まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記

2004年6月23日(水)のフジノ
● 文句があるなら直接来い!

 今日は夕方から、
 選挙があるたびにおこなっている
 『選挙に行こう!キャンペーン』と題してYデッキで演説してきました。
 (これフジノが勝手にやってるだけです)

 1時間ほどお話をして
 拍手をしてくれる人がいたり握手を求められたりして
 いやー照れるなーとか思っていたら...。

 最後の話を終えて、メガフォンを置いて
 うしろを向いた瞬間に

 何かを背中に投ぶつけられた。

 落ちたものを見ると
 火のついたタバコでした。

 タバコを投げつけられたのです。

 ブチブチッと僕はキレて
 そのタバコを踏んで火を消して拾いあげると
 速攻でふりむいて投げたヤツをぶん殴ってやろうと思いました。

 そうしたら、いないでやんの。

 ...逃げてやがんの。

 バカじゃないの。

 おれに文句があるなら
 タバコ投げて逃げてないで(ピンポンダッシュかよ)
 直接に文句言ってくればいいだろうが。

 臆病で意気地なしの最低なヤツに
 タバコ投げられたくらいでおれが負けるわけねえだろ。

 こっちは体はって政治家やってんだ。
 やる気があるなら、本気でかかってこい!


● はまゆう作業所におじゃましました

 今日は、精神保健ボランティア『ろっきー』の仲間たちと
 『はまゆう作業所』の見学に行ってきました。

 今まではいつも1人で
 いろんな所を訪れていたのが
 同じ想いでいろんなところへ行かれる仲間がいてくれて
 ものすごくうれしいです。

 今日は残念ながらフジノ自身は時間が無くて
 少しだけしか居られませんでした。

 でも、今まで外からしか見るチャンスが無かった
 『はまゆう作業所』の中に入らせていただいて
 うれしかったです。

 たぶん、舟倉に住んでいる方々や
 横須賀ドライビングスクールに通ったことのある方々なら
 ほとんどの方が
 無意識に『はまゆう作業所』を見ているはずです。

 場所はここ

 マンションの1階にあって
 作業所のある場所としては素敵だと思います。

はまゆう第2作業所

 1戸建ての住宅街の中にある作業所とはまた別の意味で
 マンションというたくさんの方々が暮らす中に
 作業所がある、その意味はとても大きいと思います。

 この写真の1階左端が
 『はまゆう第2作業所』です。

 ここで、週5日間
 革細工や調理の作業をおこなって
 ハンドベルやみなさんで散策に出かけたりしています。

 作業所に行くたびに

 「なんか売れるものないか!」

 と真剣に探してしまうフジノは
 ここでは革細工のけっこうイイ感じのものを見つけました。

 売りたい!

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 作業所で作った物を
 売ることに反対する方々がいるのはよく知っています。

 けれども、僕の考え方はこうです。

 ・作業所で作った物を『商品』として、どんどん売りましょう。

 ・売上は作った人に利益として払いましょう。

 ・働く喜びは、作ることだけじゃなくて稼ぐことにもあるはず。
  自分で稼いだお金で物を買うことも人生の大きな喜びのはず。

 ・少なくとも『障がい年金』プラス『売上』で
  暮らせるように福祉を変えていきたい。

 マーケティングなんか度外視で作っている物もありますが
 中には「これ、絶対に売れる!」という商品になりそうな物だって
 たくさんあるのです。

 それを売るための販売先を見つけることが
 これからの(いやすでに今)作業所の大きな役割の1つになっていくと
 少なくとも僕は信じています。

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 すでに『はまゆう第2作業所』では
 久里浜の商店街に革細工を置かせてもらっているそうです。

 もっともっと置いてくれる店、無いかなあ。

 本当は『作業所の作品です』なんか全く言わないで、
 ただの商品として売りたいんですよ。

 インターネットの通販サイトを作って売れば
 売れると思うんですよね。

 ああ、去年からずうっと言ってるな、このアイディア。
 やりたいなあ。時間さえあれば元手が無くてやれるのになあ。

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 こちらは
 『はまゆう第1作業所』です。

 企業から依頼されて
 みなさんで作業した
 完成品を
 出庫しているところです。

 『はまゆう第1作業所』では
 職員さんからお話をうかがいました。

 お忙しい中、本当にありがとうございました。


● ヴェルニー公園のカフェをつくる場所はココです

 「ヴェルニー公園のどこにカフェを作るの?」

 と、市職員さんに尋ねられたので
 あえて載せます。

 ここに作るんですよ〜。

 (市のHPでも画像でちゃんと場所を見られますが
  あえてpdfにしてみました)

 やっぱり部や課が違うと
 同じ市役所でも知らないんだなあ...。

 カフェの事業者選びについては
 詳しくはこちらをご覧下さい。

 ぜひたくさんの方々の応募をお待ちしています!


● メールについて

 毎日、何十通もメールをいただくのですけれど
 その全てに目を通していると
 不愉快というか
 疑問に感じるものがたくさんあります。

 ・自分の名前が書いていない

 みなさんにとっては
 「自分が出した1通はオンリーワンな1通だ」と思うのでしょうけれど
 僕にとっては何10通のうちの1通でしかないのです。

 だから、いろいろな事情も何も書いてないままに
 親しげに書かれたり文句を書かれたりしても
 僕はあなたのことを知りません。

 また、2〜3回やりとりをしたことがあったとしても
 1通ごとに知らない人とやりとりしている感覚しか無いのです。

 毎回全力で書いていますが
 知らない人から来た複数のメールの間につながりを感じられるほど
 余裕のある暮らしを送ってはいないのです。

 妙に親しい文調で書かれると
 腹が立つし、不愉快です。

 日常生活で接点が無い人とは
 いくらメールをやりとりしても僕にとっては『赤の他人』です。

 だから「自分が出した1通はオンリーワンの1通だ」とは
 絶対に思わないで下さい。

 返事には少なくとも1週間くらいかかりますし
 その1通のために全ての仕事を放り出して何かをできるほど
 政治家の仕事というのは時間に余裕があるものではないのです。

 僕の任期はあと2年9月です。
 2年9ヶ月で引退です。

 今になって新しく読者になられるのは自由なのですが
 前後を全く読まないで、もうずうっと昔に終わっている話題を
 持ち出されても非常に困ります。

 検索すればたいていのことは書いてありますから
 読んでからメールをして来て下さい。

 ・親しげに思い込まないで下さい

 あなたはHPを通じて
 僕のことを知っていると思い込んでいますけれども
 僕はあなたのことを全く知りません。

 あなたの友達でもないし
 あなたの知りあいですらありません。

 僕は芸能人でも無いし
 追いかけられる対象でもありません。

 勘違いをしないで下さい。

 僕は仕事として政治家をしているのであって
 あなたの暮らしとかかわるのは仕事だからであって
 あなたは僕の家族でも無いし、
 むしろ本当に赤の他人なのです。

 僕にもプライバシーはあるし
 関わる必然性や緊急性の無い方とは
 可能な限り過ごしたくありません。

 特に「政治家と知りあいなんだ」ということを喜びに感じている人
 (なんてくだらない人間なんだろう)とは
 口さえききたくありません。

 僕には残された時間は少ないけれどもやらなければいけないことは
 たくさん残されています。

 最低限度のモラルとマナーは守って下さい。

 それを理解しない人に
 世の中のモラルとマナーを批判されても
 非常に不愉快です。

 本当に必要なメール(切実な声が書かれている)は
 確実にあって、僕はそこに専念したいのです。

 頼むから、緊急の必要性が無い人は
 僕のことは放っておいてください。

 一生政治家でいたい議員なんて
 いくらでもいるじゃないですか。
 そっちへ行ってください。


● 誰の声を聞きたいか、優先順位

 (1)障がいのある人の中でも困っている方々
    今この瞬間に苦しんでいる方々

 (2)障がいのある方々のご家族
    今この瞬間に苦しんでいる方々の周りで苦しんでいる方

 (3)選挙権を持たない若い世代

 僕の中の優先順位を挙げると
 このようになります。

 この範囲に入らない方々は
 別にフジノじゃなくてもかまわないでしょう?

