まちの政治家は、こんなことしてます


2009年9月21日(月)のフジノ
● 闘いの日々に、ひとときの休息/横粂勝仁代議士と、お昼ごはん

 「今日ならば、2時間お休みがとれます」

 と、横粂勝仁(よこくめかつひと)さん(衆議院議員)から
 ご連絡をいただいたので

 かねてから

 「選挙が終わったら行きましょうね」

 と約束していた、フジノの大好きな走水のかねよ食堂
 横粂さんとお昼ごはんを食べに行ってきました。

 あくまでもこの2時間は2人にとっては『プライベート』なのですが
 お互いにその前と後の時間帯に仕事が入っているので

 せっかく海に行ったのに、
 2人ともスーツ姿でした(笑)。

 しかも、今まさにテレビに出演しまくりで
 めちゃくちゃ有名人の横粂さんと

 横須賀中央駅の下りホームでまちあわせをして
 各駅停車に乗って馬堀海岸駅まで行ったのですが

 市民のみなさまからたくさん注目されてたくさん声をかけていただいて
 たくさんの方々と横粂さんの記念写真をとることになりました。

 特に、横粂さんは本当に幼いこどもたちをはじめ、
 高校生から高齢の方々まで幅広い年代に愛されていますから
 行きも帰りもごはんを食べている時も
 すさまじいことになりました。

 僕たちの脳みその中だけが『休息の2時間』という認識なだけで
 あれだけ選挙活動をしまくった時の姿のまんまで
 ふつうに歩いたり
 ふつうに電車のったりしていれば
 そりゃこうなりますよね(笑)。

 以下、プライベートショットです。

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 フジノは『辛いジンジャーエール』で
 横粂さんは『アボガドバナナシェイク』を頼みました。

 注文した後で横粂さん、

 「何色のシェイクなんでしょうね?やっぱりアボガド色でしょうか?」

 大正解でした。



 さっそくカンパイです!



 そして、ごはんですが
 かねよ食堂と言えば絶対に『たこ』なのですが
 今日は残念ながらありませんでした。

 (漁師であるおとうさんは今、リハビリ中なのです)

 そこで、横粂さんのチョイスで『カオマンガイ』を食べました。



 フジノはごはんに対してはかなり保守的で
 食べたことがある好きなものをくりかえし何百回でも食べてしまうのですが
 (例えば、カレー好きなので1週間3食すべてカレーで大丈夫な感じ)

 横粂さんは基本的に

 「1回も食べたことが無いものにどんどん挑戦したいタイプです」

 だそうです。

 ということで、初挑戦のカオマンガイを食べた訳ですが
 すごくおいしかったです!鶏とごはんとタレの調和が本当においしい!



 この後、すさまじい勢いでお客さんたちから

 「写真を撮って下さい!」

 が続いてしまい、全ての撮影を終えた後、
 2人でお話をする為に砂浜に向かいました。

 しかし、むしろ店内の方が目立たなかった(笑)

 砂浜に2人でスーツ姿で立っている方が
 めちゃくちゃ目立ってしまったのでした。



 でも、「2人でプライベート」と言っても
 横粂さんもフジノも基本的には
 くそがつくほどの『まじめ』なんです。話すことは全て仕事の話です。

 フジノが横粂さんを大好きな理由は、この『くそまじめさ』です。

 やっぱり、放っておいたら24時間仕事のことを考えてしまうのが
 想いのある『政治家』だとフジノは信じています。

 そして、僕たちはひたすらいろいろな問題について語り合って
 その解決策はどうあるべきなのかを意見交換しました。

 これから始まる国会でのいろいろな課題について、
 横須賀市議会での現状や今後の見通しについて、
 このまちの向かうべき希望ある未来について、などなど。



 かねよ食堂から帰った後も
 海辺で話しあった問題についての参考文献を
 さっそく横粂事務所に届けました

 フジノ&横粂さんのお互いの事務所はとっても近いので
 (徒歩5分くらいしか離れていません)

 今日は、こどもたちに広がっている
 『うつ』に対する予防教育の在り方についての本をお届けしました。

 それにしても本当に素晴らしい!

