まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年11月18日(木)のフジノ
● 忙しすぎて

 あまりにも忙しすぎて、スケジュール管理が混乱しています。

 日記更新・メールへのお返事・留守電へのお返事などを始め、
 新しいチラシを作ってという声、
 政務調査費を早く報告すべきとの意見、
 すべて当然なすべきことと理解していながらも
 あまりにも忙しく身動きが取れません。

 そんな状況に対してボランティアの申し出が
 数名出てくださっているのですが
 手伝ってほしい仕事を教える時間も取ることができずにいます。

 ごめんなさい!

 12月議会が終わるまでは
 全く身動きが取れないかもしれません。

 どうかご理解とご勘弁を。

 (ここまでは午前中に書きました)


● 許せないウソつき、保身で動く人々、彼らへの怒り

 今夜は不愉快で怒りが隠せません。

 フジノは『許せないウソつき』『保身で動く人間』が大嫌いだ、
 ということです。

 誰のために働いているのか。
 何が目的で生きているのか。

 一方で、自分の身を捨てて
 立場の安定を捨てて
 正しいと信じることのために必死に働いている人々がいる。

 理由も無い差別のために苦しみながら
 誠実に前へと進んでいこうとしている人々がいる。

 しかし、いつまでもぬるま湯につかっていて
 どれほどまわりからバカにされているかも気づかないで
 現状維持することだけに必死で
 既得権益にしがみついているヤツらがいる。

 僕は絶対に彼らを許さないし、
 僕は彼らを道づれにする。

 本当に不愉快でならない。
 絶対に、このままでは終わらせない。



2004年11月17日(水)のフジノ
● 看護師への厳しい道のり

 あなたは『戴帽式』というものを
 知っていますか?

 フジノは今日まで知りませんでした。

 民生常任委員会のメンバーとして
 横須賀市立看護専門学校
 戴帽式に来賓として招待をされて、訪れてきました。

 新しく創立された学校でまだ11月だから
 1期生の卒業式ではない、ことは理解していました。

 しかし、具体的にどんなことを行なうのかは
 現場に行くまで知りませんでした。

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 戴帽式とは、看護学校に通う方々が
 初めてナースキャップを被ることを許される儀式のことです。

 この日を境に学校では
 実習が本格化していきます。

 今、医療の現場で働いている看護師の方に
 お話をうかがうと、このように答える方々が多くいらっしゃいます。

 「卒業式は忘れてしまったけれど
  戴帽式のことはよく覚えている」

 実際、とても感動的で
 涙を流す学生もたくさんいました。

戴帽式の様子  男性の
 看護学生は
 キャップの
 かわりに
 腕章です。

 約50名の学生は、性別も年齢も様々です。

戴帽式、女性の場合  看護専門学校は
 政治家フジノにとって
 政策の1つとして
 大切な位置づけです。

 看護師確保を進める為に
 育成と離職者対策は
 フジノの大切な課題です。

 看護師育成の手段の
 1つとして
 低廉な授業料で
 教育を受けられる学校は
 とても必要です。

 そんなことから
 入学式にも
 参加させてもらいました。
 

 7ヶ月前の入学式で見かけた生徒のみなさんが
 ひとまわり大きくなったように感じました。

戴帽式の様子その3  これからは
 実習が厳しくなるでしょう。

 かつてフジノは
 カリキュラムを資料請求して
 どんなことを学ぶのか
 調べたことがあります。

 ものすごい量の勉強を
 3年間のあいだに
 成さねばなりません。

 座学だけでは無く、
 病院実習など
 本当に大変だと思います。

 そんないばらの道を
 あえて歩んでいる生徒のみなさんに対して
 敬意を表したいと思います。

 これから大変な道が待っていることでしょう。

 けれども、看護の仕事は
 世界のどこでも人々に必要とされる尊い仕事です。

 病院・診療所だけでなく、福祉にとっても
 看護師さんの存在は不可欠です。

 どうか卒業までの日々を
 一所懸命に進んでいってほしいと思います。

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戴帽式が終わったところ

 厳かな式典が終わった後には
 みんな、ふつうの年相応の姿に戻っていました。
 楽しそうにご家族や友達とはしゃぎながら記念撮影をしていました。

 これからもがんばって!応援してます!



