記念すべき第10回の「リカバリー全国フォーラム2018」、明日から2日間開催します/当日参加OK、ぜひいらして下さい!

今年も「リカバリー全国フォーラム」開催です

恒例の精神保健医療福祉のお祭り『リカバリー全国フォーラム』が、ついに明日9月16日(日)スタートします。

例年は残暑も厳しい8月末の開催でしたが、今年は秋の気配が感じられる穏やかな気候のもとの開催です。

リカバリー全国フォーラムは10周年です

リカバリー全国フォーラムは10周年です


当日参加もできますから、ご関心のある方はぜひいらして下さいね。

こちらのパンフレットをご参照下さい)

2018年のテーマ

リカバリーを実現するサービスを求めて
~ピアサポートの役割と可能性~

ごあいさつ

リカバリー全国フォーラムは今年記念すべき第10回を迎えます。

毎年2日間にわたり1400人を超える参加者を集めて開催して来ましたが、回を重ねる中で、当事者・家族・精神保健福祉・医療関係者・市民など職種・所属を超えた仲間が全国から集い、活発な議論を行なう場として定着しています。

記念すべき第10回フォーラムでは、これまでフォーラムで取り組んで来た「リカバリー志向サービスへの転換」の課題を実現する主体として、近年世界的に注目されているピアスタッフ、そして当事者の役割に目を向け考えてみたいと思います。

副題の「ピアサポート」には、ピアスタッフや当事者が当然「主役」として含まれます。

それとともに、家族や支援者、市民など様々な立場の人たちの「人のつながり」も、この言葉の中に盛り込みたいと思います。

その上で、「リカバリーを実現するサービス」に向けて、それぞれの役割と可能性を皆さまと共に議論したいと考えています。

多くの皆さまが全国から集い、積極的にご参画いただくことを心よ
りお待ちしています。

2日間の概要

日程:2018年9月16日(日)~17日(月・祝日)
会場:帝京平成大学 池袋キャンパス・本館 (〒170-0013 東京都豊島区東池袋2丁目51-4)
主催:認定NPO法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)

2009年にスタートして、今年はついに記念すべき10周年です!

今回も盛り沢山すぎる分科会が揃っています。ぜひぜひいらして下さいね。



分科会をご紹介します

『リカバリー全国フォーラム』と言えば、毎年盛り沢山すぎる分科会が特色のひとつです。

さっそくご紹介しますね。

1日目の分科会

分科会1: リカバリー宣言2018 ~僕たちのピアサポート:リカフォ×きらりの集い~

今年は、「きらりの集い」とのコラボ企画です。

「きらり」は、ピアサポートのイベントを各地で行ってきている活動体で、今年度の島根で7年目となります。

今年で10回目の「リカバリーフォーラム」とのコラボ、テーマはずばり「僕たちのピアサポート」。二つの異なる流れが交わるときに、生まれるのは何か?

乞う、ご期待!

〇出演:
きらりの集い2019島根実行委員のみなさん:原敬(松江保護観察所)、青山貴彦(社会福祉法人桑友)、目次孝之(縁結びらっぷ)、余村昭(放課後デイサービス)、小暮芳信(NPO法人釜ヶ崎支援機構)
増川ねてる(WRAPファシリテーター)

〇ワークショップ形式

分科会2: ピアサポートの部屋

今年のピアサポートの部屋は、ゆっくりできる空間を目指します。

忙しいリカバリーフォーラムの中で、のんびり、みんなでおしゃべりしましょう。

〇出演:
有村律子(埼玉県精神障害者団体連合会ポプリ)
宇田川健(認定NPO法人コンボ)

〇ワークショップ形式

分科会3: IMR2018 ~いまからみんなでリカバリー~

 (IMR=Illness Management and Recovery: 疾病管理とリカバリー)
IMRはリカバリーにとても有用なプログラムです。

IMRでは最初にリカバリーについて話し合い、1人1人の目標をつくり、それを実現するために病気やストレスの対処などについて、みんなで語り合いながら学んでいきます。

分科会ではIMRの説明のほかに、IMRを実践している施設から、IMRがリカバリーにどう役立ったか、また率直な感想を当事者と実践者が話します。

〇出演:
IMRネットワーク:藤田英美、加藤大慈、塚田尚子、内山繁樹、永瀬誠、吉見明香、中村亮太、渡辺厚彦、中村正子、岸貴雅、齊藤祥子、IMRユーザーの皆さん(生活支援センター西、藤沢病院、鷹岡病院)

