まちの政治家は、こんなことしてます


2010年9月8日(水)のフジノ
● 自殺対策街頭キャンペーン、今年度は全ての駅にうかがいます

 大雨洪水警報が出たこともあり
 今日の夕方から横須賀中央駅で行なう予定だった
 自殺対策街頭キャンペーンは中止にさせていただきました。

 本日は中止となりましたが
 天気が回復すれば
 明日からの街頭キャンペーンは予定通りに行なっていきます。

 これまでの街頭キャンペーンは
 2008年に3駅からスタートしましたが

 昨年2009度は6駅(9月に3駅、3月に3駅)へと
 開催場所を増やしました。

 さらに、今年度は
 市内全21駅で開催することになりました!


 (画像:横須賀市自殺対策シンボルマークのカタバミ)



 9月(自殺予防週間)
   8日 横須賀中央駅(中止となりました)
   9日 追浜駅
  10日 京急久里浜駅
  13日 浦賀駅

 10月
   8日 JR田浦駅
  13日 安針塚駅
  15日 逸見駅
  18日 京急大津駅

 11月
   8日 馬堀海岸駅
  10日 新大津駅
  12日 長沢駅
  15日 津久井駅

 12月
   1日 JR横須賀駅
   2日 JR久里浜駅
   3日 京急田浦駅

 2月
   7日 県立大学駅
   8日 堀の内駅
   9日 YRP野比駅

 3月(自殺対策強化月間)
   7日 汐入駅
   8日 北久里浜駅
   9日 JR衣笠駅
  18日 横須賀中央駅


 昨日の委員会でもフジノは指摘したのですが
 内閣府の統計(速報値)によると

 残念ながら横須賀市の自殺は
 4月・5月に比べて
 6月・7月は2倍に増えています。

 今までの傾向でいえば、夏は自殺が減る傾向がありました。

 それが今年はむしろ増えてしまっている。
 非常事態が今、起きているのです。

 そんな今、行動こそが必要です。

 街角でのキャンペーンだけでは
 足りないのは分かっています。

 そして、今この瞬間に死んでしまうしかないと追い込まれている方々に
 こうした街頭キャンペーンの声は届かないかもしれないことも
 僕たちは知っています。

 けれども、ご本人に届かなくとも
 そのまわりにいらっしゃる方々には
 必ず僕たちの声は聴いていただるはずだと信じています。

 追い込まれて苦しい状況にある方々の
 そのそばにいらっしゃるご家族や友達である
 あなたへと

 いざという時に頼ることのできる窓口をはじめとする
 必要な情報をどんどん発信していくことは
 とても意味がある、大切なことなのです。 

 だから、自殺対策連絡協議会のメンバーをはじめ、
 市民ボランティアの方々、
 保健所健康づくり課など市職員の方々と
 みんなで力をあわせて、市内全21駅へとうかがいます。

 カタバミのシンボルマークをつけた
 帽子にTシャツ姿で僕たちは活動を行なっています。

 ぜひ、どこかの駅でお会いしましょうね!



2010年9月7日(火)のフジノ
● 消えていった『不伐の森』、はじめから実現できなかった約束

 今日は、民生常任委員会の2日目でした。

 なんとか夜7時頃に終わりましたが
 本当ならば3日目に突入しそうな状況でした。
 問題が山積みだったからです。

 そんな山積みの問題の中から1点、
 報告と、市民のみなさまにお詫びをさせていただきます。

 ●

 昨日のツイッターでもすでにお知らせしましたが

 民生常任委員会に報告として提出された資料で
 初めて明らかになったのですが

 『不伐の森』の指定(マニフェストの1(1)@)が
 修正されて、無くなりました。


 吉田雄人候補が訴えた「政治信条として取り組む3つの改革」のうち
 第1番目が『自然環境』でした。

 その『自然環境』の中の1番最初の取り組みとして掲げられたのが
 『不伐の森』の指定です。

 まさに吉田候補のマニフェストの1丁目1番地だったと言える
 象徴的なものでした。


 (画像1:吉田市長のマニフェストより)


 しかし、9月議会にあたって提出された資料を
 あらかじめ読みこんでいると、こんな記述が突然出てきました。


 (画像2:環境部から出された報告資料より)



 なんと『不伐の森』という名前は無くなり
 『(仮称)継承の森』などへと修正することになったそうです。

 さらには、みどりの基本条例には入れることなく
 要綱などに基づいて指定していくそうです。

 条例というのは法律のことですが
 かたや、要綱というのは
 行政内部で定めたルールに過ぎません。

 名前を変えられてしまっただけでなく
 法律から内部ルールへと位置づけは格下げ
になった

 ということです。


 修正がなされた理由も記されていましたが
 (画像3をご覧ください)

 市民公募の委員などで構成される環境審議会からも
 環境分野に詳しい学識経験者による専門委員からも
 市役所内部の庁内照会意見でも

 そもそも『不伐の森』という
 しくみそのものに
 疑問の声が出た為だということが分かりました。


 (画像3:環境部から提出された報告資料より)


