リリー賞選考委員会が開かれ、ついに受賞者が決定。贈呈式は3月11日です!/第12回リリー賞選考委員会(その2)

前の記事から続いています)

1月、選考作業がスタートしました

昨年大晦日に応募が締め切られました。

年明けから『認定NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)』では、膨大な応募書類の読み込みがスタートしました。

この第1次選考にフジノは携わっていなくて、あくまでも聴いた話なのですが、それはそれは大変な作業だそうです。

第12回リリー賞への応募は59件いただきました

第12回リリー賞への応募は59件いただきました


事務局のみなさんの第1次選考によって絞りこまれた20件(当事者部門10件・支援者部門10件)の資料が、先週フジノのもとに届きました。

ここからは僕たち選考委員の出番です。フジノも毎日全ての資料をひたすら読み込みました。

10日間で全ての資料を読み込み、応募者によってはインターネットなどに情報を掲載していることもありますのでそれらも調べます。

こうして、最後は『採点作業』を行ないます。

3つの観点(当事者主体の取り組みか、独自性の高い取り組みか、社会や保健医療福祉にインパクトを与える取り組みか)から得点を付けて、コメントも書き込んでいきます。

それを再び事務局に返信します。



選考委員メンバーが集合して議論を行ないました

今日はついに選考委員が一同に介しました。

選考委員メンバー

  • 伊藤 順一郎(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)
  • 宇田川 健(認定NPO法人地域精神保健福祉機構・代表)
  • 大島 巌(日本社会事業大学・学長)
  • 佐藤 光源(東北福祉大学大学院精神医学・教授)
  • 高橋 清久(公益財団法人精神・神経科学振興財団・理事長)
  • 寺谷 隆子(社会福祉法人JHC板橋会・理事)
  • 中村 純(特定医療法人北九州病院北九州古賀病院・院長)
  • 藤野 英明(横須賀市議会議員)

共催の日本イーライリリー株式会社の担当者のみなさん、そして事務局であるコンボのみなさんも立ち会いのもと、議論がスタートしました。

リリー賞選考会のおしらせ

リリー賞選考会のおしらせ


採点結果はあくまでも事前の数値に過ぎません。

改めて各メンバーの意見をひとりずつお聴きして、各候補について、みんなで議論をしていきます。

大島巌さん・宇田川健さん・高橋清久さん。後ろ姿は中村純さん

大島巌さん・宇田川健さん・高橋清久さん。後ろ姿は中村純さん


『支援者部門』は、比較的すんなりと決まりました。

実は、フジノが1位として推薦した2つの候補が『リリー賞』に選ばれました。

これからの精神保健医療福祉の進むべき方向性を示した活動であると同時に、絶対に応援していかねばならないと感じる活動でした。

事務局の桶谷さん、秋山さん。寺谷隆子さん、中村純さん

事務局の桶谷さん、秋山さん。寺谷隆子さん、中村純さん


そして『当事者部門』の議論がスタートしました。

こちらはかなり長い議論となりました(たぶん支援者部門の2倍くらい)。

充実した意見交換の末に、ついに2つの候補が『リリー賞』に選ばれました。



今年落選したみなさまにお願いがあります。来年も応募して下さい!

『当事者部門』の議論が長引いた理由は、ハッキリしています。

2つしか『リリー賞』に選べない。けれども、優れた応募が多くて、絞り込むのにとても苦労した。

だから、フジノからお願いがあるのです。

今年の受賞者にならなかったみなさんも、諦めないで下さい。

来年も続けて応募して下さったら、受賞する可能性は高いかもしれません。

フジノも選考委員メンバーです

フジノも選考委員メンバーです


毎年、実は選考委員メンバーは本当にとても悩んで末に2つの候補に絞り込みます。

「ぜひ来年も応募して欲しいですね」

「来年も応募してくれたら絶対に強く推したいです」

といった言葉が委員からは出てきます。

実際、ある年にフジノが1番強く推した候補者は落選したのですが、翌年も応募して下さって、ついに『リリー賞』に選ばれました。

こういうことは、しばしばあります。

僕ら選考委員の口からは、決して「あなたがたは惜しかった、だから来年も応募して」と個別に言うことはできません。

だから、全ての応募者のみなさまにお願いです。ぜひ来年も応募してみて下さい!

