10〜20代の性的マイノリティの方々の交流会を横須賀市内で毎月開催しています/2018年度の「Cafe SHIPポートよこすか」スケジュールをお知らせします

10〜20代の方、ぜひいらして下さいね

2018年度の『Cafe SHIPポートよこすか』(10〜20代限定の性的マイノリティ交流会)のスケジュールをおしらせします。

日付テーマ
2018年5月12日(土)友だち
2018年6月17日(日)カミングアウト
2018年7月28日(土)仕事
2018年8月11日(土・祝)出会い
2018年8月19日(日)家族
2018年9月17日(月・祝)恋愛
2018年10月コミュニティ
2018年11月セクシュアリティ
2018年12月恋人、パートナー
2019年1月家族へのカミングアウト
2019年2月将来、ライフプラン
2019年3月周りとの付き合い方

*時間は全て13時30分~15時30分です。
*10月以降の開催日は現時点では未定です。

場所は、プライバシー保護の為にナイショです。詳しくは申込んだ方にのみお伝えしますが、横須賀市内です。

対象は、10代〜20代の性的マイノリティの方(同性が好きな人、性別に違和感のある方、自分もそうかな?と迷っておられる方など)

参加申込方法は、電話かホームページからの申込になります。

  • 電話045-306-6769
    (水・金・土曜日16時~21時、日曜日14時~18時)
  • ホームページ

この集まりは、10〜20代の性的マイノリティ(同性が好き、性別に違和感がある、自分がそうかもしれないとまだ迷っている、などなど)の方々が対象です。

毎月1回、横須賀市内で集まって、交流しています。お菓子をつまみながら、リラックスできる雰囲気の中で、毎回1つのテーマにそっておしゃべりをしています。

早いもので、明日5月12日の開催で37回目となりました。

2014年6月の第1回から第36回までのテーマが掲載されていますので、こちらをご覧下さいね。

2018年度前半のチラシ

2018年度前半のチラシ


この活動は、横須賀市の『性的マイノリティ支援事業』として、『NPO法人SHIP』に補助金を交付して、実施されています。

広報よこすか2014年7月号より

広報よこすか2014年7月号より(古くてごめんなさい)


毎月の『広報よこすか』にも毎回おしらせとして掲載されています。



実現まで3年、早いものでスタートから4年が経ちました

政策提案者としてフジノは「本当にスタートして良かった」という強い実感を持っています。

今でこそ、LGBTs施策実施自治体・全国1位に選ばれた横須賀ですが、ここまで来るのは大変でした。

この取り組みも『平成27年度自殺対策白書』に好事例として取り上げられているのですが、実現させるまでは大変でした。

例えばフジノが最初に提案した時、市長はこんなにやる気の無い答弁だったんですよ。

2011年9月20日・本会議・市長への質問

フジノの質問

(2)性的マイノリティとされる市民の方々が安心して集えるコミュニティスペースを本市も開くべきではないか。
 
嘘や偽りの無いそのままの自分を他者から理解されて受容されていくことは、誰にとっても自尊心を形成する上でとても重要なことです。

しかし、いまだ性的マイノリティに対する社会的な正しい理解が低い状況では、孤独感に苦しむ方々がつながりを求めてもがく中で、様々な犯罪の被害に遭うことや、かえって自尊心を低下させる状況へと追い込まれてしまうことが多々あります。

こうした現状に対して、NPOと神奈川県健康福祉部と教育委員会が協働して、2007年に横浜駅から徒歩10分のところに『かながわレインボーセンターSHIP』が開設されました。

これは、いわゆる性的マイノリティとされる方々が、公的機関とNPOという信頼感のもと、周囲の目を気にせず、同じ仲間が安心して集うことができるというコミュニティスペースです。

この『SHIP』の取り組みは、そのままの本当の自分自身として受容される場として、とても大きな意味があります。

『SHIP』への来場者数は、オープン当初の2007年度は300名ほどでしたが、2010年度には1,600人へと、わずか4年で5倍に増えました。

来場者の年代は、若年層を中心に幅広く、昨年2010年度では10代34%、20代40%、30代18%、40代7%、50代1%となっています。あらゆる年代が、こうした場が必要な存在であることがうかがえます。

しかし、こうしたコミュニティスペースは、現在ではまだ関東と関西に1カ所ずつしか存在していません。

本来、こうした場が各市区町村に設置されるべきです。
 
そこで、市長に伺います。
 
『SHIP』のように常設ではなく不定期であっても、公的な信頼感のもとでピア(当時者)として集えるコミュニティスペースを横須賀市としても設置すべきではないでしょうか。

