まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年10月2日(木)のフジノ
● 長崎放送『報道センターNBC』の特集に出ました

 原子力空母が入港する前日の9月24日。
 フジノはNBC長崎放送(TBS系列)の取材を受けていました。

 初めて横須賀に来た方でもすぐ分かる
 横須賀中央駅前のモアーズで
 記者の方と待ち合わせをしたのですが、すぐに場所を変えました。

 フジノの複数の友人は被曝3世ということもあり
 本当に幼い頃からヒロシマ・ナガサキには深い思い入れがありました。

 その長崎からわざわざ取材に来て下さったのですから
 政治家としてフジノが横須賀で最も大切にしている場所へと
 ご案内することにしました。

 原子力空母の母港化や住民投票条例案の採決の時などに
 悩んだり、迷った時に、
 いつも必ず足を運んできた大切な場所です。

 核兵器廃絶・非核都市宣言を行なった横須賀市が
 市民の募金と共に作った平和のモニュメントが設置されている
 横須賀中央公園です。

 東京湾が一望できるこの場所に、
 翌日25日には原子力空母がやってくるのです。

 平和を守りたいと願う
 全ての横須賀市民の代表である政治家として
 インタビューを受けるには最もふさわしい場所だと感じました。

 その取材を受けた番組が
 今日、放送されました。

--------------------------------------------------

 番組のタイトルは、『報道センターNBC』です。
 夕方18時台のニュースです。



 特集『検証 原子力空母の安全性』として放送されました。



 横須賀にも入港している
 アメリカの原子力潜水艦ヒューストンは
 2年間にわたって放射能漏れ事故を起こし続けてきました。



 発見されたアメリカ政府の機密文書には
 「原子力潜水艦から放射能を排出する」と日本政府に伝えていました。



 さらに1963年の日本・アメリカ両政府の間で交わされた覚書には
 「基準を下回っていれば放射能を含んだ冷却水を
  例外的に放出できる」
 とまで記されていました。



 どちらも、絶対にあってはならないことです。

 この機密文書の存在を知った佐世保市議会では
 激しく追及がなされました。



 市議会で問われた市長も答弁はできず...。



 外務省はいつものことながら
 何も根拠を示さないまま。



 さらに、アメリカが安全だというから日本政府も安全だと信じる、
 という外交権を放棄した声明をいつもどおり発表しました。



 そして、フジノの登場です。

 わずか1日しか違わないのに、9月24日のフジノは
 それでもこんなに平和な東京湾に原子力空母は来ないはずだと
 どこかで信じていたのでした。



 アメリカの民主主義を信じたいという気持ちと
 アメリカという国のたくさんのウソに満ちた歴史への怒りとが
 フジノの中ではいつも2つ存在しています。









 インタビューの最後は、自嘲気味に笑うしかありませんでした。

 何故なら、麻生総理をはじめとする政府にも、外務省にも、
 独立国としての意思が存在しないからです。

原子力空母のいない東京湾を見つめるフジノ

 アメリカが「大丈夫だ」と言えば
 日本政府も「それならば大丈夫だ」と言うような
 そんなバカげた国は、独立国ではありません。

東京湾を見つめるフジノ

 この9月24日までの横須賀の海は
 25日の原子力空母入港と共に変わってしまいました。

 けれども、これから50年、いや、100年かかろうとも
 原子力空母をこの日本から押し返す動きは
 絶対に止めてはならないのです。

 9月24日の自分が出ているテレビ映像を観て
 9月25日以降の自分は、絶対にあきらめてはいけないのだと
 改めて決意しました。


● 最後の1人になっても信念は揺らがない

 NBCの特集は、とても優れた内容でした。

 また、取材に来て下さった方も
 本当に勉強熱心な上に行動力が抜群で、記者のカガミだと感じました。

 そんな方とお会いする機会がえられて
 本当に感謝しています。ありがとうございました。

 また、横須賀にはフジノよりも優れた
 市民活動を続けてきた方々がたくさんいらっしゃる中、

 そんな諸先輩方をさしおいて、
 フジノが出させていただいたことには
 申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 それでも、諸先輩方に負けない
 このまちの平和を愛する気持ちを持っているという自負心は
 いつもこの胸にあります。


