まちの政治家は、こんなことしてます


2009年7月24日(金)のフジノその8
● ディスカッション/ソーシャルメディアは政治を変えるか?

 (前回より続いています)

 さて、18時40分から始まった
 フォーラム『ソーシャルメディアは政治を変える?』もまもなく21時。
 ついにラストが近づいてきました!

 宮島さんから最後の問題提起がありました。


 先月30日、東京・六本木の国際大学グローコムで
 『Twitterと政治を考えるワークショップ』が開催された。

 国会議員の参加もあって、非常に意義深かったこのワークショップについて
 株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタントの小林啓倫さんが

 「Twitterが政治を変えるのではなく、
  Twitterを手にした僕らが政治を変えるのだ」

 とブログに書いていた。

 このようにソーシャルメディアの可能性を
 大きく感じる方がいる一方で、

 「床屋談義がリアルからネットに移っただけのことで
  政治が変わるなどと軽々しく言ってほしくない」

 という意見もある。

 このように様々な意見があるが、ソーシャルメディアで
 個人が発信・受信していくと
 何がどのように変わっていく可能性があるのか?
 特に、市民と政治との関わりづくりについてコメントしていただきたい。


 それに対して、フジノの最後の発言はこんな感じでした。


 インターネットを使おうが使うまいが
 いつだって答えは市民のみなさまの中にあるのです。

 その声にいつも耳を傾けていくことに変わりはありません。

 ただし、インターネットという手段によって
 より政治家が市民のみなさまの声に耳を傾けやすくなったのは事実。

 こうした『手段』をフルに活用しつづけて
 政治家としていつも『目的』を決して忘れることなく活動したいです。

 ソーシャルメディアだけでは政治は変わりません。

 みんなで民主主義を実現していく為に
 絶え間なく努力しつづけていくことだけが
 政治を変えていくのだと考えています。


 こんな風な主旨の発言をしました。

 そして、パネルディスカッションが終わりました。

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 ステージから降りようとすると
 本当にたくさんの方々から名刺交換をしていただきました。

 いろいろなICT関係の企業であったり、
 NPOで活動する方々であったり、横浜市の職員さんであったり、
 博報堂の方や、政府に勤めている方もいらっしゃいました。

 誰もがいろいろな形で手段をフルに活用して
 もっともっと人と人とのつながりを深めていこうとしている息吹を
 強く感じました。

 こんなにもとても有意義な集まりに
 フジノはパネリストとして参加させていただいて、感謝しています。

 横浜メディア研究会のみなさま、そして、
 フジノに声をかけて下さった国際大学グローコムの庄司さん、
 本当にありがとうございました。

 緊張から解放されてホッとして笑顔のフジノ。



 (後日談)

 翌日の神奈川新聞が報道してくれました。

 (フジノ自身が出演する必要はあまり感じないのですが)
 こういう素敵な機会がもっともっと増えるといいなあ感じました。


(2009年7月25日(土)神奈川新聞より)


 (『ソーシャルメディアは政治を変えるか?』については今回で終わりです)


2009年7月24日(金)のフジノその7
● ネット社会は「闇」なのか?

 (前回より続いています)

 さて、フォーラム『ソーシャルメディアは政治を変える?』も中盤にさしかかり、
 ステージも会場の参加者の方々も熱が高まってきました。

 続いて宮島さんから

 「ネット社会は『闇』なのか?」

 という問いかけがありました。

 マスメディアではとかく「怖い」「闇」などと描きがちな
 「ネットコミュニティ」に対して
 あえてフジノたち3議員はそこへ自ら乗り出している訳ですが

 我々3人はそうした「怖さ」は感じないか?
 どんなメリットを感じて続けているのか?

 という問いかけでした。



 フジノの回答はこんな感じでした。

 政治家は常に一挙手一投足が
 市民のみなさまに見られていて厳しい批判にさらされている。
 それは市民のみなさまの税金で雇われている以上は、当然のこと。

 インターネットの2ちゃんねるを観れば
 悪意に満ちたフジノへの誹謗中傷はたくさん書かれているし
 ウソがたくさん書かれている。

 けれども、インターネットの場で無くても日常的に
 市民の方々は常に政治家に対して厳しい立場で発言している。
 
 例えば、井戸端会議の場であったり、
 市職員同士の噂話であったり。

 それは、今までの政治業界のだらしなさを見ていれば
 当然の行動であって、別にネットだから「怖い」なんてことはない。

 いつだって「怖さ」はあるし、自分がしっかりさえしていれば
 逆にいつだって「怖くない」。ネットを特別視する必要は感じていない。

 むしろ、大きな大きな可能性を感じている。

 例えば、フジノは自殺予防対策がメインの政策だけれども
 インターネットやソーシャルメディアの発展のおかげで
 すごく対応がしやすくなった。とても大きなメリットを感じている。

