まちの政治家は、こんなことしてます


2009年10月23日(金)のフジノその1
● 美術館問題を改革すると訴えていたのは、もはや遠い過去となった

 美術館問題に対して市長に当選した途端に
 吉田市長は改革の旗をおろしてしまったことへの

 フジノの『怒り』と『嘆き』について
 おとといの活動日記でこのように書きました。


 > まだ吉田市長は
 > 美術館問題に積極的に見えているかもしれません。
 >
 > しかし、実際には、
 > 当選後、明らかに取り組みが『後退』しています。
 >
 > フジノの手元には
 > 市長選挙の時に勇ましく美術館問題の解決を訴える
 > 吉田雄人候補の演説DVDがあるのですが
 >
 > その時に市民のみなさまに語っていた内容と
 > 先日の本会議での答弁とでは全く内容が異なっています。
 >
 > その落差があまりにも激しくて
 > 現在の吉田市長の方針があまりにも情けなくて、
 > 裏切られた気持ちです。
 > 応援してしまった1人として、涙が出そうになります。


 この記述に対して、一部の市民の方々から
 何故そこまでフジノが怒っているのか理解できないという
 メールをいただきました。

 また、その演説DVDを観たい、という声も頂きました。

 フジノが怒っている理由はたった1つです。

 2003年の市議会議員選挙でフジノたった1人きりだけが、
 美術館建設反対を訴えて当選した
 あの日からずっと
 公約を守る為に闘っているからです。

 2003年の選挙公約を
 守る為にフジノは今も闘い続けています。

 吉田市長が歴代の市長と同じように
 この問題から逃げ続けるならば
 フジノは全身全霊をかけて吉田市長と闘わねばなりません。

 このまちを守る為には、『改革』が必要なのです。

 かつて吉田市長は選挙の時には改革を訴えていましたが、
 今の姿を見つめるフジノの目には改革派には見えません。

 もしもこのまま吉田市長が改革をしないのならば
 市長選挙で応援したフジノは
 A級戦犯としての責任を認めて
 「それは間違いだった」とフジノは認めます。

 たくさんの市民の方から

 「フジノさん、吉田市長を応援してあげて下さい!」

 と言われますが、必ずこう答えています。

 「僕は吉田市長を守る気は最初からありません。
  僕はこのまちを守りたいのです!」

 だからこそ、市長選挙の時の公約を守らないとすれば
 吉田市長を許すことはできないのです。

 そのフジノの激しい『怒り』を理解していただく為には
 まず、吉田雄人候補が選挙中には
 どのような演説をしていたのか、

 つまり、市民のみなさまに
 どのように約束をしていたのかを知っていただくことが
 必要だと思います。

 選挙の最終日の夕方になされた
 美術館問題についての演説をご覧になってください。

 ・美術が大好きな沢田市長が
  莫大な借金をして美術館を作ったこと。

 ・毎年の運営費用が莫大なこと、

 ・高い人件費の市職員によって『直営』で運営されていること。

 ・これらはすぐに改革することができること。

 こうした主張はフジノと全く同じです。

 この演説は、最終日だけに行われたのではなく
 選挙期間を通して同じ主旨の演説を吉田候補は行ないました。



 もしも聞き取りづらいところがあれば
 全文を文章に後日おこします。

 市民のみなさまには今も
 こうした改革派の姿がイメージとして
 脳裏に焼き付いているでしょう。

 けれども9月議会でのフジノに対する吉田市長の
 教育経済常任委員会での市長の答弁
 本会議での本会議での一般質問に対する答弁をお聞きになれば

 もはや吉田市長がこの問題に対して
 どれほど改革する気が無くなってしまったのかが

 選挙演説と比べてみればすぐに分かります。

 今日はまず、選挙中の吉田候補の
 歯切れの良い、改革をめざす勇ましい演説をご覧ください。

 吉田候補が繰り返す

 「今すぐ改革を始めることができるんです!」

 というフレーズが

 今では虚しく響いてたまりません。

 吉田市長、あなたはご自身の演説をぜひ観ていただいて
 改革の初心に戻っていただきたい。



2009年10月22日(水)のフジノその2
● 市長と語りあう「車座集会」@大津コミュニティセンター

 今夜は、大津の行政センター(=コミュニティセンター)にて
 吉田雄人市長による『車座会議』が行なわれました。

 基本的な進行などは、昨日と同じです。

 扇形に並べられたイスに市民のみなさまに座っていただき、
