まちの政治家は、こんなことしてます


2009年6月17日(木)のフジノその2
● 投票案内のハガキが届きました

 今日、自宅のポストをあけると
 横須賀市長選挙の『投票案内』のハガキが来ていました。


 あなたのお宅にも、そろそろ
 投票案内ハガキが届きましたか?

 ハガキは往復ハガキのように開くことができるようになっていて、
 その内側にご家族3人まで印刷されていて
 1人ずつ切り取って持ち歩けるようになっています。

 幼い頃、投票日になると父親に連れられて
 フジノは武山小学校の体育館に行きました。

 でも、このチケット(まさに未来へのチケットです!)を持っていない
 小学生だった僕は、投票所の中には入れませんでした。

 出口で父親が出てくるのを待ちながら、
 とてもうらやましかったのを覚えています。


 ところで、大人のみなさま。

 フジノが『未来へのチケット』と呼んでいる
 この『投票案内』ですけれども

 実は、

 当日に忘れちゃっても投票するのはOK

 ということ、を知っていましたか?

 フジノは知りませんでした(汗)

 選挙管理委員会の方に教えていただいて
 つい最近、初めて知りました。

 確かにハガキの裏を良く読んでみると

 「万一紛失した場合は、当日、投票所で再発行します」

 って書いてありますね!

 (でも、無くさないのが1番ですよね...)



 『未来へのチケット』を持って
 こどもたちをつれて

 このまちの未来を自ら創り出す大人の後ろ姿を
 ぜひあなたも見せてあげて下さいね。



2009年6月17日(水)のフジノその1
● 市長選挙の特集記事が始まりました/神奈川新聞

 昨日から神奈川新聞には、
 横須賀市長選挙の特集記事の連載が始まりました。

 さすが地元紙・神奈川新聞という特集です。

 一部の全国紙では
 「今回の市長選挙には争点が無い」的な言葉がありました。

 それは横須賀を知らないから出てくるセリフですね...。残念です。

 このまちには今も問題が山積みです。
 大きな問題も小さな問題もたくさんあります。

 だから、争点は本当にたくさんあります。


 さて、神奈川新聞の連載を引用させていただきます。

 第1回目の昨日は、
 閉鎖が続く浦賀ドックの跡地利用についてでした。

 (2009年6月16日(火)付・神奈川新聞より)


 第2回目は、フジノがずっと取り組んできた
 『特別養護老人ホームの待機者問題』についてです。

 フジノが本会議でとりあげた昨年9月議会の時点よりも
 さらに待機者の数は増えてしまい、

 今年4月現在では2072人となっていることも
 神奈川新聞のおかげで分かりました。


 (2009年6月16日(火)付・神奈川新聞より)


 明日以降も神奈川新聞の連載が
 とても気になります!



2009年6月15日(月)のフジノその1
● よし!横須賀市で初めてのマニフェスト選挙だ!

 2003年のフジノ自身の選挙の時から現在に至るまで
 しつこいと言われてもしつこいと言われても

 「政治家を選ぶのはあくまでも『政策』だ!」

 と訴え続けてきました。

 そして、マニフェスト選挙を徹底的に推進していく為に
 同じ想いを持つ全国の政治家たちでたちあげた

 『ローカルマニフェスト推進地方議員連盟』にも
 2005年3月の設立準備の段階から参加してきました。

 もちろん、2005年の市長選挙においても
 マニフェスト選挙の実現をめざしましたが

 現職で無ければ数値目標などを書き込むことが難しいことや、
 マニフェストの配り方が法的に整備されていなかった、などの
 いくつもの課題があって、実現には至りませんでした。

 けれども今回は違います。

 日刊インターネット新聞社のインタビューに答えた時の動画
 フジノは宣言しましたが、

 今回はついに横須賀で初めての
 マニフェスト選挙になります!