 深夜、この世で起きているのは自分ひとりきりかもしれないという
 絶望的な孤独を感じている人がいるとして

 かつては深夜にその孤独をうちあけられるのは
 いのちの電話くらいしか存在しなかった。でも、つながらない。

 けれども今は、Twitterでつぶやくことができる。
 誰かがそのつぶやきに反応してくれる。

 あるいは、mixiに想いを書いてみる。
 コメントは書いてもらえなくても、足跡は付いていて
 自分の絶望や孤独の想いを観てくれた人がいることが分かる。

 つまり、こんな真夜中に絶望を抱えて眠れずにいるのは
 自分だけではないのだと感じることができる。

 もちろん、その方はフジノにメールを送ることもできる。
 ケータイアドレスもインターネットのメルアドも全て公開しているから
 どんな真夜中でも早朝でもメールすることができる。
 固定電話しかなかった時代では、こうはいかない。

 人と人とがつながれる、という意味では本当に大きなメリットがある。

 例えば、カフェトークという週1回誰でも参加できる
 リアルの場での集まりをフジノは開催している。

 フジノHP・ブログを観て下さった方々が
 今では全国からこのカフェトークに参加する為に
 わざわざ横須賀に足を運んで下さっている。

 目の前の友達や家族には話せないことでも
 ネットでのつながりのような第三者には自由に話すことができる。

 こうして、『ネットでのつながり』は
 『リアルでのつながり』へと変わっていくことがたくさんある。

 人と人とをつなげていく、大きなメリットがICTにはある。



 そんな風にフジノはお答えしました。


次回へと続きます)


2009年7月24日(金)のフジノその6
● ディスカッション「ソーシャルメディアは政治を変えるか?」

 (前回より続いています)

 フォーラム『ソーシャルメディアは政治を変える?』
 最後のプログラムは、パネルディスカッションです。

 先ほど講演をして下さった池尾さん神山さんと共に、

 ・相模原市議会議員の阿部よしひろさん

 ・横浜市会議員の伊藤ひろたかさん

 ・フジノ


 の3人の地方議員と、

 ・神奈川新聞社・編集局長の篠原慎一郎さん

 を加えて、宮島さんのコーディネートのもとに
 ディスカッションを行ないました。

 テーマは、

 『ソーシャルメディアは政治を変える?』

 です。

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 まず、宮島さんから3人の議員に質問がありました。

 (1)簡単な自己紹介(Twitter議員らしく「140文字で」と...)

 (2)政治家を志した理由

 (3)ICTを用いて情報発信をしている理由

 の3点についてです。



 フジノの自己紹介や政治家に転職した理由などは
 どこでも話しているのと同じ内容です。

 いつもどおり、人生で果たさねばならない『目的』を実現する上で
 政治家に転職したのは特別なことでは全く無くて
 ただの『手段』の1つに過ぎない、
 とお話しました。

 今ある選択肢の中では、政治家という『手段』を使って活動することが
 より早く『目的』の実現に近づくから転職したのだ、というお話です。

 同じくICTを利用しているのも決して特別なことではなくて

 そのフジノの『目的』をより実現しやすくしていく為の
 あるいは、想いを伝えていく為に
 いくつもの『手段』を組み合わせて利用している中の
 1つの『手段』でしかない、ということをお話しました。



 まだまだICTを利用しない政治家が多い中で
 先進的に活用している(と思われている)フジノが
 こうした冷めた発言をすることは

 会場にお集まりいただいたみなさまの想いや熱意への
 冒涜というか、反発を買うのだろうな、と覚悟をしていました。

 参加しているみなさまにはICT関係者がきっと多いのだろう
 とフジノは思っていたのです。

 でも、インターネットで生中継されているのを見て下さっている
 全国の方々からのTwitterでの反応は、
 とても好意的なものでした。

 (フジノはステージ上でも
  リアルタイムでつぶやかれるTwitterを観ていました)

