まちの政治家は、こんなことしてます


2011年8月23日(火)のフジノ
● 宮城悦子先生による子宮頸がん予防講演会でした

 今日は、久里浜にある市立総合高校・SEAホールで
 『子宮頸がん予防講演会』が開かれました。



 子宮頸がんを撲滅する為の
 『予防ワクチンの接種』と『検診』を無料で受けられるクーポン券
 該当する年齢の方々にすでに送られています。


 (1)予防ワクチンの無料接種

  対象:中学校1年生〜高校1年生の女子

  無料の期間:来年3月31日まで

  接種できる場所:こちらのリストに載っている医療機関


 (2)検診の無料受診

  対象:20歳〜40歳までの5歳ごとの方

  20歳:1990年4月2日〜1991年4月1日生まれ
  25歳:1985年4月2日〜1986年4月1日生まれ
  30歳:1980年4月2日〜1981年4月1日生まれ
  35歳:1975年4月2日〜1976年4月1日生まれ
  40歳:1970年4月2日〜1971年4月1日生まれ


 全国的に予防ワクチンが足りなくなっていましたが
 製薬メーカーの供給が追いついて
 7月20日から再スタートしました。

 ぜひ1人でも多くの方に予防接種を受けていただきたいです。

 また、検診については無料クーポン券が送られてはいるものの、
 残念ながら検診を受けている方の数はまだまだ少ないのです。

 子宮頸がんは、予防ワクチンを接種するだけでは
 100%予防することはできません。
 検診もセットで受けることで100%になります。

 こどもや自分自身の身体を守る為にも
 正しい情報と知識を身につけてもらって、行動に移してほしい。

 そんな想いから、横須賀市では
 子宮頸がんを撲滅する為の講演会を繰り返し行なっています。



 講師は、5月に続いて
 宮城悦子先生(横浜市立大学附属病院・化学療法センター長)です。

 (画像:宮城先生とフジノ。5月の講演会の時のものです)


 子宮頸がん撲滅の為に
 先頭に立って活動しておられる宮城先生は、
 2つの点でフジノにとって、とても親しみを感じます。

 フジノと同じように
 武山・林・太田和などの西地区で暮らしてきた方々は
 一騎塚バス停のそばにあった診療所の宮城先生(おじいちゃん)を
 覚えていらっしゃるはずです。

 宮城悦子先生は、あの宮城先生の息子さんの奥様なのですね。
 あの宮城先生のことをみなさん覚えていますよね?

 また、子宮頸がん撲滅の為に活動する
 女子大生たちの団体『リボンムーブメント』
 フジノはいろいろな活動を一緒に行わせてもらってきましたが

 宮城悦子先生は彼女たちと共に
 子宮頸がん撲滅の為のプロジェクトを行なっています。

 そんな宮城悦子先生が横須賀での子宮頸がん撲滅の為に
 こうして講演をたびたび行なってくれることは本当にありがたいです。

 今日の資料はこちらです。
 ぜひご覧くださいね。



 子宮頸がん対策を重要政策として取り組んできたフジノですから
 以前からこのHPを読み続けてくれている方にとっては

 耳にたこができているかもしれませんが
 それでも繰り返し繰り返しお伝えしたいのです。

 先進国では日本だけが
 若い女性の子宮頸がんの発症が増えています。


 本当ならば、守ることのできるいのちが失われています。
 子宮頸がんによる若い女性の死亡が増えています。

 本当ならば、赤ちゃんを産むことができるはずの方々が
 子宮頸がんの発症によって子宮の全摘出をしなければならないなど
 妊娠・出産ができなくなってしまっています。

 確かに、日本では予防ワクチンの承認も遅かったです。
 でも、今では誰もが望めばワクチンを打てるようになりました。

 検診だって無料クーポン券が届くようになりました。

 この病気は、防ぐことができるのです。
 だから後はあなたが行動に移しさえすれば、防ぐことができるのです!