 声にならない声に耳を傾けたい。

 この想いは変わりません。


● また選挙が始まります

 また、選挙シーズンがやってきました。

 選挙シーズン中は
 いろいろな規制がたくさんあって
 たぶんフジノHPも「更新してはいけない」ということになると思います。

 まだ選挙管理委員会に確認していないのですが
 もしもそうであれば、今日から7月の選挙が終わるまで
 HP上ではお別れです。

 でも、僕を必要としている人たちの多くは
 インターネットなんて観ることができない方々なんですよね。

 だから、HP更新ができなくても
 僕の仕事はいつもどおり。

 最後に、有権者のみなさんにお願いです。

 絶対に選挙に行ってください。

 大人として、子どもや孫の世代のために
 絶対に行かなければならないと僕は思います。

 投票は権利ではなくて
 本当は次の世代への義務だと思います。

 どうか、うざい選挙カーの声にもときどきは耳を澄まして下さい。

 顔しか写っていないポスターでもしっかりと見つめて下さい。

 スローガンしか書いていない選挙公報でも最後まで読んで下さい。

 誰があなたの考え方に近いかをじっくり考えて下さい。

 そして、こころの声にしたがって
 自分自身の判断で
 投票をしてください。

 組織とかしがらみは一切捨てて
 子どもたちの将来のことを1番に考えて
 投票をしてください。

 どうかよろしくお願いします。


 投票に必ず行って下さい!




 ではまた更新再開まで
 失礼します。



2004年6月21日(月)のフジノ
● 大人の役目

 先日、僕の友達から聞いた話です。

 保育園の先生をしていた僕の友達が
 最初に受けもった子どもが、今では中学生になりました。

 卒園してからもつながりがあって
 メールのやりとりをするそうです。

 「先生みたいに保育園の先生になりたい、って言われちゃった」

 「すごいね」と僕は答えました。

 「自分の仕事ぶりを見て、
  同じ仕事に就きたい、って言ってもらえたら
  私は自分の仕事ぶりを誇りに思ってもいいんだよね?」

 うれしそうに彼女はそう言いました。

 「そのとおりだと思うよ」

 と、僕もうれしくなって答えました。

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 今度は僕の話です。

 まもなく就職活動をしなければと考えている学生のコから

 「フジノさんの仕事っていいな、って思うんですよ」

 と言われました。

 「市議が何をしているかなんて知らなかったけど
  HP見たり話をしたりする中で
  すごくいい仕事なんだなあと思いました」

 そう言われて、少しだけうれしくなりました。

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 大人の役目って、こういうことだと思う。

 最初に書いた保母さんをしている友達も
 政治家に転職をした僕も
 2人とも
 幼い頃からこの仕事に就きたいと目指してたわけじゃないから
 それ一筋で来た人たちには引け目を感じることもある。

 だけど、自分の仕事を全力で精一杯やって
 その姿を子どもたちにしっかりと見てもらって
 やがてそのコたちが自分の道を決める時の支えに
 少しでもなれればいい。

 それが大人の役目なんだと思う。

 働くのはつらいことの方がきっと多いけれど
 働くことの喜びはとっても大きくて
 この世界にはすさまじい種類の仕事がたくさん存在している。

 子どもたちには、ものすごい数の選択肢が与えられている。

 あまりにも選択肢が多すぎて
 自分の道が見えなくなるコもたくさんいる。

 だから、身近な大人が
 しっかりと働いている姿を見せていくことが
 とても大切なんだと僕は信じている。



● 政務調査費のつかいみちを公開しました

 政務調査費のつかいみちを
 今日から公開しはじめました。

 こちらをご覧下さい。

 スケジュールも徹底して公開していますし
 政務調査費と照らし合わせて見て下さい。

 さらに、この2点から厳しくチェックして下さい。

 (1)そもそも、その支出は基準から見て正しいか?

 (2)その支出の目的は政策の遂行に役立っているか?

 HP上でどのように公表するのが見やすいか
 いろいろ考えて試行錯誤しながら公開しました。

 文字が小さくてごめんなさい。

 もっと見やすいように工夫をして
 これからも改善していきたいと考えています。

 よろしくお願いします。



2004年6月20日(日)のフジノ
● 久しぶりのYデッキは今日も優しく迎えてくれた

 先日、G弁護士から電話をもらいました。

 G弁護士は、弁護士でありながら
 決して偉ぶることなく
 市民の方々と共に活動をしていらっしゃる方です。

 原子力空母の母港化問題についても
 長く活動されてきた方なのですね。

 「フジノさん、今度の署名活動に来てくれませんか?」

 そのG弁護士からこんなお誘いを受けて
 僕は正直うれしかったです。

 そこで今日、『横須賀をおもしろくする会』の
 荒崎海岸ゴミ拾いを途中で抜け出して
 バイクをぶっとばしてYデッキでの署名活動を
 お手伝いさせてもらいました。

 今日は、楽しかった〜。

 天気は夏!汗が出まくって気持ちいい!
 陽にもすごく焼けました。

 それに、10代のコたちが
 どんどん署名してくれるのです。

 署名してくれなくても
 チラシをどんどん受け取ってくれるのですね。

 この問題に対する
 若い世代の関心の高さがハッキリと分かりました。

 途中でフジノもメガフォンで話させてもらったのですが
 久しぶりのYデッキだったこともあって
 演説してるといつも見かけたコたちが
 声をかけてきてくれました。



 沢田市長も、横須賀市議会も、国に意見書を出しました。

 その内容は、事実上の

 『原子力空母の母港化には反対!』です。

 次は、このまちに暮らしている方々の想いを
 署名をつうじてぶつける時です。

 市長、市議会、市民、この3者がみんな反対している。

 この姿勢を、国とアメリカにハッキリ見せないとね。



2004年6月18日(金)のフジノ
● CCFの方、ご連絡ください!

 昨日の意見交換会で話しかけてくださった
 CCFの方(女性2名)、連絡先が分からないのですみませんが
 ご連絡いただけますでしょうか...。


● 車イス・バスケチームの方、ご連絡ください!

 すみません、練習を観にいく約束をしていながら
 忙しさのあまり、いつどこに行けば練習を見学させていただけるのか
 すっかり分からなくなってしまいました。

 申し訳ございませんが、ご連絡ください!

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 その他にも、いろいろな約束をしている気がするのですが
 あまりにもたくさんの方とお話をして
 その場でメモを取っていなかったりすると全て忘れてしまいます。

 もしも「フジノから連絡こないなあ」と思っている方、
 いらっしゃいましたら、恐縮ですが、改めてご連絡お願いします!


● 同志の活躍から学ぶことの多さ

 今日は、平塚市議会を訪れました。

 理由は、同志というかライバルである
 江口友子議員の一般質問が行なわれるのを傍聴するためでした。

 今回の江口さんの質問は
 次のとおりでした。

 


 1.西部丘陵地帯の現状と課題

 (1) 土屋地区の産業廃棄物最終処分場設置計画について

 (2) 貴重な谷戸を守るための具体的な方策について


 2.平塚市美術館

 (1) 市民からの支援制度づくりについて

 (2) レストラン施設の使用・活用について


 3.福祉行政の充実に向けた提案

 (1) 福祉オンブズパーソン制度の設立について



 本当に江口さんとは、
 問題意識が共通していることを強く感じさせられます。

 「この発言通告書はフジノのですよ」

 と書いたって、みんな信じるよね。

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 平塚と横須賀は問題が共通することも多くて
 江口さんとフジノが置かれている状況も共通する点が多くて
 だから想いも共有できることがたくさんあるのですね。

 特に美術館問題についていえば
 平塚市の美術館もひどい状況なのですけれども、
 江口さんは何とかしてこの有効活用の道を探しているところです。

 しかし、この平塚市の美術館から招かれて
 今、横須賀の美術館開設準備室で働いている職員がいたりします。

 また、福祉オンブズパーソン制度については
 それが行政によるものであれ
 民間やNPOによるものであれ
 それが絶対に必要だという想いを強く持っています。

 そんなわけで、これまで僕は
 『NPO湘南ふくしネットワークオンブズマン』に昨年から参加したり、
 『かながわ福祉サービス第三者評価推進機構』にも
 強く注目してきました。

