犯罪被害者支援について語った街頭演説の動画を公開しました/横須賀市議会選挙2019・5日目

フジノの大切なテーマである犯罪被害者支援について語りました

フジノにとって『犯罪被害者支援』は長年取り組んできた重要テーマです。

大切な選挙チラシにも1つの項目として掲載しました。

そこで今日の街頭演説でも繰り返し各所でこのテーマについて語りました。

午後、野比駅から井戸店まで歩いては演説し歩いては演説してまわりました

午後、野比駅から井戸店まで歩いては演説し歩いては演説してまわりました


誰もが犯罪に遭うその日までは

「自分だけは絶対に犯罪被害に遭わない」

と信じています。

けれども、残念ながらある日突然に犯罪に遭ってしまい、取り返しのつかない心身の傷を負ってしまう。

だから、政治・行政は全力を尽くして被害者の方々を支援しなければならないのです。

NPO神奈川被害者支援センターのご協力をいただきながらフジノは全力を挙げて被害者の方々の支援に取り組んできました。

実現した取り組みもたくさんあります

初期には『犯罪被害者支援の相談窓口』の立ち上げがあります。

最近では市立2病院が性暴力・性犯罪の被害に遭った方々を支援する「協力病院」に登録しました。

今後はさらに自治体ができる全ての支援を包括的に実施する為に『被害者等支援条例』の制定を目指していきます。

ぜひ動画をご覧くださいね。



許せない答弁にキレた委員会からわずか17日。市立2病院が性暴力・性犯罪の被害に遭った方々を支援する「協力病院」に登録しました!/フジノの提案、実現しました

フジノがキレた委員会での質疑を覚えておられますか?

12月5日の教育福祉常任委員会での質疑で、答弁を聞いたフジノは久々にキレました。

「性暴力・性犯罪の被害に遭ってしまった方々を支援する為の『協力病院』に、市立2病院がなるよう働きかける」旨の答弁を、1年前に前市長が行ないました。

しかし、実際には1年間全く何もしていなかったことが、12月議会のフジノの委員会質疑で明らかになったのでした。

前市長はその場しのぎで議会答弁をして、実際には部局に指示をしないということばかりでした。

今、前市長時代のウミがたくさん出てきています。

ところで、今日は良いニュースがあります。



それからわずか17日後の今日、素晴らしい発表がありました

その委員会質疑の後、担当課長はフジノに対して実行を強く約束してくれました。

それからわずか17日後の今日、素晴らしい報告が全議員に対して行なわれました!

以下に全文を掲載します。

平成29年(2017年)12月22日

市議会議員様

健康部長

市立2病院が性犯罪被害者を支援する協力病院に登録しました

市立うわまち病院及び市民病院(指定管理者:公益社団法人地域医療振興協会)は、性犯罪の被害に遭われた方を支援する為、神奈川県・神奈川県警察・特定非営利活動法人神奈川被害者支援センターが神奈川県産科婦人科医会と結んでいる『性犯罪被害者への支援における連携・協力に関する協定』に基づく協力病院に12月22日付けで登録しました。

今回の登録により横須賀市内の協力病院は、『内出医院(馬堀海岸2-26)』を含め3医療機関となります。

市立2病院では、警察や『かながわ犯罪被害者サポートステーション』「性犯罪者・性暴力被害者ワンストップ支援センター『かならいん』」などの支援機関と協力し、被害者の不安を和らげるため、その方の心情に配慮しながら、適切な対応に努めてまいります。

全議員に対する報告

全議員に対する報告


そうなのです。

委員会で行なったフジノの提案がわずか17日後に実現したのです!



政治家が本気で質問をすることで現実は必ず動かせるのです

委員会からわずか17日。担当課長の手腕には驚くばかりです。

課長、部長、短期間での交渉おつかれさまでした。ありがとうございます。

そして、パートナーであるうわまち病院・市民病院の2病院の指定管理者である『地域医療振興協会』のみなさまには心から感謝しております。ありがとうございます。

犯罪被害が無いことが最も望ましいのですが、現実は違います。

残念ながら性暴力・性犯罪は日常的に起こっていますし、被害に遭ったことをそもそも誰にも相談できずに苦しんでいる人がたくさんいらっしゃいます。

フジノは、勇気を出して相談して下さった方々の想いに少しでも応えられるように、これからも全力で働きたいと思います。

市内に内出医院(馬堀海岸)に加えて、市民病院(西地区)・うわまち病院(中央地区)と3ヶ所に『協力病院』が増えたことは、いざという時にとても大きな力になってくれるはずです。

改めてフジノは、質問をして良かったと思いました。

12月5日の委員会は38.5度の熱が出ていましたが、それでも諦めずに質問を行なった結果、こうして成果を得られたのです。

政治家が本気で動けば必ず現実は動かすことができるのだ、と改めて強く確信しています。

また、フジノがこの質問をまさに今この時期に行なって本当に良かったと思います。

というのも、小幡さおり議員が質問した昨年は、まだ市民病院には産婦人科医の常勤医がいませんでした。常勤医がおられない状況では協力病院になるのは難しかったと思います。

仮に当時、小幡議員の提案どおりに動いたとしたら、うわまち病院だけでのスタートとなるところでした。

市民病院の産婦人科医の常勤医が復活した今この時期だったこともあって、うわまち病院だけでなく市民病院の両市立病院が『協力病院』の登録を受けることができました。

これだけは不幸中の幸いというか、怪我の功名というか、前市長が前向きな答弁をしておきながら1年間全く何もしなかったことの唯一良かった点でした。

いずれにしても、喜んでいる暇はありません。

先日も、仁藤夢乃さんからは改めて横須賀の女子高校生が居場所が無くてJKビジネスに絡み取られてしまったこと、またColaboにも横須賀の方が来ていることを指摘されました。