2004年11月12日(金)のフジノその2
● このまちの若き芸術家の才能を愛して

 今日、有楽町へ行きました。
 友達の展覧会を観るためです。

 僕の友達(ジョンさん&TSUYOSHIくん)は、
 砂浜にたどりついた流木をつかって
 オブジェを作っています。

 どこか遠くの森から川に落ちた樹木の枝が
 ゆっくりと時間をかけて海へと流れて

 川の流れと波に運ばれて
 石や岩にぶつかったりしながら
 自然によって形をつけられて、やがて砂浜へたどりつきます。

 彼はその流木たちを組み合わせて
 こころの中の想いを形にします。

 僕はこの夏に初めて彼のオブジェを見て感動して

 「展覧会をやる時にはぜひ呼んで下さい」

 とお願いしました。

 その展覧会に今日行ってきたのです。

 彼の作品は
 どれも本当に素晴らしかったです。


● 「フジノは美術ギライだ」という大ウソ

 昨年、選挙に立候補するにあたって
 フジノは公約を掲げました。

 『福祉のまち、横須賀』にする。
 そのためには税金の無駄づかいは絶対にさせない。

 こんな不況の時代だから、
 あれも欲しい、これも欲しい、なんて政治家は非現実的です。

 何かを実現するためには
 何かを捨てなければならないのです。
 政策に厳しく優先順位をつけて。

 フジノは「ハコモノ行政を徹底的にカットすべきだ」と訴えました。

 「カットしたハコモノを
  福祉の財源を福祉にあてる」

 と主張しました。

 そして、4位で当選しました。

 フジノは公約を守って
 美術館をはじめとするあらゆるハコモノ建設に反対しました。

 今このまちに美術館はいらない、という主張には
 たくさんの美術愛好家が賛成してくれました。

 フジノは自分の政策に強い自信を持ってきました。

 何故なら、今までずっと僕は日常的に
 美術を深く愛する方々と交流してきたからです。
 その方々でさえ、美術館建設に税金が使われることを拒みました。

 僕は彫刻を観るのが大好きで、
 大学時代には奈良の古寺を歩いてまわりました。
 高村光雲の作品を観る為に上野にも何度も足を運びました。

 カフェを訪れるのが好きなのも、
 このまちの多くのカフェには
 このまちの芸術家の絵画が飾られているからです。

 けれども、美術館推進派は

 「フジノは美術がキライなのだ」

 と、レッテルを貼りつけ、
 多くの人々がそれを信じ込みました。

 だから、多くの市議、多くの市職員たちと語ると
 ほとんどの人たちが「フジノ=美術ギライ」だと思い込んでいます。

 フジノはあえて否定するのもバカバカしく、

 このまちの将来や財政を考えれば
 美術愛好家であっても美術館建設に反対するという事実を
 いつもこころに自信を持ってきました。

 このHPでも、何度も何度も
 このまちの若きアーティストたちを応援してきました。

 ダンサー。演奏家。芸術家。俳優。小説家。

 彼ら/彼女らは、ハコモノが無くても
 内側から沸き起こる想いにかられて
 踊り、歌い、楽器を奏で、絵を描き、彫刻をし、演じ、書いたのです。

 これまで反論してきませんでしたが
 1度だけ、あえて反論します。

 個人としてのフジノが美術を愛していても、
 政治家であれば、
 このまちの将来を考えれば
 美術館建設に反対するのは当然のことだ!