年を追うごとに応募される方々の活動のレベルの高さがあがっていて、本当に選考作業は毎回とてもワクワクします。

今年は落選したみなさま、ぜひ来年もご応募くださいね!



贈呈式は3月11日です

こうして決定した『第12回リリー賞』ですが、贈呈式は3月11日に開催します。

13時スタート、会場はベルサール八重洲です。

詳しいプログラムは決定しだい改めてこちらのブログでご案内したいと思います。

応募して下さった全てのみなさまに感謝しております。ありがとうございました!

ぜひ贈呈式にいらして下さいね。



今年も「リリー賞」の募集に全国から59件もご応募いただきました/第12回リリー賞選考委員会(その1)

リリー賞、12回目を迎えました

今年度も『精神障害者自立支援活動賞(リリー賞)』の募集が行なわれました。

第12回リリー賞募集のおしらせ

第12回リリー賞募集のおしらせ


リリー賞とは、このような趣旨で設立されたものです。

設立主旨

  • 困難な状況を克服して社会参加を果たされた精神障害の方々の中から、特に優れた活動をなさっている方を表彰し支援します。また支援者部門では、支援者の方、グループ・団体も表彰します。
  • この賞をとおして、精神保健福祉に貢献されている方々の姿を社会に広く紹介することで医療と社会の環境整備や充実に寄与し、精神障がい(特に統合失調症)に関する理解を深める一助となることを目的にしています。


応募資格

  • 当事者部門
    ご自身の自立または地域社会でほかの精神障害者の自立支援活動を、1年以上にわたって行なっている方、グループ・団体。
  • 支援者部門
    精神障害者の社会参加、自立を支援する活動を 1 年以上にわたって行なっている方、グループ、団体。
    *支援者部門について受賞者が医療関係者または医療機関である場合、 副賞は、受賞者が推奨する患者支援団体等に授与することといたします。


選考基準

選考基準

選考基準

応募期間

2015年9月1日〜12月31日

表 彰

  • 各部門2組の個人またはグループ
  • 表彰状・副賞授与
    ・精神障害者部門 100万円
    ・支援者部門 50万円
  • 表彰式
    ・3月11日13時〜 ベルサール八重洲


主催

認定非営利活動法人地域精神保健福祉機構

共催

日本イーライリリー株式会社

後援

健康日本21推進フォーラム、日本精神保健福祉連盟、全国精神保健福祉連絡協議会、全国精神保健福祉相談員会、日本精神科看護協会、日本精神保健福祉士協会、POTA、日本精神神経科診療所協会、全国精神障害者地域生活支援協議会、全国精神障害者就労支援事業所連合会、全国精神保健福祉会連合会、全国精神障害者団体連合会、全国精神保健福祉相談員会




人生を変える「賞」=リリー賞

毎年フジノは同じことを書いていますが

人生を変えてしまう「賞」=リリー賞

なのです。

何故か。

受賞した個人・グループは、副賞100万円という大金を手にすることをはじめ、受賞したその日からたくさんのメディアの取材を受けるようになるからです。

背中を押されることで人は本当に大きく変わっていくものです。

代表的な例を挙げれば、第1回受賞者の澤田優美子さん

澤田優美子さん(第1回受賞者)

澤田優美子さん(第1回受賞者)


「受賞したら学費に充てる」と宣言されていたとおり、有言実行で『精神保健福祉士』『社会福祉士』『認定心理士』の資格を取得されました。

その後のご活躍はさらに素晴らしく、日本社会事業大学大学院(博士課程)に進学されました。

『青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け』の副会長にも就任されたのですが、その『ぶ〜け』は当事者によるビジネスグループを立ち上げ、第8回リリー賞を受賞しました。

第8回リリー賞受賞団体「青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け」

第8回リリー賞受賞団体「青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け」


さらに、先日新たにスタートした厚生労働省の『これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会』の構成メンバーに選ばれています。

これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会・構成員リスト

これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会・構成員リスト


まさに澤田さんの受賞後の活躍は『快進撃』と言えると思います。

全てが『リリー賞』のおかげとは言いませんが、背中を押したのは確かです。素晴らしい活躍です。

『リリー賞』が人生を変えてしまう賞だとフジノが言い続けているのもこうした前例がたくさんあるからなのです。

ですから全国のみなさまに「ぜひ応募して下さい」とお願いしつつも、その一方で選考委員会メンバーとしての責任の大きさをいつも痛感しています。

今年度の第12回リリー賞には、全国から59件もの応募がありました。

本当にありがとうございました。

次の記事に続く)



長時間の白熱した議論の末に、ついに受賞者を決定しました!/第11回リリー賞選考委員会

華やかな「表彰式」の前に、地味で苦しい「選考作業」があります

先月お知らせしたとおり、今年も3月に『リリー賞』が開催されます。

第11回リリー賞表彰式のおしらせ

第11回リリー賞表彰式のおしらせ


『表彰式』には芸能人のプレゼンテーターやたくさんのマスメディアも訪れて、とても華やかで盛大に行われるのですが、その前に、地味で地道な作業が待っています。

そう、『選考』です!

フジノは2010年から6回連続で選考委員会のメンバーに就任しています。

しかし、フジノにとって、この選考作業ほどつらいものはありません。

委員を経験して何年経ってもそのつらさは全く変わりません。

『選考委員の責任の重さ』は繰り返し書いてきたとおりですが、まさにリリー賞は『受賞した人のその後の人生』を変えてしまうのです。

受賞とともにたくさんのメディアの取材が殺到します。しかも、直後だけでなく、その後も何年にもわたって取材が来ます。

賞金100万円が出るのですが、それを元手にして過去の受賞者のみなさんは大学院に進学したり、資格を取ったり、新しい会社を起こしたり、大きく人生が変わります。

だから、全員を選びたい。

でも、20候補の中からわずか4組だけしか選べないのです。

フジノは他の賞でも選考委員になったことがあるのですが、リリー賞は他の賞とは全く異なるのです。

事務局から選考の為の資料が送られてくると、正直なところ、吐き気がしてきます。

それでも何十回も書類を読みこんで、インターネットも嫌というほど検索しまくります。

そして、自分なりに20候補それぞれに採点をします。

その後、『選考委員会』のみんなで集まって、議論をして決定をするのです。



今回は92件もの応募がありました

今回は、全国から92件(当事者部門53件、支援者部門39件)もの応募がありました。

これを事務局(NPO法人地域精神保健福祉機構コンボ)が第1次審査を行なって、それぞれの部門ごとに10候補に絞ってくれました。

当事者部門と支援者部門、合計20候補の書類は100ページを超えます

当事者部門と支援者部門、合計20候補の書類は100ページを超えます


この20候補について、フジノたち選考委員は事前に大量の書類を読み込んで、採点をします。

申請資料だけではなくて、さらに活動を深く知る為にインターネットで検索したり、事務局と意見交換をしたりしながら、全候補に採点を行ないます。

そして、採点の集計結果だけではなく、実際に委員メンバーみんなが集まって『選考委員会』を開いて議論をします。

こうして、最終的に受賞者を決めるのです。



今年も「リリー賞選考委員会」が開かれました

今日、ついに『選考委員会』が開かれました。

「選考委員会の開催のおしらせ」より

「選考委員会の開催のおしらせ」より


会場は、日本イーライリリー株式会社(港区赤坂)です。

後ろのビルの11階にイーライリリーが入っています

後ろのビルの11階にイーライリリーが入っています


会場に到着。

事務局であるコンボのみなさんと、イーライリリーの広報担当のみなさんも含めて20人くらい集まります。

11階の会議室からの眺め

11階の会議室からの眺め


選考委員メンバーは、以下の8名です。



今回もフジノは、精神保健医療福祉の先達の中で、最年少…(涙)

