今年も「リリー賞」の募集に全国から59件もご応募いただきました/第12回リリー賞選考委員会(その1)

リリー賞、12回目を迎えました

今年度も『精神障害者自立支援活動賞(リリー賞)』の募集が行なわれました。

第12回リリー賞募集のおしらせ

第12回リリー賞募集のおしらせ


リリー賞とは、このような趣旨で設立されたものです。

設立主旨

  • 困難な状況を克服して社会参加を果たされた精神障害の方々の中から、特に優れた活動をなさっている方を表彰し支援します。また支援者部門では、支援者の方、グループ・団体も表彰します。
  • この賞をとおして、精神保健福祉に貢献されている方々の姿を社会に広く紹介することで医療と社会の環境整備や充実に寄与し、精神障がい(特に統合失調症)に関する理解を深める一助となることを目的にしています。


応募資格

  • 当事者部門
    ご自身の自立または地域社会でほかの精神障害者の自立支援活動を、1年以上にわたって行なっている方、グループ・団体。
  • 支援者部門
    精神障害者の社会参加、自立を支援する活動を 1 年以上にわたって行なっている方、グループ、団体。
    *支援者部門について受賞者が医療関係者または医療機関である場合、 副賞は、受賞者が推奨する患者支援団体等に授与することといたします。


選考基準

選考基準

選考基準

応募期間

2015年9月1日〜12月31日

表 彰

  • 各部門2組の個人またはグループ
  • 表彰状・副賞授与
    ・精神障害者部門 100万円
    ・支援者部門 50万円
  • 表彰式
    ・3月11日13時〜 ベルサール八重洲


主催

認定非営利活動法人地域精神保健福祉機構

共催

日本イーライリリー株式会社

後援

健康日本21推進フォーラム、日本精神保健福祉連盟、全国精神保健福祉連絡協議会、全国精神保健福祉相談員会、日本精神科看護協会、日本精神保健福祉士協会、POTA、日本精神神経科診療所協会、全国精神障害者地域生活支援協議会、全国精神障害者就労支援事業所連合会、全国精神保健福祉会連合会、全国精神障害者団体連合会、全国精神保健福祉相談員会




人生を変える「賞」=リリー賞

毎年フジノは同じことを書いていますが

人生を変えてしまう「賞」=リリー賞

なのです。

何故か。

受賞した個人・グループは、副賞100万円という大金を手にすることをはじめ、受賞したその日からたくさんのメディアの取材を受けるようになるからです。

背中を押されることで人は本当に大きく変わっていくものです。

代表的な例を挙げれば、第1回受賞者の澤田優美子さん

澤田優美子さん(第1回受賞者)

澤田優美子さん(第1回受賞者)


「受賞したら学費に充てる」と宣言されていたとおり、有言実行で『精神保健福祉士』『社会福祉士』『認定心理士』の資格を取得されました。

その後のご活躍はさらに素晴らしく、日本社会事業大学大学院(博士課程)に進学されました。

『青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け』の副会長にも就任されたのですが、その『ぶ〜け』は当事者によるビジネスグループを立ち上げ、第8回リリー賞を受賞しました。

第8回リリー賞受賞団体「青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け」

第8回リリー賞受賞団体「青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け」


さらに、先日新たにスタートした厚生労働省の『これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会』の構成メンバーに選ばれています。

これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会・構成員リスト

これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会・構成員リスト


まさに澤田さんの受賞後の活躍は『快進撃』と言えると思います。

全てが『リリー賞』のおかげとは言いませんが、背中を押したのは確かです。素晴らしい活躍です。

『リリー賞』が人生を変えてしまう賞だとフジノが言い続けているのもこうした前例がたくさんあるからなのです。

ですから全国のみなさまに「ぜひ応募して下さい」とお願いしつつも、その一方で選考委員会メンバーとしての責任の大きさをいつも痛感しています。

今年度の第12回リリー賞には、全国から59件もの応募がありました。

本当にありがとうございました。

次の記事に続く)



過去最高、参加者1300人!NHKも報じてくれました/精神保健医療福祉の年1度のお祭り「リカバリー全国フォーラム2012」大成功でした

「リカバリー全国フォーラム2012」へ

今日は、東京・池袋にある帝京平成大学へ向かいました。

会場の帝京平成大学

会場の帝京平成大学


精神保健医療福祉の年1度のお祭り、『リカバリー全国フォーラム』です!

リカバリー全国フォーラム2012の開催案内より

リカバリー全国フォーラム2012の開催案内より


おとといに『前夜祭』として映画上映会があって、昨日が初日、今日は2日目です。

プログラムはぜひこちらをご覧ください。



全国から1300人もの方々が参加してくれました

8月後半といえど、まだまだ暑い、暑い!