 扇の要の位置に吉田市長が座って、マイクを握ります。

 30分間、『基本計画』について吉田市長が説明をして
 残り1時間は参加者のみなさまからご発言をいただくというプログラムです。

 今日の会場をざっと見た感じでは、参加して下さった方々は8割以上が
 ご高齢の方々で、男女比も9:1で男性、という状況でした。



 大津会場での吉田市長の人気は抜群で、
 吉田市長の入場とともに拍手が起こりました。

 吉田市長ご自身も

 「入場で拍手をいただいたのは、こちらが初めてです」

 と、とてもうれしそうでした。

 市民のみなさまは吉田市長に対して

 『マニフェストの実現』をはじめとして
 これまでの旧態依然のしがらみだらけの政治を変えてほしい

 と強く望んでいることが感じられました。



 特に、大津のみなさまの
 本市の財政危機への関心が高かったことに
 フジノはとてもうれしく感じました。

 さらに感動すら覚えた発言もいただきました。

 「このような巨額の借金を作ったのは歴代の市長だけでなく、
  歴代の市議会議員たちにも責任があります。

  そして、そんな市長や市議会議員を選んできた
  私たち市民にも大きな責任があります。

  だからこそ、市民も協力して
  財政危機を乗り越えなければいけないと思っています」

 なんて市民意識の高い方なんだ!
 まさに『シティズンシップ』をあらわしている発言です。

 フジノの席からはこの発言をして下さった市民の方の姿を
 見ることはできなかったのですが、とても感謝しています。

 かつて吉田市長が所信表明演説で述べた言葉を
 フジノは思い出しました。

 「市民の方々は、以前言われていたような『お上意識』を持ち、
  行政に依存するという体質ではなくて、
  自立して、自分でできることは自分でする、
  という自覚をすでに持っています」

 この場に参加して下さった大津の市民の多くの方々は、
 まさに、市長やフジノが認識する
 『自立した市民』の姿を
 実践して下さっているのだと感じました。

 本当にありがたいことです。


● 「1度作ったものは壊せとは言わない立場」と毎回話す吉田市長

 吉田市長が当選してから
 くりかえし言うようになったセリフがあります。

 昨日の車座会議でも言っていましたし、
 今日もそのセリフを言っていました。

 それは、フジノが名づけた『ハコモノ3兄弟』についてです。

 市長はくりかえしくりかえし
 このセリフを言います。

 「私は、1度作ったものは『壊せ』とは言えない立場です」と。

 今日も市民の方から

 「ぜひ美術館などのハコモノの赤字を減らして下さい」

 という意見に対して、

 「私は、1度作ったものは『壊せ』とは言えない立場です」

 と答えていました。

 (選挙前は全く逆のことを言っていました。
  例えば6月18日付けの毎日新聞のインタビュー記事では
  「3施設とも売り払って身軽になるべきだ」と答えていました。)

 それではそのかわりに
 『運営コストのカット』をやるかと言えば、

 すでに9月議会の本会議や教育経済常任委員会での
 フジノと市長との質疑で明らかになったように

 この4年間の吉田市長の任期の間には
 具体的な対策を取りません。

 けれどもそうやって吉田市長が4年間のんびりしているうちに
 ハコモノ3兄弟だけでも60億円を超える赤字が出ます。

 それは市長が対策を取らないせいで起こる『赤字』なのだから
 60億円のハコモノを吉田市長が新たに作ったのと同じです。

 そこで働く職員との組合折衝が恐ろしいのか何か知りませんが
 運営コストをカットする為に
 市長は対策をしっかり取るべきです。

 一体、何の為に市長になったのでしょうか。



 「私は、1度作ったものは『壊せ』とは言えない立場です」

 と吉田市長が述べるたびに
 フジノの耳には

 「もう改革はあきらめました」

 と言っているようにしか聴こえてきません。
 そんなセリフは聴きたくありません。

 早く吉田市長には、しっかりと「目を覚ましてほしい」です。

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 かつて、市長選挙の初日、出陣式のことです。

 フジノは、吉田雄人候補によく似た人形が付いた
 目覚まし時計を掲げて

 「財政危機に気づいていない市民の方々や
  このまちは変わらなくてもいいと思いこんでいる市民の方々の
  目を覚ます必要があります。
  吉田雄人こそ、このまちの目覚まし時計になります」

