フジノが消えても市が取り組まねばならない仕組みを作ります/「性的な多様性」を初めて明記した「第5次男女共同参画プラン(案)」策定の男女共同参画審議会、議論は大詰めに

パブリックコメント手続き後、最初の審議会でした

今日は『男女共同参画審議会』が開かれました。

男女共同参画審議会の会場前にて

男女共同参画審議会の会場前にて


来年度(2018年4月)からスタートする『第5次男女共同参画プラン』を策定する為の議論が行なわれています。

先日の『LGBT成人式』に来賓として出席した時に、200名の参加者のみなさんとマスメディアの方々を前にして、フジノはこのようにスピーチしました。

「これまでは横須賀市の『条例』や『行政計画』にSOGIに関する記述はありませんでした。

しかし、今年から新たに『行政計画』に明記されます。

『性的な多様性の保障』を『行政計画』に明記している自治体はこれまで全国で27自治体にのぼるそうなので、横須賀市は全国で28番目になります」

そうなのです。

今まさに完成直前の『第5次男女共同参画プラン(案)』には、横須賀市史上初めて『性的な多様性の保障』が明記されています。

「第5次男女共同参画プラン(案)」2018年1月15日版

「第5次男女共同参画プラン(案)」2018年1月15日版


さて、すでにご報告したとおり、市民のみなさまからご意見を募集した、パブリックコメント手続きが行なわれました。

本来ですと、その終了後に開かれる審議会では、ふつうはご意見への『審議会としての回答』を作成します。

ただ、残念ながら今回のパブリックコメント手続では、ご意見の提出がゼロでした。

そこで、今日は回答作成の作業は無し。

男女共同参画審議会・議事次第

男女共同参画審議会・議事次第


引き続き、『第5次男女共同参画プラン(案)』に対して、審議会委員のあいだで議論が続けられました。



改めて「何故プランがそこまで大切なのか」をご説明します

『第5次男女共同参画プラン』の策定は、2015年11月から準備にかかり、2年半にわたって『男女共同参画審議会』で議論を続けてきました。

フジノは『第4次』も『第3次』もプランづくりの場に立ち会い続けてきました。

『男女共同参画プラン』に限らず、『自殺対策計画』『障がい福祉計画』や『介護保険事業計画』など、あらゆる『行政計画』にフジノは徹底して関わり続けてきました。

何故そこまでフジノは『行政計画』にこだわるのでしょうか?

フジノ作成「何故プランがそこまで重要なのか?」

フジノ作成「何故プランがそこまで重要なのか?」


大きく3つの理由があります。

  1. 課題とその対策を明文化して『行政計画』に記すことで、市民・行政・政治が課題と対策を共有できる

  2. 財政が厳しい中で取り組みを実施する上で財源確保は悩みのタネだが、『行政計画』に記した取り組みはやらねばならないという縛りができる

  3. 政治家フジノがいなくなっても『行政計画』の期間中はその取り組みはやらねばならないという縛りができる

1番目はご説明するまでも無い理由なので、省略します。

2番目がとても大きな意味を持っていますので、詳しくご説明いたします。

単年度の予算しか組むことができない行政にとって、3〜5年先までの取り組みを必ず実施するという約束を唯一できる手段が『行政計画』なのです。

  1. 行政には、『1年ごとの予算』しか作れない。複数年度の予算を組めない。
  2. だから、来年・再来年といった『将来の取り組み』を約束できない。
  3. そこで、3〜5年間の中期的な取り組みを担保する為に『行政計画』を作っている。
  4. 『行政計画』は財政部と担当部局とで財政的な裏付けの協議も行なった上で、作られる。
  5. つまり、単年度予算主義の行政において、将来の取り組みも約束できる唯一の存在が『行政計画』!

『行政計画』に書き込まれた政策は、基本的に、優先的に実施しなければなりません。

さらに、年次と目標を設定した上で、PDCAサイクルを回して、毎年、進捗管理を行ないます。実績を評価して、計画が終了するまでに目標を達成できるように努力しなければなりません。

かたや『行政計画』に書かれていない取り組みをゼロから新たに実施する場合は、行政の担当者は、財源の確保やその取り組みの必要性をゼロから担当部局〜財政部〜副市長・市長へと訴えていかねばなりません。

『行政計画』に明記することがいかに重要か、ご理解いただけたでしょうか。

(※分かりづらい説明でごめんなさい)