 そんなフジノにとって、とてもうれしい内容の
 昨日の神奈川新聞の記事がありましたので、ご紹介します。

 (2009年6月14日(日)付・神奈川新聞より)

 告示まで1週間、マニフェスト対決の様相/横須賀市長選


 21日の告示まであと1週間に迫った
 任期満了に伴う横須賀市長選は、

 立候補表明している3氏とも
 マニフェスト(政権公約集)づくりに力を入れている。

 有権者の意見を聞きながら内容を修正する動きもあり、
 政策で競う「マニフェスト対決」の様相を強めている。

 出馬表明しているのは、
 表明順に現職の蒲谷亮一市長(64)、いずれも新人の
 吉田雄人市議(33)と
 呉東正彦弁護士(49)の3氏。

 蒲谷氏のマニフェストは経済対策を最優先課題に置き、
 中小企業への緊急金融支援、
 設備投資特別減税など実施中の対策を紹介。

 そのほかに「政策の5本柱」として、

 (1)地域の活性化
 (2)子育て・教育環境の充実
 (3)高齢者・障害者に優しいまちづくり
 (4)安全・安心なまちづくり(5)エコのまちづくり― をうたっている。

 吉田氏は5日、B5判で14ページに及ぶ
 マニフェストの解説版を発表。

 自然環境、市役所改革など9項目についてQ&A方式で説明。

 目標期間を「すぐにやる」から「実現には4年以上かかる」まで
 4種類に分け、

 市長らの専用公用車廃止、
 財政基本計画の策定、
 自治基本条例の制定、
 入札制度改革などを盛り込んだ。

 呉東氏のマニフェストは、
 支援母体の市民団体メンバーと一緒に作成した。

 地域循環経済の実現で活性化を目指す経済対策を第1に置き、
 原子力空母の安全対策と
 母港化見直しまで
 重点政策の10項目を打ち出した。

 弁護士活動の実績を生かし、
 自然保護やセーフティーネットづくりにも力を入れるとしている。

 (佐藤浩幸)

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 僕たちは、民主主義を本来の姿に戻す為に
 マニフェスト選挙を実現します。

 市民のみなさまが全てのしがらみから解放されて
 あくまでもあなた自身の想いにしたがって
 マニフェスト(政策)で、このまちの未来を決めていくのです。

 一緒に希望ある未来を創りだしていきましょう!



2009年6月14日(日)のフジノその2
● 「ミニ」じゃなかったミニ集会@久里浜・八幡町内会館

 横浜での気合の入りまくったミーティングを終えて、
 大急ぎで横須賀へと戻りました。

 横浜から途中で衣笠へ寄って、さらに深田台のフジノ事務所に寄って
 そこからミニ集会の会場である久里浜・八幡町内会館へ向かうという
 大変な遠回りのルートでした。

 わざわざフジノの体調を心配して
 クルマを出してくれた友人に、こころから感謝です。
 ありがとう。

 さて...。

 今夜のミニ集会について
 雄人(吉田雄人元市議)から事前に聞いていたのは

 「フジノさん、ミニ集会を久里浜で行なうのですが
  横須賀の『ひとり親家庭』の現状についてお話していただきたいのです」

 ということだけでした。

 政治家フジノにとって、ひとり親家庭の支援は
 大切な政策の1つです。9日の本会議でも市長と質疑をしたばかりです。

 けれども、『ほとんどの政治家が見向きもしてくれないテーマ』です。

 それを雄人が「ぜひ話してほしい」というのでうれしくて
 ふたつ返事でひきうけました。

 ところで、ふつう『ミニ集会』というと、
 小さな和室や会議室に
 5〜20人くらいの人数が集まって
 車座で座って語り合う、というものです。

 だから、フジノがあらかじめ用意していたのは

 ・先日9日に本会議場において
  フジノが蒲谷市長と『ひとり親家庭支援』について質疑した映像

 を編集して5分にまとめたものを
 ノートパソコンに入れておいただけでした。

 映像もノートパソコンをみんなで画面をのぞきこめばいいし、
 音声も小さな外部スピーカーは用意したのでそれで聴いてもらおう、と
 考えていました。

 20時スタートの会場に5分ほど遅れて
 ようやくフジノが到着すると、なんか様子が変です。人が多すぎる。

 「会場、まちがえたかな...」

 夜で暗かったし、初めて八幡町内会館に行ったから
 場所を間違えたかと思って
 急いでフジノが出て行こうとすると

 「おー、フジノさん!こっちです!」

 と、聞き覚えのある『チーム雄人』の仲間の声で呼び止められました。

 そう、10人くらいのミニ集会が
 なんとその14倍の140人ものお客さまが来ていたのです!

