「横須賀でも中学校完全給食を実現する会」からのアンケートに回答します

「横須賀でも中学校完全給食を実現する会」から公開質問状を頂きました

『横須賀でも中学校完全給食を実現する会』から公開質問状を頂きました。

「横須賀市でも中学校完全給食を実現する会からのアンケート」

「横須賀市でも中学校完全給食を実現する会からのアンケート」


フジノは現役の市議会議員として毎日の仕事が忙しく、『実現する会』のみなさまが設定されたしめきりまでには回答をお返しすることはできませんでした。

そこで、このブログにて回答をさせていただきます。

他の方々はいわゆる『選挙に向けての活動』に専念しておられるのかもしれません。

けれどもフジノは昨日も今日も明日もふだんどおり『現役の市議会議員』としての仕事を朝から晩まで全力で働いています。

4年目の選挙と同じく、選挙期間中であっても『現役の市議』として働き続けようと考えています。

ですから、『選挙前に大量に送られてくる各団体のアンケート』の1つ1つにあえて時間を割く、というのはフジノの中では「アンケートに答えるよりも先にやるべき仕事がある」「優先順位が低い」と感じてしまうのです。ごめんなさい。

けれどもこういう質問状を市民団体のみなさまが立候補予定者に送るのは政策を知る為の大切な1つの手段です。

そこで今日、衆議院会館の勉強会に向かう電車の中しか時間が取れなかったので、そこで一生懸命に回答を考えました。

電車内でのブログ更新なので、もしかしたら誤字脱字などあるかもしれませんが、お許し下さい。



「中学校完全給食」に対するフジノの考え

設問とその回答は下のとおりです。

  • 設問1〜3は賛成か反対か必すどちらか1つを選び、丸を付けて下さい。

  • 設問4・5はご記入ください。

ここから具体的な設問と回答です。

設問1. 中学校完全給食の実現に(賛成・反対)?

→フジノの回答1.

「中学校完全給食の実現」に「賛成」です。


設問2. 設問1.で賛成と回答した方にお聞きします。
(1) 中学校完全給食は早急に実現するべき?(賛成・反対)

→フジノの回答2(1)

「中学校完全給食は早急に実現するべき」に「賛成!」です。



【フジノが上記のように回答した理由】

2年前の市長選挙では、『中学校給食の早期実現』を訴えた候補を僕は応援しました。

選挙情勢が不利だと見るや吉田市長はその候補の政策をぱくり、中学校給食の実現を匂わせる政策を突然に取り入れました。

しかし2期目の市長選挙に当選した後、吉田市長が実際に行なったことはいわゆるふつうの市民感覚でいう「給食」とはかけはなれた弁当注文に過ぎませんでした。

当初、試行事業を行なうと発表された時、フジノは「完全給食に向けた第一歩だ」と喜びました。

こうした吉田市長に強い怒りを感じています。

選挙の時だけ人気取りで「導入」をほのめかし、当選後には全く市民の願いからかけ離れたスクールランチを3度も試行し、中学生のこどもたちを社会実験の材料にした訳です。

先日行われた神奈川県議会議員選挙において、井坂しんや候補を応援した理由も同じです。井坂しんや候補は、僕と同じく中学校での完全給食の実現を政策として掲げておられました。

だからこそ、応援をいたしました。

井坂しんや候補の当選をひとつのきっかけに、神奈川県にももっと財政力の側面から力を貸してもらい、横須賀市に中学校給食の導入がスピードアップできるのではないかと強く期待しています。

今すぐ中学校の完全給食を実現することが、これまで僕が応援した候補者たち、そして僕の願いです。

(2) 『デリバリ一方式』も選択肢に入れるべき?(賛成・反対)

→回答2(2)

「『デリバリー方式』も選択に入れるべき?」には「反対!」です。



【フジノが上記のように回答した理由】

横須賀市では吉田市長の提案のもとですでに3回もの試行事業を実施しましたが、明らかに失敗でした。
     
『デリバリー方式』による『スクールランチ』はもはや選択肢から外すべきです。


設問3. 横須賀市が進めるスクールランチの拡充に(賛成・反対)?