選考委員のみなさん

選考委員のみなさん


選考委員のみなさんにご挨拶をしてまわりながら、改めて「みんなすごい先輩方ばかりだけれど、それでも絶対に気後れしてはいけない」と思い直して、気合いを入れました。



佐藤光源先生の世界精神医学会JeanDelay賞受賞をお祝いしました

ところで、選考に入る前に、今年3月、佐藤光源先生が世界精神医学会から大変栄誉ある『Jean Delay賞』を贈られたことを、みんなでお祝いしました。

日本精神神経学会のウェブサイトより

日本精神神経学会のウェブサイトより


かつて精神分裂病と呼ばれていた疾患を統合失調症という名前に変えることができたのは、佐藤先生の大きな功績です。

インターネット上には現役の精神科医が「名称変更は大した効果が無かった」と批判的な人がいます。佐藤先生の受賞にも文句を言っている人がいるのも知っています。

実際、今でも『統合失調症』に対する大きな差別・偏見・スティグマが存在していることは、フジノ自身、痛いほど理解しています。

しかし、それでもこの名称変更によってどれほど多くの人々が救われたかも、同時にフジノは知っています。

佐藤先生の功績は、単に名前を変えたことではありません。

差別・偏見・スティグマを無くす為に人生を捧げて来られたことそのものを、世界精神医学会は評価したのだとフジノは考えています。

佐藤先生、『WPA JeanDelay賞』の受賞、本当におめでとうございます。



白熱した議論がスタートしました

さて、選考委員長である大島巌さん(日本社会事業大学・学長)のご挨拶から、委員会がスタートしました。

大島巌先生(日本社会事業大学・学長)のご挨拶

大島巌先生(日本社会事業大学・学長)のご挨拶


みなさん、本当に穏やかな優しい人ばかりなのです。

それでも精神保健医療福祉とリカバリーを深く愛している方々ばかりなので、それぞれの候補に対する思い入れもハンパではありません。

モニターに採点結果を映し出して参考にしつつも、それぞれの候補への思い入れをみなさん語り合っていきます

モニターに採点結果を映し出して参考にしつつも、それぞれの候補への思い入れをみなさん語り合っていきます


穏やかながらもとても白熱した意見交換と議論が続きました。

フジノが尊敬してやまない宇田川さん。切れ味の鋭い意見がびしばし飛び出します。

フジノが尊敬してやまない宇田川さん。切れ味の鋭い意見がびしばし飛び出します。


まずは『当事者部門』の審査です。

ひとりずつ、推薦する候補への想いを語っていきます。

長い意見交換の末に、やがて、ある候補へみんなの意見が一致していきそうな流れができてきました。

高橋先生のユーモアあふれる語り口に、笑ってしまった中村先生

高橋先生のユーモアあふれる語り口に、笑ってしまった中村先生


しかし、それをくつがえして別の候補を推薦する熱心な意見が述べられると、場の空気が一変しました。

左から、事務局の桶谷さん、佐藤先生、執行さん

左から、事務局の桶谷さん、佐藤先生、執行さん


こうして、どなたを受賞者として選ぶかの議論は本当に白熱して行われました。

今年からリリー賞の担当者になられた新しい広報課長さんが

「ここまで熱心に議論がなされていることを、社内にいながら私自身、知りませんでした。来年からはぜひ社内の人間を傍聴させていただけませんか。リリー賞がどれほどの重みのある賞でどれほどの想いがこめられているものなのか、社員自身がもっと知るべきだと思います」

