まちの政治家は、こんなことしてます


2009年4月28日(火)のフジノその2
● 自民党のニューリーダーが会派を離脱!

 夕方16時、議会事務局へ行きました。

 毎年5月には、
 議会の人事を決めるだけの臨時議会が行なわれているのですが

 それに向けて今日は朝10時から
 議会運営委員会が開かれていました。

 フジノは無所属で、議会運営委員会に出席ギムは無いので
 いつも終わった後に議会事務局から、説明を聞かせていただいています。

 議会事務局の方と共に会議室のテーブルにつくと
 ふと、こう言われました。

 「今日はいろいろな案件がございまして、
  会議が終了したのは14時頃でした」

 「へえ、何かあったのでしょうか?」

 「はい。昨日、浜野雅浩議員の会派離団届けがありまして
  それにともなってあらゆる役職が全て交代になりました」

 「えっ!浜野さん、自民党を辞めたんですか!」

 なんと、昨日27日付で、
 浜野雅浩議員が会派・自由民主党を離団されたのでした。

 下の画像が、議会運営委員会で配られた
 正式な『団員離団届』の写しです。


 浜野雅浩さんは、当選2期目でフジノと当選同期組ですが
 すでに市議会では『委員長』を何度も勤めています。

 フジノは浜野さんのことを
 『自民党のニューリーダー』なのだと受け止めてきました。

 例えば、2008年度の浜野さんの役職を見てください。

 <2008年度>
 ・建設常任委員会・委員長、
 ・議会運営委員会・委員、
 ・第3次議会制度検討会・委員
 ・議会IT化運営協議会・委員

 常任委員会の委員長を行なうだけでも激務なのですが

 議会改革のメンバーであり、かつ、
 開かれた議会にする為のIT化を推進する協議会メンバーでもあります。

 かたやフジノは、教育経済常任委員会・委員だけです。
 フジノは委員会だけでもかなり精一杯です。

 一方、浜野さんは複数の重大な責任ある仕事を
 まさに任されてきた方です。

 会派は違えども、その仕事ぶりはいつも見せていただいていました。
 07年度には決算特別委員会の副委員長でしたし、
 06年度には一緒に民生常任委員会メンバーでした。

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 フジノは会派を超えて浜野さんを慕っています。
 『政治家』としても『人間』としても、とても大好きな方です。

 例えば、『政治家』としての浜野さんを象徴するのが
 美術館問題における不当なアドバイザー料支払い問題の追及です。

 莫大な借金と運営費用の赤字をもたらした美術館ですが
 谷内六郎の絵を寄附した遺族が
 多額のアドバイザー報酬を
 横須賀市から受け取っているという問題があります。

 毎月22万8700円もの報酬を横須賀市は支払っているのですが
 仕事の実態は、月に数回の電話と面談があるだけ。

 それなのに、これを25年間も支払い続けるのです。
 合計で約7000万円にものぼります。

 しかも、市議会にも知らされないままに
 1998年4月1日に沢田前市長と谷内家との間で
 『覚書』が交わされていたのです。まさにこれは『密約』です。

 無償(タダ)で絵を寄贈した、というよりも
 7000万円で買い取らされたというのが実態と言えるでしょう。

 やがてこの問題は議会を超えて
 住民による監査請求、行政訴訟へと発展していった大問題なのですが
 これを市議会で最初に問題としてとりあげたのが、浜野さんです。

 フジノは自民党による政治が大キライですが

 自民党にも政治家として尊敬すべき
 素晴らしい個人はたくさんいらっしゃいます。

 横須賀市で言うならば、フジノにとって
 まさに浜野さんがそうなのです。

 その自民党のニューリーダーが
 会派を辞めたというのは、大きな衝撃でした...。


(つづく)


