まちの政治家は、こんなことしてます


2011年7月21日(木)のフジノ
● No!No!放射能ミーティングへ/この切実な声に耳を傾けたい

 3月11日に東日本大震災が起こってから
 最初の議会となった6月議会で

 フジノは本会議(6月9日)では市長に対して
 教育福祉常任委員会(6月10日)では教育長に対して

 「放射性物質」に対する
 市民の不安感情に寄り添う必要性について


 を繰り返し訴ました。

 放射性物質が大量に流れ出たのは『事実』であって
 あらゆるものが汚染されたのも『現実』に起きたことなのです。

 ですから、こどもたちの健康を想う親御さんたちが
 学校給食や牛乳などに不安を感じるのは親として当然の感情です。

 それなのに、ヒステリーやノイローゼかのような扱いをされたり
 モンスターペアレントかのように敬遠されたり
 そうした想いを述べることさえ
 許されないような『雰囲気』があります。

 こうしたフジノの指摘に対して
 市長も教育長も危機感を共有してくれたはずでした。


 (6月10日・教育福祉常任委員会でのフジノと教育長の質疑より、一部抜粋)



 (前略)

 ただ、先日市長にも問題提起させて頂いたのですが
 そういったご要望を出すこと自体を
 モンスターペアレントのように受け止めて

 意見・要望自体を
 言いづらい雰囲気が起こっていることがあるのも事実です。

 そこで、僕が教育委員会に
 (給食の)希望制を打ち出してもらえないかと申し上げたのは

 そういった要望を挙げづらい一定の雰囲気がある所に対して
 やはり教育委員会がセーフティネットをかけてあげてほしい
 という想いで申し上げました。

 (後略)




 (前略)

 今おっしゃっていただいた
 学校に対して物が言いにくい雰囲気でありますとか
 保護者が心配な点が学校サイドで受け止められないという部分が

 昨日の藤野委員からのご意見(本会議での市長への質疑)で
 私もその状況はまずいということは大変思っておりまして

 まずはそのところを学校サイドが
 きちんといろいろなご意見を受け止めるということから
 行なっていくということが大事だと思いますので

 そのようなことを学校現場と詰めたいと思います。

 (後略)



 フジノがこの質疑を行なった6月から1ヶ月以上経ちますが
 残念なことに放射性物質をとりまく状況は変わっていません。

 高濃度の放射性セシウムを含んだ稲わらを食べた
 肉牛が約1485頭にのぼる(7月20日現在、読売新聞報道より)など
 むしろ、状況は悪化しています。

 それにもかかわらず、やはり学校現場などで
 親御さんの率直な想いが全く言いづらい雰囲気が続いています。

 この状況をフジノは本当に残念に感じています。

 何故、親御さんの当たり前の想いが
 モンスターペアレント扱いされねばならないのか?

 当たり前の想いを口に出すことさえ許さない空気に
 政治家としてフジノは強い憤りを抱いています。



 今まではインターネット(主にツイッター)で
 そうした不安の気持ちをわかちあっていた親御さんたちが

 先週14日に、実際に顔をあわせて
 意見交換をすることになりました。

 (この集まりに名前がつきました。
  『No!No!放射能ミーティング@よこすか&みうら』です)

 フジノはその意見交換の場に参加させていただいて
 こうしたネガティブな『雰囲気』に苦しんでいる方々の声を
 改めてたくさん聴きました。

 そこで「生の声をじかに市長にぶつけてほしい」と
 フジノからみなさんにお願いしました。

 みなさんも賛同して下さったので
 27日に市長と面会していただくことになりました。

 今日は激しい雨が降っていましたが、
 市長に手渡す意見書をまとめる為に再び集まって下さいました。



 朝からお昼をはさんでずっと意見交換は続きました。

 フジノは一切、口出しをしていません。
 ひたすらみなさまの声を聴かせていただきました。

 その1つ1つはとても切実で、とても共感できるものでした。

 何故こういう声を、学校や保育園などの現場では
 耳を傾けようとしないのか、フジノは残念でなりません。

 27日に市長と対話するといっても、わずか20分の限られた時間です。

 せめて文書でその想いの丈を可能な限り伝えて、
 市からも誠実な対応が返ってくることを強く望みます。

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 台風による激しい雨の中、わざわざ逸見まで
 集まって下さった『No!No!放射能ミーティング』参加者のみなさま、
 本当におつかれさまでした。

 みなさんの想いは、極めて自然な想いで、
 人として、親として、当たり前のものだと僕は感じています。

 みなさんのことを応援していますし、僕も同じ想いです。
 まずは27日、市長との対話、成功させましょうね!

