14日間にわたる「ひとり自殺対策街頭キャンペーン2014-15」を終えました/みなさま、ご協力ありがとうございました!

合計14日間の「ひとり自殺対策街頭キャンペーン」を終えました

昨年12月20日からスタートして本日1月4日まで、14日間にわたっての『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』を行なってきました。

そしてついに最終日です。

今日は、追浜駅前と横須賀中央ワイデッキの2ヶ所をメインに行ないました。

いくつかの駅では下車して活動を行なったものの、あまりにも通行人の方々が少ないので15分ほどで切り上げて移動しました。

本日も移動手段は『電車』です。

今日も電車で移動しました

今日も電車で移動しました


いつもながら京急の車両内が混んでいても、メガフォンにパネルを持って立っているフジノのまわりからはお客さんが避けていきます。

生まれ故郷である追浜のみなさんは優しかったです。

中高年の男性がフジノのもとにやってきて、こう声をかけてくれました。

「フジノさん。あなたは良いことを言ってるんだから、堂々とマイクでお名前を名乗ったほうがいいよ。

 パネルにもどこにもあなたのお名前が書いてないし。

 市議会議員である藤野英明だと名乗ったら、聴いている人は内容の信頼度が全然違くなるからさ」

フジノはその方のお言葉に感謝しつつも

「いいえ、名前を売りたいだけの政治屋の人たちと一緒にされたくないのです。今日はあくまでも『横須賀こころの電話』の存在を知ってほしくてやっている活動なのです」

と、その後も意地でマイクで名前を名乗りませんでした。

追浜駅前での活動

追浜駅前での活動


追浜駅前での『街頭キャンペーン』は毎年とても評価が高くて、感謝の気持ちばかりです。

通り過ぎていく車からクラクションを鳴らしてフジノに合図をして下さったり、すごく温かい気持ちになります。

そして、最後のゴール地点に戻る為に、再び京浜急行に乗り込みました。今度は下り線です。

追浜駅のホームにて

追浜駅のホームにて


下りホーム、混んでるのに、フジノのまわりだけガラガラ。。。

駅のホームでも、みなさんフジノの周りから離れていきます。

そりゃあ、そうですよね(苦笑)

横須賀中央駅の改札を出て、右上の空を見ると、すごい綺麗な月がでていました。

ワイデッキの上にはきれいな月がのぼっていました

ワイデッキの上にはきれいな月がのぼっていました


ここでフジノは14日間のラスト『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』をスタートしました。

上下線の電車が横須賀中央駅に止まって、改札口からたくさんの人々が流れ出てくるたびにフジノは

「改札の右上の空をご覧下さい。今夜の月はとても美しいですよ」

と語りかけました。

すると、多くの方々が歩きながら月を見つめて下さる。

「明日から『仕事始め』の方も多いと思うのですが、疲れた時やギザギザした気持ちの時には、ぜひ空を眺めたり、月の美しさによって、うまくスイッチを切り替えて下さいね」

とお伝えしました。

ワイデッキは『政治家フジノ』が生まれた場所です。

いつもながら酔っぱらいの方々も何人もフジノに絡んできますが、多くの方々が今夜もみんなとても優しかったです。あらゆる立場の方々が話しかけてきて下さいました。

横須賀中央ワイデッキにて

横須賀中央ワイデッキにて


最後の最後にフジノが

「市役所が開く明日からも、自殺対策はずっと続けていきます。

 ただ、市内各駅を14日間にわたって回って行なってきた『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』は今夜、今ここワイデッキでもって終わります」

と述べると、拍手と「おつかれさまー!」の声がかかりました。

こちらの記事もご覧下さい。実は、こんな出来事もあったのです)