 来週には、江口さんと共に
 多摩市がおこなっている『福祉オンブズパーソン制度』
 視察に行く予定です。

 こんな風に、いくつもの共通の問題意識を持つ人が
 議会で一般質問をおこなって、どんな答弁をえるのか、
 強い関心がありました。


● 問題意識を共有できる人々

 そして、もう1人。

 端文昭さん(ひらつか市民の党)の一般質問も
 非常に注目していました。

 端さんとはすでにお会いしたことがあって
 今回の質問の内容もすごく興味深いものでした。

 1.自治体の組織運営(ガバナンス)評価について

 2.外郭団体の決算と経営状況について

 1については特に感銘を受けて
 本会議終了後、控え室におじゃまして
 今回の質問に関する資料を紹介していただきました。

 2については
 横須賀市でもそのままやりたい質問でした。

 端さんにも本当にいろいろ教えていただいて
 勉強になりました。

 市は違いますけれども
 無所属・1人会派の立場として徹底的に勉強して
 議会で闘うという在り方は全く共通していることを感じます。

 これからも、機会があれば
 他都市の市議会へ傍聴に行きたいと思います。

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 最後に、平塚市長の大蔵さん

 今回もとても印象に残りました。

 答弁の内容も良かったですけれども、
 原稿をまったく見ることなく、
 自分の言葉で語る姿勢には『市長の在るべき姿』を見ました。

 世の中の予想をくつがえして
 昨年当選してから
 大蔵さんにはずっと注目しています。

 市民の方々と同じ目線で語り合う
 『平塚市民の井戸端会議』を何度も開いたり
 その姿勢に共感してきました。

 けれども、いわゆる少数与党なので
 大蔵市長が選挙で公約したことを市議会で提案するたびに
 否決されてしまい、少し心配な気持ちでいました。

 しかし、今日1年ぶりに見た大蔵さん
 自分の言葉で答弁をする
 カッコいい市長になっていました。

 いいなあ、こういう人。


● 無所属は、徹底的に勉強して法律で闘う

 市議会が終わった江口さんと待ち合わせをして
 2人とも霞ヶ関に向かいました。

 僕は厚生労働省の審議会の傍聴へ。
 江口さんは衆議院会館でおこなわれる勉強会へ。

 僕たちは、議会が終わっても
 ずうっと勉強しまくりです。

 平塚から霞ヶ関までのあいだ、
 珍しく1時間も時間が取れたので2人でいろいろ語りました。

 僕たちのような無所属で政治家をしている人間は、
 徹底的に法律を勉強して
 現場を1つでも多く訪れることが
 最大の武器なんだね、ということで意見が一致しました。

 議会は多数決が全て、なんかじゃない。

 憲法・法律を徹底的に読み込んで
 それを駆使していく。

 まちに暮らしている人の
 声にならない声からニーズをすいあげていく。

 これこそがまちの政治家の
 本当の力だと僕は思います。

 こういう同志を持てたことは
 本当に幸せです。

 知りあってから1年間しか経っていないのですが
 もう長い間、一緒に仕事をしているような
 そんな存在なのが江口さんです。

 どうか平塚のみなさま、
 これからも江口さんを応援してください。

 よろしくお願いします。


● 厚生労働省へ

 今日は夕方から
 霞ヶ関の厚生労働省で『精神病床等に関する検討会』でした。

 今回の検討課題は

 (1)都道府県を中心とした良質かつ効率的なサービス提供体制

 (2)精神医療の評価・チェック体制の在り方

 についてでした。

 特に、(2)についてはさらに細かくいうと
 この3つについて話し合いました。


 (1)精神医療審査会の在り方について

 精神医療審査会というのは、
 精神保健福祉法によって都道府県に置かなければならないもので
 神奈川県にもあります。

 5名のメンバーによって作られているのですが
 多くの場合、医者が3名以上をしめています。

 そうすると、医者の立場からの発言が過半数を占めることになり
 当事者の立場がとても弱いものになりがちです。

 これを改めるべきではないか、という話し合いが行なわれました。

 医療関係者を減らして
 家族や当事者を委員メンバーに加えるべきだ、と
 僕も考えます。

 ただでさえ、立場の弱い当事者を守るためにも
 こういう見直しは絶対に必要です。


 (2)精神医療における『第三者評価』の新たな仕組みづくり

 全てのあらゆる病院は
 『日本医療機能評価機構』などの『第三者評価』を受けることで
 より良い医療体制を作っていかなければいけません。

 しかし、精神医療の場合、
 『第三者評価』を受けている病院が少ないのです。

 この現状を変えていくために
 どうしたらいいか、を話し合いました。

 これは絶対的に急がなければならないことだと思います。


 (3)改善命令を出してもその命令を守らない病院は
   公開をルール化すべきではないか

 これは言うまでもなく、徹底してやるべきです。

 こんな当たり前のことにもかかわらず
 委員から反対の声が出たことに驚きました。

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 これからも、国の動きには
 徹底的に注目しなければいけませんね...。

 次回は、7月2日の14〜16時。

 この日、フジノは『日本うつ病学会』
 記念すべき第1回総会に参加しているのですけれど、
 なんとかして中抜けして傍聴したいなあ。


● うれしい驚き!

 『検討会』が終わってエレベーターにのりこんだのですが
 疲れていた僕は、
 下に降りたかったのに
 間違えて上に昇るエレベーターに乗ってしまいました。

 11階まで昇って、
 会議室があった5階まで戻ってくると
 検討会に参加していたメンバーのみなさんが乗ってきました。

 恥ずかしいなあ...。

 と思っていたら、

 「フジノさん、どこから乗ってきたんですか?」

 と、つっこみが入りました。

 「疲れて間違えて上にいくエレベーターに乗っちゃって...」

 と何も考えずに答えてから
 冷静になってそちらを見ると
 (だって、厚生労働省に知りあいはいないから)

 なんと『横須賀をおもしろくする会』のメンバーMさんが!

 呼びかけてもいないのに
 こうやって参加してくれている!

 うれしい驚きでした。

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 僕のHPのスケジュール欄をどんどん見て
 参加したいものがあれば
 こうやってどんどん参加してくださいね!

 うれしかったなあ。

 帰り、Mさんと一緒に『スワンカフェ』でお茶をしました。

スワンカフェ銀座店の夜景  夜の『スワンカフェ』は、本当にキレイ。

 銀座のおしゃれなカフェだよね。
 お客さんは誰も
 ここで働いている人が
 障がいを持っているなんてカンケーない。

 気にしてない。
 こういうお店を創り出した
 ヤマト福祉財団って本当にすごいなあ。

 すごいと言えば、Mさんも本当にすごい。

 Mさんとは選挙の後に知りあって
 ちょうど先日で1年が経ったところ。

 まさか1年前の6月に出会った時には
 こうやって厚生労働省の検討会に傍聴に来るようになるとは
 想像もしませんでした。

 みんな、こうやって少しずつ
 力を蓄えていくのだと思います。

厚生労働省の検討会の感想を言いあうMさんとフジノ  「若い人が政治に関心が無い」

 というマスコミがでっちあげたウソを
 僕はいつも信じてません。

 ちなみに彼女は
 福祉系関係者ではありません。

 寝不足でふらふらになりながら
 平塚を訪れて
 いろんな議論をしてクタクタになり
 なかばイヤになりながら厚生労働省を訪れて
 それでもMさんと出会えたことで元気が復活しました。

 こういう仲間の存在が
 このまちを必ず変えていくと僕は信じています。

 必ず、このまちはおもしろくなります。
 必ず、このまちは変わります。

 いや、変える。

 僕たちの世代が変えていきます。



2004年6月17日(木)のフジノ
● 限界を感じる時

 本当に何もかもから逃げたいと思うときに
 このまちには素敵なカフェがたくさんあるので
 そこに逃げ込むようにしています。

 たいていの場合、逃れたいのは『ある種類の人々』から、です。

 福祉カンケーの話だとか
 障がいのある方の話ならば
 こちらからお願いしてでもたくさん聞かせてほしいのですね。

 だけど、そういうことではなくて
 『ただ政治よもやま話をしたい人種』がいます。

 例えば、美術館に反対した市議会議員のうちの誰それは
 本当はこういう汚いことをしている、とか、どうでもいいことばかり。

 僕はこういう人たちが本当にキライです。

 もう、放っておいてほしい、といつも思います。

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 今日は、とても大切にしている小さなカフェの
 カーテンの陰の席に座って資料を読んでいたら
 大声で話す嫌な感じのヤツが入ってきたなあと思っていたら
 僕のことをフジノだと認識するなり
 いきなり話しかけてきました。

