横須賀市動物愛護センターが殺処分せざるをえないのは生後間もない子猫のみ/NPO等と連携して何とか殺処分を減らせないか

2012年9月議会での質疑です。

教育福祉常任委員会(2012年9月24日)の質疑


フジノの質問

続いて、『動物愛護管理』について伺います。
 
犬・猫等の安楽死195件ということです。

「横須賀市の安楽死の数はとても少ない」ということで評価を受けてきたと思うのですが、平成23年度については子猫は144匹を安楽死するということに至っています。

ほとんどの場合、子猫は譲渡に落ち着くことが多いというのが例年のことだと思うのですが、今回これだけの数が譲渡に至らなかった理由はどうしてなのでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
子猫なのですが、生後間もない猫が多いのです。

生後間もない猫は「生きていけない」という言い方はおかしいですけれども、親がきちんと育てないと生きていけないのです。

それで、前年も178件、子猫は安楽死させております。

残念なことなのですが、自分で生きられないという部分がありますので、逆に安楽死させてあげないと死ぬのを待つみたいな形になってしまいますので、逆にということもあるかと思いますので。



フジノの質問

本当に生まれてすぐということだと伺いました。

そういった状況の子猫については、NPOのほうでもやはり面倒は見ていただけないということなのでしょうか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
親猫でないと飼育できないというのですか、そういう状況ですので、難しいかと思います。



フジノの質問

譲渡会をNPOと協力して、そしてかなり成功している横須賀ですが、できれば生後間もない部分の子猫についてもNPOと協力しながら、何らかの取り組みができないかなと。

そうすると、より一層安楽死が減るのではないかと思いますが、検討の余地はありませんか。



保健所生活衛生課長の答弁

 
可能である子猫があれば、そういう形も考える1つだとは思っております。



フジノの質問

ぜひその部分を関係団体と協力して、可能なところから取り組んで、1匹でも減らしていただければと思います。

質疑は以上です。