 といった演説を行いました。

 その演説を当時、聴いていた福祉関係者の方から
 つい先日こう言われました。

 「吉田くんこそ目を覚ました方がいいんじゃないの?
  藤野くん、しっかり目覚ましかけたの?」

 悔しいですが、言い返す言葉は何もありませんでした。


● フジノは吉田市長の側近でも吉田市議の代わりでもありません

 昨日も今日も、車座会議に出席するたびに
 市民の方々から帰りがけに呼び止められて

 「フジノさん、吉田雄人をよろしく頼むね」

 とか

 「これまで吉田後援会として市議選では雄人を応援してきたけど
  これからはフジノくんを応援するから」

 とか言われます。

 けれども、フジノは吉田雄人を守る気は全くありません。

 「フジノは、吉田雄人を守る為に政治家をしているのではなく
  このまちの未来と希望を守る為に政治家をしています。
  彼が良い仕事をすれば支えますが
  そうでなければむしろ批判をします」

 と答えたり、

 「今まで雄人が市議会議員をしていたのが
  市長に当選して応援する市議会議員がいなくなったからって
  フジノのことは応援しないでください。絶対に止めて下さい」

 と答えたり、

 「政治家は政策で選ぶものですから、
  市長選挙で雄人を応援したからフジノに投票するなんて
  それは完全に間違っています。
  政治家は『政策』で選ぶものですから」

 と答えています。

 多くの市民の方々がそんなフジノのつれない回答に
 驚いたり、怒ったりしますが、
 これが藤野英明という政治家なのです。



2009年10月22日(木)のフジノその1
● 長時間にわたるスタッフ会議と、東京からの親友の訪問

 2003年に初めて選挙に立候補する前からの
 長い付き合いがある仲間たち、

 つまり『政治家フジノ』ではなく
 『いち個人・藤野英明』と
 本当に親しい、ごくごく一部の仲間たちと

 この数日間、ロングミーティングをしています。
 これから1か月くらい、じっくりみんなに会ってもらおうと思っています。

 みんなふだんは忙しくて会えないので
 集まることもできませんから

 会えるタイミングを見つけて、1人ずつ時間を取ってもらって
 フジノの率直な考えを話して、意見交換をしています。

 かれこれ市長選挙の前から
 ずっと悩み続けてきたことがあるのですが

 市長選挙の後もその悩みは晴れることが無く、
 むしろその後の方がその葛藤は大きくなる一方です。

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 友達というのは本当にフシギなもので、
 この話題をひとことも話していないのに

 わざわざ東京から友達が来てくれました。

 某新聞社の東京本社で1面に記事を書いているような
 かなりの努力家の友達です。

 (最近もある特ダネを書いたのが彼だったと知って
  とても誇りに感じました。うれしいですね〜)

 ふだん忙しくてフジノHPを観てる訳でも無くて
 しかも事前に約束せずに18時頃に横須賀に来たので
 フジノはすでに19時から車座会議に出ることになっていました。

 そうしたら、わざわざ車座会議が終わる
 21時過ぎまで待っていてくれて

 23時くらいまで2時間だけ話して
 また東京へと帰っていきました。

 やっぱり持つべきものは、本当に『友達』だと感じます。

 Aくん、政権交代があって取材がすさまじく忙しい毎日なのに
 わざわざ心配して横須賀まで来てくれて、ありがとね。
 感謝してます!