 こうして多くの方々がすっと受け入れて下さったことに
 ICTやソーシャルメディアの利活用が単なる流行やブームではなくて

 むしろ、想いを伝え合ったりつながりを深めていく為に
 成熟した人々がより効果的・効率的に使っていくツールなのだ、

 という想いをフジノは改めて確信することができました。


● 政治業界は生ぬるい/コミュニケーション戦略が存在していない

 さっそくディスカッションに突入です。

 『民意』をキーワードとして議論したい、と宮島さんから提案がありました。

 「民意を問う」とか「民意を問え」という言葉が
 しばしば新聞記事などで使われていますが

 いったい何を誰が問うのか、がハッキリしないままに
 この言葉が流通しています。

 多様で、捉えどころの無い「民意」を把握するのに苦労しているのは
 政治家だけではなくて、宮島さんらマスメディアの方々も同じとのこと。

 そこで、神奈川新聞編集局長の篠原さんが
 その「民意」のつかめなさと、ここ数年の変化について、

 さらにそうした変化にたいして
 どのように対応しつつあるのかについてを報告してくれました。

 「支持なし」という層の把握には
 かなりご苦労されているようでした。

 でも、フジノ自身がどんな政党も支持しない立場ですから
 この質問の裏側にある、

 「かつては人々はどこかの政党を支持したものだ」

 という前提自体がもうフジノには理解できません。

 今の時代は、つまりようやく民主主義が在るべき姿に向かってきた今は
 『政党』を支持するのではなくて、個々の『政策』を支持するのです。

 支持政党が全く無いのは
 むしろ民主主義としては正しいのだ、とフジノは考えています。



 さて、篠原さん(神奈川新聞編集局長)のご発言を受けて
 宮島さんから

 「民意を問う」ためにはその前提としてそもそも
 「地域の課題を知ってもらう」
 「政治家を知ってもらう」必要があるが

 こうした点が、ICTの利活用によって
 どのように変わる可能性があるか

 と、3議員に質問がありました。

 フジノはこの点についても
 かなり悲観的な回答をしました。

 そもそも民間企業で働いてきた僕にとって
 政治家業界はあまりにも生ぬるくて
 コミュニケーション戦略が全くといって良いほど存在していない。

 だから、そもそも他の政治家のHP・ブログを観ても
 参考にしたいと感じることはほとんど無い。だから、全く観ない。

 参考にする為に意味があるHP・ブログとは
 その時々に最もアクセス数が多い芸能人や有名人のものであるべき。

 (例えば、1年前ならば上地雄輔さんや中川翔子さんのブログ、
  今ならば辻希美さんらのブログなど)

 本当に市民のみなさまとリアルに接したかったら
 最低限でも民間企業なみのコミュニケーション戦略を導入すべき。
 そもそもICTの利活用なんかとはカンケーない。

 マーケティングの手法を取り入れるのは当たり前。

 人は多様で様々だから、年齢層・性別・職業別・地域別ごとに
 どういう媒体(ネットなのか、ケータイなのか、紙ベースなのかなど)を
 どこで(駅前なのか、街中なのか、ご自宅なのか)
 どのようなタイミングで発信するのか

 政治家はハッキリと意識して広報戦略をとらなければ
 市民のみなさまに情報を届けることはできない。

 こんなことは当たり前。
 民間企業ではどこであっても実践をしている。

 だから、ICTの利活用で変わるのではない。

 あまりにも意識が低すぎた政治業界のマイナス面を
 民間企業なみの努力に近づく為に
 ICT利活用によって、ようやくゼロへと戻すのだ、と回答しました。


 (次回へ続きます)


2009年7月24日(金)のフジノその5
● 全国政治家データベースとは?〜ザ・選挙〜

 (前回より続いています)

 フォーラム『ソーシャルメディアは政治を変える?』
 第2番目のプログラムは、

 神山玄太さん(『ザ・選挙』編集部・候補者動画PR「e国政」担当者)による
 事例紹介でした。

 タイトルは

 『全国政治家データベースとは?』

 です。



 日本インターネット新聞社が作成しているサイト『ザ・選挙』
 もっともっと広く日本全体に知られてほしい、大切な取り組みです。

 過去に行なわれてきた全国のまちの選挙の、
 あらゆる情報が載っています。


 もちろん今までだって、それぞれのまちの図書館に行けば
 選挙管理委員会の情報として
 それらの情報は保管されているでしょう。

 ただ実際にそうした情報を探すのはとても大変です。

 けれどもこのサイトでは、あなたがたとえ全国のどこに居ても
 インターネットにさえつながっていれば
 ほぼ全ての選挙の情報がこのサイトで手に入るのです。

 いつの選挙で、誰が立候補して、どんなことを公約して、
 誰が当選して、誰が落選をしたのか。


 そのほとんどの情報を手に入れることができるのです!

