昨日全国のみなさまに送ったお手紙について毎日新聞が報じてくれました/大阪の拳銃強奪事件を受けて、コンボ当事者理事で全国のみなさまにお手紙を書きました

昨日全国のまなさまに書いたお手紙について毎日新聞から取材を受けました

昨日、全国に向けて発信した当事者のみなさまへのお手紙。

大阪で起きた拳銃強奪事件で、戸惑いやストレスを感じている皆さまへ

大阪で起きた拳銃強奪事件で、戸惑いやストレスを感じている皆さまへ


毎日新聞の塩田彩記者が、そのお手紙についてフジノたちを取材してくれました。

夕方にはすぐに記事がウェブサイトに掲載されました。

毎日新聞の塩田彩記者が報じてくれました

毎日新聞の塩田彩記者が報じてくれました


さらにヤフーニュースにも掲載されました。

さらにヤフーニュースにも掲載されました

さらにヤフーニュースにも掲載されました


(掲載された毎日新聞のウェブサイトヤフーニュースのサイト

「つらい思い知って」
拳銃強奪事件受け精神障害者らがメッセージ

大阪府吹田(すいた)市の交番で警察官が刺されて拳銃を奪われた事件で、強盗殺人未遂容疑で逮捕された飯森裕次郎容疑者(33)が精神障害者保健福祉手帳を所持していたことが報じられ、精神障害者や家族らに動揺が広がっている。

精神障害者らでつくるNPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ(千葉県市川市)は19日、ホームページに「つらい思いをしている私たちの思いを知ってほしい」と呼びかける文章を掲載した。

【塩田彩/統合デジタル取材センター】

「地域で生きづらくなったらどうしよう」

文章は「警察官の方が一日も早く回復されることをお祈りいたします」とした上で、手帳所持の報道について、当事者が

「地域で生きづらくなったらどうしよう。今、外に出たら、何か言われるのかもしれない」

という不安を抱えていると明かした。

そして、当事者や家族に向けて

「頭の中身(考え)を書き出したりして整理整頓することで、少し楽になるかもしれない」

と呼びかけ、社会に対しても

「いろいろな立場の人がいるのは分かっているが、私たちの思いを知ってほしい」

と訴えた。

コンボは精神障害のある人を表紙に据え当事者の体験談などを掲載する月刊誌「こころの元気+(プラス)」を発行。

編集長の丹羽大輔さんによると、事件の後、「精神障害者への風当たりが強まる」「コメンテーターの言葉が怖くてテレビがつけられない」「(報道をみて)また家や仕事を探しにくくなる」といった不安の声が寄せられた。

本当はどうだったのか検証を

文章はコンボの理事を務める精神障害当事者の連名で「大阪で起きた拳銃強奪事件で、戸惑いやストレスを感じている皆さまへ」というタイトルで出された。

理事でパニック障害などを明かして活動する藤野英明・横須賀市議

「つらい思いをしている当事者仲間に、まずは今日を乗り越えよう、大丈夫だというメッセージを出したかった」

と話す。

共同代表理事で当事者の宇田川健さんは

「自分自身も外に出るのが怖くなっている」

として

「推測による否定的な情報だけでなく、本当はどうだったのかを検証して報道してほしい」

と呼びかけた。

丹羽さんも

「容疑者は『病気がひどくなったせい』と供述しているが、本当の原因がどこにあるのか、現段階では確定していない。理解できない行動を精神疾患に結びつけたり、病気に関連づけて過剰に報道したりすることは、できれば控えてほしい」

と話した。

昨日のお手紙が、この記事を通じてさらに多くのみなさまに届くことを祈っています。



大阪で起きた拳銃強奪事件で、戸惑いやストレスを感じている皆さまへ/コンボの理事として全国のみなさまにお手紙を書きました

全国のみなさまへ

認定NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)の理事として、大阪で起こった拳銃強奪事件について全国のみなさまにお手紙を書きました。

(2019年6月19日)