被害に遭われた方々の支援をすることだけでなく、フジノは加害者対策も提案をしてきました。

市や市議会レベルで果たしてどこまで加害者を生まない取り組みができるのか(啓発だけでは足りません)、これからも知恵を絞って結果を出していきたいと思います。

性暴力・性犯罪は誰にも相談することができないことが多く、その残酷な犯罪の性質上、『魂の殺人』と呼ばれています。

フジノは、命を守るのが政治家の仕事だと信じて働いています。

物理的にも、精神的にも、命を守るのがフジノの仕事です。

これからも全力で取り組んでいきます。



仁藤さん、このまちでもJKビジネスや風俗に追い込まれたり性暴力に遭っている人が居ることをフジノもよく知っているし変えたいと本気で考えています/仁藤夢乃さん講演会へ

仁藤夢乃さんの講演会に参加しました

今日は、逗子市役所へ向かいました。

仁藤夢乃さん講演会の会場である逗子市役所にて

仁藤夢乃さん講演会の会場である逗子市役所にて


『女子高校生サポートセンター一般社団法人Colabo』の代表である仁藤夢乃さんの講演会に参加しました。

仁藤夢乃さん講演会チラシ

仁藤夢乃さん講演会チラシ


仁藤さんは、思春期の女子を守り自らの意思で生きていかれるように支援する活動に全力で取り組んでこられた方です。

例えば、『Colabo』の2016年度の活動実績は下のとおりです。

  1. 相談事業
    相談者数135名
    面談400回
    同行支援151回
    他機関連携119件

  2. 食事・物品提供
    食事568食
    物品336件
    書籍『難民高校生』87冊

  3. 一時シェルター
    稼働日数111日
    利用者27名
    利用件数218件
    宿泊者14名
    宿泊数40泊

  4. サポートグループ「Tsubomi」活動
    参加者36名
    活動日数94回

  5. 啓発事業
    講演会57回、9005名参加
    街歩き研修35回、284名参加

素晴らしいですね。

フジノが改めてご紹介するまでもなく、テレビの報道特集などでその活動をご存知の方も多いのではないでしょうか。

(ご存じない方はぜひこのブログ記事の最後に掲載した動画や本をぜひご覧下さいね)



このまちにもたくさんの被害者や支援の必要な人達がいます

初めて仁藤さんからフジノが連絡をもらったのは、2014年8月のことでした。

雨宮処凛さん(作家、フジノの半生を本にして下さった方です)が仁藤夢乃さんについて書いたブログを紹介するツイートをしたところ、仁藤さんから下のようなツイートを頂きました。

2014年8月21日に仁藤夢乃さんから頂いたツイート

2014年8月21日に仁藤夢乃さんから頂いたツイート

「地元には行き場がないといい、JK産業で働く横須賀の女子高校生にも会っています」

これを読んでフジノは、表現が適切ではないのですが、少しホッとしました。

横須賀の性暴力・性被害に向き合ってくれる仲間が現れた、と感じたのです。

高校時代、部活の中で先輩から後輩たちが連続で強姦被害に遭っていると相談されてから、フジノは性暴力の問題にずっと向き合ってきました。

心理学専攻だった大学時代も、たくさんの相談を受けてきました。

市議会議員に転職してからも、犯罪被害者支援の為に議会の内外で全力で取り組んできました。

犯罪被害者支援の窓口の設置を求め、実現させました。

犯罪被害者支援条例の制定を訴え、市の条例に被害者支援の条文を加えることを実現しました。

ふだんから性犯罪の被害に遭った方に同行支援したり、警察の聴取や裁判に挫けそうになるご本人やご家族をサポートしてきました。

幼い頃に被害に遭った方の場合は、その成長を見守ってきました(今もです)。

警察に訴えられない被害の苦しみも多く、その声を受け止めてきました。

フジノのメインテーマである自殺対策・精神保健福祉と、性暴力・性被害はとてもつながっています。

また、性犯罪に遭った当事者の方に講師となっていただき、市職員向けの研修と市民向けの講演を開催することができました。

けれども、まだまだ取り組みは足りません。

厳しい経済社会状況が続く中でセーフティネットが無くなり、そのかわりにJKビジネスや風俗が性を商品化するかわりに衣食住を提供する偽物のセーフティネットが張り巡らされました。

フジノは、ここと闘う為に必死でもがいています。

しかし闘うべき相手はあまりにも大きくかつ闇は深くて、「これは一生涯をかけても変えられないかもしれない」と絶望的に感じることもあります。

そのような心情に襲われる時もあるので、仁藤さんからのツイートを拝見して、仲間が現れたような気持ちになって思わずホッとしたのです。

そして、フジノだけではできないたくさんのことをして下さっていることをとてもありがたいと感じました。

フジノは政治家としてソーシャルアクションを行ない、制度や法律を変えていきます。

仁藤さんたちは、今この瞬間に握りしめる手が必要な相手の手を離さずに、シェルターやアウトリーチをして下さっています。

役割分担と連携。

現場を持つことと法整備や制度を変えること、どちらも欠けてはならない取り組みです。

そんな仁藤夢乃さんですが、今日ようやく実物にお会いすることができました。

仁藤夢乃さんの著作

仁藤夢乃さんの著作

「可能性を信じて」

「可能性を信じて」

「すべての人に衣食住と関係性を」

「すべての人に衣食住と関係性を」





僕はこれからも僕なりに全力で取り組んでいくのだと改めて決意しました

講演の内容は、彼女の著作を読んでいただいたり、動画を観ていただければ、だいたいイメージしていただけると思いますので、ブログではご紹介しません。

フジノが最前列でど真ん中に座っていたからという訳ではありませんが、今日の講演の中でもやはり仁藤さんから

「横須賀中央ではアンダー(未成年)がたくさん働いていて、お店もそれを分かっていて働かせているし、お客もそれを目当てで来ている」

「今も横須賀の子がColaboに来ている」

というお話が出ました。

「あなたたち大人がしっかりしてないから」

と怒られたような気がしました。

ずっと横須賀で貧困や性暴力の問題に取り組んできたフジノは、その言葉を聴いて、率直に、悔しいし残念だしフジノの力不足であることを痛切に感じさせられました。もっと取り組まねばとさらに決意しました。