 こうやって、国会議員(=代議士)と日常的に問題意識を共有して
 お互いに勉強して政策を高めあうカンケーって、
 本当に素晴らしいと思います。

 かつて、こんなにも身近な国会議員が存在したでしょうか?

 少なくともこのまちには存在しませんでした。
 やっと、『新しい政治家』をフジノたちは選ぶことができたのです。

 でも、その『新しい政治家』の姿こそ
 在るべき当たり前の政治家の姿なのです。



 かねよ食堂は本当に素敵なところで

 つい最近もある雑誌で『世界の海の家ベスト50』に
 日本から選ばれたばかりですが、

 上海からもテレビ局がやってきて
 密着取材を数日間にわたって行なったり、

 台湾の本でもとりあげられたり

 横須賀というまちの魅力を高める大きな存在になっています。

 その若き経営者・ジョンさんと、新しい政治家・横粂さんのツーショット。

 未来を自らの腕でより良いものにすべく
 切り拓いている2人の姿はとても気持ちが良いものでした。

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 横粂さん、なかなかお互いに忙しくて
 一緒にお昼ご飯を食べることもかないませんが

 まだまだ紹介したい横須賀・三浦の素敵な場所は
 たくさんありますから、また行きましょうね!

 そして、また政策論議をたくさんしましょう!



2009年9月20日(日)のフジノその2
● 率直に不快感を抱きました/吉田市長、他人の応援をしている場合か

 10月に行なわれる鎌倉市長選挙において
 立候補を予定している元県議の方の応援に行くと
 吉田市長はかねてからおっしゃっていました。

 フジノもこの元県議の方を大好きですし、
 尊敬をしております。

 しかし、吉田市長の現在の状況を考えれば
 絶対に応援に行かないでほしい、今は行くべきではない、と
 進言するつもりでした。

 ・議会での答弁は、完全な官僚答弁の繰り返しで
  かつて雄人を応援した支持者も信じられない想いで失望している

 ・副市長人事は市議会の反対を受けるどころか、市長自身のミスで
  全くこの先の展望が見えていない

 ・ハコモノ3兄弟へのこの先4年間のコストは60億円もかかるのに
  運営形態の見直しについて、将来像が全く見えてこない



 など、現在の吉田市長の状況について
 かつて勝手連として必死に応援したフジノであっても
 とても見過ごすことができない数々の怒りを感じる出来事がありました。

 このままでは来年度予算案もどうなるか分からない。
 ひいてはマニフェストの実現だっておぼつかない。

 それでは市民のみなさまへの契約を
 裏切ることになりかねません。

 そんな現状で、他人の応援に行っている場合ではない、
 市長、絶対に行かないで下さい、
 もっと批判が厳しくなるだけだから、と伝えようとしました。

 けれども、遅かったです。

 すでに昨日、吉田市長は、鎌倉へ応援に行っていて
 その時の様子もすでに動画でYouTubeに掲載されていました。

 応援演説ではかつての市長選挙の時の吉田雄人のように
 チェンジを軽やかに訴える姿を見て、

 フジノは率直に強い不快感を抱きました。

 先日の所信表明に対する答弁、
 先日の一般質問への答弁、

 あまりにも『官僚答弁』すぎて、
 「ふざけるな!」とフジノは感じました。

 けれどもこの動画を見て、もっと怒りを感じました。

 外では『改革派の演説』を堂々と今もできるのに
 自分のまちでは、まるで前市長と変わらない官僚答弁を繰り返して
 「何がチェンジなのだ!?」と、フジノは憤りを感じてきました。

 それでも「きっと吉田市長のことだから何か理由があるはずだ」と
 ガマンを重ねてはきたものの、とても情けなくなりました。

 市民のみなさまから大変に人気が高い吉田市長ですから
 フジノがこうして厳しい批判をすれば、

 フジノに対して市民のみなさまから
 怒りのメールや電話が来るのは覚悟の上です。

 けれども、はっきりと申し上げたい。

 フジノは、あなたに強く失望しました。

 自分のまちのことが自分の責任によってピンチなのに、
 いくら友情カンケーがあるからって
 他のまちに応援に行っている場合じゃないはず。

 何をやってるんですか、吉田市長!
 このまちを最も大切にしてください。

 優先順位は何か、それは「マニフェストの実現」だったはずです。



2009年9月20日(日)のフジノ
● 横粂勝仁(よこくめかつひと)さんの新しい事務所が上町にオープン!