● 「フジノと同じ想い」の政治家候補なんて言われても

 先日もTwitterで書きましたが

 「政治家をめざしている」という方々から
 メールや電話をいただくことがとても多くなりました。

 まもなく(再来年あたり)に
 統一地方選挙(市町村会議員の選挙ですね)が
 行われる予定なので

 政治家を目指している人々は
 選挙にむけて早くもいろんな活動をしていらっしゃるのです。

 政治家を目指している人々にとって
 フジノHPは『政治活動の分かりやすい入門編』らしくて
 立候補しようという方々が読んで下さっているようです。

 とてもがんばろうとしている人たちには、こころから応援しています。

 「ぜひこの国を変えていってほしい」という素晴らしい人々が
 わずかですが、確かにいます。

 でも、政治家を目指しているような人々が
 フジノはもともとすごくニガテです。

 『権力志向の人々』や
 『何かを勘違いしている人々』が
 実はかなり居るのです。

 そういう方々とお話していると
 イヤな気持ちにさせられることが多々あります。

 時代モノ(?)が好きな人とか
 特にフジノは苦手で、

 中高年男性がよく読んでるビジネス雑誌に取り上げられてるような
 なんか明治維新がどうとかこうとかいう話は大嫌いです。

 それから、司馬遼太郎とかは絶対に読まないし、
 坂本竜馬がどうしたとか志がどうだとか維新がどうだとか

 そういう『生活感』がゼロのお話とか
 『男のロマン』みたいな発想には
 フジノは全くついていけません。

 そういう世界が好きな方々のことをこちらは否定しませんので
 お願いですから、フジノの時間を奪うのはやめて下さい。

 フジノは決してこの国を変える為に政治家をしていませんし、
 こころざしがあって政治家をやっているのでもありません。

 やらなければならないことがあったから転職しただけで
 必要が無くなったと感じれば再び別の仕事に転職します。

 それから、初めての電話やメールなのに

 「フジノさん、僕(私)はあなたと同じ志を持っています」

 みたいなことを言ってくる(書いてくる)のも
 どうかおやめください。

 全く別々の人生を送ってきたあかの他人であるフジノと
 同じ想いになるはずがないじゃないですか?

 そもそも僕の本当の想いなんて何も知らないくせに...。

 それから、フジノは『推薦』とか絶対にしません。
 絶対に誰の『応援』も絶対にしません。

 もしも政治家になりたければ、メガフォン1つあれば、十分です。
 『政策』を市民のみなさまに聴いてもらえばいいだけ。

 その『政策』が正しければ、
 市民のみなさまはあなたを選んでくれます。

 誰かの『推薦』とか『公認』とかもらわなければ、とか
 そんなことを考えている人は最初から立候補しなければいいのに。

 市民のみなさまは、政策で政治家を選ぶんです。

 政党だとか有名人だとかよく分かりませんが
 組織や誰かが推薦しているかどうかを

 市民のみなさまが投票する判断基準にしていると考えているとしたら、
 それは有権者=市民の方々をバカにしています。

 自分ひとりきりで立つ。
 政策を語り続ける。
 それだけで市民のみなさまは判断して下さいます。

 誰かに頼らなければ政治家への道を進めないならば
 最初からそれは向いていないのではないかと思います。

 厳しいことを言うようですが、政治家は当選したら
 徹底的に孤独なままに何日だって徹夜して仕事をするのです。

 政治家に転職してからの
 毎日の仕事の方がすさまじく苦しくてつらいのだから

 選挙の時から誰かの助けをあてにして動いていたら、
 もしも当選しても政治家として仕事なんてやれないですよ。

 厳しいことを書きましたが、最近あまりにも
 他人をあてにして頼ってくる人が多いので
 「それは違うのではないか?」と感じたのであえて書きました。

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 フジノはもっと『新しい政治家』がたくさん現れるべきだと願っています。

 『新しい政治家』とは、古い政治家を全否定するような、
 既存の考え方にとらわれない存在のことです。

 フジノみたいな『古い政治家』(もう6年半もこんな仕事をしています)に
 アドバイスを求めるようでは、
 それだけで『新しい政治家』とは言えない気がします。

 本当の意味で志がある人は、
 最初からフジノのことなんて頼るはずがありません。

 僕は、自分で「なりたい」と言っているような人よりも
 まわりから「なってほしい」と言われている人に
 立候補してほしいです。

 そして、もう1つ。

 政治活動とは全く無関係な場所で
 生活や暮らしを守る為に
 今この瞬間も現場でがんばっているみなさまにお願いです。

 どうか『政治家』という選択肢も考えてみて下さい。

 「自分は政治業界なんか大嫌いだし
  政治と自分とは最も遠いところにいる」

 そう感じているあなたこそが政治家にふさわしいと
 フジノは考えています。

 どうか、立候補してください!