お答えください。

市長の答弁

性的マイノリティとされる市民の方々が安心して集える公的なコミュニティスペースを開くべきではないかという御質問をいただきました。
 
御指摘のとおり、性的マイノリティの方々が集える専用のスペースは、本市にはありません。
 
『かながわレインボーセンターSHIP』は、性的マイノリティの方々が周囲の目を気にせず、同じ仲間たちが集まることができる施設として、神奈川県と県の教育委員会とが協働事業によって、NPO法人が運営して、2007年9月に横浜駅西口にオープンしたと承知しています。

本市としても、この施設の周知を図り、性的マイノリティに関する相談のあった方々を御案内するなど、関係者の利用を促したいと思います。

それでも粘り強く提案を繰り返していき、市職員にも現場を見学してもらうなどしました。

3年にわたるフジノのしつこい提案と、市役所内の想いと理解のある職員の方々の後押しで2014年から実現することとなりました(本当に良かったです!)。

この取り組みは市民に限定していませんが、やっぱり10代のみんなに近い場所で安心して過ごせる空間と時間を提供したかったのです。

だって、10代の頃は横浜に出ていくのにかかる交通費を捻出するのも大変ですからね。

初参加はとても緊張すると思います。

でも、どうかご参加くださいね!



市役所の「課長職」を対象に「性的マイノリティに関する研修」を行ないました/「性的マイノリティに関する課長職研修会」

横須賀市役所の全ての課長職を対象に「性的マイノリティに関する研修」を行ないました

昨日の『パネル展示』に続いて、良いニュースをお伝えできて嬉しいです。

横須賀市がまた一歩、前に進みました。

課長職を対象にした「性的マイノリティに関する課長職研修会」の会場にて

課長職を対象にした「性的マイノリティに関する課長職研修会」の会場にて


今日は、市役所の全ての課長職を対象にした『性的マイノリティに関する課長職研修会』を行ないました。

30数名の課長職が一同に介しました

30数名の課長職が一同に介しました


横須賀市の課長職30数名が一同に介して、『性的な多様性に関する研修』を受けたのです。



何故「課長職」をターゲットにした研修なのか?

これまでも横須賀市は『性的な多様性に関する研修』を、官民問わず、あらゆる方々を対象に実施してきました。

横須賀市が行なってきた研修の一部

けれども『課長職』を対象にした研修は、初めてです。

市民のみなさまにとって『課長』というのはどんなイメージでしょうか?

行政における『課長職』とは、単なる中間管理職ではありません。その担当課の条例・予算など全てについて重要な判断を下せるのが『課長』なのです。

部局長は、その部局の職員のマネジメントや、さらに市全体の政策の調整をメインにしています。

つまるところ、『課長』こそが『現場において政策を前に進めていく上で最重要なプレーヤー』なのです。

その課長職のみなさんが『多様な性』について理解を深めることは、横須賀市役所のあらゆる政策判断の際に『多様な性』の観点が加わるということです。

だから、ものすごく大きな意味があるのです。

ただ、課長職というのはすさまじく忙しい。全員を集めて研修をするということはなかなか難しく、これまでは実現できませんでした。

それが今日、ついに実現したのです。

とても素晴らしいことです!

全部局の合意を取り付けてこの研修を実現させた『市民部人権・男女共同参画課』は、本当にご苦労が多かったことと思います。ありがとうございました!



研修の内容は、横須賀の現実をもとに具体的な内容が語られました

講師は、NPO法人SHIP代表の星野慎二さんです。

講師の星野慎二さん(NPO法人SHIP・代表)

講師の星野慎二さん(NPO法人SHIP・代表)


『性的な多様性』のいわゆる一般論は、すでに横須賀市の課長職のみなさんはほとんど理解しておられます。

(すでに横須賀市は『人権施策推進指針』を作成しており、市役所の職員はみな、毎日の業務の中でこの『指針』を参考にしながら業務に取り組まねばなりません)

今日の研修で配布された資料

今日の研修で配布された資料


今日は、横須賀市の取り組んできた施策、横須賀のこどもたちの現状をもとに具体的なお話がなされました。

例えば…。

昨年、県立横須賀高校に通うやぎしゃんが高校の文化祭で自らのセクシャリティをもとに2日間、ワークショップを行なったことをお伝えしました。

セクシャリティとは何か?

セクシャリティとは何か?