→フジノの回答3

「横須賀市が進めるスクールランチの拡充」に「大反対!」です。



【フジノが上記のように回答した理由】

『試行事業』という名前で生身のこどもたちを実験台にした吉田市長ですが、その期間も現実にこどもたちは成長をしていきます。

そのようなムダな『試行期間』をとらずに一刻も早く『完全給食』が実現していたならば、今すでにその中学生の児童・生徒たちは十分な栄養バランスが取れた食事を摂ることができていました。

また、横須賀市では今『ミルク給食』といって牛乳だけの給食を出しています。

そもそも米飯中心のお弁当に「牛乳」の食べ合わせはおかしいです。

フジノは『栄養学』の重要性を数年前に意識してから、学術書を読み漁り、学会にも参加し、ずっと学んできました。「牛乳でカルシウムを取る」という考え方は昔には主流派でしたが、現在ではそうではありません。

また、『完全給食』が実現していれば、低所得の世帯であっても小学校と同じように『就学援助』によって給食費への補助が出ます。

横須賀は「5人に1人のこどもが貧困」の状態にある中で、最も栄養バランスの取れた食事が必要な成長期の中学生たちに、貧困のご家庭や低所得のご家庭であってもせめて給食だけはしっかりと食べさせてあげられるようにするのが政治の仕事です。

スクールランチは、すでに3回の試行事業の結果、失敗が明白です。
    
これ以上の拡充は不要です。


設問4. 上記回答の理由などを50文字以内にまとめて下さい。

→回答4.

50文字でまとめることは不可能ですので、回答5をお読み下さい。


設問5. その他ご意見がございましたら、ご自由にお書き下さい。
→回答5.

中学校での完全給食の実施が必要な理由は4つです。

第1に、管理栄養士がバランスの取れた栄養を熟慮して作成した献立で、成長著しい時期の中学生のこどもたちが健やかに成長できるよう、せめて1日1食の給食であっても提供することが政治の責任だからです。

第2に、貧困・低所得世帯が極めて多い現在の横須賀市において完全給食を実現すれば、給食費に対して免除や補助を出すことができます。

こどもたちは生まれてくる家庭を選べませんが、どのような家庭に生まれても、例え貧困・低所得世帯に生まれたとしても安心して食事をとれるようにするのが政治の責任だからです。

第3に、ひとり親も多くダブル・トリプルでお仕事をしている方は多く、また、ふたり親でも共働きをしても所得は低いご家庭が多く、横須賀の保護者のみなさまは睡眠時間も短くとても疲れているからです。

毎晩、翌朝のお弁当の仕込み、毎朝早起きして一生懸命お弁当を作る時間を完全給食を実現することで保護者の方から解放してあげたいのです。

そして、1時間でも多く、保護者のみなさんに睡眠を取って欲しいです。

1時間でも多く、保護者のみなさんにこどもたちと接する時間にあててほしいです。

買い物やお弁当づくりのせいでこどもと過ごす時間が削られて、睡眠時間が削られて、児童虐待が増えたり、DVにつながるくらいならば、保護者の心身の安定の為に1時間でもお弁当作りの時間から解放するのが、政治の当たり前の仕事です。

第4に、横須賀のこどもたちの学力が低いことを市長は問題視しており、放課後や土曜日や長期休暇中に学校を塾のようにして、こどもたちに勉強を強いていますが、それは完全な間違いだからです。

そもそも「学力」は、「安定した家庭環境」「十分な睡眠時間と栄養」などと強く連動しています。

したがって、完全給食によってせめてまず「十分な栄養」をとることが、こどもたちが希望ある将来を選べるような学力を身につける為に本当に必要な根っことして必要なのです。

市長の本末転倒した政策(学力が低いなら勉強時間を増やせ)ではなく、『こどもたちの学力』が低い本当の原因を調べていけば、睡眠・栄養・運動など安定した家庭環境やその世帯の所得に左右されることは、児童福祉や教育学を学べば、誰もが知っている事実です。

「財政危機だから」と市長・教育長は完全給食の導入を拒否していますが、財源は必ずあります。

したがいまして、こどもたちの未来を守るためにも完全給食を実現するのは、政治家として絶対に実現しなければならない当たり前の責任だと信じています。



回答は以上です。

フジノはそもそもこちらの「横須賀でも中学校完全給食を実現する会」が市議会に提出された請願にも賛成しております。

フジノは請願に賛成をしています

フジノは請願に賛成をしています


必ず中学校完全給食を実現したいです。



中学校のお昼の「牛乳代の値上げ」が決定されました/教育委員会定例会(2015年1月)