 美術館を作れば芸術家が育つ、なんて単純に考えているのは
 何も理解していない人々の浅はかな考えでしかない。

 ハコモノと芸術家には何もカンケーが無い。

 僕のことを「芸術が嫌いだから反対している」だとか
 いつまでもレッテルを貼ってればいい。

 けれども、誰が赤字の責任を取るのか。
 いったい、誰が借金の責任を取るのか。


 誰も責任を取らない、そんないいかげんな大人を見て
 育っていく子どもたちはモラルハザードをきたすのは当然だ。


● 大切な人

 ...話を展覧会に戻します。

 実は、昨日、展覧会に窪塚洋介くんが来ました。
 足は引きずっていたけど、ばっちり自分の足で歩いてたそうです。

 展覧会にオブジェを出品した僕の友達は
 窪塚くんの友達なのです。

 僕は元映画会社の人間だから
 俳優のプライベートは本当にそっとしておいてあげたい。

 だけど、このHPを観ている僕の仲間たちは
 窪塚くんのことを深く愛している人々が多いので
 あえてルール違反を承知で報告します。

 彼はもう大丈夫です。

 6月のあの日だって
 彼の無事をずっと信じていましたが
 もう本当に大丈夫だと思います。

 まるでシンクロニシティのように
 明日13日の夕方4時から
 TBSで窪塚くんのドキュメンタリー番組が放送されます。

 『告白・窪塚洋介〜そして旅は続く』

 窪塚くんは、このまちのヒーローであるだけでなく、
 僕たちの世代の、そして同じ想いを持った全ての仲間たちの
 『希望』です。

 絶対に失いたくない、大切な存在です。

 良かった。本当に良かった。
 生き続けて...。ずっと生き続けて、元気でいてほしい。

 展覧会も最高で、そして大切な人の元気なことも分かって
 今日は本当に平和で幸せな1日でした。


 ピース。




2004年11月11日(木)のフジノ(その2)
● 宮城球場を見学してきました

 昼飯を急いで食べてから、一柳さん(無所属)と一緒に
 宮城球場を見学に行きました。

 ニュースによると、
 今日、ここで東北楽天ゴールデンイーグルスの
 『結団式』が行なわれている予定なのです。

 タクシーに大急ぎで乗り込んで、出発。
 運転手さんにうかがうと、

 「大型バス2台で球場に向かったよ」

 とのこと。アサノ知事もいるのだろうか。
 僕は野球選手よりもアサノ知事に会いたいなあ。

 しかし、到着した時には
 すでにイベントは終わった後でした。残念。

宮城球場

 初めて見る宮城球場。県立だそうです。
 老朽化は報道どおり、すすんでいます。

 古くてケーブルのカバーが
 むきだしになっているところもありました。

宮城球場の3塁側

 球場内は立ち入り禁止なので、球場をぐるっと回ってみました。

 グラウンドを拡張工事しないと
 現在のプロ野球には適用できないとのことでしたが
 僕が気になっていたのはそれだけの土地があるのだろうか、
 ということでした。

宮城球場のバックスタンド

 1塁側からバックグラウンドを回って3塁側へと歩きました。

球場を広げる用地は落ち葉が美しい場所でした  そうすると、裏側には
 美しい落葉がつみかさなっている
 かなり広い土地がありました。

 これならば拡張できますね。

 ただ、スペースの向こうには
 マンション(アパート?)が
 複数あって
 試合のある日には
 ナイターはかなりうるさいのかも、
 と少し心配しました。

 今日が結団式とはいえ、工事は早くも進められていました。

すでに球場では改築工事が始まっています

 僕らが見学している間にも
 若い女性が球場の写真をケータイで撮っていたり
 けっこう関心が高いように感じました。

新球団誕生に仙台は喜んでいます  実際、帰りのタクシーで
 運転手さん(女性)に尋ねると

 「私は野球に興味が無いけれど
  とにかく仙台市民は
  ものすごく期待している。
  絶対に5年くらいで
  撤退なんかしないでほしい」

 とのことでした。

 特に商店街の方々は
 経済効果に大きく期待している、と
 語ってくれました。

 JRの駅、市役所、商店街、道路をはじめ
 新球団を歓迎するのぼりが
 各所に立てられていたのが印象的でした。

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 ホテルに戻って、全員集合してから仙台駅へ向かいました。
 視察もこれで終わりです。東京へ向かう新幹線に乗ります。

 それにしても、仙台市(というか駅前)は
 昨日も今日もすさまじく混んでいました。

 僕は横浜駅前や渋谷のように
 混んでいるまちが好きではないのですが
 仙台も両都市に負けないくらい人出が多くてまいりました。

 大学時代にはよくバイクで仙台に来たのですが
 安いビジネスホテルだとかユースホステルは駅前には無いので
 あんまり来なかったんですよね。

仙台駅前の怪しい人々  ところで、
 昨日着いた時から
 笑っちゃったのですが
 駅ビルLoFtには
 こんなオブジェが
 飾られています。

 サンタ?

 時期的には
 サンタだよね?

仙台駅前の怪しい人々2  仙台の方々には
 すでに
 日常光景だろうから
 誰も気にする人が
 全くいません。

 視線を向けたり
 ケータイで
 写真撮ってるのは
 僕くらい。

 ふーむ。

 こういうオブジェはおもしろくていいですね。


11月11日(木)のフジ
● 視察3日目、仙台市防災アドバイザー

 今日は視察の最終日でした。

仙台市役所前のフジノ  仙台市役所に移動して、
 『防災アドバイザー』をしていらっしる
 仙台市消防局の
 京さんという方のお話をうかがいました。

視察の様子  話を聞くタイプの視察の場合は
 こんな感じです。

 議会での委員会のように
 コの字形のテーブルに
 みんなで座って、
 講師の方のお話を伺います。

仙台市防災アドバイザー京さん  この写真を見ると
 まるで『ガンコ一徹!』みたいに
 見えるかもしれませんが
 すっごく語り口のおもしろい方です。

 NHKにレギュラー番組も
 持っていらっしゃる
 話し方のとっても上手な
 ユニークな方です。

 彼がたった1人きりの
 防災アドバイザーに選ばれたのも
 とてもよく理解できました。


京さんのお話に聞き入るメンバー  京さんのお話に聞き入る
 視察メンバー。

 京さんの実演を交えたお話は
 とても素晴らしかったです。


● 仙台市議会議事堂を見学させてもらいました

議員席から見た議事堂の風景  議員席から見た
 議事堂の風景です。


傍聴席から見た議事堂の光景  続いて、傍聴席から見た
 議事堂の光景です。

 ここの傍聴席は、
 横須賀市議会とは違って
 全ての議員席が見えるのですね。

 これはとても良いと思いました。

 仙台市議会は、議場のバリアフリーにつとめていて
 議場の中は緩やかな傾斜になっていました。

 ちなみに横須賀市議会では
 階段式になっています。

リフト式の車イス  その他にもいくつも工夫があります。

 傍聴席は2階にあたるのですが
 上りの階段には手すりが
 付けられていました。

 階段の踊り場ごとには
 点字ブロックが
 取り付けられてました。

 また車イスを使用している方の為に
 リフト式の車イスを貸し出して
 いらっしゃました。


議場で質問台に立つフジノ  最後はやっぱり
 質問台に立つフジノです。

 「議長席に座ってみるか?」と
 言われたのですが
 議長席なんてつまらない(笑)。

 だって、議長になると
 市長に質問できないのですから。
 それじゃあ、あんまり
 市議になった意味が無いかなと
 僕は考えています。

 僕はやっぱり質問台が似合います。



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