まちの政治家は、こんなことしてます


2011年11月5日(土)のフジノ
● 中央学童クラブ設立10周年記念式典へ

 今日は、市役所のまうらにある諏訪小学校へ。

 『中央学童クラブ』の設立10周年をお祝いする記念式典に
 来賓としてお招きいただきました。



 フジノは学童保育が大好きなので
 大喜びで参加させていただきました。

 (学童クラブにお邪魔した9年前の記述がありました。
  例えば、こちらとかこちらとか)



 現在、横須賀市内には54の学童クラブがあります。

 フジノが政治家に転職する前(9年前ですね)には
 まだ市内49小学校の半分にしか学童保育がありませんでした。

 それがここまで増えたのは
 本当に良かったなあと思います。

 けれども、数は増えても、問題はまだまだ山積みです。

 学童保育を利用している割合は
 全国では20%ですが、横須賀市ではわずか9%に過ぎません。

 その原因の大きな1つは、全国的に見ても高すぎる
 学童保育の保育料金にあります。

 横須賀の学童クラブでは、毎月2〜3万円もかかるのです!

 下に全国の平均保育料の表を載せましたが
 全国平均月額の2〜5倍にあたります。

 (全国学童保育連絡協議会が行なった調査結果から引用)


 保護者の方々がこどもを学童保育に通わせたくても通わせられずに
 カギっ子になっているこどもが多いのだろうと思います。

 何故、保育料が高くなるかと言えば
 校舎を使わせてもらえなくて
 民間の借家を使用している為に家賃が高いからです。

 この中央学童クラブも、諏訪小学校の教室は使わせてもらえず
 市役所の裏にあるビルの2階を、家賃を払って借りています。

 学校の教室を利用させてもらえれば、
 家賃はゼロになりますので
 当然、毎月の保護者の方々の負担も減ります。

 こうした状況を変えていかなければなりません。

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 どこの学童クラブを訪れてもいつも感じることなのですが

 ひとりっこの世帯がとても増えている中で
 いろいろな年齢のこどもたちが
 毎日みんなで一緒に暮らせる学童クラブの環境というのは

 きょうだいと過ごしているのと同じ意味があると思います。

 高学年のこどもたちは
 低学年のこどもたちを弟や妹のように面倒をみてくれますし

 みんなでおやつを作ったり、運動をしたり、勉強をしたり、
 とても良い経験をしているなあと思います。

 さて、来賓あいさつが終わると
 こどもたちが『すわっこソーラン』を踊ってくれました。

 諏訪小学校のこどもたちが踊るソーランなので
 『すわっこソーラン』ですね。

 元気いっぱいのダンスだったので
 フジノが撮った写真は全てブレてました。



 10年間にわたって学童クラブを続けていくのは
 指導員の方々が本当に大変なご苦労があったのだろうなあと思います。

 保育料に加えて、学童保育の大きな問題の1つは、
 指導員の方々の待遇があまりに厳しすぎるということです。

 お給料が安すぎる、福利厚生は無いに等しい。

 学童クラブの指導員だけでは食べていくことができなくて
 生活の為に2〜3の仕事をかけもちせざるをえないという話を
 とてもよく聴きます。

 そんな中でも指導員のみなさんは
 積極的に研修を行なって
 指導員としての資質の向上に努めておられます。

 学童クラブの指導員の方々というのは
 本当にすごい方が多いです。

 こうした方々の熱意に支えられているというのは
 政治・行政の甘えだと思います。

 大切な仕事にはそれに見合った報酬があるべきなのですから...。



 中央学童クラブの『10周年記念誌』が配られたのを
 事務所に戻ってからじっくり読ませていただきました。

 保護者の方々、指導員の方々、学校の方々、地域の方々、
 たくさんの方々に支えていただいて10年があるのだと感じました。

 これからもずっと、20周年、30周年と続いていかれるように
 政治家としてフジノは学童保育の支援に
 しっかり力を入れていかねば。

 こどもたちを守ることは、大人の責任なのだから。


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 お招きくださった中央学童クラブのみなさま、
 今日は本当にありがとうございました!