 その人は、

 「横須賀には文化が無い」

 と言い張るのです。

 僕はうんざりしました。

 この議論には本当にうんざりです。

 (過去にも何度もこの話題に触れてきました。
  例えば、去年5月22日8月24日10月4日今年3月21日

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 横須賀は文化度が低い、みたいなことを
 市長が東京の友達に言われたそうです。

 でも、そういう発想は
 馬鹿げています。

 文化は、いつも目の前にあります。

 見えない人は、こころの目が見えないだけだと思います。

 高校時代に柳田國男(民俗学者)が好きで
 大学時代にレヴィ=ストロース(文化人類学)やマリノフスキーを
 よく読みました。

 文化に対してもともと感じていた僕の想いは
 彼らの本に触れたことで
 あらためて言葉にすることがカンタンになりました。

 僕の文化への信念を書きたいと思います。

 文化というものは、いつだって
 毎日の暮らしの中に生まれてくるものなのです。

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 あなたは買い物の帰り道、
 雑草だけどかわいい花にふと目がとまったとします。

 あなたは、その小さな花を摘んで家に持って帰り
 台所のテーブルのうえに飾るでしょう。

 これは、れっきとした文化です。

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 ちなみに僕の好きなカフェたちは
 素敵な絵を飾っています。

 絵を描くのが好きな人たちが
 そのスペースを借りて、展示しているのですね。

 これは、素敵な文化です。

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 文化を理解できない人たちは、
 『評論家』や『学者』と呼ばれるヤツらが「いい」と言ったものだけを
 文化だとまつりあげて喜んでいます。

 例えば、美術館に飾られるような絵だけを文化だと言い、
 美術の教科書に載る彫刻や
 古典的な音楽だけを芸術だと言います。

 こういう人たちは文化を知らない、
 かわいそうな人たちです。

 こころの目が見えない、
 こころの耳が聞こえない、
 そういう人たちです。

 このまちに文化が無い、と言う人たちは
 文化のことを何も理解していないかわいそうな人たちなのです。

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 ちなみに、今日いきなりぶしつけに話しかけてきたヤツは
 このまちに文化が存在していないという例として
 『海軍カレー』をあげていました。

 でも海軍カレーなんて、もともと地元の人間は
 あれを横須賀のお土産だとさえ思ってなんかいないですよ。

 名物を作らなければという危機感を持った人々が
 苦肉の策として作り出したもの、という感じ。
 (おつかれさまです)

 文化はいつだってそこにあります。

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 こういう話を延々とその人として
 結局、理解しあえずに別れました。

 文化の定義があまりにも違いすぎて
 どうして『高い値段』がつかないと文化では無いのかが
 僕には理解できませんでした。

 銀座の画廊で個展をひらくことは
 文化でも何でもありません。

 いずれにしても、逃れたいのは
 『相手がフジノじゃなくてもかまわなくて話しかけてくる人』です。

 僕がその人と話さなければならない相手では無い人とは
 可能な限り、話したくありません。

 だって、僕がその人の声を聞かなければ
 どこにもその人の声が届かない人がたくさんいるんです。

 そういう人のためにだけ、
 自分の人生の限られた時間は使いたい。

 政治オタク的なよもやま話は、
 誰か政治オタク仲間を見つけてそういう人と話してください。


● 『障がい』という呼び方について

 昨年1年間を通じて、
 『障がい』という単語の漢字の使い方を
 HPやチラシをはじめ、議会の議事録などでも使ってきました。

 『障害』ではなく『障がい』と書いてきたのです。

 この最大の目的は、
 障がいに対する考え方を広く変えていくためです。

 障がいのある方々、そのご家族、そして
 このまちに暮らしている全ての人々、みんなに変わってほしいから。

 そのための『手段の1つ』として
 フジノは「横須賀市はこの呼び方を変えるべきだ」と
 主張しつづけてきました。

 例えば、当選して最初の議会では
 こういうやりとりをしました。


 <2003年6月3日・民生常任委員会>



 『障がい』を持っている方の
 『障害』という漢字の表記についてでございます。

 障害という字を
 我々は日ごろ何気なく使っているわけですけれども、
 障害という漢字でさえ
 『障がい』を持っている方にとっては
 ものすごくきつく感じるということが近年言われております。

 なぜかというと、
 障害という字はどちらもネガティブな
 マイナスの意味の漢字であるからです。

 実際に、障害という表記を
 ひらがな、あるいは
 障害の『害』という字だけを
 ひらがなに改めているところがございまして、
 今のところ私が調べている範囲では
 中核市では
 奈良市、あと町田市と志木市の3市が
 障害の『害』という字を平仮名に変えている。

 実際のところは、
 国レベルで障害者という定義があるので、
 市でできることには限りがあるのですけれども、
 町田市の場合では
 課の名前を変えたり条例を変えたり、
 規則とか国の法令や町田市以外の条例や規則などについては
 平仮名の表記に改めています。

 ちょっと長く説明してしまったのですけれども、
 障害という表記を平仮名に改めるというのは、
 『障がい』を持っている方にとっては
 ものすごくインパクトのあることだと思うのですけれども、

 全国に先駆けてこの3つの市のように本市でも
 障害という表記を改める
 というようなお考えはありますでしょうか、

 お聞かせください。








 障害をお持ちの方の呼び方という中で、
 私どもは法律名で使われているからということで
 使っている漢字あるいは呼び方そのものが、
 それを呼ばれた方にとっては大変苦痛である
 というようなことがあるとするならば、
 それは直すべきであろうと思っております。

 そういうことはございますけれども、
 障害者ご自身あるいは団体等の方などの
 ご意見も伺ってみませんと、どういうお気持ちなのか。

 現時点では、具体的に
 そういう呼称はやめてほしいという要望を
 直接担当する課の方は伺っていないようですので、

 そういった団体の方、
 障害当事者の方などの御意見も伺いまして、
 どういう呼称がいいかということは研究したいと思います。

 課の名称という流れの中で、
 障害の『害』だけをひらがなということであれば
 呼び方が変わるわけではないのですが、
 市民の方がわかりやすい表記の課にしませんと
 説明が必要な表記ですと、
 なかなかどこへ行ったらいいかという戸惑いなどもありますので、

 そういった意味で
 課の呼称をどうするかといったようなことは、
 また1つの課題かなと思っております。

 近隣では障害福祉課という名称ではなく、
 福祉課とか社会福祉課という名称などで
 障害の業務を行っているという話も聞いております。

 そういった他市の状況
 あるいは障害をお持ちの方々などの御意見なども参考にして、
 どういう取り扱い、呼称にしていくかということも
 研究させていただきたいと思います。




 健康福祉部長ありがとうございました。

 まさにおっしゃるとおりで、
 実際に全国組織、いわゆる3障がいというくくりで
 くくられている組織にそれぞれ問い合わせてみました。

 『知的障がい』を持っている方々の団体で
 全日本手をつなぐ育成会、
 それから『身体障がい』をお持ちの方の団体で
 日本身体障がい者団体連合会、
 それから「精神障がい」を持っている方々の団体としては
 全国精神障がい者家族会団体連合会
 という3つの組織に問い合わせをしたのですが、

 それぞれの地方が
 独自に表記を改めているということはあるそうですが、
 全国レベルで会の方針として提案をしていくという動きは、
 日本身体障害者団体連合会のみが今検討しているそうで、

 その他の2つの団体については
 意見書のような形で出すということは考えてはいないそうです。

 ただ、全国に先駆けて
 本市の福祉に対する姿勢を示すという意味では、
 こういうことも考えていくべきではないかなと思います。

 検討課題であるというお答えをいただきましたので、
 ありがたく思っています。




 その後、非公式な場でも
 何度も話し合いを続けてきました。

 それから1年が経った今年の3月には
 あらためて議会で質問しました。



 <2004年3月16日・民生常任委員会>



 『障害』という呼称についての質問です。

 平成15年5月の
 最初に当選させていただいた議会での質問の中で、
 法律で使っている『障害』という漢字について
 質問させていただきました。

 進んでいるいくつかの都市では、
 障害の『害』の字をひらがなにしたりして、
 当事者の方々の苦痛をやわらげたり、
 あるいは啓発的な意味で、あえてひらがなにすることで
 「何でひらがななのか」という質問に対して答える形で
 啓発活動をしているとうかがいました。

