予算決算常任委員会が終わり、補正予算の審議が実質的に終わりました/2014年度補正予算案

補正予算案の審議が終わりました

今日は『予算決算常任委員会』が開かれました。

予算決算常任委員会が11時から開かれました

予算決算常任委員会が11時から開かれました


1ヶ月間の会期である予算議会ですが、まず前半戦は2014年度補正予算案の審査です。その意味で、今日は『前半戦の実質的な最終日』にあたります。

いつもご説明していることなのですが、横須賀市議会では『本会議』での採決の前に、まずこの予算決算常任委員会を行なうことにしています。

予算決算常任委員会を行なうのも本会議場です

予算決算常任委員会を行なうのも本会議場です

予算決算常任委員会を行なう本会議場

まず、4つの分科会(=4つの常任委員会に対応しています)で審議された結果を、分科会長(=委員長)が報告をします。

続いて、その報告に対する『質疑』、全ての分科会にまたがる内容についての『質疑(総括質疑)』、『討論』、そして『採決』という流れです。

2014年度補正予算案に対する各議員の賛否は下の通りでした。

2015年第1回定例会・議案審査結果

2015年第1回定例会・議案審査結果


フジノは『一般会計の補正予算』に反対しました。

ただ、委員会全体としては全ての議案が可決されました。

あさってからは2015年度当初予算への質疑がスタートします。まず、会派ごとの代表質問です。

後半戦もガンガン議論を尽くしていきたいです。



まもなくスタートする予算議会の日程案(会期37日間)が出ました/理事会が開かれました

「理事会」が開かれました

本日、『予算決算常任委員会・理事会』が開かれました。

市役所1階のパネル

市役所1階のパネル


ここでは、「予算月議会に市長から提出される(予定)の議案をどの常任委員会が審査するか」などをあらかじめ決めておきます。



会期は37日間の予定です

予算議会の日程(案)も示されました。

予算議会日程(案)会期37日間

日付会議名
2月17日議会運営委員会
2月17日本会議(2015年度の補正予算案が提出されます)
予算決算常任委員会(本会議終了後)
2月18日教育福祉常任委員会(予決分科会)
都市整備常任委員会(予決分科会)
2月19日総務常任委員会(予決算分科会)
生活環境常任委員会(予決算分科会)
2月20日予備日
2月23日予算決算常任委員会理事会
予算決算常任委員会
2月24日議会運営委員会
2月25日本会議(代表質問1日目)
2月26日本会議(代表質問2日目)
2月27日本会議(代表質問3日目)
予算決算常任委員会(本会議終了後)
3月2日予備日
3月4日教育福祉常任委員会(予決分科会)
都市整備常任委員会(予決分科会)
3月5日総務常任委員会(予決算分科会)
生活環境常任委員会(予決算分科会)
3月6日教育福祉常任委員会(予決分科会)
都市整備常任委員会(予決分科会)
3月9日総務常任委員会(予決算分科会)
生活環境常任委員会(予決算分科会)
3月10日教育福祉常任委員会(予決分科会)
都市整備常任委員会(予決分科会)
3月11日総務常任委員会(予決算分科会)
生活環境常任委員会(予決算分科会)
3月12日教育福祉常任委員会(予決分科会)
都市整備常任委員会(予決分科会)
3月13日予備日
3月16日総務常任委員会(予決算分科会)
生活環境常任委員会(予決算分科会)
3月17日予備日
3月18日予備日
3月19日予備日
3月23日予算決算常任委員会理事会
予算決算常任委員会
3月24日予備日
3月25日議会運営委員会
3月25日本会議(最終日)

この他にも、もしも特別委員会などが設置されれば、新たに日程が追加される予定です。



合計59本の市長提出議案を審査する予定です

まず、一般会計・特別会計(介護保険)の2015年度補正予算案や条例改正案などが18議案が、市長から提出される予定です。

理事会・配布資料

理事会・配布資料


さらに、2016年度当初予算案をはじめ条例改正案などが41議案が、市長から提出される予定です。



フジノは「介護保険料」の値上げに注目しています

年4回開かれる議会はどれも大切ですが、予算議会は特に重要です。

社会保障政策・社会福祉政策がメインテーマであるフジノは、3年に1度改定される『介護保険事業計画』と連動して改定される『介護保険料』に注目しています。

介護保険の事業計画と年次(フジノ作成)