教育委員会・定例会(1月)へ

けさは『横須賀市教育委員会』『定例会』が開かれました。

教育委員会定例会の会場にて

教育委員会定例会の会場にて


横須賀の教育をどのようにしていくかを決める最高機関がこの『教育委員会』です。

それなのに、毎月開催されている『定例会』はいつもフジノ以外は傍聴ゼロ

そこで勝手に『教育委員会を傍聴しよう!キャンペーン』を数年前から始めました

ツイッターやブログで呼びかけているのですが、それでもずっとゼロ記録が続いています。

今日もまたゼロでした。無念です。

しかし、そもそも時間設定がおかしいです。

平日の朝に開いて、働いている会社員の方々や自営業のみなさまはいくら教育に関心があっても傍聴はムリです。

教育委員会ホームページの会議録のコーナーより

教育委員会ホームページの会議録のコーナーより


終わった後に『教育委員会』のホームページで公開される議事録は、以前よりはスピードアップこそしてきたものの、2ヶ月も遅れて公開されたものを誰が読むのでしょうか。

そこでフジノは、インターネット生中継・録画中継の導入を提案しています。

前教育長は、フジノの教育委員会改革に賛同して下さったいました。

けれども新しい教育長に交代してからは、すっかりその動きは消えてしまいました。



中学校でお昼に飲んでいる「牛乳の値上げ」が決められました

本日の『教育委員会・定例会』のプログラムは下のとおりです。

2015年1月定例会の議事次第より

2015年1月定例会の議事次第より


また1つ、新たな『値上げ』が決められました。

横須賀市の中学校では『ミルク給食』という名前の、フシギな給食があります。

毎日お弁当を自宅から持ってこさせるのですが、牛乳だけは中学校側が用意しているのです。

この牛乳代が値上げされることになりました。

議論はほとんどなく、あっけなく全会一致(全員賛成)で決定してしまいました。

中学校ミルク給食費の改定について

本市の市立中学校では、現在ミルク給食を実施していますが、2015年4月からミルク給食費を改定し、年間の飲用本数を変更します。

  1. 改定内容
    • 給食費(年額)7,700円(変更前6,050円 *2002年度~)

    • 年間で飲める本数 154本(変更前121本)
      *2014年度のミルク単価(県内共通)で計算した本数です、2015年度の単価が変わった場合、飲める本数も変更になります。



  2. ミルク給食について
    • 給食費(年額)をミルク単価で割った本数が、年間で飲める本数になります。

    • 学校給食用のミルクは国が定めた制度のもとで供給されており、ミルク単価は『県内共通』です(単価は毎年変更になります)。



  3. 改定する理由
    • ミルク単価(県内共通)が毎年少しずつ上がってきた為、飲める本数が減り、年間を通じてミルクを提供することができない状況です。
      (*2002年度157本 → 2014年度121本)
    • 教育委員会では、生徒の健全な心身の発達の為にもミルクの提供は、年間継続して実施することが望ましいと考え、過去の実績などを参考に、年間150本以上提供することを目安に変更することにしました。



  4. 保護者への周知
    • 改定内容等につきまして、現・中学校1〜2年生の保護者には、中学校を通じて文書でお知らせしています。

    • 新・中学校1年生(現・小学校6年生)の保護者に対しては、入学説明会において、改定があることを伝えるとともに、2015年4月にあらためて、中学校を通じて文書で周知いたします。