 原子力空母が入港しようがしまいが
 反対の気持ちがぐらつくことは一瞬たりともありません。

 「入港した以上は、現実的な対応をとる」

 なんて、体制にとりこまれただけの情けない言い訳を
 フジノは絶対にしません。

 たとえ最後の1人になったとしても
 フジノは正しいことは正しいと叫び続けます。

 その気持ちが折れることは決してありません。

 そんな覚悟を再確認させて下さった
 NBC長崎放送さんに感謝しています。本当にありがとうございました。



2008年10月1日(水)のフジノ
● 自殺対策のホームページがスタートしました

 自殺予防対策は、特別なイベントの時だけではなく
 ふだんから日常的に
 広報啓発する必要があると訴えてきました。

 『広報よこすか』での自殺予防対策についての情報提供は
 かつてと比べてとても多くなりました。

 けれどもさらにもっとたくさんの媒体・手段を使って
 ふだんから日常的に、自殺対策の情報提供が必要なのです。

 「情報は、受け手が見てくれなければ
  出していないのと一緒だ」

 民間企業の広報戦略では
 この考え方が当たり前だからです。

 そんな訳で、広報よこすかに加えて
 今、横須賀市ができることとして
 さらにホームページの開設を提案してきました。


 (2008年6月議会・本会議での市長への一般質問)






 (3)本市の自殺予防対策を日常的に広報する必要性について

 自殺予防対策の本市の取組みのこれまでの成果物として、

 すでに相談関係機関の連携用の冊子である
 『よこすか心のホットライン』

 役割分担を明確にした
 『各機関における重点施策の取組状況及び今後の課題について』

 などが存在しています。

 けれども、それらをいつでも誰もが見られる手段がありません。、

 例えば、本市のホームページにも携帯サイトにも
 自殺対策のコーナーがなく、資料も掲載されていない為、
 せっかくの取り組みが全く市民には知られていません。

市長に自殺対策を質すフジノ

 <質問>
 ホームページだけが手段ではありませんが
 日常的に本市の自殺対策を市民に周知していく為に

 少なくとも自殺対策のコーナーは
 早急にたちあげるべきではないでしょうか。

 市長の考えをお聞かせ下さい。




 本市の自殺予防対策を
 日常的に広報するに当たっての

 ホームページの創設についてでございますが、
 現在検討中であります。

 早期に創設すべく準備をしております。






 日常的に広報する必要性について
 御理解いただいて非常にありがたいと思います。

 ホームページについても、
 早期開設していただけるとのことで、

 ありがとうございます。




 こうしたやりとりを6月議会で行なったのですが
 ついに実現しました。

 本日10月1日から
 横須賀市の公式ホームページの中に

 新たに自殺対策のコーナー
 『大切なわたしの命』がスタートしました。

 こちらをご覧下さい。

 (横須賀市公式サイトより)
大切なわたしの命


 自殺対策のホームページがスタートしたのは
 とても素晴らしいことです。

 自殺対策についての横須賀市の
 迅速な取り組みにはいつも感謝しております。

---------------------------------------------

 広報の方法は、受け手の市民の方々の
 年齢や、性別や、職業などに対応した様々なものが必要です。

 これからもさらにどんな方法が
 最も市民のみなさまに情報が届きやすいのか

 もっともっと工夫をしていきます。

 どうか、市民のみなさまの
 ご意見をたくさんいただけたらと願っています。

 よろしくお願いします。


 


2008年9月29日(月)のフジノその2
● 市長への一般質問を終えました

 今日、フジノは本会議にて
 市長への一般質問を行ないました。

 (原稿はこちらをご覧下さい)

 今回も本当に完成がギリギリで
 けさ5時くらいまでかけて、ようやく原稿が完成しました。

 あたまがフラフラのまま、何とか市議会に着くと、
 おもむろに議会事務局の方に呼び止められました。

 「今日はフジノ議員の一般質問の時間帯に
  埼玉県から視察の方々が20名ほどいらっしゃいますので
  あらかじめ、お伝えいたします」

 みたいなことをかなり丁寧に言われて、

 フジノはここ数日の徹夜とか名古屋往復などの疲れから
 かなりぼんやりしていたので

 「すごいな。20人もわざわざ埼玉県から...」

 ぐらいにしか理解してなくて、
 控え室でしたくをして、本会議場で自分の席に着きました。

 そしたらなんと、わざわざ議長が壇上から
 フジノの席まで降りて来てくださって

 「今日は視察の方々がいらっしゃるから
  早口になりすぎずにがんばれよ」

 と声をかけていただきました。

 (議長にそう言っていただいたのは
  かなりうれしかったです)