フジノひとりで進めてきた政策ですが、フジノがいなくなっても後退させません

そして、3番目の理由ですが、政治家はいつ落選してしまい、政策決定に関われなくなるか分かりません。

若手でも無くなり、賞味期限切れ、オワコンのフジノは、5期目は無い(=落選する)と各方面からしばしば言われています。

しかしフジノが来年の選挙で落選したとしても、『行政計画』に明記されている限り、少なくとも計画期間が終わるまではその取り組みは必ず実施されるのです。

『行政計画』は3年間から5年間にわたるものがほとんどです。

フジノがいなくなった後も、数年間は、その魂を込めた『行政計画』は遺産として残っていくのです。

だからこそ、SOGIに関する様々な課題を解消して生きづらさを無くしていく為の取り組みを続けていく上で『行政計画』に明記することは、フジノにとってすさまじく大切なのです。

今回から初めて『男女共同参画プラン』に性的な多様性を保障する為の記述が盛り込まれました。

フジノが何年もかけて必死にあらゆる提案を続けて、さらに市長が交代したおかげで(前市長ではムリでした)、ようやく盛り込むことが実現できました。

下の記述は、当事者のみなさまからしたら、情けないくらいに『ささやかな内容』に映ることでしょう。

どの事業もすでに横須賀市ではもう実施しているものですから新鮮味もありません。

けれども、初めて『行政計画』に明記されたことで、市民・行政・政治の三者が課題を共有する第一歩となりました。歴史的に大きな意味があります。

性的な多様性の保障が明記された部分(その1)

性的な多様性の保障が明記された部分(その1)


性的な多様性の保障が明記された部分(その2)

性的な多様性の保障が明記された部分(その2)


また現実的な意味合いでも、ここに記された事業は、これまでは何ら『行政計画』などの裏付けが無かったので、毎年毎年、担当部局は予算の確保が大変でした。

けれども、少なくともこれから5年間は必ず実施しなければならなくなります。

来年フジノが落選して議会からいなくなっても、横須賀市は『性的な多様性の保障』というフジノが掲げた政策を続けていかねばなりません。

性的な多様性に関するコラム

性的な多様性に関するコラム


今まさに『LGBTブーム』まっさかりです。

けれども『ブーム』とは無関係に、この10年間フジノは『性的な多様性の保障』を訴えて、たったひとりきりで様々な提案を行なってきました。

『ブーム』はすぐに終わります。

そして、フジノの政治家としての寿命もいつまで続くか分かりません。

しかし、『ブーム』が終わりフジノがいなくなっても、絶対に取り組みを終わらせる訳にはいきません。絶対に。



次回(2月下旬)で審議会での議論は最終回です

次回2月下旬の開催をもって『男女共同参画審議会』での議論は終わります。

3月には市議会へ報告、市長への答申を経て成案となります。

絶対に後退させないように最後までしっかりと見守っていきます。



意見提出ゼロでした。実名じゃないとダメなのがいけなかった?「このままで良い」というお墨付き?/「性的な多様性の保障」が初めて明記された「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」へのパブリックコメント手続きが終わりました

「性的な多様性の保障」を明記した横須賀市初の「男女共同参画プラン(案)」へのパブリックコメントが終わりました

フジノがずっと提案を続けてきた、『性的な多様性』を『男女共同参画プラン』に明記すること。

その願いは、人権や多様性に対する想いの強い上地市長が当選したことによって、ついに動き始めました。2017年9月議会での一般質問への答弁によって、より良い方向への大きな方針転換が打ち出されました。

そして11月末には、横須賀市では初めて『性的な多様性の保障』が明記された『プラン(案)』が完成しました。

こうして行政の正式な計画に明記されるのは、全国では28番目となります。

12月1日から『プラン案』はパブリックコメント手続きに入り、市民のみなさまからのご意見の募集をスタートしました。

「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」ご意見募集

「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」ご意見募集


『プラン』完成の前に、市民のみなさまのご意見をじかにぶつけられるチャンスです。フジノとしても「ぜひご意見をお願いします!」と呼びかけてきました。

それから3週間が経ち、12月21日をもってパブリックコメント手続きが終わりました。



ご意見は「ゼロ」でした。その意味するところは???

本日、担当部局である市民部長から全議員宛に報告がありました。

ご意見の提出は『ゼロ』でした。

第5次男女共同参画プラン(案)へのパブリックコメント手続きの結果

第5次男女共同参画プラン(案)へのパブリックコメント手続きの結果


フジノとしては、これをどう受け止めるべきか、少し悩んでいます。

考えられるのは3つです。

  1. パブリックコメント手続きそのものが全く知られていなかったからご意見がゼロだった

  2. パブリックコメント手続きは原則として実名で出さねばならず、ご意見を出しづらかった

  3. 『プラン(案)』のままで良いので、特にご意見は無かった

まず、1番目について。

他の分野のパブリックコメント手続き(例えば、障がい・高齢・こどもなどなど)には、利害関係のある方々や当事者・ご家族からご意見が届くので、関心ゼロという訳では無いと受け止めています。