  5. その他
    • 小学校の給食費は、現時点では改定の予定はありません。

「牛乳が市場で値上がりしているので、中学校で出している牛乳も年間1,650円、値上げさせてほしい」という議案だった訳です。

フジノとしては、昨年1年間、栄養学を必死に勉強しました。

そんな中で、『児童生徒が健康に成長する為に必要なカルシウムなどの栄養素を摂る為には、決して牛乳ではなくても良い』という結論に至りました。

実際に、全国の小中学校の中には牛乳を廃止したところもいくつもあります。

そうした栄養学的な議論は無いまま(というか質疑も議論も特に無いまま)、あっけなく教育委員会定例会で値上げが全員一致で決まったことに強い違和感を抱きました。

「やっぱり市民のみなさまの厳しい目が入らない中では、こんなものなのだろうな」とも感じました。

「こどもたちには牛乳が当たり前」というのは、過去の話です。

もっと広い視点で検討しなおしても良かったのではないかとフジノは感じています。

いずれにしても、今年から『値上げ』が決まりました。

ここ数年間は、教育に限らず、あらゆる分野において『値上げ』ばかりです。

市民のみなさま、どうか教育委員会定例会の傍聴にいらして下さいね。

スケジュールは毎月フジノがブログやツイッターでお知らせしておりますので…。

このままゼロが続けば、市民のみなさまは教育には関心が無い、教育委員に任せておけばそれでいい、そんなふうにも受け取られかねません。

どうか、傍聴にいらして下さいね。



後日談:2月10日に全議員宛に教育長から実施の報告がなされました

フジノが上に記した内容と全く同じ事柄が、2月10日に教育長から全市議会議員宛に報告されました。



中学校給食の「財源」は存在する!/教育福祉常任委員会でのフジノの質疑

横須賀独自の「スクールランチ」

横須賀市の中学校には『給食』がありません。

管理栄養士が献立を考えて、栄養バランスが安心して摂れるのが給食です。

管理栄養士が献立を考えて、栄養バランスが安心して摂れるのが給食です。


市内の中学生は『お弁当』を持って行かねばなりません。

だから、保護者の方々は毎日早起きをしてお弁当を作っています。

横須賀では保護者の方々が毎日早起きしてお弁当づくりをしています

横須賀では保護者の方々が毎日早起きしてお弁当づくりをしています


では、『お弁当』を持っていくことができない時はどうするか?

中学校を通して民間業者に『パン』『お弁当』を注文します。

これを横須賀の独自の呼び方で『スクールランチ』と呼んでいます。

変な呼び方ですね。

また、お昼になると『牛乳』が配られます。

これも横須賀独自の呼び方で『ミルク給食』と呼んでいます。

もしも横須賀市民が他県を訪れて

「ミルク給食って知ってる?」

「スクールランチって知ってる?」

と尋ねても、誰も知りません。

「それは、ただの『弁当注文』でしょ?」

と笑われてしまいます。



全国では「中学校給食」が当たり前

こちらのグラフをご覧ください。

全国では中学校でも給食が当たり前。

全国では中学校でも給食が当たり前。


このまちだけに暮らしていると当たり前に感じてしまう、中学校のお弁当。

でも、他のまちから引っ越してきた方々にとってはショックなのです。

何故なら、全国では中学校給食が圧倒的に多いからです。

神奈川県は、中学校給食が実現率がわずか16%!

中学校給食を導入していないのは、全国的にみると極めて少数派です。

そんな現状を受けて、市民の方から

「横須賀市でも中学校給食を導入してほしい!」

という請願が出されました。



教育委員会へのフジノの質疑

この請願に対して、横須賀市教育委員会としてはどのように考えるか、その所見を教育長が述べました。

その一部を抜粋します。

この選択制でのデリバリー弁当方式を導入している他都市(相模原市)の実績を参考に、本市で実施した場合の経費を試算したところ、中学校の配膳室整備などの施設整備費や、設備・備品などに要する『初期経費』が約2億5千万円、調理配送委託や人件費などの『年間運営経費』が約4億5千万円、加えて給食援助費も必要となります。


以上のように、『中学校での完全給食』の実施は、多額の財政負担を伴うことや、学校でのさまざまな対応などの課題があります。

したがいまして、当面は現在の『スクールランチ』をより充実したものにしていく為、栄養バランスや食材の調達、価格の設定などについて、事業者と協議・調整を図りながら、安心してご利用いただけるものにしていきたいと考えております。

併せて、『スクールランチ』という方式自体についても、改めて生徒や保護者の方々はもとより、小学生以下の保護者の方々にも広く周知を図り、利用しやすい環境を整えていきたいと考えています。

つまり、教育長の見解は『財源』が無いから実施できない、というものでした。

  1. 初期経費(イニシャルコスト)2億5000万円
  2. 運営経費(ランニングコスト)4億5000万円

けれども、こうした試算に対しても、「財源はある」とフジノは考えています。

そこで教育長の見解に対して、フジノは下のような質疑を行いました。



フジノの質問

今回所見の中で、選択制でのデリバリー方式、お弁当方式を採用している他都市の実績を参考にして、初期経費・年間運営経費を出していただきました。

初期経費が約2億5000万円、年間運営経費が約4億5000万円ということです。

「イニシャルコストおよびランニングコストがこれだけかかる」という金額ばかりが先行していますが、

確かに、市全体に一気に導入すれば、確かにこれだけかかってしまうとは思うんです。

けれども、例えば、ある中学校だけ『モデル校』的に試行する、ある学区だけ試行する、ということは、考える中に入ってこないのでしょうか?

