まちの政治家は、こんなことしてます


2011年4月2日(土)のフジノ
● 支援物資は2208件になりました!

 支援物資の提供をみなさまにお願いしてきましたが
 その最終結果を報告いたします。

 31日まで8日間の合計は
 なんと2,208件!


 重さでは10トンを超えたとのことでした。

日付 3月24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日 合計
受付件数 74件 167件 181件 199件 317件 325件 496件 449件 2,208件

 フジノが全力で広報を行なったことは間違ってなかった
 と改めてホッとしました。本当に良かったです。

 初日は74件だったのがどんどん増えて
 最大で約500件という日もありました。

 内訳は下のとおりです。

飲料水(水のペットボトル) 1,167本
粉ミルク 384缶
シャツ・パンツ 1万3010枚
ボックスティッシュ 4,644箱
ウエットティッシュ 1,919箱
トイレットペーパー 1,326パック
歯ブラシ 1万4,959本
生理用品 1,789パック
オムツ(大人用) 2,054パック
オムツ(こども用) 694パック
紙製の食器 1,376パック

 被災地への発送は、第1回目として31日に行われました。
 残りも県を経由して自衛隊によってすぐに発送される予定です。

 本当に市民のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございました!

 市民のみなさまからの支援物資の提供について
 神奈川新聞が報じてくれました。

 (2011年4月2日・神奈川新聞より)



2011年4月1日(金)のフジノ
● 顔出しがニュースにならなくなる日は近い/性的マイノリティへの理解

 横浜にある『かながわレインボーセンターSHIP』から
 完成したばかりのDVDが届きました。

 『10分でわかる!思春期の恋バナ
  〜クラスに1人はいるかもしれない セクシャルマイノリティ〜』


 企画の段階から構想をうかがっていたので
 完成をとてもうれしく感じます!

 どんなDVDかというと....
 パッケージに書いてある文章を紹介しますね。

 「セクシャルマイノリティには
  心の性別が体の性別と違う人、体の性別が中間にある人、
  異性以外を好きになる人などがいますが

  このDVDは、同性あるいは両方の性別が好きな人の
  理解のために作成しました」

 ゲイ、レズビアン、バイセクシャルについて
 思春期の10代のみんなに正しい情報と理解を求める為に
 つくられたのですね。

 企画・制作したのは、『かながわレインボーセンターSHIP』で
 神奈川県との協働事業として作られました。

 県の担当部局は、
 保健福祉局健康危機管理課と教育委員会教育局企画調整課です。

 このDVDは、神奈川県立の高校には
 教育委員会を通じて全校に配布されます。

 また、私立高校と中学校には
 SHIPから直接に送付されるとのことです。

 わずか10分とコンパクトで観やすい映像なので
 繰り返し観てほしいなあとフジノは願っています。



 高校3年生のソウイチくん(18才)が出演しています。
 実際に通っている学校の教室で
 クラスメートと先生と3人で語り合っているシーンと

 高校生と大学生の4人で
 『SHIP』で語り合っているシーンの

 2つによって構成されています。

 出演しているソウイチくんは、
 昨年12月に横須賀で開催した講演会でもお話してくれました。

 (とても素晴らしい内容の講演でした)

 さて、このDVDの作成・配布については
 毎日新聞も報じてくれました。

 (2011年3月30日・毎日新聞より)