 そのことについて
 本市でも実行すべきではないかという質問をした際に、
 健康福祉部長のご答弁では、

 法律で使っている漢字が当事者にとって
 大変苦痛であるようなら直すべきであろうと思っている。

 それから、担当課では、
 そういう呼称はやめてほしいという要望は聞いていない
 ということでした。

 あれから半年ぐらいたちましたけれども、
 インターネットのホームページで検索をしてみると、
 非常に多く増えています。

 読み上げさせてください。

 町田市、多摩市、昭島市、北海道札幌市、
 茨城県鹿嶋市、奈良市、新潟県新井市、
 埼玉県日高市、福島県福島市。

 それから一部使用しているところでは、
 群馬県尾島町、滋賀県山東町、愛知県日進市、
 奈良県生駒市、岐阜県美濃加茂市。

 それから同志社大学なども導入していて、
 インターネットで『障がい』という文字を入れて検索をするだけで、
 これだけの市が『障がい』の表記を使っていると
 半年の間に大きく進んでおります。

 前回の健康福祉部長の答弁は、
 ニーズの積み上げがあった場合には変えていきたい、
 あるいは苦痛であるという声が聞こえたならば
 変えることも検討したいというお話でした。

 しかしいくつもの自治体が
 これだけやっている理由というのは、
 ニーズの積み上げだけではなくて、
 つらい、苦しいという要望があるから直すのではなくて、
 よりよい方向に向かって進んでいく
 という市の姿勢を打ち出しているからであると思います。

 そこで改めて質問させていただきます。

 この『障害』という呼称を
 漢字を使わないようにしてはどうか。

 実際、議会の議事録は
 私の発言の部分は漢字を使わないで
 ひらがなで記入させていただいていますけれども、
 そういったことに対して、市役所としてはいかがでしょうか。








 『害』という字を漢字にするかひらがなにするか
 ということの中で、それをどう進めていくか
 というご要望であると受けとめております。

 半年以上経過する中で、
 ではどうかといいますと
 現状は、来年度は漢字のままという姿であろうと思っております。

 では「何故ひらがなにしないのか」という
 ご指摘であると思いますけれども、
 私どもでも
 検討はさせていただきました。

 私どもなりに調査もして、
 漢字を使っている自治体、
 ひらがな、あるいは全然違う名称を使っている自治体が
 いくつかあるということも承知はしております。

 そういう中で
 今後どうしていくかという中では、
 私は、昨年ご答弁しましたように、
 やはり使い方によって大変苦痛を受けるというようなお話、
 あるいはイメージすることがあるとするならば、
 それは不適切な表現でありますので、
 その部分は、ではひらがなに直していこうということかなと
 思っております。

 そういうことの中で、
 当事者の方にはうかがっていませんけれども、
 関係団体の方にはうかがったところ、
 漢字ひらがなの問題ではない
 というような御意見もございました。

 これは、大々的なアンケートをやったとか
 きちんとした会議というよりも
 個々にお尋ねをしてうかがった意見ですから
 正式なものではないのかもしれませんけれども
 そういったようなご意見をいただいております。

 そういうことであるならばどうしようかということで
 まだ検討中という段階でございます。




 漢字を使っている自治体、
 全く呼称自体を使わない自治体もあると思います。

 それから、そういったところにヒアリングをしてくださる、
 あるいは漢字ひらがなの問題ではないという
 関係諸団体の話もあると思います。

 後者の「漢字ひらがなの問題ではない」というのは
 まさにそのとおりであるとは思います。

 しかし実際に偏見が多い世の中である
 という状況を変えるために、
 例えば、厚生労働省の検討部会で
 『心の問題に対する正しい啓発を検討する部会』があって、
 そこで今行っているものというのは、
 この部会については心の健康問題についてですけれども、
 一般の方々に理解を深めるためには、
 よりわかりやすい、あるいは
 キーワード的なものを打ち出していくと
 国としても動き出している。

 そういうのを考えたときには、
 ニーズの積み重ねという意味だけではなく、
 市の姿勢を打ち出すために
 あえて横須賀市がやっていくということも必要である
 と思います。

 それから、
 当事者の方には聞いていないということでしたけれども
 ここは質問させていただきますが、
 それはなぜでしょうか。







 申しわけございませんか、
 聞くチャンスがなかったという部分で聞いておりません。



 日ごろ相談に来られる方や窓口にいらっしゃる方というのは、
 もっとほかに切実な問題を抱えて
 いらっしゃっているはずですから、
 表記の問題などを聞く機会はなかなかないと思いますけれども、
 何らかの機会に、
 1度お話を聞いていただけたらと思います。

 それから、市の姿勢を示すだけではなくて
 これは費用対効果の面でも非常に大きいことである
 と思います。

 法律で決まっている名称・条例等は変えられないとしても、
 市のホームページや
 市の広報物に対して
 今後はその言葉使いを変えるというだけなので、
 費用についてはほとんどかからないわけです。

 費用はかからないけれども
 啓発効果としては非常に大きいものが認められる
 と思いますので、ぜひ検討していただけたらと思います。

 もしご所見がいただければいただいて、
 質問は終わります。








 経費論になりますと
 「かからない」というわけにはいかなくなりまして
 課の名称が変わりますので
 看板等もすべて変えてまいりますから
 それなりの経費はかかりますが、
 その経費うんぬんよりも
 市の姿勢という中で
 どういう課の名称を持っていくことが横須賀市らしいか
 ということを平成16年度は検討して
 考えていきたいと思います。




 さて、こんなやりとりがあったわけですね。

 去年の5月に提案をしてから
 健康福祉部では
 1年間にわたって検討してくれました。

 議会でのやりとりの中で

 「表記の問題などを聞く機会はなかなかないと思いますけれども、
  何らかの機会に、
  1度お話を聞いていただけたらと思います」

 とフジノが言いましたが
 健康福祉部ではこれについても真剣に取り組んでくれました。

 つまり、実際に
 当事者の声を聞く場を作ろうとしてくれました。

 実は、ついに今日この機会が来たのです!

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 今日は『障がい者福祉に関する意見交換会』が行なわれました。

 この意見交換会のアンケート項目
 こういう項目を
 入れてくださったのです。

(意見交換会のアンケートより)

 ・あなたは、障害者の表記に『害』の字が使われることに
  抵抗感がありますか?

  ある・ない・わからない


 ・市のパンフレットや障害者福祉担当課の名称などの
  『障害者』という表記を
  『障がい者』といった表記に変更をすべきという意見を
  どのように思いますか?

  賛成・反対・わからない


 ・『障害者』という表記について
  日頃お考えになっていることがありましたら、自由にお書き下さい。



 さて、アンケートの結果はどうなるでしょうか?


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 本当はどんな言葉づかいだって
 かまわないのです。

 言葉づかいを変えるのは
 あくまでも手段の1つでしかないのですから。

 本当の目的は、
 1つでも多くの機会をつかって
 差別・偏見・スティグマを無くすための努力をすることです。

 学校の授業でもいいし、
 総合学習の時間での活動をつうじてでも良いし、
 どんな手段を通してだってかまわないのです。

 けれども、手段は1つでも多いほうがいいのです。

 障がいに対する偏見を無くすために
 あらゆる全ての努力をする。

 これが必要なのです。

 僕のゴールは、

 障がいに対する人々のこころが変わることです。


 全ての差別・偏見を無くすことです。

 そのためには、1つずつできることを積み重ねていく必要がある。

 障がいという表記に変えることは
 ただの『手段』の1つなのです。

 このことが1人でも多くの関係者に
 理解されることを願います。

 アンケートの結果を、早く知りたいなあ。


● つれづれ

 なんか疲れ切ってしまっていて
 少し休みたい気持ちです。

 明日は平塚市議会の傍聴に行きます。
 盟友・江口さん(平塚市議)が
 『福祉オンブズパースン制度』について質問をするからです。

 この制度はとても重要なのですね。

 ちょっと疲れてしまって
 説明をするのは今日はやめますけれども
 すでにこの制度を行なっている多摩市を来週視察してきます。

 その時にまた報告しますからね。

 平塚が終わったら、夜は厚生労働省へ行ってきます。

 がんばるぞ!

