「同性婚」と横須賀市の対応についての質疑の詳細です/2014年6月議会・生活環境常任委員会

「同性婚」と横須賀市の対応についての質疑の詳細を報告します

先日記したとおり、生活環境常任委員会においてフジノはいくつもの提案や質問を行ないました。

「詳しくは後日お知らせします」と書きました。

今日は、実際に行われた質疑応答を掲載しますね。

フジノの質問

 
最後になりますが、『同性婚』と本市の対応について伺いたいと思います。
 
かねて、憲法では残念ながら『同性婚』は認められていないということで、僕は市議会では

「同性カップルが横須賀市に来れば、市長や横須賀市としては祝福するという取り組みをしてはいかがか」

という一般質問をかつて行ったことがあります。

そんな中、この6月になって、青森市で同性のカップルが青森市役所に婚姻届を提出した。

当然、青森市としては、憲法を根拠に受理をせずに、不受理証明書を発行したという動きがありました。

これは、この方たちが婚姻を認めてもらうことを目的として決して行ったのではなくて、国のあり方と、そして今人としてのあり方としての矛盾をあぶり出すために、それが目的で行なったことです。
 
これから各自治体で、こういう取り組みを性的マイノリティの方々はいろいろなところでやっていく、というようなお話も出ています。

僕は、横須賀市としてどういうふうに対応するかというのは、今からしっかり考えておくべきだと思うのです。
 
まず、窓口サービス課長に伺いたいのですが、現在『同性カップル』が婚姻届を出してきたならば、本市ではどんな対応をとるのでしょうか。

窓口サービス課長の答弁

 
『同性のカップル』については、婚姻の届けはできないと思います。

できる場合は家庭裁判所の手続を経て、性別を正式に法的な手続で変更した後に、家庭裁判所から通知があり、その後に婚姻届を提出されれば、それは受理することになると思います。

フジノの質問

  
青森市は憲法24条第1項に照らして、不受理だと、そして不受理証明書を出してくれと言われたので、不受理証明書を出したというふうな報道があるのですが、そうすると横須賀市の場合は、不受理にはしない。そもそも申請を受けない。そういう形をとるのでしょうか。

窓口サービス課長の答弁

婚姻の届け出の受理につきましては、法律に基づく、戸籍法に基づく受理になります。

したがいまして、全国一律の取り扱いになろうかと思いますので、『同性』の場合に婚姻届を受理するということは無い、と思います。

フジノの質問

  
そうすると、不受理という形になるのかなというふうに思うのですが、それは現行の憲法の中では、このようにならざるを得ないと思うのです。

ただ、そこから後の横須賀市としての対応をぜひ考えていただきたいというふうに思うのです。
 
他都市の当事者の方には

「横須賀市の取り組みを知ってうらやましい、横須賀市に住みたい」

と言って下さった方もいる。

「横須賀市は多様性を認めるまちなのだ」というまちでありたい。
 
そこで、ぜひ『性的マイノリティ関係課長会議』の事務局であり、筆頭でもある市民部に、ぜひそういったときには、横須賀市としてはどういった対応をとるのかというのを考えていただきたいと思います。
 
僕個人としては、過去に先ほど申し上げたような提案をしていますので、憲法で認める婚姻届の受理はできないけれども、婚姻法で認める婚姻届の受理はできないけれども、横須賀市としては祝福としますというような形で、何らかのお祝いカードを手渡す。

法律の結婚にはならないけれども、お祝いはしますというような形で祝福をすることができないか、そういうような提案を私はしたいと思うのですが、ぜひ『性的マイノリティ関係課長会議』の検討課題の1つに上げていただきたいというふうに思うのですが、いかがでしょうか。

人権・男女共同参画課長の答弁

 
大変難しい課題だなというふうに、今感じております。
 
と申しますのは、『同性パートナー』の方とのことだけを祝福するということは、逆に異性間のカップルというのですか、そういった方たちを祝福しないというようなことになり、どちらかだけを祝福するということが果たして本当にいいことなのかどうかというところが、今まだ少し自分の中でも整理ができていませんので、関係課長会議にかける云々の前に、私ども課の中での一つの課題として、受けとめさせていただくという形で、きょうのところは回答させていただきたいと思います。

フジノの質問

  
横須賀市としては、本当に岩盤を一つずつ切り崩してきたというか、ほかのまちが何もやってない中でも、全国的に何もない中から取り組んできた。
 
今回のことも、青森市はたまたまターゲットになってしまったので、不受理届を出すだけでおしまいという形になったと思うのですが、こういう動きは多分広まっていくのだと思うのです。

その時に「横須賀市なら、横須賀市では何ができるか」というのをぜひ検討の俎上に上げていただきたい。
 
考えているのだという姿勢を示すことだけでも、「横須賀市というのは、やはりダイバーシティのまちなのだ。多様性を尊重するまちなのだ」というのが伝わっていくと思うのですね。