 性的マイノリティー:実態、DVDで知って
 高校生、素顔で出演


 「同じ悩みの仲間へ」 楽しく生きる姿、普段通りに

 性的マイノリティーへの理解を広めるため、
 県内の男子高校生(18)が
 同性愛者として自覚を持ってからの生活を振り返る映像を
 DVDにした。

 タイトルは「10分でわかる!思春期の恋バナ」で、
 高校生らは「マイノリティーの実態を知って」と期待を込め、
 今月から県内の中学・高校に送付している。


 この生徒は県内の私立高を卒業、4月から大学生となる。

 「中学2年で男子を好きになる自分に気付き、
  高1の冬、同性愛者だとはっきり自覚した」

 高2で親友の男子や女子に打ち明け、
 昨年9月の文化祭では性的マイノリティーの現状について講演した。

 性的マイノリティーの交流スペース
 「かながわレインボーセンターSHIP」(横浜市神奈川区)にも通い始め、
 マイノリティーの当事者との交流を広げた。

 昨夏、SHIPを運営する「横浜Cruiseネットワーク」から
 「同性愛者の肉声を映像で伝えてみたら」と提案された。

 「自分は理解ある家族や友人に恵まれたが、
  打ち明けられず悩む若者がいるなら、今の思いを伝えたい」

 と出演を決めた。

 SHIPで知り合い、4月から就職する同性愛者の男子大学生(22)が
 撮影と編集を手伝った。

 これまで性的マイノリティーに関するビデオは
 出演者が顔を隠し、いじめなどのつらい体験を語るものが多かった。

 DVD作成に当たっては

 「マイノリティーでも楽しく生きている姿を普段通りに見せた方がいい」

 と大学生が提案し、
 生徒は匿名ながら、素顔で出演している。

 厚生労働省エイズ予防指針作業班の専門委員、
 市川誠一・名古屋市大教授(感染疫学)らの研究では、

 20〜59歳の男性3700人が対象の09年全国調査(回答は1659人)から、
 同性愛傾向の男性は4%程度と推計している。

 「同性愛者らマイノリティーが
  クラスに1人はいるかもしれないとイメージしてほしい」

 とのねらいで、
 許可を得た県内の高校やSHIPを舞台に撮影。

 実際のクラスメートらを聞き手に、
 自覚した時やカミングアウトの際の周囲の反応について語った
 映像作品になっている。

 SHIPが県教委を通じて県立高校に、
 それ以外の市立、私立高と中学は直接送付している。

 実際に見てもらえるかは分からないが、

 大学生は「異性愛者だけじゃないことを当たり前に話せるようになったらいい」

 生徒は「普通の高校生活を送る同性愛者の実像を知ってほしい」と話した。

 個人での送付を希望する場合は
 SHIP(電話045・306・6769)まで。

 開館しているのは水・金・土の午後4〜9時と
 日祝日午後3〜6時。

 (山田麻未、写真も)
----------------------------------------------------------
 (引用終わり)

 今はまだ『顔を出すこと』がニュースになります。
 それはつまり『なかなかカミングアウトできない現実』があるからです。

 分野は異なりますが、かつて精神疾患に対しても強い偏見があって
 自分の病気について語ることができない空気がありました。

 フジノはうつ病とパニック障がいにかかっていることを
 隠さずにカミングアウトしてきましたが

 やっぱり風当たりがすさまじく強い時期がありました。

 そして、カミングアウトしていることが
 話題になったりもしました。まだ珍しかったからですね。

 でも、それから年月が経って
 今ではようやく精神疾患に対する理解も進んできました。

 誰でもかかるし、病気になっても何でもない、
 という風潮に少しずつ変わってきたのを感じています。

 だから、いわゆる『性的マイノリティ』とされる方々についても
 それは確率的に誰にでもあることで
 決して問題ではない、と
 必ず社会の側の受け止め方が変わっていくはずです。

 それまでしばらくの間は、ソウイチくんのように
 あるいはかつてのフジノのように、
 社会の偏見や差別やスティグマと摩擦を感じることを引き受けて

 それでも人生は楽しく生きられるものだということを
 自分自身の名前も顔も出して語っていく人が必要なのですね。

 それはそれで
 かなりタフな日々を送らねばなりません。

 ソウイチくんの勇気に
 こころからエールを送りたいです。

 そして、どうか全国の学校でこのDVDが
 1人でも多くの十代のみんなに観てもらえますように。

 もちろん先生方にも親御さんたちにも
 たくさん観てもらえますように。

 そして、顔を出すことがニュースにならない時代に
 早くなっていきますように。

 そもそも『性的マイノリティ』なんて言葉さえも
 消えてなくなっていくことをフジノは願っています。



2011年3月31日(木)のフジノ
● 『救援物資』の提供、ご協力ありがとうございました!