 すぐに司会の方からフジノが紹介を受けて
 演壇に立ちました。ちゃんとマイクまでありました。

 用意しておいた映像をお見せしようと思ったのですが
 目の前に140人もの方々がいらっしゃるので、頭を切り替えました。

 コンパクトに分かりやすくしたくて数時間もかけて編集した映像だけど
 この際、そんなものを市民のみなさまにお見せするよりも

 フジノが市議会議員としてこの6年間リアルに体験してきた、
 横須賀のひとり親家庭のみなさんの現実の暮らしについて
 語るほうがもっと分かりやすいはずだと考えたのです。

 そして、いかに横須賀では支援が無いか、
 いかにひとり親家庭のシングルマザー/シングルファーザーと
 こどもたちが見捨てられているか、その現実を語りました。

 プライバシー保護の為に名前や詳しい状況は変えながらも
 このまちで暮らすシングルマザー/シングルファーザーのご家庭のことを
 お話しました。

 さらに、こどもたちとフジノがたくさん語り合ってきた日々の中から
 いつも感じている寂寥感(さみしさ・孤独・絶望)について
 ご説明しました。

 そして、そんな現状を僕たちみんなで変えることができることを
 政治と行政のサポートで本当は変えることができることを
 みなさまに語りかけました。

 こどもたちは、どの親のもとに生まれるかを選ぶことはできません。

 しかも、今のこのまちでは、
 経済的な貧富の条件がどんな親のもとに生まれるかによって
 こどもたちが受けられる教育も得られる仕事も全く違ってしまっています。

 でも、もしも市民のみなさまが一緒に力を合わせてくれたならば
 僕たちは横須賀を変えていくことができることを説明しました。

 つまり、

 横須賀で生まれたこどもならば、全てのこどもが宝物であって、
 たった1人きりのこどもさえも僕たちは絶対に見捨てない

 横須賀で生まれて良かった。
 横須賀で育って良かった。
 横須賀で最期まで暮らして良かった。

 こどもたちがそんな風に思えるまちに変える、
 つまり、新しい横須賀に変えることが僕たちには必ずできるのだと
 市民のみなさまにご説明しました。

 そして、10分ほどのフジノの話を終えると
 真打ち、雄人の出番となりました。



 連日の街頭演説ですっかり日に焼けた雄人の
 想いのこもった熱い語りかけに、
 140人を超えるみなさまが静かに耳を傾けていました。

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 約1時間のミニ集会を終えた後も、
 たくさんの方々が雄人に話しかけていました。

 フジノも時間の許す限り、
 市民のみなさまの生の声を聞かせていただきました。

 特に、シングルマザー/シングルファーザーの方々から
 たくさんの生の声を聴かせていただいて
 とてもありがたく感じました。

 必ずこうした生の声を反映する当たり前のまちへと
 新しい横須賀をみんなで創りだしたいと感じました。

 それにしても...雄人よ!
 ミニ集会じゃないじゃんか(苦笑)

 自分の政策テーマは原稿なしで何時間でもお話できるけど
 10人しか来ないと思ってたらその14倍もいらっしゃるなんて、
 気持ちの切り替えが大変でした(笑)


 (後日談:でも翌日の雄人のブログを読んでみたら
  雄人自身も数人くらいしか集まらない
  小さなミニ集会だと思ってたみたい。
 
  「すごかった!」と書いてありました。
  僕もそう感じました。

  多くの方々が関心を持ってくださるのは本当にうれしいことです。
  お集まり下さった市民のみなさま、ありがとうございました!)



