政治家人生で初めてフジノが市議会を代表して来賓あいさつをさせていただきました!/横須賀市腎友会・第11回定期総会

横須賀市腎友会の定期総会にお招きいただきました

今日は、ヴェルクよこすかで行なわれた『横須賀市腎友会』の第11回定期総会にお招きいただきました。

横須賀市腎友会定期総会にお招きいただきました

横須賀市腎友会定期総会にお招きいただきました


『横須賀市腎友会』は、慢性腎臓病・CKD、人工透析をしておられる方々の当事者会です。現在250名の会員がいらっしゃいます。

定期総会のプログラムはこのようなものでした。

ブログラム

  1. 開会のことば(黙祷)
  2. 会長挨拶
  3. 来賓挨拶
  4. 表彰式
    (透析歴 5年/10年/15年/20年/25年/30年)
  5. 報告事項
    (1)平成29年度活動報告
    (2)平成29年度会計報告
    (3)平成29年度会計監査報告
    (4)平成30年度役員確認
    (5)50周年に向けての取り組み
  6. 協議事項
    (1)平成30年度活動方針(案)提案
    (2)平成30年度予算(案)提案
    (3)その他
  7. 閉会のことば

午後の部:医療講演会
テーマ フットケアについて
講師 小川成章先生(医療法人厚済会追浜仁正クリニック院長)

佐野会長はじめ会員のみなさま、本日は定期総会の開催おめでとうございます。

そして表彰を受けられたみなさま、おめでとうございます。

複数の団体が合併して『腎友会』となって11年になります。

その前身である『人工腎共励会』の歴史は長く、再来年2020年には50周年を迎える歴史ある存在です。

もしも市民のみなさまが人工透析をする可能性をドクターから伝えられるようなことがあれば、ぜひ『腎友会』に相談をなさって下さい。

とても心強い当事者=ピアとして、あらゆる相談にのって下さるはずです。



なんとフジノが市議会を代表して来賓あいさつをしました

実は、衝撃的な出来事がありました。

来賓あいさつの場で、市議会を代表してなんとフジノがあいさつをさせていただいたのです。

定期総会のプログラム

定期総会のプログラム


市民のみなさまには全く知られていないことですが、横須賀市議会にはひとつの慣習があります。

議会の内外のどちらでも、基本的に何事も多数派から尊重されるようになっています。

当然ながら、生涯を『無所属』で『無会派』で貫くと決めているフジノは、何事においても順番は最後になります。

例えば、議会の中での場合。

本会議の質問は抽選で質問順が決まりますが、委員会での質問は抽選ではありません。ほとんどの場合、多数会派から発言がスタートします。ですから、この15年間フジノの発言順はほぼ全ての委員会において最後にスタートします。

例えば、議会の外での場合。

何らかの集まりに招かれた場合、何期当選したとしてもカンケーはなく、イスの並び順は常に下座になります。

ステージの上で来賓として司会の方から紹介されるような時も、フジノが名前を呼ばれるのは常に最後です。

何らかのあいさつのスピーチは、議長がするものです。

議長が不在の場合は副議長が、副議長が不在の場合は常任委員会の委員長が、委員長不在の場合は副委員長がスピーチを行ないます。

フジノは『無所属』『無会派』なので、委員長などのポストとも生涯を通じて無縁ですので、スピーチをする機会はありません。

ですから、こうした当事者会にお招きいただいたとしても他の議員をさしおいてフジノが代表として来賓あいさつをするということはありえません。

ただの慣習なのでルールとして文章化されている訳ではありません。

この慣習をフジノは全く否定していませんし、嫌な気分になったこともありません。

どの業界にいても様々な慣習がありますので、そういうものだとそのまま受け止めてきました。

佐野弘樹会長のごあいさつ

佐野弘樹会長のごあいさつ


しかし。

今日は5人の市議が出席していながら、『無所属』で『無会派』のフジノが市議会を代表してあいさつをするようにとのご指名をいただきました。

慣習からいくと『ありえないこと』なので、フジノはいったんお断りしました。

そして、他の市議のみなさんに相談をしました。

何故ならば、来賓あいさつなんかで腎友会と市議会のカンケーが悪くなるようなことがあってはならないからです。

相談の結果、最終的に他のみなさんの合意をいただいたので、ご指名のとおりにフジノがスピーチを引き受けることにしました。

(たぶん『人工腎共励会』の50年の歴史を通じても初めてのことかもしれません!)

