まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2006年11月10日(金)のフジノ
● 全国精神障害者家族会連合会(ぜんかれん)長野大会2日目へ

 今日は、昨日に引き続いて
 全国精神障害者家族会連合会(ぜんかれん)の長野大会へ
 参加しました。

 会場である県民文化会館までは
 昨日もう歩いてみて行き方が分かったので
 けさも歩いて行ってみました。

秋の気配ただよう長野県  朝の長野は
 暖かくて
 気持ちが
 良かったです。

 紅葉した
 樹木も
 とても
 きれいでした。 

 大会2日目の午前中は、
 まず5つの分科会にわかれてテーマごとに集まりました。

第3分科会



分科会の報告


● 本当に意味のある意見交換


公園

記念講演、大熊由紀子さん





2006年11月9日(木)のフジノ
● 全国精神障害者家族会連合会(ぜんかれん)長野大会へ

 今日は、全国精神障害者家族会連合会(ぜんかれん)の
 年に1度の全国大会に出席しました。

 ぜんかれんは、政治家フジノとしてだけではなく
 僕個人としても生き方を決めた原点なので
 全国大会には毎年必ず参加するようにしています。
 (第38回(千葉)第37回(東京)第36回(埼玉)

 第39回目の今年は、長野県が会場となりました。

 田中康夫さんが知事で無くなってしまったことは
 今でもフジノは全く納得できていなくて
 知事あいさつがある開会式には
 どうしても出席する気にはなれませんでした。

 そこで、プログラム1番の基調講演から
 参加することにしました。

長野県県民文化会館  駅を出て、すぐに会場へ。

 新幹線の中から見えた
 景色は美しい秋でした。

 会場の隣は
 自然のある広い公園なので
 とてもきれいな景色でした。

 今回の大会テーマは

 『精神障害者が「地域で働いて生きるには」』

 です。

 今年スタートした最悪の法律である障害者自立支援法に
 唯一良いところがあるとしたら、
 障がいのある方々の『働くこと』を強く支援することを
 理念の中にハッキリと位置づけたことです。

 知的・身体・精神の3つの障がいのことを
 『3障がい』と呼んだりしますが
 3障がいの中では
 精神障がいのある方々に対する
 就労支援(働くことのサポート)が完全に遅れています。

 だから、精神障がいに関するフォーラムなどでは
 いつも『働くこと』がテーマになります。

 フジノが出会ってきた精神障がいのある方々は
 ほとんどの方々が「働きたい」という強い願いを持っています。

 その想いを実現できるように
 政治と行政は企業と共に
 しっかりとサポートを行なう必要があります。

 きちんとしたサポートがあれば
 働くことができる精神障がいのある方々はたくさんいるのです。

 本当に大切なテーマです。

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 まず、基調講演として
 『精神障害者が「地域で輝いて生きるには」』が行なわれました。