 今度は、式典では無くて
 ふだんの学童クラブにお邪魔させていただきますね!



2011年11月2日(水)のフジノその2
● 東日本大震災における自衛隊の活動/政策補佐官、メンタルヘルス

 今夜は、横浜市磯子区にある杉田劇場へ。

 防衛省南関東防衛局が主催する
 『第17回防衛問題セミナー』に参加しました。

 テーマは

 『大震災に備えて〜災害対処の取り組みについて〜』

 です。



 プログラムは2部構成で、
 第1部が東日本大震災での自衛隊の活動についての講演で
 第2部がパネルディスカッションです。

 フジノはすぐ後に次の予定(カフェトーク)があって
 横須賀に戻らなければならなかったので
 第1部の講演のみを聴く為に参加しました。

 講演タイトルは『東日本大震災における自衛隊の活動・任務』です。



 講師である須藤彰さん(陸上自衛隊東北方面総監部・政策補佐官)は
 読売新聞で連載していたコラム『陸自日誌』で
 とても評判になった方です。

 (こちらをご覧ください)



 須藤さんは37才。フジノと同い年です。

 被災地支援に尽力する自衛隊の仕事を
 もっと深く知りたいということに加えて

 日々の情報を発信し続ける須藤さんが
 同世代という親しみもあって
 その仕事ぶりに関心を抱きました。



 須藤さんは、防衛省のいわゆる『背広組キャリア』です。

 彼が就いている政策補佐官というポストは
 『現場の部隊』と『防衛省本省』との
 『接着剤』『つなぎ役』『調整役』として2006年に新たに創られました。

 現場が直面している様々な出来事を
 政策決定をする場へとリアルに伝えていくことは
 どんな組織でも必要不可欠です。

 震災が起こると須藤政策補佐官は
 被災した自治体や
 現地で活動している自衛隊の部隊などをひたすら回って

 現場の状況を把握して
 報告・問題解決の助言を行ない続けました。

 今回、須藤政策補佐官が注目されたのは
 被災地の状況をリアルに伝え続けた彼のメールでした。

 新聞報道などによれば、

   本省内局への事務連絡のメールに添え書きする現地情報が
   「実にリアルで状況が理解しやすい」と重宝がられている。
   今では連絡先の内局運用支援課や事態対処課、
   果ては大臣秘書官まで生の現地情報が詰まったメールを
   心待ちにしているという。