でも、仁藤さん。

現場だけでは改善できないこともあるんです。

フジノもソーシャルワーカーのはしくれだから、じかに現場で対応をできることはとても大切だし、支援する側もされる側も今この瞬間に必要なアクションがなされることによって充足感が高いこともよく理解しています。

けれども、この経済社会状況はもっと悪化していくし、人々の意識(特に男性中高年)はカンタンには変えることができないのも事実です。

性暴力を受けたり、水商売や風俗業の偽物のセーフティネットにからみとられていく人も増えていく一方の状況は続くと思います。

だから、あえてフジノは政治家という立場に居て、これからもソーシャルアクションに取り組んでいく覚悟です。

制度や法律を変えるにはとても時間がかかります。遅すぎるという批判もそのとおりだとフジノ自身、理解しています。

そして、「Colaboに横須賀の子が来てますよ」という言葉を聞かされるたびに自らの力不足を感じ、心が痛みつつも、現場だけでは変えられない側面をフジノが引き受けて、それでも必ず現実を変えていきます。

必要なのは特別な支援ではなく「当たり前の日常」

必要なのは特別な支援ではなく「当たり前の日常」


フジノは、この15年ずっと市内の水商売や風俗業で働く方々からたくさんの相談を受け続けてきました。

キャストの女性だけでなく、黒服やスカウトの男性からも相談を受けています。そこには10代もたくさん居ました。

だから、市内の水商売や風俗業の実態がどのようなものか(その一部は)把握しているつもりです。

偽物のセーフティネットと書きましたが、その偽物のセーフティネットが必要な人にとっては本当のセーフティネットになっている現実も理解しています。

自傷行為をしまくっている子がメイドの格好ができるメイドカフェで居場所を見つけたと本気で感じているのも事実です。

メイドの格好で接客をするだけではなくて、交渉という名の口車に乗せられて、店の外で会ったり性行為をさせられていることも知っています。

精神障がいや知的障がいのある方が、「フルタイムで働くことはできない自分にとって自由な時間に出勤できて日払いでお金が得られるのはありがたいから」と風俗で働いていることも知っています。

善悪で言えばまちがっていても、それによって助けられている人たちが居ることもまた事実であることも知っています。良識のある人々からすれば、水商売や風俗によって自己肯定感を得ることはまちがいなのだと断罪されるのでしょう。

アルコール依存症によって母子分離させられてしまったひとり親の方が、再びこどもと一緒に暮らせる為には安定した生活が必要だからと言われて、手っ取り早くお金を得る為に(お金を得ることが生活の安定では無いのですが)水商売で毎晩お酒を飲んでいることも知っています。

世間からすればまちがっていると判断されることでも、他に生きる術を知らない人たちがたくさんいることも知っています。

けれども、フジノはそんなカンタンに物事を善悪に二分割して考えることはできません。

人は生きていかねばなりません。

そして、誰もが健康で金銭的に安定した屋根のある温かい部屋で暮らしていかれる訳ではありません。

そんな時に、仕事を選んでいられないのもまた事実です。

全ての人々の生活の質を高めるべきなのは当然ですが、まず僕はできる限り多くの人々を『生』の側に何とかして留めるのが最優先の仕事だと思っています。

仁藤さんたちの取り組みはとても正しいし、正義だと思います。まっすぐで健やかに見えます。

一方、フジノは真っ黒でなければグレーでも良いと考えますし、マイナスよりはゼロに近いくらいならば良いと考えます。まがりくねっていて、病んでいるかもしれません。

それでも理想を追求しつつも、目の前の現実をのみこみながら、前に進んでいくという立場です。

きっと、こうしたフジノの姿勢は、勧善懲悪の観点からいけばとても物足りない姿勢に映ることだと思います。

全員は救えないし、加害する奴らをゼロにはできない。そんな権力はフジノには無い。

清濁あわせのんで、理想と現実をぜんぶ受け止めて、そして、それでも前に進んでいくことが必要なことだとフジノは考えています。

長くなりましたが、これが今日フジノが仁藤夢乃さん講演会に参加してみて、改めて感じたことでした。

人々に読まれるべき文章では無いのかもしれませんが、心の中にしまっておくのではなくて、あえて本音を自分の為にブログに書いておくべきだと感じたので、ここに記すことにしました。



こちらの動画をぜひご覧ください

仁藤夢乃さんと『Colabo』の活動は限られた文字数ではお伝えできません。

その活動を紹介した報道特集などがたくさんYouTubeにアップされています。その一部を掲載しますので、ぜひご覧下さい。





仁藤さんが書いた本もぜひ読んでみてください



久々にキレました。性暴力被害に遭った方々への支援を約束しておきながら前市長は1年間全く何もしていませんでした/教育福祉常任委員会(2017年12月議会)

