議会では、こんなやりとりしています


市長から、1回目の回答








 まず、質問の第1は
 市民への説明責任についてで、
 美術館建設問題で
 5万5000人もの見直し署名が集まるということは
 十分な説明責任を果たされていないということではないのかと、
 こういう御質問でありました。

 5万5000人とくりかえし言われましたが、
 4万7000人ということで、
 全部調査したところ
 そういうことであります。

 5万5000人ということで
 これから説明していかれるとすれば、
 それは正しいことではありません。

 それから、
 それだけの方々の署名が集まったということは
 説明責任が果たされていない
 というようなお話がありましたが、
 私どもはこれまで毎年美術館の計画について、
 『広報よこすか』でこのように
 一面トップで毎年出しております。(広報誌掲示)

 この説明は市の説明であり、
 同時にこの政策を決定した私の説明でもあります。

 市長の説明というのは、
 43万市民に1人1人に説明するわけにもいきませんから、
 こういう広報媒体を使って説明をするということしかないし、
 またそれが最も多くの人に知っていただける方法だと、
 そのように思っております。

 それから、
 私自身が美術館トークに参加しなかったではないかと、
 こういうお話がありました。

 定例記者会見で市側からの説明が終わった後で、
 自由な記者の方々との話し合いの中で、
 ある社の記者から
 「市長は美術館トークに出ますか?」と聞かれた時に、
 「都合がつけば出てみたい」ということは
 言いました。

 その後、副市長や教育長はじめ
 教育委員会の人たちと協議した結果、
 今回の美術館トークの目的は、
 これまでできている基本設計ができ上がったと。
 これまで検討してきた結果としての基本設計ができた。
 そして、模型もできたしCGもできたということで、
 その内容を市民の方々によく説明をして、
 市民の方々から要望なり御意見があれば、
 それについてお話をうかがおうと、
 こういうことが目的でありまして、
 美術館が要るか要らないかとか、
 そういうことを目的とした美術館トークではありません。

 そういう実務的なものでありますから、
 私が個別のプロジェクトについて、
 一々すべての、
 あるいは多くのプロジェクトについて
 市民に直接その内容を説明することをしていないわけですが、
 今回の美術館トークについても、
 同様の意味で私は出席しないことにしたわけであります。

 3番目は、
 最初の第1番目のことで回答したとおりであります。
 説明責任の放棄でもありませんし、
 私はそのように思っておりません。

 それから、4番目は
 美術館問題に限らず
 市民に対して市長からの語りかけがない現状について、
 十分説明責任を果たしているのか
 ということをお尋ねになりました。

 先ほど申したとおり、
 市長みずからが
 市政全般にわたって市民に直接説明する
 ということは事実上不可能であります。

 市政への取り組み姿勢、
 市政全般にわたる考え方を
 第1回市議会定例会で表明するとともに、
 施政方針の概要を『広報よこすか』を通じて全戸配布で
 市民の皆さんを対象に伝えているわけでありまして、
 このほかにも
 横須賀市のホームページに掲載されている内容は、
 市政の最高責任者である私からの市民への説明であります。

 そのほか各種の大会、地域の会合に出席して
 市民と語り合うことなども含めて、
 市民への説明責任は果たしているものと判断しています。

 5番目に、
 横浜市や平塚市など他の都市では
 市長みずから積極的に市民への語りかけを行っているが、 
 なぜやらないのかと。
 また、今後語りかけの仕組みをつくっていく意思はあるのか
 というお尋ねでありました。

 市民への市長の語りかけについては、
 それぞれ各市の市長が
 自分なりの方法で行えばいいわけでありまして、
 隣の市がやっているから、
 当然私も同じことをやらなきゃならないという理由はないのであって、
 私は自分なりにホームページで
 『横須賀市長かく語りき』『Mayor's NOW』
 メッセージを発しているわけであります。

 それでは、こういうことを
 他の市の市長が私と同じようにやっているかというと、
 私は必ずしもそうとも思えないわけであります。

 それぞれの市長が
 それぞれのいき方、やり方でやればいいと、
 そのように思っています。

 それから、 一般職員に対して
 何故、語りかけないのかということであります。

 私は毎日朝から夕方まで、時には夜遅くまで
 役所で会議を開きます。

 定刻に帰るということを前提に考えても、
 1日10ぐらいの会議を行っています。

 1つの会議に
 関係部局から平均5人参加するということで考えますと
 実際にはもっと多い職員が私のところに参加して
 会議を開くこともあるのですが、
 平均5人と見ても、1日10会議こなすとすれば、
 のべ50人になるわけであります。

 年間200日とすれば、
 のべ1万人の職員と会っているわけであります。

 もちろんその中には
 管理職は重なり合うことも当然あるわけですが、
 一般職員も説明要員として参加することも
 たくさんあるわけでありますから、
 そういう場でも一般職員と接しています。

 そういう場こそ、
 私は自分の考えを述べて
 理解をしてもらおうという努力をしております。

 そのほか、
 さっきも言いましたけれども、
 庁内イントラとして『市長かく語りき』、『Mayor's NOW』
 それから『ティータイム』などを掲出しているのでありまして、
 朝ごはんや昼飯を
 限られた職員と一緒にするのも、
 それはそれなりに1つの方法だと思いますけれども、
 私は私のやり方が
 より私の考えが正確に伝わり、
 かつ記録として残そうと思えばそれもできるわけですから、
 その方式の方がいいと思っております。

 そういう意味で、
 今後あなたのおっしゃるようなことを特に考えておりません。

 それから、
 市長はこの署名を受けて
 現在どう考えているかということについては、
 先ほどお答えしたとおりであります。


 以上です。



市長の回答に対して
フジノの反撃はいかに!?

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