次に2番目について。

実名主義のパブリックコメント手続きの制度は、『アウティング(強制的なカミングアウト)』と言えます。

その為、特に2番目については事前にその可能性を心配して、市民部人権・男女共同参画課と「そもそもパブリックコメント手続きの個人情報は絶対に外部に漏れないけれど、より丁寧な対応を心がける」旨の確認を取りました。

さらに、届いたご意見が実名でなかったとしても、正式な回答は出せないけれども『男女共同参画審議会』の場で取り上げてくれることも約束してくれました。

それでも「やっぱり実名主義のハードルが高かったのではないか」と残念に感じています。

(実名主義についてだけでなく、パブリックコメント手続きの在り方については、今後、見直しが必要だと考えています)

最後の3番目について。

仮に、

「今まで『男女共同参画プラン』には『性的な多様性』について1行も記されたことは無かった。全国に先駆けて動き出した横須賀の初めてのプラン案だから、まあ、今回はこれで良いよ」

とのお墨付きを頂いたのだとしたら、ありがたいです。

でも、フジノは楽観論者ではないのでなかなかそんなふうには受け止められません。

実は、フジノはじかに接点のある方々にはこのパブリックコメント手続きについてだけでなく、これからの改革スケジュールをお伝えしてきました。

この『男女共同参画プラン(案)』だけでなく、来年度から単独の行政計画として性的マイノリティに関する計画が策定に向けて動き出すことになっています。

その為、「(フジノのまわりの方々は)むしろその単独の計画の行方に関心があるのかな」と感じています。

もしそうであれば、ぜひ一緒に良い計画にしていきましょうね。



今後のスケジュールは・・・

いずれの理由にしても、パブリックコメント手続きが終わりました。みなさま、ご協力ありがとうございました。

今後のスケジュールとしては、

  • 1月15日 『男女共同参画審議会』で成案を作ります
  • 3月の予算議会 議会に対して成案が報告されます
  • 4月 正式に『第5次男女共同参画プラン』がスタートします

となります。

1月の『男女共同参画審議会』ですが、この日の本来の議題はパブリックコメントで頂いたご意見への回答を作成する場なので、意見提出ゼロを受けて『プラン案』の修正は無い予定です(てにをはや誤字脱字などの整理はあります)。

3月の議会(常任委員会で報告されます)においても、方向性は変わらないと考えています。

今回の『プラン案』がほぼ正式な計画として固まるのではないかとフジノは予想しています。

予断を持ってはいけませんが、ついに横須賀市初の『性的な多様性』を明記した『男女共同参画プラン』が策定されるはこびです。

みなさま、これからもご協力をよろしくお願いいたします!



【ご意見ください!】「性的な多様性の保障」が初めて明記された「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」のパブリックコメント手続きがスタートしました/あなたのご意見でさらに「プラン」は充実します。ぜひご意見を!

「男女共同参画プラン」に「性的な多様性の保障」が初めて明記されました!

本日12月1日から『第5次男女共同参画プラン(案)』のパブリックコメント手続き(ご意見募集)がスタートしました!

「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」ご意見募集

「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」ご意見募集


今回の『男女共同参画プラン(案)』にはフジノの長年の想い(のほんの一部ですが)がつまっています。

SOGIに関する取り組みを『プラン』へ明記するように長年にわたって訴えてきたのですが、前市長時代には叶いませんでした。

しかし上地市長の誕生によって、ついに『性的な多様性の保障』の明記が実現したのです!

9月議会でフジノが行なった提案に対して上地市長の全面的な賛同の答弁をいただきました。

それを受けて、さきの『男女共同参画審議会』で大きく原案の内容が変わりました。審議会委員のみなさんも賛同して下さいました。

そして、本日スタートしたパブリックコメント手続きとなりました。



どんなふうに記述されたかをご紹介します

それでは具体的にどんなふうに記述されたか、ご紹介します。

『第2章 横須賀市の現状と課題』のコーナーに、以下の文章と市民意識調査(アンケート)結果が載りました。

(3)暮らしやすい社会の意識づくり、誰も孤立させない社会に向けた支援

本市は、男女共同参画への意識啓発や普及のため、講座の開催や男女共同参画広報紙の発行などの事業に取り組んできました。

しかし、市民アンケート調査では、各場面での男女平等感について、「学校などの教育の場」を除き「社会全般」「法律・制度」「家庭内での決定権」「町内会・自治会活動」などにおいては、約半数が男女対等に活躍していない、あるいは男女共同参画が進んでいないと感じています。