2009年4月28日(火)のフジノその1
● 汐入へ/何故、僕は勝手連をやるのか

 けさは汐入駅前にて、勝手連の活動を行ないました。

 この朝の時点では、
 『政治家』の勝手連はフジノひとりきりです。

 やがて夕方に驚くべきビックニュースが待っているとは
 想像さえせずに、ひたすらマニフェストを配り続けました。

 女子中学生のグループから

 「勝手連って何ですか?」

 と尋ねられました。

 「おお、ナイス質問だよ。

  こないだ僕が
  記者会見をした時にも

  マスコミの方々に
  同じ質問をされたんだよ。

  勝手連っていうのは、

  ある人の『政策』を
  自分にとって
  正しいと思った人たちが

  勝手にその人の政策を
  応援しまくるってことだよ」

 と答えました。さらに、こんな会話が続きました。

 「だから本人はいないんですか?」

 「うん、そうだよ」

 「本人は今、どこにいるんですか?」

 「いやあ、全然、分かんない。
  彼が今どこで何してるかとか僕は何も知らないんだ。

  僕は彼が何してるか分からないし、
  彼も僕が今ここにいることを知らないんだよね」

 「それってなんかすごくないですか。
  自分が知らないところで勝手に応援されてるんだ(笑)」

 「うん(笑)」

 「ひとりでやってて、さみしくないんですか?」

 「それはさみしいよ。

  昨日は徹夜明けで、けさは5時に起きて
  のどがガラガラになるまで大声でマニフェストの説明をして

  でも、これから学校とか会社に行くほとんどの方々にとっては
  マニフェストをお渡ししようとしても通行のジャマでしか無いし

  僕だって会社員だったからその気持ちもとても分かるし
  朝から政治家がわめていてうんざりするし
  チラシなんか受け取るかよ、って思ってる人たちの気持ちは
  すごく分かるんだよね。

  わざと体をガーンってぶつけてくる人もいるし、
  すれちがいざまに僕にしか聞こえないように
  ひどい言葉を言う人もいるし

  嫌なこともたくさんあるから、
  わざわざこんな勝手連なんてやらなくてもいい世の中だったら
  いいのになあ」

 「じゃあ、やめちゃえばいいじゃないですか?」

 「おおっ(笑)
  確かにやめてしまえば今より長くは眠れるね(笑)

  でも、今ここで僕がやめてしまったら、
  大人としてきみたちの未来を守れなくなってしまうから
  絶対に逃げる訳にはいかないんだよ」

 「ふうん...」

 「それくらい、今このまちはヤバいんだ」

 「へえ、ヤバいんだ?」

 「うん、だから変える。『希望』が感じられるまちに変える」

 女子中学生たち一同、沈黙。
 ...しまった、朝から熱く語りすぎてしまったか。

 「じゃあ、勝手連、がんばってください」

 ひとりがそう言うと、残りの5人も

 「がんばってください!」「がんばって」

 と、笑顔で言ってくれました。

 「いってらっしゃい!
  もうすぐゴールデンウィークだから、学校つらくても
  なんとか数日間のりきるんだよ!」

 「はーい」

 こうして、彼女たちは去っていきました。

 愛くるしい、かわいくてたまらない、僕たち大人みんなのこどもたち。
 こどもたちは社会のたからものだ。改めてそう思った。

 しがらみに囚われた大人たちとは違う、
 希望ある未来を信じているこどもたち。

 僕は、守る。彼女たちの未来を必ず守る。
 だから、勝手連をやり続ける。

 そんなことを再確認した朝でした。

 夕方に、衝撃のニュースがあることは、
 この時まだ知りませんでした。


(つづく)


2009年4月27日(月)のフジノその2
● 夕方、朝のリベンジへ(勝手連)

 けさのマニフェスト配布では
 わずか1時間17分で用意しておいた1000部が全て無くなってしまい、
 お渡しできなかった市民のみなさまに申し訳ないことをしました。

 (「もう無いのか」と朝、怒られてしまいました)

