医療費の動向について/厚生労働省保険局調査課長の秋田倫秀さんの講義

大学院での聴講へ

今夜は、大学院での聴講へ向かいました。

大学院の玄関にて

大学院の玄関にて

「医療費の動向」について詳細な分析を伺いました

今夜の講師は、秋田倫秀さん(厚生労働省保険局調査課長)です。

医療費の動向について

医療費の動向について


テーマは『医療費の動向について』です。

  1. 国民医療費と高齢化
  2. 医療費の動向
  3. 医療費の地域差
  4. 年齢階級別の分析
  5. 医療費の伸びの要因分析
  6. 医療費の将来推計
  7. 医療費適正化計画

ここでの学びが全て横須賀の改革に直結していると感じています

フジノが大切なテーマとして取り組んでいる、『国民健康保険の改革』にも深いつながりがあります。

『医療の最後のセーフティネット』である国民健康保険を守る為には、そもそも『医療費の動向』を把握して、あらゆる形で分析しなければならないからです。

そうしたデータをもとに改善計画をつくるのが、いわゆる『データヘルス計画』です。

厚生労働省保険局調査課長の秋田倫秀さん

厚生労働省保険局調査課長の秋田倫秀さん

それにしても今夜は本当に難しくて、講義の後の質問(毎回質問をすることを自分にノルマとして課しています)をすることができませんでした。

講義を録音しているので帰りの電車で聴きながら帰ります。

それでも理解しきれなかったら、1週間だけ録画で講義を観ることができるので、何度でも繰り返してチェックして理解できるようにがんばります。

今フジノが聴講させてもらっている講義は全て、横須賀の保健医療政策の改革につながっているので、しっかり自分のものにできるようにしたいです。

国民健康保険(2013年度決算見込み)は値上げのおかげで「12億円の黒字」/国民健康保険運営協議会へ

議論がやや活発化した国民健康保険運営協議会

今日は、『国民健康保険運営協議会』が開かれました。

会場にて

会場にて

この『国民健康保険運営協議会』とは、法律で定められた重要な議論の場です。

市(事務局)から出された提案はまずここで議論されて承認された後で初めて市議会へと提案されます。例えば、みなさんの保険料を決めたり、制度などでおかしいと感じることは問いただすこともできます。

横須賀市ホームページより

横須賀市ホームページより


けれども、フジノがこれまで傍聴し続けてきた限りにおいては、重要な場であるにもかかわらず議論が全くありませんでした。

形だけの議論の場になってしまっているとすれば、それは2つの理由があります。

  1. 委員としての人選ミス
  2. 事務局による活性化の努力不足

そこでフジノは、9月議会の教育福祉常任委員会において、この点を指摘して改善を求めて質疑を行ないました。

2013年9月30日・教育福祉常任委員会
question『国民健康保険運営協議会』を傍聴させていただいて、毎回感じるのは、残念ながら議論が活発ではないということです。

会長は有識者でありますし、研修も受けておられるということで安心して見ていられるという感じですが、僕が傍聴した会議によっては、協会けんぽの方がお1人発言したのみであったり、あと質疑も一切ないままに終ってしまうこともありました。

この『国民健康保険運営協議会』というのは、制度の成り立ちから見たら、ここがまさに重要なポイントで、被保険者の代表も入って頂いている。

値上げの話ですとか財政の話になれば、もっと議論が出てもよいはずだと考えているのです。

任期を迎えるに当たっては、メンバーの人選などももう少し考えていただくべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

answer答弁者=健康保険課長 
委員の任期については、9月13日まででございます。9月14日以降の2年間の任期の新委員ということで今募集、推薦等をさせていただいています。

その中で、2名の方については公募委員という形で公募をかけまして、先日、面接等をさせていただいて決まっております。

それ以外の方については、公益委員・支払い側の委員・被保険者の委員という形で各5名ずつ、プラス被用者保険代表ということで協会けんぽの1名の計16名という形になっております。公募委員の2名以外の方については、それぞれの団体のほうで推薦をいただいて、うちのほうで委嘱させていただいておるという実態でございます。

question同じく特別会計である『介護保険運営協議会』を傍聴することもあるのですが、活性化するようにうまく持っていっているのですね。事務局の頑張りもあると思います。