 かつて日本では、予防ワクチンの副作用によって
 深刻な障がいが残ったり、亡くなってしまうということがありました。

 だから、今でも多くの方々が『ワクチン接種』という行為そのものへ
 不安感や不信感を抱いていることはとても理解できます。

 だからこそ、正しい情報と知識を学んでほしいのです。

 どんなクスリであっても、どんなワクチンであっても、
 副作用が無いものはありません。
 全てのクスリ、全てのワクチンに、メリット・デメリットがあります。

 子宮頸がん予防ワクチンに対して
 インターネットなどで「接種すると不妊になる」というデマが
 たくさん流されました。

 けれども、世界中の研究結果を見ても
 子宮頸がん予防ワクチンによる不妊という副作用は
 今まで全く報告されていません。



 むしろ、上のパワーポイントのように
 これまでの研究からの推計では

 日本の12才の女子全員に対してワクチンを打てれば
 73.2%もの死亡を減らすことができると発表されています。

 ぜひみなさまに正しい情報と知識を身につけて
 いのちを守ってほしいのです。



 そして、このHPを読んでいる男性のみなさまにこそ
 アクションを起こしてほしいのです。

 あなたの大切な恋人、奥様、娘さんを
 守りたいと思うのならば、失いたくないと願うのならば、

 子宮頸がんについてぜひ語ってほしいのです。
 予防できるという事実を伝えてほしいのです。

 もはや子宮について女性と語り合うことは
 恥ずかしいことでも何でもない時代になりました。

 むしろ、このことについて語り合うことは
 大切な人のことを真剣に大事に想っていることの表れだと思います。

 ちなみにフジノは女友達と子宮頸がんについてたくさん語って
 多くの方が定期的に検診に行ってくれるようになりました。

 どうか男性こそ、アクションを起こして下さいね!



 横須賀市としても子宮頸がん撲滅の為の活動を
 これからも継続して行なっていきます。

 8月30日には西コミュニティセンターで
 『子宮頸がんと予防接種について』の勉強会が開かれます。

 ぜひみなさま、ご参加下さいね。



2011年8月18日(木)のフジノ
● JHC板橋会の『ピアメンタル・ヘルス』にインタビューが載りました

 社会福祉法人JHC板橋会が発行している
 『ピアメンタル・ヘルス』という季刊誌(年4回発行)があります。

 これまで81号も発行されている
 歴史ある季刊誌です。

 この誌面のトップは『JHCインタビュー』というコーナーで
 いろいろな世界で活躍している方々のインタビューが載っています。

 過去の『ピアメンタル・ヘルス』を
 ちょっと紹介してみますね。

 まず、阪井由佳子さん。



 韓国・ソウル市のファンテンハウスで働く
 ペ・ウンミさんとパク・ヒジョンさん。



 ベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者である
 坂本光司さん。



 講談師の神田織音さん。



 社会保障法の井上英夫さん。



 東京大学教授の福島智さん。



 『獄窓記』がロングセラーとなり、
 累犯障がい者とされる方々の存在を世間に広く知らしめた
 山本譲司さん。



 俳優の大鶴義丹さん。



 登山家の野口健さん。



 テノール歌手の秋川雅史さん。




 こうした方々が掲載されてきたコーナーに
 なんと今回(第81号)、フジノが登場しました!
        ↓



 インタビューは2ページにわたって
 どどーんと掲載してくれました。とてもありがたいです。


 インタビューがどんな内容なのかは
 『ピアメンタル・ヘルス』をぜひ買って、ご覧になって下さいね。


 これまでもたくさんのメディアから取材を受けてきましたが
 3期目にあたってのフジノの素直な想いをお話するチャンスは
 これが初めてでした。

 だから、このインタビュー記事をフジノはとても気に入っています。
 そこで、ちょっとだけ紹介させていただきますね。

 「3期目はどうしていきたいですか?」
 という質問へのフジノの答えのくだりです。

 震災直後の3月15日から
 被災地へ支援物資を送る為に何日も奮闘したのですが
 そこで感じたことを初めて語りました。




 3期目に立候補すべきか政治家を辞めるべきかを
 1年間以上ずっと僕は深く悩んでいたのですが

 3月に、再出馬を決意しました。

 3月11日の東日本震災が起こって
 多くの大切な人を喪ってしまったからです。

 かつて元恋人を喪った時と同じように
 個人的にとても大切な人たちを喪ってしまった悲しみや切なさから
 僕はこの先ずっと震災対策に関わっていきたいと
 こころの底から強く感じたのです。