 そこで、夕方16時半から18時まで
 『朝のリベンジ』として
 改めてマニフェストを用意して配ってきました。

 夕方は、市民のみなさまからご意見をいただくことが多く、
 お話をうかがいながら700部を配り終えました。

 いつも配った後はまわりに捨てられてないか
 見て回っているのですが、捨てられていたのはわずかに3部だけ。

 このことからも、みなさまがマニフェストを
 かなり熱心に読んで下さっていることを感じます。

 今日は、2人の方に
 大声で怒鳴られました。

 1人は、女性です。

 マニフェストを受け取ると
 それまでの笑顔が
 鬼のような形相になって

 「フジノさん、
  あなたは最終的に
  この人を応援することに
  決めたの!?」

 「はい、そうです」

 「それならもう2度と
  あなたのことは
  応援しないから!」

 そして、キッとフジノをにらみつけて立ち去りました。

 今回、2人の立候補予定者のマニフェストを読み比べた末に
 1ヶ月間かけてフジノは決心したのですが

 その間、多くの方々から

 「フジノさんの決心を早く聴きたい」

 と言われました。

 熟慮に熟慮を重ねた末の決心ではありましたが
 決心に時間がかかったが故に
 たくさんの市民の方々を迷わせてしまったのも事実です。

 その点については深く反省しています。
 けれども、決心した内容については一点の曇りもありません。

 41万人もいらっしゃる横須賀市民のみなさまには、
 いろいろなご意見があるのは承知しています。

 しかし、これまでフジノの政策を支持して下さった方々には
 きっとフジノの行動の意味が理解していただけると信じています。

 そして、全ての市民のみなさまにお願いいたします。

 大きな『目的』の前には、意見の違いをのりこえて手をつないで下さい。

 同じ夢や希望を持っているはずの
 このまちに暮らしている仲間が

 ささやかな意見の違いから仲たがいを繰り返していって
 2つや3つに分裂していってしまうのは、本当に悲しいことです。

 1つの夢、1つの希望の為に、一緒に闘っていきましょう。
 今こそ、その時です。

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 もう1人の方は、男性です。

 「何で他人のチラシなんか配ってるんだ!
  おれはあんたを応援してたのに
  どうしてあんた自身がやらないんだ!」

 「僕は福祉政策がメインですから
  広く市政全般というのはやりたく無いんです」

 「何を言ってるんだよ、おい。
  政治家ならもっと上を目指せ!しっかりしろ!」

 そして、キッとフジノをにらみつけて立ち去りました。

 『激励』のお言葉と受け止めました。ありがとうございます。

 本当に、街頭に立つといろんな出会いがありますね〜。


● 勝手連の仲間を募集しています!

 今日、ある女性の勝手連の方からメールをいただきました。

 なんとけさの4時半から5時半にかけて
 すでにマニフェストのポスティングを行なっていたそうです!

 フジノは前回の活動日記に

 「たった1人きりの勝手連スタート」「先頭を切れてうれしい」

 と書きましたが、誤りでした。

 もうすでに仲間がいたのですね〜。うれしい。
 すでに「1人きり」ではありませんでした。

 さらに、フジノがスタートしたのは朝6時半のことですが
 この方は朝4時半にスタートしてくれていました。

 先頭を切ったのは、この方でした。素晴らしい!

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 フジノは、勝手連の仲間を募集しています。

 朝・昼・晩、どのタイミングでもけっこうです。
 一緒にマニフェストを配っていただける方をお待ちしています。

 新しい横須賀を共に創る為に
 ぜひあなたも一緒に活動して下さい。よろしくお願いします!


● 引っ越し作業24日目

 今日は、ついに新しい事務所に
 電気と電話が通りました。

 電話・FAX番号は変わりません。今までのままです。



 パソコンも運び込みました。

 ネット環境が整うのはゴールデンウィーク明けなので
 仕事をするにはまだ不十分なのですが
 ようやく少しだけ、仕事をする事務所らしくなってきました。

 まだまだ現在の事務所から運び出すべき荷物がたくさんあるので
 数日中に再び友人に手伝ってもらう予定です。

 引っ越し完了まで(というか現在の事務所の退去まで)
 残り3日間、がんばらなければ!



2009年4月27日(月)のフジノその1
● 新しい横須賀を創る、『希望』の勝手連スタート!

 けさ6時半から、フジノは勝手連をスタートしました。
 今はまだ、たった1人きりです。

 このたった1人きりの勝手連は
 やがて必ず何百人、何十ものグループに増えていきます。

 先頭を切ることができて、光栄です。



 今日は、政治家フジノが生まれた場所、
 横須賀中央Yデッキにて

 本日ついに初公開のマニフェストを配りました。

 これはまだ完全版ではありません。

 最後のページにハガキが付いていまして
 市民のみなさまにもどんどんご意見ご提案をしていただいて
 そして、最終版が完成します。

 それにしても、すさまじい勢いで
 市民のみなさまがマニフェストを受け取って下さいました。

 なんと、1000部が全部、1時間17分で完全に無くなりました。
 1部あたり4秒弱で受け取ってもらえた計算になります。

 すさまじい勢いでした。

 この1つをとっても、市民のみなさまの熱い想いを感じます。

 そこで、7時47分から8時までは
 マイクで少しだけお話をしました。

 久しぶりのマイクなので

 「1000部が全部、
  無くなりました!

  せんぶがぜんぶ、なんて
  オヤジギャクみたいですけど

  まさにあっという間です!」

 なんて言ってしまい、

 「さむい!」

 と女子高校生のグループに
 声をかけられてしまいました。

 テヘッ(by春日)

 そして、上の写真で掲げているラスト2部のマニフェストさえ、
 わざわざ近づいてきてくれた高校生が

 「もらってもいいですか?読んでみたいんです」

 と声をかけてきてくれて
 完全にフジノの手元に残りが無くなってしまいました。

 新しい横須賀を望む市民のみなさまの熱意、
 確かに受け止めました。

 これからも可能な限り、毎日必ずどこかの駅に現れて
 マニフェストをお渡しさせていただきます!


● 横粂くんと、河村たかし名古屋市長の誕生を祝う!

 けさ、6時すぎに安針塚駅へ向かう
 横粂勝仁くん(民主党・立候補予定者)と偶然の再会を果たしました。

 昨年12月24日にフジノは横粂くんの応援演説をさせてもらったのですが
 その時に、河村たかしさん(当時・衆議院議員)
 応援に来てくれたのですね。

 (2008年12月24日・左から河村さん・横粂くん・フジノ)


 その河村さんは昨夜、名古屋市長に当選しました!