教育福祉常任委員会(2日目)が開かれました

昨日だけでは審査を終えることができなかったので、今日は『予備日』を使用しての教育福祉常任委員会(2日目)が開かれました。

教育福祉常任委員会の終了後に

教育福祉常任委員会の終了後に


昨晩からフジノは38.5度の熱が出てしまい、けさになっても下がりませんでした。

もしも発熱の原因がインフルエンザだった場合、外出禁止になってしまいますので、すぐ病院に検査に行きました。

運良く、検査結果は陰性でした。

熱だけで鼻水も咳も出ていなかったので、マスクをして午後から委員会に出席しました。

「高熱なのだから欠席でもよろしいのでは・・・」

というお声もいただいたのですが、質問をすることで必ず現実を動かすことができる市議という立場にある以上、質問の機会を1度でも逃す訳にはいきません。

実際に今日フジノは質疑を行なって、とても許すことができない事実が分かりました。

やはり出席して質問をして良かったと強く感じたのでした。



性暴力・性犯罪被害に遭った方々への支援はフジノのライフワークです

フジノの大切にしている政策に、犯罪被害者の支援があります。

特に、性暴力・性犯罪の被害に遭った方々への支援は政治家に転職する前から取り組んできたテーマです。

あらゆる角度から何度も一般質問でとりあげてきました。

犯罪被害者支援条例を新たに作るように提案し続けてきました(単独の条例は実現せず、犯罪防止の総合的な条例が策定されました)。

そして、犯罪被害に遭った方々の相談窓口を設置することができましたし、横須賀市が総合的な条例を作った時には『犯罪被害者支援の条文』を盛り込むことができました。

また、性犯罪・殺人未遂の被害に遭った方に講師をお願いして、市職員向けの研修として生の声を聴いて頂く機会を作ることができました。

さらに、市民を対象にした講演会も実現して、犯罪被害の現実を生の声でお伝えしていただくことができました。

横須賀市単独ではなかなか動きが鈍いので、県・NPOと協力しながら、日々の市民の方からのご相談に対応をしてきました。

性暴力や犯罪被害のご相談をいただくことは毎年必ずあります。

短期的な解決などということはまずありえず、いったんご相談を頂いたら、いろいろな相談機関にご一緒したり、深い悲しみや苦しみを少なくとも数年間は感じ続けます。

「性暴力は『魂の殺人』だ」という言葉がありますが、まさにその言葉を実感する日々です。

今日フジノが行なった質問のきっかけも、つい最近受けた匿名での相談電話がきっかけでした。



信じられない答弁が返ってきました

フジノが行なったのは、とても単純な2つの質問でした。

  1. デートDVの担当部局であるこども育成部は、緊急避妊用ピルとレイプキットを常備している市内産婦人科を把握しているか。していなければ、把握せよ。


    →レイプ(強制性交)された場合、感染症や妊娠を防ぐ必要から産婦人科の協力が不可欠です。可能な限り早く産婦人科を受診することが必要です。特に、意識が高い産婦人科は警察と協力していて、緊急避妊用ピルとレイプキット(加害者を特定するための証拠を収集するためのキット)を常備してくれています。

  2. 市立2病院の担当部局である健康部は、昨年の小幡さおり議員の一般質問に対する吉田市長の答弁を受けて、県が実施している性犯罪被害への支援協力病院に市立2病院がなるように働きかけたか。その結果はどうだったのか。


    →1年前に小幡さおり議員が市立病院も県の協力病院となるよう一般質問をし、吉田前市長は「働きかける」と前向きな答弁をしました。小幡議員はもともと吉田前市長のインターンだったこともあり、いわゆる与党会派でしたから、前向きな答弁をした以上、事態は前進していると期待していました。



どちらも、とても単純な質問です。

デートDVの防止に力を入れてきたこども育成部の対応、前市長が与党会派の議員に前向きな答弁を行なったことを受けた健康部の対応をそれぞれ確認する内容です。

しかし、返ってきた答弁は許しがたいものでした。

質疑応答を文字起こししたものを下に掲載します。

2017年12月5日・教育福祉常任委員会での質疑

フジノの質問

性暴力被害に対応した『緊急避妊用ピル』および『レイプキット』の有無について、こども育成部に質問をします。

今回こういう質問をするのは、市民の方から匿名でのご相談があって「交際相手に強制的に性行為をされて、避妊もしてもらえなかった」というご相談があり、「警察には届けられない」「今すぐ緊急避妊用ピルをもらえる産婦人科を教えてほしい」という電話を受けました。

今まで通常の相談電話であれば、僕は『かながわ性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センターかならいん』をご紹介するのですが、とにかく「一刻も早く病院を教えて欲しい」ということでありましたので、

神奈川県と連携している市内唯一の内出医院、産婦人科ですけれども、こちらの電話番号をご紹介することしかその時はできませんでした。

はっきりと申し上げて、これは『デートDV』である可能性が高い訳です。匿名の電話相談ですから真偽の程は分かりませんが。

本来在るべき対応というのは警察にご相談をするということかとは思うですが、実際の相談の場ではそういったことは言っていられないというのが僕の本音です。

そこで『デートDV』の担当課を持ち、かつ市内産婦人科とも協力関係が深いこども育成部にあえてお伺います。

性暴力被害に対応した緊急避妊用ピルとレイプキットの用意がある産婦人科の存在を内出医院以外にこども育成部は把握しておられるのでしょうか。

お聞かせ下さい。

こども青少年支援課長の答弁

私どもの方で女性の為のDV相談の窓口を持っておりますが・・・

申し訳ありません。今、委員がおっしゃったような情報というのは持ち合わせていません。

フジノの質問

内出医院以外に把握していないという意味なのか。内出医院の存在も把握していないという意味なのか。

もう1度お聞かせ下さい。

こども青少年支援課長の答弁

内出医院の情報も含めて・・・女性相談員が個人的に情報を持っているかどうかまで承知しておりませんが、

我々の方では『シェルターへの避難』ということが主な中心の相談という形になっていますので、避妊の関係での対応する医療機関等々の情報は持っていないという現状かと思います。

フジノの質問

これはぜひ持っていただきたいと思います。

相談員の方は持っておられると思いますが、こども育成部として『デートDV』の担当課でもあることからぜひ持っていただきたいと思います。

そして続いては健康部に質問をします。

2016年11月29日の本会議における小幡さおり議員の一般質問では「性犯罪・性暴力の被害者を支援していくべく、市立2病院にも協力を要請してほしい」という提案がなされて、前市長は「性犯罪被害に遭った方の妊娠や感染症の不安に対して、市立病院に被害者支援の窓口的なものになれないか働きかけをしてみたい」と答弁がありました。