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 今日の意見交換会の後で、
 知りあいの方にお会いしました。

 6月2日に行なわれた『山鳩コンサート』の会場で
 その方がフジノを写真に撮って下さったのですね。

 この時の写真を、頂いてしまいました。
 ありがとうございます。

 山鳩コンサートの会場でのフジノ

 写真は恥ずかしいのでニガテなのですが
 うれしかったので、載せさせていただきます。

 どうもありがとうございました!



2004年6月16日(水)のフジノ
● 感謝、感謝です

 今日は、企業を経営している市民の方と
 昼食を取りながら『経営』についてのお話をうかがいました。

 この方には、2つの点で
 本当に感謝しています。

 第1に、忙しいから食事を取らないことが多い僕を
 気遣って下さっての『パワーランチ』でした。

 食べることに時間を使うのはもったいない!

 と考えてしまう性格なので
 会社員時代から
 メシを食べながら仕事のことを話すのが好きでした。

 第2に、経営者の方にノウハウを聞かせていただけたことは
 僕の大きな財産になりました。

 市も、民間企業と同じで『経営』していかねばならない、
 という信念を持っている僕にとって
 企業の経営者に
 お話をうかがえるのは喜びです。

 加えて、数値的な指標について
 そのノウハウを惜しげもなく教えていただいたことは
 すごい財産です。ありがとうございました。


● 僕たちは新しいグループだと思う

 精神保健ボランティアグループである
 『ろっきー』の毎月の定例会に出席してきました。

 この数ヶ月間、いくつもの場所を見学したり
 積極的な活動をしてきたと僕は自画自賛しています。

 僕たちの集まりは、すごくユニークで
 メンバーもふつうのボランティア団体とは
 かなり違うタイプの人たちな気がします。

 少しずつ、ゆっくりとではあるけれども
 このまちの精神保健ボランティア団体として
 僕たちは成長していくんじゃないかなあと感じています。

 これからがすごく楽しみ。


● いくつもの困難をのりこえていくのだ

 ある市民の方からの相談を受けて
 本当にたくさんの方々に協力をしていただいて
 解決に向けて動いています。

 僕はこの問題を乗りこえられなければ
 精神保健福祉も次世代育成支援も語る資格が無い、と
 数日前に書きました。

 この数日間のあいだに
 本当にたくさんのことがありました。

 悩み続け、たくさんの人にアドバイスをもらい、
 法律をひたすら読みまくり、あらゆるところへ電話をかけて、
 いろいろなところを訪れました。

 怒りの気持ちや、やるせない気持ちに、何度もなりました。

 ・人の命がそんなに軽く扱われていいのか?

 ・何故、みんなでもっと守ってあげようとしないのか?

 けれども、同時に
 この気持ちが僕を突き動かしてくれました。

 不愉快な対応をされたりした時にも
 それを乗り越えさせたのは、この気持ちでした。

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 まだ何も終わっちゃいないし、
 まだ何も始まっちゃいない。

 だけど、僕はもう
 何かをつかんだ気がする。

 まだこの問題にカタはついてないけど
 けれども僕は、
 精神保健福祉も次世代育成支援も語る資格が十分あるぞ、と
 自分のことを再確認することができました。

 よし。まだ、おれは前に進める。 


● 市役所は、女性にとって本当に働きやすいか

 今年から市役所には
 新しく『人事制度改革担当』の部門がつくられました。

 そんなこともあって、こないだの議会では
 市役所の『人材』活用について質問するつもりでした。

 結局、一般質問の時間が20分しか与えられていないので
 今回は質問を見送りましたが、下調べはしていました。

 『職種別採用』『女性職員の積極的な育成と任用』
 質問するつもりでした。

 そんなフジノのところへ
 市職員の自主的な研究グループが声をかけてくれました。

 職場内の女性問題と市役所の男女共同参画について
 平成5年からとりくんでいる
 『OPTIMIST CLUB』というグループです。

 シンクロニシティ!

 問題意識を掲げていれば
 同じ想いの人たちは必ずつながることができる、と僕は信じています。

 今回も、そんなシンクロニシティのおかげだと思います。

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 そんな訳で、今夜、
 市職員の自主研究グループ『OPTIMIST CLUB』の会合に
 参加させていただきました。

 何度も繰り返し書いてきたことですが
 僕が前に勤めていた会社は
 とても女性が働きやすい職場でした。

 5年間の勤務の中で
 半分以上を女性の上司のもとで働きました。

 お茶を女性に入れてもらった記憶は全く無いし、
 電話を最初にとるのも女性だとか
 そういうことは全く無いところでした。

 リクルートが行なったアンケート調査で
 『女性が働きたい職場ランキング』でいつも上位に入ってました。

 けれども、ランキングが上位であろうと
 僕にとっては最初の職場がそういうところでしたから
 「ここのやり方が当たり前のもの」だと信じて働いてきたわけです。

 ところが、友人の話を聞くと
 女性が仕事と言える仕事をさせてもらえないような会社が
 まだこの国にはゴロゴロしているのだと知りました。

 やがて、転職をして政治家になりました。

 市役所の中はどんな印象だったかというと
 「男ばかりで気持ち悪い」
 と思いました。

 僕の所属している民生常任委員会には
 まだ女性が管理職として何名かいるのですけれども
 他の委員会では男性ばっかり。

 つまり、管理職に女性が全然いない、ということです。

 これは極めておかしいことだと僕は感じました。

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 この直感は、数字でも裏づけられました。

 例えば、『OPTIMIST CLUB』がつくった
 平成11年度の報告書「女性事務職員はどこにいる!?」によると

 管理職の男女比→男96.8%、女3.2%

 こんなです。

 ひどいよなあ...。

 横須賀市役所は、民間企業に対して
 「男女平等のお手本になるぞ」という『モデル事業所』になると
 しています。

 横須賀市男女共同参画プランのパート2、
 男女共同参画推進条例、この2つの中で明記しています。

 でも、僕の実感は
 「民間企業を手本にして市役所こそ変われよ!」です。

 市議会での質問をつうじて
 こういう市の偏った人材育成の在り方を変えたいと思います。

 だって、女性も男性も等しく『人材』=Human Resourceとして
 ガンガンいろんな仕事体験をして
 育てていかなければ
 結局は市民のみなさまが損をすることになるのだから。

 株主でありお客さまである市民のみなさまに
 最大限の満足をしていただくためにも
 性別なんかにカンケーなく
 『人材』を育てていかなければいけない。

 その想いを改めて確認させてもらいました。

 『OPTIMIST CLUB』のみなさん、
 今日はありがとうございました。


● 仲間たちのおかげで

 今夜は、『横須賀をおもしろくする会』メンバーとの
 2週間に1回の集まりでした。

 これはそもそもの始まりは
 フジノがあまりにも忙しくなってしまって
 みんなと会ったり、遊んだりすることができなくなってしまったので、

 「2週間に1度、この時間帯はここにいることにするから
  会いたければ来てね。そして話そうね」

 ということで始めたプライベートな集まりでした。

 『おもしろくする会』だって
 とにかくこういう団体を県に届けなければいけないから、
 というだけの理由で作った、
 実質的には『友達・仲間グループ』でした。

 だから、この集まりがスタートした時には
 選挙の前からの友達がほとんどでした。

 けれども最近ではすっかりメンバーも変わって、
 選挙の後に出会った人たちが大半になりました。

 『選挙前からの友達』と
 『選挙後に知りあった人たち』を僕は区別してきました。

 でも、『選挙後に知りあった人たち』の中にも
 1年以上も一緒に過ごしてきて
 「ずうっと前から仲間だよね」って感じのする人たちが
 すっかり増えました。

 そんなふうに仲間が増えていき、
 友達としての絆が少しずつ強くなっていくことを、
 本当にうれしく感じます。

 ありがとう。

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 今夜も、すごくいろいろなことを語り合いました。

横須賀をおもしろくする会メンバーと一緒にピース。  こんな仲間のおかげで
 僕はどんなに苦しくてもまたがんばれます。

 本当に、ありがとね。


 今日もみんなおつかれさまでした。

 いろいろなことがあるけれど
 お互いになんとかのりこえていこうね。

 りらっくす&ふぁいと、だね。

 おやすみ。



2004年6月15日(火)のフジノ
● かながわ福祉サービス第三者評価推進機構、スタート!

