まちの政治家は、こんなことしてます


2012年1月6日(金)のフジノ
● 汚染がれきの受け入れ反対の要請書を県知事へ提出しました

 今日は、横浜にある神奈川県庁へ行きました。
 黒岩知事あてに要請書を提出する為です。



 昨年、黒岩知事が12月県議会において
 被災地のがれきを神奈川県に受け入れると発言しました。

 フジノは、汚染がれきの受け入れに反対です。

 知事が表明をした後、県内各地で反対の想いを持つ方々が
 大きく手をとりあって連携をとりあいはじめました。

 そして、今日、神奈川県知事あてに
 反対の想いをこめた要請書を提出した
のです。

 『安全な明日への提案書』というタイトルです。
 ぜひこちらをご覧ください。)

 (画像:県庁新庁舎1階に集合。約80人の方が県内から集まりました)


 県が受け入れを行なうことに決定されてしまえば
 横須賀市芦名に埋め立てることになります。

 この要請書を提出する代表的な役割を果たして下さった
 横浜の『hamaosen対策協議会』の方々から
 今日の要請書の提出に
 「ぜひ同行を」と依頼されました。

 こちらの市民の方々は
 フジノが昨年9月議会で一般質問を行なった

 横浜市が南本牧廃棄物最終処分場に
 高濃度の放射性物質を含む
 下水汚泥焼却灰を投棄・埋め立てすると発表した問題で

 まさに先頭に立って反対の声を挙げて下さって
 横浜市の方針を『凍結』へと転換させる原動力となった方々です。

 今回、ご一緒できて本当にうれしかったです。

 フジノとしては、今回もしも県が方針を決定すれば
 埋め立て処分がなされる地元の市議会議員として

 当事者として反対の想いを伝える為に
 県庁に向かいました。

 今日はあらゆるマスメディアの方々が
 取材に来て下さいました。

 すでに夕方や夜のニュース等でも
 報じられていますが

 Youtubeで動画がノーカットでアップされていますので
 一緒に行きたかったけれど参加できなかったみなさまは
 ぜひご覧ください。


 <神奈川県庁への申し入れの様子>



 要請書を提出した後は、記者会見を行ないました。




 <記者会見の様子>


 けさの神奈川新聞によれば
 明日、黒岩知事は被災地のがれき処理の様子を
 岩手県と宮城県に視察へ向かうとのことです。


 (2012年1月6日・神奈川新聞より)

 さらに、20日には横須賀市の総合福祉会館で
 知事との対話集会が行なわれることになりました。

 ぜひみなさま、ご参加ください!

 参加には事前申し込みが必要です。
 神奈川県のHP(こちら)からお申込み下さい。

(2012年1月6日・毎日新聞より)


 (2012年1月6日・朝日新聞より)


 今、吉田市長は自治基本条例の制定を目指して
 2月末からスタートする予算議会に提案を行なう予定です。

 自治基本条例には
 住民投票制度が盛り込まれるべきですが

 まさに今回の問題こそ、住民投票を行なうべきです。

 吉田市長は「県の施設だから市には権限が無い」
 という趣旨のコメントをしています。

 けれども、権限があるとか無いとかを超えて
 主権者である市民のみなさまは
 意思表示をする機会が絶対に必要です。

 黒岩知事が『対話集会』を開くことをもって
 それで「理解を得られた」なんてことにはなりません。

 まさに今こそ住民投票がなされるべきだと
 フジノは感じます。

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 市民のみなさま。

 被災地を支援するということと
 汚染されたがれきを受け入れることは全く別のことです。

 東北をはじめとする被災した地域のみなさんの為に
 日本が一丸となって力を合わせていくことと
 放射性物質を国内に拡散することは
 全く別のことです。

 「おまえは被災地を支援する気が無いのか」と言うような人々は
 これらを分かっていて意図的に述べています。

 そんな人たちの言葉に
 こころを揺れ動かされたり傷つけられることはありません。

 これから勉強会も開いていきますので
 どうか一緒に歩いていきましょう。 



2012年1月5日(木)のフジノ
● 新年最初のカフェトーク/全ての出会いに感謝です

 今日は、2012年最初のカフェトークでした。

 新年一発目!

 といってもふだんと何も変わりは無くて
 いつもどおりにのんびりとした雰囲気で楽しく過ごしました。

 今年4月に300回を迎える訳ですが、
 とにかく気合いを入れずに
 気負いも無いままに、まったりと続けていきたいです。

 さて、今日もいろいろな立場の方が来てくれました。

 その中から、2人の方について
 フジノが感じたことをちょっとだけ記したいと思います。

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 まず、お1人目。
 ドクターの卵である方が参加してくれました。

 医療の現場の立場からいろいろなお話を伺えたことが
 フジノはとてもうれしかったです。

 昨年からフジノは『医療計画』に注目していて
 この活動日記でも繰り返し記してきました。

 これまで市議会議員として
 市立2病院(市民病院・うわまち病院)に関わってきて

 本会議でも委員会でも
 たびたび質疑を行なってきました。

 けれども、これは『医療政策』ではなくて
 2病院の『経営』の在り方についての議論ばかりでした。

 今フジノが取り組みたいと願っているのは
 個別の病院についてではなくて
 大きな枠組みでの
 『医療政策』についてです。

 つまり、より良い方向へ誘導する為の
 『制度』づくりです。

 精神保健福祉と高齢者福祉を良くしたいと願って活動してきた中で
 どうしても医療政策に関わらなければならないと
 強く感じています。

 そうした想いを
 政策としてきちんと反映できるように

 毎日かなり集中的に
 ガリガリと医療政策についてたくさんの本を読んで
 審議会やシンポジウムなどに参加して必死に学んでいるのですが

 なかなか現場のドクターの方々と
 じっくりと時間をとって
 お話しできる機会が無いのですね。

 今夜はその機会を得ることができました。

 しかも、医療への強い情熱を感じさせて下さる方で
 本当にうれしかったです。ありがとうございました!