 今まで僕は、世間の多くの方々と同じように
 政治家という職業を軽蔑したり嫌悪してきたのですが

 こんなにも強く「政治家として働きたい」と感じたのは
 2011年3月11日が生まれて初めてのことでした。

 個人としても公人としても
 ずっと関わり続けていきたいと
 こころの底から願いました。

 でも、選挙にあたって
 僕はこうした再出馬を決意した理由を
 表立って語るのを徹底して拒否してきました。

 何故なら、今回の選挙の直前の時期に
 フジノが3期目に立候補することをひどく嫌がって

 落選運動と称して
 フジノへの誹謗中傷を繰り返した人たちがいたからです。

 ツイッターをご覧になっている方は
 この人たちのことをよく知っていると思います。

 この人達はフジノが反論できないことをいいことに
 選挙期間中もずっと執拗に
 ネガティブキャンペーンを続けました。

 (当選後の今もこの人たちは何かにつけて
  僕の仕事を邪魔し続けています。本当にウンザリです。
  どんなことがあっても僕はこの人たちを絶対に許さない)

 僕をただ憎んでいるだけのこんな虚しい人たちに対して
 僕は自分の純粋な気持ちや想いを
 一切、聴かせたくないと思いました。

 こんな人達に、大切な誓いや強い決意を
 汚されたくないと感じたからです。

 けれども、一部の人だけに
 演説を聴かれないとか
 選挙公報を読まれないようにすることは
 不可能です。

 だから、選挙では完全に
 自分の想いを封印することに決めたのです。

 そして、選挙が終わっても
 このことについては徹底して沈黙を続けました。

 それがこの『ピアメンタル・ヘルス』のインタビューでは
 3月11日以降、初めてその本音を表立って語ることができました。

 もちろんここでも話せなかったことや
 記事にはなっていないこともたくさんあるのですが

 僕にとっては
 本当にいろいろな想いを初めて語ることができて
 ものすごくありがたかったです。


 そして、最後の質問「今、強く伝えたいことはありますか?」。



 これもまたこの9年間ずっとあらゆる場所で
 くりかえしくりかえし訴えてきたことなのですが

 フジノは、精神疾患・精神障がいのある方々が
 もっともっと政治家になるべきだと強く願っています。

 これまでも、フジノと同じように精神疾患のある何名かの方から
 立候補の相談を受けたことがあるのですが

 「立候補なんてとんでもないとドクターに止められた」

 「家族から大反対された」

 というような感じで、
 全員が出馬には至らずに断念されました。

 でも、僕たちには失うものなんて
 何もないはず。

 ピアである政治家の仲間が
 いつかは必ず増えていくことを
 フジノは心から願っています。

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 取材・編集を担当して下さった
 『JHCいずみ』のみなさま、ありがとうございました!

 1年前の夏に取材依頼をいただいて
 まさかこうして本当にインタビューが実現するなんて

 ずっと憶えていてくださったことを
 とてもとても感謝しています。

 素敵な記事にしてくださって
 一生の記念になりました。本当にありがとうございました!