大阪で起きた拳銃強奪事件で、戸惑いやストレスを感じている皆さまへ

6月16日に大阪の交番で、警察官の方が襲撃され、拳銃を奪われる事件が起こりました。

襲撃されて大きな怪我を負ってしまった警察官の方が一日も早く回復されることをお祈りいたします。

16日には、容疑者の写真が公開されました。17日には、容疑者の所持品には、精神保健福祉手帳2級や、精神科への診察券をもっているとの報道がありました。

17日には、どの時間帯のどの報道番組を見ても、同じ内容を出しているので、精神障がいを持つものとして、とても辛いと感じています。

これから、また私たちが地域で生きづらくなったらどうしよう。

今、外に出たら、何か言われるのかもしれない。

精神科の病院やクリニックに行かなければならないけど、交通機関で何か言われたり、ジッと見られたりしないだろうか。

仕事に行くのに、何か言われたりしないだろうか。

などと、そんなことをつい考えてしまう程に私たちは、世の中が怖いと思ってしまいます。

他の当事者、その家族の皆さんも、同じように辛い思いをなさっているのではないでしょうか。

私たち精神障がいをもつものは、いっぺんに大量の否定的な情報を浴びると、それに影響をうけ、強いストレスを感じ、こころが傷つきます。

傷つくことに、慣れるとか、影響を受けないようにするということはとても難しく、「ぞっ」として頭の回転が固まってしまうほどです。

そして、そのあとの行動や日々の生活に影響が出てしまいます。

家から出づらくなったりしている人も多いのではないでしょうか。施設などに通うのもためらったりしている人もいるのではないでしょうか。

精神障がいをオープンにして働いている人たちも、職場では周囲の人に理解があったとしても、辛い、傷ついた、自分は大丈夫だろうか、と感じている人もいると思います。

また職場によっては、上司だけが障がいのことを知っていて、周りの人は知らないこともあり、その中で今回の事件のあと、肩身の狭い思いをしているのではないかと心配しています。

私たちは、「ぞっ」として、驚き、そして戸惑って頭の回転が止まってしまっているのかもしれません。

周りの人はそれほど私やあなたに注目しているわけではないかもしれません。私たちは、こういう時こそ、「しなやか」に考えることが必要なのではないでしょうか。

頭の中身を書き出したりして、いっぺん否定的な考えを脳から外に出して、自分に関係ないこと、自分に関係するかもしれないことを、整理整頓をして、戻すことをすることで、すこし楽になることもあるかもしれません。

私たちはストレスで、傷ついてもそこから回復することがあるということを体験から、知っています。それには時間がかかることがあることも知っています。

色々な立場の人が世の中にはいるのはわかっています。でも、今辛い思いをしている私たちの思いは知ってほしいと考えています。

認定NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ

共同代表 宇田川 健

理事 増川 信浩

理事 藤野 英明

理事 佐々木 理恵

どうかひとりでも多くの方々に僕たちの想いが届きますように。



後日追記:毎日新聞が報じてくれました

翌日、毎日新聞の塩田彩記者がこのお手紙について取材をして、報じてくれました。

ぜひ記事もご覧ください。



記念すべき第10回!毎夏恒例の精神保健医療福祉のお祭り「リカバリー全国フォーラム2018」を開催しました/1日目の様子

「リカバリー全国フォーラム2018」を開催しました

2018年9月16日〜17日の2日間にわたって、『リカバリー全国フォーラム2018』を開催しました。

「リカバリー全国フォーラム2018」開幕しました

「リカバリー全国フォーラム2018」開幕しました


今年は記念すべき第10回でした。

2日間合計で1337人(速報)もの方々にご参加いただきました。ありがとうございます!

本来ならば、詳しくその様子をご紹介したいところですが、9月議会まっただなかで時間が取れません。画像のみでごめんなさい。

2018年の会場の様子をご紹介します

『リカバリー全国フォーラム』は、全体会をはじめ、盛りだくさんすぎる分科会と、コンテンツにはとても高い評価をいただいてきました。

今年はさらに、みなさまに楽しんでいただきたくて、新たに会場にいろいろな工夫をこらしてみました。

会場のどこかにある「リカバリーハート」を見つけてぜひ撮影して下さい!