 同じように、悩んでおられる多くの親御さんがおられるはずです。
 ぜひご連絡くださいね。



2011年7月19日(火)のフジノ
● 原発推進社会はいかにして作られたか?脱原発議連の公開研修会

 ようやく正式に発表できることになりました。

 『脱原発社会を推進する議員連盟(脱原発議連)』
 市民のみなさまにも参加していただける『公開研修会』を行います。

 講師は、こちらのお2人です!

上杉隆さん(ジャーナリスト) 佐藤栄佐久さん(元福島県知事)

 フジノたち『脱原発議連』は、脱原発社会を進める為に
 地方議員としてどんどん行動を起こしていきます。

 毎月1回のペースで研修会を進めながら広く深く学んで
 今すぐできる提案を実行するとともに
 中長期的に目指すべきエネルギー政策を提言していきます。

 第2回にあたる今回の研修会のテーマは
 『原発推進社会はいかにして作られたか?』です。

 上杉隆さん(ジャーナリスト)にはメディアの立場から
 佐藤栄佐久さん(元福島県知事)には地方政府の立場から

 政治家・官僚をはじめとする原子力村が進めてきた
 原発推進社会について語っていただきます。

 ぜひ市民のみなさま、ご参加ください!


  日付:8月13日(土)14:00〜16:00

  会場:ヴェルクよこすか6階ホール

  会費:500円(資料代)

  事前申し込みは不要です。当日、先着200名様までです。



 お待ちしています!




2011年7月16日(土)のフジノ
● ご近所フォーラムinみなみ

 昨年に続いて、横浜市南公会堂で開かれた
 『ご近所フォーラムinみなみ』に参加しました。

 このフォーラムは毎年7月に開かれているのですが
 毎回晴天に恵まれて、暑い、暑い!

 京浜急行の井土ヶ谷駅か横浜市営地下鉄の蒔田駅から
 歩いて10分くらいの場所なのですが

 去年な蒔田駅から、今年は井土ヶ谷駅から歩きましたが
 どちらの駅から歩いても炎天下で、本当に暑かったです!



 広田和子さん(精神医療サバイバー)たちが主催して
 講師をお招きして
 第1部は講師の方にお話ししていただき、 
 第2部は参加者のみなさんでトークをする、というもので

 今回は『精神疾患とトラウマ』をテーマに
 小林桜児さん(国立精神・神経医療研究センター病院精神科)が
 講師として招かれました。



 『ご近所フォーラム』の良い所は、お客さんが少ないこと!

 広田和子さんと言えば、この業界では超有名人で
 講演会とかフォーラムではお客さんが多く集まり過ぎてしまうのです。

 でも、この集まりでは良い意味でこじんまりとしていて
 第1部と第2部の合間の休み時間には、
 広田さんが会場のお客さんひとりずつと
 談笑して回れるくらいの規模なのです。

 今日も、特に第2部では会場のみなさんとの
 フリートークが本当にざっくばらんで良かったです。

 あえて例えれば、カフェトークの規模が20倍くらいになった感じです。



 広田さんとお会いするたびにフジノが強く感じるのが

 「広田さんに続く人が
  早くこの業界にもっとたくさん出てこなければいけない」

 ということです。

 日本の精神保健医療福祉の世界に
 広田和子さんがいてくれたおかげで

 大きな突破口がひらけた、とフジノは確信しています。

 その突破口をさらに広げて
 誰もが安心して歩いて行かれるようにするのが
 後に続く僕たちの役割だと思うのですね。

 NPO地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事である
 宇田川さんや増川さんは
 その意味でまさにそうした存在だと思います。

 けれどもフジノとしては、
 もっともっとたくさんの方々がどんどん出てきてほしいと
 強く強く願っています。

 フジノもあらゆる機会に
 このことを発信しているのですが

 政治家、スポーツ選手、芸能人、マンガ家、
 あらゆる業界に精神保健福祉に関わりのある方々が
 出てきてほしいです。


     ↑
 それにしても、このチラシの広田さん、そっくりですね!