 6日前から『救援物資の提供』のお願い
 街頭で広報しつづけてきましたが、今日が最終日となりました。

 横須賀中央駅のそばで自作のチラシを配りながら
 呼びかけを行ないましたが、
 今日もわずか1時間も経たないうちに
 全てのチラシが無くなりました。

 さらに、複数の方々から

 「横須賀市の支援物資の受け入れが終わっても
  被災地への物資を届ける活動を応援していきます」

 「フジノさんを通して野比の方に
  10品目以外でもお願いできるのね?」

 「気仙沼や塩竈のためにがんばって!」

 という声をいただきました。
 ありがとうございます。

 息の長い活動をこれからも続けていきますので、
 どうかこれからもご協力をお願いします。

 さて、今日まで6日間、下の10品目の物資の提供を
 市民のみなさまにお願いしてきましたが

 その成果を報告しますね。


 まだ今日31日の受付件数は
 未集計なのですが


 昨日30日までの合計は
 なんと
1,759件!



日付 3月24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 合計
受付件数 74件 167件 181件 199件 317件 325件 496件 1,759件


 この支援物資の提供は「いのちを受け継いでいく取り組み」なのだと
 昨日の活動日記でフジノは書きました。

 横須賀市の広報体制がHPなどに留まっている中で
 約2000件もの支援物資が届けられたということは

 市民のみなさまの『いのちへの想い』が
 いかに強いものであるかを改めてフジノは感じました。

 本当にみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございました。

 そして、どうか内訳もご覧下さい。

飲料水(水のペットボトル) 931本
粉ミルク 259缶
シャツ・パンツ 1万108枚
ボックスティッシュ 3680箱
ウエットティッシュ 1611箱
トイレットペーパー 1061パック
歯ブラシ 1万1470本
生理用品 1408パック
オムツ(大人用) 1735パック
オムツ(こども用) 574パック
紙製の食器 1063パック

 福島の原子力発電所からの放射能漏れを受けて
 水道水が不安だという気持ちが社会全体に広まって

 横須賀市内のスーパーのほとんどで
 ミネラルウォーターのペットボトルが「売り切れ」になってしまっています。

 そんな中で、つまり、店頭に水のペットボトルが無い中で
 931本ものペットボトルが支援物資として届けられたことに
 フジノは深く感動しました。

 多くの横須賀市民の方々が
 自らの水への不安よりも
 被災地へと届けたいという気持ちを優先してくれたのです。

 ご協力くださった全ての方々に
 あらためて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 いのちを受け継いでいく大切な取り組みが
 これほど広がっていったことを誇りに感じています。