 市長の所信表明からスタートした9月議会は、
 補正予算を可決してひと段落、

 とはいかずに
 そのまま決算議会がスタートしています。

 フジノは市議会に集中していたので
 この活動日記もずっと話題は市議会のことだけだったのですが

 今日は久しぶりに、われらが代議士(=国会議員)、
 横粂勝仁(よこくめかつひと)さんについての話題です。

 ●

 横粂さんブログにあるとおり、新しい事務所の場所は
 上町2丁目です。とてもうれしいです!

 5月までフジノ事務所があったのは上町ですし、
 今のフジノ事務所(深田台2)からも徒歩3分もかかりません。

 カフェトークの会場であるカフェ『RRROOM』へも徒歩5分、
 NPOアンガージュマンよこすかへも徒歩3分くらい。

 いろいろな意味でフジノは上町をとてもおすすめなので
 横粂さん事務所がまさにその上町に引っ越してきてくれて
 とてもうれしいです。

 フジノは通り道なので毎日、新事務所の前を通っていたのですが
 おとといの夜中にはシャッターが閉まった後も
 中ではおおそうじが続いていたようでした。

 昨日はもうきれいになってオープンしていたので
 さっそくお邪魔してしまいました。



 ガラス張りの開放的な、とても良い事務所です。

 スタッフの渡辺さんとお話をしていたら
 通りがかりの方々がどんどん中をのぞいて下さるので
 2人で外に出て

 「今度から横粂事務所として上町に引っ越してきました。
  どうぞよろしくお願いします!」

 と、ご挨拶。

 すると、たくさんの方々が来て下さって

 「おお、横粂さんに投票したぞ。次は小選挙区で当選してな!」

 「横粂さん本人もここに来るの?ぜひ話してみたいなあ」

 と、とても好評。うれしい反応です。

 ちなみにスタッフの渡辺さん、多忙な横粂さんのかわりに
 横粂さんの近況などをブログにどんどん書いてくれています。



 ぜひみなさま、横粂事務所にお気軽にいらしてくださいませ。


● 公設第一秘書も決定!素晴らしい人選です

 さらに、もう1つ、フジノにとってうれしいニュースは
 横粂さんの『公設第一秘書』に就任したのは

 『チーム横粂』でフジノが最も信頼している
 今井さんに決定したことです!



 写真の右端が今井さんです。

 今井さんならば、本当の意味で体をはって
 命がけで横粂さんを守ってくれるはずです。

 まさに第一秘書に適任な人材だ、と
 フジノはうれしくてたまりません。

 『チーム横粂』は選挙が終わった後もみんな離れていくことなく
 気持ちのいいテンションの高さで活動しています。

 この連休中、フジノも横粂さんと久しぶりにランチです。

 多忙な横粂代議士を癒してあげる為にも
 とても美しい海のそばでごはんが食べれる
 走水伊勢町のかねよ食堂か、野比のRICEに連れて行ってあげたいなあ。

 この国を良くしていく為に、チーム横粂は走り続けます!



2009年9月19日(土)のフジノその2
● 尊敬する山井和則さん、厚生労働政務官に就任しました!