 2人ともお互いに

 「河村たかしさん、名古屋市長になったね!」

 「やっぱり市民のみなさんは変化を求めているんだね」

 と喜び合いました。

 フジノはさらに、横須賀にも
 新しい国会議員が生まれることを願っています。

 

 今年のお正月、フジノは1つの決意をしました。

 「新しい横須賀のスタートは、新しい国会議員と新しい市長で!」

 決意を必ず実現させます。

 横粂くん、お互いにがんばっていこうね!



2009年4月26日(日)のフジノその2
● 視覚障害者協会の定期総会へ

 横須賀市視覚障害者協会の定期総会が
 今年も開催されて、フジノも参加させていただきました。



 視覚障害者協会は昨年60周年を迎えましたが、
 ますますその役割は高まっているとフジノは感じています。

 何故ならば、いつもフジノが述べていることなのですが
 視覚障がいのある方々は、僕たちの『未来』そのものだからです。

 生まれた時から視覚障がいがあるのは、わずか5.3%の方です。
 視覚障がいの最も多い原因は、糖尿病なのです。

 つまり、僕たちは誰もが年をとれば
 必ず視覚障がいのある状態になる訳です。

 だから、視覚障がいのある方々が
 こうして総会に集まっている姿を見るにつけても

 また、協会の会報『光』(月刊です)をフジノは購読しているのですが
 その会報を読むにつけても
 あらゆる活動に
 みなさまが熱心に取り組んでいらっしゃる訳です。

 それは、視覚障がいのある状態になったとしても
 僕たちには決して暗闇に満ちた世界が待っている訳ではない、

 ということを、『人生の一歩先を歩く先輩』として
 見せていただいているのだと感じるのです。

 もちろん、生活上でのいろいろな困難があるのは
 十分に理解した上で、なお、

 フジノは視覚障がいのあるみなさまの姿に
 いつも『希望』を感じています。
                             

● 障害者自立支援法の見直しと、マニフェストのユニバーサル化

 フジノも来賓あいさつをさせていただいたのですが
 2つのことをお伝えしました。

 (1)今年は障害者自立支援法の見直し

 このHPに先日記した通りで、ようやく今年、
 天下の悪法である障害者自立支援法が一部改正されます。

 すでに3月31日には改正案が
 国会に提出されています。

 この改正案も、根本的な見直しが成されておらず
 全く満足できるものではないのですが

 国がダメでも、市町村で対応できるものは
 市町村が防波堤となってしっかりと対応していきたいと考えています。

 ぜひみなさまのご意見を聞かせてください、
 とお願いしました。


 (2)市長選挙では、マニフェストをユニバーサルデザインにします

 今年は新しい横須賀市長を選ぶ選挙が行なわれます。

 けれども、横須賀に限らずほとんどのまちで
 視覚障がいのある方々は『選挙公報』を見れない現実があります。

 ふつうの市民感覚で考えれば、
 視覚障がいのある方々には
 声で吹き込んだ『録音版』や『点字版』の選挙公報が
 届けられているはずだと思いませんか?

 それが、全く無いのです。

 政府も公式見解として

 視覚障がいのある方々への選挙公報の録音版を作成することは
 現在の公職選挙法を改正しなければできない

 としています。

 「だったら早く改正しろ」

 というのがフジノの意見ですが

 日本国憲法で成人に等しく保障された権利である選挙権が
 視覚障がいがある、というだけで著しく制限されている現実があります。

 情報バリアフリーが全く進んでいません。

 こんな情けない国の対応に対して、全国の選挙管理委員会では独自に
 点字訳・音声訳をしているボランティア団体と協力して
 選挙公報の『点字版』『録音版』を
 可能な限り早く配布しているところがいくつもあります。

 横須賀市の場合はどうかというと、
 市議会に対して2007年に陳情が提出されたのですが

 『録音版』を作ってほしいとの要望に対して
 本市独自で対応できるものについては
 できるだけ実現するよう要望して、『審査終了』となりました。

 こんな経緯があるのですが、フジノは納得していません。

 そこで、やがて行なわれる市長選挙は
 政策本位のマニフェスト選挙にしていきたいと考えているのですが

 このマニフェストを必ず音声化したいです、とお伝えしました。

 それは、テープにするか、CDにするか、MDなのか、
 メールにするか、SPコードにするかは分かりません。

 選挙公報は、法改正が必要かもしれませんが
 マニフェストについては関係ありませんし、

 何よりも、ある候補者・1つの陣営がそれを実施すれば
 他の候補者たちもそうしなければ恥ずかしいと感じるはずです。

 そうやって、情報バリアを無くしたい。

 だから、みなさまにも政策本位のマニフェスト選挙に
 ぜひ参加していただけるように

 マニフェストを必ず音声化したいです、とお伝えしました。


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 フジノは現役の政治家ですから
 たとえ選挙期間中であってもいつもどおりに仕事をしていきます。

