、委員会での質疑では
 これらの言葉のやりとりだけで十分に大きな進展です。

 市議会終了後に
 必ず教育委員会は会議を行なって
 市議会での質疑について話し合いを行ないます。

 いわゆる性的マイノリティとされる方々の親御さんへの
 情報提供・普及啓発・支援の必要性についても
 しっかりと検討してくれるはずです。

 なんといっても、教育委員会は有言実行の部署なので
 きっとやってくれるはずです。

 広く社会全体に対して
 性的な多様性を保障する広報活動を行なう為には
 本当ならば、国をあげて(つまり政府が責任をもって)活動することが
 必要なのですね。

 でも、一市議会議員や一地方自治体ができることは
 残念ながらなかなか限られています。

 それでも、毎年開催している人権セミナーに
 (毎年、素晴らしい人選で講師をお招きするんですよ!)

 例えば、尾辻かな子さんや上川あやさんらに
 講師として来ていただいて、ぜひお話をしてもらえたらと思います。

 そして、もし教育委員会が実行しないのであれば
 (いや、必ずやってくれると信じていますが)

 その時には、フジノが勝手にやります。

 ちょっと長文になりすぎましたが、
 性的な多様性を保障する為の3つの提案のうちの、
 1つ目を紹介しました。



2008年6月12日(木)のフジノその1
● いじめ問題は終わったのか!?

 今日は、教育経済常任委員会でした。

 様々な質疑を行いましたので
 数日間にわけて、報告したいと思います。

 フジノが2年前に教育経済常任委員会に初めて所属した時に
 最大のテーマにしたのは『いじめ』『いじめ自殺』でした。

 そこでまず最初の報告は
 いじめについてです。

 正確な議事録は2ヶ月くらい経たないと出てこないので
 あくまでも委員会の最中にフジノが急いで書いたメモに
 基づいてこのコーナーは書いています。


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 教育経済常任委員会での質疑を行なう前に
 ヒアリングを繰り返しましたが

 教育委員会にフジノは資料請求をして
 過去数年間のいじめについてのデータを出してもらいました。

 2年前にフジノが教育経済常任委員会に所属した年から
 横須賀市はいじめの件数を厳密にカウントすることになりました。

 そこで、ここで紹介するのは
 平成18年度からのものだけにします。


 『いじめ調査の経年変化』


 <いじめを認知した件数>

 平成18年度:小学校302件、中学校227件

 平成19年度:小学校159件、中学校224件


 <いじめを解消した件数>

 平成18年度:
   小学校235件(解消率77.8%)、中学校147件(解消率64.8%)

 平成19年度:
   小学校135件(解消率84.9%)、中学校119件(解消率53.1%)  


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 いじめの認知件数が小学校で半分に減っています。
 中学校では横ばいです。

 発生したいじめを解消できたかという解消率も
 小学校では77%から84%へと大きく改善されていますが
 中学校ではむしろ64%から53%へと下がっています。

 このデータについて
 教育委員会ではかなり詳細な分析をしていました。

 それらについては、2年度だけのデータであることとからも
 もう少し数値としての経過は見守っていきたいと
 フジノは考えています。


 さて、本日の教育経済常任委員会で
 フジノが1つとりあげたことは

 市内全校に配布した『いじめ』『いじめ対策』の
 研修用ビデオの活用実績


 について、です。

 いじめへの対策は、1つだけではありません。
 チームによるアプローチ、様々な手段があります。

 けれども、2年前に提案されて実現したものが
 どのような意味があったのかを検証していく必要があります。

 有効な対策だったならばそれを継続して行なっていき、
 効果の低い対策はやめていくべきだからです。

 さて、今年になって、東京都をはじめとする多くの自治体が
 自殺対策の研修を
 教職員むけに行なっていますけれども

 すでに横須賀市は昨年度はじめに
 市内全小中学校に研修用ビデオを配布しています。

 問題は、それがどれだけ活用されて、
 実際に効果が出ているかどうかです。

 この質問を実際に行なったのですが
 答弁はこのようなものでした。


 「(実際に授業で使用した回数・学校数の)正確な数値は把握していない。
  しかし、利用率としては小学校75%、中学校61%であった」


 他の質問もあった為に
 ここから先を詳しく質問できなかったのですが

 ・ビデオを先生たちはどのように活用したのか?

 ・ビデオを観たこどもたちの感想はどのようなものだったのか?


 などを、さらに確認すべきでした。

 こうしたビデオに限らず、研修用の資料などは
 実際に使われなければ意味がありません。

 さらに、その研修が現実の場で
 効果が無ければ意味がありません。

 来年度以降は、この『効果』という点をしっかりとチェックしていき、
 こどもたちに起こったいじめの再発防止や
 いじめの解消へとつながっているのかを確認していきます。


● 美術館の1年間の活動実績を報告します

 本日の教育経済常任委員会にて
 美術館を担当する教育委員会から報告がありました。

 『横須賀美術館の初年度の運営状況について』です。

 資料は大きく3つに分かれています。

 資料1 『横須賀美術館の初年度の運営状況について(21ページ)

 資料2 「来館者アンケート「自由記述欄」の集計について(63ページ)

 資料3 教育普及事業および取材実績などの詳細(22ページ)

 この資料にもとづいて質疑を行ない、
 フジノも多数の質問・提案を行いました。

 美術館の赤字を減らし・無くす為の活動
 美術館建設反対の第2段階として今も続いています!