 当初は、秋元波留夫さん(101才で現役の精神科医)が
 講演をなさる予定だったのですが
 残念なことに秋元先生は
 入院されてしまったとのことでした。

 かわりに、病床の秋元先生からの手紙が配られました。

 昨年にぜんかれんが障害者自立支援法案に賛成したことを
 秋元先生は厳しく批判し、「解散すべきである」と断じられました。

 けれども「ぜんかれんの中央の方針に
 地方の多くのぜんかれん組織が反対していること」を
 高く評価していました。

 以前このコーナーでも書きましたが
 これはフジノも全く同じ想いです。

 精神障がいのある方々はこれまで他の障がいに比べて
 あまりにも福祉サービスが無さ過ぎました。

 そこに政府と厚生労働省と財務省が
 見せかけのエサを精神障がいに対してちらつかせたのです。

 これに対して、ぜんかれんの役員たちは
 苦渋の選択として、法案に条件付きで賛成しました。

 こうして、障がいのある方々の複数の団体の団結は
 崩されていきました。

 政府のやり方の汚さに怒りを感じると同時に、
 こうやって分断されざるをえない立場の弱さに対して
 悲しみを感じます。

基調講演  秋元先生の
 かわりに
 きょうされんの
 藤井さんが
 講演を
 されました。

 藤井克徳さんのことも
 フジノはとても尊敬しています。

 会場には1000人を超える方々が集まっていました。

ロビーの様子  ロビーには
 たくさんの
 お店が
 出ていました。

 たくさんの
 人、人...。

 続いて、プログラム2番目は
 シンポジウム『障害者の就労とその支援』でした。

シンポジウム  とても
 勉強に
 なりました。


● バーチャルハルシネーション、好評です

 休憩時間に会場のロビーで
 今年もヤンセン・ファーマ社によって
 『バーチャル・ハルシネーション』体験が行なわれていました。

バーチャルハルシネーション  もちろん
 担当者は
 Kさんです。

 Kさんとの
 再会は
 毎回とても
 勉強になります。

 Kさんは、発達障がいについての造詣も深く、
 こどものうつについてもよくご存知です。

 フジノは横須賀で10月に起こった
 こどもの自殺について
 とても意義のある意見交換を行なうことができました。

 もっともっと勉強していきたいと思います。


● たくさんの方々と真剣に語りあった懇親会

 大会1日目が終わった後、場所を移して
 懇親会が行なわれました。

懇親会  懇親会も
 かなり
 たくさんの
 方々が
 集まりました。

 テーブルが都道府県ごとに分かれていたので
 フジノは神奈川県の方々と共に交流することができました。

 特に、横浜の作業所で働く職員の方々や
 浜家連(横浜の家族会)の方々との意見交換は
 とても大きな意味がありました。

 障害者自立支援法が
 この10月に本格スタートしたことによって
 福祉の現場は本当に混乱しています。ものすごく困っています。

 作業所は壊滅してしまうのではないか、と言われています。

 そんな状況ですから横須賀市だけではなくて
 他のまちの現場の方々のお話を情報交換・意見交換できることは
 ものすごく貴重で意味があります。

 『新施設体系への移行』について、
 ここでの意見交換を通してフジノは考え方を変えました。

 横須賀に帰ったら、また作業所の方々と
 意見交換をぜひとも行ないたいと思いました。

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 来賓でいらしていた衛藤晟一さん(元・厚生労働副大臣)と
 障害者自立支援法について意見交換をすることができました。

 たとえ短い時間であっても
 たとえ現役ではなくても
 立法責任者のトップ(副大臣でしたからNo.2ですね)に
 直接に想いを伝えることはとても大切だとフジノは考えています。

 黙っていては、苦しい現実について
 国会議員や官僚が知ることはありえません。

 訴え続けることがとても大切です。

夜の長野駅  夜の
 長野駅。

 今日はものすごく充実していました。

 明日もしっかりと勉強して
 横須賀の精神保健福祉をより良いものにしていく為に
 全力でがんばっていこうと思います。



2006年11月8日(水)のフジノ
● ご遺族が自殺について語れる存在であること

 今日も複数の市民の方々からお話をうかがいましたが
 とても深く考えさせられることがありました。

 かれこれ3年間にわたって政治家フジノのことを
 応援して下さっている方々がいます。

 その方々と数ヶ月ぶりにお会いして
 紅茶を飲みながらお話をうかがっていた時のことでした。

 「フジノくん、自殺予防の取り組みは
  だいぶすすんだね」

 「そうですね、やっと法律が施行されました。
  塩崎官房長官をトップにして、
  具体的な対応についての作業も始まりました。

  国は動きがゆっくりなんですけれど、
  横須賀市は9月に遺族ケアを本格的にスタートしましたし
  国よりも横須賀の方が優秀だと思います」

 なんて、お話をしていました。

 その時、おもむろに1人の方が

 「実は、自分の姉は20年前に自殺したんだ...」

 と、話されました。

 3年間いろいろなお話をうかがってきましたが
 初めてうかがうことでした。

 一緒にその場にいたお友達も、
 初めて聞いた、とのことでした。

 しかし、そのお友達の方(定年された教職員の方です)も

 「自分の教え子も自殺で亡くなったんだ」

 と、話されました。

 それから僕は、亡くなった方々についてのお話を
 じっくりとうかがわせていただいたのでした。

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 大切な人を喪った、という壮絶な体験を
 他人に話すことはものすごくエネルギーが必要になります。