ぜひ部内で、課内で検討していただけたらというふうに思います。

このテーマはものすごく大切です。

すでに諸外国では、大統領選挙の争点なるテーマです。

フジノは引き続き、現実的な成果を引き出せるように、そして誰もがありのままの自分で生きやすく暮らしていかれる社会の実現を目指して、努力していきます。

ぜひみなさまからもご意見をいただけるとありがたいです。



タウンニュース紙が「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀2014」を報じてくれました

タウンニュース紙が「多様な性にYESの日」を報じてくれました

けさのタウンニュース紙が、5月17日に開催した『多様な性にYESの日』の取り組みを報じてくれました。

2014年5月23日・タウンニュース紙より

2014年5月23日・タウンニュース紙より


以下に全文を引用させていただきます。

『多様な性』への理解訴え
「苦しみ一人で抱えないで」

同性愛や性同一性障害など、さまざまな性への理解を求める街頭キャンペーンが17日、横須賀中央のYデッキで行われた。

1990年5月17日に同性愛が世界保健機関(WHO)の精神疾患リストから削除されたことに由来する。

当事者らで発足した全国組織『やっぱ愛ダホ!idaho-net』が企画し、社会的弱者への対策に力を入れる藤野英明市議や市内在住の当事者らが参加した。

事前にインターネットで募集したメッセージの朗読では、

「職場で同性愛ネタの笑い話が。私だってレズビアンなのに。悪気はないんだろうけど…」

といった、多様な性への悩みや意見が語られた。

同性愛者や性同一性障害などは『性的マイノリティ(少数派)』と呼ばれ、差別や偏見から孤立しがちで、最悪の場合自殺にまで追い詰められるケースもある。

藤野議員によると、性的マイノリティは1クラス(40人)に2人いる統計もあるという。

市内では、市立総合高校や馬堀中学校で女子でも男子の制服を着用することが許可されている。両校とも「性的少数派に限定した対応ではない」と説明した上で、性別にとらわれない自由な選択を生徒に委ねている。

藤野議員は

「横須賀は外国人が多いので、見た目や文化の違いに寛容な人が多い印象があるが、寛容イコール関心があるというわけではない」

とより一層の理解を訴えている。

性的マイノリティを象徴するレインボーフラッグを持ち通行人に呼びかける藤野英明市議(=17日、横須賀中央Yデッキ)

性的マイノリティを象徴するレインボーフラッグを持ち通行人に呼びかける藤野英明市議(=17日、横須賀中央Yデッキ)

そしてワイデッキでの活動に参加してくれた方のインタビューも掲載されています。

「常識として知ってほしい」
市内在住のAさん(20代・女性)

パイセクシャル(男性も女性も恋愛対象)だというAさんが、最初に

「自分は他の人たちと遣う」

と感じたのは小学校高学年の頃だった。

地元である横須賀から逃げるように市外の私立中学に進むが、そこでも悩みを吐露できる理解者には恵まれなかった。

現在は大学生となり、『愛ダホ!』の活動に力を入れる一方で、自身の性指向をカミングアウト(告白)した友人たちからの反応はほとんど無かった。

「『触れない優しさ』なのかもしれないけど、他人事だと思われている気がした」

とAさん。

近い将来、誰もが一般常識として自分たちのことを知る社会になるよう活動を続ける。

取材して下さったO記者には、改めてこころから御礼を申し上げます。



もっともっと活動を広げていきたいです

先日のツイートでも記したとおりなのですが、この記事にフジノの写真が写っていてフジノの言葉が記されているのは、フジノの本意では全くありません。

フジノの想い

フジノの想い


ワイデッキでの街頭キャンペーンには、多様なセクシャリティの方々がたくさん参加してくれました。

ここで活動するということは、いわゆる『性的マイノリティ』とされる存在であることを、ワイデッキを通る不特定多数に知られてしまう可能性があります。

ワイデッキを通る方の大半は、同じまちで暮らす市民の方々ですから、知り合いや友人や職場の同僚などに見られる可能性もあります。

ものすごく勇気がいる活動だったと思います。

そんな勇気ある方々であっても、タウンニュース紙の取材に実名と顔が写る写真で載ることをオッケーした方は誰もいません。それはものすごくハードルが高いのです。

さらに、フジノが参加をお願いした方々の中には、人前で自らのセクシャリティが不特定多数に知られかねない活動には参加できないという方々も多かったです。こうした方々が参加できなかったのは、今の社会状況ではやむを得ないことだと感じます。

ですから、フジノの盟友である遠藤まめたさんのように人前で活動を続けているということは、ものすごく大変なことなのです。

フジノは横須賀市が多様な性を保障するまちになるように政策にさらに全力で取り組んでいくとともに、全国の仲間たちとともに日本全体を変えていく活動をさらに続けていきたいです。