ワイデッキを通る市民の方々の温かさに、思わず涙が出そうな気持ちになりました。

御用納めから9日間も連休になってしまった市役所をはじめとする官公庁は、ようやく明日から『仕事初め』です。

フジノはようやく市役所のみなさんの大きな力を借りて、さらに取り組みを前に進めていくことができるようになります。

人々のいのちと暮らしを守る為の仕事に、終わりはありません。

『街頭キャンペーン』は、『越年・越冬』『官公庁の休暇期間』における、『公的支援の欠如』を埋める為のフジノなりの取り組みに過ぎません。

生きづらいこの社会において市民のみなさまが少しでも健康で暮らしやすい日々を送ることができるように、市役所全体をあげて明日からは取り組んでいきます。

14日間、それぞれの駅にて声をかけて下さったみなさま。また、ツイッターやメールなどで激励の声をかけて下さったみなさま。本当にありがとうございました。

フジノは、そうしたみなさまの声に背中を押されて今季も14日間連続で頑張り続けることができました(マラソンカフェトークの日を除きます)。

ご協力を頂いた全てのみなさまに感謝を申し上げます。

そして誰よりも、『横須賀こころの電話』スタッフのみなさま。365日年中無休で11年、電話と撮り続けて下さっていることにフジノはこころの底から感謝の気持ちを抱いています。ありがとうございました。

明日からもフジノは全力で働いていきます!



「不育症」を知って下さい。「横須賀市の治療費の助成」もどうかご利用下さい/不育症ココロのセミナーin川崎へ

不育症への支援が全国の自治体に広がりつつあります

わが国では『不育症』への公的な支援がとても弱いです。

そもそも『不育症』の存在が知られておらず、専門の医療機関の数は少なく、治療費は高く、心理的なサポート体制も進んでいません。

厚生労働省研究班HPより

厚生労働省研究班HPより


しかし、治療をすれば出産できる方が85%にのぼることが明らかになっています。

しっかりとした支援を行なえばたくさんのいのちを守ることができる為、政治がすぐに取り組むべき最重要の課題なのです。

厚生労働省が作成したポスター

厚生労働省が作成したポスター


国の動きがあまりにも弱くても、いのちを守る為に、地方自治体にできることはたくさんあります。

そこで数年前から、地方自治体が独自の取り組みをスタートさせています。

公的な助成制度を行なっている自治体の一覧(不育症そだってねっと配布資料より)

公的な助成制度を行なっている自治体の一覧(不育症そだってねっと配布資料より)


横須賀では、2011年9月議会でフジノが不育症への公的支援を初めて提案しました。

そして、翌年2012年度予算から横須賀市では不育症の治療費への助成がスタートしました。



不育症そだってねっとの「不育症ココロのセミナーin川崎」へ

全国の地方議会議員たちがこうした取り組みを行なうきっかけとなったのは、『不育症』当事者の方々による地道な活動です。

フジノの場合、それは『不育症そだってねっと』のみなさんの活動が大きなきっかけでした。

2年前(2011年9月)に開催された『不育症ココロのセミナーin茅ヶ崎』にフジノは参加して、取り組みへの決意が強まったことをとてもよく覚えています。

2011年9月4日、茅ヶ崎市勤労市民会館にて

2011年9月4日、茅ヶ崎市勤労市民会館にて


その第2回目のセミナーが開催されることになり、今日、参加しました。

不育症そだってねっと主催セミナー

不育症そだってねっと主催セミナー


2時間のプログラムは、次の通りでした。

  1. はじめのあいさつ
  2. 神奈川県副知事・吉川伸治様より
  3. 不育症特集ビデオ視聴
  4. 杉ウイメンズクリニック院長・杉俊隆先生より
  5. 体験談
  6. 済生会横浜市東部病院臨床心理士 相川祐皇先生より
  7. 不育症Q&A
  8. おわりに