2009年6月14日(日)のフジノその1
● 政策を全く聴いてもらえなかったのは、人気者に頼った自業自得

 今日は、横須賀中央の湘南信用金庫前交差点にて

 蒲谷市長の応援の為に
 小泉純一郎元首相が来る、というので

 仕事の予定を30分ずらして、演説を聞きに行きました。

 交差点は、すさまじい人だかり。

 あいかわらず「純ちゃーん!」の歓声がとびかっていて
 「これは蒲谷市長の為の集まりだ」と理解していた人々が
 どれだけいたのかは疑問でした。

 フジノは、マニフェストとマニフェストがぶつかりあう
 『政策選挙』こそ本来の民主主義の姿だと固く信じているので

 単なる人気者をつれてきて脇に立たせて
 人集めをするのはとても情けないことだと考えています。

 (例えば、石原軍団とか芸能人の応援が入るのとかは
  政治家として自らの能力不足を示していてサイテーだと感じています)

 ともかく、13時すぎに
 まず蒲谷市長が演説しました。



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 先日9日の本会議でフジノが市長に対して
 この4年間の成果は何かと問うと、

 「多すぎて1つに絞れない」

 と蒲谷市長が答弁したので、

 「市長がこの4年間でそんなに成果があるというならば
  市民のみなさまにはその成果が正しく届いていないのです。

  僕はこのまちに全く希望を感じることができません。
  でも、市長がこのまちに希望はあるというならば

  ぜひ、毎日、街頭に立って
  市民のみなさまに届くように『希望』を語って下さい!」

 とエールを送りました。

 しかし、蒲谷市長はそれを『単なる皮肉』と受け止めたのか

 「街頭で希望を語るかどうかは、まあ、検討します」

 とのテキトーな答弁でした。

 でも、実際に今日こうやって語っていることは
 まさにフジノが願ったとおりです。

 蒲谷市長は、本会議ではちゃんと答弁しないけれど
 フジノが正しい提案をしたら、そのように行動した点は評価したいです。

 街頭に立って、徹底的に市民のみなさまに語りかけて、
 市民のみなさまの生の声に耳を傾けてこそ、
 このまちの真のリーダーであるはずです。

 それにもかかわらず、周囲の聴衆の方々から聞こえてきた声が

 「早く純ちゃんがしゃべんないかな...」

 「(蒲谷市長に対して)話が長いよ!」

 というたくさんのヤジでした。

 もう!小泉元総理なんかつれてくるから
 こういうヤジが出るんですよ、蒲谷市長!

 フジノたちは、本気の『政策論争』をやりたいのに。

 芸能人みたいな人をつれてくるから
 ちゃんとあなたのお話を
 市民のみなさまが聞いてくれてないじゃないですか、蒲谷市長...。

 もしもフジノが蒲谷市長の陣営にいたとしたら
 戦略としてこんなことは絶対にやらせないのに。

 政治家ならば、政策で正面突破ですよ。

 蒲谷市長、18日のJCの公開討論会こそ
 本当の政策論争にしてください。人寄せパンダは不要ですよ。

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 その後、人気者の元総理が15分ほど話しましたが
 地元・横須賀のことを何も知らない人なんだなあとつくづく感じました。

 フジノは政治家として、
 この方を倒すことが日本の為になると信じてきました。

 でも、もう引退を決めたこの方には
 もはやそんな価値も無さそうです。

 演説を聴いて、がっかりさせられました。

 ねえ、小泉総理。

 『官僚政治』をぶっ壊すはずだったじゃないですか?

 地元・横須賀では『官僚政治』はOKなのですか?