 何年も何十年も、言語化するまでには
 とてつもないエネルギーと時間がかかります。

 言語化すれば苦しみが減る、というような
 そんな簡単なものでは決してありません。

 それでも、大きな悲しみを
 誰にも知られないように自分の中で抱え続けたままに
 何年も何十年も生きていくということは
 想像を絶するつらさがあります。

 フジノは、32才の青二才です。

 他人の人生の重荷を背負えるほどには
 タフではないし、自分自身の暮らしを生きていくことにも必死です。

 それでも、フジノが自殺予防対策の必要性を声高に叫び続けて、
 決して体験を語ることはタブーでは無いと訴え続けていけば、
 もしかしたら、少しだけは何かがマシになるかもしれない。

 そう信じて、僕は、存在しつづけていこうと思います。


● 生後5ヶ月の乳児の、虐待事件について

 すでに新聞報道(夕刊)やインターネットで
 ご存知かとは思いますが

 横須賀市内で生後5ヶ月の乳児が虐待され、
 その親が逮捕されました。

 この件について、横須賀市児童相談所を所管する
 こども育成部の部長から報告がなされました。

 こちらをご覧下さい。

 詳細が分からないままに発言するのは危険ですが、
 逮捕された親は意図的に乳児を傷つけようとしたのでは
 無いようです。

 例えば、報告書にありますが、乳児の両親は
 健康福祉センターで母親学級も受講しています。

 乳児への適切な対応の仕方・接し方を
 知らなかったが故の事件だったのではないでしょうか...。

 仮に原因がそうであるならば、
 どうすれば同じような虐待事件を防止できるのでしょうか。

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 横須賀市では、これから赤ちゃんを産むカップルに対して
 プレママ・プレパパという位置づけで
 いろいろな講座を行なっています。

 しかし、あらゆる講座を全て受けたからといって
 それで完全に十分だと言い切ることはできません。

 かつて20年くらい前までは
 この国では、三世代同居が多くありました。

 人は自分自身が幼い頃から
 赤ちゃんとして生まれてきた弟や妹に接してくることができました。

 昔のニュース映像などを見ると
 赤ちゃんを背中におぶりながら遊んでいるこどもの姿が
 しばしば出てくると思います。

 こうした、幼い頃から赤ちゃんと接する機会があって
 祖母や祖父や母親や父親に見守ってもらえながら
 子育てができた時代は、いろいろなセーフティネットがありました。

 けれども、今は完全に時代が変わりました。

 セーフティネットのかわりを
 行政・政治は必死になって生み出そうとしています。

 それが健康福祉センターでのプレママ・プレパパ向け講座や
 保健師による家庭訪問などです。

 あるいは、小中学校・高校の中で
 保育園との交流を行なっているところなどもあります。

 こどもの内から乳児と接する体験を持つことで
 親になる力を養うことが狙いなのです。

 このようないろいろな対策を行なっています。

 それでも、繰り返しになりますが、
 子育ては「完全に大丈夫!」と言い切る体験は得られません。

 だからこそ、地域の福祉力によって
 少しでも、1つでも、多くの機会をつくることが必要なのです。

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 かつてのように「自然に親になることが不可能な現在」について
 フジノが語る時にいつも紹介させていただいているのが