 フジノは政治家という職業が
 心底、大キライなのですが

 それでも、こころから尊敬している政治家の方が
 何名かだけいます。

 特に、最も尊敬しているのが
 山井和則さん(衆議院議員・民主党)です。

 もちろん著作は全て読んでいますし、
 衆議院での山井さんの論戦はインターネット録画中継で
 ほぼ全て観てます。

 『福祉政策』を推進する政治家の中で
 フジノの中では最も優れている政治家だと信じています。

 下の写真は、国会でお会いしていただいた時
 山井さんとの2ショット!超緊張です。



 その山井さんは民主党に所属していますので
 今回の政権交代によって、
 フジノは当然ながら政府に入ると信じていました。

 厚生労働大臣になってほしい、ずっとそう願っていました。

 このたび、厚生労働政務官に就任が決定しました。
 フジノは率直にとってもうれしくてたまりません。

 大臣・副大臣・政務官の
 政務3役がチームとなって政策を実現していきます。

 ようやくこの国の福祉がまともな方向へと
 山井さんらの力で向かっていくはずです。

 山井さんはポストなんかどこでもかまわない、というタイプですが
 それでもフジノとしてはトップである大臣になってほしかったです(涙)。

 でも、大臣の実力を持つ政務官って
 それはそれで素敵です。

 大臣になると、全てを所管しなければいけないので
 多忙さで身動きがとれなくなってしまうこともあるでしょう。

 けれども、政務官であれば
 徹底的に実務に集中することができるはずです。

 この国の福祉の形がついに変わる時が来ました!
 山井さん、就任おめでとうございます!

 本当にうれしいです。

 政権交代したことなんか、フジノが何よりもうれしいのは
 同じく福祉を政策のメインに掲げる政治家として

 あなたが厚生労働行政の頂点に近づいたことは
 この国の福祉が変わる上で不可欠だからです。

 本当におめでとうございます!



2009年9月19日(土)のフジノその1
● バーベキューde元気になろう!/ひとり親サポーターズ・ひまわり

 シングルマザー/シングルファーザーのご家庭を
 共にサポートしあうセルフヘルプグループとしての

 よこすかひとり親サポーターズ・ひまわりの活動を
 フジノはとても応援しています。

 ひとり親のご家庭のこどもたちにとって、
 親権を持つ親は一人かもしれませんが

 こどもはこのまち全ての宝物です。
 市民の全てのみなさまが全てのこどもたちの『親』として
 在るべきだとフジノは信じています。

 そして、シンママ・シンパパのみなさまのことを
 べんぎてきに『ひとり親』という呼び方をしてはいますが

 ひとり親=ひとりきりでは決してありません。
 たくさんの仲間がみんなでサポートしあって笑顔になれますからね。

 離婚の苦しみや子育てのご苦労もありますが
 それでもこの『ひまわり』をはじめとして、
 みんなで元気にハッピーになっていこうという動きが出てきました。

 本当に素晴らしいことだと思います。

 ぜひ、ひとり親ご家庭のみなさまに
 『ひまわり』の企画・第2弾に参加していただきたいです!

 さて、第2弾はなんと、バーベキューです!

 いいなあ、バーベキュー。

 ひとり親だとなかなかできない、というのが企画決定の理由ですが
 フジノもかれこれ4〜5年以上もBBQをやってないです(涙)。

 今回もお誘いいただいて、とてもうれしいです。


 昨日、共同代表の方からうかがったのですが
 すでに50名もの参加予定だそうです。すっごーい!

 みんなでBBQやるのって、フジノにとって夢だったんだよなあ。

 10月4日はどうしても抜けられない仕事が
 複数ありますが、なんとかしてフジノも行きます!
 バーベキュー!楽しそう!

 お申し込みがあらかじめ必要です。
 よこすかひとり親サポーターズ・ひまわりのHPから
 9月28日(月)までにお申し込みください。

 また、詳しく書かれたちらしはこちらをご覧下さいませ。

 さらにさらに、良いニュースがあります。

 けさの神奈川新聞には
 代表である寺田さんがドカーンと大きく紹介されていました。

 ぜひこちらの記事もご覧ください!

 (2009年9月19日(土)神奈川新聞より)


 離婚や死別は悪いことでも何でもありません。
 ひとり親は悲しい存在でも泣き暮らす存在でもありません。

 みんなで笑顔で元気になっていきましょうね!