 いずれにしても、どうかみなさま、
 がんばってくださいね。



2009年10月21日(水)のフジノその2
● 市長と語りあう「車座会議」@浦賀コミュニティセンター

 今夜は、浦賀の行政センター(=コミュニティセンター)にて
 吉田雄人市長による『車座会議』が行なわれました。

 この『車座会議』というのは、マニフェストの中の

 「真の意味での対話をするため、市民と「車座」になって、
  ひざを交え、胸を開いて話し合います。(マニフェストZ.2(1))」

 を実現したものです。
 ちなみに、実現に要する期間は『すぐやる』の項目です。

 4年間の任期を通してあらゆるテーマで
 この車座会議を開催するのですが

 第1回目の今回のテーマは『基本計画』です。
 11ヶ所の行政センターにて行なわれます。

 ●

 ところで、県外視察欠席中の為に公務を控えていたフジノは
 初回(西地区で15日に開催)の『車座会議』の参加は自粛しました。

 その日の様子を記した浜野まさひろ議員のブログを読んだところ
 なんと、こんな記述がありました。

 > 質疑の中には、
 > 「吉田市長を応援した議員が来ていないのはどういうことだ!」とか
 > 「何でもっと議員が来ないんだ!」とか… わけわからん (?_?)
 > 応援した議員っておいらのことかいな 。(´д`lll)


 これを読んで、フジノもこんな質問が出たことに
 とても驚かされました。

 もちろん『選挙を応援した議員たち』には
 フジノも含まれています。

 こういう質疑をした方々が「何」を述べたかったのか、
 全くその真意が分からないので、ぜひ知りたいと感じました。

 そもそも市長と市議会議員というものは、
 全く別の組織に所属していますから

 スケジュールも完全に異なりますし、
 一緒の行動を取ることはまずありえません。

 どのような意味なのか、ぜひこの質問をした市民の方々が
 この活動日記を読んでいらしたらメールをくださいませ。

 よろしくお願いします!

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 さて、もともとスケジュールが合う限りは
 毎回フジノは出席するつもりでしたが
 ようやく今日、時間が取れましたので参加いたしました。

 今夜は浦賀の行政センターです。

 扇形にいすが並べられて、
 扇の『要』の位置に吉田市長が座りました。



 参加者は、中高年の方々がほとんどでした。
 車座会議にもっと若い人々にも参加していただける工夫が必要です。
 男女比も8:2くらいと、明らかに男性の方が多かったです。