 横須賀市母親クラブ

 です。

 子育てを終えた方々、現在子育て真っ只中の方々、
 いろいろな立場のお母さんが集まって、積極的な活動をしています。

 大きな力になってくれる存在です。

 行政・政治による制度的な施策だけでは
 対応しきれない部分にも、力になってくれる存在です。

 子育てをしてこられた実際の体験を持つ方々が
 新しくお母さんお父さんになった方々をサポートしてくれる。

 あるいは、お母さん同士の悩みや情報をわかちあうことができる。

 そんな『場』なのですね。

 どうか、母親クラブに参加してみてください。

 ちょうど今月下旬に、
 この横須賀市母親クラブの大会が行なわれます。

 大会での発表などを通じて、どんな活動をしているか、
 ぜひ知ってもらえたらと思います。

 日付などの告知を
 また後日行ないたいと思います。



2006年11月6日(月)のフジノ
● 市民の方々のお話をうかがった1日でした

 今日は福祉の勉強会をキャンセルして
 まる1日を市民の方々からお話をうかがって過ごしました。

 それにしてもフジノが強く訴えている
 『市民病院改革』に対する地域によるの温度差は
 なんて激しいのだろうと感じました。

 例えば、Yデッキで市民病院改革を話しても
 ほとんど関心を持ってもらえません。

 でも、林や太田和など市民病院のある西地区でお話しすると
 本当にみなさん真剣にお話を聞いてくれます。

 やっぱり市民病院は西地区に暮らす方々にとって
 大切なライフラインなんです。

 ・みなさんに選んでもらえる信頼できる病院に復活させること

 ・5年連続の財政赤字をたてなおすこと

 ・看護師さんをはじめ病院職員にも働きがいのある病院にすること

 (働いている方々にもアンケートを取ったのですけれども
  本当に満足度が低くて驚いてしまいました。
  働く場としても市民病院は改革していかなければなりません)

 これがフジノのめざしている
 市民病院改革の理念です。

 マスコミはとりあげてくれませんし
 経営改革を話しあう『市立病院運営協議会』も傍聴者はいません。

 でも、たった一人きりであろうと政治家フジノは最後まで
 市民病院の改革を強く進めていきます。

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 精神的な病で悩んでいる方々のもとへ
 フジノが持っている分かりやすい本を届けに行ったりもします。

 今は実際にその病気に苦しんだ方が
 マンガで治療の過程を詳しく分かりやすく描いていて
 本当に理解しやすいものがたくさんあるんです。

 例えば、若い女性(思春期から20代後半くらいまで)には
 食べては吐いてしまう、あるいは全く食べることができない、
 摂食障害という症状が出ることが多くあります。

 これは何よりも本人に

 「この状態は、このままではいけないんだ。
  摂食障害なのだから、がんばってこれを克服しよう」

 と『気づき』を持ってもらうことが大切です。

 この『気づき』が無ければ
 いくら精神科病院やメンタルクリニックへ通ったとしても
 出されたクスリをのむだけですぐに再発してしまうことが多いのです。

 そこで、分かりやすい説明の本だったり
 自分でその本に書き込んだりできるようなものを渡して
 読んでもらったりします。

 あるいは、いまとても激しい勢いで増えている
 『境界性人格障害(BPD)』という症状があるのですけれども
 BPDについても
 ご家族向けのワークブックが出版されたので
 フジノが持っているものを貸して読んでもらったりしています。

 もちろん政治家として
 誰もが精神的な病に偏見を持たない政策を提案したり、
 病気を理解しやすいように疑似体験ができる仕組みを取り入れたり、
 市議会の中での活動も当然いつもやっています。

 けれども、年4回しかない市議会の中で
 政策として訴えているだけではダメです。

 実際に今この瞬間に困っている人を
 信じられるメンタルクリニックを紹介したり
 通院しているけれどもなかなか病気について分からないという方に
 より分かりやすい本を貸したり、お話をうかがったりという
 アウトリーチ(打って出る)活動も
 フジノはとても大切だと信じています。

 精神的な病や障がいは
 苦しい日々が続くのは確かです。

 けれども、今よりもラクになれるかもしれない。
 元気いっぱいになれるかもしれない。

 そう信じて、今日も市民の方々のお話をうかがいました。

 あきらめないで!


● フジノがYデッキに居る、ということ

 フジノがYデッキに居る、ということは
 僕自身が考えている以上に『大きな意味』があるようです。

 今日も1時間半ほど
 『1人自殺予防対策推進キャンペーン』を行ないました。

 何人もの市民の方々が話しかけてくれたのですが
 今日もとても感動的なことが何度もありました。

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 20代の女性が近づいてきて僕の手を握ると
 目から涙をぽろぽろ流しながら

 「また藤野さんがYデッキに立っている、っていう光景って
  なんかとても感動します。」

 と言われました。

 かつてフジノは同じ主旨の言葉
 別の方から2年前にも言われました。

 フジノが毎日そこに立っているということに意味がある。

 それはきっとお地蔵さんがそこにいつも居てくれるということと
 同じようなことなのではないかと思うのです。

 僕は決して街頭演説を再開したのではなくて
 10月15日の悲しい出来事からまもなく1ヶ月が経つので
 あくまでも自殺予防対策の
 3次予防を訴えているだけなのですけれど...。