そして、こうしてタウンニュース紙が取り上げてくださる時には、当事者の方々が掲載されても何の不利益も心配しなくて良い、そんな社会に変えていきたいです。

かつては、知的障がいや精神障がいなどの障がいのある方々が、顔と名前を出して雑誌やテレビに取り上げられることが難しかった時代があります。

今も障がいのある方々への差別・偏見・スティグマは根強く存在していますが、それでも雑誌やテレビや講演などに当事者ご本人がどんどん積極的に今では出ています。

これは多くの方々の活動があったおかげです。何もせずに理解が進んだのではありません。

性的な多様性も当たり前のことだと理解されるように、もっともっと多くの活動を続けていきます。

どうかあなたも多様な性についてぜひ知って下さいね。

20人に1人の割合で、いわゆる異性愛(性的なマジョリティ)ではない方々が存在しています。

あなたの隣にふつうに暮らしています。

あなたと同じ、一人の存在です。何の特別な存在でもありません。

セクシャリティに限らず、障がいも、人種も、ばらばらな存在が一緒にお互いを認め合いながら暮らしている社会の方があらゆる意味で『強い社会』なのです。

多様性が当たり前の社会に、一緒に変えていきましょうね!



広川さとみさんと駅立ち@JR久里浜駅/こどもたちの個性を伸ばす教育の実現へ

JR久里浜駅前で政策をお伝えしました

けさはJR久里浜駅前にて、広川さんと一緒に市民のみなさまに政策をお伝えしました。

こどもたちの個性を伸ばす教育の実現を訴えるフジノ&広川さん

こどもたちの個性を伸ばす教育の実現を訴えるフジノ&広川さん


けさも学校に向かっていくこどもたちにハイタッチの広川さん!

通学するこどもたちにハイタッチで元気を届ける広川さん!

通学するこどもたちにハイタッチで元気を届ける広川さん!


こうして広川さんが、幼稚園〜小学生くらいのこどもたちをハイタッチで送り出す光景は、すっかりおなじみになりました。

けさもみんな笑顔、気持ちいい朝です。

こどもたちの数だけ個性もある。個性を伸ばせる教育を実現したい

けさ、メインで訴えたのは『教育』についてです。

ライフステージごとに切れ目の無い、個性を伸ばせる教育を!

ライフステージごとに切れ目の無い、個性を伸ばせる教育を!


こどもたちは1人ひとりみんな違います。

勉強が得意な子もいれば、スポーツが得意な子もいます。

ファッションが好きな子もいれば、音楽が好きな子もいます。

学校に行くことができない子もいれば、生きていくことがつらくてしかたがない子もいます。

障がいのある子もいれば、ご両親がいない子もいます。

1人ひとり、みんな違います。

誰1人として同じこどもはいません。

そして、みんながそれぞれに『個性』を持っていること=『多様性』こそ、大切なことだとフジノは考えています。

1人ひとりの違いを大切にする、そして1人ひとりの個性を伸ばせる教育を実現していきたい。

これまで広川さんと対話してきた中で、フジノがとても強く感じたことがあります。

それは、広川さんが教育の大切さ・こどもたちの個性を伸ばすことの大切さを繰り返し強調しておられることです。

こどもの数だけ個性があります。個性を伸ばせる学びの場を実現したいです

こどもの数だけ個性があります。個性を伸ばせる学びの場を実現したいです


そうした教育への想いは、きっと広川さんの遺伝子に刻み込まれているのだと思います。

実は、広川さんのお母さまは、小学校の先生(教員)でした。

高坂小学校、鴨居小学校、光洋小学校で教えておられました。

そして、広川さんの娘さんも中学校の先生をしています。

お母さまの姿を通して、また、娘さんとの会話を通して、広川さんは日常的に教育の現場に向き合ってきたのだと思います。

お母さまは先生、娘さんも先生に。広川さんの教育への想いは遺伝子に刻まれているのでしょうね。

お母さまは先生、娘さんも先生に。広川さんの教育への想いは遺伝子に刻まれているのでしょうね。


また、娘さんは『特別支援学級』を受け持っています。

特別支援学級の現場と向き合う娘さんと広川さんは、しばしば語り合ってきたそうです。

例えば、あまりにも忙しすぎる教育現場の課題について。

あるいは、障がいのあるこどもたちの卒業後の進路や就職先がなかなか見つからないことについて。

だから、広川さんの政策の中心の1つには

「障がいのある子の親亡き後も安心して暮らせる社会の実現を」

があるのです。

今日も笑顔の広川さん。本当にタフです!

今日も笑顔の広川さん。本当にタフです!


広川さんというと、YRP(横須賀リサーチパーク)の立役者であることから『経済政策』に強い、というイメージが先行しています。

けれどもフジノが広川さんに最も惹かれる理由は、『福祉』と『教育』への想いの強さです。

こどもの数だけ個性はあって、その多様性を大切にする『教育』。

障がいのあるこどもたちがやがて大人になって、親御さんが亡くなった後も地域でふつうに暮らしていかれる『福祉』。

フジノは広川さんと一緒に、そんな政策を実現していきたいのです。