 会場で配られた資料は、こちらです。
 パワーポイントでも同じ資料が映し出されました。


● 市民のみなさまに理解していただくことの重要性と難しさ

 まず、吉田市長から30分間ほど
 パワーポイントを使って
 『基本計画』とは何か、という説明がありました。

 プレゼンテーションに慣れている吉田市長は
 時折、ジョークをはさみながら、テンポ良く説明を進めました。

 ただ率直に言って、30分間という短さではムリがあると感じました。

 『基本計画』なんてものは市民のみなさまの暮らしでは
 ふだん絶対に耳にすることのない行政だけで使われる用語です。

 どれだけ行政にとって『基本計画』が重要なものであっても、
 市民のみなさまにその重要性を理解していただくのは
 とても難しいことです。

 本来ならば1時間近くかけてもいいから、
 じっくりと説明すべき内容なのです。

 十分な理解がなされないままに、市民のみなさまに意見を求めても
 それで良いものができるとはあまり感じられませんでした。

 『説明』は理解していただけるまで
 徹底して行なうことが大切です。

 軽やかにスピーディーに説明がどんどん進んだのは良いのですが
 『理解』していただけたかどうか、という点でとても疑問が残りました。



 すでに9月24日の活動日記にも
 このように書きました。

 > 今回は、あらかじめテーマが決まっている上に
 > しかもそのテーマが『基本計画』とカタいものについてなので
 > 市民のみなさまにとって、率直に魅力あるものでは無いと思います。
 >
 > でも、だからこそ、車座でのタウンミーティングの
 > 第1回目のテーマにふさわしいかもしれません。
 >
 > (中略)
 >
 > けれども、基本計画のように
 > 毎日の暮らしにどんな影響があるのか全く見えてこないけれども、
 > 行政としては大きな意味を持っている、というようなテーマを
 >
 > いかに市民のみなさまに関心を持っていただけるようにするか。
 >
 > それこそまさに膝をつきあわせて
 > 雄人がしっかりと想いを伝えることによって
 > 市民のみなさまにも理解していただけるのかもしれません。



 『基本計画』のようなテーマを
 あえて車座会議のテーマに選んだ吉田市長の決断そのものは
 フジノは高く評価したいです。

 今後は、市民のみなさまに理解していただく為にも


 (1)1時間半で終わりではなく、もっと時間に余裕をもって
   説明をさらに分かりやすくする

 (2)1つの行政センターに1回しか来ないのではなくて
   2回目、3回目、と同じテーマで繰り返し車座会議を行なう


 といった工夫が必要なのではないかと感じました。

 また、『基本計画』については市長だけではなく
 横須賀市議会もその責任を負うものですから

 市議会によるタウンミーティングも積極的に開催して
 市民のみなさまから意見を頂く場をつくるべきだと
 フジノは考えています。


 下の記事は、車座会議の様子を報道してくれた
 神奈川新聞の記事です。

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 (2009年10月17日(土)神奈川新聞より)

 市長と市民が直接対話「車座会議」はじまる

 横須賀市の吉田雄人市長が
 地域に出向いて市民と語り合う初めての「車座会議」が
 15日夜、同市長坂1丁目の西行政センターに約80人を集めて行われた。

 見直しを進めている市の基本計画(2011〜2021年度)をテーマに、
 活発な議論が交わされた。

 31日まで計11カ所で開催し、基本計画の参考にする。

 会議では、まず吉田市長が約30分間、
 会議の進め方や基本計画を説明したほか、
 所信表明で示した自身の思いを説明。

 「水と緑に親しめるまち」
 「命を大切にするまち」
 「人づくりのまち」を目指すとした。

 開催地の西地区は自然に恵まれていることもあり、
 里山を適正に管理するための仕組みづくりや
 湾内の水質浄化、高潮や津波対策の強化といった
 自然環境に対する意見が目立った。

 ほかには、教育問題や原子力空母の安全対策、
 障害者施策などの充実を求めていた。

 議会との関係を心配する意見に対して、
 吉田市長は

 「二元代表制が機能し、あるべき姿に近づいていると思う」

 と応じていた。

 (佐藤浩幸)
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 (引用終わり)


● 美術館アドバイザーへの報酬支払いストップは『本質』では無い!