 とのことでした。

 フジノは別の新聞では、北澤元防衛大臣のインタビューで
 大臣もこのメールをじかに読んでいた、と答えていました。



 今夜の講演のそのほとんどは、すでに知られていることばかりでした。

 けれども、その内容が『すでに知られている』理由は
 まさに彼が「発信し続けたから」なのです。

 須藤政策補佐官のことを記したあるブログの中に

 「自衛隊と防衛省をつなげる接着剤としての役割だけでなく
  被災地と日本中をつなげる接着剤としての役割を果たした」

 という趣旨のことが書かれていました。

 まさにその通りだと感じました。

 政策補佐官というポストが有効に機能した、ということに加えて
 須藤さんという方の存在がとても大きかったのだと感じます。



 もう1つ、フジノが今夜のこの講演に行こうと考えた理由は
 自衛隊員の方々のメンタルヘルスについて
 かねてから強く問題意識を持ってきたからです。

 自殺対策の関係者の間ではよく知られていることですが
 そもそも自衛官の方々には自殺がとても多いです。

 過去16年間では1248名の自衛官の方々が
 自殺による犠牲となりました。

 それがこの震災における活動の影響で
 メンタルヘルスの不全がさらに進むのではないか

 とフジノは予想しています。

 横須賀には、自衛隊員の方々がとても多く暮らしています。
 フジノの友人や親戚も自衛隊で働いています。

 さらに今回の震災での支援活動には
 予備自衛官・即応予備自衛官の方々も招集されました。

 10万人を超える方々がたくさんの死に直面しました。

 PTSDは、今すぐ起こるという方もいらっしゃいますが
 これから数年先にむしろ起こってくるものだとフジノは考えています。

 須藤政策補佐官の講演の中では最後の方に
 メンタルヘルスの問題については少し触れただけでしたが
 やはり問題意識を持っていることが感じられました。

 被災した方々を守ってくれた自衛官の方々を
 日本全体でサポートできる環境・体制を作る必要がある

 とフジノは改めて痛感しています。

 横須賀で暮らす市民の多くの方々が
 家族として、友人として、
 被災地の最前線で必死に活動し続けてくれた
 陸曹・陸士の方々と接点があると思います。

 どうか、力になってあげて下さいね。

 人を助ける仕事をしている人の多くが
 受け取った荷物を自分では降ろすことが苦手なものですから。
 


2011年11月2日(水)のフジノその1
● 『スペースほっと』を見学してきました!

 今日は、船越にある
 障がい福祉サービス事業所『スペース・ほっと』を見学しました!

 『スペース・ほっと』は、主に精神障がいのある方々が通っておられる
 『就労継続支援(非雇用型)』の事業所です。

 下の図は、一般企業と就労継続支援のカンケーを
 厚生労働省のイメージ図をフジノが一部つくりかえたものです。

 就労継続支援の『非雇用型』は、
 勤務時間や働き方がとてもフレキシブルなので
 心身の調子を大きく崩してしまった方には働きやすい場です。

 ただ、そのかわりに賃金はかなり低いです。

 就労継続支援の『雇用型』は、雇用契約を結ぶので
 勤務時間や働き方もより一般企業に近いものになりますが
 賃金も最低賃金以上になります。

 例えば、うつ病になって休職・退職した方が
 入院・退院をして、『非雇用型』で心身のバランスを取り戻しつつ
 『雇用型』でパワーアップしていって
 『一般企業』に復職する、そんなイメージでしょうか。



 政治家として3期目に入ってから半年が経ちますが
 ここしばらくフジノは専門分野から離れた仕事がとても多くて
 すっかり消耗していました。

 そんなフジノのことを心配してくれた方が
 「スペース・ほっとの見学に来なよ」と誘って下さいました。

 僕はとてもうれしくて、喜んでお邪魔させていただきました。

 (画像:マカロンをつくっているみなさん)


 『スペース・ほっと』では、いろいろな事業を行なっています。

 調理関係ではお菓子の製造・販売と
 犬用のクッキー製造・販売を行なっています。

 これはいい取り組みですね。

 (画像:3台のオーブンがフル稼働です)


 犬用のクッキーをはじめとする動物むけの食材は
 動物たちをペットとしてではなく
 家族として迎えて暮らす時代の中で、需要が伸びています。

 ホームセンターなどのペットショップの店頭で市販されているのは
 タイなどの諸外国で生産することで
 価格を安く抑えている物が多いのですが

 価格だけではなくて
 生産者の顔が見える方が安全で安心できるという声もあります。

 『スペース・ほっと』の犬用クッキーの製造・販売は
 そうしたニーズに応える取り組みですね。

 無糖・無添加で7種類の味があります。

 市内外の複数のペットショップから注文を受けて
 卸しているとのことでした。

 (画像:『スペース・ほっと』の商品いろいろ)


 メインの商品である
 人間むけのクッキーやマカロンはとてもおいしいので
 フジノもよく食べます。

 これらのクッキー類は
 イベントやバザーなどで販売しているのですが

 先月末に横須賀中央Yデッキで販売したクッキーを
 食べた市民の方が送ってくれた
 感想のハガキを見せていただきました。

 いい仕事には
 いい評価。

 素敵な感想の
 おハガキですね!

 調理の他には、除草・庭掃除などの作業関係や
 商品植物の生産・榊製作などに加えて

 「ワイフローリスト追浜」(花屋さんです)での訓練などがあります。

 これは、NPOの理事長である柳瀬さんが
 もともと花屋さんを経営していることから来ています。

 柳瀬さんのような企業を経営してきた方々が
 もっともっと福祉業界に飛び込んできてほしいです。

 そして、新しい風を吹き込んでほしいなあと願っています。

 (画像:佐島のしらすをけさ買ってきてみんなで作ったごはん)


 水曜日はみんなでお昼ごはんを作って食べる日とのことで
 フジノもみなさんとご一緒させて頂きました。

 『スペース・ほっと』に通っていらっしゃる方々には
 フジノにとって長いつきあいの方も多いので

 みんなで食卓を囲んでおいしいごはんを食べて
 とてもホッとする時間を過ごせました。



 精神保健福祉をもっと良くしたくて政治家になったフジノにとって
 こうした場に来ることができると元気が回復してくるのを感じました。

 今日は『スペース・ほっと』のみなさんに
 本当に元気をいただきました!