 障害者自立支援法の一部改正は
 重要なテーマです。

 市議会は、5月に臨時議会、6月に定例会がありますが
 そこでもしっかりと議論をしていきたいです。

 また、選挙も戦い方そのものが問われています。

 フジノは勝手連の活動の1つとして
 マニフェストの音声化を必ず行ないたいと思います。

 何故、視覚障がいがあるだけで
 『選挙公報』を一生涯にわたって手にすることなく
 選挙に行かねばならないのか。こんな現実は全くおかしいです。

 だから、僕は全ての立候補予定者に訴えたい。

 ぜひ、情報バリアフリーを当たり前にする為にも
 『点字版』『音声版』のマニフェストを作って下さい!

 こんな当たり前のことは、どうか意見の対立を超えて
 全ての候補者が行なって下さいますよう、こころからお願い申し上げます。



2009年4月26日(日)のフジノその1
● 夜明け

 最近、よく眠れない。寝ても夢を見て、すぐ起きてしまう。

 それならば、起きて仕事をしていようと思って
 参考文献を読んだり、市民の方々から頂いたメールに返事を書いていると
 あっという間に夜明けがやってくる。



 見る夢は、100%仕事のことばかりで

 この夏に開催する『リカバリーフォーラム2009』
 フジノが担当する分科会の企画に悩んでる夢だったり、

 カフェトークに参加してくれた市民の方々から
 いろいろなお話を聴かせていただいている夢だったり、

 新しい横須賀を創る為の『勝手連』活動
 駅前に一人きりで立って
 マニフェストチラシを配っている夢だったりする。

 でも、仕事で徹夜してしまって見る
 夜明けの太陽はキライじゃない。

 僕の後輩や友達には、
 看護師さんや福祉施設で働いている職員さんがたくさんいて
 きっと昨日も夜勤をしていたことだろう。

 相談を受けてきた、たくさんの市民の方々も
 昼と夜と複数の仕事をかけもちしていて、朝に帰る方々も多い。

 そんな友達や市民の方々と、
 「夜明けの空の色が好きだ」という話をしたことがある。

 きっと今みんなも同じ夜明けの太陽を見ている。

 僕は今ひとりきりではなくて、
 同じ夜明けの下でつながっている。


● 政治家の世襲は最悪だ

 けさは7時半からのテレビ番組『新報道2001』に
 フジノが応援している横粂勝仁くん(民主党・立候補予定者)
 活動している姿が放送されるとのことで観てみました。

 テーマは『政治家の世襲』について。

 横須賀・三浦のいわゆる『神奈川11区』は
 小泉家が国会議員として
 100年も続いているという異常な世襲政治のまち。

 今度も小泉家4代目の息子が立候補予定で、
 そこに横粂くんが民主党から待ったをかけたのです。

 映像では横須賀中央の商店街が流れて
 横粂くんが支持を求めてあいさつをすると

 お店から出てきた方が握手までしてくれて
 笑顔で迎えてくれるのに

 横粂くんが去った後に報道記者が再びインタビューすると

 「うちはずっと小泉だから...」

 「しがらみがありますから」

 と、手のひら返しで
 『小泉支持』を述べるという姿が映されていました。

 横粂くんだけでなく、伊藤正子さん(共産党・立候補予定者)も

 まちなかで小泉家4代目の息子が活動している姿を
 見かけることは全く無いにもかかわらず

 組織が固められているのを感じる、と述べていました。

 横粂くんも、

 「相手(小泉家)は何もしないのに10万票は得票しそうで、厳しい」

 といった内容のことを話していました。

 フジノは政治家の世襲には強く反対です。

 理由は、このHPの読者の方々ならフジノの想いをご存知だと思いますが

 3代目の小泉元総理がどれほどひどい政策ばかりで
 この国をダメにした政治家だったかを見れば

 そのことだけで十分に世襲政治家は禁止すべき根拠です。

 もしも、政治家のこどもが親と同じく政治家になりたければ
 イギリスのように全く親とは無関係の新しい選挙区に行くべきです。

 ろくな政策も無いのに親の地盤とカネを受け継いで
 この国を良い方向に変えたいという想いが無いままに
 ただ職業として政治家をするような人を選んでは国がダメになります。

 市民も『しがらみ』『つきあい』で政治家を選べば
 この国がどれだけダメになっていくかは
 小泉元総理の5年間もの在職で良く分かったと思います。

 政治家は政策で選ぶのです。
 昔からつきあいがあるなんて全く意味がありません。
 どうか、もう目を覚まして下さい。

 そんなことを思いながら、横粂くんの活動の姿を
 テレビを通して観ていました。

 今年、新しい国会議員を選ぶ選挙が行なわれますが
 このまち(神奈川11区)の選挙はまさに

 世襲のしがらみ政治をそれでも選ぶのか
 新しい政治の在り方を選ぶのか

 これからの日本の政治をあなたが選ぶ大切な機会になります。

 フジノは、世襲を拒否します。
 実力は未知数でも新しい可能性に賭けます。

 あなたはどうしますか?