また、そのやぎしゃんをNHK『エデュカチオ』が取材し続けて、昨年10月には全国に放送された様子などをお伝えしました。


多様な性の子どもたち 大人はどうすれば? 投稿者 lgbtnijinokokoro


ちなみに、『エデュカチオ!』は前回の放送が好評だった為に、さらにパート2を作成して放送しました。

エデュカチオ!「多様な性の子どもたち・パート2 大人にできること」

エデュカチオ!「多様な性の子どもたち・パート2 大人にできること」


多様な性の子どもたち・パート2 大人にできること 投稿者 lgbtnijinokokoro

エデュカチオ!「多様な性の子どもたち 大人はどうすれば?パート2」 で尾木ママと語り合うやぎしゃん

エデュカチオ!「多様な性の子どもたち 大人はどうすれば?パート2」 で尾木ママと語り合うやぎしゃん


横須賀在住のやぎしゃん(番組の中では勝法さん)がスタジオで尾木ママ・東山紀之さんとともに語り合いました。

笑顔の星野さん

笑顔の星野さん


*再放送が2月7日(土)12:00〜12:29にNHK・Eテレであります!観てくださいね!

フジノは、こうしたアクションが横須賀発で全国に広がっていっていることをとても誇りに感じます。

もちろん明るい側面のお話だけではありません。

「異性愛が当たり前」という前提で作られている日本社会の中で、自傷行為に追い込まれてしまったり、自殺の犠牲になった方々についても語られました。

また、学校教育の現場や家庭での適切な理解が深まっていない為に、こどもたちが苦しんでいることも具体的な事例をたくさん語っていただきました。

「自分のことを知りたい」と願うのは誰もが当然に考えることです。

自らのセクシャリティと同じセクシャリティの人々と出会いたくても出会えない。出会う為の手段が、現状ではインターネットでの『出会い系サイト』しか無い。

そこでの出会いが、「友人を得たい」「自らのことをもっとちゃんと知りたい」という本人が求めているものとは異なることが多いです。

つまり、単に一過性のセックスを強いられることがしばしばあるのです。

こうした状況を変えたくて、横須賀市では『10〜20代のみを対象にした出会いの場』を2ヶ月に1回、開催しています(『CafeSHIPポートよこすか』です)。

また、性同一性障害の性自認を持つ方々が、海外からインターネットでホルモン剤を取り寄せて服薬して、副作用に苦しんでいる事例なども語られました。

性同一性障害のこどもたちが性別適合手術を受けるには、大きなハードルがたくさんあります。

何よりもまず親の同意が必要となるので、親にカミングアウトできないこどもたちは、そこでまず苦しんでいます。

そして親に全く話すことができないままに、医師にもきちんとかかることも全く無いままに、自分でインターネットでホルモン剤を買ってのんでいまっているのです。

ホルモン療法は、本当に細やかな診断に基づいたクスリの処方が必要なのです。そうした専門的な診察が無いままにただホルモン剤だけをのめば、望んだ身体の変化は得られないどころか、うつ症状や精神科的な疾患を持つことが多いです。

本当に厳しい現実がたくさんあります。

また、HIVへの感染についても横須賀の事例をもとにお話して頂きました。フジノのまわりにもHIVポジティブの方が何人もいらっしゃいます。

先進国の中でHIVキャリアが増えているのは、日本だけです。

みなさんが知らないだけで、実際にはたくさんの方々がHIVキャリアとして暮らしています。



行政ができることはもっとたくさんある

星野慎二さんから、我ら政治・行政の改善すべき事柄が具体的に提案がありました。

家族の概念を観直してみませんか?

家族の概念を観直してみませんか?


すでにフジノが市議会で提案しているものもありましたが、どんどん実行に移していかねばならないことがまだまだたくさんあります。

実は、A自治体(悪い例)は横須賀市の申請書類でした

実は、A自治体(悪い例)は横須賀市の申請書類でした


医療・福祉の現場をはじめ、住宅政策における扱い、婚姻などをはじめ、たくさんあります。

多様性を大切にするまちは、強いまちです

多様性を大切にするまちは、強いまちです


今日の講習が、現場に毎日向き合っている課長職のみなさんのこころの奥深くにどうか届いていますように、フジノは強く願っています。

課長職のみなさん、一緒に変えていきましょう!

横須賀はすでに全国から注目される『性的な多様性』を保障するために努力しているまちです。

でも、まだまだ足りません。

もっともっと変えていくことができます。

どんなセクシャリティであろうと、みんなが自分らしくあることが自然にできる、希望を感じられるまちに変えていきましょう。

激務の中で研修を受けて下さった課長職のみなさん、今日はありがとうございました。

また、課長を送り出してくれた部局長のみなさん、ありがとうございました。

そして、今日の実現に尽力して下さった市民部人権・男女共同参画課のみなさん、本当におつかれさまでした。

これからも横須賀市が全国のお手本になれるように、フジノはどんどん取り組みを前に進めていきます!