 何故、応援演説をしているのか、
 全く分からない内容の、ただ時間を埋めるだけの演説でした。

 もっと鬼気迫る演説が聴きたかったです。



2009年6月13日(土)のフジノその2
● 今年を「子宮頸がん検診」元年にしたいですね

 前回の活動日記では、子宮頸がん検診の実際をご紹介しました。

 9日の本会議でフジノは

 「20才以上の女性のみなさんが
  毎年1回は子宮頸がん検診を受けられるような仕組みづくりを!」

 と市長へ提案しました。

 その提案の中では、このような指摘をしました。

 (1)今年は、子宮頸がん検診の受診を促すために
   政府が補正予算で新たな取り組みを行なうのでチャンスである。

 (2)しかし、本来このような取り組みは
   補正予算で1年だけしかやらないというものでは全く足りていない。

 (3)だからこそ、横須賀市として
   ずっと続いていく『受診しやすい仕組みづくり』が必要だ。

 フジノのこの指摘のうち、(1)の部分についてですが
 早くも横浜市は動きだしているようです。

 昨日の神奈川新聞の報道(1面トップ)を
 引用させていただきます。


 (2009年6月12日(金)付・神奈川新聞・1面トップ記事より)


 女性のがん10月から無料検診、他自治体も/横浜市


 横浜市は10月から、
 子宮頸(けい)がんと乳がんの無料検診を実施する。

 国の補正予算に盛り込まれた
 がん対策推進事業の一環で、

 半年有効の「検診無料クーポン券」や検診手帳を
 全額、国の補助金で作成し対象者に配る。

 国は全国の自治体を対象に216億円を計上。

 横浜市は補正予算案で約15億円を計上し、
 対応を万全にするため、
 当初予定していた9月の第3回定例会への補正予算案の提出を前倒しし、
 開会中の第2回定例会での議決を目指す。

 県内の他自治体でも第2回、第3回定例会に
 補正予算案を提出する動きが広がっている。

 検診の対象となるのは、
 子宮頸がんが20歳、25歳、30歳、35歳、40歳。
 乳がんが40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の女性。

 横浜市の場合、
 対象となる女性は2種類の検診にそれぞれ約12万5千人。

 横浜市内で検診が受けられる医療機関は
 子宮頸がんが180施設、乳がんは330施設あるが、
 マンモグラフィー検診に対応する機関は約60施設と少ない。

 市健康福祉局は、
 マンモグラフィーの機材を持つ医療機関に
 検診への協力を呼び掛けるなど、受け入れ態勢の強化を図っている。

 現状では、市の制度を活用した場合、
 子宮頸がんの検診は1360円(制度を活用しない場合は約7千円)、
 乳がんは1370円(同約9千円)で検診を受けられる。

 国のがん対策推進事業は、「成長戦略―未来への投資」として
 経済危機対策の1つに位置付けられており、

 横須賀市や平塚市、小田原市など
 県内の他自治体も、9月の定例会への議案提出を目指している。

 人口が多い横浜市のほか、
 藤沢市などでも実施期間を長く確保したいといった理由などから
 開会中の今定例会に提出を検討している。
 相模原市は7月の臨時議会への提出を視野に入れている。

 (遠藤 綾乃)
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 (引用おわり)


 この国の動きを受けた横浜市の取り組みは
 ありがたいことであるのは確かです。

 神奈川新聞の記事の中では
 横須賀の動きは少ししか触れられていませんが

 もちろん国の委託事業を受けて
 横須賀市でも今年度は

 検診手帳の配布、
 キャンペーンイベントの開催、
 各学校を巡回広報するキャラバン活動などを行なう予定です。

 でも、国が対象にしたのは、
 あくまでも20才から5才刻みで40才までの女性です。

 つまり、

 ・20才の女性
 ・25才の女性
 ・30才の女性
 ・35才の女性
 ・40才の女性

 だけが対象なのです。

 もう少し詳しく言うと、

 21才、22才、23才、24才、26才、27才、28才、29才、
 31才、32才、33才、34才、36才、37才、38才、39才の女性たちは


 『対象から外れている』のです。

 つまり、対象から外れている女性の方が多いのです。
 あまりにもおかしな話ですよね?