 僕は日本の新しい夜明けを
 あなたと一緒に見てみたいとこころから願っています。



2009年4月25日(土)のフジノその2
● プレゼントは受け取れませんが、お気持ちはありがとうございました

 今日は、カフェトークが終わった後に
 会場であるカフェ『RRROOM』のマスターに話しかけられました。

 「フジノさん、実は...

  今日、開店前に、花束を持ったご婦人がいらっしゃって
  『フジノさんに渡して下さい』とおっしゃったんです。

  ふだんからフジノさんが
  一切のモノやおカネを受け取らないのを知っていたので
  事情をご説明してくりかえしお断りをしたのですが

  どうしてもとおっしゃるので
  お店として受け取らせていただきました」



 紫の花や白い花にオレンジのバラが印象的な
 とても素敵な花束でした。

 「ありがとうございます。
  代わりにおっしゃってくださったとおりで
  やはり僕はこのお花も頂くことはできませんので
  『RRROOM』がそのままそのご婦人から頂いたままにしてください」

 と、マスターにお答えしました。

 今日は、RRROOMの毎月1回のお魚の日でしたので
 マスターの粋な配慮で
 お客さまに出されたお刺身のわきに
 そっと花が飾られていました。

 花束に添えられていたお手紙だけ頂いて
 家に帰ってから読ませていただきました。

 RRROOMでもそのご婦人は一切名乗らなかったとのことですが
 お手紙にもお名前はありませんでした。



 これから始まる市長選挙への激励のお言葉が書かれており
 その想いにとても感激しました。

 お手紙ではこのHPを毎日ご覧頂いているとのことでしたので
 HPを通じてお礼をお伝えさせて下さい。

 フジノは一切のモノを受け取らないことにしておりまして
 大変申し訳ございませんが、花束とお菓子は受け取っておりません。

 でも、お気持ちとお手紙は、確かに受け取りました。
 本当にありがとうございます。

 また、フジノは感謝の言葉よりも、
 成果を出す行動あるのみとも信じておりますので
 これからもいっそう仕事に励むことでお礼に代えさせてください。


● 全ての差し入れをお断りしております、ご理解くださいませ

 市民のみなさまにお願いがあります。

 政治家としてフジノは、一切の頂き物を拒否しています。

 これまでの6年間も、街頭演説の最中に
 缶コーヒーなどの差し入れをして下さる方々が多数いらっしゃいましたが
 大変こころぐるしいのですが、全てお返ししてきました。

 差し入れをお断りするというのは
 本当に申し訳なさでいっぱいなのですが

 「ノドが痛いでしょう」

 と差し出してくれたアメもお断りしてきました。

 政治家になってからは、バレンタインデーの義理チョコも
 その場でお断りして受け取らずに来ました。

 本来ならば、ここまで厳格にやらなくても
 例えば、現金に換算して領収書を発行するですとか
 何らかの方法があるようなのですが

 政治家として、金銭のおごり・おごられは一切しておりませんし、
 私人として商店街などで買い物をしている時に
 「端数の1円はいらないよ」と言われても
 「いえ、その1円も支払わせてください」と支払っています。

 どうか、不躾な言葉に聞こえると思うのですが
 失礼をお許しください。本当にごめんなさい。

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 と言いつつも、昨日はありがたいプレゼントをいただきました。

 シングルマザーである方からお話をうかがった後、
 雑談をしていた時に

 「これから毎朝、僕は勝手連として街頭に立つことになるのですが
  春雨なのでしょうか、雨が続くみたいで厳しいですね」

 と話したところ、僕が持ち歩いていたティッシュで
 (フジノは慢性鼻炎なのでよくテーブルにティッシュを出していますよね)