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 そして、もうお1人。

 NPO法人Serenity代表の田口まゆさんです。

 実際にお会いしたのは今夜が初めてだったのですが
 自殺対策に取り組む同世代の仲間として
 お互いに認識していました。

 2010年11月に、フリーライターの渋井哲也さんが出版した
 『自殺を防ぐためのいくつかの手がかり』の中でも

 田口さんとフジノは
 共に取り上げられているのですね。

 そんな縁もあって、
 田口さんのNPOが主催するシンポジウムに
 シンポジストとしてフジノに声をかけてくださいました。
    ↓


    シンポジウム
    『大切な人を自死で亡くしたあなたとともに考える』


   日時:3月17日(土)14:00〜16:00

   場所:早稲田奉仕園リバティホール

   シンポジスト:

    ・和泉 貴士さん(自死遺族弁護団・弁護士)
    ・脇坂 幸さん(不登校・ひきこもりのこどもたちの支援)
    ・宇都宮 健児さん(日弁連会長・弁護士)
    ・フジノ



 このシンポジウムについては
 1月25日に記者会見が行なわれますので
 改めて後日、詳しくお伝えします。

 日弁連会長を勤める宇都宮健児さんは
 史上初の再選を目指して今まさに会長選挙の直前(公示11日)ですが
 田口さんの依頼をこころよく引き受けてくれたそうです。

 それはやっぱり田口さんの想いが伝わったのだと思います。

 フジノが参加しようと感じたのもまた
 そんな田口さんの姿勢でした。



 今夜のカフェトークについて
 田口さんがご自身のブログに記してくれました。
 ありがとうございます。

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 カフェトークを開催しているのは
 参加して下さるみなさまの為なのですが
 何よりもフジノ自身が楽しませていただいています。

 参加して下さった全ての方々に
 改めて感謝・感謝です。

 今年もずっとマイペースでのんびりと
 カフェトークを続けていきます。

 気が向いた方は、
 ふらりと遊びに来てみて下さいね。



2012年1月1日(日)のフジノ
● 元日の『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』

 今日から、新しい年になりました。

 公職選挙法によって
 政治家は年賀状を送ってはならないルールですし

 フジノの個人的な信念として
 政治家として招かれた忘年会・新年会は全てお断りしています。

 だから、年末年始といっても
 フジノはいつもどおりです。

 元日の今日も年末年始恒例の
 『ひとり自殺予防街頭キャンペーン』を行ないました。

 (画像:ワイデッキ上にある『スカレーちゃん』の像)


 今日もいろいろな方が
 フジノの言葉に耳を傾けて下さいました。

 1人でも立ち止まって聴いている人がいると
 他の方々も興味をひかれて足を止めるものなので
 ささやかな人だかりができました。

 その中で、最初からずっと聴いてくれていた男性は
 フジノよりも一回りくらい若そうな男性の方でした。

 帰ることができる場所が無いので
 横須賀中央のまわりをうろつきながら
 日本酒を飲んでムリヤリ体を温めているということでした。

 15分ほどお話を聴かせていただいたのですが、
 複雑な事情があって帰宅はできなさそう。

 手元にお金は少しある、とのことなので
 いざという時の為に『NPO自立生活サポートセンターもやい』
 連絡先などを書いたメモを渡して、別れました。

 (これまで何人も『もやい』にはサポートをしていただいています)

 今夜は屋根のあるところで
 無事に過ごせているかなあ...。

 とても心配です。



 その男性とのお話が終わると
 待っていた次の方が話しかけてきました。

 こんな感じで、今日の『街頭キャンペーン』は
 途中から相談会へと変わりました。

 4人の方からお話をうかがいました。
 失業、健康問題、離婚、障がい、などなど。

 苦しさの中をなんとかみんなギリギリで
 生きのびてるんだよなあ、ということを改めて痛感します。

 最後の1人となった中高年の男性は、
 ひととおりフジノにお話した後、

 話しおえてホッとしたのか、
 フジノに握手を求めてきました。

 ワイデッキは足元のタイルから
 とても強い冷気が伝わってくるのですが
 この寒さの中で、本当に心身共に冷え切ってしまうくらいでした。

 中高年の男性は、鼻水が垂れてしまっていたのですが
 その鼻水をてのひらで何度もぬぐっていました。

 その鼻水だらけのまさにその手で
 男性はフジノに握手を求めてきました。

 わざとやってる(=試してる)とはとても思えなくて、
 鼻水だらけのてのひらをフジノはぐっと握りかえしました。

 街頭で約2時間立ち続けているフジノの手も冷たいのですが
 その方の手もとても冷たかったです。

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 今年の元旦も、通りすがりであるにもかかわらず
 フジノの言葉にうなずいてくれる方々が多かったです。

 6〜7年前には「元旦から演説なんて」と嫌がられたのに、
 ここ数年は完全に受け容れられています。

 今日は

 「フジノくん、お正月からありがとう」

 とお礼まで言われてしまいました。

 もともとワイデッキは政治家フジノの生まれ故郷とはいえ、
 フジノが期待されてるというよりは、
 世相の厳しさを反映しているのだと感じます。

 そんな現実を少しでも変えることができる存在への
 強い期待が市民のみなさまにあるのだと思います。

 いつもどおり気を引き締めて
 今年もしっかり働いていきたいです。

 どうか2012年が
 みなさまにとって良い年になりますように。


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