会場のどこかにある「リカバリーハート」を見つけてぜひ撮影して下さい!

来年の自分へメッセージを送ることができる「リカバリーメッセージ」

来年の自分へメッセージを送ることができる「リカバリーメッセージ」

今年も「リカバリーチューブ」撮影会が行われました

今年も「リカバリーチューブ」撮影会が行われました

フジノも2分間のリカバリーメッセージを撮影していただきました

フジノも2分間のリカバリーメッセージを撮影していただきました

ヤンセンファーマ社による「バーチャルハルシネーション」を体験できます

ヤンセンファーマ社による「バーチャルハルシネーション」を体験できます

進化した「バーチャルハルシネーション」に思わず体が動きます

進化した「バーチャルハルシネーション」に思わず体が動きます

会場限定カラーのTシャツも2種類販売されました

会場限定カラーのTシャツも2種類販売されました

大好評のトートバッグ(500円です)

大好評のトートバッグ(500円です)

毎年恒例、スタッフ弁当の写真です

毎年恒例、スタッフ弁当の写真です

全体会

全体会の会場

全体会の会場

分科会

分科会4「当事者の子育てを支えるための家族丸ごと支援」

分科会4「当事者の子育てを支えるための家族丸ごと支援」

懇親会

懇親会の司会を佐々木理恵さんと担当しました

懇親会の司会を佐々木理恵さんと担当しました

高橋清久さん

高橋清久さん

大島巌さん

大島巌さん

おいしいごはん

おいしいごはん

右から、前事務局長の桶谷さん・高橋清久さん・フジノ

右から、前事務局長の桶谷さん・高橋清久さん・フジノ

新事務局長の寺本さんがみなさまにご挨拶

新事務局長の寺本さんがみなさまにご挨拶

1日目が終わりました

1日目が終わりました


1日目が終了しました。

明日もよろしくお願いします!



次の10年へ新たな体制でコンボは歩んでいきます!/認定NPO法人地域精神保健福祉機構・理事会&総会(2018)

コンボの理事会と定期総会が開催されました

夜は、東京へ。

コンボ(認定NPO法人地域精神保健福祉機構)のサイトより

コンボ(認定NPO法人地域精神保健福祉機構)のサイトより


都内の会議室で、認定NPO法人地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事会と総会が開催されました。

フジノは2010年から理事を務めていますなので、ともに出席をしました。



財政は厳しいながらもなんとかコンボは活動を継続できています

2007年に創立したコンボは、なんとかこの10年間を生き残ることができました。

そして、社会的な意義の高い取り組みを全力で行なってきました。

年によって増減はありますが、会員数は約7000〜8000人台も居て下さいます。

今では、多くの病院の精神科やメンタルクリニックの待合室に、コンボが発行しているメンタルヘルスマガジン月刊『こころの元気プラス』が置かれています。

精神保健医療福祉の祭典『リカバリー全国フォーラム』も、すっかり夏の恒例行事として全国から愛されるようになりました。

認定NPO法人地域精神保健福祉機構・2018年度理事会&総会

認定NPO法人地域精神保健福祉機構・2018年度理事会&総会


けれども、経営という面では決して順調ではありません。

かなり厳しい財政状態が続いてきました(現在も)。

昔から何故か「コンボの財政はうまくいっている」「コンボには資金が豊富にある」という誤解があります。

けれども、情報公開しているコンボの財務諸表をご覧いただければ、毎年どれほど綱渡りでがんばっているかご理解いただけるはずです。

まだまだ日本には寄附文化が根付いていませんし、国全体としてNPO・NGOを積極的に応援する体制にはなっていません。

たくさんのNPO法人が立ち上がっては潰れていっています。

そのような中で、10年間にわたって活動を続けることができたことは、全国の会員のみなさまのおかげです。

本当にありがとうございます。



さらにコンボは当事者性を高めて、ミッションも新たにしていきます!