「男は仕事、女は家庭」という考え方について否定する人は65.8%と、平成23年度調査時よりは増えたものの、市民の中では依然として「男女間における不平等感」や「固定的性別役割分担意識」が根強く残っていることが分かります。

また、誰もが個人として尊重され、自由に生き方を選択できる社会づくりのためには、人権を尊重し多様性を認め合うことが重要です。

中でも、性別による違いで不利益が生じないよう、引き続き啓発していくとともに、性的マイノリティへの理解促進と支援に取り組み多様な性を尊重する社会の実現を目指す必要があります。

図表11 性的マイノリティにとって生活しづらい社会か(市民意識調査より)

図表11 性的マイノリティにとって生活しづらい社会か(市民意識調査より)

続いて、『プラン』全体の体系を示した図の中に記述があります。

プランの体系一覧

プランの体系一覧


この画像では細かすぎて見えないので、左ページと右ページをそれぞれ拡大しますね。

「プラン」の体系図の中の位置値付け(その1)

「プラン」の体系図の中の位置値付け(その1)


「プラン」の体系図の中の位置値付け(その2)

「プラン」の体系図の中の位置値付け(その2)


続いて、『10 指標・数値目標の設定』の中の『重点目標Ⅱ あらゆる場面における男女共同参画の推進』に記述があります。

指標・数値目標の設定

指標・数値目標の設定


最後に、『第4章 事業の内容』の中の『主要施策(10) 多様な性を尊重する社会の実現』に記述があります。

主要施策(10)多様な性を尊重する社会の実現

主要施策(10)多様な性を尊重する社会の実現


※ちなみに、これらは全て現在すでに実施しています。新しい取り組みはひとつもありません。

以上となります。

できれば、『プラン』全体もご覧になって下さいね。



あなたのご意見で「プラン」はさらに変わります

パブリックコメント手続きで頂いたご意見に対して、市は必ず回答をしなければなりません。

また、頂いたご意見をもとに、さらに『プラン』の内容が修正されることもあります。

これからの予定

  • 2017年12月1日〜21日 パブリック・コメントの実施
  • 2017年1月15日  『男女共同参画審議会』で頂いたご意見への回答を作成・プランを修正
  • 2018年1月末頃(予定)  頂いたご意見への回答の公表
  • 2018年3月 『男女共同参画審議会』から市長へ答申
  • 2018年4月 完成した『第5次男女共同参画プラン』の公表

上のスケジュールのとおり、2018年1月15日に開催予定の『男女共同参画審議会』の場で、パブリックコメント手続きに寄せられたご意見への回答を審議会委員のみなさんが議論して作成します。

ここで、回答を作成すると同時に、その回答内容に応じて『プラン』の修正がなされます(修正なしの場合もあります)。

だからこそフジノは、パブリックコメント手続きをとても重視しています。

今はまだあくまでも『案』でしかありません。

パブリックコメント手続きによって修正されたものが正式な計画となるのです。

あなたのご意見によって、プランは変わる可能性があるのです。

今回の『プラン』案について、フジノはまだまだ不満がたくさんあります。

実際に横須賀市が『性的な多様性の保障』について取り組んでいることはもっとあるのに、『プラン』に記載されていないこともあります。

さらに『新しい取り組み』を意欲的に記載することはありませんでした。

また、『性的な多様性の保障』そのものの『プラン』中の位置づけが「低い!」と思っています。

9月議会でのフジノの提案は「『重点目標』『施策方針』に位置づけろ」という提案でしたから。

そのような訳で、もっともっと充実した内容にすべきだとフジノはとても強く思っています。

市民のみなさまからの声が届けば、『プラン』はさらに充実していく可能性があります。

2018〜2021年まで4年間の取り組みの根拠となる『プラン』はとても重要です。この先の4年間、この取り組みだけであなたは良いと思いますか?

フジノはもっと力強く前進していくべきだと信じています。

あなたはこの『プラン』の記述に満足しておられますか?

だからこそ、どうかパブリックコメント手続きであなたのご意見を出してほしいのです。どうかお願いです。ぜひご意見を市に届けてくださいませんか。



住所・氏名の明記が必要ですが絶対にプライバシーは守られます。アウティングは起こさせません!