 5才刻みで検診は大丈夫なんてデータは
 フジノは1回も見たことがありません。

 こんな中途半端な対応を取るなんて
 政府は本当に情けない。ほとんどの女性が対象外なのです。

 だからフジノは(2)で
 政府の対策は「足りない」と述べたのですね。

 だからこそ、だからこそ、
 対象から外れたほとんどの女性も含めた

 20才以上の女性であれば誰もがみんな受診しやすい
 新たな仕組みづくりが必要なのです。


● いのちを守る、そんな当たり前のまちへ横須賀を変えたい

 それなのに本会議でのフジノの提案に対して、
 蒲谷市長の答弁は
 あくまでも国の補正予算の内容をなぞっただけのものでした。

 いのちを守りたい、という本気さが
 残念ながら蒲谷市長には感じられませんでした。

 本来ならば、今年は
 その重要性が正しく知られていなかった子宮頸がん検診を
 世間に知っていただく大きなチャンスなのです。

 つまり、「子宮頸がん検診」元年とするチャンスなのです。

 それをこのままの横須賀市では
 ふいにしてしまう。

 子宮頸がん検診をすすめるということは
 母親となる『女性』の
 いのちを守るだけではなくて、

 新たに生まれてくる『こどもたち』の
 いのちを守ることでもあるのです。

 基本的で、最も大切なことですよね?

 おかあさんとこどもたちを守る、というのは
 2003年の初当選以来ずっとフジノは訴え続けてきましたが
 まだまだ政治・行政が取り組むべき/改善すべき点がたくさんあります。

 政府の補正予算も中途半端、
 横須賀市も独自の取り組みを行わないという現状を
 僕たちは変えていきたいのです。

 救えるいのち、守ることができるいのちが
 たくさんあります。

 いのちを守ることこそ、
 政治の仕事のスタートです。

 そんな当たり前すぎる当り前の取り組みが
 現状では足りていません。

 だからこそ僕たちは、
 希望あるまちへとこのまちを変えたいのです。

 あなたはどうお考えになりますか?



2009年6月13日(土)のフジノその1
● 子宮頸がん検診にどうかいらして下さい!

 9日の本会議でフジノは

 「20才以上の女性のみなさんが
  毎年1回は子宮頸がん検診を受けられるような仕組みづくりを!」

 と市長へ提案しました。

 提案した理由は、今のままでは
 なかなか若い世代の女性に自発的に来てもらうのはムリだ、という
 フジノの実感があったからです。

 いつものことながら、質疑を作成するにあたっては
 必ず現場を訪れてリアルな姿を見せていただいています。

 特に、子宮頸がん検診については
 男性であるフジノは、
 複数の女性から検診の体験談をうかがってきましたし
 いろいろな本を読んで具体的な知識はありましたが

 それでもやっぱり現場を見せていただきました。

 その結果、

 「これはとにかく検診の実際は
  どんな様子なのかをリアルに知ってもらった方がいいはずだ」

 とフジノは判断しました。

 今まで1度も検診を受けたことが無い女性のみなさまに
 具体的に検診を知ってもらう為にも
 このHPで紹介することに決めました。

 リアルに知って怖いと感じて検診に来る人が減ってしまうのか。
 リアルに知って検診に行く覚悟ができて受診する人が増えてくれるのか。

 あらゆる人々が情報をいくらでも得られるこのインターネット時代ですから
 フジノは全ての市民のみなさまに知ってもらう方が良いと考えました。

 そこで今回、
 逸見の保健所の中にある健診センターで行なわれている
 子宮頸がん検診の様子を紹介します。

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 まず、保健所検診センターに
 あらかじめご予約をお願いします。