 かつてはこんな風に情報をデータベースとして
 すぐに観られるなんてことはありえませんでした。

 これは民主主義を実現していく上で
 本当に大切な取り組みであり、まさに素晴らしい取り組みです。

 そして数年前の選挙で掲げられたマニフェストも載っていますから
 あなたはそれらをもとにして
 今、そのマニフェストが実現しているかどうかを
 しっかりと判断することができます。

 選挙の時だけ言いっぱなしで
 選挙が終われば何しない政治家だとか、

 選挙の時だけ大きな風呂敷で夢物語のバラマキ政策を語っても
 選挙が終わればすぐに増税をして公約を違反しているだとか

 『ザ・選挙』があれば、すぐに分かってしまうのです。



 これこそ民主主義をより進めていく
 大きな推進力だと言えるでしょう。

 さらに、まもなく行なわれる総選挙に向けて
 全国の全ての選挙区の、
 全ての立候補予定者の動画を掲載している『e国政』の取り組みが
 新たに始まりました。

 これは立候補予定者が拒否しない限り
 全ての方々の動画が掲載されています。

 つまり、あなたはご自宅にいながらにして
 全ての立候補予定者が自ら政策を語っている姿を
 動画で観ることができるのです。

 これまでも政見放送というのがNHKでありましたが
 いったい誰が何時から放送されているのか
 全く分からないような状況でした。

 こうしたこれまでの試みの欠点を取り除いて
 インターネットにつながりさえすれば誰もが政策を知ることができる、
 新しい仕組みを創りだしたのがサイト『ザ・選挙』です。

 ぜひみなさま、ご覧ください!


 (次回へつづきます)


2009年7月24日(金)のフジノその4
● アメリカ大統領選のゲームを変えたソーシャルメディア

 (前回より続いています)

 フォーラム『ソーシャルメディアは政治を変える?』
 まず最初のプログラムは、

 池尾伸一さん(東京新聞・経済部記者)による講演でした。

 タイトルは

 『アメリカ大統領選のゲームを変えたソーシャルメディア』

 です。

 池尾さんは『ルポ米国発ブログ革命』(集英社、2009年)の著者です。

 長くアメリカで取材を続けてきた池尾さんは、
 今回のアメリカ大統領選挙において、

 動画を配信するYouTubeや、人と人とが新しいつながり方をしていく
 FacebookTwitterなどをはじめとする
 新しい情報コミュニケーション技術の発展によって

 アメリカ国民の『政治へ参加する方法』が
 激しく変化したことを本書の中で報告しています。

 確かにその通りだと感じます。

 フジノ自身もアメリカから遠く離れた日本にいながら
 それを体験した1人です。

 1年経った今でも
 ハッキリと覚えている出来事があります。

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 フジノは、アメリカ大統領選挙の民主党・予備選挙では
 ずっとヒラリー=クリントン上院議員(当時)の政策を支持してきました。

 彼女が訴える国民皆保険制度の導入に
 強く賛成してきたからです。

 国民の誰もが医療保険に入る『国民皆保険』の仕組みが
 日本では、すでに1961年に実現しています。

 しかし、先進国の中で唯一、アメリカは国民皆保険ではありません。

 現在でもアメリカでは、国民の約20%もの人々が
 何の医療保険にも入ることができていません。

 つまり、医療を全く受けることができない人々が
 すさまじい数にのぼっているのです。

 こんな状況を変えるのが
 クリントン上院議員の長年の悲願でした。

 夫であるビル=クリントンさんが大統領の時代から、
 ずっと国民皆保険を目指してきたのですが実現してきませんでした。

 『福祉のまち、よこすか』を掲げるフジノにとって、
 国民皆保険なんて当たり前すぎる仕組みであって
 最低限のセーフティネットです。

 そんな最低限のセーフティネットさえ実現できない
 アメリカの政治には強く失望してきました。

 だからこそ、ヒラリー=クリントン上院議員の政策を正しいと考えて
 民主党の予備選挙はオバマ上院議員ではなくて
 クリントン上院議員が勝つべきだとずっと考えてきました。

 それが、昨年5月のある日のこと。

 動画を自由に見ることができるサイト『YouTube』で
 ノースキャロライナ州での予備選挙(2008年5月6日)に勝利した
 オバマ上院議員の演説を何気なく観たのです。