 お仕事中にお邪魔してすみません。
 でも、また行きますからね。

 ありがとうございました!



2011年11月1日(火)のフジノ
● 日本におけるうつ病啓発戦略/ビヨンドブルーに学ぶ

 今日は、東京・丸の内にあるコンファレンスM+(三菱ビル)へ。

 国立精神・神経医療研究センターメルボルン大学による
 『合同カンファレンス2011』が開催されました。

 昨日から2日間にわたって
 いろいろなプログラムが行なわれたのですが

 このうちフジノは今日の午後に開かれた

 国立精神・神経医療研究センターと
 一般社団法人うつ病の予防・治療日本委員会の共催シンポジウム


 に参加しました。

 オーストラリアでとても成功をおさめた
 うつ病啓発の取り組みである『ビヨンドブルー』に学びながら

 日本のうつ病啓発戦略を考えていくシンポジウムです。



 1998年から、日本とオーストラリアは
 共同研究プロジェクト『日豪保健福祉協力』をスタートしました。

 保健と福祉のあらゆる課題について
 政策担当者・専門家らがお互いに訪問して学びあったり、
 専門家や閣僚による会合を開催するなどを通して、研究を続けています。

 2002年から2007年の共同研究のテーマとして
 『メンタルヘルス』が選ばれました。

 これをきっかけにして、日本の国立精神・神経医療研究センターと
 オーストラリアのメルボルン大学との交流が活発化しました。

 そして、この期間が終わった後も
 研究交流は続いて、さらに発展していきました。

 2010年から5年間にわたる
 『メンタルヘルスプログラムにおける協力関係に関する覚書』も
 新たに締結されています。

 そんな10年にわたる流れがあって、
 今日の『合同カンファレンス』が開かれているのですね。



 今日のプログラムは、大きく2つに分かれていました。
 特別講演とディスカッションです。

 1.特別講演

 『豪州におけるビヨンドブルーの最初の10年
   〜国民及び全政府の信頼獲得、うつと不安の脱スティグマ化、
     精神保健への注目度向上と支援要求の促進〜』


 講師:レオニー・ヤングさん(ビヨンドブルー前・最高経営責任者)




 『ビヨンドブルー』は、NGOです。

 うつ病などの精神疾患について
 国民への情報提供、偏見の解消、患者の受診や回復の援助、
 予防活動や早期発見・治療活動、かかりつけ医の援助、
 研究の促進と成果の還元、
 様々な団体との連携などに取り組んでいます。

 オーストラリア政府と各州の政府からの資金を中心に
 寄附によって運営されています。

 独立した運営を保つ為に、製薬会社からの寄附は
 一切受け入れていません。

 2000年、わずか8名で設立された『ビヨンドブルー』ですが
 2009年には、なんと人口の84%にまで知られるようになりました。

 まさに、素晴らしい成功例です。

 メディア、企業、一般のかかりつけ医の方々、研究者、
 政治家、警察、地域、親、教職員、学生、NGO、
 若者、定年退職をした方々など

 あらゆる立場の方々と連携をしながら
 うつ病の啓発を進めて、スティグマを無くしてきました。

 このビヨンドブルーのCEOを設立から7年間にわたって勤めた
 まさに立役者であるレオニー・ヤングさんから
 その取り組みを伺いました。



 外国の動きを紹介する論文などで
 かねてからオーストラリアのうつ病の啓発対策が
 成功していることを知ってはいましたが

 フジノは、ビヨンドブルーが
 NGOだということを知りませんでした。

 政府が国をあげて行なっている
 キャンペーンの名前だとばかり思いこんでいました。

 メディアとの連携、俳優や著名人の協力によるキャンペーン、
 インターネットを使った情報提供・啓発、
 インターネットによるカウンセリングであるeセラピーなど
 世界の『ベストプラクティス』として高く評価されています。