2011年7月15日(金)のフジノ
● 議会報告会がおこなわれました/大成功でした!

 今日は、ついに『議会報告会』が開かれました!

 7月8日の活動日記で報告したとおり、
 この新たな取り組みについて市民のみなさまに広報する為に
 市議会のみんながワイデッキに繰り出して、チラシ配りを行ないました。

 今日が本番でした!

 初めての挑戦ですから反省点もいろいろありますが
 フジノとしては大成功だったと感じています。とても楽しかったです。

 その様子を写真でご紹介しますね。

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 市議会議員40名が5つのチームに分かれたのですが
 フジノたちは『西地区チーム』でした。



 今回のポイントの1つは、
 誰がどの地区を担当するかは『抽選』で決めたことです。

 市議会議員は、ある特定の地域の代表では無くて
 このまち全体の代表だからです。

 フジノは西地区で長く暮らしてきたからではなくて
 たまたま『西地区チーム』に
 クジで選ばれただけなのですね。

 実際、来週の『議会報告会』では
 フジノは浦賀を担当します。

 誰がどこに行っても横須賀市議会のメンバーとして
 しっかりどこでも担当できるように合意形成されています。

 これは過去に無かった(できなかった)ことです!



 会場の外にくっつけている『のぼり』も
 『準備会』メンバーがデザインして発注をかけたオリジナルです。



 配布資料をデザインしたのも、
 印刷したり、折ったり、はさみこんだりしたのも、
 全て議員みんなで分担して行ないました。



 今日も17時半に現地に集合して、
 みんなで会場の設営から行ないました。



 全国の『議会改革』の流れの中で
 『議会報告会』を開催することがブームになっています。

 特に、『ローカルマニフェスト推進地方議員連盟』に所属している
 地方議員のメンバーたちが強く推し進めてきた活動です。

 6年前に設立された『ローカルマニフェスト推進地方議員連盟』ですが
 メンバーたちは全国各地で
 議会改革の中心的な役割を果たしてきました。

 実は、この議員連盟の設立前の準備段階から
 矢島真智子議員とフジノの2人は参加をしてきました。

 けれども、フジノ自身は
 全国の改革派の議会と横須賀市議会を比べて

 「横須賀市議会は
  議会報告会なんてやれるはずがない」

 と、諦めていました。

 そして、市議会の全体を変えることよりも
 1人から変えられることを勝手にやっていこうとフジノは決めました。



 しかし、矢島議員は違いました。

 議会改革の信念を貫き通したのです。
 これは本当に素晴らしいことだとフジノは感じます。

 もちろん、矢島議員1人だけの力で
 実現させることができたのではありません。

 『議会基本条例』の議員提案、成立、さらには
 『議会報告会』の準備など、全ての議員の協力が必要でした。

 けれども、フジノは6年間この動きを見つめてきたからこそ
 あえて、ここに記しておきたいのです。

 この『議会報告会』が実現したのは、
 矢島議員の議会改革への変わらぬ熱意のおかげです。

 矢島議員の信念が実現させたのだと
 フジノはそうハッキリと感じています。

 矢島議員にフジノはこころから拍手を送りたいです。



 これから数年間のうちに、全国どこの地方議会でも
 『議会報告会』を開くのは当たり前のことになっていくはずです。

 かつてはマニフェストという単語さえ知られていなかったのが
 今では誰でも知っている言葉になったように
 必ず当たり前のことになります。

 ただ、まだ2011年の今は、『議会報告会』を開いているのは
 まだまだ一部の進んだ議会だけの動きに過ぎません。

 そんな今、横須賀市議会が
 今日こうして実現を果たすことをフジノは誇りに感じます。

 特に、矢島議員の活躍に
 こころから敬意を表します。

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 『西地区チーム』は本当にチームワークも良かった!