〇シンポジウム形式

分科会4: 当事者の子育てを支えるための家族丸ごと支援

精神障がい者の結婚、子育ては当たり前の時代となりつつあります。

この分科会では、地域のサポートを受けながら、子育てをしている当事者に体験を語って頂きます。

また、配偶者、子どもの立場の家族にも、それぞれの抱える困難とともに、家族自身のピアサポートについて語っていただきます。

その上で、当事者にとっての結婚、子育ての意味を考えるとともに、家族丸ごと支援のあり方を探ります。

〇出演:
横山惠子(埼玉県立大学)
蔭山正子(大阪大学大学院)
前田直(杏林大学/配偶者の会代表)
子育てをされている当事者の方
精神疾患の親をもつ子どもの立場の方(こどもぴあ)

〇シンポジウム形式

分科会5: 働くことについて考えよう

働こうと思ったきっかけや職探しについて、働いてからの喜びや苦労についてなど、働くことに関するあれこれを経験者から直接聞いてみましょう。

あなたにとっての「働くこと」を考えるきっかけにしませんか。

〇出演:
岡田奈央子・江口みのり・武田裕美子(NPO法人NECSTビルド)&ビルド卒業生の皆さん

〇シンポジウム形式

分科会6: IPS:個別就労支援~リカバリーにおける働くことの意味~

 
「リカバリーにおいて”働く”ことは、重要な位置をしめる」と言われていますが、実際自分にとって「働く」ということはどんな意味を持つのかを、改めて考えてみませんか?新たな自分との出会いがあるかもしれません。

〇出演:
本多俊紀(NPO法人コミュネット楽創)
池田真砂子(JIPSA)
山本大伸・K.A.(IPS利用者)
大島みどり(NPO法NECST)

〇シンポジウム形式

分科会7: 医療の場: ピアサポートの可能性と役割を未来から語るダイアローグ(Anticipation Dialogue)

精神医療の場には、リカバリーを実現するサービスはあるのか、という“懸念”“不信”をともなう「行き詰まり感」があります。

しかし、医療の場においてもリカバリー実現のため、仲間同士の支え合い(ピアサポート)が注目されています。

この分科会では、ピアサポートの可能性と役割を、未来語りのダイアローグ(Anticipation Dialogue)を用いて話し合います。

当事者・ピアスタッフ・家族・専門職など皆で、リカバリー志向サービス実現への行動プランについて対話しましょう。

〇出演:
相澤和美(国際医療福祉大学大学院)
川口敬之(NPO法人精神科作業療法協会)
佐々木理恵(一般社団法人WING-NETWORKすぺぃろ)
杉山悠(訪問看護ステーションKAZOC)
白木孝二(Nagoya Connect & Share)、他

〇シンポジウム&グループディスカッション形式

分科会8: 家族にも役立つ訪問支援~メリデン、オープンダイアローグ、ACT~

いろいろな分野において、訪問支援が拡大する機運は高まる一方にあります。

そのような中、当事者主体の支援が少しずつでも熟してきているのに比べると、家族を主体に据えた支援というものはまだまだ少ないです。

この分科会では、家族のニーズに応えたいという想いから、様々な視点から家族のリカバリーに焦点を当て、家族にこそ役立つ訪問支援についての対話を試みます。

〇出演:
梁田英麿・笠原陽子(東北福祉大学せんだんホスピタルS-ACT)
佐川 まこと(鴻巣市心の健康を守る家族の会「こうの会」)
上久保真理子(ぴあクリニック)
三ツ井直子(訪問看護ステーションKAZOC)、ほか

〇シンポジウム形式

分科会9: オープンダイアローグ ~7原則のレクチャーと対話実践のワーク~

オープンダイアローグは、フィンランド西ラップランド地方で開発された地域精神医療のアプローチです。

オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)は、2018年3月、「オープンダイアローグ 対話実践のガイドライン」を発表しました。

本分科会は、このガイドラインにもとづいて、ワークを交えながらオープンダイアローグの思想と原則を学びます。

〇出演:
石原孝二(東京大学)
福井里江(東京学芸大学)
森田展彰(筑波大学)
岩波孝穂(順天堂大学)
吉澤美樹(訪問看護ステーションふぁん)
村井美和子(みどりの杜クリニック)

〇ワークショップ形式

分科会10: 施設から地域へ、地域から職場へ

病院から地域への移行および就労が焦点化される中、どのように病院から地域へと当事者が復帰し、就労を行って「普通」に暮らしていくのかの具体的な方法や考え方を提案し、実践している方々に報告をお願いします。

これらの発表を受けて分科会参加者の皆さんと議論を行いたいと考えています。

〇出演:
舘暁夫(西南学院大学)
野々上武司(こころの訪問看護ステーション)
青木勉(国保旭中央病院)
目良賢治(NPO法人Flat・きた)
島田豊彰(日本うつ病センター/認定NPO法人コンボ)