と、閉会後におっしゃったほどです。

途中にある委員の方から

「受賞者ひとりあたり賞金100万円、4名の受賞者で400万円の予算だけれど、今年は受賞者を増やしてひとりあたりの賞金を減らしてはどうか」

というご意見が出ました(それくらいに多くの候補が良かったのです)。

フジノも今回はかなり積極的に発言しまくりました

フジノも今回はかなり積極的に発言しまくりました


それでもフジノからは

「先生のおっしゃることは痛いほど分かるのですが、それでも『リリー賞』の賞金100万円という重みを変えることはおかしいと思います」

と反論しました。

こんなやりとりがたびたび続く中、タイムリミットがやってきました。

『当事者部門』の受賞者は、やはり募集要綱どおり、2組のままとしました。

そして、最終的には選考委員会のみんなで合意した2組の受賞者を決定したのでした。



こうして受賞者4組が決定しました

ここまでですでにクタクタなのですが、続いて『支援者部門』の議論がスタートしました。

そして再び、穏やかながらも熱い議論が繰り広げられたのです。

こうして、当初の予定時間を大幅に上回ってしまったものの、みんなが全ての意見を言い尽くし、語りつくし、最後には納得しあって『支援者部門』の受賞者を決定しました。

この後、横須賀にとんぼ返りして防衛大学校まで行かねばならないフジノなのですが、ヘトヘトにはなってしまったのですが、充実感でいっぱいでした。

疲労は大きいものの充実感も大きかったフジノでした

疲労は大きいものの充実感も大きかったフジノでした


さあ、次は、3月20日の『表彰式』です。

ぜひたくさんの方々にお越しいただきたいです。

こころからお待ちしております!



NPO地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事に新たに就任しました/8000人もの巨大組織でなんとフジノが最年少理事です!

はじめに(4ヵ月遅れの公開の理由)

ここから先は、6月18日の活動日記なのですが、10月4日を迎えるまでは公開しないままできました。

その事情はこの先を読んでいただくとお分かり頂けるはずなのですが、こころの底で「本当に自分が理事になって良いのか」ということを悩み続けてきたからでした。

昨日(10月4日)、新理事として初めての理事会を終えました。

緊張の数時間の会議を終えて、ようやく「僕はここに居ても良いのだ」と感じることができました。

そしてやっと今、僕は世間に対して『新たに理事に就任したこと』を公表しても良いのだと思えるようになりました。

そんな訳で、完全に時期外れなのですが、6月18日の活動日記です。

よろしければご覧下さい。



NPO地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事に就任しました

今日は、夕方5時から『NPO法人・地域精神保健福祉機構』(通称コンボ)の総会がありました。

コンボとは、当事者をはじめとする精神保健医療福祉に関わるあらゆる方々の為の団体です。

全国に8000人もの会員がいる巨大な組織でもあります。

精神障がいのあるご本人が表紙モデルとして毎月登場する雑誌『こころの元気プラス』でも有名な団体です。

精神障がいのあるご本人をはじめ、ご家族、保健医療福祉の関係者など、あらゆる立場の方々が立場を超えて集うことができる唯一の全国組織だとフジノは受け止めています。

その前身である『全家連』(全国精神障害者家族会連合会)から含めてフジノの人生の半分である18年間の関わりがあります。

(現在、『全家連』は解散して無くなりました。しかしその遺伝子はコンボに明らかに受け継がれているとフジノは考えています。フジノの中では、『全家連』の良い部分=コンボなのです)

僕はこの団体が存在していなければ、18才の頃、自殺していたと思うのです。

それくらい、本当に、本当に、大切な場です。

NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)総会

NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)総会


そのコンボの賛助会員であるフジノが、総会に参加するのは当然のことではあるのですが

今日の総会は、フジノにとって今までとは全く別の重みがありました。

それは、フジノがコンボの新しい『理事』の候補に選ばれているのです。

総会の最後に『理事の改選』という議案があって、みなさまに承認していただければ、フジノはなんと最年少の理事に就任します。



フジノにとってのコンボの重みとは・・・

たぶん精神保健医療福祉の世界と関わりの無い方には、イメージすることは難しいと思います。

けれどもフジノにとって、コンボという組織の理事になるなんてことは全くありえない、想像したこともない、信じられない事でした。

フジノが総理大臣になるよりもイメージできないことです!

そもそも今からさかのぼること18年前。

精神疾患に苦しむ恋人とともにフジノが助けを求めたのが、コンボの前身である『全家連』でした。

コンボという団体は、その『全家連』という組織(今は解散)のその直系の遺伝子をひいています。

わらにもすがる想いで助けを求めた時に、その声に温かく応えてくれた命の恩人であるその団体の、わずか11名しかいない理事にまさか18年後に自分が就任することになるだなんて...。