 本会議のスタート前の自由時間とはいえ、

 議長が議長席からわざわざ降りてきて
 議員に声をかけるという事態がありえないことだったので

 僕にもまわりの議員の方々にも
 けっこう驚きの出来事だったので

 すぐそばの席にいらっしゃった副議長からも

 「どうしたの?」

 と、声をかけられてしまいました。

 眠気と徹夜の疲れで
 フジノ自身が一番その重要性を理解していなかったのですが

 後で確認したところによると、

 横須賀市議会では、一般質問の時に
 手話通訳を行なっています。

 それを、埼玉県所沢市の方々が
 視察に来て下さったそうです。

 フジノは、聴覚に障がいのある方々が
 20名くらい傍聴に来て下さるのかと勘違いしていて

 市長に一般質問している間、
 壇上からフジノは傍聴席にいらっしゃる方々を見つめながら
 とてもすごくうれしかったのですが

 実は、10時トップバッターで一般質問をした
 フジノの質疑の時間帯には間に合わなかったそうです...。

 むぅ、残念。

 今回の一般質問でフジノは、
 聴覚障がいのある方々の情報アクセスも取りあげていたので

 まさにどんぴしゃなテーマだったので
 ぜひ手話通訳をとおして聞いていただきたかったです。

 ちなみに、市長との質疑の様子は
 インターネット中継でご覧いただけます。

 こちら(9月29日)をご覧下さい。
 フジノは10時からのトップバッターでした。


● 障がいのある方々に議会を傍聴してもらえたら僕はうれしいんです

 何故か、説明を間違えて聞いてて
 フジノは視察に来る方々は
 聴覚障がいのある方々だと思っていたのですね。 

 だから、インターネット中継を観ていただくと

 聴覚障がいのある方々に
 手話通訳で一般質問を聞いてもらえていると
 誤解しているフジノが

 珍しくとてもニコニコしながら
 市長へ一般質問をしている様子が観られるはずです(笑)。

 写真でもその様子がハッキリ分かりました。

 <基本的に怒ってる、ふだんの本会議でのフジノ>
怒りに満ちた表情で市長を質すフジノ

             ↓

 <どこかニコニコしてる、今日の本会議でのフジノ>
どこかニコニコしている今日のフジノ


 さらにフジノは質問の最中に
 フジノの脇に立っている手話通訳の方々を
 何度も何度もふりむいて

 「早口になってないですよね?」

 「逐語で手話通訳できてますよね?」

 「合理的配慮って単語も手話通訳できてますか?」

 「原稿が朝になってしまってごめんなさいね。
  事前の準備をもっと手話通訳の方々にさせてあげたかったなぁ」

 と、こころの中で語りかけていました。

 ああ、でもそれはフジノの誤解だったんだよなぁ。

 今回のフジノの一般質問は
 聴覚障がいのあるご夫婦とおこさんのことを想いながら
 毎日毎日、原稿を書いたのですね。

 いつも僕の一般質問って
 誰かのことを具体的に想いながら書いてるんです。

 ずうっとそのご家族のことを想いながら
 今回の質問の最初のパートを書いていました。

 だから、良い答弁が返ってくる瞬間を
 一緒に体験してほしかったんですね。

 ムリなのはもともと分かってたんですけど...。

 だって、市議会やってる時間帯は朝から夕方だから
 ふつうはみんな働いている時間帯ですから。

 でも、もしも障がいのある方々が傍聴に来て下さったら
 そりゃあもう、今日みたいに
 僕はうれしくてたまりません!

 インターネットで生中継していますから
 ご自宅で観れる時代ですから
 わざわざ市議会まで
 手間をかけて来ていただくことも無いのですけどね〜。

 でも、来てくれたら、やっぱうれしいです。

 だって、あなたの為に
 僕は働いているんですから。

---------------------------------------------

 ちなみに、一般質問の成果ですが

 フジノの質問に対する市長の答弁は
 かなり前向きな答弁を多く得られたと感じています。

 本会議中に急いで書いた
 手元のメモを見る限りは

 障がいのある方々の人権に配慮した
 研修が新たに市職員に行なわれるはず!