 子宮頸がん検診を行なっている曜日は、火・水・木曜日です。

 水曜日はお休みのこともありますので、
 ご予約の際に確認して下さいませ。

 子宮頸がん検診は、1600円です。

 さて、保健所へのアクセスは、
 電車の場合、最寄り駅は、JR横須賀駅(徒歩5分)または
 京浜急行の逸見駅(徒歩10分)です。

 スポーツジム施設『すこやかん』の入っている
 ウェルシティ市民プラザというビルの4階です。



 更衣室で検診用の服装に着替えていただきます。

 残念ながら横須賀には女性の産婦人科医がいませんので、
 検診を担当するのは男性のドクターになります。

 若い女性にとって、男性ドクターだと
 恥ずかしさや抵抗感があるだろうなあ...と思いました。

 でも、現状ではごめんなさい。
 男性ドクターのみです。
 それでもどうか受診をしていただきたいのです。お願いします。



 順番に呼ばれて検診室の中に入ると、
 こんな診察用のイスがあります。

 ここに座っていただくと、イスがウィーンと上がって
 ドクターの視点の高さまであがります。

 男性であるフジノには想像でしか分かりませんが
 妊娠・出産であってもなかなか抵抗感があるだろうに

 検診でここに座ることには
 精神的に苦痛を感じるのだろうなと思います。ごめんなさい。



 まずは、『細胞診』です。
 子宮頸部の細胞を、綿棒で軽くこする感じで取ります。

 その為に、下の画像の『クスコ』と呼ばれる
 ペリカンのくちばしのような道具を挿入して、膣を広げます。

 複数の女性のお話をうかがった感じでは
 クスコで膣を広げる時は、じゃっかん痛いようです。

 クスコには複数のサイズがあるので
 痛む時にはドクターにぜひ伝えて下さい。



 綿棒もこんな風にサイズが複数あります。



 これも複数の女性からうかがった話ですが
 綿棒でこすって細胞を取る時には特に痛みは無いそうです。

 この後、クスコを抜いて、『内診』を行います。

 具体的には、ドクターが膣に指を入れ、
 同時に反対の手でお腹を押すことで子宮や卵巣の検査を行います。

 この内診は、人によって痛みは全く異なるようです。

 クスコの記憶が鮮烈に残っているけれども
 内診は全く憶えていないという方もいました。

 全ての作業は10分で終わります。

 これも

 「あっという間に終わった」と言う方もいれば
 「かなり長く感じた」と言う方もいました。


 ちなみに、綿棒でこすりとった細胞は
 シャーレに移されて、すぐにスプレーで固定されます。



 このケースを、検査委託先に送ります。

 検査結果が保健所に戻るまで1週間、
 市民のみなさまに結果が郵送されるまで1週間、

 つまり、受診してから2週間以内には、必ず結果が分かります。

 結果は、郵送で受け取ることもできますが、
 ドクターから口頭で説明してもらうこともできます。
 これは選ぶことができます。


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 保健師さんとも話したのですが

 「だえきを取るだけで検診ができる技術だとか
  血液で検査できる方法が開発されたら
  もっとたくさんの女性が受診してくれるでしょうね...」

 というのが、一致した意見でした。

 でも、1年間365日の中の、10分間だけです。
 どうかあなたに耐えていただけたら、とフジノは願っています。

 その恥辱感や精神的苦痛があっても
 命を落としたり、
 子宮を摘出せざるをえないよりは絶対にマシのはずです。

 1年に1回、検診を受けるだけでも
 大きな違いがあるのです。

 だから、どうかお願いです。受診をして下さい.

 今回、フジノは検診の場を見て感じたことを率直に書きました。
 実際に若い女性が受診しづらい様子も良く分かりました。

 それでも、わが国では毎年多くの女性が命を落としています。
 命を失わなくとも、妊娠ができない状況へと追い込まれています。

 誰でもかかるガンで、しかも30代が最も多くかかっています。
 20代の発症がめちゃくちゃ増えています。

 若い女性こそ、検査に行かなければならない病気なのです。

 検診費用1600円、10分間の検診、
 往復の交通費と移動にかかる時間、そして精神的な苦痛。

 こうしたコストをあなたは確かに払わなければならないのですが
 あなたの命とこどもの未来というリターンが得られることも確かなのです。

 だから、どうかお願いします。
 あなたに受診をしてほしいのです。

 どうかお願いします。


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