〇シンポジウム形式

10もの分科会が、15:10~17:40に一斉に開催されます。

「複数の分科会を受けられるように時間をズラしてほしい」

と毎年アンケートでご意見をいただくのですが、そうすると3日間連続開催になっちゃうんですよね...。

という訳で今年も10分科会同時進行です。

続いて2日目の分科会をご紹介します。

1日目の分科会

分科会11: WRAP – 元気回復行動プラン

「私の元気を私が作る」元気回復行動プラン、《WRAP》。

この分科会では、「いい感じの自分~Wellness~」を中心テーマに、お互いの経験から学びあいます。

「自分の元気を回復したい」
「WRAP、興味があるんだけれどもなかなか機会がこれまでなくって…」
「WRAP好きだから今年も行きたい!」
「仲間づくりをしたいんだ。」

どんな方も大歓迎!!

進行は全国のWRAPファシリテーターの皆さん。 “学び” と “出会い” の場に、是非、どうぞ!!

〇出演:
全国のWRAPファシリテーターの皆さん:池本三太、ももねこ♪、寿限無、理~さん、藤田茂治、真央ちゃん、たか、まいける、ともちん、ユウちゃん、つぼっち、ちょろ、いしいちゃん

〇ワークショップ形式

分科会12: どんな人がピアスタッフに向いているのか?

一言にピアスタッフといっても、ひとそれぞれ役割があり、個性の違いを確認しながら、仕事を進めています。

職場でのお互いの特性、役割を考えながら、どんな人がピアスタッフとして働いているのか。

どんな人がピアスタッフに向いているのかを考える分科会です。

〇出演:
磯田重行(日本ピアスタッフ協会)
佐々木理恵(NPO法人ゆるらリカバリーカレッジたちかわ)
竹内政治(さいたま市精神障がい者当事者会ウィーズ)
相川章子(聖学院大学)

〇シンポジウム形式

分科会13: アンチスティグマとリカバリー〜どうしてこういつまでも変わらないのか?精神科医療の中から変えていこう〜

私たちはいつまでアンチスティグマを叫び続けなければならないのでしょうか。

どんな工夫、アプローチが有効なのでしょうか。

今回は精神科医療の中からの変化を中心に脱偏見が進み、リカバリーがより身近になる社会実現に向かって、知恵を出し合います。

いろいろな人がつながり、明日につながるシンポジウムです。

〇出演:
夏苅郁子(やきつべの径診療所)
飯塚壽美(埼玉県精神障害者家族会連合会)
原田幾世
生井久美子(朝日新聞)
島本禎子(杉並家族会)
宇田川健(認定NPO法人コンボ)
髙橋清久(認定NPO法人コンボアドバイザリーボード)

〇シンポジウム形式

分科会14: 家族のピアサポート ~家族の語り合い~

家族の学びあい・支え合いは家族会の原点といえます。

同じ体験をしている家族が、本音で語りあうことにより、家族が元気になり、本人の回復にもよい影響がえられます。

この分科会では、地域の保健所などの協力を得ながら一般の孤立した家族に呼び掛け、実績をあげている家族会の活動や、家族会の事業として「家族による家族学習会」に取り組み、家族会が活性化した活動などを紹介します。

〇出演:
千葉県内家族会のみなさん:貫井信夫(NPO法人千葉県精神障害者家族会連合会・みんなねっと家族学習会企画プロジェクト委員)、中村義光(野田市:さくらの友の会)、犬石志保子(船橋市:オアシス家族会)、三上彬(館山市:NPO法人なの花会)、国分栄樹(木更津市:つくし会)&植木チアキ(NAMIサウスベイ日本語サポートグループ)

〇シンポジウム&ワークショップ形式

分科会15: みんなで考える!これからのデイケア~リカバリーのために精神科デイケアができること~

地域の中でリカバリーのための様々な支援が広がりつつある今、「精神科デイケア」だからこそできることはどのようなことなのでしょうか?

ピアスタッフを含めた多職種連携、就労支援など、特色あるデイケアの取り組みを紹介したうえで、一人一人のリカバリーを応援していくために、こうあるといいなというデイケアの姿を、ユーザーやご家族、ピアスタッフ、専門職など、様々な立場の参加者の皆さんと考える場にしたいと思います。

〇出演:
種田綾乃(神奈川県立保健福祉大学)
時田陽介(森メンタルクリニック)
柳春海(華蔵寺クリニック)
櫻田みち子(ひだクリニック家族会)

