新たに「保健事業」に取り組む組織が立ち上がります/フジノの提案、実現します

『平成26年度予算の概要』の中から、注目すべき予算を紹介していきます。今回は『健康保険課の組織改革』『保健事業のスタート』についてです。

そもそも病気にならない、発症しても重症化させない取り組みが必要

厳しさを増す一方の、横須賀市の国民健康保険。

その背景には、『保健=予防の観点からの取り組み』が全く抜け落ちていることが分かりました。

つまり

  • そもそも病気にならない健康な生活習慣を確立する
  • 病気にかかっても重症化しないよう支援する

この取り組みがすっぽりと抜け落ちていたのです。

『医療』と『福祉』という政策は、もちろん予防の観点もありますが、何らかの病気や障がいになってからの取り組みが大半をしめています。

『保健』とは、そもそも病気や障がいにならない生活習慣を支援するという大きな違いがあります。

これからは『保健=予防の観点からの取り組み』が必要なのです!

そこでフジノは、昨年3月の予算議会と6月議会において、2つの改革案を提案しました。

詳しくはこちらをご覧下さい)

例えば、国民健康保険を担当している健康保険課の組織改革も提案の1つです。

20140216fujino


こうした提案が、新年度から実現することになりました!



新たな取り組みが予算案に計上されました

こちらが『平成26年度予算の概要』で発表された、新たな取り組みです。

20140216budget


上の画像では読みづらいので、文字に起こしたのが下の表です。

健康寿命の延伸のための取り組み

【事業内容】
国民健康保険被保険者の特定健康診査受診率・特定保健指導実施率を向上するとともに、特定健康診査デ一タを活用した保健指導を実施することにより、生活習慣病を予防し、健康寿命の延伸を目指します。

  1. 事業実施体制の整備
    • 保健担当課長を配置し、保健師を中心とした係を新設(保健師5人、事務職員2人、レセプト点検専門員4人)
  2. 特定健康診査受診率の向上
    • 実施期間の2ヵ月延長
       6月〜1月→5月〜12月
    • 電話・訪問による受診勧奨
  3. 特定保健指導実施率の向上

【予算】
3億2042万円

基本的には、フジノの提案が丸のみされた形です。

率直に、うれしいです。

これでようやく『市民のみなさまの健康を守る取り組み』が本格的にスタートできるからです。



「管理栄養士」を配置しなければダメだ

ただ1つ、重大な存在が抜け落ちています。

それは『管理栄養士』が配置されなかったことです。

人間にとって、栄養=食は本当に大きな位置をしめています。

毎日の暮らし(生活習慣)の中で、栄養=食の摂取の仕方が変わるだけで、人の健康は大きく改善されます。

そのプロフェッショナルが『管理栄養士』です。

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学べば学ぶほどにその存在の重要性を痛感してきたフジノは、繰り返し『管理栄養士』も配置しなければダメだと訴えてきました。

そうした提案を受けて、担当部署も財政課に予算要求(人員配置の要求)も行なってくれたとのこと。

しかし、最終的には却下されてしまった。

これではせっかくの取り組みが不十分な形になってしまいます。

2014年度がムリでも、2015年度には必ず『管理栄養士』の配置も実現すべきです。



生涯を通じた取り組みがさらに必要だ

2014年度にスタートする健康保険課の保健係は第1弾の取り組みに過ぎません。

今回の取り組みは、言うならば『年代が限定されている』からです。主に40〜74才がターゲットの取り組みなのです。

フジノはさらに第2弾の取り組みとして、「横須賀市民全体の生涯を通じた保健事業を行なう新たな組織改革が必要だ」と訴えてきました。

何故ならば

生まれてくる前のお母さんのお腹の中にいる時から、赤ちゃんとして生まれて、新生児から成長して大人になって、そして高齢になるまで、人生を通じて市民のみなさまを支援する健康政策が必要

だからです。

ですから、まず保健事業への取り組みのスタートとして2014年度は全力で成功につなげたいと思います。

そして、さらにフジノは取り組みを拡大していきたいです。



保健施策を行なう為の組織改革が絶対に必要だ!/国民健康保険料を毎年値上げさせない為に

このままでは国保の保険料は毎年値上げになる

今年6月、国民健康保険料が大幅に値上げになりました。

けれども、これで終わりではありません。

むしろ、すでにくりかえしお伝えしてきたとおり、今のままでは『国民健康保険料』は毎年値上げせざるをえません

現在の福祉部健康保険課の組織は6係、保健事業を取り組む職員も組織も無い

現在の福祉部健康保険課の組織は6係、保健事業を取り組む職員も組織も無い


この原因の1つには、これまで横須賀市の『保健』『予防』『健康増進』への取り組みが弱かったことがあげられます。

国民健康保険を扱う健康保険課は、ただ単に『給付』を扱うこと(=お金の支払い)しかできなかったのです。

市民のみなさまが病気や怪我をしてかかりつけ医や病院に行くなど『医療にかかった後』の対応しかできないのが現状です。

しかし、本来であれば、『医療にかかる前』の対応も絶対に不可欠なのです。

つまり、保健・予防・健康づくりの観点から、積極的に『市民健診』と『特定健診』を市民のみなさまに受けて頂くように『受診勧奨』などの取り組みを行なう部隊が必要です。

保健師・管理栄養士などのチームが、どんどん電話をかけたり、地域やみなさまのお宅へとアウトリーチできる存在が必要なのです。

けれども、今の健康保険課には保健師ゼロ・管理栄養士ゼロ。誰も配属されていません。

保健施策の専門家はおらず、ふつうの事務職の方々が人事異動で配属されてくるのみです。

つまり、手足がもがれているような状態です。

担当の市職員の多くは、この事態に気づいていました。

それにも関わらず、こうした体制が続いてきたことは残念ながら市長の認識不足としか言いようがありません。

手足をもがれた健康保険課を改革すべき!

そこで、今年3月の予算議会6月議会の2回にわたって、フジノは市長に質疑を行ない、2つの改革案を提示しました。

【改革案その1】国民健康保険を担当している『健康保険課』の組織改革
保健師・管理栄養士からなるチームを新たに係として設置すべきです!

国民健康保険法では、特定健康診査をはじめ、健康教育・教育相談・健康診査・その他の被保険者の健康増進の為の必要な事業を行なうよう努めなければならないと定めています。

つまり、そもそも怪我や病気が起こらないようにすること、病気を早期に発見して重症化を防ぐこと、地域全体の衛生・保健向上を図る為に事業を行なわねばならないのです。

こうした事業を『保健事業』と呼びます。

そこで新たな組織の名前は『(仮称)保健係』とフジノは呼びたいと思います。

保健師・管理栄養士で構成される保健事業の実行部隊で新たに係を設置すべき

保健師・管理栄養士で構成される保健事業の実行部隊で新たに係を設置すべき


今年2013年度の国民健康保険料の値上げをフジノは賛成しました。

ただし、賛成するにあたって、

「今年度だけは財政の観点からやむなく認める。しかし、改善の努力をしなければ絶対に来年度以降は値上げの予算案を認めない」

と宣言しました。

この組織改革を、横須賀市は絶対にやらなければなりません。

まもなく2014年度予算案の予算要求となります。

健康保険課が新たな人員要求をすべきなのは当然のこと、総務部人事課・財政部・政策推進部も、こうした要求を積極的に認めていかねばなりません。

もう1つの提案については、改めてブログで記したいと思います。