責任の重さにしり込みをしたフジノは、数ヶ月前にお話を頂いた時、即座にお断りさせていただきました。

『全家連』の長く続く歴史、『全家連』を愛してきた僕だからこそ誰よりもその重みを知っています。

日比谷公園の誓い。活動の歴史。流された、たくさんの涙。

『全家連』からコンボへと生まれ変わる中で12万人もいた会員数こそ減りましたが、今も全国に8000名を超える会員の方々がいらっしゃいます。

その8000名の想いを果たしてフジノが担えるのか...。

これは、市議会議員として41万人の想いを引き受けるのとは全く別の次元のものです。

だから、怖くてたまりませんでした。

政治家への転職は、僕自身が決めて行なったことですからあらかじめハッキリと『覚悟』はできていました。

けれども、この理事になるというのはまさに突然の推薦で(理事の改選があることすら知らなかった)僕の能力を明らかに超えていることでした。

ですから、お断りしつづけました。

けれども、何度も説得をいただくうちに(僕なんかに本当にもったいないことです!)少しずつ考えが変わりました。

「18年前に僕が助けてもらったように、かつての僕と同じように今この瞬間に苦しんでいる人に手をさしのべられるように僕がなることが、『全家連』への恩返しなのではないか?」

と考えるに至りました。

実は、このお話を頂いて悩みぬいた末についに決心した時に、フジノはそれまで生やしていたヒゲをそり、髪の毛も短くして、黒く染め直しました。

中学時代からずっと

「自分らしい姿は自分で決める」

と考えてきて、僕は茶色い髪の毛が似あうと思ってきましたし、高校~大学~会社員時代もそのままでした。

政治家に転職する時もわざわざ黒くするのはウソくさいから嫌だと考えて、茶色いままにしていました。

どれだけ周りから批判されようがバカにされようが、他人の声よりも自分のこころの声を信じたのです。

そんなフジノですが、いや、そんなフジノだからこそなのですが

僕の今のこころの声に耳を傾けた結果、コンボの理事にふさわしい姿としてヒゲもそって髪も短くして黒くしようと思いました。

これまでの政治家フジノの暴れん坊ぶりを知っている方は失望される方もいるかとは思うのですが、

他の理事の方々というのは、有名な研究者・実践者ばかりです。

ご家族の立場の方も全国に名前の知られている方ばかり、

精神障がいのある本人の立場の方もすごい人ばかりです。

でも、フジノには何もありません。

『全家連』から続くコンボへの深い愛情以外には何にもフジノにはありません。

最年少の若造ですし、研究成果も無ければ、何もありません(政治家であることは全く意味がありません)

そんな空っぽの僕が

8000人の全国の精神保健医療福祉に関わる全ての方々の想いを受け止める

という大きな責任を受け止める為には、せめて外見だけでも一目で見て分かってもらえるようなその姿勢を示したいと感じました。

それくらいにフジノにとってはすさまじく大きな出来事、天地がひっくりかえるような出来事なのでした。

何日間も緊張で吐き気が止まりませんでした。



理事会メンバーをご紹介します

ちなみに、理事のメンバーはこちらです。



そして、顧問にあたるアドバイザリーボードはこちらです。



ね?

精神保健医療福祉の関係者の方々であれば、誰もが知っているビックネームばかりですよね...。

明らかにフジノは格下の格下、嫌になってしまうくらいにちっぽけな存在です。

それでも今日、総会がついに最後にさしかかり、新しい理事としてフジノを全会一致で承認していただきました。

フジノが理事の1人になったのです!

責任の重さに押しつぶされそうです!

でも、選んでいただいた以上は今まで以上に、この身を賭して、全身全霊をかけて、コンボの為に、そして精神保健医療福祉の為に、働いていきます。

コンボの新たな理事に選ばれました!

コンボの新たな理事に選ばれました!


これまでも個人として政治家として、精神保健医療福祉の為に全身全霊をかけてきました。

けれどもそれは、個人としての闘いでした。無所属の1人きりの地方議員としての闘いでした。

でも、これからはコンボの理事という、全国の代表なのだという自覚を持って

他の理事・アドバイザリーボードの方々の名声を汚さないように努力します。

いや、何よりも、僕自身が命を救ってもらってその恩を感じていつも大切に想ってきた『全家連』=コンボの歴史と伝統を守る為にがんばります。

守る為には変えなければならないこともたくさんあります。

新しい風を吹き込める存在になれるように、どうか全国のみなさま、力を貸して下さい。

以上、コンボの新理事に就任しました
 
フジノの決意表明です。

よろしくお願いします!