 その10年間の驚異的な成功をおさめた活動を
 フジノはもっともっと知らなければならないと思いました。

 特に、効果的なコミュニケーション戦略と
 ソーシャルマーケティングが大きなポイントだと感じました。

 すでに昨年、日本版ビヨンドブルーを作ろうという提言が
 関係者の方々から出されていますが

 今日の合同カンファレンスのような機会を通して
 賛同してくれる人々をもっと増やしていかなければならないとも
 痛感させられました。

 続いて、シンポジウムです。

 2.シンポジウム・『日本におけるうつ病の啓発戦略』

 (1)中根允文さん(JCPTD)
     『うつ病の予防・治療日本委員会(JCPTD)の啓発活動計画』



 上の棒グラフは、赤がオーストラリア、青が日本です。

 うつ病に対する正しい理解の度合いを示しています。
 オーストラリアでは日本の2倍以上もの理解が進んでいることが
 データから示されています。

 ビヨンドブルーの活動を日本に紹介する論文を
 多数書いて下さっている中根さんの発言は、とても勉強になりました。


 (2)田中秀一さん (読売新聞社・社会保障部部長)
     『メディアから見たうつ病啓発活動』



 田中さんからは、SSRIという抗うつ剤の売り上げが増えるとともに
 うつ病にかかった人々も増えている、という問題提起がありました。

 こうした視点もとても重要です。


 (3)高橋友さん(防衛医科大学校・教授)
     『自殺予防とかかりつけ医』



 日本の自殺予防対策の第一人者である
 高橋先生からも発言がありました。


 (4)竹島正さん(国立精神・神経医療研究センター)
     『NGOレベルの連携を深める』



 竹島先生からは、NGOとの
 より一層の協働の必要性が訴えられました。


 (5)レオニー・ヤングさんを含む5名と会場参加者とのディスカッション

 最後に、約1時間近くを使って
 会場の参加者全体でのディスカッションが行われました。

 アルコール依存に関する団体、司法書士会の方、
 地域の保健福祉センター、海外からの研究者の方など

 あらゆる立場の方々との質疑応答は
 ビヨンドブルーの成果を夢物語として単に聴くのではなく
 日本に根づいた活動として取り入れる為の
 かなり真剣なやりとりになりました。



 最後に、レオニーヤングさんから
 今日のカンファレンスの参加者に
 青いリストバンドとビヨンドブルーのピンバッジがプレゼントされました。

 上の青いリストバンドは、シルバーリボンと同じように
 買うとその代金が活動に寄附されるとともに
 うつ病対策を支援している人の証だそうです。

 (ビヨンドブルーのHPで紹介されています)

 こうしてびっしり5時間のカンファレンスが終わりました。

 今日の会場を
 出てすぐの場所で

 アサノさんと
 野沢さんと
 江口友子さんらと

 一杯飲んだのは
 もう4年前

 月日が経つのは
 本当に早い。

 そして、
 人生というのは

 どうなるか
 全く分からない。

 だから
 限られた時間を

 精一杯、
 生きていきたい。 

 フジノとしては、ここしばらく放射性物質についてかかりきりで
 自殺対策について学ぶ時間がなかなか取れずにいました。

 その意味で今日は
 自殺対策の新たな視点を学ぶ良い機会でした。

 実際には、行き帰りの電車の中でも
 あるいは、カンファレンスの休憩時間にも

 放射性物質に関する担当部署や
 市民の方々と連絡を取り続けていたのですけれど...。

 また、内閣府の自殺対策推進室の方をはじめ、
 高橋祥友先生を筆頭に研究者の方々、
 日本自殺予防学会の方々、
 他都市の自殺対策担当の方々、
 そして、フリーライターの渋井哲也さん、などなど