パブリックコメント手続きの際には、『住所・氏名』を必ず書かないと『正式なご意見』として扱ってもらえません。

提出方法

  1. 直接持ち込み:
    市民部人権・男女共同参画課(市役所本館2階)
    デュオよこすか(総合福祉会館5階)
    市政情報コーナー(市役所本館1階34番窓口)
    各行政センター
  2. 郵送:
    〒238-8550 横須賀市小川町11番地 横須賀市市民部人権・男女共同参画課
  3. ファックス:
    046-822-4500
  4. Eメール:
    we-pc@city.yokosuka.kanagawa.jp


書式等について

書式は特に定めていませんが、次の項目を明記の上、提出をお願いします。

  1. 件名:
    第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)の策定について
  2. 住所・氏名
  3. 【市外在住の方のみ】

    (1)(市内在勤の場合)勤務先名・所在地

    (2)(市内在学の場合)学校名・所在地

    (3)(本市に納税義務のある場合)納税義務があることを証する事項

    (4)(本パブリック・コメント案件に利害関係を有する場合)利害関係があることを証する事項

この点についてフジノは人権・男女共同参画課とも話し合いました。

「セクシュアリティに関わるご意見を提出することに、あえて住まいや名前を書かねばならない必然性が感じられない」

「アウティングを恐れてご意見が出せないのではないか」

けれども残念ながら、市全体のパブリックコメント手続きのルールとして特別扱いはできないのです。

あくまでも市が回答を出せる『正式なご意見』とする為にはルールどおりにしなければならないことは変わりませんでした。

しかし、約束してもらったことがあります。

仮に匿名でご意見が届いたとしても、『男女共同参画審議会』の場で「匿名でしたがこういったご意見がありました」と報告だけはしてもらえるとのことです(ただし、市からの正式な回答は得られません)。

また、住所・氏名を書いても、それが情報公開されることは絶対にありえません。

個人情報保護の観点から、仮にパブリックコメントに寄せられたご意見の原本を観たいという情報公開請求がなされても、住所・氏名は黒塗りとなります。

もちろん今回寄せられたご意見は、人権・男女共同参画課だけが保持してその他の部署に個人情報が伝わるということもありません。

そこで、どうかお願いです。

ご意見をくださる時には、住所・氏名を書いて下さいませんか。

『正式に市が回答を寄せる』ということは、イコール『あなたのご意見をもとに『男女共同参画プラン』が修正される可能性がある』ということなのです。

あなたのご意見を政策に反映させる為に、どうか住所・氏名を書いてご提出をお願いしたいのです。心からお願い致します。

たくさんの方々からご意見がいただけますことをフジノは強く願っております。

よろしくお願いいたします!



7月実施の「市民意識調査」に「性的マイノリティに関する設問」が加わります!男女共同参画審議会で「第5次男女共同参画プラン」策定作業がスタート/フジノの提案、実現しました

横須賀の「条例」と「プラン」に「性的な多様性の観点」が盛り込まれていない現状を変える為に

横須賀市には『男女共同参画推進条例』という条例があります。

『誰もが性別にかかわらず個人として尊重され、あらゆる分野における活動に男女が協力し、互いに個性と能力を発揮し、その利益を享受できる社会を実現する為』に制定したものです。

この条例を実現する為に具体的な道筋を定めたのが『男女共同参画プラン』です。

しかし、この条例とプランには『大きな欠点』があります。

性別は、男と女の2つだけではありません。

もはやそれは自明の理です。

したがって昨年12月議会において、フジノは下のように一般質問を切り出しました。

2015年12月議会・一般質問

1.「性的な多様性」の存在を前提とした観点から男女共同参画推進条例」の見直しと「第5次男女共同参画プラン」策定の作業等を行なう必要性について

本市では『男女共同参画推進条例』の見直しと『男女共同参画プラン』の改定を定期的に行うことで、時代の流れに沿った理念と施策を盛り込んできました。

横須賀市男女共同参画推進条例

横須賀市男女共同参画推進条例


ただ、これまでは世の中には男性と女性の2つしか性別が存在しないという「男女二元論」の前提で『条例』も『プラン』も策定されてきました。

第4次横須賀市男女共同参画推進プラン

第4次横須賀市男女共同参画推進プラン


けれども、これまでも数年間にわたって市長と質疑を通して明らかにしてきたとおりで

そもそも性とは男女の2つだけではなく、多様性に富むものであることが現在では自明の理となっています。

現在の本市の『条例』と『プラン』では、現実に存在している性的マイノリティとされる方々の存在が全く触れられていません。

したがって今後の改定作業ではこの観点の導入が不可欠だと僕は考えています。

『条例』は定期的な見直しをしなければならないと附則に定められています。

『プラン』は5年ごとに新しく策定されます。

そして、まさに改定作業がスタートするところなのです。

フジノ作成「毎年の取り組みはプランから、プランは条例から作られます」

フジノ作成「毎年の取り組みはプランから、プランは条例から作られます」


フジノは『共生社会』の実現を目指す立場から、『性的な多様性の観点』に基づいた『条例』と『プラン』の全面的な見直しを強く訴えました。



「市民意識調査」に「性的な多様性の観点」を盛り込むと市長も答弁しました

『プラン』策定に先立って必ず『市民意識調査』を実施することになっているのですが、来年度(7月〜9月)に調査が実施される予定です。

この『市民意識調査』の結果は『プラン』に反映されるので、大変重要です!