 今日は桜木町でおこなわれた
 『かながわ福祉サービス第三者評価推進機構』
 設立式典に行ってきました。

 プログラムは2部構成でした。

 第1部は式典で
 経過報告や
 役員紹介・来賓あいさつがありました。

 写真は、あいさつをする
 松沢県知事です。

 実は、この機構の理事として
 横須賀の方も入っているのですね。

 長井婦人会保育園のM園長さん!

 僕はステージの前から最前列から2列目に座ってたのですが
 ステージを見た瞬間に
 「あっ!見たことある人がいる!」と思ってたら
 その方もこちらをじいっと見ていらしたので分かりました。

 第三者評価の必要性は
 福祉業界の人間ならばみんな関心あるはずなのですが
 会場に来てもなかなか横須賀の人を見つけられず
 少しさみしく感じていたので、うれしかった!

 M園長は、次世代育成計画をつくるための
 検討部会の委員長もしていますから、顔なじみの方なのですね。

 第2部の記念講演は
 M園長と一緒に聞きました。


● 第三者評価って何でしょう?

 M園長は

 「第三者評価を横須賀にも定着させたいんです」

 と語ってくださいました。

 全く同感です!

 第三者評価についてはこれまでも何度も語ってきました
 改めてその必要性を少しだけ説明してみますね。

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 福祉に限らず
 あらゆるサービスというものは
 厳しいチェックが必要です。

 例えば、民間企業のサービスで例を挙げれば
 「お客さまに買ってもらえるかどうか」
 という厳しいチェックがあります。

 市場、というものがあるから
 サービスの質が低ければお客さまは見向きもせず
 その会社は質を高くしようと努力します。

 ダメなら潰れます。

 加えて、他社との競争が行なわれていくことで
 より良いサービスがより安い価格で
 お客さまのもとへ届けられることになります。

 けれども、福祉サービスの場合は
 なかなか民間企業にとっての『市場』のような存在がありません。

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 例えば、あなたが高齢になって
 介護保険をつかってサービスを受けたいとします。

 あなたはどうやってより良いサービスにたどりつきますか?

 カタログがあるわけでもない。
 情報があるわけでもない。

 まわりのクチコミが少しあるくらいなだけで
 どうやって選んだら良いか、悩んでしまいますよね。

 福祉サービスも
 今では「自分で選ぶ」=契約の時代になったんです。

 けれども、どうやって選んだら良いのか、という
 大切な基準になるような情報がなかなかありません。

 加えて、福祉サービスを提供している事業者は
 競争というものがありませんから
 質が低いところだって
 そこしか行けるところが無ければあなたはそこを選ぶでしょう。

 こんな状況に風穴をあけるのが
 『第三者評価』なのです。

 第三者とは
 (1)福祉サービスを提供する事業者
 (2)行政
 この2つでも無い、
 中立な3番目の存在、という意味です。

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 今回の機構のたちあげによって
 これからは神奈川県の『統一の基準』によって
 あらゆる福祉サービスについて1つずつチェックしていくのですね。

 保育所、障がいを持つ方々の施設・サービス、
 高齢の方々のための施設・サービス。

 これらに対して
 『第三者評価機関』が入っていってチェックをします。

 その結果を、広く公表していくのですね。

 ちょっと想像がつかない方のために
 東京都がすでに始めていますので
 こちらをご覧下さい。
 (東京ふくしナビゲーションのHPです)

 これによって、こんなメリットがあります。

 (1)福祉サービスを選びやすくなります。

 (2)福祉業界のサービスはアップしていきます。

 ですから、今後の展開に強く期待したいですね。


● あらためて、シングルファーザーの方、ご連絡ください!

 昨年の7月3日、
 こんなことを書かせていただきました。

 1年が経った今、あらためてお願いをします。

 シングルファーザーの方、ご連絡ください!

 4日前に書いたとおり
 ノンフィクション番組をつくっているテレビ製作会社から
 連絡をもらって、
 今日、インタビューを受けました。

 担当者の方と約1時間にわたって話をしたのですが
 決して興味本位なんかではなくて
 シングルファーザーについて
 真剣に取材をしていることが分かりました。

 フジノにとっては「強い味方ができた!」という
 大きな喜びの気持ちです。

 これまでマスコミがシングルファーザーについて
 とりあげてくれたことがほとんど無い、と僕は感じています。

 (僕は観てないので詳しくは知らないのですが
  ドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』というのが
  シングルファーザーについてのお話だそうです。
  これが今のところ僕が知る限り、
  最近では唯一のマスメディアによるものだと思います)


 何故、シングルマザーの存在は広く認知されているのに
 シングルファーザーの声は聞こえてこないのか。

 絶対にたくさん存在しているのに
 その声が届かなくて
 どんなニーズがあるのか、どんなことができるのか、
 なかなか分からない...。

 このことについては1年経った今も
 フジノは全く問題意識が変わっていませんし
 もっともっとたくさんの声を聞かせていただきたいと思うのです。

 昨年に呼びかけた理由は
 このまちの施策のためでした。

 けれども、今回は
 この国全体の問題意識を高めるために呼びかけたいのです。

 取材への協力をしてくださる方が
 もしもいらしたら、どうかご連絡お願いします。

 1時間しか話をしていませんが
 担当者の方はすでにかなり取材をしているようですし
 決して興味本位の取材では無いと感じられました。

 ものすごくプライベートな事柄ですし
 フジノの文章に腹が立つ方もいらっしゃるとは思うのですが
 どうかお願いします。

 生の声を聞かせていただけませんか?


● 荒崎でのゴミ拾い参加者のみなさまへ

 今月20日(日)におこなう
 『荒崎海岸でのゴミ拾い』に参加してくれるみなさまに
 当日の集合時間などを書いたメールを
 お送りしました。

 「まだメール、来てないよ!」

 という方、ご連絡ください。

 なんか忙しさにかまけて 
 今回のイベントになかなか頭が回らなくて
 参加者の把握をきちんとしきれていないのです...。

 だから、もしもメールが届いていない方、教えてくださいね。


● へこむなあ、直接言えよ

 しかし、毎日毎日
 一生懸命がんばって仕事しているのに
 なかなか理解してもらえない
 (いや、むしろ嫌われていることが多い)というのは
 へこむよなあ。

 特に「お前、市の職員から密かに文句を言われてるよ」
 とか聞くと、情けない気持ちになります。

 政治家を「先生、先生」とか表では言っておきながら
 実はボロクソにけなしている、というのは
 けなされる僕もアホですけど
 市職員もむなしいと思うのです。

 1年間の活動のおかげで
 たくさんの職員さんとコミュニケーションが取れるようになって
 激しい議論ができるようになった方も増えました。

 僕は正面切って批判してくれる人が好きです。

 意見があれば、直接に言って下さい。

 ふだんからメールをくれる市職員もたくさんいますし、
 メシを食ってるところで偶然に隣席すれば
 いくらだって話をします。

 僕のやり方や考え方が納得できなければ
 ぜひ直接に面と向かって言って下さい。

 なんといっても、僕はただの30才なんですから
 肩書きなんかにまどわされて
 媚びたりしないで
 思っていることがあればハッキリ言って下さい。

 ふだんは部長や課長クラスの人としか
 接するチャンスが無いので、僕はそれが残念でたまりません。

 特に同じ世代の人ならば
 「けっ、フジノに何が分かるってんだよ!」と思ってるヤツが
 いっぱい居るはずなんですよ。

 ぶつかって来て下さい。
 待ってますから。


● 強く期待しています

 きれいごとではなくて
 本当に期待しています。

 上の世代は僕のことを「この若造め」と思ってるだろうし
 同じ世代は僕のことをなめてると思うんですよ。

 こんなに話しかけやすい政治家なんて
 そうそういないと思うんです。

 だから、ガンガン言って来て下さい。

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 sukaくんのHPの掲示板に
 ときどきお邪魔しては書き込むようにしているんです。

 親しい人から
 「フジノさん、そこまで書くことないのに」と呆れられながらも
 そこに書かれている意見に
 徹底的に反論していたりします。

 みんなは僕が感情的になっていると思っているのですが
 けっこう意図的に感情的になったふりして
 反論したりしています(ごめんなさい)。

 なんていうか、
 僕は、ガンガンやりあいたいんです。

 掲示板でメチャクチャやられた方はたまらないと思うんですけど
 何度もやられかえされるとすごくうれしいのですね。
 そうするとその人のことを
 信頼できるというか。

 今では『政治家』の肩書きがついちゃったせいで
 びびってる人が多いのですけれど
 インターネットの特性は
 肩書きとは無関係に話し合えることにあったはず。

 しかも、匿名なんだしね。

 反論してくるヤツというのは
 肩書きにびびらないヤツ、ということでしょう?