それからちょうど1年が経つ訳ですが、健康部は両病院に対して働きかけを実際に行なったのでしょうか。

また、働きかけたのであれば、どのような回答があったのか、お聞かせ下さい。

病院担当課長の答弁

すいません。まだ、その点については働きかけをしておりませんでした。

フジノの質問

現在神奈川県が公表をしている『性犯罪被害者への支援における協力病院等』というリストがあるんですけれども、このリスト、病院の一覧が出ているんですけれども、横須賀市内には先ほど申し上げた内出医院しか『協力病院』が無いんですね。

性犯罪被害者への支援における協力病院等

性犯罪被害者への支援における協力病院等


市内産婦人科には、できるかぎり多くの病院に『協力病院』になっていただきたい。

残念ながら、我々は(医療政策を担当する)県では無いので、即なにか市内病院に働きかけるというよりは『協力』をお願いすることしかできないと思うんです。

そこでまずは『協力』を、本市の医師会を通じて『協力』を依頼をしていただきたい、というのが1つ目の提案です。

そしてもう1つ目の提案は、今申し上げた「市立2病院の産婦人科において協力体制を整えてほしい」という要請をしてほしいと思うのですが、この2点についてお答えいただけるでしょうか。

健康部長の答弁

1点目については、市全体の性的犯罪ということになりますので、ちょっと健康部だけでお答えできるのは難しいと思います。

2点目の市立病院への働きかけについては定期的にそれぞれの病院と会う機会がありますので、こういったご要望があったことはお伝えしていきたいと思います。

フジノの質問

健康部長、その答弁には全く承服できません。

まず1点目ですが、「健康部だけでは難しい」というご答弁ですが、健康部だけでは難しいならば、ではどうするのか?

当然、市民安全部地域安全課あるいは県警とコネクションがある方を通じて、医師会に要望していくべきなのかをご相談して頂いて、実際に医師会に依頼に向けて動いていただきたい。

それから、「要望があったことは伝えたい」と市立2病院に伝えて下さるというご答弁でしたが、この質問が小幡議員からあったのは、もう1年前です。

当時の質疑でも、当時の市長が「毎年被害者が20数名から30名居る」という数字を挙げていますが、当時小幡議員は「親告罪である為、被害を報告できていない人がどれだけいるか分からない」と。僕もその状況は全くそのとおりだと思います。

これは要望でなくて、前市長の答弁として「両病院に対して働きかけをしてみたい」という答弁をしているのですね。

1年間動いていなかったことも驚きですが、「要望があったことを伝えたい」と1年後の今お答えすることにも全然納得ができません。

したがいまして、もう1度答弁を頂きたいと思います。

市内の産科婦人科に働きかけていただけるように医師会にぜひ働きかけをしていただきたいと思います。

それからもう1点は、市立2病院に早急に働きかけをしていただきたい、要請をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

健康部長の答弁

1点目については、県の制度がどういったようなことを要求される制度で県としてどの程度まで広げたいのかということを今現在詳しく承知しておりません。

まずそのあたりが、県がどういうふうに考えているかというところをよく伺って、健康部だけで全部解決できる問題ではないので、それぞれ今おっしゃったような部局とも調整が必要になると思いますので、先ほどのような御答弁とさせていただきました。

病院に伝えるということについては単に伝えるということではなくて、「検討して下さい」ということが前提になると思います。

また、1年近く働きかけができなかったことは、改めてお詫びを申し上げたいと思います。

フジノの質問

前市長の時は「検討します」ということを議会で答弁して、それで1年間放っておいて良かったと思うのですが

(上地市長の)所信表明の際に僕は市長と質疑をしたのですけれども、「検討をする」「研究をする」と答弁をしたら、「2定例議会後には必ずその答えを出せるようにしたい」というふうに、僕だけでなく、他の議員にもお答えを頂いています。

今回1年間も放置されていたというのは大変残念であります。

前市長の姿勢ということなのだとは思うのですが、今後はこういうことは許されないと思っていますので、今後この問題はしつこく、仮に僕が聞かなくても小幡議員がきっと聞いて下さると思いますし、

必ず市立2病院については要請をしてその回答を理由を含めて我々におきかせいただきたいと思います。

信じられない、許せない答弁が返ってきました。

こども育成部の答弁も許せませんでしたが、初めての問題提起でしたから委員会の後にすぐに把握してもらえば済みますのでまだガマンできます。

信じられない、許せない答弁だったのは、健康部です。

「またか」と思いました。

このブログをずっと読んで下さっているみなさまはご存知のことですが、前市長時代には議会でその場しのぎに前向きな答弁をしておいて実際には部局に対して何も指示をしていないということばかりでした。

だから、本会議や委員会で質疑をしても全く意味が無いと感じるような市政が続いた闇の8年間でした。

そして今回の性暴力・性犯罪に対する支援協力病院に市立2病院がなるように働きかけることを、なんと1年間サボタージュしていたのです。何もしていなかったのです!



上地市長のもと、必ず動き出してほしい!