 車座会議が終了した後のこと。

 美術館問題の1つである『美術館アドバイザー』への報酬支払いに対する
 市民の方々からの住民訴訟が取り下げられたことについて

 某紙の記者の方から、

 「フジノさん、おめでとうございます」

 と言われて、コメントを求められました。

 けれども、フジノはこの問題はあくまでも美術館問題における
 『ささやかな1つの通過点』に過ぎないと考えています。

 25年間かけて約7000万円を支払うという密約のうち、
 来年度予算でもしもストップが実現したら
 確かに残りの約3800万円は支払わずに済みます。

 でも、美術館問題というのはくりかえし書いてきましたが
 毎年約4億円も赤字を垂れ流しているのです。

 約3800万円だけ取り戻せたとしても
 1年間の赤字で吹き飛んでしまう金額です。

 例えて言うならば、
 道路の大きな水道管が破裂して水が噴きだしている危険事態に際して
 本来ならば水道管のおおもとのバルブを閉めるべきなのに

 そこには全く目を向けずに
 自宅の水道の蛇口だけを閉めたようなものです。

 噴きだしたままの水は
 これからもどんどんこぼれていきます。

 大切な水はどんどん流れて消えていきます。

 今、吉田市長がやっていることは自宅の蛇口を閉めただけ。
 本当に必要な改革に全く手をつけていません。

 かつて吉田市長が市議会議員時代に
 他の議員と一緒に裁判所に対して
 横須賀市を相手どって損害賠償を申し立てる調停を行ないました。

 美術館問題を最初に訴えたフジノですが
 この『調停』にはあえて関わりませんでした。

 何故なら、この問題は『本質』では無いからです。

 繰り返しますが、来年度予算案が無事に成立したとしても
 あくまでもカットできるムダ遣いは約3800万円の見込みです。

 一方で、美術館の運営費用の赤字は1年間で4億円にものぼります。

 したがって、このアドバイザー報酬問題に決着が付いたとしても
 それは本当にささやかなことでしかないのです。

 だから、ほとんど評価できません。

 吉田市長が美術館問題の『本質』に
 本気で取り組まない限り、フジノは評価しません。

 むしろ、『改革』を本気で行なうつもりは無いのだと判断します。

 来年度予算に向けてマイナスシーリング5%をかけてまで
 マニフェスト実現の為の財源を必死に作ろうとしているのに
 全く矛盾しています。

 先日の本会議での吉田市長のブレた答弁が
 全く市民のみなさまには正確に知られていないので

 まだ吉田市長は美術館問題に積極的に見えているかもしれません。

 しかし、実際には、
 当選後、明らかに取り組みが『後退』しています。

 フジノの手元には
 市長選挙の時に勇ましく美術館問題の解決を訴える
 吉田雄人候補の演説DVDがあるのですが

 その時に市民のみなさまに語っていた内容と
 先日の本会議での答弁とでは全く内容が異なっています。

 その落差があまりにも激しくて
 現在の吉田市長の方針があまりにも情けなくて、裏切られた気持ちです。
 応援してしまった1人として、涙が出そうになります。

 吉田市長は、美術館問題に対して
 もっと本質的な対策を取り、一刻も早く結果を出すべきです。



2009年10月21日(水)のフジノその1
● ロブ@大月さんとの再会

 あのロブ@大月さん(ノンフィクション作家/ライター)
 なんと今日わざわざ横須賀まで来て下さいました。

 あえて横須賀まで足をのばして下さったことに
 とても感謝しています!

 ロブさんとの出会いはかれこれ5年以上前になります。

 いつもながらフジノは気になる人のところへ
 どんどん押しかけていたのですが

 当時、どこの馬の骨とも分からないフジノを
 ロブさんは信頼して下さって、勉強会などに参加させていただきました

 今でこそ政治家フジノは
 世間で少しは知られるようになりましたけれども

 あの当時からフジノを信じて下さった方々というのは
 ロブさんをはじめ、本当に、ごく少数の方々だけだったと感じています。

 (例えば、浅野史郎さん、大熊一夫さん、竹中ナミさん、
  藤原和博さん、山井和則さん、などの尊敬すべき方々です。
  これらの方々への恩義は一生忘れません)

 そして、当時、ロブさんとは自殺の現実について、取るべき対策について、
 いろいろな意見交換をさせていただいたのでした。

 あれからもう5〜6年も経ってしまいました。

 しかし、ロブさんとフジノの共通の課題である
 自殺の深刻さはむしろ増していく一方です。

 まだまだやらなければならないことは山積みになっています。

 ●

 お互いの近況報告をしながら
 フジノは変わらないロブさんの生き方にホッとしました。

 制度を変えたり新たに生み出すことができる『政治家』でありながら
 1人1人の個人の苦しみの声の相談を受け続けたいという想いで
 当時、フジノは活動をしていました。