神奈川県の副知事があいさつに立ったことに、良い意味で驚きました。

昨年、改定作業をしてきた『神奈川県保健医療計画』の中に、当初は『不育症への支援』が記されていませんでした。

横須賀市議会と横須賀市の立場で『不育症への支援』を明記するように求めて、何とか実現しました。

副知事のあいさつを受けて、「ようやく県も前面に立って『不育症への支援』に乗り出すという姿勢になったのか」とフジノには感慨深いものがあります。

また、第1回のセミナーが開催された2年前には、公的助成を行なっている地方自治体はゼロに近かったのです。

それが今では全国の自治体に広がりつつあります。

当事者であるみなさんの懸命な活動が、まさに社会を動かしていったことを実感させられました。

会場である川崎市産業振興会館前にて

会場である川崎市産業振興会館前にて


会場はほぼ満員でした。

体験談を聴いて涙を流しておられる方もたくさんいらっしゃいました。

プログラムの最後としてステージに立った『不育症そだってねっと』のみなさんが、小さな風船を胸に抱いておられました。その風船の数は、妊娠はしたけれど生まれてくることができなかったこどもたちの数を持っておられるとのことでした。

今日セミナーに参加して、さらに取り組みを深く進めていきたいとフジノは感じました。



より利用しやすい制度をめざしています。どうかご意見をお願いします

横須賀市では昨年2012年10月から『不育症』の治療費への助成をスタートしました。

横須賀市としては、市の機関に勤務する保健師・助産師だけでなく、広く市内の周産期医療の関係者のみなさんにも呼びかけて研修会を行ないました。

周知・啓発は市の広報紙などの広報による対世間全般へのPRだけでなく、実際にまず『不育症』に直面する産婦人科に申請書類を配布して、横須賀市医師会にも様々な協力を頂いて、制度が利用しやすい仕組みを取りました。

10名を想定して予算を組んでいたのですが、初年度の実績は、3名でした。

平成24年度歳入決算説明資料・こども育成部より抜粋

平成24年度歳入決算説明資料・こども育成部より抜粋


今年度(2013年度)は20名分の予算を計上しました。

しかし、9月末現在で治療費助成の申請はゼロ件です...。

平成25年度一般会計予算説明資料・こども育成部より抜粋

平成25年度一般会計予算説明資料・こども育成部より抜粋


フジノは今、率直に実績が予想を大きく下回っていることに悩んでいます。

推計にもとづけば、年間20名の予算でも足りないはずなのです。

例えば、過去に国会図書館の調査員が書いた論文では、『不育症』の患者数は『不妊症』の患者数の10分の1程度と記されています。

横須賀市の『不妊症』の治療費の助成は昨年1年間で339件でした。単純に10分の1だとあてはめても、『不育症』の治療費助成は30~40件あってもおかしくないはずです。

特に2013年度が今まで申請がゼロなのは何故なのか。

担当課や健康福祉センターに何件も問い合わせは頂いているのですが、どうして治療費助成の申請には至らないのか。

その原因がわからずにフジノは悩んでいます。

もちろん、「これが原因なのではないか?」と考えられることをひとつずつ挙げて対策を考えてはいます(『不育症そだってネット』の方々にもヒアリングをしています)。

ただ、現時点では行政としてこれ以上のどんなことが有効なのかわかりません。

単に世間にPRする為ならばフジノがチラシを作って街頭で配ったり、メガフォンで宣伝をするのも効果があるかもしれません。

でも、もっとピンポイントに今この治療費助成が必要な方に利用して頂ける為の方法に悩んでいます。

どうか市民のみなさまにお願いです。

繰り返す流産は、『不育症』の可能性があるということを知って下さい。

そして、『不育症』の8割は、治療によって無事に出産に至ることができるということを知って下さい。

横須賀市は、その治療の為に1年間で最大30万円の助成をしております。

こうした情報をどうか知っていて下さい。

あなたがこころにとめておいてくれれば、いつかどこかでその情報が活かされる時があるかもしれません。

フジノは政治家としてできることを考え続けて、もっと多くの当事者の方々の声に耳を傾けていきます。

生まれてくることができるはずのいのちの為に、政治・行政として取り組むべきことにさらに力を入れていきます。

どうかみなさまもご協力をお願いします。

*『不育症』について、詳しくは『Fuiku-Labo』(厚生労働省研究班HP)がわかりやすいのでぜひご覧下さい。