「やるならば絶対に全ての学校に導入しなければならない」というものでも無いと思うのですけれども、いかがでしょうか?



学校保健課長の答弁

当然、『一部の学校で試行』ということもあると思います。

けれども『試行する』ということは、当然『全体にやった時のことを想定した上での試行』という判断になるという風に考えております。



フジノの質問

何らかの『研究委託校』ですとか、『モデル校』という形である教科に特に力を入れる、という学校教育の取り組みを教育委員会ではやっていると思うんです。

それは「最終的に市内全校に広めていくのを目途としてやっていること」とは思うんですが、特に『給食の重要性』というのはみなさん共通認識で持っておられる以上、『将来的な全市導入を目指してまず一部で試行していくこと』ということは、決してそんなに非現実的なことではないというふうに思うのです。

改めてその点についてはいかがお考えでしょうか。



学校保健課長の答弁

先ほど申し上げたとおり、施設に関する整備費も必要になってきたりしますので、例えばモデルでやって、ある程度そこの設備も整えた上で『試行』という形をやって、「やっぱりやらない」ということはなかなか無いのかなとということも考えますと

「やる時には全校でやっていく」という前提で『試行』をやってみて、課題を抽出しながら修正をしながら広げていくという形になるというふうに考えております。



フジノの質問

最後にお聞きしたいのは、イニシャルコストとランニングコストがいくらだったらやれるという判断になるのか?

これをとても伺いたい理由が、市長にしても教育長にしても『財源論』を重ねておっしゃいます。

こどもたちの教育や食育を進めていくのに「財源論が先に経つのはいかがか」という想いがまずあります。

加えて、教育長は教育委員会の責任者ですから教育委員会の予算のことをいちばんに考えるとは思うのですが、

今回、僕が市長と一般質問でやりとりをした中で『長井海の手公園ソレイユの丘』、現在は毎年4億円も指定管理料を払っているのを「次の契約からいくらに減らせるのか」というのを質問した時に

「必ず半分以下にしてみせます」と市長は答弁しました。

2億円、浮くんですね。

ならばその2億円を教育委員会に!

つまりこどもの暮らし、食生活を守る為にまわす財源に充てることだってできる。

今まっさらな状態で初期経費2億5000万円と年間運営経費4億5000万円と聞くと、今の教育委員会には財政部に要求するのは難しいとは思うのですが

『ソレイユの丘』から2億円を浮かせられるのであれば、その財源を充てられるのであれば、教育委員会の新たな負担というのは2億5000万円で済む。

こういったふうに他の財源を見込むことが全市的にみればできる訳ですね。

教育委員会は「いくらからだったら財政部に予算要求したい、言える」というふうにお考えなのでしょうか。



教育長の答弁

そこのところはずばり金額を申し上げるというのはなかなか難しいとは思うのですが

今、藤野議員がおっしゃられたように、教育委員会として予算立てを何とかお願いを財政当局にお願いしていく場合には、基本的には教育委員会が所管している予算の中からをどこを切り詰めてということをまずいちばん最初に考えます。

そうした中では今の状況では削るところはございません。

(フジノ注:これは『横須賀市版ペイ・アズ・ユー・ゴー原則』というもので、縦割り行政の予算づくりの最悪なものです)

ましてや学校の施設整備は、例えばトイレの改修をしなければいけない、それからその他にも施設の老朽化の問題、そしてまた学校のいじめ不登校等の対応を考えると教員を確保したい、市単独でなんとかしたいという想いも思っております。

そういうことがそれではどちらが大切でどちらが大切ではないという判断ではできませんけれども、より優先しなければいけない課題として、今私が申し上げたようなところを何としてもと思っておりますものですから

オール市全体で考えた中で、今ご提案があったように全体の中で削減をするところ、そこが経費として教育のこういったところに充てさせて頂けるという話があれば、それは願ってもないことでございますけれども