 臨床心理学専攻を卒業して
 日本心理学会認定心理士ではあるものの、
 現在のように国家資格である精神保健福祉士は持っていませんでした。

 同業者である政治家の中には
 フジノに批判的な方もいて、

 「制度や条例を作ることができる立場になったのだから
  個人個人の苦しみに専念していてはいけない。
  それでは何の為に政治家になったのか分からないじゃないか」

 「ソーシャルワーカーのように個人の相談を聴くのではなくて、
  あなたは政治家なのだから政治家にしかできないことをやるべきだ」

 と言われることがありました。

 けれども、フジノは政策を扱いながらも
 1人1人を見捨てたくなかったのです。

 この姿勢が『中途半端』で『どっちつかず』だと言われたとしても
 それでもフジノは両方を取ることしかできなかったのです。

 そんなフジノにとって、ロブさんはお手本でした。

 世間や社会に対してルポルタージュや記事という形で
 現状を広く訴えたり問題提起をすることができる
 『ノンフィクション作家』でありながら

 同時に、今まさに死んでしまおうとしている方々や
 自傷をくりかえしてしまう方々に寄り添ってきたのがロブさんです。

 それはつまり、フジノが目指している
 まさに『両方やる』を実践してきたということなのです。

 これは、本当に苦しい作業であって、
 並みの人にはできません。

 外側から見ているフジノでさえも、
 ロブさんはきつそうだなあと感じることもありました。

 でも、やっぱりその両方を実践しなければいけないし、
 そうでなければウソだろ、という気持ちがありました。

 ずっとロブさんはお手本でした。



 今も、変わらないお手本です。

 雨宮処凛さんの存在もそうなのですが、
 同世代の方々が対世間で大きな活躍をしていることは
 フジノにとってはとてもこころづよくて、

 まだ自分もがんばらなければいけない、と感じるのです。

 ロブさん、まだがんばろうと思います。
 お互いに生きのびていきましょうね...。

 今日は本当にありがとうございました!



2009年10月20日(火)のフジノその3
● この美しさこそが本物の芸術だ/美しい夕陽、海、空、富士山

 美術館評価委員会を終えて、
 絶望に満ちた気持ちで美術館を後にしました。

 これほどネガティブな気持ちになった時は、
 なんらかの形で切り替えないと、
 まっすぐ事務所に戻っても怒りや絶望で仕事が手につきません。

 そこで、走水・伊勢町にある『かねよ食堂』へ向かいました。

 お腹が減ってたこともあるし、
 何よりも、美しい走水の海を見ていれば、
 気持ちが切り替えられそうだったから。

 バイクでかねよ食堂に到着してヘルメットを取ると
 出迎えてくれたオーナーのジョンさんが

 「フジノくん、夕陽がやばいよ!」

 と大きな笑顔で話しかけてきました。

 「早く!行かなきゃ!」

 いうジョンさんの声に導かれて、海へ向かって走り出しました。

 そして、2人でしばらく夕陽を眺めていました。

 夕陽が沈んでいく空の美しさ。
 人々の生活の灯が映し出される街並み。

 遠くにハッキリと見える富士山の姿。
 漁を終えた舟、静かな海。

 これこそが本当の美であって、
 ハコモノの中に押し込まれたニセモノとは違う。

 神様のアートには、人間はかなわない。

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 しばらくしてから、ジョンさんがカメラで写真を撮り始めました。
 フジノもせっかくなのでケータイで撮影してみました。

 やっぱりケータイで撮っても美しさは伝わらない。
 (ジョンさんが一眼レフで撮った写真はこちら



 あまりにもしがらみにとらわれきった政治・行政に
 がくぜんとさせられる日々が続いていて、うんざりすることばかりだ。

 人間は醜い。自分の利己的な欲求ばかりだ。

 ハコモノを取るか、いのちを取るか、
 こんなカンタンな二者択一でさえ、

 自分が今は満たされている人は
 他人が貧しくて苦しんでいることさえ目にも入らずに
 ハコモノを取る。

 美術は大切だ、という欲求をふりかざす。

 かたや同じこのまちで苦しんでいる人がたくさんいることを
 直視しようとさえしない。

 そんな人々への想像力さえ持てない人々が
 「芸術を愛している」だなんて、うんざりさせられる。

 「限られた財源しかない」とこれほどアナウンスしているのに
 他人の苦しみの犠牲の上に成り立っているような喜びを選ぶ人々は
 醜い。

 それにひきかえ、自然はどこまでも美しい。



 気力を振り絞って、また立ち上がらなければ...。


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