政治家としてフジノは、いつも心がけていることがあります。

『理想』を守り続ける為には『行動』は変わり続けなければならない

というものです。

NPOも同じだと信じています。

コンボが掲げているリカバリーの実現という『理想』を実現していく為に、常に『行動』(アクション)の在り方は変化し続けていかねばなりません。

大島巌共同代表より開会あいさつ

大島巌共同代表より開会あいさつ


宇田川健さん(共同代表理事)からご相談をいただいていたのですが、今回、理事のメンバーが大きく変わりました。

当事者性をさらに高めていく為に、理事にも当事者を増やすことにしました。

これまでのコンボは、いわゆる『当事者=理事』が3名しか居ませんでした。

宇田川さん、増川ねてるさん、フジノの3名です。

理事の大半は、わが国の精神保健医療福祉の素晴らしい研究者・実践者の方々でした。アドバイザリーボードも同じです。

みなさん、素晴らしい方々で、理論的にも実践的にもリカバリー実現の為に日本の精神保健医療福祉を引っ張ってきてくださった方々ばかりです。

ただ、理想を実現し続ける為には変化し続けていかねばなりません。

今回、宇田川さんの想いに沿った新たな体制が本日の理事会・総会で承認されました。

代表理事
  • 大嶋巌
    (日本社会事業大学教授)
共同代表理事
  • 伊藤順一郎
    (メンタルヘルス診療所しっぽふあーれ院長)
  • 宇田川健
    (認定NPO法人地域精神保健福祉機構・共同代表理事)
理事
  • 大野裕
    (一般社団法人認知行動療法研修開発センター・理事長)
  • 岡田久実子
    (公益社団法人全国精神保健福祉会連合会・副理事長)
  • 桶谷肇
    (公益社団法人全国精神保健福祉会連合会・事務局補佐)
  • (新)小阪和誠
    (一般社団法人ソラティオ・ピアサポート専門員)
  • 後藤雅博
    (こころのクリニックウィズ・所長)
  • (新)佐々木理恵
    (WRAPファシリテーター・ピアスタッフ)
  • 島田豊彰
    (一般社団法人日本うつ病センター・事務局長)
  • (新)中川均
    (NPO法人全国精神保健職親会・理事長/株式会社ガイアート・顧問)
  • 藤野英明
    (横須賀市議会議員)
  • 増川信浩
    (WRAPファシリテーター)
  • 遊佐安一郎
    (長谷川メンタルヘルス研究所・所長)
  • 渡遺博幸
    (学而会木村病院院長)
  • 貫井信夫
    (NPO法人千葉県精神障害者家族会連合会・理事長)

任期は2年間です(再任はOKです)。

この新しい体制で、コンボは新たな10年間に向けて進んでいきます。

理事会・総会ともに、

「コンボがこれまで大切に守ってきた『ミッション』も、より当事者性を強く打ち出していこう」

ということで合意が得られました。



どうかコンボとその理想(リカバリーの実現)に力を貸して下さい

コンボは、『理想』を貫く為に、これからも自ら変わり続けていきます。

財政は決して豊かではなく、ついに会費の値上げも行なわざるをえませんでした。

当事者のみなさまの生活が厳しいことをみな分かっています。

けれども、コンボを継続していくことが必ず当事者のみなさまのリカバリーの実現に近づくことだと信じています。その為、値上げも行なう決断をしました。

コンボに限らず、どのNPOも、活動をずっと継続していく為には世代交代も進めていかねばなりません。

課題は山積みです。

それでもコンボの活動は、必ず精神疾患・精神障がいのある方々のリカバリーの実現にとって意味のあるものになると信じています。

どうか全国のみなさま、これからもコンボを応援し続けて下さい。

まずは、大きなイベントとしては夏の『リカバリー全国フォーラム2018』が9月に開催されます。

リカバリー全国フォーラム2018

リカバリー全国フォーラム2018


ぜひいらしてくださいね。

こころよりお待ちしております!