〇シンポジウム&ワークショップ形式

分科会16: 「発達障害」×「働く」×「リカバリー」

2017年の「発達障害と就労」に続く本企画。

当事者、雇用者、支援者それぞれの立場から発達障害者の就労を取り巻く今と未来、そして働くこととリカバリーについて、解説書とは一味違う生の声をお聞きします。

〇出演:
柴田泰臣(NPO法人NECST)
北村尚弘(働くしあわせ JINEN-DO)
阿部潤子(株式会社Connecting Point)
山川ひとみ
佐野綾香
大空美穂子(ユースキャリアセンター フラッグ)

〇シンポジウム形式

分科会17: 摂食障害からの回復~家族と本人のために必要なこと~

摂食障害の理解を深めるために、支援の専門家から情報発信をします。そして、家族、当事者がどのようにして解決の糸口を見つけ実践してきたのか、体験者が発表します。

〇出演:
鈴木高男・佐藤一郎・ひらこ・ヨウコ・ペコ(ポコ・ア・ポコ)

〇シンポジウム形式

分科会18: 精神科診察をリカバリー志向に変えていこう! ~共同意思決定(SDM)支援システム「SHARE」~

体調や症状を確認したらお薬を処方されて終わりという診察から、自分が望む生活や人生の実現のために必要なサポートを受ける診察へ。

「SHARE(シェア)」は診察で相談したいことをピアスタッフとともにあらかじめパソコンに入力し、それに添って診察を受けることができる、当事者と精神科医のための共同意思決定支援システムです。

この分科会では、「SHARE」の体験をしながら、精神科診察を当事者自身にとって役立つものにするために何ができるかを、ともに考えたいと思います。

(SDM:Shared Decision Making; SHARE: Support for Hope and REcovery)

〇出演:
SHARE普及推進委員会:藤田英親・岡本和子(国分寺すずかけ心療クリニック)、市川慎太郎、福井里江(東京学芸大学)、久永文恵(認定NPO法人コンボ)

〇ワークショップ形式

分科会19: LGBTへの理解と支え合い Part 2

近年、LGBT(セクシャル・マイノリティ)に対する社会的な理解と支援の輪が拡大しています。性への多様な価値観について、社会全体(医療・福祉・教育等の現場)における活動を活発にするため、当事者の方や支援者、企業等関係者が一堂に会して気軽に語り合える場を、この分科会から作っていきたいと考えます。

〇出演:
四方田清(日本精神保健福祉士協会/順天堂大学)
松田裕児(暮らしサポート成田)
小山聡子(日本女子大学)
井上道博(株式会社丸井グループ)
針間克己(はりまメンタルクリニック)
南川麻由子(あおぞらの虹法律事務所)
志鎌優希(こころの風元気村)
中西唯公・松山毅(順天堂大学)
藤野英明(横須賀市議会議員)

〇シンポジウム&グループワーク形式

≪特別セミナー≫ 当事者・家族・支援者に優しい統合失調症薬物治療ガイド

当事者・家族・支援者に優しい『統合失調症薬物治療ガイド―患者さん・ご家族・支援者のために―』のガイドラインを、日本神経精神薬理学会の精神科医と、当事者、家族、看護師・薬剤師・作業療法士・精神保健福祉士・研究者・法律家などの支援者に加え、関連団体の精神科医が協力して作成し、平成30年2月に公開しました。

本ガイド作成の経緯、内容の紹介のみならず、多様な立場の作成メンバーがいかに協力したかという秘話や、今後の普及への展望について議論いたします。

〇座長:
市橋香代(東京大学医学部附属病院)
堀合研二郎(シャロームの家)

〇出演:
橋本亮太(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
稲田健(東京女子医科大学)
関村友一・みずめ・相沢隆司 (YPS 横浜ピアスタッフ協会)
加藤玲(東京都新宿区精神障害者家族会「新宿フレンズ」)
野村忠良(全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと))
蔭山正子(大阪大学大学院)
横山惠子(埼玉県立大学)

〇シンポジウム形式

2日目の分科会は、13:00~15:30に開催されます。

(フジノは2日目の分科会19に出演する予定です)



会場でぜひお待ちしております

分科会だけでなく、ホールを使用しての全体イベント『基調講演』『トークライブ』『シンポジウム』も充実しています。

さらに、会場内での本の販売コーナー、いろいろなブース出展も魅力的です。

また、1日目の夕方に開催される『懇親会』をはじめ、参加者のみなさまにとって新たな出会いや再会の機会になるといいなと願っております。

今年は開催日程が9月議会のまっただなかということもあって、企画委員でありながらフジノは期間中は分科会19に出るだけです。

企画委員のみなさま、ごめんなさいね。

多くの方々が当日はボランティアとして運営スタッフとして頑張って下さいます。とてもありがたいです。

そして、全国から集って下さるみなさまに心から感謝しております。

丸10年も続けることができたのは、全国のみなさまのおかげです。

楽しい2日間にしましょうね。

会場でお待ちしております!