 来年度はきっと市職員の採用試験は
 点字試験もあるし、音声パソコンの使用もOKですよ!

 消費生活センターの見直しは
 いったんとりやめになるはずですよ。

 自殺対策の街頭キャンペーンは
 来年も行なわれるはずですよ!

 正確な答弁を確認する為に
 フジノ自身もインターネット中継を観てみますね。


 


2008年9月29日(月)のフジノその1
● 『わかってほしい真実』、生涯学習(社会教育)の真剣な取り組み

 みなさまに、6月12日の活動日記(その2)
 改めて読んでいただきたいのです。

 6月議会の教育経済常任委員会で
 フジノが行なった、教育委員会との質疑についてです。

 質疑の内容は、
 いわゆる性的マイノリティとされる方々の
 親御さんをはじめ世間全般の大人の世代に対する
 正確な情報提供など
 普及啓発の必要性についてです。

 その時の教育委員会からの答弁は

 ・性的マイノリティに関わる様々な課題は
  大切な人権課題として受けとめている

 ・今後さらに対応を検討していきたい

 という趣旨でした。

 その時にフジノは活動日記に
 こう記しました。


 > 市民のみなさまにとっては
 > 「もっと具体的な答弁がほしい」
 >
 > とお感じになるかもしれません。
 >
 > でも、委員会での質疑では
 > これらの言葉のやりとりだけで十分に大きな進展です。
 >
 > 市議会終了後に
 > 必ず教育委員会は会議を行なって
 > 市議会での質疑について話し合いを行ないます。
 >
 > いわゆる性的マイノリティとされる方々の親御さんへの
 > 情報提供・普及啓発・支援の必要性についても
 > しっかりと検討してくれるはずです。
 >
 > なんといっても、教育委員会は有言実行の部署なので
 > きっとやってくれるはずです。



 それから、3ヶ月が経ちました。

 やはり教育委員会は
 動いてくれました。

 今年の下半期に行なわれる『人権セミナー』のチラシをご覧下さい。


 ね、6月に書いたとおりでしょ?

 やっぱり『有言実行の部署』だなぁ。


● 全てが大切な課題ばかり。ぜひご参加ください!

 画像もPDFファイルも観れない方の為に
 チラシの内容を書き出しますね。


 (1)性同一性障害を知っていますか

      講師:虎井まさ衛さん(作家)
      日時:11月4日(火)14:00〜15:30

 (2)メディアが描く男女像

      講師:小玉 美意子さん(武蔵大学教授)
      日時:11月7日(金)14:00〜15:30

 (3)追い詰められるシングルマザー

      講師:赤石 千衣子さん(しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事)
      日時:11月12日(水)14:00〜15:30

 (4)パーソナリティ(人格)障害を理解する

      講師:吉永 陽子さん(長谷川病院院長)
      日時:11月28日(金)14:00〜15:30

 (5)うつ病に気づき見守るために

      講師:加藤 大慈さん(横浜私立大学付属病院神経科助教授)
      日時:12月2日(水)14:00〜15:30

 定員は先着30名。
 会場は逸見のウェルシティ(生涯学習センター)5階です。

 申し込みは、電話・FAX・はがき・Eメールにて
 (1)講座名「現代社会と人権」、(2)希望日、(3)住所、
 (4)氏名、(5)電話番号、を記して、次の宛先までお願いします。

 宛先:郵便番号238−8550 横須賀市小川町11番地
     横須賀市教育委員会 生涯学習課
     電話046(822)8483 FAX046(822)6849
     se-bes@city.yokosuka.kanagawa.jp

 希望者は有料でウェルシティの託児室が利用できます。
 あらかじめ申し込みの際にお尋ね下さい。

-----------------------------------------------

 今回、性同一性障害が
 講座でとりあげてもらえたことを素晴らしいと感じました。

 もちろん、忘れることなく教育委員会には

 「いわゆる性的マイノリティとされる方々は
  性同一性障害だけではありません。
  レズビアン、ゲイ、などの性的な多様性を
  できうる限り全てとりあげて下さい」

 との要請をしました。

 でも、大切なのは一歩でも良いから
 前に歩き出すことです。

 タイトルである『わかってほしい真実』、
 本当にその通りだと思いませんか?