例えば、介護保険料であれば値上げがありましたので、その値上げについての批判的な御意見が出たりしました。国民健康保険だって実際の被保険者の方々にまちに出て意見を聞けば、皆さん値上げに反対だと思うのです。でも『国民健康保険運営協議会』の場ではそういう話は出ない。

それはもしかしたら事務局が事前のブリーフィングでしっかりと根回しをして、運営協議会では意見が出ないのかもしれないのですが、やはり議論が出る場であってほしいと思うのです。

『運営協議会』の場で御理解いただけなければ、議会でも理解を得るのは難しいし、ましてや市民全体に理解を得るのは難しいという、よい意味で第一関門であってほしいと思うのです。

今の事務局案の追認機関のような、前の任期のような形であれば、開いている意味が正直わからないという思いもあります。

その場で議論が百出すればいいという意味ではなく、制度の今後を一緒に考えていただくパートナーとしてこの『運営協議会』を活性化していっていただきたいと思うのですが、課長、いかがでしょうか。

answer委員おっしゃるとおり、この『運営協議会』は、国民健康保険の重要事項を審議するという位置づけで国民健康保険法による法定設置という形の協議会でございます。

国民健康保険制度そのものが複雑多岐にわたっていてなかなか理解というのが難しい部分でございますが、うちのほうとしては、そういった重要事項を審議する協議会の本来目的に関して、わかりやすく説明、または委員各人の意見を反映できるような形でこの協議会を今後進めていきたいと考えております。



こうして迎えたのが、本日の新しいメンバーによる初の『国民健康保険運営協議会』です。

傍聴を終えた最初の印象としては、全ての委員が必ず発言しておられて明らかに活性化したと思います。

ただ、まだまだ制度の基本的な理解をしておられない委員の方も多く、単に制度の仕組みを尋ねる「これはどういうものですか?」という質問も多かったです。

『議論』にはなっていないことも多くありましたので、ぜひ委員のみなさまには国民健康保険の制度に対する理解を深めて頂きたいと感じました。



2013年度決算見込みは、黒字12億円へ

さて、今日の『国民健康保険運営協議会』では今年度(2013年度)前期の実績をもとに、通年での収支見込みの推計が報告されました。

それによれば、なんとか12億円の黒字が見込まれました。

2013年度決算見込み
歳入

503億8339万円

歳出

491億5806万円

差引

12億2530万円

黒字(見込み)となった理由は、下の3つです。

  1. 2013年度は、保険料の値上げを行なったこと
  2. 2012年度の繰越金が予算よりも4億2000万円増加したこと
  3. 2013年度の保険給付(医療費の支払い)が6億3000万円減少したこと

この3つの原因全てが、あくまでも一時的な現象にすぎません。したがって、この黒字12億円は2014年度の赤字ですぐに消える見込みです。

さらに、資料として今後5年間の推計も出されていましたが、2017年度には赤字44億円の見込みとなっています。

引き続き、国民健康保険の財政は厳しいままです。単年度(ある1年間)の黒字では、一喜一憂することはできません。


今日の『国民健康保険運営協議会』の結果は、続いてフジノたちのいる市議会へと議論の場が移ります。

国民健康保険を守ることは、全ての人が医療を受けられる為の最後のセーフティーネットです。

フジノは社会保障を守る為に、全力を尽くしていきます。



アルコール問題とアルコール依存症を無くしたい!/(社)全日本断酒連盟・第44回関東ブロック(神奈川)大会へ

アルコール依存症を無くしたい!

今日は、藤沢市へ向かいました。

藤沢市民会館で行なわれた『(社)全日本断酒連盟』の第40回関東ブロック大会に参加する為です。

(社)全日本断酒連盟の第40回関東ブロック大会に参加

(社)全日本断酒連盟の第40回関東ブロック大会に参加

2期目のフジノにとって、『依存症』は重要なテーマです。

そして、依存症の中で、アルコール依存症は大きな割合を占めています。

しかもアルコール依存症はとても身近な存在なのに、その問題の深刻さがほとんど知られていません。 

一般参加者むけに行なわれた午後の講演から参加したのですが、とても勉強になりました。

『独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センター』院長の丸山勝也先生による講演です。

タイトルは、『わが国におけるアルコール関連問題の現状』です。

丸山先生のお話はとても分かりやすくて勉強になりました。政治家として取り組むべきことがいくつも見えてきました。

アルコールはすでに大問題なのに、全く知られていません

今日の講演をうかがって、フジノの印象に強く残ったことを記しますね。

*1.アルコール依存症はすでに大問題なのに知られていない!