2009年9月18日(金)のフジノその2
● ハコモノ3兄弟その1「芸術劇場」/建設費の借金の残高

 決算特別委員会がスタートしました。
 その様子を少しずつ紹介していきたいと思います。

 まず、フジノがこのまちの『負の遺産』として
 『ハコモノ3兄弟』と名付けた3施設について、
 1つずつ、財政へ与えているダメージを見ていきましょう。

 まず、汐入に作った『横須賀芸術劇場』についてです。

 オープンから15年を迎えた芸術劇場ですが
 財政に与えた大きな傷は今も相当に深く残っています。

 平成20年度末の芸術劇場部分についての
 借金の残高は、155億6588万円です。

 (同じく芸術劇場と一体となっている建物に
  『産業交流プラザ』がありますが、
  こちらの借金の残高は7億4486万4000円です)

 まだまだ借金を完全に返すには、相当な時間がかかります。

 (決算特別委員会の資料より)

 フジノは、汐入を通るたびに芸術劇場を見上げて

 「まだ155億円も借金が残っているのか」

 と、大きなため息をついています。

 こんなものを作らなければ
 もっとこのまちの財政は違う道を歩んだのに...。


● 芸術劇場の1年間の赤字は、7億3000万円

 続いて、平成20年度1年間の赤字額を見てみましょう。

 支出の内容ごとに説明します。


 1.芸術劇場管理事業:5億9089万4835円

 内訳
 (1)管理委託料 4億5445万円
 (2)ベイスクエアよこすか一番館共用部分負担金
            1億3220万7995円
 (3)建物総合損害共済基金分担金 84万6320円
 (4)事務費 339万520円

 (1)ですが、芸術劇場を運営を委託しているのですが
 市の外郭団体に委託金を支払っています。

 なお、この外郭団体の副理事長
 蒲谷前市長時代に副市長だった方が就任しています。

 「外郭団体に市OBが天下るのはいかがか」
 と、フジノは強く疑問に感じています。

 フジノがこう書くと「公募しているから天下りじゃない」という
 反論をいつも市役所から受けますが

 市民感情からすれば、
 そうした反論は完全な的外れで

 市の外郭団体などでは無く、ハローワークに行って
 市とは全く関係ない民間企業に就職すればいいのではないか

 というのが一般的な市民の感覚です。

 市OBが外郭団体へ再就職することは、
 完全に廃止すべきです。

 オペラや舞台などの興行の経験を持つ強い人材を
 民間企業と同じように
 トップから現場に至るまで雇用・配置すべきであって、
 そこに行政の経験しか無い元市職員が入る余地は無いはずです。

 続いて、設備のメンテナンスにかかった費用です。


 2.芸術劇場劇場設備更新事業:1億4050万500円

 内訳
 (1)舞台機構 2951万5500円
 (2)舞台音響設備 5008万5000円
 (3)舞台照明設備 6090万円

 2の整備に充てる為に横須賀市は新たに借金をしました。
 1億1090万円です。

 ということで、平成20年度1年間で
 芸術劇場にかかった費用は
 7億3139万5335円でした。

 かたや収入はゼロですから
 (フジノは借金を収入とはみなしません)

 つまり、7億3139万5335円の赤字です!

 あなたはこれだけの赤字を出してまで
 あの芸術劇場が必要ですか?

 フジノは昨年1年間で、
 プライベートで芸術劇場を使ったのは合計1回だけ。
 毎年12月に聴きにいく『第9』の為だけでした。

 フジノは文化レベルが低いのかもしれませんが、
 たった1回の『第9』を聴く為に、7億円も市税を使いたくありません。

 実際、1年間の利用率も
 7割ほどしかありません。

 (決算特別委員会の資料より)

 フジノは芸術劇場が今すぐ廃止されても全く困りません。
 あなたはいかがですか?

 無くなったら明日から市民生活に支障がありますか?