 これまで活動日記を読んで下さっている方々は
 すでにお気づきだと思うのですが

 今回の5回のシリーズは全て
 フジノの大切な政策ばかりです。

 (1)性的な多様性を保障すること

 (2)男女共同参画社会を実現すること

 (3)ひとり親のご家庭をサポートすること

 (4)精神保健福祉の向上

 (5)自殺予防対策を推進すること


 これはまさに、行政側(今回は教育委員会ですね)と
 問題意識が共有できた、ということです。

 解決すべき問題を前にして
 政治と行政が対立しているヒマは無いのです。

 共に同じ想いで
 少しでも前に進みだす必要があるのです。

-------------------------------------------------

 ささやかではありますが
 確かに『政治』と『行政』は歩みを進めました。

 さあ、次は『市民』のみなさまの番です。

 どうか、参加してください。
 どうか、知ってください。

 そして、一緒に前に歩みだして下さい。



2008年9月28日(日)のフジノ
● 『せんたく八策』に署名しました

 すでに6月6日の活動日記に記しましたが
 フジノは『せんたく』のメンバーです。

 『せんたく』はニックネームというか略称です。
 フルネームは

 『地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合』

 と言います。

 その『せんたく』が今日、都内のホテルに集まって
 『せんたく八策』緊急署名人総会を行いました。

 やがて行なわれる総選挙を
 地域・生活者をスタートとする国づくりを行なうための
 『真の政権選択選挙』にすることが目的です。

 その実現の為に、
 次の8項目の決意に賛同する地方議員・首長が集まり
 署名を行ない、記者会見を行いました。



 『せんたく(洗濯・選択)八策』


 来るべき総選挙は、
 明治以来の中央集権型の統治構造を根本から改め、
 地域・生活者起点で国づくりを行なう
 「歴史に残る政権選択選挙」にしなければならない・

 このため、地方は自己改革を行いながら、
 この国を「洗濯・選択」するため、以下八策を決議するものであり、

 志ある政党・政治家は立場を明確にし、
 賛同するよう強く求めるものである。


 一策 天下の政権を官僚から国民に取り戻すこと。
     そのため、多様で自立した「地方政府を確立すること。
     また、憲法に中央と対等な「地方政府」を明記すること。

 二策 中央集権型の陳情政治、バラマキ型の補助金政治と決別すること。
     そのため、国から立法権を含めて権限を移譲し、
     人材と税財源を地方に明け渡すこと。

 三策 行政の無駄遣いをなくすこと。
     そのため、国の出先機関・外郭団体を廃止・縮小するとともに、
     国に対する国民監査請求制度を制定すること。

 四策 首長は、裏金や隠れ借金などを明らかにし、
     徹底して自治体改革を断行すること。
     また、権力に執着するなれあい型の多選は
     自らの意思で排除すること。

 五策 首長と地方議会は、あらゆる癒着を排除すること。
     利益誘導的な口利き・斡旋を禁止し、
     外部からの働きかけはすべて文書化を行い、
     不明朗な労使慣行を含めた情報の全面公開を行うこと。

 六策 地方議会は、その役割、使命を根本から見直すこと。
     議会運営や政務調査費の使途を透明化し、
     議会基本条例の制定をはじめ、あらゆる改革に取り組むこと。

 七策 地域・生活者起点の住民自治を確立すること。
     そのため、住民投票や住民参画の拡充により、
     住民が主役となる地域づくり・国づくりを進めること。

 八策 政党・政治家は、国民との約束を守り、
     国民は、「おまかせ民主主義」を捨て去ること。
     マニフェスト選挙を徹底し、
     国民の「選択」による政治を実現すること。


 平成二〇年九月二十八日

 地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合(せんたく)
 「地方政府創造会議」



 この8つの決意を記した『せんたく八策』に
 323名の政治家が署名をしました。

 フジノは明日の本会議に向けての
 一般質問の原稿作成が終わらなかったので、
 総会と記者会見には欠席しましたが、

 『せんたく八策』に賛同して署名人に加わりました。

せんたく八策に署名したフジノ

 署名人323名のリスト
 どうぞご覧下さい。


● この国に対する、フジノの想い

 『せんたく八策』の8項目にあわせて、
 フジノの想いを記します。

 (1)一策について

 この国の政治は、
 かつて1度も国民のものであったことはありません。

 あなたは自分がこの国の主役だと感じたことはありますか?