 でも「僕がここにいる」ということが
 大きな意味を持って受け止めてくれている方々の存在を
 フジノは決して忘れてはいけないと感じました。

 ●

 いつも京浜急行の方にあいさつをしてから
 Yデッキでは演説を始めるのですが
 売店の方にこう言われました。

 「途中で音をあげるかと思ったけど
  フジノくんは4年間最後まで演説をやりきったね」

 うーん。

 売店さんのお仕事って、
 電車の始発の早朝から夜までぶっとおしで
 本当にすさまじく大変なんですね。

 そんなすごいお仕事をしている方から褒めてもらえて
 なんかものすごくジーンと来てしまいました。
 ありがとうございます。

 ●

 何故か分からないのですが今日は
 女子高校生に大人気でした。

 2人組とか4人組とか代わる代わる話しかけられて
 合計で15人くらいとお話をしました。

 「フジノさん、チラシをください」と言われて
 「ごめん、チラシはもう作ってないからHPを読んで」と答えました。

 自殺予防教育のお話だとか
 小児うつのお話だとか
 いろいろなことをお話しました。

 みんな、メンタルヘルスに
 強い関心があるんだろうなあと思います。

 「がんばってください!」

 と、改札口に入るまで
 手をふってくれました。

 そういうのジーンときます。サンキューです。

 ●

 身内の方が自殺未遂をされたという方から
 熱い励ましのお言葉をいただきました。

 しっかりと両手で握手をされて、
 その想いが強く伝わりました。

 大丈夫ですよ。

 政治家としてやれる限り全ての対策を訴え続けますからね。

 ●

 「あんたを立候補前から応援しているが
  演説の調子が丸くなったな!それじゃあ、選挙に勝てないぞ!」

 と初老の男性にいきなり怒鳴られました。

 フジノは怒りっぽいのでブチキレて
 怒鳴り返しました。

 「選挙なんかどうでもいいんですよ!
  こどもの自殺を無くしたいからやってるだけなんですから
  放っておいて下さい!」

 そうしたら

 「あんたね、政治家が選挙に勝とうとしなくてどうする!」

 とさらに怒鳴られました。

 フジノはさらにブチキレて

 「選挙に出るなんてひとことも言ってないじゃないすか!
  そんなこと、どうでもいいんですよ!」

 と言い返しました。

 そうしたら、途端にその男性がしゅんとなって

 「何だよ、選挙に出ないのか...?」

 と、つぶやきました。

 「だって、のぼりも立ててないし、
  僕は自分の名前だってさっきから全く言ってないじゃないですか。
  そんなことは別にどうでもいいんですよ。

  それよりも10月から1ヶ月が経った今の時期こそ
  こどもたちのケアに真剣に向き合う時期なんですよ。

  それを伝えたいからやってるんです」

 と少しずつ僕の真意を伝えました。

 そうしたら、分かってくれました。

 しばらくお話をうかがってみると
 3年半前からフジノの演説をしばしば聴きに来てくれていて
 美術館問題も長井海の手公園問題も
 フジノの想いに賛成してくれて
 署名も熱心にやってくださったようでした。

 「あんたが市の借金や財政赤字を
  すごい剣幕で批判する姿は見ていて胸がすく想いだったな。

  今の演説を聴いていると
  すっかり丸くなって穏やかになってしまったけれど
  あんたが自殺予防がやりたくて政治家になったんならば
  今の姿の方が本当なんだろうね」

 と、納得してくれていました。

 フジノの激しい怒りの演説が大好きな人って
 確かにたくさんいるんですね。

 でも、今、フジノが最も伝えたい自殺予防対策のお話は
 激しい怒りを燃やしていくのではなくて
 こころの奥に届いてほしいという願いで
 祈るような気持ちで語りかけています。

 だから、期待に添えなくてごめんなさい。

 ●

 でも、本当にたくさんの方々が
 こんなフジノがYデッキに立っている姿に励まされていたり
 関心を持ってくださっていたりということに対して
 とても感謝しています。

 本当にありがとうございます。

 他にお礼の言葉が見つかりません。

 相変わらず演説はうまくならないし、
 気の利いた言葉も出てきませんが、
 任期の限り体力の続く限りはまたここでいつものように
 みなさんに語りかけることができたらと思います。

 そんな時はみなさんも
 いつものように語りかけてきてくださいね。



2006年11月5日(日)のフジノ
● 自殺対策をすすめる地方議員の勉強会でした!