2011年8月17日(水)のフジノ
● 「日本一の医療県、神奈川を実現する」ことができるか

 今日は、横浜の神奈川県庁のそばにある『神奈川自治会館』へ。

 黒岩県知事の強い想いからスタートした
 『医療のグランドデザイン策定プロジェクトチーム』(第1回)を
 傍聴しました。

 4月に新たに神奈川県知事になった黒岩知事は
 「いのち輝くマグネット神奈川」の実現を訴えてきました。

 その筆頭とも言える政策が
 「いのちを守る日本一の医療体制」の実現です。

 医療についてジャーナリスト時代から
 特に深く関わってきたということもあって
 フジノは強く期待しています。

 まず具体的な取り組みとして
 今年度中に神奈川県の医療の現状をゼロベースで見直して
 「医療のグランドデザイン」を策定する方針です。

 都道府県単位で医療全般にわたる
 グランドデザインを作るのは全国初だそうです。

 10年後の神奈川の医療はどう在るべきかについて
 11名のプロジェクトチームによる議論が
 今日からスタートしました。

 冒頭は黒岩知事が出席して、その想いを強く語りました。



 ただ、その後の2時間は膨大な資料の説明に費やされたので
 次回が実質的な議論のスタートです。

 今日は、『たたき台』が示されました。

 例えば、グランドデザインづくりの『理念』案はこちらです。

 理念(案) 「日本一の医療県、神奈川を実現する」

 また『検討の視点』として下の3つが示されました。

 1.地域に根ざした医療

 2.開かれた医療と透明性の確保

 3.病気にならない取組みの推進


 さらに、これから議論していく18項目のテーマについて
 現状と課題などが説明されました。



 「日本一の医療県、神奈川を実現する」というのは
 美しいキャッチコピーだとは思うのですが

 フジノにとって「日本一」になるかどうかは
 別にどうでもいいんです。

 何をもって日本一なのかも良く分からないですし、
 他の県と比べて優れているかどうかよりも、

 「今この国で1人1人が感じる生きづらさ」を少しでも減らせれば
 それだけで、ものすごく大きなことだと思います。

 黒岩知事にフジノはとても期待しています。

 今はとにかく『行動』に移すこと、
 そして、少しでも『成果』を出すことだけが求められます。

 これからプロジェクトチームは今年度中に14回開かれるのですが
 実現できることから施策にどんどん反映していくとのことでした。

 また、2013年度に県の保健医療計画が改訂されるのですが
 ここにも反映させていくとのことでした。

 フジノもしっかり動きを追いかけていきますし
 県民の声を反映させられる対話の場なども作られるはずなので
 どんどん意見を出していきたいです。


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 (後日談)

 翌日のマスメディア各社が報じてくれました。
 黒岩県知事の取り組みは、今はとても注目されていますが
 2年目以降の注目度は選挙ネタ以外は下がっていくと思うのですね。

 けれども、医療についてはとても大切なことなので
 ぜひ追いかけ続けてほしいです。


 (2011年8月18日・毎日新聞より)

 (2011年8月18日・神奈川新聞より)



2011年8月16日(火)のフジノ
● 世界メンタルヘルスデーのイベントに出演します

 ちょっと先の予定なのですが、告知です。

 10月10日、『世界メンタルヘルスデー』を記念したイベントに
 フジノも出演することになりましたのでお知らせします。

 NPOシルバーリボンキャンペーンの主催です。



 『世界メンタルヘルスデー』は、

   1948年にロンドンで設立された世界精神保健連盟(WFMH)
   1992年、メンタルヘルス分野における問題について
   世間の認識を高め、偏見を無くし、
   人々に体験発表の場を年1回設ける為に
   10月10日を「世界メンタルヘルスデー」として制定しました。

   その後、国連の専門機関である世界保健機構(WHO)も協賛し、
   正式に国際デーとなりました。

 (イベントのプレスリリースより)

 ということです。

 この日にちなんで、
 精神障がいに対する偏見・差別・スティグマを無くしていく為の
 イベントを開催することになりました。

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 ・日時:10月10日(月)13:00〜16:30(開場12:30)

 ・会場:新宿ロフトプラスワン

 ・プログラム

 (1)パネルディスカッション

  テーマ:心の病への負のイメージをなくすためには

   出演者:藤野 英明 (横須賀市議会議員)
        大熊 一夫(ジャーナリスト)
        香山 リカ(精神科医・立教大学教授)
        橘 ジュン(NPO法人bond Project代表)
        月乃 光司(こわれ者の祭典代表)    (敬称略)


 (2)ライブ

   出演者:月乃 光司(こわれ者の祭典代表・詩人)
         堀川 ひとみ(うたの国のprincess/シンガーソングライター)
                                   (敬称略)


 (3)ブース

   シルバーリボン・関係団体に関わる物品の販売、資料配布、展示
                                
 (詳しくはこちらをご覧ください)


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 フジノのヒーローである大熊一夫さんをはじめ、
 パネルディスカッションはすごいメンバーですね!

 月乃光司さんと言えば、
 フジノはかねてから著作を読んでいる方です。

 香山リカさんはもはや説明不要ですし、
 橘ジュンさんもNPOの活動がとても有名です。

 何故このメンバーの中に
 フジノが入っているのか分かりません。

 (画像:大熊一夫さんと大熊チルドレンのフジノ)


 会場もすごいですね!

 新宿ロフトプラスワンといえば、Wikipediaの説明のとおりで
 『サブカルチャーの殿堂』的な場所ですよね。

 あらゆるトークイベントが開かれてきたこの場所は
 フジノにとっては『観る』側であって
 『出る』側としては一生縁がないだろうと思っていました。

 人生、何があるか分からないものですね。

 そうそうたるメンバーに圧倒されないように
 パネルディスカッションを楽しめたらと思っています。

 また詳しいことが分かったら
 告知しますね。

 関心のある方は、ぜひいらしてください!


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