 フジノは政治家ですが、政治家である自分自身でさえ
 この国を自分がつくっている1人であると
 感じることはありません。

 誰もが政治に絶望し、誰もが他人におまかせで、
 誰も責任を取ろうとしていません。

 そんな国の姿を変えなければいけません。

 また、国と地方自治体とは対等だ
 とフジノは考えてきました。

 地方自治体は
 最も市民のみなさまのそばにある最前線の現場です。

 現場を持たない国は
 国にしかできないことだけをやれば良いのです。

 国会議員よりも市議会議員の方が
 市民の方々の痛みを深く共感し、悲しみを知っています。

 けれども現状では
 あたかも国会議員の方がエライかのように
 まちがったイメージが作られています。

 国も地方自治体も、役割が違うだけのものであり
 本来、対等な存在です。

 この当たり前の姿へと正すのです。


 (2)ニ策について

 国の出先機関の情けない働きぶりを見るにつけても
 フジノは市役所の方が優秀だといつも感じています。

 国のひどい政策の誤りの数々に苦しめられるにつけても
 これまでフジノが出会ってきた本気の地方議員の方々のほうが
 よほど優秀だといつも感じています。

 国が市に権限と財源を手渡しさえすれば
 僕たちの方が国よりも良い政治をできる自信があります。


 (3)三策・四策・五策について

 あまりにも当たり前すぎて
 あえて項目に入れたのがフシギなほどです。

 行政のムダづかいを無くす。

 権力に執着する多選はやめさせる。

 首長(市町村長・都道府県知事)と地方議会は、癒着を排除する。

 当然です。


 (4)六策について

 フジノは、全国の地方議会がもしも現在のままならば
 むしろ全て廃止すべきだと感じることがあります。

 初めてお会いする人に職業を尋ねられて
 「政治家です」と答えるのがいかに恥ずかしいかは

 全国の、本気の想いを持つ地方議員ほど
 共感してくれるはずです。

 ふつうの市民のみなさまは
 政治家にプラスのイメージなど持っていません。

 同じく、フジノ自身も自ら政治家でありながら
 政治家であることを恥だと感じることがしばしばあります。

 市町村長や都道府県知事から
 提案された議案を、
 ただそのままに賛成して可決するだけ。

 予算案を修正することさえできない。

 そもそも、政治家の大切な仕事である
 議会での発言さえしない議員の多さ。

 そんな無能な存在が
 高い給料を税金からもらっているならば、
 むしろ全ての地方議会を廃止して

 その分、浮かせることができた税金を使って
 ひたすらインターネット技術を普及させて

 全ての議案を、
 市民のみなさまにインターネットで賛成か反対かを
 直接に投票してもらった方がよほどいいです。

 今のままの地方議会では
 とても市民の代表とは思えません。

 根本的に地方議会は生まれ変わるべきです。


 (5)七策・八策について

 住民投票は当然のものとして必要です。
 自分のまちの在り方を判断するのは、自分だからです。

 この国ではあまりにも「おまかせ民主主義」が染みついています。

 この国ではほとんどの人々が
 何でも他人まかせです。

 他人の痛みを想像できない人々があまりにも多く
 何か事件が起こってもワイドショーの評論家のように

 インターネットの掲示板に評論を書き込むだけ。
 ただ外野席に座って、ヤジを飛ばして騒いでいるだけ。

 本当の民主主義には、外野席はいりません。
 ただプレーヤーだけが必要なのです。

 全ての市民が第三者ぶるのをやめて
 当事者として行動をとることが必要です。

 政治家だけが悪いのではなく、
 そんなレベルの政治家を選んでいるのは国民です。

 国民のみなさまに、目を覚ましていただきたいと
 いつもフジノは感じています。

-----------------------------------------------

 以上のような想いから、
 フジノは本気で『せんたく八策』に賛同しています。

 自分の国のことを
 自分のまちのことを

 自分の頭でしっかりと考えて
 次の世代の為に、希望のある社会に変えていくのは
 当然の責任です。

 今回の八策は、
 わずか300数名の地方議員が署名したものですが

 本気の300名ならば
 この国は変わるはずだと信じています。

 そもそもこの『せんたく』は
 次の総選挙が終われば解散しますが

 『せんたく』が存在しようがしまいが
 『せんたく八策』に署名しようがしまいが

 いつもこの想いを胸に持って
 行動を続けていますし、これからも続けていきます。


 

→日記過去分の目次へ
→はじめのページに戻る