 7月30日の第1回総会に続いて
 『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』
 定例会を行ないました。

 全国で時期は少しずつズレていますが
 議会は必ず年4回あります。

 そこで、議会が終了するごとに定例会を行なって、
 メンバーみんなでそれぞれが行なっている
 自殺予防対策の取り組みについて
 報告・情報交換を行なっていくのですね。

 今日も3連休中にもかかわらず
 京都をはじめとする全国の地方議員のメンバーのみなさんに
 東京・新宿に集まっていただきました。

 本気で自殺対策に取り組んでいる
 地方議員はたくさんいるのだ、という事実に改めて感激しました。

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 また、講師の方をお招きして
 自殺予防対策について徹底的に勉強していきます。

 今日は、ロブ@大月さん(ノンフィクション作家)を講師に迎えて
 『自殺対策基本法に欠けているもの』というタイトルで
 お話をしていただきました。

 何よりもまずとにかく法律を成立させることが最重要課題でしたから
 法律の不備などの議論は
 あえてストップしてきました。

 けれども10月28日に自殺対策基本法が施行された今、
 そういった議論もしっかりと行なっていきたい、
 法律に足りない部分は現場で補っていくのだ、
 という意味で
 ロブさんにお話をうかがいました。

地方議員有志の会定例会の勉強風景  ロブさんの
 お話に
 聞き入る
 メンバー。

 ロブさんは体調を崩されてしまい、
 4月からメール相談をストップしています。

 そのことをご自身のHPで「ストップしています」と
 書いているにもかかわらず
 4月から11月までに届いたメールは2万5000通を超えています。

 沈痛な悲鳴の声と
 ロブさんは毎日向き合っている訳です。

右、講師のロブ@大月さん。左、地方議員有志の会代表のフジノ  ロブさんと
 フジノ。

 メールや電話でのやりとりはあったのですが
 ロブさんと直接お会いするのは1年半ぶりのことでした。

 フジノはロブさんのリアリティあふれる活動を
 とてもリスペクトしています。

 今日のお話もとても胸に迫るものがありました。

 2005年2月にロブさんにお会いした時の
 フジノの活動日記に、こんな風にかつてフジノは書きました。

   神様、どうかお願いです。
   どうか今日の勉強会参加者の中から
   自ら命を絶つ方が出ませんように...。

 けれども、今日、ロブさんから

 「実は、あの時にいらしていた方の1人が
  亡くなってしまったんです...」

 というお話をうかがいました。

 一緒にたくさんお話をしたのに!
 自傷は繰り返してしまうけれども、幸せそうだったのに...。

 今日の会合は新宿で行なったのですが
 前回ロブさんとお会いした時も同じ新宿の喫茶店でした。

 今でもその人のことが目に浮かぶのに
 その人が命を絶ってしまったという事実に強いショックを受けました。
 本当にとても残念です...。泣けて仕方がありませんでした。


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 最後に、地方議員有志の会メンバーによる
 この3ヶ月間の活動報告・意見交換がありました。

 皆川りうこさん(国分寺市議会議員)による
 複数存在する市町村の相談窓口の相談体制の強化については
 まさにそのとおりだと思いました。

 田中優子さん(世田谷区議会議員)による
 これまで8回も自殺予防対策について区議会でとりあげてきた
 その成果は大きいものがありました。

 フジノが横須賀市保健所にデータを求めても
 「市にはデータが存在しないんです」と言われている統計が
 世田谷では一般的に公開されていて
 ガーンとショックを受けました。

 明日さっそくデータを強く求めなおさなければ、と
 思いました。

 また、ロブさんからは

 「データは重要ではあるけれども
  データだけでは見えないものがたくさんあることを
  地方議員のみなさんにはいつも胸にとどめていてほしい」

 とのアドバイスがありました。

 おっしゃるとおりですね。

 たくさんのメンバーのみなさんが
 力を合わせれば、必ず自殺予防対策は進んでいくはずです。

 これからも全力でがんばっていこう、と
 気合を入れなおしました。

 参加して下さったみなさん、
 本当におつかれさまでした。

 これからもどうぞよろしくお願いします!


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