2008年6月10日(火)のフジノ
● 市職員の給与カットに「反対」します

 今日は、本会議が1日で終わらなかった時の為の予備日。

 実際には昨日で本会議は終わっているので
 公務で定められた仕事は無いので

 丸1日、この議会に出されている議案について
 関係各部署にヒアリングをして、

 市民の方々からの相談をうかがったり

 市職員の給与をカットする議案が出されているので
 人材管理の専門家である友人と意見交換をしたり

 プロの漫画家である方に
 やっぱり『MANGA CVN73』は駄作であって
 広報戦略としても成功していないというご意見をいただいたり

 (フジノも全く同意見です。「読まずに批判するな」と言う
  市民の方がいらしたのであえて読みましたが、

  あんなに作品としてのレベルが低いと同時に
  広報戦略としても失敗しているのは
  アメリカ軍の本気度の低さを強く感じました。

  やはり原子力空母についてを
  市民に対して本気で理解してもらおうという想いは
  アメリカ軍には無いことがよく分かりました)

 あるNPO法人が毎月発行している冊子に
 フジノが書いた書評が載ったのが印刷されているのを実際に見て
 自分の手書き原稿があまりに汚いことに驚いたり

 そうして夕方まで過ごしながらずっと考え続けて、

 今回の議会に蒲谷市長が提出している
 市職員の給与カット案に反対することを決めました。

 今年7月から2年間、職員給与をカットする
 という市長の提案で

 管理職は4%カット、一般職員は2.5%カット、
 約9億7300万円を削減
できるとの見込みになっています。

 (2008年6月6日・神奈川新聞より)
2008年6月6日・神奈川新聞より

 提案理由は、財政難がメインです。

 公務員バッシングが激しい今、
 市職員への給与カットに賛成すれば、市民ウケは良いでしょう。

 けれども、総合的に考えると
 フジノの結論は、ノーになりました。

 理由は後日、本会議の最終日に
 反対討論をしたいと思います。

 まだ、実際には委員会での審議に入っていないのに
 結論を申し上げるのは早いかと思いましたが

 自分の態度をはっきりさせておくことで
 本会議が終わる前に
 市民のみなさまと議論が可能になる訳ですから

 あえて記してみました。


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 今日もとにかく忙しい1日でした。

 昨日の議会で自殺予防対策について述べたので
 たくさんの方々からメールをいただきました。

 その全てにまだお答えし切れていないのですが
 全て読んでいますし、想いは伝わっていますからね。

 時々、どうお返事するのが良いのか分からなくなってしまい、
 お返事が書けなくなることがあります。

 もともと遅筆の為に、
 ふだんからあらゆるメールへのお返事には
 1週間くらいかかっているのですが

 内容が自死に関することの時は
 それがさらに遅くなってしまうことがあります。

 しつこいですけれど、でも、確実に全てを読んでいますからね。

 さあ、明日からもお互いに何とか生きのびて
 笑顔で1日を過ごせるといいですね。

 お互いに、おつかれさまでした。



2008年6月9日(月)のフジノ
● 本日、市長へ一般質問を行ないました

 今日、6月議会がスタートしました。
 フジノも市長に対して一般質問を行ないました。

 全文を掲載する体力が無かったので
 一部だけとなってしまいましたが、
 このような質問をしましたのでご覧下さい(こちらをクリック)。

 今回は大きく3点、

 1.自殺予防対策の推進について

 2.福祉人材の確保について

 3.アメリカ兵の犯罪防止について


 をとりあげました。

 自殺予防対策についてのフジノの提案に対して
 蒲谷市長の答弁は、ほぼ同じ想いであると受け止めました。

 提案の実現については、具体的に検討していただけそうです。

 個人的には、今回の一般質問は
 本当に心身ともに厳しい状況に追い込まれた中で書き上げました。

 客観的に見ると、異常な姿なのですが

 真夜中の事務所でひとりきりで質問原稿を書いているのですが
 体調や精神的な限界を感じて書けなくなるたびに、

 (自殺予防対策をしているといろいろな資料が集まるのですが)

 硫化水素による自殺で亡くなってしまった方々の
 苦しみの表情が凍り付いてしまった顔や
 ひどく変色してしまった体が写ったご遺体の写真を見つめて

 もう、この方々は言葉を発することができないのだ、
 おこがましいけれども、僕が代わりに言葉を発するしかないのだ、

 この方々も経済的・社会的・心理的な状況が異なれば
 本当は自殺になんて追い込まれなくて
 今も笑顔で暮らすことができたはずだったのに、

 そんな想いを何度もこころに刻みなおして
 ユンケルがぶ飲みしながら、
 原稿を意地になって書き続けました。


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 この6月議会が終了したら、少し、フジノは
 療養というか、やや長めの休養を取らせていただきたいと思います。

 全力で走り続けると、どうしても心身にムリがたたってしまい、
 このままではもう限界なのではないかと最近は感じています。

 6月議会はまだ続きますし、もちろん全力を尽くしますが
 閉会後は、少し、休ませてください。

 5年間、全力で走り続けてきたので
 少しだけ、休ませてください。

 あらかじめ、ご報告させていただきました。
 6月議会、後半戦もがんばります。


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