介護保険の事業計画と年次(フジノ作成)


先日ついに『第6期介護保険事業計画』が完成しました。

これにあわせて、介護保険料も値上げすることになります。

もはやこの時代において、値下げはありえません

高齢の方々の数は増え続けていき、どれだけお元気な方が増えても、ほとんどの方々はいつか要支援・要介護の状態になる時が来ます。

高齢の方々の数が増えて、要支援・要介護の方々が増えれば、介護保険への支出も当然増えていきます(市民のみなさまが介護サービスを使うということは、介護保険にとっては支出です)。

その支出を、ざっくり分けて3つの財源で賄っています。

保険料40~64才の第2号被保険者のみなさまが支払う保険料
65才~の第1号被保険者のみなさまが支払う保険料
公費負担国・県・市のそれぞれが税金で負担

この中で、市民のみなさまがじかに大きな影響を受けるのが、『介護保険料(1号・2号とも)』です。

2012~2014年度の3年間は、下の図のように、所得に応じて12段階の支払い金額に保険料は分かれていました(介護保険料は全員同じ金額ではありません)。

横須賀市の介護保険料

横須賀市の介護保険料


これが2015~2017年度の新たな3年間については

  1. 一人あたりの介護保険料の値上げの金額がどれだけ増えるのか
  2. 所得に応じた負担額の段階がどれだけ広がるか

に注目しています。

というのも、この2点は、フジノの永遠のテーマなのです。

3年ごとの計画改定(=介護保険料改定)のたびに、様々な形で提案を市議会で繰り返してきました。

低所得の高齢者世帯は増えていく一方です。しっかりとした支援が必要です。

そこで、フジノは「もっと所得に応じた負担額を増やしていくべきだ」「12段階ではなくさらに段階をこまやかに増やしていくべきだ」という2つの提案をしてきました。

その提案が『第6期計画』ではどのように反映されるのか、とても注目しています。

まもなく2015年予算議会スタートします。

いつもどおり、フジノは全身全霊をかけて議論をしていきます!



吉田市長2期目初の予算、大義なし政策不在の「無傷で成立」へ/予算決算常任委員会・全体会(2014年予算議会)

予算案に対して「組み換え動議」が提案されました

今日は『予算決算常任委員会(最終日)』でした。

予算決算常任委員会は、分科会と全体会に分かれています


今日は、市長から提出された議案のうち『予算に関わる議案』のみ、採決を行ないます。

採決に先立って、一柳・上地・山城議員の3名から、『一般会計に対する組み換え動議』が提出されました。

三名の議員から出された「予算の組み換えを求める動議」

三名の議員から出された「予算の組み換えを求める動議」


内容は以下の通りです。

「議案第16号平成26年度横須賀市一般会計予算」の組み替えを求める動議

「議案第16号平成26年度横須賀市一般会計予算」について、市長は次のとおり組み替えを行い、再提出することを要求する。

  1. 組み替えを求める理由
    (1) 横須賀出身の著名人を市長自身が作った人間的関係によらずに勝手に認定したうえ、その方々に横須賀のPRをしてもらうという発想自体が、本市出身の各界人士に礼を欠くものである。

    (2) 仮に「横須賀倶楽部」の発足式を行うのであれば、市民の自に触れる当地横須賀で開催すべきであり、また予算額も半分以下にすべきである。

  2. 組み替えの内容
    (1)歳出予算の組み替え
     横須賀倶楽部キックオフ会予算について

フジノはこれに賛成しました。

しかし、この『組み換え動議』は賛成者7名で、『否決』されました。



予算決算常任委員会で当初予算案が可決

続いて行なわれた『一般会計の市長原案』に、フジノは反対しました。

しかし、賛成多数で『可決』されました。

残りの議案に対するフジノの賛否は下の通りです。

番号議案の名前フジノの結論
16一般会計予算×
17特別会計国民健康保険費予算
18特別会計公園墓地事業費予算
19特別会計介護保険費予算
20特別会計母子寡婦福祉資金貸付事業費予算
21特別会計公債管理費予算
22特別会計後期高齢者医療費予算
23水道事業会計予算
24下水道事業会計予算
25病院事業会計予算
31手数料条例中改正について
33基金条例中改正について
35国民健康保険条例中改正について
36市立学校の授業料等に関する条例中改正について
38都市公園条例中改正について×
39ボートパーク条例中改正について
40港湾緑地条例中改正について