 このハコモノ3兄弟の1つ、芸術劇場の改革の為に
 吉田市長がうちだしたアイディアというのは

 指定管理者(委託先のことです)を公募する

 というものです。

 今は、市が指名した市の外郭団体に運営させているのを
 この契約期間が終わったら
 次回からは「指名」では無くて「公募する」というもの。

 (しかもこの公募は、吉田市長の任期が終わった後に行われます)

 仮に公募を行なって
 別の団体に運営をさせることにしたとして、

 平成20年度に委託料として4億5445万円かかっていた部分が
 一体どれだけ減らせるか...。

 大きなインパクトは無い、と言い切れます。

 吉田市長は

 「1度作ったものを壊せとは言えない」

 と言いますが
 毎年7億円ずつ積みあがっていく運営費用の赤字を
 どのようにお考えなのでしょうか?

 もしも芸術劇場を廃止して
 ダイエーのような百貨店に転用したら?

 汐入駅前のにぎわいをキープする上で
 ダイエーの存在は不可欠だとフジノは考えますが

 果たして芸術劇場があそこに存在しなければ
 どうしてもダメなのでしょうか?

 7億円の赤字をつかって企業誘致をしたら?

 7億円の赤字を出してまで
 市が興行をやる必要がどこにあるのでしょうか?

 あなたはどうお考えになりますか?



2009年9月18日(金)のフジノその1
● 副市長人事案をとりさげた吉田市長...市民への悪影響の懸念

 すでに新聞報道によって市民のみなさまも
 ご存知のことと思いますが

 このままだと、10月5日から約2ヶ月間にわたって
 市長を支えるべき存在である副市長が『空席』になる可能性が高いのです。

 下の記事は、神奈川新聞によるものです。

 (2009年9月16日(水)付・神奈川新聞より)