透析歴の長い方々への表彰が行なわれました

透析歴の長い方々への表彰が行なわれました



ぜひ政治家にあなたの暮らしや想いを語りかけてほしいのです

フジノにとって、慢性腎臓病・CKD対策、そして人工透析を受けておられる方々への支援は、とても大切にしている取り組みです。

毎年必ず議会質疑もしていますし、腎友会から毎年議会へ出される陳情の内容は考えが同じなので毎回賛成をしています。

そのような訳で、お話したいことは山ほどありました。

けれども1つの想いを伝えることに専念しようと決めました。

それは、

議員たちにあなたの想いを伝え続けて下さい

という一点です。

透析歴30年の方々も表彰されました

透析歴30年の方々も表彰されました


今日出席していた5名(井坂議員、石山議員、小幡議員、渡辺議員)はみな人工透析についてもCKDについて造詣の深い議員ばかりでした。

けれども横須賀市議会には40名の議員が居て、それぞれに異なる専門分野を持っています。

議員に限らずに世間のみなさまも同じですが、身近に人工透析をしておられる方が居るといった機会が無ければ、なかなかそのご苦労や、CKD対策の重要性などを知ることはできません。

そもそも政治家は万能ではありませんので、当然ながら知らないことがたくさんあります。

みな、得意分野と苦手な分野があるものなのです。

フジノの場合は社会保障・社会福祉を専門としていますので、港湾や入札制度などは苦手分野にあたり、残念ながら表面的なことしか理解していません。

しかし、議員には『共感する力の高い人』がたくさんいます。

一度でもご相談を受ければ、その状況をリアルに理解して、課題を解決する為に動かずにはいられない人がたくさんいます。

だから、会場のみなさまにお願いしました。

どうかあなたのそばに暮らしている議員に、あなたの毎日の暮らしについて語ってほしいのです、と。

陳情を出していただくのも絶対に必要です。

でも、近所に暮らしている議員に、慢性腎臓病とはどのような体験をするものなのかを話して伝えてあげてほしいとお願いしました。

僕たち政治家は、全てのことを知ることはできません。

万人と同じように24時間365日しか与えられておらず、その中であらゆるご相談をお聞きしてはそのつど必死になって制度や法律を学び、解決策や改善方法を探していきます。

全ての問題に関心を持つことはできず、当然ながら限界があります。

でも、陳情が了承されない(可決のことですね)時に

「関心を持ってもらえない」

と虚しさをおぼえるだけではなくて、あきらめないでほしいのです。

繰り返しになりますが、議員という存在は、もしもご相談を受けたならばできる限り何とかして問題解決をしたいと願う人がほとんどです。

だから、「日常のあらゆる場面で伝え続けてほしい」とお願いをしました。

議員にぜひ学ばせてほしいのです、とお願いをしました。

これから先、フジノが市議会を代表してスピーチをするような機会は2度と無いだろうなと思います。

けれども、いつもどのような集まりや団体の方々に対しても、同じことを心の中で語りかけています。

「政治家を、使って下さい。政治家は、いのちと暮らしを守りたいといつも願っています。その為にも、どうかあなたの想いをぜひ政治家に語りかけて下さい」

と。



災害が起こっても切れ目の無い医療福祉が受けられる体制づくりを。横須賀市腎友会・第4回定期総会へ/横須賀市議会議員選挙・投票日(その1)

災害が起こっても、切れ目の無い医療・福祉が受けられる体制へ

朝いちばんでヴェルクよこすかへ。

『横須賀市腎友会』の第4回・定期総会に出席しました。

議案書

議案書


今日は『投票日』なので、実は候補者の多くはこうした行事には参加しません。

選挙活動の最後の活動として、市民の方々に選挙へ行ったかどうかの『電話かけ』をします。

いわゆる『追い出し作戦』です。

(「選挙へ行って下さい」「投票して下さい」とは言えないのですが、「投票に行きましたか?」と尋ねることだけはできます。公職選挙法の変なルールの1つです)