 そうこなくちゃ、と思うのです。

 昔から僕は、ケンカしたことのあるヤツじゃないと
 相手のことを信頼できないんです。

 本気で言い合える相手じゃなければ
 やっぱり信じられない。

 だから、2ちゃんねるで
 僕のことをボロクソに文句書いてる掲示板があった時も
 けっこううれしかったんですよね。

 今ではこれが無くなってしまったみたいなんですけど
 きっと市職員や他の議員とかが
 匿名で書いてたんじゃないかとか楽しみに読んでいました。

 HP掲示板でもいいし、メールでもいいし、
 まちかどで歩いている時でもいいし、
 話しかけてみてください。

 もちろん、ムキになって反論しますけど(笑)。


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 あー、今日も心底から疲れた。
 もう夜中の3時だ。

 駅で演説したりチラシを作りたいけど
 まだまだいろいろ忙しくて叶いません。

 でも、がんばろう。

 おつかれさまでした。



2004年6月13日(日)のフジノ
● ひきこもりという出来事とむきあうために

 今日はお昼から
 『NPO法人アンガージュマンよこすか』の総会に行ってきました。

 アンガージュマンの方々は
 これまでも不登校・ひきこもりに取り組んできたのですが
 NPO法人の資格を取って
 さらに上町の空き店舗を利用して
 フリースペースをひらきました。

 とても注目すべきNPOです。

 しかも、この法人の理事には
 僕の小学校時代の、隣のクラスの先生だった方がいるんです。

 やっぱり武山小・武山中の方々で
 福祉系に進まれた方が多いなあ。

 さて、総会の終了後に開設記念講演会として
 フリースクール『楠の木学園』園長の
 武藤啓司さんのお話をうかがいました。

 楠の木学園園長の武藤さん

 詳しくはHPを観ていただくとして
 楠の木学園もいずれ視察させていただきたいなあと思いました。


● 視力障がいのある方々の集まりへ

 NPO法人アンガージュマンの総会を半分で抜けて
 その後、『横須賀市視力障がい者協会』の総会へ向かいました。

 昨年もそうだったのですが
 6月の日曜日にはイベントがたくさん重なってしまうので
 自分なりの問題意識で
 優先順位をつけて行かざるをえないのですね。

 そんな訳で、残念ながら昨年
 こちらの『視力障がい者協会』の総会にたどり着いた時には
 総会はラスト30分だったのでした。

 受付で資料をいただいたものの、
 部屋の中に入るのはしのびなくて
 ドアの外で、マイクで聞こえてくる声を聞いていました。

 そんなやりとりの中で
 僕の問題意識に強く印象に残ったことが1つありました。

 それは、

 「私たちはもっと
  パソコンやインターネットを使いこなせるようになりたい」

 という言葉でした。

 みなさんもご存知のとおり、
 ナミねぇ社会福祉法人プロップステーション理事長)や
 関根千佳さん株式会社ユーディット社長)の考え方に
 フジノは強く共感しています。

 障がいのある方々も
 ITによって働くことだってできるし、可能性が広がっていく。

 このまちにもそんな在り方を
 すすめていきたい、という想いが強くあります。

 だから、『視力障がい者協会』での
 部屋の中から聞こえてきたマイクのやりとりが
 強く僕の印象に残ったのです。

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 ナミねぇに横須賀へ来てもらったりもしましたが
 議会でもこの問題をとりあげようとずっと考えていました。

 そして、今年3月の予算議会で
 ついに質問をしました。

 <3月5日・民生常任委員会>



 障がい者情報バリアフリー事業費ということで、
 IT講習会が年6講座開催されております。

 すでに健康福祉部へ
 当事者の方々から要望が行っていると思いますが、
 この年6講座というのは
 非常に基礎的な内容のみで回数も少ない。

 だから「できればもっと多く、かつ高度なものをやってほしい」
 という声をよく聞きます。

 健康福祉部は、その基本的なものの次のレベルは
 民間の事業者がやるべきだというお考えであると思いますが、
 障がいを持っている方々には
 その費用負担もなかなか厳しいというのが現状でございます。

 そこで、この回数をふやしたり、
 講座を基礎から応用までそろえるという形では
 できないものでしょうか。








 私ども健康福祉部がやっていますIT講習会は、
 平成16年で3年目になります。
 平成14年度に始めました。

 今までの2回と来年度に予定してございます基礎的な講習で、
 インターネットの閲覧、
 あるいはメールの扱いができるようにということで、
 今後はもう少しレベルの高い講習について
 考えてみたいと思います。



 
 ぜひお願いしたいと思います。


 この委員会までにもヒアリングを重ねてきたのですが
 「応用は民間企業がやるべき」「回数は増やせない」という
 回答ばかりでした。

 それが一転して

 「今後はもう少しレベルの高い講習について
  考えてみたいと思います」


 という答弁を得られたので
 何とかしてこのことをみなさんに伝えたいと思っていました。

 それがラッキーなことに
 会場に到着したら
 『来賓あいさつ』ということで少しだけお時間をいただけて
 フジノがお話をさせていただきました。

 そこで

 「昨年の総会は遅刻をしてしまって
  申し訳なくて
  僕はこの部屋の外で
  みなさんのお話を聞いていました。

  その時にすごく印象に残った発言があったので
  僕はそれを議会で質問しました。

  総会から丸1年もたってしまいましたが
  こんな答弁がもらえましたので報告をさせてください」

 という報告をすることができたのです!

 良かった...。

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 毎日もらうメールや電話やまちかどで声をかけられた時以外にも
 招待されたイベントなどでもニーズをくみあげようと
 いつも意識しています。

 もちろんできることとできないことがありますが
 どんどん想いを伝えてくださいね。

 1年がかりでも、印象に強く残ったことは
 必ずしつこく覚えていますから。

 精神保健福祉はまだ少しは詳しいとは思うのですが
 福祉でも他の分野は
 僕はとても勉強不足で弱いので
 どうかいろいろ教えて下さい。

 よろしくお願いします。


● 法律以外の、『通知』『想定問答集』というシロモノ

 徹夜して、本2冊、読みきりました。
 憲法も法律も、何度も読み返しました。

 これらを読み解いていくかぎり、
 僕のめざしている方向は正しいみたいです。

 けれども、法律にかかれていない
 担当の省庁が出した『通知』や『想定問答集』というのが
 役所のルールになっているということが分かりました。

 こいつらをガリガリ読みこなせば
 市の職員に負けないはず。

 さっそくインターネットの本屋さんで発注をかけました。
 ここでいつも発注しているのですが、翌日には届くから。すごい。

 とにかく1日も早く読まなければ。


● 一生責任を負えるか

 政治家の仕事は全て
 他人の人生に大きな影響を与えるルールを決めている。

 条例をつくったり、議案に賛成とか反対をするというのは、
 まさにそういうことなんだ。

 けれども、このまちに暮らしている方からの相談というのは
 議会での採決よりも
 もっとシリアスに

 「この人の、今後の人生を左右しかねない」

 と考えさせられる。

 法律を読みながら、
 もっと大きなこと=『その人のこれからの人生』について
 ずうっと考えていた。

 もはや議員の仕事を超えている気がする。
 20年後ぐらいまで、ずっと責任を負えるか。
 いつもその人に与えた影響を見つめ続けていけるか。
 寄り添い続けることができるか。

 僕が今めざしている結論を実現させれば
 少なくとも20年くらいは見守らなければいけないと思う。

 そんな責任を果たせるのかよ、と自問自答してしまう。

 けれども、その覚悟が無ければ
 この問題に答えが出せない。

 明け方まで資料を読みながらずうっと考えてたら
 気づいたら鼻血が出てた。

 なんか最近、また体調が悪い。
 肺も痛い。またやられたかも。うーむ。


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