そこで、12月議会の一般質問では、いくつもの提案をしました。

「プラン」を作る前には必ず「市民意識調査」が行なわれて、その結果が「プラン」に反映されるのです

「プラン」を作る前には必ず「市民意識調査」が行なわれて、その結果が「プラン」に反映されるのです


以下のように提案し、市長からも前向きな答弁を得ました。

2015年12月議会・一般質問

フジノの質問

世田谷区と杉並区では性的マイノリティに関する認知の有無、人権侵害の有無など市民の意識を調査する為のアンケートを実施しました。

世田谷区が実施した区民意識調査

世田谷区が実施した区民意識調査

性的マイノリティに関する設問

性的マイノリティに関する設問

アンケート結果を分析したページ

アンケート結果を分析したページ


この結果報告書をじっくりと読んでみたのですが、区民の方々の意識の現状、さらに今後の課題が明らかになり、これから取り組みを進めていく上で両区にとって大変有効な調査だったのではないか、と僕は高く評価しています。

本市では『男女共同参画プラン』の策定に当たっては、毎回、あらかじめ「市民意識調査」を実施してきました。

この結果分析を『プラン』策定に反映させていることからも、大変に重要な調査だと受け止めてきました。

そこで、市長に伺います。

【質問】
来年度実施予定の『市民意識調査』では、従来の「男女共同参画」に関する設問だけではなく、「多様な性が存在する現実を反映したプラン」とする為にも「性的な多様性」に関する情報提供と意識調査を行なうべきではないでしょうか。

お答え下さい。

市長の答弁

次に、『男女共同参画プラン』の策定にあたっての『市民意識調査』において、性的な多様性に関する情報提供と意識調査を行なうべきではないかとのご質問を頂きました。

『性的な多様性』が認められつつある中、行政の取り組みも今後様々な性の在り方を意識して進めていく必要があると認識しています。

『性的な多様性』に関する情報提供についてはすでに取り組みを始めているところです。

今後『男女共同参画における市民意識調査』においても、『性的な多様性』に関する設問を加えることについて『審議会』の意見等を踏まえ、検討してきたいと考えています。

【一問一答でのやりとり】

フジノの質問

では続いて、『市民意識調査』について1点伺います。

『杉並区政モニターアンケート』および世田谷区が実施した『男女共同参画に関する区民意識実態調査の報告書』は読んでいただけたでしょうか?

市長の答弁

全部は読んでいませんが、ある程度の質問内容は押さえています。

フジノの質問

市長からすでに「次回の『市民意識調査』の設問については検討していきたい」と前向きなご答弁を頂いていますが、これら両方の調査をみると、かなりいろんな事が見えてきたと思うんです。

横須賀市においてもこれを僕が「絶対にやるべきだ」というふうに考えるのは、横須賀市が横須賀市なりに出来る範囲で一生懸命やってきたこれまでの約8年近くのいわゆる性的マイノリティとされる方々への支援がどの程度市民のみなさまに浸透しているか、客観的に知る良いチャンスだと思うんですね。

言うならば、「初めての『性的マイノリティに関する施策の行政評価』が『市民アンケート』で初めて成される」という位置付けにもなるのかな、というふうに思っていますので、ぜひこれは必ず加えていく方向で進めていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。

市長の答弁

言葉に対する認知度や、理解の進み具合というのが把握できるような設問は用意したいと思います。



ここまでが昨年11月27日のブログ記事で報告したことのおさらいです。



本日「男女共同参画審議会」が開かれて、新たな『プラン』作りがスタートしました!

ここからが今日、市民のみなさまにお伝えしたい『新しい報告』です。

男女共同参画審議会の会場にて

男女共同参画審議会の会場にて


『プラン』策定を議論する為の『男女共同参画審議会』が今日、開催されました。

男女共同参画審議会・会議次第

男女共同参画審議会・会議次第


『プラン』の策定は、このスケジュール案に沿って進められていきます。

プラン策定のスケジュール(男女共同参画審議会・配布資料より)

プラン策定のスケジュール(男女共同参画審議会・配布資料より)


2つの審議事項が示されました。

審議のポイント

審議のポイント


今回の市民意識調査は、『市民』『市職員』『自治会・町内会長』『高校生』『市内事業所』の5つを対象に実施します。

対象 市民 市職員 自治会
町内会
高校生 市内
事業所
対象者数 3000人 600人 365団体 1000人 700社


「性的マイノリティに関する設問」が新たに加わったアンケートの骨子案が示されました

アンケートの骨子案が示されました。

1.「市民意識調査について(案)」

1.「市民意識調査について(案)」


やりました。

まさにフジノが12月議会で提案した通りの方向性が示されました!