 くるくると丸めて、てるてる坊主を作ってくれました。

 「これで晴れますよ」

 と。そのお気持ちがうれしくて、事務所に持って帰りました。



 また、小3のかわいいおこさんからは
 団地のお庭でゲットしたという
 四つ葉のクローバーと五つ葉のクローバーを頂きました。

 きっと良いことがありますね。



 てるてる坊主とクローバーは受け取って

 街頭演説の缶コーヒーやアメや
 せっかくの花束は受け取らないということに
 矛盾を感じる方々もいらっしゃるとは思うのですが

 ティッシュ(僕の所有物)を加工した元手0円のてるてる坊主と
 クローバー(道端に生えていた自然の草花)とは

 金額換算できるものではありませんし(0円ですよね?)
 これをもって贈収賄という方はいないと判断しました。

 それと同じで、小さなおこさまが書いてくれたお絵かきや
 激励のお手紙はそのまま受け取っています。

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 どうか市民のみなさまにお願いです。

 あなたのお気持ちを表現するのに、
 モノである必要は一切ありません。

 どうかお気持ちだけで十分です。
 どうか、こころの中で、応援していて下さい。

 僕にはそれだけで十分なのです。
 これからも、全力で活動していきます。

 本当にありがとうございました。



2009年4月25日(土)のフジノその1
● カフェトークでした

 今日は、お昼のカフェトークでした。

 とても強い雨が降る中を、6名の方が参加してくれました。

 6名のうち2名が市外の方で、
 横浜市からと相模原市から来て下さいました。

 市内からでも雨で大変なのに、
 市外からわざわざ本当にありがとうございました。

 今日もカフェトークはいろいろな方がいらっしゃいました。

 自死遺族の方、タクシーの運転手をしている方、
 1週間の休暇をバンコクのスラムで国際ボランティアをしてきた方、などなど

 本当にお話をうかがえばうかがうほどに

 「人は、みんな違う。
  いろいろな方々が毎日一生懸命生きている」

 という当たり前の事実をひしひしと感じさせられるのでした。


● 1つの夢をあきらめる瞬間

 フィギュアをゼロから生み出す仕事に就くのが夢だった、という方の
 作品を見せていただきました。

 素人のフジノでも手にとって見せてもらうだけで
 ものすごく細かく作りこまれています。



 部品を組み立てて作るのではなくて、
 パテ(光に当てると固まる粘土のようなものですね)を盛っては
 削って部品を作っていき、
 またパテを盛っては削って部品を作り、
 その繰り返しで人形を作っていくのですね。

 そうして造形されたフィギュアとともに、
 いくつかの企業(フィギュアを生産・販売している会社があります)を
 就職活動をしてまわったところ
 全敗してしまったそうです。

 この造形という仕事の夢を、諦めることを決めたそうです。

 人が長年の夢をあきらめる瞬間、というのは
 多くの方々が体験していることでしょう。

 むしろ、夢を実現させた人の方がゼロに近いのが現実でしょう。

 だから、世の中で簡単に言われているように

 「夢は必ず実現する」「夢をあきらめるな」

 なんてフジノには言えません。

 人は食べていかなければならない。
 夢だけでは食べてはいかれない現実がある。

 それでも、人が夢をあきらめた瞬間に立ち会うのは
 とても切なく、胸が苦しくなる瞬間でもあります。


● 「派遣切り」からタクシー運転手への転職

 タクシーの運転手に就職して2ヶ月が経ったAさん。

 以前は追浜で某企業に「派遣」されていたのですが
 お正月の3が日に
 フジノがYデッキで演説をしていた時に
 このAさんにお会いしました。

 その時のAさんは、

 「同僚が突然の派遣切りにあってとても困っている」

 と話してくれたのでした。

 しかし、今回のカフェトークに参加してくれて
 お話してくれたことはなんと

 「あれから、自分も『半月後に辞めてくれ』と
  いきなり言われて辞めさせられてしまった。
  食べていかなければならないので、とにかくタクシーで働きはじめた」

 とのことでした。

 ああ、やっぱり派遣切りはとても身近な話で、
 ニュースの中だけで起こっている遠い話なんかじゃない、

 と改めて感じたのでした。

 タクシーの勤務は、今日21時間働いたら、明日はお休み。
 あさっては21時間働いて、しあさってはお休み、という風に
 1日おきにぶっ通しで働くという形態だそうです。