 明日には、最終結果を報告します。

 また、市の支援物資の受け入れは
 今日で終わりましたが

 これからも有志のみなさまと一緒に
 被災地を支援する為の活動はずっと続けていきますので
 どうか今後ともみなさまのご協力をお願いします。



2011年3月30日(水)のフジノ
● 市民のみなさまに『救援物資』の提供をお願いしています

 5日前から『救援物資の提供』のお願い
 街頭で広報しつづけています。

 今日も横須賀中央駅のそばで自作のチラシを配りながら
 呼びかけを行ないました。

 明日31日まで、下の10品目の物資を
 市民のみなさまに提供をお願いしています。

 窓口は、みなさまのご自宅のそばにある
 もよりの行政センターです。


 今日は、スタートしてわずか30分で
 用意していたチラシが完全に無くなってしまいました。

 このまま終わりにしようかとも思ったのですが
 やはり、すぐに思い直して、大急ぎで500枚を増刷しました。

 もっとしっかり伝えていかなければならない
 と改めて感じたからです。

 今日、ある市民の方が話しかけてくれました。

 「横須賀市が支援物資の受け入れをしていることを
  フジノさんのHPを見て初めて知って、
  今、行政センターに物資を届けてきたところです。

  自殺で亡くした夫の為に用意してあった新しいシャツと下着を
  まだ処分しないでとってあったのですけれど

  良い機会ですから、必要としている方々に
  使ってもらえたら夫も喜ぶと思って...」

 僕は胸を打たれました。

 「本当にありがとうございます。

  まるで、いのちが引き継がれたみたいに感じます。
  本当に、ありがとうございました」

 フジノがそう応えると、女性は笑顔で返してくれました。

 この方だけではありません。
 数日前にもある市民の方がこうツイートして下さいました。

 「私のこどもは、
  NICU(赤ちゃんの為のICUです)に入院していたのですが
  残念ながら退院することができずに亡くなりました。

  こどもの為に買ったおむつの新品がありますので
  支援物資として届けさせていただきました」

 こうしたお話を聴かせていただくにつけても
 人と人とのいのちが支援物資をとおして受け継がれていくのだと
 フジノは確信しています。

 こんな大切な取り組みなのに、
 支援物資を受け付けていることがなかなか知られていません。

 だから、意地でもフジノは最終日まで
 広報しつづけることに決めました。



 今日は、70代くらいの男性から
 いきなり「偽善者、やめろ!」と怒鳴りつけられて
 チラシを持っていた手をはたかれました。

 通行人の方々が助けて下さって
 ことなきをえたのですが

 フジノのこうした広報を嫌悪している人々がいることも
 一方で、理解はしています。

 震災のあふれるような報道の数々、
 続く余震、いろいろな不安感で押しつぶされそうになっている方々が
 きっとたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

 そうした方にとっては、相対的には善なる行動も
 うんざりさせられる騒音にしかならないことも理解しています。

 でも、あと1日だけ、ご理解ください。

 まだまだ多くの市民の方々が
 支援物資を受け入れていることを知りません。

 いのちを受け継いでいく、大切な取り組みを
 明日31日まで、しっかりと広報していきます!



2011年3月29日(火)のフジノその3
● 立候補に必要な書類セットの『事前審査』が終わりました

 介護保険運営協議会が終わると
 大急ぎで事務所に戻りました。

 そして、16時30分に
 ヴェルクよこすかにある選挙管理委員会へ向かいました。

 立候補に必要なあらゆる書類は
 あらかじめ選挙管理委員会にチェックしてもらって

 『事前審査』をパスしていないと
 ダメなのですね。

 本来でしたら、3月5日に書類セットが配られてから
 繰り返し選挙管理委員会に足を運んで

 書類にミスが無いかを
 何度かチェックしてもらうのが普通です。

 でも、どうしてもフジノは忙しくて
 事前のチェックをしてもらう時間が作れませんでした。

 さらに、ポスターの実物も一緒に提出しなければならず
 ようやく昨日になって印刷したものが届きました。

 だから、今日の『事前審査』が
 最初で最後の一発勝負です。

 全ての書類がここで揃っていて
 OKが出なければ、選挙を迎える前にアウトなのです。

--------------------------------------------------------

 『事前審査』を受ける書類は、約20種類です。

 これは、人によって数が異なります。

 例えば、フジノはどの政党にも所属していないので
 『党派所属証明書』という書類は無し。

 また、ウグイス嬢とかお金を出して雇う人もゼロなので
 『報酬を支給する者の届出書』という書類も無し。

 どんな政党ともカンケーない無所属で、
 選挙カーも出さないし、
 全てを手作り&ボランティア方式で行なうフジノ方式だと
 書類は、合計11種類になります。



 30分間の審査が無事に終わりました。
 フジノは無事に『パス』しました。

 もう3度目の選挙だとはいえ
 5日くらい前から大急ぎで書類をつくりはじめて
 全てを終えられるのか、とても心配でした。

 供託金として支払う30万円を用意するのが
 何よりも大変でした...。

 でも、これでようやくスタートラインに着くこと自体は
 なんとかできることになりました。

----------------------------------------------

 ポスターを市内638ヶ所に貼る為の
 ボランティアをしてくれる仲間も全く足りていないし

 その他の準備は、全くできていません。

 あくまでも『現役』の政治家であるフジノにとって
 目の前の『毎日の仕事』が最優先です。

 加えて、今やるべき被災地の支援にこそ
 全力で取り組んでいきたいので、選挙カンケーは全て後回しです。

 そんなフジノのことが周りの方々の目には
 意地っぱりのやせガマンに見えているのは分かってます。

 でも、あくまでも『現役』の政治家であるフジノにとって
 目の前の『毎日の仕事』が最優先なのです。

 朝6時に起きて夜2〜3時に寝る、の繰り返しで
 フラフラな毎日なのですが

 それでも今しかできない大切なことに
 全身全霊で取り組みたいと思っています。

 がんばります!


→日記過去分の目次へ
→はじめのページに戻る