最終的に、委員会としては全ての議案を可決しました。



誰もが問題を感じながら市議会は予算を修正できなかった

今回の市長が提出した予算案は、あまりにもたくさんの問題を抱えていました。

会期中、本会議・委員会を問わず、激しい質疑が交わされました。

とても原案どおりに成立させるべき予算ではありませんでした。

けれども、最終的に市議会側は『修正案』を出せませんでした。

誰もが問題を感じていたのに、残念ながら会派を超えて団結して『修正動議』や『組み換え動議』を(賛成多数で可決できる形では)提案することはできませんでした。



市長側による「切り崩し」工作

これが実現できなかった裏側には、吉田市長側による市議会の各会派への『切り崩し』があった、とフジノは感じています。

具体的な『切り崩し』の現場をフジノはじかに目撃した訳ではありません。

指示を出したのが吉田市長ご自身なのか、吉田市長のことを忖度してまわりが勝手にやったのかは知りません。

しかし、『切り崩し』をしている、という発言をフジノ自身が確かに耳にしました。

つまり、「市議会の各会派は、市長側にうまく分断させられてしまったのだ」とフジノは感じています。



フジノが初めて直面した課題

これは、フジノにとって11年間の政治家生活で初めて直面した『新たな課題』でした。

無所属のフジノはいつも必ず少数派であることから、『政局』を左右する影響力が全く無い為に、『政局』に関わったことはありませんでした。

また、数合わせの為にあやうく『政局』に巻き込まれそうになった時は、いつも距離を置くようにしてきました。

だから、これまでは、タフな交渉やアメとムチのやりとりに直面したことがありませんでした。

今後は、この『課題』にも逃げずにぶつからねばならないのだと覚悟を決めました。



大義なし・政策不在、市長のメンツ重視

しかし、今回の予算について。

うまく切り崩してほくそ笑んでいるであろう市長側に、この予算を絶対に可決せねばならない『大義』はあったのでしょうか。

「こどもの暮らしを守る」という『大義』など全く存在しませんでした。

フジノがじかに聴かされた言葉は

「吉田市長の2期目の最初の予算を『無傷』で成立させなければならない」

というものでした。

2期目に当選した吉田市長が最初につくった予算だから、市議会が修正したり組み換えしたりして傷をつける訳にはいかない、というのです。

これを聴かされた時、フジノには違和感しかありませんでした。

吉田市長のメンツなんてどうでもいい。勝手にしてくれ、と思いました。

まず守るべきは市長のメンツではなく、市民のみなさまの暮らしなのに。

今回の予算可決は、市民の暮らしを守るという『大義』は全く存在していませんでした。

そして、『政策』も存在していませんでした。

政策本位では無い、貧困・低所得世帯のこどもたちを完全に置き去りにしたやりとりに怒りと嫌悪感を覚えました。

今日の予算決算常任委員会を終えて、ただひたすらに虚しさとバカらしさだけが僕の中に残りました。



大義を持つ本気の政治家は誰か、よくわかった

ただ、この予算議会の会期を通して、今回1つだけ良いことがありました。

フジノは、こうした一連のやりとりの渦中に身を置いて、会派を問わずに『政策本位』で本当に汗をかく政治家は誰なのか、よくよく分かりました。

今後はそうしたこころから信頼できる『政策本位』の方々とあらゆる機会に連携を深めていけたらと願っています。



【市長への質疑1】「生活保護基準の引き下げ」への本市の対応について

発言通告書を提出しました

本会議で市長への質疑を行なうために、あらかじめ提出しなければならないのが『発言通告書』です。

今回もなんとか締切に間に合いました。

フジノの発言通告書

フジノの発言通告書


いつもながら質問したい項目が多すぎて20分の発言時間では到底足りないので、どれをカットするかを悩んでいるうちにどんどん締切が近づいてくる…というパターンでした。

「今ここに暮らす人々を守ること」こそ

今回の質問は、大きく2つのテーマに分かれています。

  1. 市外の誰かに「選ばれるまち」を目指す前に、今ここに暮らしている市民を守る為のセーフティネットを守るべき
  2.  