それにしても今回の答弁は、まさに前市長時代のウミが出た典型的な例だと感じました。

前市長はその場しのぎの答弁でごまかしていましたが、上地市長は違います。

すでに、議会に対して「前向きな答弁をしたら、必ず2定例議会後(半年後ですね)までには検討結果を報告する」と約束してくれました。

委員会が終わった後に、担当課長と話しあったところ、早急に対応すると約束してくれました。

担当課長はとても信頼できる方ですので、とても期待しています。

過去にもフジノが厳しい提案(長年続いた『単コロ』を廃止せよ)をした時も、翌年度にはそれを実現してくれました。

可能な限り早く対応してほしいです。

かつてフジノが参加した、2014年に市内で初開催された性暴力・性犯罪に関するシンポジウムではうわまち病院の看護師長がすでに取り組みを進めていることを報告してくれていました。うわまち病院にはもう支援体制ができているはずです。

あとは、横須賀市として神奈川県に正式に支援協力病院になることを申請すれば良いのです。

ぜひ進めてほしいと思います。

しばらくは前市長時代のウミがこうして出てくると思いますが、全て出しきってしまいたいです。

本当に市長が交代して良かったです。

一刻も早く、犯罪被害に遭った方々の尊厳が回復される為の出来る限りの支援に取り組みたいです。



犯罪被害に遭われた方の「生の声」を市職員向け研修で聴いていただきました/平成27年度安全・安心まちづくり研修

犯罪の被害に遭った方々の全人的なリハビリテーションを支えていきたい

犯罪被害に遭われた方々の支援をすること。

それはフジノにとって、大切なテーマです。

会場の市役所正庁前にて

会場の市役所正庁前にて


犯罪の被害に遭った方々は、罪責感を抱いて苦しみ続けたり、時には死へと追い込まれることがあります(加害者側ではなく被害者側がです)。

ある日突然それまでの日常生活と完全に切り離されて、不安と苦痛に襲われます。

マスメディアの取材に追い掛け回されたり、あらゆるプライバシーが損なわれていきます。

こうした日々は長く長く続き、孤独や孤立へと追いやられてしまいます。

フジノは、こうした現実を変えたいと感じています。

県による犯罪被害者支援の取り組み

県による犯罪被害者支援の取り組み


そこで様々な犯罪被害者支援の取り組みを提案してきました。

横須賀市は犯罪被害者支援を条例の中に明記し、さらに相談窓口を立ち上げるなど、フジノの提案を実現し、その想いに応えてきてくれました。

昨年から新たにフジノは、担当部局だけでなく、広く市職員のみなさまに犯罪被害に遭われた方の生の声を聴いてほしいと提案してきました。

それが今日、実現しました。

「平成27年度安全・安心まちづくり研修」のおしらせ

「平成27年度安全・安心まちづくり研修」のおしらせ


市役所の全部署の係長(約120名)を対象にした研修が開催されました。

第1部は、神奈川県の取り組みについて県の担当部署から報告がありました。

そして第2部で、20代の女性がその体験をお話して下さいました。

県と市町村との連携

県と市町村との連携


プライバシーの観点から、そのお名前はもちろん写真もその体験もここには記すことができません。

本当にふつうに暮らしていたふつうの人間の尊厳があっという間に奪われて、生きていくことさえ困難になってしまう犯罪被害の現実をお話して頂きました。

そして、市職員に向けて

「あなたたちがいないことで困る人がたくさんいます」

と語りかけて下さいました。



感謝とこれからの決意

今日の研修が実現するにあたって、感謝の言葉をお伝えしたい方が何人もいらっしゃいます。

参加して下さった約120名の市係長のみなさま、そして企画・運営をして下さった市民安全部地域安全課のみなさま、ありがとうございます。

実現にあたって、この3月末をもって定年退職された前任の地域安全課長、4月で異動となった前・市民安全部長に深く感謝しています。

神奈川県の担当課長Sさんも異動されてしまったのですが、県と市との役割分担と連携などについてご相談にのっていただき、大変お世話になりました。

そして誰よりも、とても残虐な犯罪に遭われた過去を包み隠さずにお話して下さったAさんに、心から感謝を申し上げます。

あなたのお話とあなたの笑顔は、参加した全ての職員の心に突き刺さったと感じています。

フジノはお話を聴いていただけなのに、まるで追体験をしたかのような気持ちになり、こころが揺さぶられています。

政治家として、ひとりの人間として、こうした機会を持つことができたことに深く感謝しています。

本当にありがとうございました。

今日のこの研修をきっかけに、さらに横須賀市による犯罪被害者支援の取り組みを強く進めていきたいと改めて感じました。

そして、夢想論に聴こえるのは承知の上で、何よりもまず犯罪が起こらない社会をいつか必ず実現したいとフジノは改めて感じました。








第1部で配布された資料をアップします。




江崎びす子さんがフジノの似顔絵を描いて下さいました/「メンヘラ展Special」の鑑賞へ

「メンヘラ展Special」を鑑賞しました!

今日は、東京・阿佐ヶ谷にある『TAV GALLERY』へ向かいました。

TAV GALLERYのウエブサイト

TAV GALLERYのウエブサイト


2月4日〜12日の9日間にわたって開催されている『メンヘラ展Special』を観る為です。

TAV GALLERYにて

TAV GALLERYにて


『メンヘラ展』は、昨年2014年に2度開催されました。

出展したのは、うつ病・摂食障がい・パニック障がい・境界性バーソナリティ障がいなどの精神疾患のある方々です。

2度の開催で、合計約1500人もの方々が来場したそうです。

『メンヘラ展』を、美術家・中ザワヒデキさんは著作の中でこう記しました。

「精神障害者の制作物を美術の側から『アウトサイダー・アート』として搾取する従来図式とは異なり、自傷やOD (過量服薬) や過食嘔吐といった1人だけの問題行動から自身が脱出し、世界 (他者) と繋がるきっかけとして『芸術』が位置づけられています」