 副市長空席の恐れも...議会への内示取りやめ
 横須賀・吉田市長



 横須賀市の吉田雄人市長は、15日の議会運営委員会に予定していた
 副市長らの人事案の内示を取りやめた。

 場合によっては10月から副市長が空席になる可能性もあり、
 就任して2カ月が過ぎた吉田市長にとって厳しい局面を迎えている。

 吉田市長は、副市長に
 椎名信幸元収入役(66)と岩澤康浩前監査事務局長(62)の
 市職員OB2人を起用する方針を固め、市議会側にも意向を伝えていた。

 しかし、内示前の段階で
 一部新聞に意思表示したことなどが議会内で問題視された。

 議会関係者によると、吉田市長は

 「手続き面でフライングをしてしまった。軽率だった。
  白紙に戻させてほしい」

 と伝えたという。

 議会内の反発が強い状況を考慮して、自ら内示を取りやめたとみられる。

 横須賀市は通常、副市長を2人置いているが、
 杉本俊一元副市長は蒲谷亮一前市長の退陣に伴い、7月に依願退職し、
 上田順子副市長も10月4日に任期満了を迎える。

 15日に内示できなかったことで、
 10月6日までの第3回定例会中に議会の同意を得るためには
 あらためて議会運営委員会を設定しなければならない。

 議会内では

 「人選からやり直さなければならず、
  スケジュール的にも難しいのではないか」

 という見方が出ている。

 なお、同時に内示する予定だった、
 市教育委員会委員に市立横須賀総合高校前校長の
 三塚勉氏(61)を起用する案も取りやめた。


 (引用終わり)
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 これは、とても大きな問題です。

 吉田新市長と市議会側が
 副市長の人事案をめぐって対立しているように見えますが

 そうではありません。
 今回は全く違います。明らかに市長側に非があります。

 しかも議会VS市長のような構図は
 この問題の『本質』ではありません。

 これから秋が深まる時期にかけて
 『来年度予算案』の査定が始まるのですが

 副市長がゼロになれば、副市長による査定ができません。

 もしそうなれば、市長ひとりきりで全てをチェックすることになります。

 しかし、それは物理的にかなり難しいことになるでしょう。

 就任から2ヶ月、いや、選挙前からずっと
 全く休暇をとっていない吉田雄人は、体力には自信がありますが

 このまま、本当に来年度予算案を完成させるまで
 病に倒れたりすることや、
 あるいは事故にあうことなく過ごせると言い切れるでしょうか。

 副市長2名が存在することの意味というのは
 もしも市長に何かあった時にも対応できるようにするという
 『危機管理』の意味もあります。

 その副市長がゼロという事態が2ヶ月も続くことは
 市民のみなさまの生活に混乱をもたらす可能性があります。

 仮に、来年度予算案をつくることができなければ
 市民のみなさまにとって大きなご迷惑をおかけしてしまいます。

 それは市長と市議会の感情的な対立とか
 そんな次元の低い話とは全くの別問題なのです。


● 『市政の空白』を2ヶ月も起こしてはいけない/今こそ歩み寄りを!

 今回の副市長人事の問題がこじれてしまったのは
 誰よりもまず吉田市長に原因がありました。

 9月7日に内内示があった訳ですが
 それを翌8日には、
 誰かが情報を漏らしたことで複数の新聞社に書かれてしまいました。

 これは前市長の時にもあったことなので
 書かれてしまうことそのものはしかたがないと受け止めています。

 (フジノもその複数の新聞社の記事の中から、
  この件については最も中立的な内容であった朝日新聞の記事
  活動日記に引用させていただき、フジノの想いを記しました)

 しかし、記事を書いた複数の社のうち
 ある新聞に対して、市長はコメントをしてしまったのです。

 人と人としての倫理的な約束として
 『内示もしていない人事案件』というものは

 実際には内内示をしていても「していないこと」として
 市長は対応すべきだったのです。

 それなのに市長は既定の事実としてコメントしてしまい、
 某新聞社にはそれをそのまま書かれてしまいました。

 「軽率だった」と本人が深く反省しているように
 内内示の人事について、
 某新聞社に軽はずみにコメントをしてしまったことは
 とても大きな問題で、市議会との信頼カンケーを崩してしまいました。

 吉田市長はさらに深く反省すべきです。

 しかし次に問題なのは、本来ならばオフレコ扱いにすべきコメントを
 あえて記事として書いてしまった某新聞社だとフジノは断言します。

 そうしたコメントを載せれば、
 その新聞は特ダネ扱いかもしれません。

 けれども、人と人としての『信義』は明らかに失われました。
 さらに、現在のようなひどい事態を招いてしまいました。

 こうした市長とマスコミのフライングによって、
 市議会としてはとても内内示を
 受け容れられない状況になってしまったのです。

 この市議会の対応は、当然のことであって
 反発せざるをえないのもまっとうな反応だとフジノも受け止めています。

 それでもあえて、フジノは市議会議員のみなさまにお願いしたいのです。

 市長らの『未熟さ』からのフライングを
 どうか許していただきたいのです。

 そして、市民の代表としての市議会議員であることを
 どうか思い出していただきたいのです。

 市民のみなさまの暮らしに混乱を起こさない為にも、

 もしもしかるべき早い時期に
 吉田市長が副市長の人事案を再び提案した時には

 どうか一刻も早くに議会運営委員会を開催して
 審議に入っていただきたいのです。

 きちんと議論した上での『否決』という事態は
 まだしかたがないと思うのですが

 今回のように、議案として提案さえしていないままに
 市長側が完全に手詰まりで再提案さえできない状況においては

 あえて市議会側が
 『寛大さ』を示してはいかがでしょうか。

 身動きが取れなくなっている市長側に対して
 市議会側が歩み寄ってあげてはいかがかと思うのです。

 例えば、あえて市議会議長の側から
 市長にお会いしてあげて

 この問題について打開策をめざして
 話し合っていただくことなどのご配慮をお願いできないでしょうか。

 「市民生活こそが最も大切だ」

 という率直な想いから記しました。

 このままの事態が続くことは、市長にとってではなく
 最終的には市民のみなさまにとってマイナスになってしまうことだと
 フジノは受け止めています。

 吉田市長はさらなる猛省をし、市議会側は寛大な対応を示すことで、 
 この事態が好転することを強く願っています。


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