 震災後の初めての議会と並行して
 約2か月にわたって準備をしてきたのですが
 作業も多くて、正直きつかったです。

 でも、そんな忙しさの中でも
 フジノ自身が楽しみながら今日を迎えることができたのは
 チームのみなさまのおかげだと感じています。

 準備をしながらフジノがiPhoneで撮影した
 みなさまのこの笑顔を見ていただくと雰囲気が伝わると思います。


    ↑
 長谷川議員です。
 パワーポイントを担当して下さいました。

 報告会のスタート直前に新たなスライドを作ってくださったり
 入念なリハーサルをしてくださいました。


       ↑
 我らが西地区チームの責任者を勤めて下さった
 木下議員です!


     ↑
 永井議員、矢島議員です。


     ↑
 伊関議員です。


   ↑
 熱く語る上地議員と、小林議員です。
   ↓


 西地区チームだけでなく
 議会報告会全体の為に大活躍してくださった
 土田議員です。
    ↓


 我らがはまのアニキです。
       ↓


 大村議員です。
    ↓


 鈴木議員です。
     ↓


 鈴木議員のことは『まちこさん』と呼ばせていただいているのですが
 まちこさん、電話中なのにフジノがカメラを向けたら
 ピースしてくれました。ありがとうございます!

 これらのメンバーの笑顔の写真から
 今日の雰囲気が伝わるといいなあと思います。

 うちのチームは本当に良かったです!

 フジノです。
    ↓


 それにしても、西部行政センターはフジノにとって思い出の場所。
 図書室には高校時代、毎日のように通った大好きな場所です。

 久しぶりにここから眺めた夕暮れは、とても美しかったです。



 こうして18時30分から受付をはじめて、
 19時に報告会はスタートしました。

 市民の方々の参加は、約25名でした。

 参加者数だけ見れば「こんなに少ないの!」という感じですが
 今回に限っては、参加者数はカンケーないとフジノは考えています。

 事前の宣伝活動だって、
 数年前にはみんなでワイデッキでチラシ配りをやるなんて
 絶対に考えられなかったのですから!



 これからは、

 (1)もっと多くの市民の方々が参加しやすいように
   今後の改善策(開催日時・場所・宣伝方法など)を考える

 (2)会場に来れない市民の方々にもリアルタイムで参加してもらえる
   インターネット生中継&ソーシャルストリームなどを行なう

 などをはじめ、次回の開催に向けて
 改善をどんどんしていきたいです。



 『議会報告会』の魅力の1つは
 市民の方々と市議会議員との『生の意見交換』です。

 その記念すべき最初の市民の方からの質疑は
 なんともうれしいことにフジノが回答者になりました。

 回答するのがうれしくて、
 フジノはたぶんニヤニヤしていたのではないかと思います。

 今夜はタウンニュース紙の記者の方が取材に来てくれていたので
 もし記事になって写真が載ったら、
 フジノがニヤついてるかどうか見てみてくださいね。



 あっというまの1時間半でした。
 やっぱり1時間半は短い、短い!

 もっとやりたかったなあ。

 事前に視察させていただいた
 所沢市議会による議会報告会ではバチバチの議論がありました。

 市民の方々とそんなふうにバチバチやれるように
 早く横須賀市議会の議会報告会も成長していきたいです!



 終わった後も、議員みんなでイスやテーブルを片づけました。
 最後にみんなで集まって、意見交換をして解散しました。



 反省点はたくさんありますが、
 これからどんどん改善していけることばかりです。

 今日は、大成功だったと思います。

 他の2地区(追浜・衣笠)は無事に終わったのかな?

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 さて、来週の金曜日にも
 あと2か所(ヴェルクよこすか・浦賀)で開かれます。

 よろしければ、いらしてくださいね!


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