でも、フジノは過去1度もやったことがありません。

もちろん今回もやりません。

だから今回、『腎友会』から総会へお招きいただいた瞬間、とてもうれしくて参加を即決しました。

2008年4月の腎友会・結成総会に参加してから『腎友会』の総会への参加は3年ぶりになってしまいましたが

今夜フジノが落選すれば、この総会への出席が市内での最後の仕事になる訳です。

保健医療福祉に取り組んできたフジノに、最もふさわしいラストだと感じました。




毎回、『腎友会』の総会では、透析歴の長い方々(15年・30年・35年・40年)を表彰します。

わが国で透析療法がスタートしてから約40年になりますが

透析を続けながら元気に生活をしてこられた人生の先輩方の姿は、今、新たに透析療法を始めた/始める方々にとっても大きな希望を与えてくれます。

その表彰に立ち会わせていただけることは、政治家冥利に尽きるとありがたく感じます。

今年は、透析歴15年表彰の方が8名、30年の方が1名、35年の方が3名でした。

35年というと、昭和50年にあたります。

フジノが生まれたのが昭和49年ですから、僕の人生とほぼ同じだけ、透析を続けながら暮らしてこられた訳です。

本当にすごいことだと思います。

ご本人をはじめ、ご家族、医療関係者の方々の大変なご苦労にこころから敬意を表します。



大災害と透析

今回の総会のテーマは、

『大災害の中でもふだんどおりに透析を受けられるようにするには』

ということでした。

災害のもとでも継続して透析治療を続けられる体制づくりは2007年の新潟中越沖地震、2008年の岩手・宮城内陸地震の時にも大きなテーマとなりました。

けれども、今回の東日本大震災のように、全国的に大規模な『計画停電』が行なわれるのは初めてです。

電力会社による送電が不可能になった時にも自家発電によって医療を続けられるようにする体制は1日から数日程度であれば、可能です。

しかし、1週間から1ヶ月などの期間になると、透析に限らず、ほとんどの医療機関が対応できません。

神奈川県が平成8年に作成して改訂を行なってきた『災害時透析患者支援マニュアル』があって

横須賀市は県と連携しながら『災害が発生した時にも透析が可能な診療所・病院』の情報収集や情報提供をはじめとするネットワーク化をすすめています。

けれども、情報を集めることだけでなく、そもそも『災害が発生した時にも透析が可能な診療所・病院』を増やすことが絶対的に重要です。

それも今までのような重油などを使った自家発電だけに頼るのでは無くて

  • 太陽光発電(ソーラー発電)を診療所・病院に設置する
  • 移動式のソーラー発電を整備する
  • 横須賀市内にメガソーラーを設置する
  • 晴天時でなくとも長時間の対応ができる充電池の開発促進と実用化

など、考えうる限りの新しい取り組みを市も県も国も行なっていかねばなりません。

どんな災害が起ころうとも、切れ目の無い医療・福祉を継続する。

この体制づくりは政治家としてフジノにとって、ものすごく重要なテーマに今、なっています。

それは10年単位の長期的な取り組みになるかもしれません。

でも、大震災は必ずまた起こるのです。絶対にやりとげなければ。



カネの切れ目が医療の切れ目になんかさせない

僕のまわりには人工透析をしておられる方が何人もいらっしゃるので、いつも関心を寄せてきました。

政治家としても、神奈川県による『医療費の助成制度カット』の問題をこの3年間ずっと追いかけてきました。

約40年前、透析療法がスタートした頃には何の制度も無かった為に、自己負担が1ヶ月50万円という時代がありました。

昭和42年にようやく保険が適用されたのですが、それでも自己負担が1ヶ月20万円にものぼりました。

当事者のみなさまの全国的な粘り強い活動によって、昭和47年に『透析医療の公費負担』が実現して、自己負担額は1ヶ月1万円になりました。

さらに、神奈川県は独自の制度によってこの自己負担額も補助をして、実質ゼロ円で透析を受けることができました。

それを松沢県知事が『見直し』という名前の『カット』をしてしまったのです。




横須賀市は、県がやめてしまった補助を市単独でなんとか補助を続けています。

そこで、『腎友会』をはじめとする障がいのある方々の団体から、何度も請願・陳情がなされています。

昨年8月下旬にも腎友会から市議会宛てに『重度障害者等医療費助成制度』の継続についての陳情が出されました。

フジノはこの陳情を『主旨了承』(=賛成)としましたが、横須賀市議会としては『審査終了』(=賛成でも反対でもない)という結論になりました。

まだまだ市議会議員のみなさんにとっても、透析療法を続けながら生活していくことのリアルな現実が理解されていないことを感じます。

これまではフジノは「自分がその大切さを理解していれば良い」と考えていましたが

これからは他の議員のみなさんに対しても、大切なことの大切さを同じように理解してもらえるように説得も行なっていきたいです。

  • 災害が起こったら医療が受けられなくなる
  • おカネが無くなったら医療が受けられなくなる

そんなまちでは絶対にダメです。

どんな時でも誰もが医療・福祉を切れ目なく受けられる。そんな当たり前のまちをフジノは目指していきます。