 派遣切りにあった直後に、
 2種免許を持っていたからすぐタクシー会社に転職はしたものの、

 これだけ働いても家族と暮らしていくのには
 とても生活費が足りなくて、厳しいので、転職をしたいとのこと。

 それでも突然の転職でまだまだ慣れない日々の中で
 1日21時間の仕事を終えた後に、ハローワークで求人票を見るのは
 心身ともに疲れきってしまうそうです。

 転職をしなければ生活費が足りない。
 転職活動をしたくても、体が動かない。
 どんどんこころはざわざわしていきますよね...。


● 世界のスラム街でボランティア

 金融関係にお勤めのBさん。

 先月のカフェトークの時にお話してくれて

 「まもなくバンコクに行ってきます」

 「無事に帰ってきたらぜひまたいらして下さい。
  バンコクのお話を聞かせて下さい」

 という会話をしました。

 実際にバンコク(タイの首都)から無事に帰国をして
 今日はその報告に来てくれました。

 タイの政情はとても不安定で、
 反政府デモが毎日のように激しく行なわれていて
 タイで開催予定だったASEANの会議も中止されてしまいました。

 Bさんは、大学時代から世界中のスラムを訪れては
 現地で直接のボランティア活動をしてきました。

 スラムの問題はあまり知られていないのですが
 例えば、国連の2005年の統計を見ると

 アジアでは全体の60%、
 アフリカ・サハラ以南では全体の20%、
 ラテンアメリカでは全体の14%が
 スラムで生活をしています。

 例えば、そこには医者がいない。
 仮に医者がいたとしても、
 人々には保険も医療費も無いので医者には行けません。

 こどもたちの健康状態は決して良くなく、
 何らかの病気にかかればあっけなく死んでしまいます。

 Bさんは大学を卒業した後、
 金融の世界で毎日深夜まで働きながらも

 今回のように1週間の休暇がとれると
 あらかじめ現地のNGOやボランティア団体に連絡をとっておいて
 スラムの中へと深く入り込んでいって

 電気も水道も下水道もない世界へと
 自ら飛び込んでいくのです。

 人によってはそんなBさんを物好きだと呼ぶかもしれません。
 あるいは、暮らしに余裕がある人間の道楽だというかもしれません。

 でも、Bさんの撮った写真を見せてもらうと
 日本とはあまりにもかけ離れた日常生活の姿を見せてもらうと
 そんな批判があまりにも的外れなことが分かります。

 「スラムといってもこどもたちの笑顔は素敵で、
  自分から10m以内に笑顔が無い瞬間は無いんですよ。
  日本と比べると、明らかに貧しい。
  医療や福祉も存在しないし、生活は厳しい。
  でも、いつも笑顔があります」

 そういうお話を聞くと、Bさんが休暇のたびに
 決して観光をしたり遊びにいくのではなくて
 スラムを訪れてボランティア活動に励むことにとても共感をします。

 このまちだけでなく日本全体にも、
 希望が見えないから笑顔だって少ない。

 自分のまわりを見回して、10m以内に笑顔が無い瞬間は無い、
 そんな素敵な時間を過ごしたことは僕にはありません。

 かねてからフジノは繰り返してきた言葉ですが
 選挙の時に、候補者が笑顔をふりまくのはウソくさいから
 フジノはポスターだけでなくあらゆる選挙写真で笑ったことがありません。

 これだけ市民生活が厳しいという現実を変える為に
 政治家に立候補しているのに
 笑顔でへらへらしてなんかいられない
 というのがフジノの想いだからです。

 でも、Bさんの体験してきた世界は違う。

 生活が厳しい中にもいつも笑顔がある。
 生活が厳しくても笑顔があるのは、
 人と人とのつながりや地域の底力があるから。
 (統計データは無いものの)自殺もとても少ないそうです。

 いつも人々に笑顔がある。
 希望がある。

 それがフジノの目指している社会です。

 日本のように経済が成熟した国であっても
 同時に、個人主義に陥らずに
 人と人とがつながっていくことができる社会へ変わることが
 必ずできると信じています。

 いつも人々に笑顔がある。
 希望がある。
 そんなまちに変わることができる。

 Bさんのお話をうかがいながら、
 スラムの現実をうかがいながら、
 フジノはずっとこのまちのことを考えていました。


● カフェトークにぜひ遊びにいらしてください

 カフェトークは、本当に奥が深いです。

 フジノには、何もありません。
 僕はもう空っぽで、人が感心するようなお話もできません。

 でも、そこにいろいろな方々が集まって
 いろいろなお話を聴かせてくれて、とても不思議な力が生まれます。

 今日、相模原市からわざわざ初参加してくださった方は
 昨日まちがえて横須賀に来てしまったそうですが
 なんと2日続けて、横須賀に来てくれました。

 そんな熱心な方がいてくださるから
 カフェトークは成り立っているのだと感じました。

 いつも、いつも、本当にありがとうございます。

 こうした、完全に見知らぬ人同士の間に生まれたつながりは
 やがて大きな大きな輪になっていくものだと僕は信じています。

 そのつながりは、必ずいつか力になっていくのだと思います。

 そんなことを感じつつも、ほのぼのと毎回のカフェトークは
 穏やかに進んでいきます。

 カフェトークは誰でも参加自由です。
 出入りも自由です。参加費もいりません。

 ただ1つだけいつも参加した方にお願いしていることは

 「最近あったうれしかったこと・楽しかったことをお話してください」

 ということだけです。

 希望、を参加者みなさんに語っていただいています。
 それは決して大きなことである必要はありません。

 口内炎が治った、欲しかった靴のサイズがあった、
 ということでも十分にOKなのです。

 これから市長選挙に向けて政局がざわざわしてきても
 カフェトークの空間だけはいつもどおり穏やかなものであるように
 必ずしていきます。どうぞ安心していらしてくださいね。

 今日もありがとうございました。


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