「市民」を対象にした調査の骨子に加えられた設問

「市民」を対象にした調査の骨子に加えられた設問


次に「市職員」を対象にしたアンケートの骨子です。

2.「市職員」向けの意識調査について(案)より

2.「市職員」向けの意識調査について(案)より


次に「町内会・自治会」を対象にしたアンケートの骨子です。

3.「町内会・自治会」を対象にしたアンケートの骨子より

3.「町内会・自治会」を対象にしたアンケートの骨子より


次に「高校生」を対象にしたアンケートの骨子です。

4.「高校生」を対象にした意識調査の骨子より

4.「高校生」を対象にした意識調査の骨子より


次に「事業所」を対象にしたアンケートの骨子です。

5.「事業所」向けアンケートの骨子より

5.「事業所」向けアンケートの骨子より





大いに議論が起こりました。そして、フジノの提案を超える意見も出ました!

骨子案をもとに議論がスタートしました。

口火を切ったのは、金井淑子委員(元・立正大学教授)です。我が国のフェミニスト研究をリードしてこられた第一人者です。性的な多様性に関しても詳しい方です。

「私は『性的マイノリティ』に関する設問を入れることには賛成ですが、大変デリケートな問題です。他の委員のみなさまは『時期尚早』だとお感じになりませんか?」

これに対して野坂孝子委員(国際ソロプチミスト横須賀・会長)が

「私は大賛成です。世間でもやっと大きく取り上げられるようになってきた今、大きな意義があると思います」

とお答えになりました。

高橋恭子委員(神奈川県立保健福祉大学・教授)からも、強い賛成意見が出されました。

他の委員の賛同の声を受けて、傍聴席にいたフジノには、金井委員が笑顔になったように見えました。

そして、改めて金井委員から

「いわゆる『性的マイノリティ』について『市民意識調査』を設問に加えるには、まずこの審議会メンバーの正しい認識を共有しないといけません」

と、LGBTQに関するミニレクチャーが行なわれました。

その後に出された意見は、建設的なものばかりでした。

  • 今回事務局が提出した骨子案では、5つの市民意識調査のうち、市民を対象にした調査だけに『性的マイノリティ』に関する設問が記されている。何故、他の対象の調査に入れないのか?

  • 『性自認』が起こるのは早い子は小学校低学年であり、『性的マイノリティ』に関する設問は絶対に高校生向けの調査にも入れるべきではないか?

  • 5つのどの調査にも、性別を問う設問がある。しかし「男」「女」しか選択肢が無い。性的マイノリティに関する設問を加えるならば、そもそも性別を問う設問を男女だけにするのはおかしくないか?

その他にも様々な積極的意見が交わされました。

やはり提案して良かった。フジノは意を強くしました。

6月に、次回の男女共同参画審議会が開かれます。

ここでは今日の議論をもとに、具体的な設問が決定されることになります。

今後の男女共同参画審議会の動きに大いに期待したいと思います!



来年度実施の「市民意識調査」に「性的な多様性に関する設問」を加える旨の答弁をえました/2015年12月議会・一般質問の報告(その2)

フジノが行なった一般質問の成果を報告します(その2)

前回のブログ記事に続いて、今日の本会議で行なった一般質問の成果を報告します。

壇上で一例するフジノ


今回は、『男女共同参画プラン』を作る前に行なう『市民意識調査』の中に『性的な多様性に関する設問』を加えるべきだ、とのフジノの提案についてです。



そもそも何故「条例・プランの全面的な見直し」が重要なのか

そもそも何故フジノが

  • 条例の全面的な見直し
  • プランの全面的な見直し

が重要だと訴え続けているかというと...。

フジノ作成「毎年の取り組みはプランから、プランは条例から作られます」

フジノ作成「毎年の取り組みはプランから、プランは条例から作られます」


上の図で示したように、まず『条例』でまちが目指すべき方向性(理念)が記されます。

この条例に基づいて、この先5年間どうやって理念を実現するかという取り組みが記した『プラン』が作られます。

行政は1年度ずつ予算が決められていくのですが、『プラン』に基づいて1年度ごとの具体的な事業が予算に提案されていくのです。

だから、もしもこのまちを『性的な多様性』を前提が当たり前の共生社会に変えていく為の取り組みを行政が行なうには、『条例』『プラン』を抜本的に『男女二元論』から『多様性が当たり前の共生社会』に基づいた内容に変えねばならないのです。