と高く評価しています(『現代美術史日本篇 1945~2014』、アートダイバー刊、2014年)。

『現代美術史日本篇 1945~2014』、アートダイバー刊、2014年

『現代美術史日本篇 1945~2014』、アートダイバー刊、2014年


これを読んで以来、フジノは『メンヘラ展』にとても関心を持ちました。



「アウトサイダー・アート」ではない、「メンヘラ展」

フジノは、『アウトサイダー・アート(もしくはアール・ブリュット)』がキライなのです。

『アウトサイダー・アート』とは、知的障がいや精神障がいのある方々の絵画や彫刻や書道などを、必要以上にもてはやし、高い価格で売買するような動きのことです。

その存在を知った初めの頃こそ「できれば歓迎したいという気持ちを持ちたい」と思ったものの、はじめからこころの中にあった違和感がどんどん大きくなっていきました。

そこに『欺瞞性』を感じるからです。

人はみな、障がいがあろうが無かろうが、『そもそも表現せずにはいられない存在』です。

それなのに表現物を『障がいの有無』で分ける『商業主義』は、バカげていると感じます。

それに追随した『美術業界』の人々は「恥ずかしくないのだろうか」と思います。

精神障がいのある方々の多くが、デイケアに通ったり精神科病院に入院している間、絵を描かせられたり彫刻や粘土で作品を作らせられたり書道を書いたりします。

でも、それは本当にみんながやりたいことなのでしょうか?

それは、『リカバリー』に向けて何か意味がある行為なのでしょうか?

そうした作品が展示されると、大きな評価を受けるのですが、どういう意味で評価されているのでしょうか?

「障がいのある人達が障がいの無い人よりもうまい絵を描いている」

「障がいのある人でもこんな作品が作れるなんてすごい」

「色の使い方や作品の構図が独特なのは、やっぱり障がいがある人独特なのだろうか」

フジノは、そこには大きな差別・偏見・スティグマを感じます。『アール・ブリュット』とは、結局は、『差別・偏見・スティグマ』をオブラートで包んだだけのことだと今は受け止めています。

そんなフジノの考え方と、主催者の『あおいうに』さんの考え方は共通点があるのではないか、と感じます。

主催者のあおいうにさんの言葉から

私達の目的は、アートセラピーでも、メンヘラに安住することでもありません。

承認欲求を満たすためだけのものでもありません。

アートは社会との、鑑賞者との、作品との、自分との、コミュニケーションツールの1つです。

自分のメンタリティを全て曝け出さなければ、表現になりません。

アートを通して、メンヘラが世界と繋がる。ネットとリアルが繋がる。メンヘラのリアルを伝える。メンヘラと意識を共有する。

そんな展示にしたいと思っています。

さらに、今回はあえて『メンヘラ展Special』と銘打って開催した訳ですが、あおいうにさんは以下のコメントを出しています。

< 本展に向けて >

『メンヘラ展』とは、メンヘラ当事者が内面性を発露するアート展示会です。

インターネットにリストカットやオーバードーズや過食嘔吐や性的逸脱の報告など、自傷という生産性のない問題行動をとっている「メンヘラ」達。

それがアートを通して、健康で文化的な社会と繋がっていくという希望を持って活動しています。

お陰様で2度の『メンヘラ展』が1500人程度の来場者を記録し、大盛況にて終了しました。

この活動を続けていくことで、『メンヘラ展』という記号を使ってメンヘラのアートが一種のムーブメントとなり、メンヘラ達がより社会と繋がることが出来るようになること。

それが、『メンヘラ展』の大義なのです。

最終的には、『メンヘラ展』という概念そのものをブランド化することによって、美術史上にその名を刻むことが目的です。

私たちの活動や作品を後世にまで伝えていきたいのです。

今回は、メンヘラのバリエーションでみせる従来形式とは異なり、少数精鋭で、より表現として洗練された作品をお観せしたいという想いから、この展覧会を開くことになりました。

メンバーのキュレーションはあおいうにが執り行っています。

また、今回はスペシャルゲストとして『メンヘラチャン』の作者、江崎びす子様をお招きすることになりました。 スペシャルな『メンヘラ展』を、どうぞご高覧ください。

本展キュレーター・あおいうに

こうした考えに、フジノは深く賛同します。



エグい作品・リアルな作品をあえてフジノは飲み込みたい

フジノが理事を務めている『NPO法人地域精神保健福祉機構(通称コンボ)』毎月発行している『こころの元気+』でも、当事者によるマンガをかなりたくさん掲載しています。

「こころの元気+」最新号

「こころの元気+」最新号


でも、それは良い意味で『洗練された・消毒された・誰が読んでも不快に感じない作品ばかり』です。

何故なら『こころの元気+』は、あらゆる年代の全ての人々に読んでほしい雑誌だからです。

リカバリーに役立つ情報を発信するという最大の目的があるからです。だから、そうした作品が必要なのです。

けれども『メンヘラ展Special』に展示されている作品の数々は、人によっては強い不快感を抱くことでしょう。

首吊りの為のロープ、どぎつい言葉、暗い人間の闇。

強姦から自殺まで?

強姦から自殺まで?


『コンボの理事』としてではなく、『政治家フジノ』としてでもなく、『個人・藤野英明』としての僕は、『pixiv』に掲載されている数多くのメンヘラ的な作品をとても大切に感じています。

拒絶

拒絶


それがリアルだからです。

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毎日受けている相談の数々の中には、親がこどもをずっと性的虐待をしていたり、介護職だけでは食べていかれないのでダブルワークで風俗嬢をしていたり、ひとり親家庭で貧困にある親子ともに水商売をしているなど、日常的にあります。

すいすいスーサイド

すいすいスーサイド


精神科で処方されているクスリではいつまでたってもラクになれないので危険ドラッグに手を出したり、子育てに疲れて覚せい剤を使って逮捕されて今も赤ちゃんと離れて暮らしている母親や、リストカットもオーバードーズもやめられない人々がたくさんいます。

この叫びを、フジノはたくさんの相談の中で被害者の方々から聴いてきました

この叫びを、フジノはたくさんの相談の中で被害者の方々から聴いてきました


そんな現実と毎日出会っているフジノにとっては、『洗練された・消毒された・誰が読んでも不快に感じない作品』はリアリティがどうしても感じられないのです。



「メンヘラ展Special」にはリアリティがある作品の数々があるかわりに、引き釣りこまれてしまう人々は行くべきではありません

今回の作品展は、『観にいくべきでは無い人々』もたくさんいらっしゃいます。

メンヘラチャンとサブカルチャン?