教育委員会としては今申し上げた通り、今の段階ではやらなければならないところがあるので、現状のやり方を工夫し、そして限りなくスクールランチを給食に近づけたいというのが取りうる選択肢かなという状況でございます。



フジノの質問

この請願審査に関わらず、教育長とは、上下水道局の話や他部局の予算と取り組みに目を向けてほしいということを重ねて申し上げてきました。

今回も全く同様です。

現在の教育委員会の予算の枠組みで何かを削減するというのは不可能です。むしろ需要は増える一方です。

そんな中、「何かをカットして何か新たなものをやる」というよりは、市全体で考えた時に、市長も全部局長とも子どもたちを優先して行きたいんだという想いは変わりが無いと思うんです。

ならば、どこかの部署で事業のスクラップが遭った場合に、その財源を使って教育委員会やこども育成部の新規事業をビルドしていくということしかないと思うんです。

絶対やって行かなければならないことだと思うんです。

他部局の動向もしっかり見ながら、そして今であればもう1つ言えば、『医療給付費』をとにかく削減する為に保健・予防に力を入れていく。

食育というのはものすごく重要で小中学校での食習慣がしっかり確立していれば、生活習慣病になることも減らせる。

これは将来の『医療給付費』を削減できる。さらに言えば『介護予防』につながるといっても過言ではない。

ならば、「その為にも全市的な課題として中学校給食導入してはいかがでしょうか」という説得の仕方もあると思うんですね。

その時に現在のシーリングの枠の中で「ムリですムリです」と言うのでは、こどもに希望も与えられないですし、

ぜひそういった観点を持った上で、市長とやりとりをしていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。



教育長の答弁

藤野議員のおっしゃられた中で、われわれ今の『スクールランチ』を拡充するにしろ、多少の財政負担はどうしても必要になります。

この部分につきましてはきちんと予算立てをしていかなければなりませんので、やはり今教育委員会としてこどもたちにできることについてはここまでだったらどうしてもやりたいという部分はございますので、それはきちんと市長に申していくつもりでございます。

それと今、委員が「こどもの為に税金を」という部分では、市役所全体でコンセンサスを取っていくということも大事でございますので、そういう部分も今頂いた意見を踏まえてしっかり対処してまいりたいと思っております。

(質問の文字起こしは以上です)



財源は必ず捻出することができる!

教育長への質疑で申し上げた通りで、フジノは絶対に財源を捻出することができると考えています。

現在の横須賀市の予算づくりは、各部局が自分の部局の予算の枠の中だけでしか物事を考えていません。

つまり、現在の予算の枠が100億円ならば、来年の予算も100億円だけしか使えないと思い込んでいます。

けれども、そんなことではこどもたちへの投資に予算を回せるはずがありません。

Aという部局がある事業をやめて予算10億円浮いたとしたら、Bという部局がその予算10億円を使って新しい取り組みを始めるということも考えるべきなのです。

横須賀市全体を見渡した予算組みをしていかねばなりません。

フジノはハコモノ行政による税金の無駄づかいをカットして、保健・医療・福祉・教育へ回すべきだと訴えてきました。

そして今回、6月議会でのフジノの一般質問によって

吉田市長は、現在は毎年4億円も税金を垂れ流している『長井海の手公園ソレイユの丘』を来年度以降は必ず2億円以下にしてみせる、と答弁しました。

つまり、『ソレイユの丘』の赤字の穴埋めに使われていた2億円が浮くのです。

この2億円を教育委員会に回せば良いのです。

教育委員会は、教育委員会の予算にしか目が向かない。

だからこそ、市議会が存在しています。

縦割り行政に対して、市全体のことをチェックしている市議会議員として

「こっちの予算はムダだからカットすべきだ」

「この予算はこどもへの投資に向けるべきだ」

とフジノは提案していきます。

中学校給食の導入の『財源』は必ずあります!

教育委員会が自分たちでは予算を工面できないのであれば、フジノが見つけてみせます。

本来であれば、こうした市全体の予算を考えるのは『市長』の役目です。

しかし、現在の市長には全くそういった全部局を見渡すという発想ができていません。

けれども、政策集団として生まれ変わった今の横須賀市議会は、市長に対案を示していくことができます。

中学校給食の財源は、必ずあります。