  3. いのちを守る取り組みにさらに力を注ぐべき

フジノがこうした質問をする決心をした理由は、市長が発表した2013年度当初予算案を読み、施政方針演説を聴いたからです。

当初予算案では、『経済対策』に最も強い重点が置かれていました。

新聞報道でもそうした側面が大きく報じられました。

2013年2月15日付・毎日新聞より

2013年2月15日付・毎日新聞より

この1年間の横須賀市の方針を示す施政方針演説においても、吉田市長は「選ばれるまち」に変えることが「自らの最大の使命」だと述べました。

「誰」から「選ばれるまち」に変えるかと吉田市長が触れたのは、「企業」「観光客」「若い世代」でした。

こうした吉田市長の姿勢に対して、フジノはむしろこのまちは「今ここに暮らしている人々」に「選ばれるまち」に変わらなければならないと考えています。

そして、経済対策に重点を置くことよりも、社会保障の充実を通して「いのち」を守るべきだと真正面からぶつかっていきたいと考えています。

これが今回のフジノの質問の趣旨です。

さて、それでは『発言通告書』の本文を紹介していきます。

1(1)生活保護基準の引き下げに対する横須賀市の対応について

1.市外の誰かに「選ばれるまち」を目指す前に、今ここに暮らしている市民を守る為のセーフティネットを守るべき

(1)政府による「生活保護基準の引き下げ」に対する本市の対応について

政府は、生活保護制度の根幹である生活扶助を今年8月から引き下げる方針を決定し、3年間で生活保護基準額を6.5%引き下げるとしている。

これによって全国の生活保護受給世帯の9割超で支給額が下がると見込まれている。

また、低所得者への負担軽減策として、この「保護基準を参照して対象者を設定する制度」や「保護基準を参考に給付金額を改定する制度」が多数にわたり存在していることから、生活保護を受給していない低所得層にも大きな影響を及ぼすことが懸念される。

(質問)
ア.政府の生活保護基準引き下げの方針によって、支給額が下がる本市の生活保護受給世帯は何世帯と見込まれるか。

(質問)
イ.現在の支給金額がいくらへ引き下げられる見込みなのか、いくつかの世帯パターン別に具体的に示していただきたい。

この生活保護基準の引き下げは、本市が行なっている様々な低所得者対策にも連動して大きな影響を与える可能性がある。

例えば、就学援助、住民税の非課税世帯、介護保険料の負担軽減、障害福祉サービスの負担軽減、保育料の負担軽減、国民年金保険料の申請減免、医療保険制度の高額療養費などの所得区分、児童保護費等負担金など、中国残留邦人への給付、などが挙げられる。

(質問)
ウ.生活保護基準の引き下げによって、影響の及ぶ可能性がある本市の制度や事業は具体的に何か。また、その対象人数は何人の見込みか。

今回の政府方針は子育て世帯に大きな影響を与えるものであり、「若い世代に選ばれるまちに変えていくことこそが私に課せられた最大の使命」だと施政方針で述べた吉田市長であれば、本市においては悪影響が最小限にとどまるよう取り組むべきである。

(質問)
エ.低所得者対策としての各種の負担軽減策への影響に対して、本市はどのように対応するのか。国の基準引き下げに連動して引き下げないように財政措置を含めた対応を取るべきではないか。

これらの制度の中には前年度の合計所得金額に基いて算出される為に今年度すぐには影響が出ない制度もあるものの、影響を回避する為には現時点で政府に対応を求める必要がある。

(質問)
オ.本市は政府に対してどのような対応を取るのか。特に今年度は、中核市市長会において副会長市という立場となるが、中核市市長会を通してはどのような対応を取るのか。


次回に続きます。