アルコール依存症について、もしかすると最大の問題点は『あまりにも知られていないこと』かもしれません。

例えば、この統計をみてください。

  • 大量飲酒者 227万人
  • アルコール依存症者 80万人

どちらも実数ではなくて推計なのですが、わが国では、これだけ多くの方々が、アルコール依存症であると言われています。

にも関わらず、実際にアルコール依存症によって入院・通院している方は、たった2万人(実数)なのです!

80万人もアルコール依存症で入院や通院が必要なのに、実際に治療を受けている人が2万人しかいない。

つまり、78万人もの方々が『適切な医療・ケア』に、つながってすらいないのです!

これは本当に大きな問題です。

アルコール関連の問題は、自殺にも深くつながっています。

フジノたち政治家は、アルコール依存症について、もっともっと市民のみなさまに正確な情報をお伝えしていかねばなりません。

久里浜アルコール症センター所長のお話

久里浜アルコール症センター所長のお話


同時に、身近な一般のお医者さんたちもアルコール関連の問題を理解していないと指摘がありました。

アルコール依存によって起こっている体の病気で一般診療科にかかっている患者さんが、本当に多いそうです。

けれども、まちの診療所のお医者さんたちはアルコール依存症についてほとんど理解していないので、体の部分の治療しかできないそうです。

医師会の協力を得ながら、まちの診療所のお医者さんたちにもアルコール依存症について研修していただく必要がありますね。

酒税で入る「税収」よりも、医療費で出て行く「税金」の方が大きい

さらに、知って驚いたことがありました。

2.酒税で入る税収よりも、酒問題で出ていく医療費の方が大きい!

お酒やタバコをのむ人は

「おれたちは税金をたくさん取られている!」

「酒にかかってる税金は高すぎる!」

と、しばしば言いますよね。フジノも何度も聞かされました。

でも、これらに税金がかかっていようが、お酒やタバコをのむことは全く正当化できません!

この恐るべきデータを見てください。

  • 酒税収入 約1兆974億円(1987年)
  • 飲酒に起因する医療費の支出 1兆1000億円(1987年)

なんと、酒税による税収をうわまわる医療費支出なのです。

しかも、これは1987年のデータをあえて出しましたが、現在では酒税収入は医療費支出よりもかなり低くなっているのが実態です。

お酒を飲んでいる人が

「おれはこのビールで税金を取られているんだ!」

と、いくらいばったとしても、その分、アルコールが原因の医療費支出がすさまじいのです。

わが国の財政にとって、酒税は貢献していません。

アルコール関連の医療費は、全ての医療費の7%もしめています。

もしもお酒を飲むのを適切に減らすことができて、アルコール依存症を減らすことができたら、医療費も減らせます。

日本の医療費がどんどん増えてしまっていて国民健康保険などが破綻寸前なのはみなさんご存知だと思います。

総医療費の7%にものぼる、アルコール関連の医療費をもしもカットすることができたら、医療財政を大きく立て直すことができますね...。

冗談ではなくて、あなたがお酒を飲む量を減らしてくださることが、実は『財政再建』につながる大きな一歩なのですね...

あなたの健康寿命を伸ばす為に、みんなのハッピーの為に

財政の話も大切ですが、何よりも、人はみな心身ともに健康で長生きできることが最も大切です。

その為には、アルコールは百害あって一利なしです。

あまり知られていませんが生活習慣病対策(メタボリック対策)にもアルコールカットがとても有効です。

仕事の後の一杯のビールが最高、とか、ストレス解消にはお酒が一番、とかいろいろなメリットをあげることができるのも分かります。

仕事のつきあいで飲まねばならないことも分かります。

けれども、アルコール依存症がこれだけ日本に多く存在していて、それは決して他人事ではなくて身近な問題である以上、ぜひあなたにも知ってほしいと願います。

毎日お酒を飲んでいるみなさま、ぜひ減らしてください!

フジノのまわりにも、毎日お酒を飲まずにいられない人がたくさんいます。

「飲むのを減らして」

と言えば、ウザがられるでしょう。

でも、相手のことを大切に思えばこそ、ウザがられてもいいから、フジノは伝えていきたいと思います。

これからもアルコール関係の正しい情報をどんどんお伝えしていきますので、よろしくお願いします!