そこで今回フジノはこの仕組みに関する質問をたくさん行なったのです。



何故この「市民意識調査」が重要なのか

さらに今回のブログで取り上げる提案(『男女共同参画プラン』を作る前に行なう『市民意識調査』の中に『性的な多様性に関する設問』を加えるべきだ)が何故重要かというと...。

「プラン」を作る前には必ず「市民意識調査」が行なわれて、その結果が「プラン」に反映されるのです

「プラン」を作る前には必ず「市民意識調査」が行なわれて、その結果が「プラン」に反映されるのです


毎回『プラン』を作る前には、『市民意識調査』を行ないます。

ここでの結果は『プラン』に強く反映されていくことになります。

したがって、これまで横須賀市が数年間にわたって行なってきた取り組みの成果が出てきて、市民のみなさまも

「性的な多様性を当たり前とする共生社会に近づいている」

とお答えしたとします。

すると、さらに先進的な取り組みへと横須賀市を前進させていくことができます(例えば、同性パートナーシップも実現するでしょう)。

しかし、ここで市民のみなさまが

「いや、まだまだ横須賀ではLGBTの存在が当たり前とは思われていないよ」

とお答えになったとします。

その場合、行政としては「今まで行なってきた取り組みはまだまだ足りないのだ」と反省して見直して、もっともっと強く取り組んでいくことになります。

どちらにしても、『市民意識調査』に設問を入れることによって『現状と課題』が明確になって、今後の方向性がハッキリさせることができて、取り組みをさらに活性化させることができるのです!



来年度実施の「市民意識調査」に「性的な多様性に関する設問」を加える旨の答弁をえました

さて、実際にフジノが本会議で行なった質問と、市長からの答弁は下の通りです。

2015年12月議会での一般質問より

フジノの質問

世田谷区と杉並区では性的マイノリティに関する認知の有無、人権侵害の有無など市民の意識を調査する為のアンケートを実施しました。

世田谷区が実施した区民意識調査

世田谷区が実施した区民意識調査


性的マイノリティに関する設問

性的マイノリティに関する設問


アンケート結果を分析したページ

アンケート結果を分析したページ


この結果報告書をじっくりと読んでみたのですが、区民の方々の意識の現状、さらに今後の課題が明らかになり、これから取り組みを進めていく上で両区にとって大変有効な調査だったのではないか、と僕は高く評価しています。

本市では『男女共同参画プラン』の策定に当たっては、毎回、あらかじめ『市民意識調査』を実施してきました。

「プラン」策定の2年前に「市民意識調査」を実施します

「プラン」策定の2年前に「市民意識調査」を実施します


この結果分析を『プラン』策定に反映させていることからも、大変に重要な調査だと受け止めてきました。

そこで、市長に伺います。

【質問3】
来年度実施予定の『市民意識調査』では、従来の「男女共同参画」に関する設問だけではなく、「多様な性が存在する現実を反映したプラン」とする為にも「性的な多様性」に関する情報提供と意識調査を行なうべきではないでしょうか。

お答え下さい。

市長の答弁

次に、『男女共同参画プラン』の策定にあたっての『市民意識調査』において、『性的な多様性』に関する情報提供と意識調査を行なうべきではないかとのご質問を頂きました。

『性的な多様性』が認められつつある中、行政の取り組みも今後様々な性の在り方を意識して進めていく必要があると認識しています。

『性的な多様性』に関する情報提供についてはすでに取り組みを始めているところです。

今後『男女共同参画における市民意識調査』においても、『性的な多様性』に関する設問を加えることについて『審議会』の意見等を踏まえ、検討してきたいと考えています。

以上が質疑応答です。

ということで、提案のとおりに『市民意識調査』に『性的な多様性』に関する設問を加える旨の答弁をえました。

大成功です。

これからもフジノのやるべきことは山積みです。

まず、来年度の実際の『市民意識調査』に盛り込まれる設問の内容をしっかりとチェックしていくことです。

次に、その結果をしっかりと分析していくことです。

さらに今後の『プラン』作りそのものを厳しくチェックしていくとともに提案を盛り込ませていくことです。

どんどん取り組みを前に進めていきますので、市民のみなさまも注目していて下さいね。



後日追記(2016年2月8日)

2016年2月8日、男女共同参画審議会が開かれました。

そこでフジノの提案通り、『市民意識調査』の骨子に性的マイノリティに関する視点・設問が加えられました。

積極的な議論がスタートしています!