メンヘラチャンとサブカルチャン?


作品の世界観に引き寄せられてしまう人々や引き釣りこまれてしまう人々は、行くべきではありません。

メンヘラチャン

メンヘラチャン


フジノが行った今日は、会場に来ていた人々の多くが十代で、女性が多く、中にはゴシックorゴスロリのファッションの方々がいらっしゃいました。

こうした方々が最も今回の作品展に親和性が高いのかもしれません。

「ふだん、『Pixiv』などで作品を読んでおられるのもこうした方々なのかな?」と考えたりしながら、フジノは作品とその鑑賞者の両方を眺めていました。

本当のアート作品には、人の魂を揺さぶる力があります。

どうか「行ってみたい」と思っているあなたは、ご自分が作品に飲み込まれてしまわないか、あらかじめ自問自答してから「行くべきか否か」を判断して下さいね。



以前からお会いしたかった江崎びす子さんと無事にお会い出来ました

スペシャルゲストとして江崎びす子さんが2日間、来場されています。

江崎さんは、『リスカ変身サブカル✡メンヘラ』の作者です。主人公のメンヘラチャンがリスカによって変身し、敵と闘うというストーリーです。

メンヘラチャン?

メンヘラチャン?


フジノの目的のもう1つは、江崎さんにお会いすることでした。

メンヘラチャン、リスカの数々

メンヘラチャン、リスカの数々


ふだんはインターネット上で連載されているのですが、メンヘラ展では単行本が発売されるというので楽しみにしていました。

(*実は売り切れになってしまい、明日再入荷するそうでした。でも、フジノがパニック障がい持ちでなかなか阿佐ヶ谷には来られないので、見本として残っていたラスト1冊を打って下さいました。びす子さん、感謝!)

江崎びす子さんとフジノ

江崎びす子さんとフジノ


無事にお会いすることができて、色紙にサインとフジノ自身の似顔絵も描いて頂きました。ありがたいです。

人が生きていくということは、とても難しい時代・社会になりました。

でも、それでも『希望』はあるとフジノは信じています。

それは、ドロドロでどうしようも無い『現実』と『絶望』の中から「それでも」「あえて」生まれてくるのだとフジノは信じています。

「それでも」

「あえて」

ニーチェの著作と出会う前から、フジノはずっとそう信じてきましたし、今も固く信じています。

『メンヘラ展Special』、オススメです。

全ての人々にオススメはできませんが、行くべき人はぜひ足を運んで下さいね!

消毒された美術品が置かれている美術館には無い、『リアル』がそこにはありますから。



【お願い】30周年を迎える「東京・強姦救援センター」が存続の危機、どうか力を貸して下さい!

30周年を迎える「東京・強姦救援センター」

フジノが大切にしてきた政策の1つに『犯罪被害者支援』があります。

中でも特に、強姦などの性暴力に対して強い怒りをもって取り組んできました。

そんなフジノにとって、大切な存在が『東京・強姦救援センター』です。

毎週水・土に電話相談を受けています

毎週水・土に電話相談を受けています


30年前(1983年)、ふつうの市民である6人の女性によって立ち上げられました。

日本で初めて、そしてアジア全体でも初となる、強姦救援センターの誕生です。

スタートは、4畳半のアパートの1室での電話相談でした。

今もその活動の重要さは、全く変わっていません。

残念ながら30年が経った今も、性暴力の被害は多いままです。

身近な人間が加害者であることが多く、ほとんどの被害者は被害に遭ったことさえ誰にも言えずにいます。

被害に遭った方々を支援すること、そして、加害者をそもそも生み出さない取り組みが、もっと必要です。



財政難で存続の危機、どうか力を貸して下さい!

民間のボランティア団体の常ですが、『東京・強姦救援センター』も赤字を抱えています。

運営に必要な資金は、賛助会員による会費と、ささやかな寄付金、そして借入金でまかなっています。

30周年を迎える今年、この財政がもはや存続に関わる危機的な状況となってしまいました。

どうか、強姦や性暴力への怒りと悲しみの想いを共有して下さる方は、『東京・強姦救援センター』の活動を応援して下さいませんか?

どうかお願いします!



横須賀市が新たに「犯罪被害者等支援相談窓口」をスタートしました!/フジノの提案、実現しました

新たに「犯罪被害者等支援相談窓口」がスタートしています!

2007年度から、横須賀市は新たに『犯罪被害者等支援相談窓口』をスタートしました。

2007年度予算の概要より

2007年度予算の概要より


『広報よこすか』2007年7月号(防犯特集)でも紹介され、横須賀市ホームページにも新しくコーナーが設置されました。

横須賀市市民安全部地域安全課
犯罪被害者支援窓口
電話:046(822)9707

  • 犯罪被害者などの相談受け付け
  • 情報提供
  • 具体的な支援を担当する関係部署・機関との調整

こうした業務を実施します。



利用していただける「相談窓口」にしていきます!

フジノは、これまでも繰り返し『犯罪被害者支援条例』の制定を求める(2006年予算議会・2006年6月議会での一般質問)など、様々な提案を行なってきました。

今回の新たな『相談窓口』のスタートは、被害者支援にとっては小さな一歩ですが、横須賀市にとっては大きな前進です。

今後は、犯罪の被害に遭われた方々が実際に相談しやすい窓口になるように、努めていきたいと思います。

ワンストップで対応できるような体制など、拡充もぜひ行なっていきたいです。