池袋駅前の混雑とアスファルトからの照り返しでフラフラになりながら到着しました。

会場に到着したフジノ

会場に到着したフジノ


こんな猛暑の中、1300人を超える方々が参加して下さいました。

『リカバリー全国フォーラム』、過去最高の人数です!

全国から参加して下さったみなさま、本当にありがとうございます!



シンポジウム「これから10年のビジョン」

2日目の午前は『これから10年のビジョン』のタイトルでシンポジウムが開かれました。

シンポジウム「これからの10年のビジョン」

シンポジウム「これからの10年のビジョン」



午後は「リカバリー全国フォーラム」名物の盛りだくさんの分科会」

続いて、午後は『リカバリー全国フォーラム』名物=『内容盛りだくさんの分科会』です。

その数の多さ!

そして1000人を超える参加者のみなさんが、同時に10ヶ所以上で開催される分科会へ一斉に移動します。

巨大イベントを統括する本部

巨大イベントを統括する本部


まさに大規模なイベントなので、現場にはたくさんの人手が必要です。

毎回、福祉関係の大学に通う学生さんたちが協力して下さるのですが、今回も70名を超える学生さんたちがサポートに回ってくれました(ありがとうございます!)。



フジノたちは分科会「ピアサポートの部屋」を担当しました

午前の部が終わり、いったんお昼休み。

フジノたちはお弁当を食べながら、午後の分科会の打ち合わせをしました。

打ち合わせをしながらのお弁当タイム

打ち合わせをしながらのお弁当タイム




3年間連続で、ぜんせいれんの有村律子さんと『ピアサポートの部屋』でタッグを組ませていただいています(2010年2011年の様子)。

分科会「ピアサポートの部屋」

分科会「ピアサポートの部屋」


分科会16『ピアサポートの部屋』には100名以上の方々が参加して下さいました。ありがとうございます!

会場の前にて

会場の前にて




この分科会には、NHKの取材も入りました。

取材に入ってくれたNHKのカメラ

取材に入ってくれたNHKのカメラ




*後日談*NHKのニュースでこの時の様子が報じられました。

NHKのニュースでこの時の様子が報じられました

NHKのニュースでこの時の様子が報じられました


当初参加予定だった宇田川さんが自宅療養中で欠席となったことと、フジノが体調不良で参加できるかどうか不明であったこともあって、ピンチヒッターとして山内正人さん(NPO法人地域精神保健福祉機構:コンボ)が司会を勤めて下さいました。

これが実に見事な采配というか、山内さんの司会はお見事で、どんぴしゃでした。

司会進行の山内正人さん

司会進行の山内正人さん


分科会『ピアサポートの部屋』は、間に休憩を挟んでの2部構成です。

第1部は、各地で実践を行なっている方々から活動の報告をしていただきました。

写真は、活動報告をして下さったみなさんです。

活動報告をして下さったみなさん

活動報告をして下さったみなさん




左から3番目から右に向かって

  • 加藤道広さん(おたすけclubぴあかん)

  • 澤田優美子さん(青梅精神障がい者ピアサートグループぶ~け)

  • 渡口泰子さん(ドリームファクトリー)

  • 岩下洋三さん(元気+サークルズ@清瀬)



です。

その後、15分間の休憩に入ったのですが、会場の参加者の方々からご質問を頂いたり、お話したり、出演者のみなさんの前に行列ができてみなさん、大人気でした。

続く第2部では、約10人ごとに10グループに分かれて、ピアサポートの集まりを実際に体験していただきました。

時間は30分間です。

「30分間は長いかな?」と思いきや、どのグループもあっという間だったようで「話し足りない!」という声ばかりでした。

ピアサポの部屋、大成功でしたね!



来年もこの分科会でお会いしましょう!

写真は、有村さん&フジノのタッグと、見事に司会の大役を終えた山内さんのスリーショットです。

左から有村さん、山内さん、フジノ

左から有村さん、山内さん、フジノ


ピアサポ分科会に参加して下さったみなさま、また来年もぜひこの分科会でお会いしましょうね!

それぞれの暮らす地元に帰ると、いつもの日常がずっと変わらないように続いていて、『リカバリー全国フォーラム』で感じた高揚感も一瞬で消えてしまうかもしれません。

ピアサポ活動を立ち上げるのは簡単でも、すぐに消えてしまうことも多いです。

そのせいで「ピアサポは『シャボン玉』だ」と言われてしまうくらい。

実際には『活動を続けること』は、とても大変です。くじけてしまうこともあるかもしれません。

でも、だからこそ毎年1回ここに来て、みんなで語りあってみんなで充電して、みんなで元気をプラスしていきましょう!

そしてまた自分の暮らす地域での日々の活動のエネルギーにしてほしいのです。

その繰り返しの先にはきっと必ずピアサポートが実現しているはずですから。

(続く)