 フジノはもちろん今日の委員会で
 この点について質疑を行ないました。

 自然環境政策担当部長の答弁は
 名前は変わるけれど
 効果は『不伐の森』と変わらない、というものでした。

 しかし、フジノは答弁を聞いても今回のこうした修正内容が
 名を捨てて実をとったものだとは考えられませんでした。

 結局、『不伐の森』という理想もまた
 実現すること無く消えてしまったのです。

 この点について、現時点まで
 吉田市長からコメントは何もありません。

 市長はどのように説明責任を果たすつもりでしょうか。

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 こうした事態について、フジノは
 市民のみなさまにお詫びをもうしあげます。

 吉田市長のマニフェストに記された全ての政策について
 『そもそも実現可能なのか』ということを

 市長選挙の前にフジノ自身が1つ1つ検証せずに
 うのみにしてしまったことを深く反省しています。

 吉田市長がマニフェストを撤回するケースの多くは『自滅』だと書きました。
 信念を貫けば実現できるはずのものを、
 議会の反発を恐れているのか
 自らとりさげてしまうことばかりだからです。

 けれども、今回の『不伐の森』の事実上の撤回は

 実際には『実現できないもの』を
 あらかじめ実現可能性を十分に調べないままに
 提案してしまった為に、破たんした


 というものです。

 これにはフジノ自身も深い責任を感じています。

 『不伐の森』というキャッチフレーズは
 言葉の響きもとても美しくて

 永遠に守られるべき自然樹林を
 横須賀市が認定してまさに永遠に守っていく

 というイメージで、自然を愛する市民のみなさまのこころに
 強く届いたのではないかと感じています。

 市民のみなさまのこころをうったであろう取り組みが
 そもそも実現できないものであったことは

 あまりにも未熟な、
 責任ある政治家の提案とは言えないものでした。

 吉田市長のマニフェストの全てを実現できると信じて
 勝手連として応援した1人として
 僕自身もこころから残念に感じています。

 しかし何よりも

 市民のみなさまに叶うことの無い希望を
 抱かせてしまったことを深くお詫びします。

 本当に申し訳ございませんでした。



2010年9月6日(月)のフジノ
● 父子家庭も8月から児童扶養手当がもらえるようになりました

 今日は、民生常任委員会でした。

 この委員会が担当しているのは
 『福祉』『医療』『こども』『消防』『環境』などの
 市民のみなさまの暮らしに
 最も深い関わりがある分野です。

 その為にいつも話し合うべき問題はとても多くて、
 今日も夕方6時を過ぎても終わらず、明日も委員会が開かれます。

 ●

 さて、今日の委員会では
 市長から提案された6つの議案について
 質疑と採決をしました。

 この中で、フジノにとって最も想い入れの強かった議案は
 こども育成部による
 『児童扶養手当』の増額補正予算案
でした。

 委員会として無事に可決されました。

 児童扶養手当は
 ひとり親家庭のこどもの心身の健やかな成長の為に
 家庭生活の安定と自立促進を目的としています。

 所得によって条件は異なりますが
 最大で毎月4万1720円が支給されます(こども1人の場合)。

 この4万円があるのと無いのとでは
 生活が本当に大きく変わってきます。

 児童扶養手当が支払われることは
 ひとり親家庭のサポートの為に重要な取り組みの1つです。

 今回の補正の理由は
 ひとり親家庭が増加したこととその収入が減ったことによって
 児童扶養手当を受けるべき対象が
 当初予算の見積もりを上回った為です。

 そこで、増額補正をかけることとなりました。

 特に今回の増額補正の理由は
 ひとり親家庭といっても母子家庭では無くて
 父子家庭が増加したことと所得が減ったことが主な原因です。

 (写真:議案説明資料より)


 実は、この8月まで児童扶養手当は
 『母子家庭』にしか支給されてきませんでした。

 この国では、ひとり親家庭になると
 貧困へと追い込まれていくことがものすごく多いです。

 母子家庭であろうと父子家庭であろうと、
 シングルマザーであろうとシングルファーザーであろうと
 暮らしが厳しくなってしまう状況に変わりはありません。

 それなのに、日本では

 父子家庭ならば働き口があるから収入は足りているはず、
 だから児童扶養手当は父子家庭には必要ない、

 という誤った判断がなされてきました。
 そして、児童扶養手当は、母子家庭にしか支給されてきませんでした。

 2003年5月にフジノは政治家になったのですが
 その6月に市民の方からこの制度の不公平さを指摘されて
 強く問題として意識するようになりました。

 調べてみればみるほどに
 父子家庭・シングルファーザーの暮らしも
 母子家庭・シングルマザーと同様に、あるいはそれ以上に、
 本当にとても厳しいことが分かりました。

 それ以来、

 児童扶養手当をはじめとするひとり親家庭への支援は
 母子家庭だけでなく
 父子家庭にも
 母子・父子を問わずに行なうべきだ


 とフジノは、市議会での質疑
 マスコミを通じてくりかえし訴えてきました。

 それがついに今年の8月から
 父子家庭にも児童扶養手当が支給されることになった
のです!