 思わず、食い入るように映像に見入ってしまいました。
 必死に英語での演説に集中していました。

 オバマ上院議員の演説に、フジノはとても感動していました。

 それから2時間ほど、フジノはYouTubeにアップされている
 オバマ上院議員の演説をかたっぱしから観ていきました。

 フジノは彼の語る『希望』に、激しく惹かれていることに気づきました。

 もちろん、国民皆保険制度の導入も絶対不可欠です。
 しかし、それを上回る『1つのアメリカ』という想いにうたれたのです。

 その日からフジノは、
 オバマ上院議員を支持するようになりました。


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 海の向こうのアメリカで行なわれている大統領選挙は
 かつては本当に遠くのお話でした。

 さらに言えば、大統領選挙の
 前の段階である予備選挙のことなんて

 新聞やテレビで報じられる情報では
 熱気を感じることなんて全くありえませんでした。

 それが、YouTubeというサイトの持つパワーによって
 アメリカに起こっている新しい変化を求める熱気を感じたのです。

 実際にフジノは支持する候補者を変えました。

 フジノは、当時はまだ市議会議員であった雄人(吉田雄人市長)

 「YouTubeでオバマ上院議員の演説を観た?」

 「オバマ上院議員の演説はすごいね」

 という会話をしたのもハッキリと覚えています。

 これは、情報コミュニケーション技術の発展が無ければ
 起こりえない出来事でした。

 まさに、ソーシャルメディアによって
 ゲームが変わったのです。

 日本にいるフジノでさえ支持している候補者が変わったのですから
 アメリカにいた若い人々へ与えた影響の大きさは
 すさまじいものだったはずです。

 池尾さんの講演は、こうしたアメリカに変化を起こした
 ソーシャルメディアについて報告・解説するものでした。

 今日は3つのプログラムの1つとしての講演でしたが
 本来ならば池尾さんの講演1つだけでフォーラムが成立するほどの
 重要な講演でした。

 ●

 今日のフォーラムが全て終わった後で
 著者の池尾さんにサインをしていただきました!



 池尾さん、本当にありがとうございました!




 (次回へつづきます)


2009年7月24日(金)のフジノその3
● 「ソーシャルメディアは政治を変える?」スタートしました

 今夜のフジノは、夕方18時40分から21時すぎまで
 横浜メディア・ビジネスセンター(横浜・関内)1階にある
 『ヨコハマNEWSハーバー』にて開催された

 『ソーシャルメディアは政治を変えるか?』

 に参加しました。

 (詳しい内容は配られた資料その1その2をご覧下さい)

 直前の告知しか無かった上に
 強い雨が降っていた中を
 100人が入れる会場に約70人も参加してくれました。

 会場には数ヶ所のスクリーンがあって、
 メインスクリーンではインターネット生中継している映像が流れて

 サブのスクリーンでは全世界から同時参加できるように
 ツイッターで続々と寄せられるつぶやきが
 表示されていました。



 まず、主催者である『横浜メディア研究会』事務局の
 杉浦さんから本フォーラムの趣旨説明がありました。

 この杉浦さんという方は本当にいろいろな取り組みをなさっていて、
 実は、横須賀商工会議所ともタッグを組んで
 おもしろいことをスタートさせています。



 続いて、プログラムに入る前に
 現在は北京に滞在中の庄司昌彦さんから
 ソーシャルメディアについてこうしたフォーラムを行なう意義について
 お話がありました。

 時々スピーカーからの音声がわずかに途切れたりするだけで
 庄司さん(国際大学GLOCOM講師/主任研究員)は、
 今、北京にいるとは思えない感じ。

 フジノもふだんからSkypeというソフトを使って
 海外や日本全国の友達とテレビ電話(無料です)をしてきましたが

 ICT技術の発展は、
 本当に世界の距離を縮めてくれました。

 ところで、今回のフォーラムの参加者として
 フジノを推薦してくれたのは庄司さんだったそうなのですね。

 1度も直接お会いしたことが無いのですが
 フジノのHP・ブログなどでの
 情報発信を評価して下さったそうです。ありがとうございます。



 さて、ついにフォーラムがスタートします。

 司会は、宮島真希子さん(神奈川新聞社・記者)です。

 彼女は神奈川新聞のインターネット版である
 『カナロコ』をたちあげた1人です。



 2週間ほど前に、
 横浜メディア研究会の杉浦さんと
 神奈川新聞社の宮島さんとで
 事前打ちあわせに1度わざわざ横須賀まで来てくださって

 フジノも含めた3人で
 いろんなことをお話しました。

 この打ち合わせも本当にエキサイティングでした。

 こんなに話したらもう
 本番で話せることが無くなってしまうよ、というくらいに
 フジノは手段としてのICTについて、いろいろなことをお話したのでした。


 (次回へつづきます

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