 かねてから自殺対策に関わってきた方々と
 久しぶりに再会して意見交換することができたのもうれしかったです。

 横須賀の現状や取り組みについても
 しっかりと発信してきました。

 今日は、自殺対策という政治家フジノの最も大切な原点を
 改めて見つめる良い機会でした。

 これからも、どれだけ他の政策で忙しくなろうとも
 ライフワークであり、自分の原点である、
 自殺対策・精神保健福祉にしっかりと向き合っていきたいです。



2011年10月30日(日)のフジノ
● こども虐待防止のオレンジリボンキャンペーンを行ないました

 あとわずか2日で、11月ですね。

 毎年11月は、『児童虐待防止推進月間』と定められていて
 全国でいろいろな啓発活動が行なわれます。

 横須賀市では、今年も横須賀中央駅前広場(Yデッキ)にて
 『こども虐待防止の街頭キャンペーン』が開かれました。



 いろいろなリボン運動が存在していますが
 『オレンジリボン』は、こどもへの虐待のない社会へのシンボルです。

 3年前からスタートした横須賀市のオレンジリボン運動も
 毎年、参加人数も増えていき、規模も大きくなってきました。



 昨年は、オレンジ色のたすきを着用するだけだったのが
 今年は、オレンジ色のジャンパーを作ることができました。

 駅前広場の
 シンボルツリーにも

 オレンジリボンが
 飾られました。かわいい。

 さらに、5年前から始まった『こども虐待防止オレンジリボンたすきリレー』
 ついに今年から横須賀を通るコースが加わったのですね。

 下の『鎌倉・三浦コース』のとおりで
 虐待防止の願いをこめたオレンジリボンたすきをかけたランナーが

 鎌倉の大仏様をスタートして各地でたすきを引き継ぎながら
 ゴールの山下公園まで向かいます。


 逗子市役所を9時半すぎに出発したランナーのみなさんは
 横須賀中央駅前広場に11時頃に到着しました。



 さらに、正式なコースでは無いのですが
 三浦市からも有志のランナーの方々が合流してくれました。

 三浦半島一帯のこども家庭福祉に関わる方々が
 ランナーとして一同に会して、たすきを受け渡しました。



 沖縄のエイサーの演奏と、広場に集まった方々の拍手に送られて
 我らが横須賀市のランナーのみなさんも
 元気いっぱいに走り出しました。



 横須賀中央駅を出発して関東学院大学までの約8kmが
 鎌倉・三浦コースの『第4区』となります。



 フジノも走りたかったなあ...。

 この『たすきリレー』の鎌倉・三浦コースに
 横須賀市も加えたいという企画が動き始めた時から

 まだ市長が企画にGOサインを出す前の頃からずっと
 フジノは関係者の方々に「僕も走りたいなあ」と
 ボソボソつぶやいてきたのですが

 残念ながら最後まで
 フジノには声がかかりませんでした。うーむ。

 吉田市長も今年走らなかったので、
 来年は2人ともぜひ走りましょう!

 ランナーには
 なれなかったのですが

 フジノは
 街頭でのリーフレット配りを
 がんばりました。

 今日は、さらに
 こどもたちが
 手伝ってくれたおかげで

 2時間かけて
 配布できればいいなという
 予定だったのですが

 1時間半も経たないうちに
 全て配り終えることが
 できました! 

 みんな、手伝ってくれてありがとう!

 早く配り終えることができたので
 残りの時間は、こどもたちに遊んでもらって、とても楽しかったです。



 市民の方から

 「フジノさんのおこさんは何人きょうだいなの?」

 と尋ねられたので

 「うちのこどもたちは6人きょうだいです」

 と答えたら、

 「あら、本当!
  でも、少子化の時代だから、いいことねぇ...」

 と、とても驚かれつつ感心されました。

 僕には僕の血のつながったこどもはいないのですが
 このまちのこどもたちはみんな自分のこどもだと勝手に想ってます。

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 横須賀市では、児童相談所を筆頭に
 こどもたちを守る為に24時間365日年中無休で活動しています。

 今の経済社会的状況を少しでも良い方向へと変えて、
 さらに1人1人の心理的・精神保健的な支援もしっかりと作れるように
 政治家としてフジノも努力していきます。

 虐待をうけるこどもたちがいない社会に変えていきたいです。


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