 (実際の支払いは12月からです。
  制度について詳しくはどうかこちらをごらんください)

 長年訴えてきた政策が実現したということは
 本当にうれしいことです。

 けれども、喜んでいるヒマはありません。

 当初予算では、父子家庭を57世帯と見込んでいました。
 けれども現時点で
 すでに約70世帯からの申請を受けています。

 さらに対象となる父子家庭はもっといらっしゃるのではないか
 フジノは強く心配しています。

 父子家庭への児童扶養手当の支払いが制度として実現した今、
 次は、対象となる全ての父子家庭に
 きちんと支払いがなされることをフジノは目指しています。

 この児童扶養手当というのは
 自動的に支払われるのではなくて
 対象となる方々がみずから申請しなければなりません。

 12月の支給を受ける為には
 11月末までに申請をしていただかなければなりません。

 児童扶養手当は年3回に分けて4カ月分ずつ支払われます。
 今回の機会を逃すと、次回は来年4月になってしまいます!

 対象となる方々というのは下の1〜5のどれかにあてはまる
 おこさん(18才未満)がいらっしゃるお父さんです。

 1.両親が離婚したこども
 2.母親が死亡したこども
 3.母親に一定程度の障がいのあるこども
 4.母親の生死が明らかでないこども
 5.その他(母親が1年以上遺棄している、母が1年以上拘禁されているなど)

 もちろん所得制限もありますが、
 父子家庭のみなさま、まずはこちらの資料を読んでみて下さい。

 もしも自分があてはまる可能性があると思ったら
 どうかちゅうちょせずに横須賀市に問い合わせてくださいね!

 問合せ先はこちらです。

 横須賀市こども育成部
 こども青少年支援課・子ども手当・児童扶養手当担当
 046(822)8251




2010年9月2日(木)のフジノ
● そんなにカネがかかる政治家におちぶれたのか?

 今日から9月議会がスタートして、1ヶ月間にわたって続きます。

 フジノが繰り返し書いてきたとおりで、
 この9月議会は1年間で最も大切な『決算』を扱う議会です。

 そんな会期中であるにもかかわらず、
 吉田市長は『政治資金パーティー』を行なうそうです。

 すでにツイッターで報告したとおりですが
 昨日フジノは神奈川新聞の取材を受けました。

 ある市議のコメントとして載っているのは
 フジノの言葉です。

 招待されている人々のリストを見ると
 その多くがかつて蒲谷前市長を支援していた方々だそうです。

 だからフジノは

 「保守層を取り込みたいという市長サイドの焦りが見える」

 と答えました。

 (2010年9月2日・神奈川新聞より)

 けれども、記事に載らなかったフジノのコメントのうち、
 もっとフジノが伝えたいことがありました。

 1.政治資金パーティーをひらかなければならないほど
   何故、吉田市長はカネが必要なのか?

 年会費1万円に当日の会費5000円ですから、
 100人来れば、150万円。
 年2回はひらくというので、当日の会費がさらに50万円。

 100人しか来ないということはありえないので
 300万円近くはカネを集めるということです。

 市長選挙は3年もあとですから
 目の前に選挙がある訳でも無いのに

 なぜそんなにカネが必要なのでしょうか?

 というよりも、フジノは法律で認められていても
 パーティーを開くような政治家には絶対なりたくありません。

 なぜ吉田市長はそんなにカネが必要なのでしょうか?

 カネのかかる政治家におちぶれてしまったことを
 本当に残念に感じます。


 2.議会の会期中にパーティーなんて政治家失格ではないか?

 そして、もう1つ。

 パーティーは9月10日(金)の夜だそうです。

 金曜日の夜とはいえ、議会がひらかれている会期中に
 パーティーをひらくという感覚が全く理解できません。

 議会を最優先にするのが政治家というものです。
 それは、政治家の最大の義務です。

 かつて吉田市長は昨年の初めての予算策定のまっただなかに
 朝の街頭演説を行ない、フジノはその非常識に愕然としました。

 その時は

 「予算策定の方が大事だからこの時期の街頭演説はやめるべきだ」

 と何度も進言しましたがかたくなに拒否されたので
 フジノも街頭演説につきそうことにして
 少しでも吉田市長の負担を減らそうとしました。

 けれども、またもこんな常識はずれの行動に出るとは
 もう、うんざりだという気持ちしかありません。


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 市民のみなさまは、どのようにお考えですか?


 フジノは怒りすぎでしょうか?
 呆れすぎでしょうか?

 かつてはカネのかからない政治を訴えていた同志だったはずなのに
 なぜわざわざ政治資金パーティーをひらいて
 数百万円も集めなければならないのでしょうか?

 市長の1か月の給料は、103万1000円です。
 さらにボーナスも3カ月分が支給されています。

 それでも彼の政治のやり方では
 カネは足りないのでしょうか。

 マニフェストをことごとく破っているのは
 市議会がむりやり反対しているからではありません。
 そのほとんどが吉田市長の『自滅』としか言いようがありません。

 古いしがらみの人々をとりこんでまで実現したい政策が
 今の彼にあるとは思えません。

 とするならば、単に2期目も当選したいだけで
 やみくもな生き残りの為にもがいているようにしか見えません。

 そこまで堕ちてしまったのか...。


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